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2017/11/04

神奈川県座間市9名バラバラ事件その3(続報)

続報です。

 

1)容疑者(27)が遺体の実名も年齢も知らないとの事。殺害した9人のほとんどと「ツイッターを通じて知り合った」と供述しているとの事。

 

2)東京都八王子市の女性(23)について、「部屋に入ってすぐに襲った」と供述しているとの事。自分の家のロフトなら、首つり自殺ができると誘ったという。同庁は、他の被害者も同じ手口で殺害したとみて、供述の裏付けを進めているとの事。

 

3)「遺体は自分の家族ではないか」などの問い合わせが、捜査当局に複数、寄せられている。問い合わせがあった行方不明者や、既に行方不明届が出されていた人の中に、容疑者の自宅アパート周辺で足取りが途絶えた可能性のある女性が複数人いることがわかったとの事。行方不明者の携帯電話の記録などから容疑者の自宅周辺にいた可能性があるとの事。

 

4)容疑者はバラバラにした遺体の一部について、「自宅アパートから離れた別のごみ置き場に捨てた」「遺体に新聞紙をかぶせて粘着テープを巻いて捨てた」と供述しているとの事。

 

5)室内から女性のものとみられる白いバッグが見つかったとの事。
先月23日に撮影された小田急線・相武台前駅などの防犯カメラには容疑者と一緒に歩く女性の姿が写っていて、「白いバッグ」を持って歩いていたとの事。

 

6)捜査関係者によると、八王子市の女性は10月23日に現場自宅アパートで殺害されたとみられる。容疑者は翌24日、ツイッターで知り合った自殺願望のある別の女性と東京・町田駅で待ち合わせ、近くのファミリーレストランで食事をした。容疑者はカレーライスを食べたが、「金がない」と言って代金を女性に払わせたとの事。

 

事前の打ち合わせでは、女性が容疑者のアパートに行き、2人で自殺することになっていた。しかし、「首つり自殺を図ったことがあるが、未遂に終わった」と話した容疑者の首に痕跡がないことに不信感を抱き、取りやめたとの事。この情報が八王子市の女性の兄を通じ、警察に提供されたことで事件が発覚したとの事。

 

7)容疑者は今年5月、職業安定法違反で執行猶予付き判決を受けた後は、座間市内の実家に身を寄せた。一時は派遣の仕事をしたが、辞めた後は無職状態だったとの事。

 

8)容疑者とみられる人物とやり取りしていた女性:「最後に電話した時に『全財産くれるんだったら殺してあげるよ』って笑いながら言ってた」この会話の後、女性は容疑者と距離を取るようになったとの事。
この女性は容疑者とみられる人物とツイッターで知り合い、他にも「10月中に死ぬのであれば今あるお金をちょうだい」などと言われたとの事。

 

9)容疑者は、東京・池袋のワンルームマンションから、座間市のアパートへの引っ越しを急いでいたとの事。

 

10)容疑者は、自殺願望のある女性らを部屋に誘い込む際に、洗脳に関する本を参考にしていた可能性があるとの事。

 

11)メールなどSNSでやりとりし、女性の信頼を得たとみられる。「相手の家の最寄り駅まで迎えに行った」と説明していることも判明。確実に自宅へ連れて行くため、迎えに行ったと考えられるとの事。

 

12)警視庁は4日、9人のうち6人について、容疑者(27)宅で発見された身分証などから、被害者の可能性が高い行方不明者が判明したと発表したとの事。

 

埼玉県内の女子高校生や東京都八王子市の女性(23)も含まれている。残り3人のうち2人についても、被害者とみられる行方不明者が浮上した。同庁は親族らからDNA試料の提出を受け、鑑定を進めるとの事。

 

捜査関係者などによると、女子高生は埼玉県内の高校2年生で、9月末頃から行方不明になっているとの事。

 

発表によると、容疑者宅からは、女性5人の身分証やキャッシュカード、医療機関の診察券、交通系ICカードのSuica(スイカ)のほか、女性用のバッグ5個や靴7足が見つかった。

 

13)先月、「首吊り士」のアカウントから接触された西日本に住む30代の女性は、まず最初に、容疑者から住まいを尋ねられていたとの事。

 

西日本在住の女性(30代)「きれいに死にたいのであれば、死後、誰かに下ろしてもらう必要があります。お住まいは何県でしょうか。自分の(家と)近ければ、死ぬのをお手伝いしますよ、と」

 

しかし、西日本在住であることを伝えると、「距離が近ければお力になれたのですが残念です」などと、態度が消極的になったとの事。

 

一方、「死にたい」というアカウントで接触した千葉県の21歳の女性には、様々な写真を送って、執ように自宅で会うことを求めていたとの事。

 

千葉県在住の女性(21)「(やりとり開始の)1週間後くらいに、彼の住んでいる場所に来てくれないかと。最初、すごく嫌がっていたんですけど、会おうとなったときに、やっと顔写真を送ってくれて」

 

顔写真のほかにも、自宅近くのカレー店やラーメンを調理したときの写真などを送って、一緒に食事することを求めたり、料理好きであることをアピールしたとの事。

 

さらに、女性が「洗脳」に関心があると伝えると、「洗脳」に関する本の写真を送ってきていたとの事。

 

14)容疑者(27)が、女性らを自宅に連れ込んだ後に「睡眠薬を飲ませた」と供述しているとの事。また「自分は自殺するつもりはなかった」と話しているとの事。警視庁捜査1課は事件の計画性を示す供述とみており、殺害の手口などを追及しているとの事。

 

近くの駅で待ち合わせ、自宅に連れこんだ後は睡眠薬を飲ませていたとの事。酒や精神安定剤も使っていたとの事。「被害者をリラックスさせるためだった」と供述しているとの事。

 

15)室内に置かれた冷蔵庫の内側から血液反応が出たとの事
容疑者(27)は、遺体を冷蔵庫に入れたと認めているとの事。
捜査関係者によると、室内には備え付けの小さな冷蔵庫のほか、容疑者が持ち込んだ中型の冷蔵庫が置かれ、この内側から血液反応が出た。同容疑者は「1人目と2人目の解体に時間がかかり、冷蔵庫に入れた。3人目以降は入れていない」と話しているとの事。

 

16)捜査本部が調べた結果、浴槽のふちや浴室前の廊下などからも血液反応が出た。いずれも少量で、血だまりや遺体を引きずったような形跡は確認できなかったとの事。

 

こんなところですが、時間が無いのでここまでとします。
コメントを沢山いただいてありがとうございます。
このところ多忙で、返信できていません、ごめんなさい。

 

時間があれば、次回は現在、私が考える、動機と事件の経緯を考えてみようと思います。

 

参考リンク
神奈川県座間市9名バラバラ事件その2(続報)
神奈川県座間市9名バラバラ事件その4(動機について現在の印象)

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コメント

"きれいに死にたいのであれば…" 上手いこと女性の気持ちを捕らえるセリフがスラスラ出るようです。悪徳スカウトの才能を発揮して犠牲者をつかまえていたんですね。
この男の人物像と"快楽殺人魔"のイメージが重ならないと思ったのは、私の先入観のせいであった。と思い知ります。
誰かも言っていたけど、全く、 コミュニケーション能力のある殺人鬼ほど恐ろしいものはない。

投稿: まーぷる | 2017/11/06 12:44

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