大阪府箕面市4歳児虐待死事件
12月25日(月)未明、大阪府箕面市で4歳の男児が死亡する事件が起きている。
全身にアザがあり、警察は殺人容疑で3人を逮捕した。
逮捕されたのは母親(26)と交際相手の無職男性M容疑者(24)、知人の無職O容疑者(20)を殺人容疑で逮捕したとの事。
男児には全身に数十カ所のあざがあり、3人は「日頃から暴力を振るっていた」と供述。府警は激しい虐待が繰り返されたとみている。
殺人の疑いで逮捕されたのは、母親の女性容疑者と交際相手で無職の男性容疑者ら3人。警察などによると、3人は24日(日)夜から25日(月)午前2時までの間にかけて、箕面市粟生間谷(あおまたに)西2丁目の「UR都市機構箕面粟生第3団地」で、女性容疑者の長男(4)を殴るなどの暴行を加えて、殺害した疑いがもたれているとの事。
長男の全身からは、打撲の痕が多数見つかっているとの事。
女性容疑者は「以前は殴ったりしたことはあるが、今回は暴力を振るっていない」と容疑を否認。
長男は、目の周りや腹に強く殴打されたあざがあり、司法解剖の結果、外傷性の腹内出血が死因だった。女性容疑者は「(今回の事件では)私は暴力を振るっていない」と容疑を否認。男性容疑者ら2人は暴行を認め、「しつけで素手で殴った。もしかしたら死ぬかも知れないと思った」と話しているとの事。
男性M容疑者は1カ月ほど前から、知人の男性O容疑者とともに、現場の一室で女性容疑者と長男、次男(2)と5人で暮らすようになったとの事。
弟にもあざができていたという。女性容疑者は、男性容疑者Mらが教育だとして息子2人に暴力を振るっていたと説明。今回の暴行について、「いつもよりきつかった」と話しているとの事。
大阪府池田子ども家庭センター(児童相談所)は、2016年5~6月に2回、当時は同府池田市に住んでいた長男と弟(2)についてネグレクト(育児放棄)の疑いで通報を受けた。兄弟を一時保護し、親族の支援が得られるとして母親の女性容疑者(26)のもとに帰したという。
同府箕面市に転居した後の今年1月にも「子どもの泣き声や母親の怒る声がする」と通報があった。センターの職員が自宅を訪ねて麻衣容疑者と話をし、その後、「一定の改善がみられた」として主な対応を箕面市に委ねたという。
箕面市教育委員会は12月25日、記者会見し、長男は5月に弟と市立保育所に入ったが、当初は1週間ほど通ってこなかったため、自宅を訪問したと明らかにしたとの事。
7月ごろには、兄弟が風呂に入らず、あまり服も着替えていないことに保育所職員が気づき、8月には本格的に家庭訪問を開始。11月中旬から兄弟が姿を見せなくなり、12月9日に職員が兄弟に自宅で面会すると、弟のほおにあざがあったとの事。
女性容疑者は「階段から落ちた」と説明し、弟も「落ちた」と話したとの事。
箕面市は12月9日に次男(2)の顔に青アザがあるのを(保育所の職員が)確認していましたが虐待の疑いを通報しなかったとの事。
女性容疑者には長男のほかに2歳の次男がいて去年、「夜間に子供を連れ回している」「電気が止まっている」など育児放棄が疑われると児童相談所に通告があったとの事。
箕面市の担当者は、「ネグレクト(育児放棄)は、箕面市の方に要請があり、『中度』と記載をしている」と会見で述べたとの事。
箕面市は、去年9月に女性容疑者が育児放棄をしている疑いを把握し、家庭訪問を10回繰り返して対応を協議していたとの事。
長男の全身にあったあざが30か所以上にのぼるとの事。
(その後の報道では50か所との報道あり)
捜査関係者によると、あざは顔や腹、背中、手足など全身に残っていた。1か月以内に殴られたことで出来たとみられている。骨折の痕はなかったとの事。
府警が保育所の職員らに事情を聴いたところ、連絡なく休み始めた11月中旬までは目立ったけがは確認されなかったとの事。
府警は26日午後、3人を殺人容疑で送検するとの事。
警察によりますと、容疑者の1人は「長男がおもらしをしたから殴った」と話しているとの事。
こんな事件ですね。
この手の事件は以前からありました。
母親が子供に無関心で同居の男性が虐待しても、それを黙認してしまう。
お腹を痛めて生んだ子供に無関心に成ってしまう理由が何なのか?知りたいですね。
経済的な問題なのかな?
続報を待ちましょう。
参考リンク
大阪府箕面市4歳児虐待死事件その2(母親の一審判決)
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コメント
大阪府箕面市の男児(4)が死亡した事件で、男児は死亡する直前まで約8時間にわたり断続的に激しい暴行を受けたとみられることが分かった。
男児が食事をこぼしたことがきっかけだったとの事。
大阪地検は同日、殺人容疑で逮捕された母親の女性容疑者(26)ら3人を傷害致死罪に切り替えて起訴したとの事。
ほかに起訴されたのは、
女性容疑者の交際相手の男性M(24)
男性M容疑者の知人の男性O(20)
の2被告。
起訴内容は昨年12月24日午後5時25分ごろ~翌25日午前2時10分ごろ、箕面市粟生間谷(あおまたに)西2の集合住宅の女性被告の自宅で、同居する男児の腹部に強い衝撃を与える暴行を加え、搬送先で腹腔内出血で死亡させたとされる。
地検は認否を明らかにしていない。殺意の立証が困難だったとみられ、地検は「捜査の結果、証拠内容を評価した」としているとの事。
捜査関係者によると、3被告は24日の暴行のきっかけについて大阪府警の調べに「食事をこぼしたため」と供述しているとの事。
男児の全身には約50カ所のあざが見つかっており、11月中旬に始まった同居後約1カ月間暴行が続き、死亡直前までエスカレートしていったとみられるとの事。
こんなところですね。
大の大人が二人で4歳時を袋叩きにした、きっかけが、食事をこぼしたから・・・
大人の幼児化と言うべきなんでしょうか?
それとも、子供のまま、体だけ成長してしまったと言う事かな?
続報を待ちましょう。
投稿: ASKA | 2018/01/16 21:08
続報です。
男の子は死亡する前日にも「しつけ」として一晩中立ったまま寝させられていたとの事。
去年12月、大阪府箕面市で男児(4)に暴行を加え死亡させたとして、母親の女性被告(26)と交際相手の男性M被告(24)ら3人が逮捕、起訴されました。捜査関係者によりますと、男児は死亡する前日にも「しつけ」として一晩中立ったままの状態で寝させられていたということです。女性容疑者は「M容疑者らが男児を片手で腕立て伏せをさせ、倒れこむと殴ったり蹴ったりしていた」とも供述しているとの事。
こんなところですね。
4歳の子供相手に何をやっているんだろう?と唖然としてしまいますね。
単純に暴力を楽しんでいますね。
立ったまま寝るなんて最初から無理な話だし、4歳児に片手で腕立て伏せと言うのも無茶な話でしょう。
それを分かっていてやっているのだから、単純に暴力で支配する事を楽しんでいるんでしょうね。
しかも、居合わせた母親がそれを黙認しているのではね。
何かもう、言葉もありません。
ただただ、ご冥福を祈るばかりです。
投稿: ASKA | 2018/01/25 20:41
***初公判(2月15日)***
大阪地裁の裁判員裁判
1)傷害致死罪などに問われた被告は、死亡した男児の母親の交際相手の男性M被告(25)とその友人の男性O被告(21)
2)2人は罪状認否で「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めたとのこと。
3)起訴状によると、2人は母親の筒井麻衣被告(27)と共謀し、29年12月24日午後5時25分ごろから翌25日午前2時10分ごろの間に、同市の集合住宅の一室で歩夢ちゃんの腹部に衝撃を与え、内出血で死なせたほか、当時2歳だった歩夢ちゃんの弟にも同年12月中旬~同25日までに殴るなどの暴行を加え、打撲などのけがをさせたとしている。
4)論告求刑公判は2月25日、判決公判は3月1日の予定とのこと。
5)公判とは別の報道です。
捜査関係者によると、男児が亡くなる前日の24日のクリスマスイブに被告3人が男児と次男を連れて外出。スーパーでオードブルを購入し、男児の祖父からもらったクリスマスケーキを持って帰宅した。だが夕方に5人で食卓を囲んでいた際に「食事をこぼした」として暴行が始まったとのこと。
こんなところですが・・・
子供が楽しみにしていたクリスマスパーティが、なぜ、こんな地獄になってしまったのか?死亡した男児には全身に50カ所のアザがあったと報道されてます。
夜は立って寝させたとか、もう虐待を楽しんでいるとしか思えませんね。
そして大人が3人もいて、誰もそれを止めなかったなんて、涙が止まりません。
この事件も事件前に児相がネグレクトを把握していたんですよね。
被告がどんな言い訳をするのかに注目ですね。
続報を待ちましょう。
投稿: ASKA | 2019/02/15 19:32
***論告求刑公判(2月25日)***
1)検察側は「常習的に強烈な暴行を加え、卑劣で残酷」として、被告2名にいずれも懲役12年を求刑したとのこと。
検察側は論告で、暴行は母親の指示で始まったものの、きっかけにすぎないとし、「憂さ晴らしが目的だった」と指摘。「男児らにとっては拷問で、地獄の日々だった」としたとのこと。
別の報道では
検察側は論告で、「逃げ場がない密室の中でよってたかって暴行を加え、痛みに苦しむ様子を放置して死に至らしめた」と指摘したとのこと。2人は事件当日だけでなく、憂さ晴らしとして日常的に激しい暴行に及んでいたとしたとのこと。
2)弁護側は最終弁論で「2人は女性被告から指示される従属的な立場で反省も深めている」と主張。母親の交際相手のM被告について「懲役6年が相当」と訴え、M被告の友人O被告の弁護側は寛大な判決を求めたとのこと。
弁護側は、2人はいずれも致命傷となる暴行を加えていないとして刑を軽くするよう求めて結審したとのこと。
別の報道では
M被告側は「(男児が)亡くなった直接の死因はO被告による暴行だ」として求刑懲役6年が相当と主張したとのこと。一方、O被告側は「日常的な暴行は従属的で、致命傷となった暴行も加えていない」と訴えたとのこと。
M被告は最終意見陳述で、「一生をかけて罪を償っていきたい」と謝罪。O被告は「(男児と弟の)2人に本当にかわいそうなことをした」と述べたとのこと。
3)判決は3月1日の予定。
こんなところですね。
懲役12年が軽いと思えるのは、罪状が傷害致死だからなんでしょうね。
ただね・・・ほぼ、拷問のような暴行を毎日のようにして、その結果、死なせた罪が「傷害致死」で良いのか?と言う素朴な疑問はありますよね。
殺意が無かったから仕方が無いのかもしれませんが、どうもこのあたりが納得できない部分です。
被告人達は反省してますから罪を軽くしてください的な事を言っているけれども、亡くなった男児だって「ごめんなさい、許してください」って言っていたんじゃないの?
男児は許せないのに、自分は許して欲しいとは、なんとも身勝手な話に聞こえてしまいますね。
判決に注目しましょう。
投稿: ASKA | 2019/02/25 20:33
***判決公判(3月1日)***
同居していた4歳の男の子に暴行し、死なせた罪などに問われた男2人に対し、大阪地方裁判所は懲役10年(求刑懲役12年)を言い渡したとのこと。
判決で、大阪地裁は「虐待のすえ、腹を殴って死なせた犯行は悪質だ。日常的な暴行で、精神的な苦痛も大きい」と指摘し、M被告とO被告に、それぞれ懲役10年を言い渡した。
別の報道では
これまでの裁判で、2人は起訴内容を認め「女性被告に『しばいて』と言われ、断れなかった」などと述べていた。
判決で、大阪地裁は「女性被告の指示なく、暴行を加えることもあった。日常的な暴行により、被害児童が受けた精神的苦痛は大きい」などとして、2人の被告にいずれも懲役10年を言い渡したとのこと。
公判で検察側は、2人は女性被告から「子供たちをしばいて」と言われて要求に応じたとしていたが、裁判長は判決理由で、暴行は女性被告の指示がきっかけだったと認定。ただ、2人が「指示を受け入れないことも可能であったし、指示がなくてもそれぞれが暴行を加えることもあった」としたとのこと。
判決は、両被告が女性被告の指示をきっかけに、少なくとも1週間にわたって皮膚が変色するほど強く殴る暴行を続けたことは悪質だと指摘。肉体的苦痛だけでなく、日常的に暴行を受ける恐怖も大きかったとみられるとしたとのこと。
両被告は「従属的な立場だった」と主張したが、判決は「断ることは可能で、指示がなくても暴行していた」として、傷害致死罪の中でも重い部類に属すると判断したとのこと。
犯行後に警察に出頭し、反省の態度を示していることを踏まえて量刑を導いた。両被告とも「自分ではない」と否定していた男児の致命傷となった暴行をめぐっては、判決は「証拠上、どちらかは明らかではない」としたとのこと。
裁判長は判決を読み上げた後、両被告に対して「法廷で『一生罪を償っていく』と述べたことを忘れず、人生を送ってほしいと思います」と説諭したとのこと。
判決によると、両被告は2017年11月から同居を始めた女性被告(27)=同罪などで起訴、公判前整理手続き中=と共謀し、12月中旬ごろから女性被告の長男と次男(3)に暴力を振るい、同月24~25日に長男の腹を殴って死亡させたとのこと。
女性被告の公判は始まっておらず、2人の公判に証人として出廷した際は黙秘したとのこと。
こんなところですね。
なんだろうね・・・言ってみれば拷問の果ての「なぶり殺し」で懲役10年には納得できない部分だけど・・・
傷害致死では仕方が無いんでしょうね。
拷問致死罪とか作れば良いのではないかと思ってしまいます。
そこは置いておくとして・・・
母親に「しばいて」と言われて、死ぬまで暴行するなんてのは25歳と21歳なんだから、ちょっと考えれば分かる事ですよね。
しかも、相手は4歳と3歳なんだからね。
そして、母親はそれを見ても止めようとはしなかった、本来子供を守るべき人間が率先して暴行に加担していたのだから、育児が嫌になっていたのか、あるいは子供を愛せなくなっていたのかな?
今回の判決で、母親の指示が認定されていて、暴行を黙認していたと言う事であれば、罪はMやOよりも重くなるのかな?
母親の公判に注目ですね。
投稿: ASKA | 2019/03/02 20:56