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2017/12/04

沖縄県うるま市女性強姦殺人事件その3(一審判決)

一審判決は無期懲役(求刑無期懲役)です。

1)裁判長は、争点だった殺意を認定した上で、「動機は身勝手でおよそ酌量の余地はない」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡したとの事。

2)弁護側は、女性が首を刺されたことは、解剖結果などからも立証されていないと反論。殴ったのは1回だけで、首を絞めたことも「強姦目的で死ぬほど絞めるはずがない」と殺意を否定したとの事。
被告の逮捕後の供述については「動揺、混乱があり、不正確」とし、女性が被告と草むらに倒れた際、頭を打って死亡した可能性があると主張していたとの事。

3)裁判長は、被告が被害者が死亡する危険性が高いと知りながら、ナイフで複数回刺すなどしたと指摘。被害者は一連の行為の結果、死亡したとし、被告は女性を乱暴しようと考え殺人に及んだと認めたとの事。

4)「後頭部を殴打し、首を絞め、首の後ろ付近を刺すという危険な暴行を、死亡するまで続けた。人の命を大切に思う気持ちが少しでもあれば、途中でやめることができたはずだ」と批判。「被害者には何の落ち度もなく、無念さは計り知れない」として、刑事責任は重大だと指摘、無期懲役より軽い刑を科す理由はないとしたとの事。

5)検察側は被告が逮捕後に首付近を刺したと認めた点も「不利益な供述をしており、十分な信用性がある」と主張したとの事。

6)裁判長は「スラッパーと呼ばれる打撃棒で被害者の後頭部を殴り、首を絞め、首の後ろをナイフで数回刺したとする逮捕当日の自白は信用できる」としたうえで「殺害を積極的に意図していたとは認められないが、死亡させる危険性の高い行為を認識しながらあえて実行しており殺意は認められる」として殺人罪を適用したとの事。

7)量刑については「ウオーキングをしていた被害者に何の落ち度もない。成人式を終えたばかりで命を奪われ、ほぼ白骨化した状態で発見された。無念さは計り知れず、両親が極刑を求めるのは当然」と指摘。一方で「同種事案との公平の観点から死刑を科すべき特別な事情はない」として無期懲役が相当としたとの事。

8)「被告人を無期懲役に処する」。裁判長から主文を聞い被告は表情を変えることはなかった。その後、判決理由が説明される間は弁護人の横に座り、左手でほおづえをついたまま終始無表情だったとの事。

9)判決後、被害者の父親は代理人弁護士を通じてコメントを発表。
「私たちは極刑を願い、真実を知りたくて裁判に参加しましたが、願いがかなうことはできませんでした。娘は痛み、苦しみの中でこの世を去りました。娘の無念を思うと死刑しか考えられません。遺族には殺した人数や前科とかは関係ないのです」と悔しさをにじませたとの事。

また、被告人質問で黙秘を続けた被告には「被告は自分を守り、本当のことを話しませんでした。反省もみられず、平然としていました。被告には真実を述べてほしかった。私たちと娘に謝ってほしかった。被告を許すことはできません」と指摘。「私たちは日々悲しみ、苦しみの中にいます。それは生きている限り続くのでしょう。これからも娘を思い供養していきます」と記したとの事。

こんなところですね。
まー予想通りの判決と言うところでしょうか。

「頭を打って死にました」と言う主張は普通に不自然ですし、仮にそうだったとして、なぜ、救命措置をしないの?
って事ですよね。そこには死亡してもかまわないと言う未必の故意が伺えます。

多分、控訴するでしょう。それはそれで、今後の話ですが・・・
問題はこの事件の再発防止をどうするのか?と言う事ですね。

続報を待ちましょう。

参考リンク
沖縄県うるま市女性強姦殺人事件その2(沖縄県における犯罪抑止対策推進チーム)

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コメント

弁護側は12月12日、無期懲役を言い渡した一審那覇地裁判決を不服として福岡高裁那覇支部に控訴したと明らかにしたとの事。

予想通り控訴しましたね。

投稿: ASKA | 2017/12/12 19:57

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