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2018/05/31

岡山女児殺害事件その3(供述)

続報です。
1)捜査員によると「淡々と会話に応じても事件について言わない。証拠を詰めると容疑を認めたが、自発的な供述は一切しなかった」との事。

 

県内では他にも女児らが腹部を刃物で刺された未解決事件があったため関連を調べたが、岡山の事件を含め具体的な供述は得られなかったとの事。

 

2)捜査関係者によると、容疑者は「女児を見て、かわいい子だと思って後をつけた。玄関から家に侵入し、首を絞めた」と話しているとの事。

 

3)捜査関係者らによると、2人に面識はなく、容疑者は自分の車で1人で津山に来て、たまたま下校中の女児を見かけ、尾行して帰宅したところを襲ったとみられるとの事。

 

玄関から侵入し、逃走したと話しているとの事。県警によると事件当時、玄関は無施錠で、室内が物色された形跡は見当たらなかった。女児の着衣に乱れはなかったとの事。

 

4)調べに容疑者は「首は絞めたが、刃物で刺してはいない」などと殺意を否認。
関係者によると、「刃物は持って行っておらず、刺してもいない。首を絞めた後も女児は生きていた」と話しているとの事。

 

5)別の報道では
 捜査関係者らによると、容疑者は事件当日、鳥取砂丘(鳥取市)に車で向かう途中に津山市に寄り、車を止めて女児の小学校近くを歩いたと述べ、その際、1人で歩く女児を偶然見かけて後をつけたとの事。女児について「かわいい子だった」とも供述しているとの事。

 

容疑者の説明では、帰宅した女児に、時間を尋ねるふりをして玄関で声をかけた。女児が部屋に戻って時間を確認しようとしたところを一緒に中に入ったとの事。
「騒がれたので首を絞めた。顔色が悪くなったので怖くなって逃げた」と話しているとの事。

 

別の報道では
具体的な状況については、いったん女児が自宅に入るのを見届けてから、「無施錠の玄関から入り、中にいた女児に時間を尋ねた」と供述しているとの事。

 

6)「これまでにトータル100回以上繰り返した、と供述した」
容疑者は、過去に、100回以上にわたって女児を狙う事件を起こしたと供述していたとの事。2015年5月の女子中学生に対する殺人未遂事件の公判(神戸地裁姫路支部)で、容疑者は、検察官からそう指摘されたとの事。

 

7)捜査関係者によると、いたずら目的で女児のあとをつけたと供述しているとの事。

 

8)女児の自宅からは事件後に刃物が持ち出された形跡はなく、県警は容疑者が事前に準備していたとみているとの事。

 

県警は30日に兵庫県加古川市の容疑者の自宅を家宅捜索したが、凶器に使われた可能性がある刃物は見つかっていないとの事。

 

9)捜査関係者によると、県警は昨年9月以降、容疑者を任意で事情聴取。女児の首を絞めたことを認め、動機について「女児の苦しむ姿を見たかった」などと話したとの事。

 

10)容疑者の近所の人は、「お父さんが警察官。お母さんは警察署に勤務していた。事務官だと思う」と話したとの事。

 

容疑者は高校卒業後、海上自衛隊に入ったものの、わずか4カ月ほどで辞めたとの事。別の報道では
高校卒業後、海上自衛隊に勤務するが、集団行動になじめず、半年足らずで退職。以後も郵便局や運送会社などで働いたものの、いずれも長続きしなかったとの事。

 

11)捜査関係者によると容疑者は「今回の事件後にも県内を複数回訪れ、女児に声をかけ、体を触ったことがある」と供述したとの事。

 

12)2015年3月、容疑者は自らの腹部を刺す自傷行為をし、出血が止まらなくなって救急搬送された。

 

医師の診察では、腹部を刺しすぎて腸が傷ついていた。当時、医師は「このままでは腸閉塞になる恐れがある」と容疑者に告知した。

 

容疑者が自傷行為を始めたのは、中学3年のときに受けた「いじめ」がきっかけだった。「自分の腹を刺して血が出てくるのを見ると落ち着いた」。以降、人間関係で過度なストレスがかかると、それから逃れるために自分の腹部を刺すようになったとの事。

 

高校時代には美少女キャラが登場するアニメに熱中するようになり、女の子が苦しむ様子を見たいという衝動が強まった。シャツを着たまま自分の腹部を刺したとき、流れ出る血がシャツを染めていくのを見て女の子が腹部から血を流して苦しんでいる姿を想像し、〝性的興奮〟を得るようになったとの事。

 

卒業後は職場での人間関係によるストレスから逃れたいという思いから自傷行為を続けたとの事。

 

13)前回事件の公判で被告の精神鑑定を担当した医師は法廷で、他人に身体的心理的な苦痛を与えることに性的興奮を抱く「性的サディズム障害」と、子供に対して性的興奮を抱く「ペドフィリア」(小児性愛障害)が複合した「サディズム型ペドフィリア」と説明したとの事。

 

時系列を更新
高校卒業後 自衛隊に入隊、約4ヶ月で除隊。その後、職を転々をするが長続きせず。2000年 複数の女児に対する暴行、強制猥褻事件(当時21歳と推定)
2004年09月 岡山女児殺害事件発生。(当時25歳と推定)
2006年09月 たつの市女児殺人未遂事件(参考として表示)
2007年10月 加古川市の女児殺人事件(参考として表示)
2009年 小1女児の殴打事件、懲役4年。(当時30歳と推定)
2013年 満期出所なら2013年に出所と推定、実際にはもっと早かったかな?
2014年07月-12月 兵庫県明石市のかす機器製造会社で派遣社員として勤務。
2015年 中3女子の胸や腹をナイフで複数回刺す殺人未遂事件。(当時36歳と推定)

 

こんなところですね。
ちょっと、一部の報道を見ると、ホントに容疑を認めているのか?と言うのも疑問ですね。
「首は絞めたが、その後も女児は生きていた」と言うのは殺害を否定してますよね。

 

岡山の事件が発生したのは、2004年9月3日(金)時刻は午後3時35分ごろ
被害者が小学校に登校していたのだから、平日なんですよね。

 

容疑者は当時25歳ぐらいだと思いますが、仕事はしてなかったのかな?
2000年に逮捕された時は執行猶予の判決だし・・・そこから4年も立っているし、年齢的には仕事をしろと両親から言われるだろうね。

 

と思ったら、仕事のストレスで腸が傷つくほどの自傷行為をしていたのでは、仕事はできないでしょうね。当然、この事は両親も知っていたでしょうから、仕事をしろとは言えなくなっていたのかもしれませんね。

 

もしかすると、仕事だけでなく、家庭内のストレスで自傷行為をした事もあったかもしれません。仮にそうなら、やはり強く叱る事はできなかったのかもしれませんね。

 

一人で家に居てもつまらないから、気晴らしに車でドライブをするが・・・
サディズム型ペドフィリアの衝動を抑えられずに、小学校を見つけてターゲットを物色し犯行を行うと言う事なんでしょうけど・・・

 

自傷行為は中学の頃からあったようですが、後両親はこれに対して、メンタル面でのケアは行わなかったのだろうか?
気付かなかったは無いと思うんですけどね・・・ゴミ箱とかに、血のついた包帯とかティッシュとか大量に出ているような気がするんですけど・・・学校ならプールの時間や身体測定の時間などに腹部の傷に教師などが気付いたでしょう?

 

たらればの話だけど、この時期にカウンセリングなど受けていれば、ここまで重篤な症状にならなかったのではないのかな?・・・

 

ここまで見ると、起きるべくして起きた事件なのかな?と感じますね。

 

手口も巧妙ですね。
女児の後をつけて、自宅に入れた後に無施錠の玄関から入って、時刻を聞く。
玄関で家人が対応すれば、そのまま、退散して、別の女児を狙ったのかもしれません。女児が対応したことで、家人が留守である事を確認したんでしょうね。

 

面識が無いから家族構成も分からず、単純に自分の好みでターゲットを決めたんでしょうが・・・女児の姉が帰宅する前に逃亡したのは、ただの偶然だったのだろうか?

 

もし、姉が容疑者と鉢合わせしていたら、姉も被害者にあっていたかもしれません。
その意味では不幸中の幸いと言う事なんでしょうが・・・

 

今の所、容疑者が供述した動機は「猥褻目的」「苦しむのを見たかった」と言う事なので、単純に考えれば、その苦しむシーンを長く見ていたいと思う物だろうと思うわけです。

 

過去の事例だと、自殺志願者の首を絞めて、その苦しむ姿に性的興奮を覚える犯人がいました。その事件では、首を絞めて、その後、蘇生させる事を繰り返して、何度も首を絞めていました。

 

それと同じ感覚なら、やはりある程度、時間が必要な気もします。
けれど・・・イハマサさんのコメントにもありましたが・・・鳥取砂丘に観光にいく途中だったのなら、カメラやビデオを持っていたかもしれないですね?
それなら、そのシーンを撮影して後で楽しむと言う事で、犯行時間が短くできたのかもしれません。

 

他には、襲われた女児が咄嗟に姉に助けを求めたと言う可能性もあるかもしれません。「お姉ちゃん助けて!」その言葉で姉が居て、もうじき帰宅すると考えて、手早く殺害後に逃亡と言う可能性もあるかもしれませんね。

 

いずれにせいよ、供述の続報をまつしかありませんね。

最後にみなさん、沢山のコメントありがとうございます。
全部読んでいるのですが、記事本文を書くと、かなりの時間が必要で、コメントに返信する時間が無くってしまいまして、返信する事ができません。ごめんなさい。
時間が取れるようになったら、返信するようにします。

 

参考リンク
岡山女児殺害事件その2(容疑者逮捕)
記事中の何度も首を絞めた事件が2005年の自殺サイト殺人事件です。下を参照願います。
過去の快楽殺人事件

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コメント

ASKAさんこんにちは
いつも正確で緻密な文章の記事ありがとうございます
お忙しいなかお疲れ様です

こんな恐ろしい人間が長い間ほぼ野放しになっていたことに驚きです
余罪がありすぎて本人も覚えていないくらいだと思います
関西方面の女児未解決事件改めて洗い直して調べたほうがよさそうです

津山市 加古川の事件などは性的に何もせず刺されているだけなのは何故か長い間気になっていましたが犯人の供述で納得しました
2003年大阪府熊取町女児行方不明事件の女の子は白いシャツを着ていたそうです(犯人は白いシャツに血が広がるのが興奮するそうです)
こちらの事件も関わっているのではと思っています

投稿: ユウコ | 2018/05/31 22:13

時間が掛かった逮捕には両親とも警察OBだった事が気に掛かります。

同僚や世話になった後輩がいれば無理に掘り下げたく無かったのかな?とも思えます(どの道焦らなくとも収監されてたワケですし)
14年の歳月は署内の世代交代が必要だったのでは?

島根バラバラ事件の終焉と同じ匂いを感じました。

投稿: テキスタイル | 2018/06/01 03:03

京都舞鶴女子高生殺害の容疑者、中 勝美も親族が警察関係だったそうで、人権派弁護士を使って何度も出所してました。

その都度舞鶴では未解決の同様事件が何度も起こってました。

最後は病死で事件の真相は闇に葬られました。

ある意味幼児体験を含めた、親に対する反抗精神が反社会思想を生んだのかもしれません。
今回の容疑者と同名字の勝田清孝。
昭和の連続最多シリアルキラーで、広域重要指定になってました。彼の親も地元では名士で議員を勤めてた親族環境でした。

日本が豊かになった今、安定職の公務員から植松や勝田のような歪んだチャレンジ精神の人間が生まれて来るのは、ある意味皮肉かも知れません。

投稿: テキスタイル | 2018/06/01 18:42

ASKAさん、ご多忙中、大変、お世話になりました

皆さんのコメントを拝読し、加古川女児殺害事件との関連を指摘されているのでやはり・・・と言う感じです
ニュースで、容疑者宅の家宅捜査光景が繰り返し放映され、地元民も関連を口にしています
職場の加古川女児自宅近隣在住の同僚から、被害者となった女児の自宅周辺(今は、自宅は撤去)を県警が、数日前、検証していたと聞きました
もしかしたら、既に?関連?を調べているのかも?
特番でも100万人の中に一人二人しかいない猟奇的人物で、点と線は繋がったみたいなコメントもありましたので、展開が非常に気になります

投稿: 加古川民 | 2018/06/01 20:24

ユウコさんへ
そうですね、普通なら肉体的な行為があるんでしょうが、この容疑者の特異な性癖の場合はそれが必要ないんですね。

テキスタイルさんへ
うーん、そうですね、両親ともに警察の仕事をしていたら、署内とか県警内で付き合いのある場合もあるし、人間関係を考えると、なかなか捜査はしにくい物があったかもしれませんね。
本当にそんな事が捜査現場で起きていたなら、何か対策が必要かもしれませんね。

加古川民さんへ
一般人がこれだけ関連を疑っているので、捜査本部も当然、疑うんでしょうね。
目撃証言でも出ればよいのですが・・・逆に、この状況だと、無意識に容疑者を犯人とするような傾向が強くなってしまわないか?の方が心配になったりしますね。

投稿: ASKA | 2018/06/03 16:23

そもそも警察官は地元採用はされてません。
それは同級生からご近所さん、親の知り合い等 勝手知ったる仲だといろいろやりにくくなったり、なぁ〜なぁに馴れ合いを防ぐ配慮から縁遠い地域に赴任されてます。(親戚までは見れませんが)

今回の場合の対策は難しいですね、捜査本部を管轄外の署に委託するしか無さそうです。それだと根本的な矛盾が出ますが。

いずれにせよ、収監済みの加害者の刑期が迫る前に立件したかったようですね。

投稿: テキスタイル | 2018/06/03 22:51

ASKAさんこんにちは
お疲れ様です
ご丁寧にお返事ありがとうございます
津山女児殺害事件以外にこの容疑者が関わっている事件が一気にいもずる式に解決されることを願っています

投稿: ユウコ | 2018/06/04 00:41

コンプライアンス重視は、何も一般企業だけの話ではありません。警察署もしかりです。

犯人の両親がどの程度の役職だったか?にもよりますが、14年後とはあまりにも遅すぎます。

当然疑われて然るべきですよ。

投稿: テキスタイル | 2018/06/04 01:44

やっぱり、警察官(や、その他お偉いサン)が親だと...って、ありえるんですかね?私は、あると思ってましたが、それを言うと、「そんなわけない」と否定されてしまうケースが多かったので。
3億円事件も、警官の息子説がありますよね。足立コンクリ事件も、親が共産党員だから、警察がふみこめなかった、という説もあるようですよね。

投稿: ARI | 2018/06/04 17:01

みなさんのご心配どおり、
兵庫県警には、微塵も動く意思が感じられませんね。

投稿: スグヤルゾウ | 2018/06/04 20:41

容疑者が どうして岡山で犯行を行ったかと聞かれて“ 近い所だとすぐ疑われるから” というような返答をしています。これは “ 加古川の件は私じゃないよ” と仄めかしているのかな…と感じました。案外いろんなコトに気がついてリアクションをとるタイプのように思います。ただ全体を見渡して上手く対応する程の力はなさそう。その場凌ぎのウソを一生懸命ひねり出している様子。刺したこともようやく認めたし、嘘を吐いたり取り消したり繰り返しながら自供が進んでいくのかな…と思います。
警察には焦らず冷静に、決して暴力的にならず、取り調べをして頂きたいです。(そうでないと真実が分からなくなってしまいますからね。栃木小1事件のように。)もちろん、通常はそのように取り調べが行われていると思います。と言うより そう信じたいです。

投稿: まーぷる | 2018/06/04 20:42

ARIさんへ
とかく他人の意見を否定する輩はどの世界にもいますから 気にせず自分の感性磨く事勧めます。

お偉いさん方の子息…事件簿に登場する犯人に時折そのような環境の方が居るのも事実です。

代表比較で中野区テレビ騒音殺人で、国立市議を5期勤めた共産党系議員の息子の話があります。
音が煩いと身勝手な理由で老若男女、子供まで殺害したのですが、統合失調で不起訴処分になりました。
その後の措置入院では分裂症の症状は一切見られないと判断され、通院で済まそうとしたのを両親の希望で入院したままです。

同時期のピアノ騒音殺人の犯人は死刑になりました。

これが現実です。

投稿: テキスタイル | 2018/06/04 22:29

どうやら秘密の暴露があったみたいですね。
手で首を締めた、警察は公表してなかったとか。確かになかったですね。
津山は他に医師夫人の行方不明事件で岡山県警が失態を犯し長い間未解決です。残念ながらこちらは永久に迷宮入りかもしれません。他にもおい古池の件もありますし、今回もなんてことがないように祈ってました。また新しい情報が出てくるかもしれませんね。

投稿: かず | 2018/06/07 01:59

続報です。

1)容疑者(39)が県警の調べに、現場の女児宅の内部を図示するなど詳しく説明しているとの事。

同市周辺で「複数の少女にも声をかけた」などと供述し、その内容が04年頃の被害届と一致。殺害事件の物証が乏しい中、県警は、供述の信ぴょう性を支える証拠とみて重視するとの事。

2)首は手で絞めたと供述しており、首には傷が残っていたとの事。

3)容疑者は調べに、女児を刺したことを認めた上で「凶器の刃物は持って行き、犯行後に捨てた。殺すつもりはなかった」という趣旨の供述をしているとの事

4)凶器は小型の刃物とし、海に捨てたとも説明したとの事。

こんなところですね。
凶器はぜひ、発見して欲しいですね。それが無いと、結局、自白のみと言う事になりそうだし、他に期待できるのが秘密の暴露と言う事になってしまいますからね。

投稿: ASKA | 2018/06/07 20:55

続報です。殺害を否認しました。

1)6月8日、岡山簡易裁判所で勾留理由開示手続きが行われ、容疑者本人が出廷した。

2)意見陳述の中で容疑者は、弁護人の殺害行為が行われたかという問いに対し、『ありません』と答えたとの事。

3)刃物で刺したことを認めたことについては「弁護士との接見で死刑になる可能性を聞いた。認めれば死刑にならないのではないかと考え、あえて『うその供述』をした」と話したとの事。

4)このほか、刃物に関しては「自分の知っている刃物の種類を適当に答えた」。
捨てた場所や刺し方などについても「適当に答えた」と話したとの事。

5)首を絞めたことについては6月8日の法廷では触れず、容疑者の弁護人も「弁護活動に影響が出る」と言及しなかったとの事。

6)岡山地方検察庁は、6月8日、容疑者の勾留延長を請求し、岡山簡易裁判所が10日間の延長を認めたとの事。

こんなところですね。
当初の供述でも、自発的な供述は一つもなかったと言う事なので、否認する可能性はゼロでは無かったのですが・・・正式に否認と言う事になりました。

問題はここまでの供述の中で実際の事件を裏付ける証拠があるのか?
と言う事が焦点になりそうですね。
あとは、秘密の暴露の有無でしょうか。

結局、物証が無いので自白証言の信憑性に疑問がでると、検察側はかなり厳しい公判になりそうな気がします。

今回の報道の中で私が気になっているのは、刺した事を認めた理由ですね。
「弁護士との接見で死刑になる可能性を聞いた。認めれば死刑にならないのではないかと考え、あえて『うその供述』をした」

この部分です。
死刑になる可能性がある。犯行を認めれば、死刑にならない。だから認めた(嘘の供述)
簡単に書くとこうなりますね。

これは逆に言うと、「認めなければ死刑になる」と言う事なんですよね。
これは、否認しても有罪になる事が前提の話なんですが・・・そう考える理由は何か?と言うのが気になりますね。

無意識に犯行そのものを認めていると言う事なのか?
あるいは、数々の前歴のある自分の話など誰も信じないだろうと言う諦めの心境なんだろうか?

ただ、もし諦めの心境なのだとしたら、何が理由で諦めるのを諦めたのか?
その理由が知りたいですね。

それともう一つ、この心変わりが、弁護士の接見を切っ掛けにしているんだけど・・・供述する前に弁護士と接見していたのか?と言うのが気になる部分ですね。

警察の任意の事情聴取で犯行をほのめかして、逮捕されたんですよね?
弁護士との接見って逮捕後なんじゃないの?と言うのが疑問です。
つまり、順序が逆なんじゃないの?と言うのが疑問ですね。
弁護士との接見はいつ行われたのか?それが知りたいです。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2018/06/08 19:34

前科等いろいろ怪しい部分はあると思うのですが
疑問の多い事件です。

1・余罪100件以上と供述した被疑者が、14年前の事件の間取り等覚えているものなのか?また何故今になって自白をはじめたのか?自発的な自供はほぼなく証拠を詰めたら供述したとの事ですが、その「証拠」とは何だったのか?会見ではまったく答えていないので不明です。ここまで自供頼りだと公判で自白強要されたとか、自供そのものをひっくり返された場合どうなるんだろう?と思っていたら危惧していた通り殺した事を否認しているようですね、最新の記事だと

2・首を絞めた事が死因=それを公表していないので、首を絞めたと供述したので犯人しか知りえない秘密の暴露だ、という警察見解らしいですが、当初から警察は被害者の死因を「失血死か窒息死」という曖昧な表現をしていて、遺体の発見速度から「死因が特定できなかった」という事はないだろうから、「窒息と失血を疑わせる所見があった」と見るのが普通でしょう。ただそれを具体的にどんな傷でどんな損傷でと公表すると犯人しか知りえない情報がなくなってしまうので伏せていたのだろう、と。
それに逮捕前の見解では「窒息死を疑わせるが、首を絞めたり口を押さえつけたような形跡はない」とされていました。それもまた「犯人しか知りえない」殺害方法の特徴だったのだと思います。「首を絞めたり、口を押さえた形跡はない」「だが窒息死した可能性が高い」=例えば口にガムテープを張って顔を殴打すれば鼻血が詰まって窒息死するような事があります。なのに逮捕してみれば被疑者は「首を絞めたが殺す程ではなかった」と供述し、警察は追従する形で「実はうっすらだが首を絞めた跡があった」と発表する。・・・どゆこと???ってなります。

3・逮捕に踏み切ったからには、前述の「詰める証拠」があったはずだし、自供以外にも決定的な根拠があったはずなのに逮捕から1週間以上経っても何ら曖昧な自供以外、客観的な証拠が出てこない。逮捕してから実がないであろう家宅捜索に入るなど後手後手の印象は否めず、警察は何を根拠に起訴できると踏んだのだろうか?

被疑者は前科もあり、この事件と関係あろうがなかろうが
シャバに戻す必要はないと思いますが、だからといって自供のみで犯人に仕立てても、真の犯人を逃している可能性もあり、警察には「何を根拠に」逮捕・起訴・立件できると踏んだのか会見等で明確にして欲しいですね。
被疑者の供述だけでいけると思った(そんな事ないだろうけど)だとしたら余りにもお粗末過ぎると思うので

投稿: 視野圧 | 2018/06/08 20:07

加古川も関連してれば 死刑は免れないでしょう。
弁護士接見の順序は別容疑で収監中だからかな?

刑務所で生涯暮らす決断なら、のらりくらり長引かせる手なのかも?

投稿: TS | 2018/06/09 02:18

ASKAさん黙秘権公使でも死刑判決はでてます、それは動かぬ証拠がある場合のみでした。

今回の場合刺したこと認めた反省からの減刑狙いの供述と思われますが、検察は公表してない動かぬ証拠を掴んでいるのかも知れません。

ひょっとすると弁護士が接見中にカマ掛けて引き出した可能性もありますね。

両親警察官の自宅から物的証拠を得てる(使われた刃物など)可能性もあります。

逮捕された子を思えば、隠蔽したい親心と警察官としての職務に板挟みの苦悩は解ります。

時間掛けた逮捕は両親の退職(金)を待ってくれてたのかな?その交換条件で証拠保管と提出なら 辻褄合いますね。

投稿: 犯罪者予備軍 | 2018/06/09 09:07

続報です。起訴されました。

1)岡山地検は10月30日、殺人容疑で逮捕された容疑者(39)の鑑定留置が終了したと発表した。勾留期限は11月2日。

鑑定留置は、容疑者の犯行当時や現在の精神状態を調べ、刑事責任能力の有無を判断するため地検が岡山簡裁に請求。容疑者は6月15日から約4カ月半、神戸拘置所(神戸市)に留置され、鑑定医の面談や検査を受けていたとのこと。
終了後、身柄は岡山県内の警察施設に移されているとのこと。

2)岡山地検は11月2日、殺人などの罪で容疑者(39)を起訴した。地検は認否を明らかにしていないとのこと。

こんなところですね。
責任能力有りと判断しての起訴なんでしょうね。
途中から否認してますから、公判でも否認するのか?

難しい公判になりそうです。
続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2018/11/02 19:13

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