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2018/06/12

東京発のぞみ265号無差別殺傷事件その2(続報)

1)容疑者と似た男が、3月に上松町で野宿をしていたとの事。
上松町に住む男性によりますと今年3月4日に観光名所の「寝覚の床」の近くの山林で、殺人の疑いで検察庁に身柄を送られた愛知県岡崎市の無職・男性容疑者22歳に似た男と会ったとの事。
男は東屋で寝袋に入って横になっていて、近くにはノートパソコンが置いてあったほかコンビニエンスストアの袋が散乱していたとの事。
役場によりますと東屋に通じる道は土砂崩落のため立ち入り禁止になっていて、男性が目撃してから2週間余りが経った3月21日に警察と一緒に話をして立ち退いてもらったとの事。

容疑者は一緒に住んでいた祖母に「諏訪湖で死にたい」と話していたとの事。

2)昨年12月に家でする前日まで働いていた会社の情報。
容疑者は「ホームレスになりたいと言っていた。過去にホームレスになったことがあって、その時の、ご飯を食べていない時の瀕死の状態、生きるか死ぬかの瀬戸際の快感がたまらないと話していた」(勤務先の会社の社長談)

3)「凶器は事件直前に長野で買った。(事件当日の)9日午前中に東京に来た」などと供述しているとの事。

4)祖母の口座残高は事件時点で半分ほどに減っていたとの事。
口座からは何回かに分けて現金が引き出されていた。

5)容疑者は勤めていた機械修理会社を16年に辞めてから、昨年12月に伯父の家を出るまでに3回、行き先を告げずにいなくなっていた。これらの際は岐阜県や長野県で野宿するなどして5~12日後に親族の元に戻っていたとの事。

6)死亡した男性の首についた切り傷の長さは約18センチに及んだ。この傷が致命傷になったとみられるとの事。
県警の司法解剖の結果、死亡した男性の死因は、なたで首を切られたことによる失血死との事。

7)死亡した男性には首の回りを中心に刺し傷や切り傷が60カ所以上、あったとの事。傷の一部は骨まで達していたとの事。

8)死亡した男性の搬送時に男性の足には果物ナイフが刺さっていた。 調べに対し容疑者は「なたとナイフは長野県内で買った」と話しているとの事。

別の報道では
男性が倒れていた傍らの床には、血の付いたなたが落ちていた。捜査関係者によると、両足にはナイフで刺された傷があり、ナイフも押収されたとの事。
車内の映像から、容疑者はもみ合いの際、両手に刃物を持って男性を襲った可能性があるとの事。2本とも新しい状態だったとの事。

9)容疑者が「最初は女性を殺すつもりだった」と供述しているとの事。
また「(死亡した男性に)邪魔をされて逆上した」と供述しているとの事。

時系列を更新
中学時代  不登校となる。
中学2年の終わり頃 家族とトラブル、精神疾患の診断。自立支援施設に入所。
(容疑者14歳と推定)
2011年03月 中学を卒業と推定
2011年04月 地元の定時制高校に入学
2014年03月 本来4年の定時制高校を3年で卒業。成績は優秀。
2014年04月 職業訓練校に入学(1年コース)
2015年03月 職業訓練校を卒業(19歳)。(就職が決まるまで施設に入所)
2015年04月 埼玉県の機械修理会社に就職
2015年08月 愛媛県で勤務。(治療の為、4ヶ月間、入院した。入院の時期が不明)
2016年02月 当時務めていた機械修理会社を退職。(1年で退社)
2016年04月 容疑者が両親とのトラブルで伯父方で暮らす。(容疑者20歳と推定)
2017年
09月   容疑者が祖母と養子縁組。
10月   岡崎市内の就労支援事務所に就職したが、約1カ月で退職。
12月   容疑者が自殺すると言って家を出る。(1月説もあるが12月を採用)
2018年
06月09日
午前中に東京に移動。
21:23  のぞみ265号に容疑者が乗り込み、東京駅を発車。
21:42  新横浜駅をのぞみ265号が発車(時刻表による)
     この時、容疑者の両隣の席に被害に遭う女性が乗り込む。
21:45頃 事件発生。乗客が警察にに通報。
21:47頃 非常ブザーが鳴り、緊急停車。その後、小田原駅に移動。車掌が通報。
21:50頃 車内の乗客からJR東海に連絡。
24:50過 のぞみ265号が小田原駅を離れる。
06月11日 容疑者を殺人容疑で送検

こんなところですね。
前回の疑問の一つが解消しました。
祖母の口座には当初の半分の残金があったと言う事ですね。
最初が70万ぐらいと言う事ですから、30万ぐらいは残っていたのかもしれません。

となると、経済的に行き詰まって凶行を思い立ったわけではないようですね。

ここまでの情報を見ると、容疑者の性格として問題に対して正面から取り組むのではなく、逃げようとしているように見えますね。

中学の不登校は仕方が無いとしても、その後の仕事を辞める理由が言い訳のように見えるし、家での切っ掛けも「仕事をしろ」とか「実家にもどれ」的な話が出ると家出して、結局、1、2週間で戻ってますよね。

自殺願望があるようだけど・・・実際に自殺未遂を起こした話は出ていませんね。

最後の家での理由が「自由になりたい」で直前に職場の人間に話したのは「ホームレスになりたい」・・・

なんだろう・・・結局、人と交わる事を嫌っていると言う事なのかな?
あるいは、自分の思った通りに生きてみたいと言う事なのか?
でも、自分の生きたいように生きる方法がホームレスと言うのも、ちょっと違うような気がしますね。

「人間嫌い」と言う事なのか?その理由が「コミュニケーション能力」に関係あるのか?は今の段階では分かりませんね。
特に、職場や学校、支援施設でも他の人とトラブルを起こしている情報はありません。

なので、トラブルらしいトラブルは実父とのトラブルだけのように見えます。
いくら折り合いが悪いといっても、刃物をもって威嚇するなんてのは行き過ぎですね。その一方で母親とは、比較的良好な関係のようにも見えます。

息子が父親と折り合いが悪いと言うと「エディプスコンプレックス」を連想しますが・・・そんな単純な話では無いように思いますが・・・それも原因の一つなのかな?

情報が少ないのですが、私が今のところ考えている、動機は「間接自殺」つまり、殺人事件を起こして、死刑になろうと思ったと言う事だろうと考えています。

逃げ場の無い新幹線の中で殺人事件を起こす、当初の予定では3、4人殺害するつもりだったんじゃないかな?
ところが、女性の助けに入った男性に邪魔されて、その間に他の乗客は避難してしまい、犯行の機会を失った。
あるいは、邪魔をされた事に腹を立てて逆上して我を忘れて刺しまくっていたと言うあたりでしょうか。

なので、計画的な犯行かな?と思うわけですが・・・疑問な点もあります。
A)凶器が果物ナイフとナタ
果物ナイフは良しとしても、ナタは凶器としてどうなんだろう?と思います。
お金は持っていたので、大型の出刃包丁や柳刃包丁など購入する事はできたと思うんですよね。

B)持っていた切符が名古屋まで
調べてみたら、のぞみ265号の停車駅は新横浜の次は名古屋なんですよね。
なので、名古屋に到着する前に犯行を行う計画だったんでしょうね。
で、新横浜を出たら数分で犯行を行ったと言う事ですね。
これは、疑問ではなく、当然と言う事ですね。
私はもしかして、実家に戻るような事を考えていたのか?と考えていました。

C)当日の空白の9時間は何をしていたのか?
午前中に東京に到着したようですが、そこから21時23分ののぞみに乗車するまでの間は何をしていたのか?

持ち物の中にパソコンが無いんですよね。まー野宿をしていたら、充電できないから使えないと言う事になるんでしょうが、それでも、充電すれば使えるので、持ち歩いていても不思議じゃ無い物ですよね。
上松町で野宿していた人物が容疑者に似ていたと言う事ですが、実は、容疑者とは別人と言う可能性もありますね。

他に寝袋も容疑者の持ち物から出ていません。

まー、同一人物かどうかは別として、もしかすると、ネットカフェなどで無差別殺人の計画を練っていたのかもしれませんね。

午前中に東京についていたなら、人通りの多い場所で、通り魔事件を起こすこともできたんですよね。でも、それはしていない。

正直なところ、新幹線の中での犯行を思いつくのは、ちょっと無いんじゃないかな?と言う印象があります。
実際、新幹線の中で事件も複数起きているけど、有名なのは3年前の焼身自殺ぐらいですよね。多分、一般人の記憶からはとうに消えている事件でしょう。

なので、ネットで調べているうちに、この焼身自殺事件を知って、新幹線での犯行を思いついたんじゃないのかな?

コメントで、厳罰化と言う話もいただいているのですが、私の考えたように、目的や動機が間接自殺だとしたら、死ぬ事を望んでいるので、厳罰化では抑止力にはならないと思います。

今のところ、直接の動機は「むしゃくしゃしていたから」と言ってますが、その根底にはもっと、大きな理由があると思うんですよね。
そのあたりの供述が出るには少し時間が必要かな?

しかし、一方で、時間が経過するとこの容疑者の問題から逃げる性格が表に出てきて、別の供述をしてしまうのではないか?と言うのが心配だったりしますね。

続報を待ちましょう。

参考リンク
東京発のぞみ265号無差別殺傷事件
東京発のぞみ265号無差別殺傷事件その3(殺人願望)

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コメント

むしゃくしゃしてたって言うが、小島一朗容疑者みたいな存在が一番一般市民をむしゃくしゃさせるんだけどね。例えばなんだけど、国民全員が刃物携帯を義務化していたとして、襲い掛かったら自分がやられるかもしれない状況下ではやらないわけでしょう、結局、犯罪者に足下見られている世の中ですね。それに誰でもよかったとは言うが、自分自身と自分の家族は度外視なんだから、誰でもってわけじゃないよね。

投稿: 杉本昭博 | 2018/06/12 20:24

しかもこの不届き者は最悪の卑怯者で、ワザと女性の隣に座り弱者である女性に切りかかっている。誰でも良いは真っ赤な嘘じゃよ。
新幹線の乗務員はせめて木刀くらいは備え置いたらどうだろうか?
この種の大馬鹿者を多数でボコボコにして、引っ捕らえるべきである。

投稿: 空き地 | 2018/06/12 23:08

杉本昭博さん、例え話に申し訳ありませんが、刃物義務化は刃傷沙汰が増えるだけでしょう。カッとなって殴る人がカッとなって刺す人になるだけですから。護身術義務化の方がよほどいいかと。
それに本事件の場合、刃物で抵抗されるなら他の凶器が用いられただけだったかもしれません。妄想するに、自分を甘やかしてくれない世の中が憎いわけですから、復讐(逆恨み)が果たせればその時自分がやられたっていいんです。
厳罰化も失うものがある人には飲酒運転への意識が変わったことから見ても効果的ですが、ないと思ってる人には意味をなしません。海外の銃乱射なんかも射殺される可能性を知りながらやってるわけですし。刹那的な考えなら、実際に事件を起こして刑罰を受けてから実感するのが関の山です。

被害者側としてできることは万が一の時にどう動くか知っておくことくらいでしょうか。減災みたいな考えですが。
加害者予備軍へのアプローチは防犯の面で重要になってきます。

容疑者は自立支援施設では方針が決まっていたから成果をあげられたのでしょう。そこから仕事も人間関係も自分でコントロールしなければならない社会に出て、オーバーキャパシティになったのではないかと推測します。
自分で方針を決める能力を得るにはグループ学習や道徳の授業、地域での課外活動なんかが適してると思います。
また、親戚や近所とのお付き合いの中で複雑な人間関係の渦中にいれば多少は耐性が付くでしょうから、そういう付き合いを子供に見せていくのも効果的ですね。トラブルに巻き込まれる確率も上がりますけど。

あと空き地さんに訂正を。時系列で言えば容疑者が先に座っていて、女性2人は後から乗車しています。彼女達を狙って座ったのではないでしょう。
自由席券で指定席にいたあたり、その席の券を持った人か検札に来る乗務員をターゲットとして想定していたのではないかと想像します。もしそうだったら「席を巡るトラブルで殺人事件」となり、今より扱いは小さかったでしょうね。

投稿: つれづれ | 2018/06/13 11:07

被害者らはコンサート帰りで新横浜から乗車したのでしたね。女性の隣を選んで座ったのではありませんね。
でも私は両隣が狙いやすい女性だったから、乗車から3分後に襲いかかったのだと憶測します。身体のデカイ男なら少し時間をようしたか、移動したかも。犠牲になった方はやはり男性ゆえに、反撃されないよう必要以上に攻撃したのではないか?

投稿: 空き地 | 2018/06/13 23:53

あるワイドショーコメンテーターからの大まかな引用ですが、新幹線の防犯を強化したところで、犯人の動機が「誰でも良かったから殺したかった」といった様なものなので、新幹線を強化しても、一般車両、それも無理なら、公道で、と問題はそこではないと言ってました。

もっともだと関心しました。

航空機等は墜落により上空、地上にかけての大惨事の恐れがあるので防犯強化は必須だと思いますけどね。

投稿: まめ | 2018/06/14 16:12

社会への逆恨みから怨念を募らせて誰でもいいから殺したい…と言う男が増殖しているような気がします。この恐ろしい疫病のような現象は、やはり私達の社会が病んでいるから起きているのでしょうか?一体何が主たる原因なのか、それを突き止めるには時間がかかりそうです。ですから、因果関係があるか無いかに関わらず、健全な社会を目指すしかないのかもしれません。健全な社会とは、理不尽なコトは限りなく少ない、お互いの人権をふみにじらない、個々の人間が生きる幸せを感じられる社会。犯罪も少なく、親に虐待される子供も殆どいない社会。書いていて涙が出てくる。

ところで、今まで彼らの主な犯行場所は人通りの多い繁華街の通り等でした。私が心配なのは、秋葉原通り魔事件の後、各地で模倣犯のような通り魔事件が数件起きたように、鉄道等を利用した新手の"通り魔事件" がまた起きるのではないかというコトです。新幹線のぞみ、私もよく利用します。全く他人事ではない。もし、こんな事件に遭遇してしまったら、目の前で襲われたのが私よりさらに非力な人だったら、お婆さんですが、私も頑張らねば。私なりの方法で闘わなければなりません。今シュミレーションしております。

投稿: まーぷる | 2018/06/14 23:07

皆さん、何度も書いてすみませんが、女性なら、催涙スプレーが本当に1番です!私が、いつも防犯グッズを購入しているお店の店長も言っております。
ハンドバッグの中でも良いですが、私は、カラビナ付きの催涙スプレーに、グッと引っ張れば途中から取れるように細工した紐をつけ、ブラウスの内側になるように、首から下げています。何かの際は、ブラウス内部から手を差し入れ、グッと引くと紐から催涙スプレー本体が外れ、私は安全装置も外してあるので、すぐに噴射することが出来ます。本当に、一本あるだけで、かなり違うと思います!
もちろん、男性が持っていたって良いです!

冷たい言い方になるのをお許し頂きたい。新幹線での事件は、これが初めてじゃないのに、私からしたら、丸腰で乗車されている皆さんの方が信じられないです。
犯人の近くにいた女性(男性)の誰かが、催涙スプレーを所持してたら...もしかしたら、被害男性は助かったのではないかと思ってしまいます...。
ただ、防犯対策も、こちら側がしていることが浸透し過ぎると、犯人にバレてますから、効果が薄れますよね...。秘密裏に個々で行う必要がありますね。

投稿: ARI | 2018/06/15 07:10

みなさん、こんにちは

杉本昭博さんへ
刃物携帯義務化と言うと、現在のアメリカに近い状態かもしれませんね。
拳銃を携帯する事で、銃による犯罪を抑止しようと言う発想があるようです。
でも、そのアメリカでも結局、事件は起きてますからね。
その意味では、対応は簡単ではないのでしょうね。

家族と同居していたら、父親は殺害されていたかもしれませんね。
ただ、母親や他の家族との関係が良好だと、父親を殺害する事が母親の不幸となると考えてしまうなど、いろいろと犯行に対してはブレーキがあったのかもしれませんね。

空き地さんへ
木刀も難しいですよね。正当防衛を考えると、攻撃性の武器は難しいと思いますね。
なので、さすまたみたいな物を車両の前後に設置すると言うのが現実的なのかもしれませんね。

つれづれさんへ
そうですね、子供のころから多少複雑な人間関係の中で生活させるのは良いかもしれませんね。
その意味では、田舎の少人数の小学校で、上級生と下級生が一緒に遊ぶみたいな事は良いのかもしれませんね。他に学校行事で、地域の人と接すると言うのも、良いかもしれませんね。

まめさんへ
そうなんですよね、犯罪者は犯罪ができる場所や時間を考えて犯行を行うので、ここがダメなら別の場所や時間で犯行を行うだけで、犯罪自体のブレーキにはならないんですよね。

まーぷるさんへ
やはり、被害にあわないようにするのが一番ですが、どこで事件が起こるかわからないので、起きた時にどうするか?と言うのが基本方針になるんでしょうね。
腕力の弱い女性の場合、ARIさんおすすめの催涙スプレーなどが使い易いかもしれませんね。暴発や誤射には注意が必要だと思いますが。

ARIさんへ
そうですね、他に男性客がいて、一緒に抑えていたら、男性は死亡しなかったかもしれませんね。コスト面の問題があるから、鉄道警察の人員を配置すると言うのは無理かもしれませんが、そこは警察OBや民間警備員OBの方などのアルバイトなどでの対応など工夫する事はできそうですけどね。

投稿: ASKA | 2018/06/17 12:25

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