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2018/09/29

宮城県仙台市交番襲撃事件(憲兵逮捕妄想説)

ここまでの報道を材料に動機について、妄想チックに考えてみたい。
最初に動機と言うか犯行の理由を書くとズバリ「妄想」によって起こされた事件ではないか?と考えています。
つまり、容疑者は事件当時、正常なメンタル状態ではなかったではないか?

 

順番にいきましょう。

 

容疑者は優秀で、努力家だったが一方で親しい友人がいなかった。
卒論として「憲兵の道具、技術」を選択した。
担当教員から「難しい」と言われたものの、夏休み中に人一倍の努力で憲兵について調べ上げた。

 

憲兵の行った残虐行為をできる限り調べていたが、、ここで不幸にも、彼のメンタルに問題が発生しました。

 

彼は憲兵を告発するようなつもりで、卒論に取り組んでいたが、それは憲兵に対する敵対行為で、憲兵に自分が逮捕、拷問されると言う妄想に取りつかれてしまったのではないか?

 

で、ここがポイントなんだけど、憲兵は現在の日本には存在しない過去の存在です。
しかし、妄想にとらわれた彼のメンタルは、現代の日本に憲兵を作り出します。
それが「警官」です。警官の制服を憲兵と重ねたのかもしれませんね。

 

こう考えると、犯行の内容のつじつまが合ってきます。
自宅に近い交番を狙った理由は、「自宅に近い交番の憲兵が自分を逮捕するだろう」と言う妄想が理由です。

 

そして、「憲兵」に逮捕されれば、拷問され処刑された歴史から、彼は「殺られる前に殺る」と決心し、自分にできる完全武装で交番にいる「憲兵」4人を排除する為に行動を起こしました。

 

なので拳銃の強奪が動機ではなかったのだろうと思います。

 

「憲兵」に対して具体的な敵対行動を起こすわけですから、身元と動機を隠す必要があった彼は、事前にスマホと身分証を隠しました。家族に害が及ぶの防ぐ為です。

 

こんなところなんですが・・・当然、裏付けは無いです。

 

夏休み中の容疑者の言動などに変わった点、不審な点が無かったか?知りたいですね。

参考リンク
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月28日までの報道)
宮城県仙台市交番襲撃事件(事件から1か月)

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2018/09/28

宮城県仙台市交番襲撃事件(9月28日までの報道)

1)県警は押収した同容疑者のパソコンやSDカードなどを調べて全容解明を急ぐ方針とのこと。

 

2)S巡査長の致命傷になったとみられる左脇腹の刺し傷が、約20センチの深さに達していたとのこと。
容疑者(21)が凶器に用いたとみられる包丁の刃渡りは約20センチで、傷の深さはこれとほぼ同じだったとのこと。

 

3)容疑者の両親が県警の調べに「(事件の報道後)父親が使っていたアウトドアナイフが自宅からなくなっていた(ことに気づいた)」と話しているとのこと。

 

4)容疑者方からは別のエアガンなどが押収されたが、本人の携帯電話や身分証などは見つかっていないとのこと。

 

5)自宅の捜索でも十数丁のエアガンが押収されたとのこと。

 

6)容疑者の衣服の胸ポケットに複数のBB弾が入っていたとのこと。

 

7)容疑者(21)が通っていた東北学院大が27日、仙台市内で説明会を開いた。容疑者が所属する文学部の学部長らが出席、容疑者の学内での様子などを話した。

 

容疑者は文学部歴史学科に所属。大学は同学科の教員や、容疑者が所属していたゼミの担当教員らから聞き取り調査を実施したとのこと。

 

容疑者は今年4月から「日本近現代史の諸問題」を研究テーマとするゼミに所属。成績はよく、他の学生と自然に会話する姿が見られたとのこと。合宿や懇親会にも参加していたとのこと。

 

卒業論文は「憲兵制度に関する論文を書きたい」と話しており、担当教員の指導を受けていたとのこと。
論文の進捗や就職への不安に悩む様子もなかったとのこと。エアガンや刃物を学校に持ち込んだこともなかったとのこと。

 

一方で、緊密に連絡を取り合うような友人はおらず、夏休み前までは休むことがなかったゼミも、休み明けの今月12日からは連絡せずに欠席していたとのこと。事件当日に予定されていたゼミのイベントへの出席確認の連絡にも返事がなかったとのこと。

 

大学は容疑者が執筆した憲兵に関しての文献などをまとめた卒論とは別の論文を県警に提出。事件を起こした動機などの捜査に全面的に協力するとしたとのこと。

 

8)容疑者は今年4月、担当教員に卒論テーマを近代日本の「憲兵・道具・技術」とすると伝えた。担当教員は夏休み前の7月「(憲兵制度は)一次資料の利用が難しく、卒論として執筆が困難」と指摘し、テーマの修正を求めたが、今月12日に始まった後期の演習初回を欠席。19日の事件当日はゼミメンバーによる「芋煮会」が予定されたが、出欠の連絡はなかったという。前期の演習は無欠席だったとのこと。

 

9)同大によると、容疑者は3年になった今年4月、文学部歴史学科の日本近現代史のゼミに所属。事務連絡は会員制交流サイト(SNS)で取っていたが、個人的に連絡し合う仲間はおらず、学内サークルにも入っていなかったとのこと。文学部長は「自分からコミュニケーションを図る学生ではなかった」と指摘したとのこと。

 

夏休み以降、容疑者が大学を休みがちだったことも明らかにした。4月からの前期課程は週1回のゼミの講義に毎回出席したが、9月からの後期課程は2回続けて欠席。担当教員は「夏休み前は熱心に受講していたので、無断欠席に違和感があった」と話しているとのこと。

 

事件が起きた19日はゼミ主催の芋煮会が予定されていた。担当教員や幹事の学生がSNSで出欠確認した際、読んだことを示す「既読」の印は付いたが返信はなかったとのこと。

 

時系列を更新
2018年
04月   容疑者が「日本近現代史の諸問題」を研究テーマとするゼミに所属。
同月   容疑者が卒論テーマを近代日本の「憲兵・道具・技術」とすると連絡。
その後  前期課程の週1のゼミの講義は毎回出席していた。
07月   担当教員は夏休み前「(憲兵制度は)卒論として執筆が困難」と指摘し、テーマの修正を求めた。
09月12日 後期の最初のゼミの講義を欠席。
事件前  19日はゼミの芋煮会が予定されていた、連絡は既読になったが、返信はなかった。
09月19日
04:00頃 男が「お金を拾った」として交番を訪れた。
04:05頃 男にS巡査長が刃物で刺される。
直後   巡査部長を男が襲う、警告後に3発を発射。
直後   男とS巡査長が病院に搬送
05:25までに男とS巡査長それぞれの死亡を確認

 

こんなところですね。夏休みに大きな心境の変化があったようですね。
夏休み中はどんな生活していたのか?知りたいです。

 

それと、ちょっとゼミの報道に疑問があります。
後期のゼミが12日に始まって、週1の予定だったようですが、12日の次の水曜は19日なんですよね。

 

後期のゼミの2回を欠席したと言うのは、19日のゼミにも欠席したと言う意味なんでしょうか?それとも、13日から18日までに、2度目のゼミがあったのでしょうか?

 

では、本題です。今回の報道で気になる点としては
PCは隠してないんですね。文章を書いたりするにはやはり、パソコンが必要だと思います。手でも書けるでしょうが、推敲や修正などは、パソコンの便利さにはかなわないでしょうね。

 

学校に親しい友人はいないようですが、ネットではどうなんだろう?
ブックマークや検索履歴、メールにSNSなど手がかりが残ってないかな?

 

で、携帯電話が無くなっている事は既に報道されていましたが、身分証明書が無いと言うのがまた、妙ですね。
犯行に成功すれば、また日常に戻るわけですから、身分証明書は無いと困るでしょ?
それに、失敗した時の準備としても、動機を隠すは良いけど、身分証を隠す必要は無いと思うんですよね。

 

えーと、逮捕された時に身元を隠したいと言うのは分かりますが、そうではなく、身分証は自宅に置いておけば良いはずですよね?、自宅が割れた時は身元が割れた時だから、身分証を隠す必要は無いと思うわけです。

 

で、ちょっと雲行きが怪しくなってきたのが、卒論のテーマです。
これまで、卒論のテーマは「近現代の軍隊の変遷」とか「装備品の歴史」と言われていたんですが、実際には「憲兵・道具・技術」と言う事になり、ちょっと軍隊の装備と言う物とは離れている印象です。

 

「憲兵の道具と技術」と考えた場合、どちらかと言うと「拷問」と言うのを連想しますね。

 

夏休み中・・・8月中に拷問などについての報道があったのか?気になったので調べてみたんですが・・・8月、拷問のキーワードでヒットするのは、北朝鮮関係、ロヒンギャ関係、日本人スパイと言うあたりで、特に動機に繋がるような物はなさそうですね。

 

なので、拳銃は目的達成の為の道具であって、目的はもっと別にあった可能性もありそうです。

 

銃に興味はあったのでしょうが、それよりも、拷問などに強い興味を持っていた可能性がありますね。何か歪んだ欲望などあったのだろうか?

 

夏休み中に何か変わった事は無かったのか?知りたいですね。

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月26日報道)
宮城県仙台市交番襲撃事件(憲兵逮捕妄想説)

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2018/09/26

宮城県仙台市交番襲撃事件(9月26日報道)

続報です。
1)自転車は、容疑者の家族のものと判明したとのこと。

 

2)容疑者の携帯電話が、現場や自宅からは、見つかっていないとのこと。

 

3)捜査関係者によりますと、容疑者の自宅を2回家宅捜索し、10丁以上のエアガンを押収していたとのこと。

 

こんなところですね。
持ち主不明の自転車は容疑者の家族の物だったわけで、自宅から乗ってきたんでしょうね。
カゴに衣類が入っていたとの事ですから、返り血を浴びた時に上着を着て隠そうとしたのかもしれませんね。

 

で、容疑者の携帯電話が見つからないと・・・
この時期ですから、スマホなんでしょうが・・・
もし、意図的に隠したのだとしたら、失敗した時、警察に押収される事を嫌って隠したと言う事なのかな?

 

ただ、犯行に成功した場合は再度、スマホを手元に戻す事になるわけですから、本人にしか分からない場所に隠したと言う事なんでしょうね。

 

このスマホが出てくれば、動機解明の鍵になるかもしれません。

 

ここまで慎重な人間だと、当然捜索されるであろう、自宅や関係先(友人宅や学校など)には隠さないでしょうね。

 

かと言って、第三者が偶然発見するような場所にも隠せない・・・お墓の納骨堂とか、コインロッカー?
でも、コインロッカーや貸金庫ではその鍵をどこに隠すって事になるので、ちょっと無理ですね。

 

やはり、第三者が簡単に出入りできない、この家族の所有する土地や建物で、警察も簡単に見つけられない場所と言うあたりでしょうか?

 

あとは、信頼できる友人と言うか、共通の思想を持つ友人(同志)に預けると言う可能性はあるかもしれませんね。
成功したら、拳銃を1丁進呈する代わりに、失敗した時はこのスマホを処分して欲しいと言うような約束があったとかね。

 

最後に家宅捜索でエアガンが10丁以上見つかったと言う事ですね。
10丁はさすがにちょっと多いかもしれませんね。

 

趣味なら、種類別にライフル、小銃、ピストルが1丁ずつぐらいで十分でしょうし、両手撃ちをしたいのであれば、ピストルタイプがもう1丁、あとは、オートマチックとリボルバーで1丁ずつとしても、4、5丁あれば十分満足できるんじゃないのかな?

 

あるいは、傑作と呼ばれるような名器をコレクションしていたのかな?

 

だけど、結局、全てエアガンなんですよね。
実際に弾を発射できないモデルガンよりも、BB弾でも発射できるエアガンを選んでいる事を考えると、容疑者は「見る」、「触る」事よりも「撃つ」事に興味を持っていたのかもしれませんね。

 

だとしたら、ボウガンなどにも興味を持っていてもおかしくないですが・・・

 

それから、「撃つ」を実践する為に付近での動物虐待事件などは無かったのかな?

 

調べたところでは、仙台市、宮城県で最近起きた動物虐待事件はペットショップの事件ぐらいかな?
ASKAの事件簿の記録にも、2013年と2010年の事件しか記録されていませんでした。

 

しかし、本物を撃ちたいと言う欲求があったとしても、犯罪を犯さなくても合法的に撃つ方法はあったはずです・・・
なので、犯行に向かう中で、拳銃が必要な理由か?あるいは、今すぐに実銃が必要な理由があったのかな?
でも、それでさえ、海外に行けば解決できるわけで・・・犯行を行う理由がちょっと見つかりませんね。

 

もしかすると、メンタルの問題などで、手段が目的になってしまい、明確な理由が無いまま犯行を行った可能性などあるのかな?
犯行当時のメンタル面の状況も知りたいですね。
容疑者のご家族が事件を知って、自分の息子かもしれないと思った、その理由はなんでしょう?
銃関係で不穏な言動などあったのでしょうか?

 

スマホが発見できないと、このまま被疑者死亡で終わってしまうかもしれませんね。

 

スマホの発見に期待しましょう?

参考リンク
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月25日までの報道)
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月28日までの報道)

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2018/09/25

宮城県仙台市交番襲撃事件(9月25日までの報道)

続報です。
1)事件後に見つかった持ち主不明の自転車は交番の警察官が使用しているものではなく、防犯登録番号を照会した結果によると、警察関係者の所有物でもないことが分かったとのこと。かごには衣服が入っており、自転車から指紋を採取するなどして所有者の特定を進めるとのこと。

 

2)東北学院大で古文書学を担当していた東北大の准教授(45)は、同容疑者の2年時に半年間講義を受け持った。分からなかった点や勉強したい分野について講義後に質問や相談に来るほど熱心な学生だったのこと。

 

試験では100点満点中90点を取るほどで、クラスでも最上位の成績だったとのこと。
後半からは江戸時代の古文書をすらすら読めるようになっていたといい、「非常に真面目な努力家。地味な作業をいとわず一人で黙々と頑張ったんだろう」と推し量ったとのこと。

 

「よくしゃべる学生ではなかったが、ちゃんとあいさつができ、講義中もはっきりと受け答えしていた。こんなことをする人じゃない」と、はなしたとのこと。

 

3)捜査関係者によると、容疑者が犯行時に所持していたエアガンには、大量のBB弾を充填できる大きさの弾倉が装着されていたとのこと。

 

4)捜査関係者によると、容疑者は犯行当時、利き手の左手に刃物、右手にエアガンを持っていた。警部補と向かい合った場合、左脇下から心臓に達するまで複数回にわたり強く突き刺すことは困難で、宮城県警は警部補が背中側から刺された際に生じた傷が、致命傷になった可能性が高いとみているとのこと。

 

5)捜査関係者によると氏名が記された所持品が交番内から見つかった。報道で事件を知った両親も19日早朝、「息子かもしれない」と東署を訪問。歯型などの鑑定で容疑者と特定したとのこと。

 

6)容疑者(21)が身につけていたウエストポーチから、現場に落ちていたエアガンとは別のエアガン1丁と、プラスチック製のBB弾が入った弾倉数本が見つかったとのこと。また、新たに小型ナイフ2本が発見されたとのこと。小型ナイフは1本が折り畳み式、1本は固定式だった。
新たに見つかった小型ナイフは凶器の包丁とは別のものだったとのこと。

 

カッターとされていたのがエアガン用の弾倉だったとのこと。

 

7)凶器はアウトドアなどで使われる先端がとがった重い包丁で、刃渡りと柄が各約20センチあり、殺傷能力が高いものだったとのこと。

 

8)県警が21日夜まで実施した現場検証で、容疑者は迷彩柄と灰色の2個のウエストポーチを身に着け、床に落ちていたエアガンと同じ形状の銃1丁と複数の弾倉がポーチに入っていたとのこと。

 

9)容疑者が持参したとみられる青いビニール袋には、犯行に用いた剣鉈(けんなた)状の刃物とサイズが合致するさやのほか、千円札数枚が入っていた。容疑者は袋から刃物を取り出し、襲い掛かったとみられるとのこと。

 

10)容疑者(21)が「近現代の軍隊の変遷」をテーマに大学の卒業論文の執筆準備をしていたとのこと。
大学関係者によると、容疑者は大学で文学部歴史学科に在籍。軍隊の装備品などの歴史を題材に卒論を執筆できるかどうかを担当教官に相談していたとのこと。

 

11)容疑者の自宅から半径約150メートル以内にある2カ所の公園でBB弾が発見された。近くの住民によると、拳銃の形状をしたエアガンを持って公園を訪れる若い2人組の男性を見たことがあるとのこと。

 

こんなところですね。
容疑者は学業優秀な人物だったようですが、学校の成績が優秀でも事件を起こした事例はあるので、成績と事件はあまり関係ないだろうと思います。(連想するのは、会津母親殺害事件の容疑者も優秀だったようです)

 

さて、今回の報道で気になるのは2点です。
一つは、襲撃現場の交番に持参した物の中にエアガンが2丁と予備の弾倉があった事ですね。
エアガン自体は幾ら改造しても、人を撃ち殺す事はできないでしょう?
なので、基本的には利き手に持ったナイフで接近戦をする計画だったと思うんですよね。

 

問題は利き手では無い方の手に持ったエアガンをどう使うのか?
至近距離だし、もしかすると、事前の練習で利き手では無い方でもある程度、狙って射撃ができるようになっていたのかもしれません。

 

まー、S巡査長の顔に撃たれた痕跡があるようですから、その結果をみれば、エアガンで顔を狙い視界を奪った上で、刃物で襲うと言う事なんでしょうね。

 

ここまでは、良いと思うんですが・・・問題は予備のエアガンに予備の弾倉です。
連射式の場合、装填できる弾丸に限りがあるから、短時間で弾切れになる可能性はあると思います。
かと言って、交番には対峙している警官以外に3人がいるはずで、犯行が長期化した場合、ナイフやエアガンを持っていたとしても、3人の警官を同時に相手にして戦う事は無理でしょう?

 

利き手にナイフを持って、反対の手にエアガンを持っている状態では、弾倉の交換はできないですよね?
ナイフを短時間でも放さないと、弾倉の交換ができないはず・・・だとすると、容疑者の想定では、ナイフを放しても良いような状態が発生する想定だったんでしょうね。

 

このあたりを考えると、短時間に警官を襲撃、殺害して、次の警官が現れるまでに、エアガンの交換や弾倉の交換をする計画だったのではないのかな?

 

つまり、交番にいる4人の警官、全員を殺害する計画だった可能性があると思います。
まー、最初の警官の拳銃が奪えれば、エアガンに代えて実銃での犯行になりますから、ナイフは握っている必要は無いですね。
でも、その場合は、結局、エアガンや弾倉は不要になりますね・・・

 

もう一つの気になる点は、卒論に軍事関係を選んでいる事。
軍隊の装備品などの歴史を題材にと言う事なんですが・・・
これが、銃器に強い関心があるのか?と言う裏付けにはちょっと弱い気がします。
私は歴史の専門家では無いのですが、NHKの大河ドラマとか、歴史番組など良くみています。
そうすると、歴史で脚光を浴びるのって、戦や戦争の時代が多くなってしまうのではないかと思うんですよね。
ドラマの題材になりやすいのが、戦国時代と幕末、明治維新ですよね。

 

で、単純に戦争自体を論文にするよりも、視点を変えて装備品について書いた方がより新鮮な印象になるのではないか?
と言う計算かも?と思うわけです。

 

具体的な論文の要旨が知りたいですね。
少なくとも、拳銃というのは、戦争では小銃をメインとして、予備的役割で使う物ですよね。
なので、戦争イコール拳銃のイメージは無いと思うんですよね。

 

他に自宅近くの公園で発見されたBB弾も容疑者が撃った物かどうかは未だ不明のままです。
通販でも、量販店のオモチャ売り場でもエアガンは購入できますから、付近の中高生の所持しているエアガンの可能性もあると思います。

 

自宅から押収された物についての情報が少ないですね。
このあたりの情報が知りたいです。

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月21日報道)
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月26日報道)

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2018/09/21

宮城県仙台市交番襲撃事件(9月21日報道)

続報です。
1)容疑者はマスクをした上で黒系の手袋をつけ、包丁やモデルガンのほか、複数の凶器を持って交番を訪れていた。

 

捜査関係者によると、はさみやカッターナイフを入れて持っていたウエストポーチ以外に、バッグが1つ見つかったといい、この中に凶器の包丁とエアガンを隠し持っていた可能性もあるとのこと。

 

2)20日午後、容疑者宅を家宅捜索

 

3)容疑者に向けられた3発の銃弾のうち、1発は肺の近くで見つかり、残る2発は左右の腕を貫通していたとのこと。

 

4)県警によると、容疑者はマスク姿で1000円札を持ち「現金を拾った」と交番を訪れた。

 

5)男の自宅から、事件で使われたものとは別の、エアガンのようなものが見つかった。

 

6)殺害されたS巡査長には、左わき腹から心臓に達する刺し傷のほか、胸や肩、頭、腕、それに背中など複数の傷があり、警察は容疑者が執拗に刺しているとして、強い殺意があったとみているとのこと。

 

こんなところですね。
警察は容疑者が銃に強い興味があって拳銃強奪を目的に襲撃していると考えているようですね。
ここまでの情報ではなんとも言えないところなんですが・・・今回の報道で1点、この可能性を補強する材料が出ています。

 

容疑者が交番を訪れた時に手袋をしていたと言う点です。
この時期の気候で防寒の為に手袋をする事は無いでしょうから、これは指紋、掌紋を残さない為なんでしょうね。
それに併せて、顔を隠す為にマスクもしている。

 

もし、間接自殺を狙って、この場で射殺される計画だった場合、自宅の近くの交番です。家族が未明から不明になれば、やはり1週間以内に捜索願いを出すでしょう?
捜索願いを出すのは所轄の警察署になるでしょうから、そこに性別と背格好が同じ身元不明の遺体が出れば、当然、照合するでしょうね。

 

つまり、間接自殺を狙った場合、身元を隠そうとしても、遺体から身元は特定されてしまうわけです。

 

だから、顔や指紋を隠す必要は無いわけですね。

 

そこを考えると、拳銃強奪が目的の可能性が高くなったような気がします。
(どちらかと言うと、間接自殺の可能性が相対的に低くなったと言う事かもしれませんね)

 

しかし・・・その根拠になるのが、犯行に使ったエアガンとは別のエアガンが1丁、自宅から押収されたと言う情報だけでは、ちょっと説得力が無いと思います。

 

男子の場合、ミリタリー系に興味を持つ子が比較的多いと思うんですよね。
子供の頃から、特撮やアニメで戦闘シーンをずっと見ているわけですから、影響を受けても不思議は無いと思うんですよ。

 

本当に銃に興味があるなら、解説本や、より本物の質感に近いモデルガンなどが出ても良いと思うんですよね。

 

まー現在なら、3Dプリンターで作る事も可能ですからね。危険を冒して警官から強奪するよりもハードルはずっと低いと思います。

 

他には、海外で射撃のツアーなんてのもあるようですし・・・

 

仮に拳銃強奪が目的だったとして、強奪した拳銃で何をするつもりだったのか?

 

家宅捜索で犯行計画書とか犯行メモでも出てこなければ、動機を断定するのは難しいかもしれませんね。

 

今のところ、逮捕歴やS巡査長との面識なども無いようですから、怨恨の線は考えられていませんが・・・念の為、幅広く情報は集めた方が良いかもしれませんね。

そう言えば、死亡したS巡査長に注目があつまるのは仕方が無いですが、交番には他に3人の警官がいたんですよね。
他の警官との接点は無かったのかな?

捜査の進展に注目しましょう。

参考リンク
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月20日報道)
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月25日までの報道)

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2018/09/20

宮城県仙台市交番襲撃事件(9月20日報道)

続報です。
1)凶器は刃渡り20センチの包丁
別の報道では
刃渡り約20センチのサバイバルナイフのような刃物

 

2)S巡査長は耐刃防護服を着ていなかった。県警は内規で警察官に対し勤務中の着用を指示していたとのこと。

 

3)交番は容疑者宅から約650メートル。徒歩約10分。

 

4)容疑者の同級生によると
「比較的おとなしめであまり周りと話しているのは見たことがないような人でした」

 

近所の自営業の70代女性によると「お兄さん(容疑者)は最近見ていないが、礼儀正しくあいさつをする子で物静かな印象だった」

 

近くに住む親戚の女性(80)によると「礼儀正しくておとなしい印象。家庭内でのトラブルもなく、警察沙汰になったこともない。なぜ事件を起こしたのか見当もつかない」

 

5)容疑者は東北学院大文学部歴史学科の3年生。
容疑者は両親と弟との4人暮らし。
東北学院高時代は生物部に所属し、保護された猫を世話するなど優しい一面も見せていたとのこと。
大学では歴史学を専攻していた。

 

6)事件のあと交番の前で、持ち主の分からない自転車1台が見つかっていたとのこと。
警察は、容疑者がこの自転車に乗って交番に来た可能性があるとみているとのこと。

 

7)司法解剖の結果、S巡査長には腹や頭、肩に複数の傷があり、死因は失血死だったとのこと。

 

左脇腹の傷が心臓まで達して致命傷になったとみられる。
腕にも刃物を振り払ったときにできるような切り傷があったとのこと。

 

8)S巡査長の拳銃は腰のケースに収納されたままだったとのこと。

 

9)死亡したS巡査長(33)の顔には小さな赤い腫れのようなものが複数見られ、現場に小さな弾が落ちていたということで、死亡した容疑者(21)はエアガンを発射した可能性があるとのこと。

 

10)県警は20日、司法解剖の結果、2人の死因がいずれも失血死だったと発表した。巡査部長が発砲した実弾3発はいずれも容疑者に命中していたことも判明したとのこと。容疑者の体には腕や脇の下に3発の弾が命中していた。
容疑者は左肺の近くから1発の銃弾が見つかり、死因は左肺損傷による失血死だった

 

左上腕と右上腕、左脇の下の3か所に銃弾が当たった痕があった。残る2発の銃弾は見つかっていないとのこと。

 

11)捜査関係者によると、容疑者に逮捕歴はなく、過去に警察とトラブルになったり、警察に相談したりした履歴もないとのこと。

 

こんなところですね。
サブマシンガン型の銃はモデルガンと思われていましたが、エアガンだった可能性がありますね。
(ガス駆動の連射式なのかな?)

 

S巡査長の隙をついて、顔面にエアガンを連射、ひるんだところを、刃物で刺すと・・・
かなり練られた計画の様に見えますね。
エアガンはいつ購入したのだろう?サバイバルゲームなどの趣味があったのか?

 

現金の取得物と言う設定も、今にすれば計画の一環だった可能性がありますね。
取得物の対応は通常、1人で対応する事になっているようです。
この為、起きてたもう1人の巡査部長は席を外して別室に入ってしまいました。
この結果、S巡査長と1対1の状態になっています。

 

このあたりの交番内の対応まで計画していたのだとしたら、相当調べているはず、容疑者のPCやスマホの検索履歴が気になりますね。

 

やはり問題は動機ですね。
S巡査長を刺殺直後に巡査部長に射殺されているので、拳銃を奪おうとしたのかの痕跡は残っていないようです。

 

いずれにせよ、S巡査長は殺害するつもりだったと思いますね。
その上で拳銃を奪うつもりだったのか?あるいは、銃殺されるつもりだったのか?ここを判断する材料がありません。

 

結局、S巡査長と1対1となったとしても、交番内の別室には起きている警官がもう1人いる事は容疑者は知っていたわけですから、騒ぎを起こせば、他の警官が数秒で駆けつける事も予測できていたはずですよね。

 

そこで犯行を強行しているわけだから、駆けつけた警官に制止される事は予定された事なのかな?
そして、拳銃を構えて警告する事も予定の内なら、そこで、警告を無視して襲えば、やはり撃たれる事も予測できますよね。

 

やはり、間接自殺だったのかな?

 

とは言え、メンタルの問題などの可能性もありますし・・・なにより、自殺したいと思うような事があったのか?
そのあたりの事情もわかりません。

 

現在出ている、容疑者周辺の情報からは、事件に直接結び付く情報は無いようです。

 

容疑者は現在大学3年です、就職活動としては
大学3年生の3月に説明会解禁
大学4年生の6月に採用面接など選考解禁
と言う事なので、まだ、焦るような状況では無いと思いますね。

 

あと、気になるのがポーチの中身です。カッターとはさみは拳銃を強奪する為に拳銃の吊り紐を切断する為の物だったのかな?
微妙なのがドライバーですね。ちょっと用途が分かりません。

自転車で交番まで来ていたなら、チェーン外れなど自転車修理用に常に携帯していたと言う可能性もあるのかな?

 

あとは、家宅捜索の結果待ちですね。
何が押収されるのか?

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月19日報道)
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月21日報道)

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2018/09/19

宮城県仙台市交番襲撃事件(9月19日報道)

9月19日(水)午前4時5分頃、仙台市宮城野区東仙台2丁目の宮城県警仙台東署東仙台交番で、当直勤務中の男性S巡査長(33)が、「お金を拾った」として訪れた男に刃物で刺され、約1時間後に死亡する事件が起きている。

 

別室にいた男性巡査部長(47)が男に拳銃を3発発射し、男も死亡したとのこと。

 

発表によると、男は1人で交番を訪れた。
交番では、当直の4人のうち2人が仮眠室で休憩中で、当初は、S巡査長と巡査部長が交番の出入り口近くの執務スペースで男に応対。
巡査部長は単純な拾得物事案と判断し、S巡査長にその場を任せ、別室に移動したとのこと。

 

しかし、間もなくして争うような怒号が聞こえ、巡査部長が執務スペースに戻ると、S巡査長が血まみれになって倒れていた。

 

S巡査長のそばに男も倒れていたが、男は刃物とモデルガンのようなものを持って立ち上がった。巡査部長は「刃物を捨てろ」警告したが、襲いかかってきたため発砲したとのこと。

 

別の報道では
S巡査長の近くで、男は全長30センチの刃物とモデルガンのようなものを手に倒れていたが、立ち上がって巡査部長に襲いかかろうとした。巡査部長が「刃物を捨てろ」と警告し威嚇発砲したが、男が応じずに向かってきたため、さらに2発発砲し、少なくとも1発が命中したとみられる。巡査部長にけがはなかったとのこと。

 

S巡査長と男は、搬送先の病院で死亡が確認されたとのこと。

 

S巡査長が拳銃を取り出した形跡はなかったとのこと。

 

現場はJR東北線の東仙台駅から約200メートル北西の畑のある住宅街。仙台市立東仙台中学校が隣接しているとのこと。

 

刃物は柄の部分を含め長さ約30センチ。県警はマシンガンのようなものが本物か鑑定を急いでいるとのこと。交番に防犯カメラはないとのこと。
S巡査長は、刃物から身を守るための防護服を着ていなかったということで、腹や胸に複数の刺し傷があったとのこと。

 

S巡査長は2013年に県警に採用され、17年4月から同交番に勤務していたとのこと。

 

男への発砲について、県警は「巡査長が刺され、さらに男が巡査部長に刃物で襲いかかろうとしている状況から、警告した上での発砲は正当な職務行為だったとみている」との見解を示したとのこと。

 

男は交番を襲った際、黒の半袖シャツにジーンズ姿で、白いマスクをしていた。身元の特定につながる携帯電話や身分証などは所持しておらず、周到に襲撃を計画していた可能性もあるとのこと。

 

県警は同日、公務中に殉職したS巡査長を警部補に2階級特進させたとのこと。

 

死亡した男について、仙台市宮城野区新田の大学生、男性容疑者(21)と発表したとのこと。
(男は現場交番の近くに住んでいる)
容疑者が所持していたウエストポーチには、ドライバーやはさみ、カッターが入っていた。凶器となったのは刃渡り約20センチの包丁で、モデルガンとみられる黒いマシンガンのようなものも持っていたとのこと。

 

容疑者とS巡査長に面識はなく、これまで容疑者が現場の東仙台交番を訪れた記録は確認されていないとのこと。

 

時系列
2018年
09月19日
04:00頃 男が「お金を拾った」として交番を訪れた。
04:05頃 男にS巡査長が刃物で刺される。
直後   巡査部長を男が襲う、警告後に3発を発射。
直後   男とS巡査長が病院に搬送
05:25までに男とS巡査長それぞれの死亡を確認

 

こんな事件ですね。
凶器の包丁の長さについて、30センチと20センチの二つの報道がありますが、クロスチェックできるまでそのまま記載します。

 

容疑者が自身が死亡してしまったので、動機の解明は難しくなったかもしれませんね。
この事件で特徴的だと思うのは、持参したサブマシンガンのモデルガンと思われる銃ですね。
まー、サブマシンガンなんて簡単に入手できる物では無いでしょうから、モデルガンと考えて良いのかな?と言う印象です。

 

ここはモデルガンと仮定して考えます。
モデルガンは実銃では無いので、殺傷能力などはありません。なので、普通に「見せる事」しか活用方法がありませんね。
なので、容疑者はこのサブマシンガン様のモデルガンを見せる為に持参したんでしょうね。

 

見せる相手は警官ですね。
防犯カメラが無いのでやりとりの詳細は分かりません。ここに書くことは私の推測です。
警察官なので最初にモデルガンを見せられたら、咄嗟に警戒するはずです。
その後で包丁を出しても簡単に刺される事は無いでしょう。
警察官は柔道か剣道が必修です。S巡査は高校時代、甲子園を目指した球児のようですから、体は鍛えられていたでしょう。

 

このあたりを考えると、容疑者は油断しているS巡査を隠し持った包丁でいきなり刺したと言う事だろうと思います。
一太刀目で致命傷を負ったS巡査はもみ合いになりましたが、力尽きたと言う事だと思います。

 

その後、巡査部長が現れた時には、モデルガンと包丁を持っていた。
モデルガンがこの時、役に立つとは思えないんですよね。
何しろ、巡査部長は本物を拳銃を持っているわけですから。

 

そこを考えると、モデルガンは発砲させる為の小道具だったのではないか?と考えてしまいますね。
つまりは、ここでも射殺される事を狙った間接自殺なのではないか?と今の段階では考えています。

 

とは言え、他にも可能性はありますね。
モデルガンで威嚇して、「拳銃を出せ」と脅した場合ですね。
この可能性が否定できないのは、起き上がった時にモデルガンと包丁を持っていたからです。
いきなり包丁で刺したとして、その直後にはもみ合いになっているはずですから、モデルガンを構える時間が無いと思うわけです。
モデルガンで脅して「拳銃を出せ」と迫ったが、応じない為、包丁で刺したと言う流れですね。

 

このあたりは、S巡査の防御創の有無で判断できると思います。
司法解剖の結果待ちですね。

 

ただ、微妙なのが、襲撃した交番の場所です。
自宅の近くなので、以前に警邏中の交番の警官に目撃されていても不思議は無いと思うんですよね。
マスクはしてますけど、この時期では手袋などは不自然で、していないでしょう。
指紋などを残して、犯行を行うのはやはり、犯行後の事を考えていない破滅思想の持ち主なのかな?と言う印象はありますね。

 

他には近所で交番の中を見る事があれば、交番には4人の人間が常駐している事を知っていた可能性があります。
昼間でも4人がいるとは限らないから、未明の時間を狙ったのは交番の中と言うよりは交番の外の人通りが少ない事を狙った結果なのか?

 

あるいは、単純に夜眠れずに、妄想で興奮した状態で明け方に勢いで犯行を実行したのか?

 

犯行計画書や遺書などが残っていれば、動機が分かるかもしれませんね。

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
宮城県仙台市交番襲撃事件(9月20日報道)

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2018/09/18

富山県富山市元自衛官交番襲撃事件(6月29日の報道)

県警によると、容疑者の自宅の捜索で、マシンガン型を含むモデルガン十数点のほか、ナイフ数本と模造刀1本、銃に関する本など書籍約50冊を押収した。

 

押収品の中には、ミリタリー用品とみられるベストや負傷した際に使う救急セットもあった。捜査関係者によると、事件直後、交番から約150メートル離れた民家の敷地内で島津容疑者とみられる男が目撃され、血の付いた止血帯のようなものが押収されているとのこと。

 

捜査関係者によりますと、容疑者が交番の裏口付近で警部補を襲って拳銃を奪った後、交番の中で拳銃を構えながら他に人がいないか確認している姿が防犯カメラに映っていたとのこと。

 

防犯カメラには、姿は見えないものの「撃つぞ」という警告するような音声が残っていたとのこと。

 

警察は、警部補が襲われた際に発砲した可能性があるとみて確認を進めているとのこと。

 

容疑者(21)が現場付近の住宅地に残したとみられる止血帯を県警が押収していたとのこと。県警は、複数の刃物を持って交番を襲撃した容疑者が、自身がけがをした場合に備えて準備していた可能性があるとみて調べているとのこと。

 

止血帯が見つかったのは、交番から北東に140メートル離れた住宅の敷地。住民によると、容疑者とみられる男が倉庫にもたれて座り込んでいた場所に残されていた。住民は血の付着したタオルだと思っていたとのこと。

 

陸上自衛隊トップの陸上幕僚長は6月28日の記者会見で、富山市の交番襲撃事件で殺人未遂容疑で逮捕された元自衛官の男性容疑者(21)の勤務態度について「特段問題になるような行動はなかったと報告を受けている」と述べたとのこと。

 

容疑者は退官後に有事や災害時に招集される即応予備自衛官に採用されていたが、事件翌日の27日付で免職したとのこと。

 

陸自によると、容疑者は任期制自衛官として2015年3月~17年3月に金沢駐屯地(金沢市)で勤務。処分歴はなく、17年6月からは有事などの際に後方支援などを担当する予備自衛官になり、今年4月には招集時に第一線部隊に配属される即応予備自衛官に採用され、今月16~17日には迫撃砲の操作訓練を受けたとのこと。

 

自衛官時代に小銃や銃剣の訓練は受けていたが、拳銃を扱うことはなかったという。陸幕長は「有事において国民の生命と財産を守る即応予備自衛官がこのような事案を起こしたことは大変遺憾。要請があれば、警察の捜査に協力したい」と述べたとのこと。

 

陸幕長は28日の定例記者会見で、容疑者が訓練に用いた小銃と、事件で使われた拳銃について、「撃ち方が全然違う。弾を撃つということは共通しているが動作は違う」と話したとのこと。

 

時系列を更新
2015年03月 陸上自衛隊に入隊。(18歳と推定)
2015年04月 金沢駐屯地に勤務
2017年03月 任期満了で退官、実家に戻る(20歳と推定)
2017年06月 予備自衛官になる。
2018年
04月   即応予備自衛官に採用
04月   容疑者が富山市内のファストフード店でアルバイトを始める。
06月16-17日 迫撃砲の操作訓練を受ける。
06月26日(火)(現在21歳)
12:00頃 容疑者がファストフード店でアルバイトに入る
12:30頃 容疑者が注意した店長を複数回殴る
13:00頃 容疑者が店を飛び出す
14:00頃 刃物を持った元自衛官(21)が交番を襲撃し拳銃を強奪。
14:07  交番にいた相談員が通報
14:10頃 小学校に警察から連絡。
その後  交番内を物色後に逃走
14:11頃 相談員が交番近くの美容室から再度通報
14:13頃 パトカーが交番に到着。
その後  交番襲撃後14分ほど、周辺をうろつく
その後  100メートル離れた小学校の正門方向に移動
14:24頃 容疑者が正門近くで校舎に向けて2回発砲
14秒後  小学校の正門付近で男性警備員に発砲
14:25頃 駆けつけた警官が発砲、身柄を確保。
15:30頃 男性警部補の死亡が確認
16:15頃 男性警備員の死亡が確認
06月27日 容疑者の自宅を家宅捜索。

 

こんなところですね。
情報が整理されてきたせいか、情報量が少なくなってきたのかな?
今回の報道で特に注目したいのが、小学校の校舎に向けて2発、発砲している点です。

 

銃器の場合、有効射程と言うのがあります。
簡単に説明すると、狙った目標に弾丸を命中させられる距離と言う事ですね。
拳銃の場合は、有効射程は7メートル(Wikiによる)
(しかし、発射された弾丸は1キロメートル以上飛びます)
警察官の拳銃射撃訓練は10メートルから20メートルで行っているようです。

 

警備員の撃たれた場所から校舎までの距離は約30メートル。
有効射程は外れていると思いますね。
ただし、弾丸は届く距離ではあります。

 

問題はこの発砲の目的ですね。
元自衛官で小銃の射撃訓練もしているし、自宅からはミリタリーグッズも出ているから、当然のように、銃器についての知識は持っていたはずです。

 

なので、拳銃の有効射程も知っていて。
この距離では狙って誰かを射殺する事はできない事も理解していたはずです。

 

なので、この発砲は少なくとも、誰かを狙撃する為の物では無かっただろうと思います。
では何か?

 

既に正門から100メートル離れた交番にはパトカーが到着している。当然、それには警官も乗っている。
発砲音で警官を呼び寄せる為だったのかな?

 

しかし、その直後には正門付近にいた警備員も射殺しています。
こちらは、明らかに殺意があったと思います。
こちらの殺害もちょっと意味不明なんですよね。

 

そもそも、射殺するのが誰でも良いなら、交番周辺で容疑者を目撃した住民でもよかったはずです。
だから、この正門付近に来るまでは、容疑者は無差別殺傷をしようとしていたわけではなかったと思います。

 

そして小学校に向かった理由もちょっと分かりませんね。
池田小事件を拳銃と刃物で再現するつもりなら、池田小を上回る被害者を出す事もできたと思います。

 

これは私の憶測です。
警備員を射殺したのは、確実に死刑になる為だったのではないか?と考えています。
いくら警察官でも殺害が1人では確実に死刑になるとは言い切れません。
そこで、死亡を2名にする事で死刑を確実にする為だったのではないかな?
しかし、これは死刑になる為の保険的な意味合いだと思います。。

 

前回も書きましたが本命は警官に射殺される事だったんじゃないかな?
(射殺に失敗して逮捕されても、死刑になれる)

 

もし、計画的犯行なら、小学校に逃げ込み校舎に向けて発砲、それを知った警官は子供への被害を防ぐ為に発砲しても仕方が無いと心理的環境を作る。言い換えれば、容疑者が発砲する為のプレッシャーを警官にかけたのかもしれませんね。

 

そして、トドメは刃物を持って現場に来た警官に襲い掛かる、自らの身を守る為に発砲しなければならない。
咄嗟に急所を避けて撃つだけの余裕は警官には無いだろうと言う計算だったのかもしれませんね。

まー本当のところは、本人に供述してもらうしかないですね。

参考リンク
富山県富山市元自衛官交番襲撃事件(6月28日の報道)
富山県富山市元自衛官交番襲撃事件(7月4日以降の報道)

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2018/09/13

富山県富山市元自衛官交番襲撃事件(6月28日の報道)

司法解剖の結果、警部補は腹や頭の三十数カ所を刺されたり切られたりしており、深さ13センチで内臓まで達する傷もあった。左の手のひらは銃弾が貫通していた。死因は腹部大動脈損傷による出血性ショックだった。

 

警備員(68)も右頬から後頭部にかけて銃弾が貫通。死因は左椎骨(ついこつ)動脈損傷による大脳くも膜下出血だった。

 

県警は警備員が頭や左肩を撃たれたとしていたが、27日に頭部のみだったと訂正したとのこと。

 

容疑者は今年4月から富山市内のファストフード店でアルバイトの従業員として働いていた。店の関係者によると、調理を担当し、事件のあった26日も正午から勤務に入っていた。

 

午後0時半頃、40歳代の男性店長から仕事の指示を受けたが返事をせず、従わなかった。店長が「やってください」などと注意を続けると、無言で店長をにらんでいた容疑者は同0時50分頃、突然、店長の顔や体を複数回殴った。私服に着替えた後、同1時頃、店を辞めると告げて出て行ったとのこと。

 

別の報道では
店長が店内の掃除を指示したことに対し容疑者は「嫌です」と断り、店長をにらみつけ、店長の顔や体を複数回殴ったとのこと。

 

店長は、全治3週間のけがを負わせたとみられている。

 

ファストフード店は現場の交番から2キロほど離れている。

 

容疑者は陸上自衛隊金沢駐屯地に勤務。駐屯地によると、任期制の自衛官で、弾薬を手渡す「迫撃砲弾薬手」だったとのこと。

 

捜査関係者によると、交番襲撃の直前、交番に設置された防犯カメラの映像に、交番前を通り過ぎる容疑者の姿が映っていたとのこと。
この時、中には警部補と60代の男性相談員がいた。
容疑者は交番の様子をうかがっていた可能性があり、その後、裏口に回ってドアをノックし、警部補が開けたところを襲ったとみられているとのこと。

 

捜査関係者によると、容疑者が、交番の裏口で警部補を刺したあと、血まみれの状態で拳銃を持ち、しばらく交番内を物色している姿が、交番内の防犯カメラに映っていたとのこと。

 

警部補は耐刃防護服を着ていましたが、凶器は防護服を貫通していなかったものの、刺された傷は三十数カ所あって、深いもので13センチにも達していたとのこと。

 

警察は、27日に行った現場検証で複数の銃弾を回収。このうちの1発は奥田小学校の仮設廊下に撃ち込まれていたということです。

 

小学校では、耐震工事のため、北館と南館を結ぶ仮設の廊下を設置していた。容疑者は、小学校の正門方向に県道を挟んだ脇道から発砲していて、およそ100メートル先にこの仮設廊下があるとのこと。

 

県警によると、学校の敷地内からは合計3発の銃弾が見つかったとのこと。警備員が撃たれた付近の地面と、小学校の仮設の渡り廊下からそれぞれ1発ずつ。さらに、渡り廊下を貫通して、校舎内の使われていない旧保健室の天井に1発がめりこんでいたという。当時、小学校には約400人の児童がいたとのこと。

 

***時系列***
2015年03月 陸上自衛隊に入隊。(18歳と推定)
2015年04月 金沢駐屯地に勤務
2017年03月 任期満了で退官、実家に戻る(20歳と推定)
2018年
04月   容疑者が富山市内のファストフード店でアルバイトを始める。
06月26日(火)(現在21歳)
12:00頃 容疑者がファストフード店でアルバイトに入る
12:30頃 容疑者が注意した店長を複数回殴る
13:00頃 容疑者が店を飛び出す
14:00頃 刃物を持った元自衛官(21)が交番を襲撃し拳銃を強奪。
14:07  交番にいた相談員が通報
14:10頃 小学校に警察から連絡。
その後  交番内を物色
その後  交番襲撃後20分ほど、周辺をうろつく
その後  100メートル離れた小学校の正門付近で男性警備員を襲撃
14:25頃 駆けつけた警官が発砲、身柄を確保。
15:30頃 男性警部補の死亡が確認
16:15頃 男性警備員の死亡が確認
06月27日 容疑者の自宅を家宅捜索。

 

こんなところですね。
自衛隊を退官してから、ファストフード店でアルバイトを始めるまでに1年のブランクがありますね。
この1年間は何をしていたのだろう?

 

で、最大の疑問である、動機に関わりがありそうな部分が事件直前に起きている。
アルバイト先でのトラブルですね。

 

容疑者にも、作業を指示したのが店長である事は理解していたと思うんですよね。
アルバイトを初めて2,3ヶ月と言うところでしょうが、それまでにも何度も指示を受けているはずです。

 

指示された内容も「店内の掃除」なので、理不尽な指示とは思えないですね。
その指示に対して「嫌です」と拒否しているのが分かりません。
他に優先すべき作業があるので「今はできません、この後やります」なら分かるんですけど・・・

 

答えが「嫌です」なので、単純に「やりたくない」と言う事なんでしょうね。
それだけなら、まだしも、殴ってますから、感情的になって押さえられなかったのかな?

 

それで、辞めると言って、店を出た。
まー店長を殴ってしまっては、辞めるしかないだろうとは思います。

 

しかし、気になるのはその直後に家族にLINEで店長を殴ったバイトを辞めると連絡してます。
これまでの報道ではこのLINEは当日とだけしか報道されていませんが、交番を襲撃してからこのLINEを送る時間は無いでしょうから、店を出た13時から交番を襲撃する14時までの間に送っていると推測しています。

 

この家族への連絡が私としては、ちょっと奇妙な行動に見えるんですよね。
バイトや仕事を感情的になって辞めた、なんて事は若年者ならありそうな話ですよね。
しかし、家族にとっては特に緊急に対応が必要な事では無いので、帰宅してから話せば済む話なんじゃない?と思うんですよね。

 

21歳で成人してるし、自衛隊で仕事もした、アルバイトもしている、仕事が嫌いとか、上司とソリが合わないから辞めるとなっても、それを直後にあえて、家族に連絡する必要があるのかな?

 

なので、これは「辞めてやったぞ」的な、「あてつけ」のような行動なのかもしれませんね。
家庭内でも親子関係はうまくいってないようですから、アルバイトは親に言われて仕方なく始めたというところなのかもしれませんね。

 

親が働けというから始めたけど、この仕事は自分には合わないんだよ、と言うところかもしれませんね。

 

しかし、親子関係がうまく言ってない家庭なら、これもありそうな話だと思います。

 

ところが、その直後に交番を襲撃して拳銃を強奪すると言う、破滅的な行動に出ています。
なにしろ、覆面もしてませんし、昼間に人目もはばからずに犯行を行っているのは、容疑者本人が破滅を望んでいたのではないか?という印象ですね。

 

この犯行が計画的な物なのか?それとも、感情爆発で突発的に起きた事件なのか?と言うのも気になる部分ではあります。

 

今のところの報道を見ると、凶器の刃物を4本用意している点は計画的に見える部分ではあります。
その一方で、拳銃強奪後に周辺を20分ほどうろついていたのは、この後、何をするか?考えていた時間のようにも見えますね。
まずは、拳銃を強奪する事が目的だったのかもしれませんね、強奪の過程で逆に警部補に射殺される事も覚悟していたのかもしれません。

 

で、拳銃は手に入れたけどその後どうするか?までは考えていなかったのかな?

 

最後も警官2人と対峙した時も逃げずに、襲い掛かってますから、射殺される事を望んでいたんじゃないかな?
ある種の間接自殺なのかもしれませんね。

 

このあたりは、その後の供述を待つしか無いのですが・・・

 

続きは次回書きますね。

参考リンク
富山県富山市元自衛官交番襲撃事件(6月27日までの報道)
富山県富山市元自衛官交番襲撃事件(6月29日の報道)

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2018/09/12

富山県富山市元自衛官交番襲撃事件(6月27日までの報道)

遅くなりましたが、記事にします。
6月26日午後2時ごろ、富山市久方町の富山中央署奥田交番に刃物を持った男が押し入り、交番所長の男性警部補(46)=同市宝町=の腹など数十カ所を刺す事件が起きている。

 

男は拳銃を奪って逃げ、近くの同市奥田小学校(同市奥田双葉町)の正門付近で警備員の男性(68)=同市高島=に発砲。所長と警備員は間もなく死亡したとのこと。

 

同署は警備員に対する殺人未遂容疑で、元自衛官でアルバイト店員の男性容疑者(21)=立山町末三賀=を現行犯逮捕したとのこと。

 

逮捕容疑は26日午後2時25分ごろ、奥田小の正門付近で警備員を拳銃または刃物で殺害しようとした疑い。

 

県警によると、所長と共に交番にいた交番相談員の男性が「男が刃物を持って暴れている」と110番した。

 

駆け付けた署員が、小学校の方から発砲音がしたため同校へ向かうと、正門付近で容疑者が両手に刃物を持って走ってきたため、署員2人が1発ずつ発砲した。

 

倒れた容疑者を逮捕したとのこと。
容疑者は左腹を撃たれ、県立中央病院に運ばれたが意識不明の重体となっているとのこと。

 

奪われたのは所長が携帯していた回転式拳銃。銃弾5発が入っていたが、全て発射されていたとのこと。

 

交番裏には犯行に使われたとみられる刃物が落ちていた。容疑者は複数の刃物を所持し、学校敷地内に立ち入った。容疑者と2人の被害者に面識があったかは分からないとのこと。

 

所長は交番裏の戸をたたく音がしたため、ドアを開けたところ、刃物を持った容疑者がおり、突然もみ合いになった。約1時間半後に搬送先の県立中央病院で死亡したとのこと。死因は腹を刺されたことによる出血性ショック。

 

警備員は小学校の耐震工事に伴い現場に派遣されていた。約1時間50分後、富山赤十字病院で死亡。頭部に被弾したほか、左肩も撃たれた可能性があるとのこと。
死因は頭部損傷だったとのこと。

 

自衛隊関係者によると、容疑者は2015年3月に陸上自衛隊に入隊。同年4月から金沢駐屯地で勤務し、17年3月に退職したとのこと。

 

現場の交番はJR富山駅の北東約900メートルの住宅街の一角。

 

26日午後の小学校校長の会見
午後2時15分ごろ、本校の前庭で不審者らしき人物を確認した。

 

すぐに職員に110番、また、倒れている方がいたので、119番に通報するよう指示した。
また、男性職員にはさすまたを持って1階の警備にあたるよう指示。職員はそれぞれ持ち場に分かれて警戒にあたっている。

 

その際、警察からの指示も頂きまして、様子を見て第2段階として児童を体育館へ避難させた。
前庭が現場となっていましたので、前庭を通らないように、また、子どもの導線、安全確保に十分に注意を払うように指示、各教室から体育館へ集めた。

 

体育館ではすぐに児童の人数確認をし、全員いることを確認。4年生については本日、校外学習に出ていましたので、そちらの担任と連絡を取って、学校の中には入らない、バスで待機をするように指示。

 

その後、警察が前庭で犯人を確保したことを確認した。

 

富山市教育委員会によると、死亡した警備員の男性は、学校の耐震工事のため、工事車両の誘導などにあたっていたとのこと。

 

捜査関係者によると現場に駆け付けた警察官に撃たれた容疑者は、、病院に搬送される際、警察官の問い掛けにうなずくなどしていましたが、現在は心肺停止の重体で病院で治療を受けているとのこと。

 

警部補は腹部などを刺されており、出血性ショックで死亡。
男性警備員も頭や左肩を撃たれ、頭部損傷で死亡。

 

県警などによると、警部補は交番の所長を務めており、事件当時は男性相談員と2人でいた。

 

容疑者が交番の裏口ドアを「ドーン」と叩く音がした。警部補が応対しようとしたところ、容疑者がいきなり両手に刃物をもって襲ってきてもみあいとなる。

 

相談員が交番内から通報。同容疑者が交番内に入ろうとする場面もあり、相談員は外に出て再び通報したとのこと。

 

警部補の体には腹部を中心に数十カ所の刺し傷があり、近くに血の付いた刃物1本が落ちていた。1発発射した痕跡もあったという。相談員は無事だったとのこと。

 

解剖の結果、警部補の遺体からは、刺された傷の他、左の手のひらに拳銃で撃たれた痕が確認されたのこと。

 

拳銃はつりひもで腰ベルトと結びつけられており、刃物で切断した後に奪ったとみられるとのこと。
「つりひも」には金属製の芯が入っていて、簡単には切れないようになっている。

 

その後、交番から東に約150メートル離れた住宅街をうろつく姿が、複数の住民に目撃されていたとのこと。

 

午後2時過ぎには、民家の物置の低いブロック塀に座り込む不審な男がいた。男は容疑者とみられ、着ている白いシャツに血が付いていた。見かけた住民が声を掛けようとすると、無言で立ち上がり、住宅街の路地を北の方に歩いて行ったとのこと。

 

物置や民家の外壁に複数の血痕が見つかった。血で染まった布も落ちていたとのこと。

 

奥田小の正門から県道を挟んで約50メートル東にある住宅街の路上でも、複数の血痕が発見された。県警は容疑者が警部補を襲撃した後、交番東側の半径約150メートル圏内の住宅街をうろついていたとみているとのこと。(約20分間)

 

容疑者はこの後、交番に面した道路を北に約100メートル移動し、学校正門付近で警備員を少なくとも2発撃ったとみられる。

 

目撃者によると、1メートルほどの至近距離から警備員と向き合う形で撃ったとのこと。

 

直後に警察官に発見されて学校敷地内に侵入。「止まれ」という警告を聞かずに刃物を両手に持って向かってきたため、署員2人が1発ずつ撃った。逮捕時に容疑者は刃物を他に2本所持していたとのこと。

 

目撃者によると「(警察官が)止まれ動くな撃つぞと言っていた。その後、2発銃声が聞こえた」とのこと。

 

容疑者は警察官に撃たれ、内臓損傷で重体。

 

拳銃は警部補が右腰に付けたホルダーから奪われた。拳銃は学校正門付近に落ちているのが見つかり、通常5発装填される弾は全て無くなっていたとのこと。

 

小学校近くの住民によると、警備員が倒れた駐車場では、5、6人が心臓マッサージをしているのが見えたとのこと。

 

警備員の死因は拳銃で頭を1発撃たれたことによる大脳くも膜下出血とみられる。弾は頬から後頭部にかけて頭を貫通していたとのこと。

 

容疑者は自衛隊で小銃を使った訓練は行っていたが、拳銃を扱った実績の有無は不明とのこと。

 

関係者によると、容疑者は2015年3月、自衛官候補生として採用。約3カ月の教育期間を経て、任期制自衛官として金沢駐屯地第14普通科連隊に所属していた。任期満了の17年3月に退官、その後は即応予備自衛官として採用されていた。退官時の階級は陸士長とのこと。

 

容疑者は、富山市内から約15キロ南東にある同県立山町の出身。昨年3月に退職し実家に戻っていたが、知人らは「何をしているのかよく分からなかった」とのこと。

 

近所の住民によると、容疑者は両親と姉の4人家族。子供の頃から知っているという70代の女性は「今の時代に珍しいくらい良い子だった」と話したとのこと。

 

容疑者の同級生によると、中学の途中で不登校になったとのこと。

 

近隣住民らによると、容疑者は両親、姉と20年ほど前から、自衛隊に入隊する平成27年3月まで今の自宅で生活していたとのこと。

 

近所の70代男性は「小さいころは地元のソフトボールに参加したこともあったが、中学に進んだころからあまり見かけなくなった」と話したとのこと。

 

地元の中学では欠席がちになり、知人の男性は「家庭内で暴力をふるったことがあるようだ」と証言する。同町に住む女性(77)は「家庭内でいろいろあったようで、親と話すことがあっても、子供のことはあまり聞かないようにしていた」と話したとのこと。

 

容疑者(21)=富山県立山町末三賀=が拳銃を持ったまま逃走していることを、学校側は知らされていなかったとのこと。
学校では、さすまたを持った職員が警戒に当たったが、拳銃の所持を知らずに容疑者に対応した場合、被害が拡大していた可能性があるとのこと。

 

市教委の担当者は「学校に盾などは置いておらず、効果的な対応策があるのか分からない。現時点で事件の全貌が判明していないので、県警の対応についてはコメントできない」としているとのこと。

 

県警は27日、容疑者の自宅を家宅捜索した。

 

アルバイト先は事件現場から約1キロ離れたファストフード店。
捜査関係者などによりますと、容疑者は昼ごろにアルバイト先に来て、休憩時間中に抜け出して交番を襲っていたとのこと。
別の報道では
事件当日は勤務先のファストフード店を早退していた。

 

容疑者(21)が事件当日、「アルバイト先で上司を殴った。バイトをやめる」との趣旨の内容を無料通信アプリ「LINEで」で家族に伝えていたとのこと。

 

アルバイト先の関係者によると、実際に勤務中に上司を殴り、いなくなったとのこと。

 

県警によると、容疑者は逮捕当時、全長約35センチのおの、約22センチのナイフ、約50センチの山刀を所持していた。山刀はリュックの中から見つかったという。また、交番の近くでは約23センチのナイフが見つかったとのこと。(4本の刃物を所持していた)

 

県警は27日に容疑者の自宅を家宅捜索し、複数のモデルガンなどを押収したとのこと。

 

***時系列***
2015年03月 陸上自衛隊に入隊。(18歳と推定)
2015年04月 金沢駐屯地に勤務
2017年03月 任期満了で退官、実家に戻る(20歳と推定)
2018年
06月26日(現在21歳)
14:00頃 刃物を持った元自衛官(21)が交番を襲撃し拳銃を強奪。
その後  交番襲撃後20分ほど、周辺をうろつく
その後  100メートル離れた小学校の正門付近で男性警備員を襲撃
14:25頃 駆けつけた警官が発砲、身柄を確保。
15:30頃 男性警部補の死亡が確認
16:15頃 男性警備員の死亡が確認
06月27日 容疑者の自宅を家宅捜索。

 

とりあえず、ここまで、
事件から1日ですが、いろいろな情報が出てますね。
この後、出てくるかもしれませんが、中学卒業後、自衛隊に入るまでの情報が無いですね。
そして、自衛隊は任期制自衛官として採用されています。

 

任期制自衛官と言うのは調べると
満了時に引き続き自衛官を希望するか、民間へ就職するか、自分の希望に合わせて選択できる。
任期満了後の進路については、就職指導だけではなく、様々な就職援護施策でサポートされる。
国の全面的なバックアップにより、希望者のほぼ100%が再就職を実現しているとのこと。
また、職務を通じて習得する数々の専門的技能に加え、さらに民間でも活用できる、約50種類の技能訓練課目が用意されており、在職期間に各種資格も取れるとのこと。

 

しかし、容疑者は退官後は自宅に戻りアルバイトなんですよね?
つまり、これは国の就職バックアップ体制を拒否したと言う事なんでしょうか?

 

しかも、資格も取れたならファストフード店でアルバイトするより、割の良い仕事もあったはずですよね?
このあたりから考えると、活用できそうな資格も取ってなかったのかな?

 

いつもなら続報を待ちましょうなんですが、既に報道はされているので、翌日分の報道を次回まとめますね。

参考リンク
富山県富山市元自衛官交番襲撃事件(6月28日の報道)

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