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2018/10/17

神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その5(7月12日報道)

続報です。
1)容疑者(31)が「弱った患者の点滴に消毒液を入れた」などと供述しているとのこと、ただ、殺害されたNさん=当時(88)=の容体は入院後から比較的安定していたことから、神奈川県警は供述の真偽を慎重に調べるとのこと。

2)容疑者(31)が「患者の死亡するタイミングを自分の都合に合わせたかった」という趣旨の供述をしているとのこと。

3)容疑者は「患者が亡くなって突然呼び出されたり、別の仕事を中断させられたりするのが嫌だった」と説明しているとのこと。

4)容疑者が殺害後、立て続けに未使用の多数の点滴に消毒液を混入していた疑いが強いとのこと

当時は3連休で、初日に3日分の点滴がナースステーションに搬入。事件後に残っていた未使用の点滴の一部からは、界面活性剤の成分が検出されているほか、約10本の点滴のゴム栓部分に注射器で開けられたような小さな穴が見つかった。神奈川県警は、まとめて搬入されたタイミングを見計らって容疑者が混入したとみているとのこと。

9月17日から19日は3連休。点滴は初日の17日午前に、19日までの3日分を施錠された保管場所で管理していた薬剤部のチェックを経て、ナースステーションに搬入された。県警へ通報があった20日までの間、容疑者の勤務は18日の夜勤だけだったとのこと。

5)9月20日Hさん(88)死亡後に、投与されていた点滴の異常に気づき、病院が午前10時40分ごろ県警に通報した。

6)事件発覚時に未使用だった点滴約50袋のうち7袋から、消毒液「ヂアミトール」成分が検出されていたとのこと。

捜査関係者によると、県警が4階ナースステーションに残っていた未使用の点滴約50袋を調べると、一部の点滴袋では、チューブを差し込むゴム栓の保護テープに針で刺したような小さな穴があり、7袋からヂアミトール成分を検出したとのこと。

7)先月末からの任意の事情聴取に対し、一部の患者については「点滴袋に消毒液を混入した」と説明しているということで、警察は、容疑者が混入方法を使い分けながら犯行を繰り返していた可能性があるとみて調べているとのこと。

8)容疑者(31)が、点滴に混入する消毒液を「ヂアミトール」にした理由について、「無色透明で無臭だから、気づかれにくいと思った」と供述しているとのこと。ヂアミトールの入った注射器をナース服のポケットに入れて持ち運んでいたという趣旨の供述もしているとのこと。

9)捜査関係者によると、県警は9月20日の通報直後、院内に暫定的にカメラを設置。まもなく、容疑者がインスリンの容器を複数載せたトレーを持ち、ナースステーションを出てしばらくしてから戻ってくる姿が映っていたという。当時インスリンの投与が予定されていた患者はいなかったといい、県警が容器を調べると空気が入っていたとのこと。
これが容疑者が捜査で浮上するきっかけになったとのこと。

10)容疑者は「勤務中に亡くなると遺族に説明しなければならず、面倒だった」「カルテなどを確認して容体の悪い患者を狙っていた」などと説明しているとのこと。

11)Nさん、Hさんと同時期に死亡した70代の女性入院患者について、容疑者(31)が消毒液を投与したという趣旨の供述をしているとのこと、病院に残っていた女性の血液から消毒液に含まれる界面活性剤の成分が検出されており、神奈川県警は関連を調べているとのこと。

12)Nさんと同じ18日に死亡した80代男性の遺体を司法解剖したところ、界面活性剤の成分が検出された。また、同時期に死亡した70代女性の血液からも検出された。この2人はNさん、Hさんと同様に、容疑者が担当する終末期患者向けの4階に入院していた。

捜査関係者によると、容疑者は70代女性について消毒液の注入を示唆する一方、80代男性については記憶が明確ではないと供述しているとのこと。ただ、女性の遺体は火葬され、男性の死因は病死とされていることなどから、県警は慎重に調べているとのこと。

13)Nさんが死亡する前に、容疑者が消毒液のボトルを隠すようにタオルで包んで病院の中を歩いている姿を病院関係者に目撃されていたとのこと。

14)7月12日、横浜市鶴見区の容疑者(31)の自宅アパートなどの家宅捜索を始めたとのこと。

15)警察のその後の調べで、容疑者は、Nさんの点滴のチューブの結合部に、注射器の針を刺して消毒液を入れていたとのこと。

16)Hさんは、20日午前4時55分に死亡した。点滴が交換されたのは19日午後10時ごろで、点滴袋からは消毒液の成分が検出された。

容疑者は交換時には勤務を終えていたが、夜勤中だった18日夕~19日午前にHさんの点滴袋にも消毒液を混入させたとみられる。点滴には患者名や投与日が記載されており、Hさんの点滴を把握していた可能性がある。消毒液は無色無臭で気づかれにくいとのこと。

時系列を更新
2008年      容疑者が看護士免許を取得。21歳
その後      別の病院に勤務(約7年の勤務と推定)
2015年05月    容疑者が大口病院に勤務を始める。(28歳と推定)
2016年
04月       4階のフロアで、ナースステーションに置いてあった看護師の服が切り裂かれる。
06月       カルテが抜き取られてなくなる。
06月頃      容疑者が母親に「病院内でいろいろなトラブルがあって早く辞めたい」と話す。
07月05日     横浜市が「看護師のエプロンが切り裂かれた事案と患者のカルテが紛失した事案が発生した」のメールを受信
07月中旬     容疑者が消毒薬を混入し始める。
08月12日     横浜市が「病棟で漂白剤らしきものが飲み物に混入し、それを飲んだ看護師の唇がただれた」メールを受信
09月17日     3連休の初日、連休は19日まで。
09月17日午前   3日分の点滴がナースステーションに運び込まれる。
09月18日15:00頃 容疑者が出勤。この日は夜勤の予定。
09月18日16:45頃 Nさんの病室に容疑者が入るのを目撃
09月18日16:50頃 Nさん急変、10分後に心肺停止。
09月18日     18日に死亡した4階の80代男性からも消毒液の成分が検出された。
09月18日夕方   容疑者の夜勤開始
09月19日午前   容疑者の夜勤終了
09月19日22:00頃 Hさんの点滴が交換された。
09月20日04:00頃 Hさん急変、1時間後に死亡。
09月20日10:40頃 点滴の異常を発見して、通報。事件発覚時に未使用の点滴 7/50で消毒液を検出
09月20日その後  警察が院内に監視カメラを設置。(直後と言う報道なのでこのタイミングと推定)
09月20日正午前  横浜市が「点滴に漂白剤らしきものが混入された事件が発生した」と伝えるメールを受け取っていた。
(9/20と推定)事件発覚後    夜勤中に容疑者が母親に泣きながら電話。
(9/20と推定)  容疑者が不要なインスリンを運ぶ姿が監視カメラに写る。
2018年
06月下旬     任意で事情聴取、2日目で自供。
07月07日     Hさん殺害容疑で逮捕
07月12日     容疑者宅を家宅捜索。

こんなところですね。
時系列について、9/20日推定分については、これまでの報道で、事件後1日しか出勤していない。と言う情報を根拠にしています。なので、事件後に夜勤中に母親に電話した日、事件後に設置した防犯カメラに写るのはこの最後の1日しかない。
と言う事になるわけです。

今回の報道で気になったのは、未使用の点滴袋50袋中、7袋から消毒液が検出されたと言う点です。
これまでの報道で動機は自分が「担当の時に死亡してほしく無かった」と言う事なんですよね。

すると、19日午前で夜勤が終了した容疑者は19日はこの後、夜勤明けてで休みですよね。
次の出勤は翌日20日の夕方からの夜勤なんじゃないでしょうか?(ここは確証が無いので、病院関係者のご意見をいただきたいです)
これだと、20日の昼間に警察が設置した監視カメラは同日夕方から夜勤の容疑者は知らなかったと言う可能性がありますよね。

色々あるので、話を戻しますが、消毒液が検出された7袋は使用する患者さんと時期が決まっていたのか?と言う事なんですが・・・報道には患者名や投与日が記載されていたとなってますね。
通報後に残っていたと言う事なので、20日の午前中なわけですよね?
私は20日の夕方から容疑者が最後の夜勤をしていると推定しているのですが、この7袋の点滴は何時使われる予定だったのだろうか?と言うのが疑問なわけです。もし、20日の午後にでも使われたら、自分が夜勤中に患者が死亡してしまうのではないか?と言うのが疑問ですね。なので、残りの7袋の使用時期と容疑者の次の勤務時間とに矛盾が無いか?が知りたいですね。

次に、「カルテなどを確認して容体の悪い患者を狙っていた」というには納得ですね。なので、他の人から容態が悪く無いと見えても、容疑者の知識の範囲では「容態が悪い」と言う判断になったんでしょうね。このあたりは、カルテのどの情報から判断したのか?と言うのが知りたいです。

で、もう一つ疑問なのが最後の夜勤(と推定)の行動です。
インスリンに空気を入れる事で、点滴以外でも死亡させる事を狙ったのか?
7袋の点滴袋に18日の夜勤の時に消毒液を注入したとしても、それは事件発覚の前なので、まーいままで通りの通常運転とみる事ができるのですが・・・20日の午前に事件が発覚してます。
さすがに、夜勤の引き継ぎの時にその話題は出たと思うんですよね。
ただ、調べたけど、この9月20日に事件の報道があったかどうかが分かりませんでした。
例の夜勤の時泣きながら電話したと言うのは、報道が出た後と言う事なので、9月20日報道があったか?が気になります。
(最後の夜勤が20日だったのか?の根拠としてこの情報が欲しいですね)

しかし、点滴についてはちょっと、分からない点もあります。
3連休用の点滴が17日に搬入されたのであれば、20日の午前中に消費されていると思うのですが、50袋も残っていたと言うのはどういう事なのかな?容疑者が注入できるのは18日の夜勤の時ですよね。
予定外に使用する予備品などがあったと言う事なのだろうか?それとも、連休明けの20日午前に補充があったのだろうか?
でも、補充分には容疑者は注入できませんからね。

参考リンク
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その4(7月10日報道)
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その6(7月13日以降報道)

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コメント

予定外の多大な労力を避けたかったというのが動機でしたね。
昔は自分で急変を作って救命して満足するという事件もありましたが、正反対の印象です。

急変して亡くなったとなれば、主治医や家族への連絡、救命処置(要可否確認)の準備と施行と後片付け、経過記録と説明記録、エンゼルケア、死亡診断書の準備や退院関連の事務処理、希望に沿った業者への連絡とやるべきことは多いです。
悲しみにくれる遺族への対応は責められなくとも胸がつまる、感情労働ですし。不機嫌な医師だったり、遺族間の争いに巻き込まれかけたりすれば精神的にもさらに疲弊します。
担当患者が亡くなってショックを受け退職してしまう新人看護師もいるほどだそうで。それだけ親身になっていたのだということなんですが。
それでも日常業務はいつも通りですし、お給料がアップするわけでもありません。
そこから患者や家族からの感謝や笑顔を支えに頑張る人、ぽっきりと折れてしまう人、仕事だからと割り切る人、パートとして外来業務に専念する人、色々な人がいます。

本当は、容疑者はゆるやかな時間の中で穏やかに患者や家族と語らいながら最期の時を過ごす・・みたいなのをやりかたったのかもしれませんね。
普段が壮絶だからそういう場面が余計に輝いて見えるだけなんですが。
急変を避けるなら眼科専門病院や救急をやらない入院施設のない診療所くらいですかね。

ちなみに19日夜勤明けなら20日日勤もありえますが、勤務表次第ですね。他の人との兼ね合いや本人の希望で変わってきます(夜勤多目にしたいとか)。
点滴は予備含めれば50袋は妥当かなと思います。
痛み止や吐き気止めを入れるための生理食塩水だけでも10-20個くらいあるでしょうし。ブドウ糖液や各種点滴もありますし。
使用予定分も1-4袋/人と仮定すると1日分だけでかなりの数になります。

投稿: つれづれ | 2018/10/17 12:19

つれづれさん、こんばんは

いつもコメントありがとうございます。
消防関係での「マッチポンプ」は有名な話ですが、医療関係にもそんな事があるんですね。

容疑者は、急変対応が嫌で犯罪と言う極端な手段を使ったわけですが・・・
前の病院も救急に配属されるのが嫌で退職しているんですが、今回は退職しようとは考えなかったのかな?と言うのが素朴な疑問ですね。

現在31歳だから、2年前は29歳かな。年齢的に転職が難しくなると言う事はあるんでしょうか?
実務経験8年ならベテランの域だと思うのですが、給与面を意識しなければ、転職先はあったような気がしますが・・・他の人がやりたがらない仕事(終末期医療)の場合、給与面はある程度、良かったのでしょうか?

理由は分からないけど、転職はしなかったんですよね。
事件前にも、色々と問題がある職場だったのに・・・
母親との電話でも早く辞めたいと話しているので、辞めたいけど、辞められないような、そんな状況に追い込まれていたのかもしれませんね。

勤務表は、公判で出てくるかもしれませんね。それはまでは、詳細は分からないかもしれませんが、公判を待つ事にしましょう。

そうですね、夜勤の方が手当が付くので、給与を増やそうと思うと、夜勤を多くしたいと言うのはありそうですね。

でも、その反面、夜勤は看護師の人数が昼間よりも減ると思うので、急変すると昼間よりも看護師1人の負担が多くそうな気がします。それを考えると、夜勤よりも日勤の方が仕事は楽だったのかな?と思わなくもないですね。

何か、夜勤を多くしなければならない事情があった可能性もありますね。
借金が無かったのか?気になりますね。

投稿: ASKA | 2018/10/18 20:46

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