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2018/10/30

神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その6(7月13日以降報道)

1)容疑者(31)が「混入を繰り返すうちに感覚がマヒしていった」との趣旨の供述をしているとのこと。

2)容疑者が別の患者について「点滴袋に消毒液を入れた」との説明をしているとのこと。容疑者は「患者が死亡したときの遺族への説明が苦手で担当時間前に死んでほしかった」という趣旨の話もしていて、県警は消毒液を投与する方法を使い分け、患者が担当時間外に死亡するよう計っていた疑いがあるとみて調べているとのこと。

別の報道では
事件当時残っていた未使用の点滴袋の一部から消毒液の成分が検出された一方で、Nさんの点滴袋からは消毒液の成分が検出されていないとのこと。Nさんのケースでは注射器などを使って一気に混入された可能性があり、警察は、容疑者が手口を使い分け、消毒液を混入していた可能性があるとみて調べているとのこと。

3)7月30日、特捜本部は同日、容疑者を同容疑で送検した。

4)捜査関係者によると、未使用の点滴袋の内、6袋の中には、男性=当時(88)=以外の患者名や投与予定日を記載したラベルが貼られたものもあったとのこと。

6袋からは消毒液に含まれる殺菌作用の強い界面活性剤の成分が検出された。特捜本部は同容疑者が注射器で消毒液を混入させたとみており、この6袋のゴム栓部分の保護フィルムにも針で刺したような跡が見つかったとのこと。

特捜本部によると、同容疑者は=当時(88)=に投与予定の点滴袋に消毒液を混入させたことを認めているとのこと。=当時(88)=の遺体と点滴の残りからは界面剤の成分が検出されたとのこと。

こんなところですね。
実際に死亡するところを見ていないし、それによって、精神的な利益と言うか報酬を受けているわけで、「感覚がマヒした」と言うのはあるんでしょうね。

しかし、ここまで犯行がエスカレートするまでに、誰も気付かなかったのかな?
「うちって死亡者、多くない?」とかね。
現場の医師や看護師になると、他と比較する情報が無いと思うので、現場で異変に気付く事は難しいかもしれません。

まー、複数の病院を経験していて、同じような終末医療の現場を他でも経験している人なら感覚的に「おや?」と感じるかもしれないけど・・・

この手の事件を今後、防ごうとするなら、事件の発生を何らかの方法で知る方法が必要ですよね。

入院から死亡までの平均日数とか・・・でも病院の技術レベルの差などもあるかもしれないので、差があっても犯罪が原因とは言えない場合もあって、これはこれで、難しいかもしれませんね。

むしろ、同じ病院の中で、記録を残して、過去と比較すると言うのが良いのかもしれませんね。月別での統計があれば、今月は平均値よりも20%以上多いなんて事に気付くかもしれません。

あとは、病院で死亡していますが、解剖などで、死因に不自然な点が無いか?を自己点検するとか・・・国か学会などによるガイドラインがあった方が良いかもしれませんね。

そういえば、大口病院の現役看護師の話によると当時、「4階はおかしい」とか「呪われている」なんて噂が当時出ていたようですね。

でも、普通に終末医療の現場なら、普通に亡くなる患者が出てもおかしく無いのに、そんな噂が出るのも妙ではありますね。

私が現場責任者なら、噂に反論する為に、同じ規模の病院のデータを入手して比較したりするかもしれませんね。

そういえば、こんな話もあります。ずいぶん昔の事件ですが、会社の健保組合の担当者が出産一時金を着服した事件がありました。

ある日、上司が健保組合のセミナーに出席して、出席各社の出産数のデータを見た時、自社の数字が突出して多かったと言う事で、着服が発覚したと言うのがありましたね。

時々、他と比べて見ると言うのも必要なのかもしれませんね。

参考リンク
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その5(7月12日報道)

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コメント

普通に終末医療の現場なら、普通に亡くなる患者が出てもおかしく無い~どんな人も死に至る根拠があるので、そう考えると4階は明らかに変だったんでしょう。

投稿: 亀さん | 2018/10/30 22:15

古い総合病院では縁起の語呂合わせからあえて4階を作らない建物構造にしてありました。
4=死を連想したからでしょう。
外からみると4階建てなのに3階の上は5階またはP(ペントハウス)としてたり 少しでも入院患者に気を配る配慮されてました。

投稿: テキスタイル | 2018/10/31 18:45

こうした終末期医療の病院の看護師はけっこう移動が激しいです(夜勤が多いうえに、人の死に向き合うストレス過多なため)。なので、亡くなる方が多いのは、体感的に「絶対に気づくはず」と友人の看護師が言っていました。

投稿: 順子 | 2018/11/01 02:28

みなさん、こんばんは

亀さんへ
そうですよね、やはり現場の人間から見ても、異常な状態だと感じていたんですよね。仕事に忙殺されていたのか、面倒な事には関わりたくないと言う事なのか・・・
誰か、調べていたら容疑者も警戒して自重したかもしれませんね。

テキスタイルさんへ
そうですね、昔の人はそのあたり、気を遣いますよね。

順子さんへ
コメントありがとうございます。
やはり、移動が多いんですね。まー無理も無いのかもしれませんね。
移動や転職などが多いから、異変に気付いても見て見ぬふりをしてしてしまったのかもしれませんね。

でもその一方で、横浜市に職場の異変をメールしている人が居るんですよね。
なので、このメールへの対応が無かったのが悔やまれますね。

メールの相手が横浜市ではなく、警察だったら、事件は防げたか?あるいは、もっと早く解決できていたかもしれませんね。

このあたりは、判決が出たあたりで、横浜市からコメントが出るかもしれませんね。

投稿: ASKA | 2018/11/02 21:10

その5のコメント欄で触れた、「自ら薬物を投与し助けることで欲求を満たす」事件の話ですが、改めて調べると思っていたほど昔の事件ではありませんでした
2000-2005年の間に100名前後を殺害したとされているドイツの男性看護師N・H受刑者の動機についての報道がそれで、現在も新たな裁判を受けているとのことです
彼の場合はあちこちの病院を渡り歩いており、急変に真っ先に駆けつける熱心な看護師との評判だったようです
発覚は、用のない病室に彼が入る所を目撃されその後その病室の患者が急変したことと、彼の所持品に薬物があったことからだとか

やはり不審なことを発見し情報共有できることが予防や被害拡大防止には必要なのでしょうね

投稿: つれづれ | 2018/11/08 01:01

今回の事件もドイツの事件も、下手人は勿論悪党なんですが、周りでそれを許した者どもにも責任はあると思います。ドイツもよほどおかしい状況になっていたはずで、気づいていた人も居たでしょう。横浜市は鈍臭さ過ぎです。責任者は辞任すべきですよね。誰が責任者ゃなのかではありますが、大口では院長や看護師長は該当するでしょう。

投稿: 空き地 | 2018/11/09 19:34

例年に比べて死者が多くても、どこから異常なのかの線引きは現場の肌感覚になっていそうですね。ただ、死者が多いとわかっても原因の第一候補は感染症ですし、スタッフを疑うにも清潔操作を徹底しているかという観点からの調査になるでしょう。
異常かどうかの線引きで悩ましいのが医療関係で「呼ぶ人」と言われる人もいるんですよね。その人が当直だと急患がたくさん来るとか、重症患者が来るとか。でもその人が何かしてるわけではない。冗談半分でお祓い行ったら?とか言われたりはするようですが。
医療関係者が患者を害する事例は先のドイツ以外にもあるものの、確率的に低すぎてその可能性に辿り着いた時には被害者は数十人になっていた、なんて容易に考えられる話です。早期発見はデータだけでは難しそうです。

予防という観点ではストレスチェックや面談などで精神面のフォローをするのが比較的やりやすいでしょう。
知識があると結果を操作することも可能なのが悩ましい点ではありますが。

投稿: つれづれ | 2018/11/14 12:09

空き地さん、つれづれさん、こんにちは

空き地さんへ
事件に気づいていて放置した人がいるなら、共犯と言えますね。ただ、解剖もしていないので死亡の原因までは、周囲の人にはわからなかったのかもしれませんね。

つれづれさんへ
データでは判断が難しいとなると、予防は別の面から考えないといけないようですね。
そうすると、ご指摘の通り、メンタル面のストレスチェックとかになりそうですね。

他には、この事件の原因で遺族への説明が嫌と言う部分だけなら、専門の人を雇うとか方法はあるかもしれませんが・・・他の人が嫌がる事を引き受けてくれる人やその仕事に適正のある人を探すのが難しいかもしれませんね。

投稿: ASKA | 2018/11/25 08:56

3人と同じ時期に死亡した横浜市鶴見区のNAさんの体内からも消毒液の成分が検出。容疑者が点滴袋に投与した成分で殺害された疑いが強まったとして、11月30日県警は殺人容疑で容疑者を追送検したとのこと。

とりあえず、証拠の消毒液が出た案件については起訴すると言う方針なのかな?
公判を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2018/11/30 20:04

起訴です。

横浜市の旧大口病院で2016年、高齢の入院患者らが点滴に消毒液を混入されて中毒死した事件で、横浜地検は12月7日、元看護師の女性容疑者(31)を患者の男女3人に対する殺人の罪で起訴したとのこと。

また、未使用の点滴袋5袋に消毒液を混入したとして殺人予備罪でも起訴したとのこと。

殺害されたとされる3人は、Nさん(当時88歳)とYさん(同)、Oさん(当時78歳)。神奈川県警は入院中に死亡したNAさん(当時89歳)に対する殺人容疑でも追送検したが、地検は不起訴としたとのこと。

注:以前の記事ではYさん88歳はHさんと記載していました。

投稿: ASKA | 2018/12/07 19:47

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