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2018/10/17

神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その5(7月12日報道)

続報です。
1)容疑者(31)が「弱った患者の点滴に消毒液を入れた」などと供述しているとのこと、ただ、殺害されたNさん=当時(88)=の容体は入院後から比較的安定していたことから、神奈川県警は供述の真偽を慎重に調べるとのこと。

2)容疑者(31)が「患者の死亡するタイミングを自分の都合に合わせたかった」という趣旨の供述をしているとのこと。

3)容疑者は「患者が亡くなって突然呼び出されたり、別の仕事を中断させられたりするのが嫌だった」と説明しているとのこと。

4)容疑者が殺害後、立て続けに未使用の多数の点滴に消毒液を混入していた疑いが強いとのこと

当時は3連休で、初日に3日分の点滴がナースステーションに搬入。事件後に残っていた未使用の点滴の一部からは、界面活性剤の成分が検出されているほか、約10本の点滴のゴム栓部分に注射器で開けられたような小さな穴が見つかった。神奈川県警は、まとめて搬入されたタイミングを見計らって容疑者が混入したとみているとのこと。

9月17日から19日は3連休。点滴は初日の17日午前に、19日までの3日分を施錠された保管場所で管理していた薬剤部のチェックを経て、ナースステーションに搬入された。県警へ通報があった20日までの間、容疑者の勤務は18日の夜勤だけだったとのこと。

5)9月20日Hさん(88)死亡後に、投与されていた点滴の異常に気づき、病院が午前10時40分ごろ県警に通報した。

6)事件発覚時に未使用だった点滴約50袋のうち7袋から、消毒液「ヂアミトール」成分が検出されていたとのこと。

捜査関係者によると、県警が4階ナースステーションに残っていた未使用の点滴約50袋を調べると、一部の点滴袋では、チューブを差し込むゴム栓の保護テープに針で刺したような小さな穴があり、7袋からヂアミトール成分を検出したとのこと。

7)先月末からの任意の事情聴取に対し、一部の患者については「点滴袋に消毒液を混入した」と説明しているということで、警察は、容疑者が混入方法を使い分けながら犯行を繰り返していた可能性があるとみて調べているとのこと。

8)容疑者(31)が、点滴に混入する消毒液を「ヂアミトール」にした理由について、「無色透明で無臭だから、気づかれにくいと思った」と供述しているとのこと。ヂアミトールの入った注射器をナース服のポケットに入れて持ち運んでいたという趣旨の供述もしているとのこと。

9)捜査関係者によると、県警は9月20日の通報直後、院内に暫定的にカメラを設置。まもなく、容疑者がインスリンの容器を複数載せたトレーを持ち、ナースステーションを出てしばらくしてから戻ってくる姿が映っていたという。当時インスリンの投与が予定されていた患者はいなかったといい、県警が容器を調べると空気が入っていたとのこと。
これが容疑者が捜査で浮上するきっかけになったとのこと。

10)容疑者は「勤務中に亡くなると遺族に説明しなければならず、面倒だった」「カルテなどを確認して容体の悪い患者を狙っていた」などと説明しているとのこと。

11)Nさん、Hさんと同時期に死亡した70代の女性入院患者について、容疑者(31)が消毒液を投与したという趣旨の供述をしているとのこと、病院に残っていた女性の血液から消毒液に含まれる界面活性剤の成分が検出されており、神奈川県警は関連を調べているとのこと。

12)Nさんと同じ18日に死亡した80代男性の遺体を司法解剖したところ、界面活性剤の成分が検出された。また、同時期に死亡した70代女性の血液からも検出された。この2人はNさん、Hさんと同様に、容疑者が担当する終末期患者向けの4階に入院していた。

捜査関係者によると、容疑者は70代女性について消毒液の注入を示唆する一方、80代男性については記憶が明確ではないと供述しているとのこと。ただ、女性の遺体は火葬され、男性の死因は病死とされていることなどから、県警は慎重に調べているとのこと。

13)Nさんが死亡する前に、容疑者が消毒液のボトルを隠すようにタオルで包んで病院の中を歩いている姿を病院関係者に目撃されていたとのこと。

14)7月12日、横浜市鶴見区の容疑者(31)の自宅アパートなどの家宅捜索を始めたとのこと。

15)警察のその後の調べで、容疑者は、Nさんの点滴のチューブの結合部に、注射器の針を刺して消毒液を入れていたとのこと。

16)Hさんは、20日午前4時55分に死亡した。点滴が交換されたのは19日午後10時ごろで、点滴袋からは消毒液の成分が検出された。

容疑者は交換時には勤務を終えていたが、夜勤中だった18日夕~19日午前にHさんの点滴袋にも消毒液を混入させたとみられる。点滴には患者名や投与日が記載されており、Hさんの点滴を把握していた可能性がある。消毒液は無色無臭で気づかれにくいとのこと。

時系列を更新
2008年      容疑者が看護士免許を取得。21歳
その後      別の病院に勤務(約7年の勤務と推定)
2015年05月    容疑者が大口病院に勤務を始める。(28歳と推定)
2016年
04月       4階のフロアで、ナースステーションに置いてあった看護師の服が切り裂かれる。
06月       カルテが抜き取られてなくなる。
06月頃      容疑者が母親に「病院内でいろいろなトラブルがあって早く辞めたい」と話す。
07月05日     横浜市が「看護師のエプロンが切り裂かれた事案と患者のカルテが紛失した事案が発生した」のメールを受信
07月中旬     容疑者が消毒薬を混入し始める。
08月12日     横浜市が「病棟で漂白剤らしきものが飲み物に混入し、それを飲んだ看護師の唇がただれた」メールを受信
09月17日     3連休の初日、連休は19日まで。
09月17日午前   3日分の点滴がナースステーションに運び込まれる。
09月18日15:00頃 容疑者が出勤。この日は夜勤の予定。
09月18日16:45頃 Nさんの病室に容疑者が入るのを目撃
09月18日16:50頃 Nさん急変、10分後に心肺停止。
09月18日     18日に死亡した4階の80代男性からも消毒液の成分が検出された。
09月18日夕方   容疑者の夜勤開始
09月19日午前   容疑者の夜勤終了
09月19日22:00頃 Hさんの点滴が交換された。
09月20日04:00頃 Hさん急変、1時間後に死亡。
09月20日10:40頃 点滴の異常を発見して、通報。事件発覚時に未使用の点滴 7/50で消毒液を検出
09月20日その後  警察が院内に監視カメラを設置。(直後と言う報道なのでこのタイミングと推定)
09月20日正午前  横浜市が「点滴に漂白剤らしきものが混入された事件が発生した」と伝えるメールを受け取っていた。
(9/20と推定)事件発覚後    夜勤中に容疑者が母親に泣きながら電話。
(9/20と推定)  容疑者が不要なインスリンを運ぶ姿が監視カメラに写る。
2018年
06月下旬     任意で事情聴取、2日目で自供。
07月07日     Hさん殺害容疑で逮捕
07月12日     容疑者宅を家宅捜索。

こんなところですね。
時系列について、9/20日推定分については、これまでの報道で、事件後1日しか出勤していない。と言う情報を根拠にしています。なので、事件後に夜勤中に母親に電話した日、事件後に設置した防犯カメラに写るのはこの最後の1日しかない。
と言う事になるわけです。

今回の報道で気になったのは、未使用の点滴袋50袋中、7袋から消毒液が検出されたと言う点です。
これまでの報道で動機は自分が「担当の時に死亡してほしく無かった」と言う事なんですよね。

すると、19日午前で夜勤が終了した容疑者は19日はこの後、夜勤明けてで休みですよね。
次の出勤は翌日20日の夕方からの夜勤なんじゃないでしょうか?(ここは確証が無いので、病院関係者のご意見をいただきたいです)
これだと、20日の昼間に警察が設置した監視カメラは同日夕方から夜勤の容疑者は知らなかったと言う可能性がありますよね。

色々あるので、話を戻しますが、消毒液が検出された7袋は使用する患者さんと時期が決まっていたのか?と言う事なんですが・・・報道には患者名や投与日が記載されていたとなってますね。
通報後に残っていたと言う事なので、20日の午前中なわけですよね?
私は20日の夕方から容疑者が最後の夜勤をしていると推定しているのですが、この7袋の点滴は何時使われる予定だったのだろうか?と言うのが疑問なわけです。もし、20日の午後にでも使われたら、自分が夜勤中に患者が死亡してしまうのではないか?と言うのが疑問ですね。なので、残りの7袋の使用時期と容疑者の次の勤務時間とに矛盾が無いか?が知りたいですね。

次に、「カルテなどを確認して容体の悪い患者を狙っていた」というには納得ですね。なので、他の人から容態が悪く無いと見えても、容疑者の知識の範囲では「容態が悪い」と言う判断になったんでしょうね。このあたりは、カルテのどの情報から判断したのか?と言うのが知りたいです。

で、もう一つ疑問なのが最後の夜勤(と推定)の行動です。
インスリンに空気を入れる事で、点滴以外でも死亡させる事を狙ったのか?
7袋の点滴袋に18日の夜勤の時に消毒液を注入したとしても、それは事件発覚の前なので、まーいままで通りの通常運転とみる事ができるのですが・・・20日の午前に事件が発覚してます。
さすがに、夜勤の引き継ぎの時にその話題は出たと思うんですよね。
ただ、調べたけど、この9月20日に事件の報道があったかどうかが分かりませんでした。
例の夜勤の時泣きながら電話したと言うのは、報道が出た後と言う事なので、9月20日報道があったか?が気になります。
(最後の夜勤が20日だったのか?の根拠としてこの情報が欲しいですね)

しかし、点滴についてはちょっと、分からない点もあります。
3連休用の点滴が17日に搬入されたのであれば、20日の午前中に消費されていると思うのですが、50袋も残っていたと言うのはどういう事なのかな?容疑者が注入できるのは18日の夜勤の時ですよね。
予定外に使用する予備品などがあったと言う事なのだろうか?それとも、連休明けの20日午前に補充があったのだろうか?
でも、補充分には容疑者は注入できませんからね。

参考リンク
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その4(7月10日報道)

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2018/10/16

誤解なきように、転載、リンク禁止はまとめネバーとシェアチューブです。

えーと、次の文章を誤解されている方がいるようなので、少し補足しますね。

5)当サイトの画像、文章、URLについて、NAVERまとめ、及びhttp://sharetube.jp(シェアチューブ)に転載、引用、リンクすることを禁止します。

これは、書いた通りです。
全てのサイトに対して、リンク等を禁止にしているわけではありません。

ちゃんと、ご自分の意見や感想を書かれて、参考にリンクされる場合には、リンク等をOKとします。

このNAVERまとめ、シェアチューブは、まったく自分の考察も、見解も、意見も、感想も無いのでリンク等を禁止としてます。

詳しくははこちらを参照願います。
sharetube.jp(シェアチューブ)に対して転載、引用、リンク禁止とします。
NAVERまとめはなぜ、引用禁止なのか?

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2018/10/14

神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その4(7月10日報道)

続報です。
1)県警が先月下旬から任意の事情聴取を始めたところ、容疑者は「自首しようと思ったが怖かった」と事件への関与を認めたとのこと。

2)Nさんの遺体からは高濃度のヂアミトールの成分(界面活性剤)が検出されており、容疑者が原液を注射器で点滴側管から一気に投与した可能性があるとのこと。

ヂアミトールは医療器具や手指の消毒用で劇薬指定はされていない。大口病院ではナースステーションなどに備え付け、ボトルで保管された原液を水で100倍ほどに薄めて使っていたとのこと。容疑者は備え付けのヂアミトールを使ったとみられるとのこと。

3)大口病院は事件後、「横浜はじめ病院」と改称。今年2月からは入院患者の受け入れも再開したとのこと。

4)大口病院は事件の後、入院病棟を閉鎖し、看護師らを退職させたとのこと。

5)捜査関係者によると、容疑者が勤務時に着用していた看護服を鑑定したところ、ポケットの内側から、Nさんの遺体から検出された物と同じ界面活性剤の成分が検出されたとのこと。他の看護師の看護服からは検出されておらず、成分一致が特定の決め手になったとみられるとのこと。

6)事件が表面化する以前、容疑者が消毒液をタオルに包み、隠しながら持ち運んでいた様子の目撃証言もあるとのこと。

7)容疑者には「殺人事件発覚後、病院に1回だけ来て、それ以降来なくなった」ことや「夜勤中に消毒液のボトルを2本捨てていた」ことから、
同僚から“疑いの目“が向けられていたとのこと。

8)容疑者(31)が7月9日に送検された。

9)逮捕される前の任意聴取に対し、「自分の勤務中に亡くなるかもしれない容体の悪そうな患者を選んで、消毒液を混入した」という趣旨の供述をしていたとのこと。

10)容疑者は、「事件の2カ月前の16年7月中旬ごろから、20人ぐらいの患者にやった」「自分が勤務のときに亡くなると、家族への説明が面倒だった」とも供述。神奈川県警は、自分の勤務時間外に患者を死亡させようとした疑いがあるとみる一方、容体がそこまで悪くなかった患者も含まれていたことから、動機をさらに詳しく調べているとのこと。

11)容疑者(31)が、医療器具の「三方活栓」を使い、点滴チューブに消毒液を入れたと供述しているとのこと。薬剤をより速く投与する場合に用いる「ワンショット注入」と呼ばれる手法とのこと。

12)三方活栓は、点滴チューブの途中に取り付ける器具で、注入口に注射器をさし込み、薬剤を直接チューブに入れられるとのこと。

13)容疑者が逮捕前の事情聴取に対し、「他の看護師が巡回する隙を見計らった」などと供述していたとのこと。

14)容疑者は任意の事情聴取の段階で「人が次々と亡くなる終末期医療の現場と仕事がつらかった」と供述。「患者さんの要望に応えることが多く、仕事が嫌だった」と説明しているとのこと。

こんなところですね。
ここまでで、動機は自分が担当している時(夜勤の時)に患者が亡くなると、遺族への説明が嫌だった。
なので、容態の悪そうな患者を選んで消毒液を混入した。と言う事なので、一応の整合性はあると思います。
しかし、別の報道で「容体がそこまで悪くなかった患者も含まれていた」と言う事でこの説明だけでは不十分に見えますね。

・・・しかし、容態の善し悪しをどうやって判断していたのだろうか?
終末期医療の現場である為に、4階の入院患者は誰もが、終末に向けて進んでいるわけですよね。
その中で特に、今晩中に急変する可能性がある患者を、容疑者は自分で判断していたと言う事になります。

まー危ない患者なら、医師から「そろそろ危ない」って注意を促される事もあるかもしれませんが・・・
ここは終末を迎える場所なので、だから何?って事ですよね。
それに、犯行が夜勤の引き継ぎの前に行われているので、引き継ぎ情報の中に「今夜危ない」と言う情報あるかどうか分からない段階で犯行をおこなってますよね。

なので、何か、容疑者の知識の範囲内で判断する基準みたいな物があるのかもしれませんね。
だから他の人間には「それほど悪くない」と見えても、容疑者には「今夜危ない」と判断させたのかもしれません。
ここは、これからの供述を待つしか無いですね。

私は医療関係者では無いので、ちょっと分かりませんが・・・終末を迎える場所なので、延命処置などはしないと思うのですがどうなんでしょう?

もし、急変があって、延命処置を家族や本人が希望しないのであれば、そのまま、亡くなるのを待つと言う事になるのでしょうか?(そういえば医療映画かドラマで患者が死亡した時、家族が到着するまで心臓マッサージをして、肋骨を全部折ったなんて話を見た気がしますね)

そうすると、この場所に入院した段階で家族も余命宣告など告知を受けていると思うわけで・・・死亡した事の説明がそれほど面倒だったと言うのがちょっと分からないですね。
この状況だと「なぜ死んだ?」なんて医師や看護師に詰め寄るような家族がいるとは思えないのですが・・・

もしかすると、「死亡した事を説明する事が苦手」なのではなく、「患者の家族に話すのが苦手」とか、「対面でのコミュニケーション自体が苦手」と言う可能性もあるかもしれませんね。

終末期医療の現場では、通常の病棟とは違い、「治った」、「退院した」、「成功した」なんてポジティブなイベントが無いので、確かにメンタル面は「しんどい」と思いますね。
容疑者が7年勤務した前の病院を辞めた理由は「救急」に配属されるのが嫌だったと言う事ですね。
なので、元々、生死に関わるような現場にはいたくなかったと言うのがベースにあるかもしれませんね。
そんな人間が終末期医療の現場に入って、約1年2ヶ月で事件が起きたと言う事なのかもしれません。

とは言え、9日の報道には
「容体の急変を見るのが嫌で、自分がいないうちに死んでほしかった」とも供述しているので、これの意味ですね。
急変への対応作業が嫌だったのか?急変している患者を目で見るのが嫌だったのか?どちらなんだろう?

夜勤で看護師の人数が少ないから、急変すれば対応作業する事にはなると思うんですよね。
そのまま、何もせず放置して死亡まで待つと言うのはさすがに無いと思います。
普通に当直の医師を呼んで対応すると言う事だと思うのですが・・・

だとすると、単純にこの仕事に「向いて無い」人だったと言う可能性もあるのかな?
嫌な仕事を続けていて、ストレスが限界を突破してしまったと言う事なのかな?

そういえば、「事件発覚後に、病院に1回だけ来て、それ以降来なくなった」と言うのは相当ですね。
普通なら職務放棄で懲戒ものでしょう?この時のやりとりは何かあったのだろうか?
もう、この病院では働けませんとか?何も連絡や理由の説明もなく、突然、来なくなったらそりゃあ「怪しい」ってなりますよね。この部分の情報が欲しいですね。

参考リンク
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その3(7月9日報道)
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その5(7月12日報道)

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2018/10/11

神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その3(7月9日報道)

容疑者逮捕です。

1)2016年9月、入院患者2人が相次いで中毒死した事件で、うち1人の男性(当時88)を殺害したとして、神奈川県警は7月7日、病院の看護師だった女性容疑者(31)=横浜市鶴見区=を殺人容疑で逮捕し、発表したとのこと。

2)捜査関係者によると、容疑者は逮捕前の任意聴取に対し、2人とも消毒液を体内に混入させて殺害したことを認めたとのこと。容疑者は容疑を認め、「(Nさんに)申し訳ないことをしてしまった」と話しているとのこと。

3)容疑者は「他の入院患者の体内にも消毒液を入れた。20人ぐらいやった」とも供述。動機については「自分が勤務のときに亡くなると、家族への説明が面倒だった」などと説明したとのこと。

別の報道では逮捕前の任意の事情聴取で
「容体の急変を見るのが嫌で、自分がいないうちに死んでほしかった」「家族への説明も面倒で、苦手だった」などと供述したとのこと。

4)容疑者は事件後に退職したとのこと。

5)Nさんは9月18日午後4時50分ごろに心拍数が低下し、同7時ごろに死亡した。容疑者は、18日は午後3時ごろ出勤。同4時45分ごろにNさんの病室に1人で入るのを同僚が目撃し、その5分後に容体が急変したとのこと。

県警は、NさんやHさんがいた病棟の看護師らに看護服の提出を求めて調べた結果、容疑者の看護服から多量のヂアミトールが検出された。ただ目撃や服は間接的な証拠で、県警は慎重に捜査を進めていた。そうした中、今年6月下旬以降に任意で事情を聴いたところ、容疑を認めたため逮捕に踏み切ったとのこと。

別の報道では
当時4階を担当していた看護師全員の看護服を調べたところ、容疑者の服のみ、ポケット付近から界面活性剤の成分が検出されたとのこと。

県警は6月末、すでに病院を退職していた容疑者から聴取。2日目になって関与を認めたとのこと。

容疑者も任意の聴取に対し「消毒液の入った注射器をポケットに入れて持ち運んだ」という趣旨の供述をしていて、こうした鑑定結果と供述に矛盾がないことなどから逮捕に踏み切ったとみられるとのこと。

6)事件発覚から1週間後の容疑者の談
「看護師なら誰でも点滴袋に注射器を刺せる」などと述べ、自身の関与を強く否定していたとのこと。

Q:いつから大口病院に勤めているのか?

A:「看護学校を卒業後、別の病院に勤めていたが、救急に配属される可能性があって嫌だったので15年5月に転職した。大口病院に不満はなく、むしろ終末期患者は文句をあまり言わないから楽だった」

Q:死亡したNさんについて。

A:「普段から『体がごろごろする』『息苦しい』と言っていたが、入院したばかりだったのであまり印象はない」
別の報道では
「私も犯人ではないかと疑われているみたいで悲しい。やっていないことを証明するのは難しい」と語っていたとのこと。

7)容疑者は県内の高校から看護の専門学校に進学。卒業後の2008年に看護師免許を取得した。別の病院での勤務を経て、15年5月から大口病院に勤めていた。

「問題のあるスタッフという認識は全くなかった」。病院関係者は容疑者についてそう語る。別の病院関係者は「何を考えているかわからないところはあったが、仕事はできるという評価だった」と話したとのこと。

8)容疑者の母親によると、同容疑者は高校を卒業して看護学校に通い、21歳で看護師になった。大口病院が2カ所目の勤務先。仕事の愚痴をこぼしたことはなく、「おじいちゃん、おばあちゃんはかわいい」と話していたとのこと。

母親が娘の異変を感じたのは、事件前の6月ごろ。「病院内でいろいろなトラブルがあって早く辞めたい」とこぼすようになった。事件が報じられた直後は夜勤中にかけてきた電話口で泣いており、母親が「自分はやっていないのだから毅然としなさい」と伝えると、「分かった。ありがとう」と答えたとのこと。

9)捜査関係者によると、逮捕前の任意の調べでは、「自分のしたことは死んで償いたい。死刑になりたい」と話したとのこと。

別の報道では
「死刑も覚悟している」という趣旨の話をしていたとのこと。

10)捜査関係者によると、容疑者は逮捕前の任意聴取に対し、Nさんらの点滴にヂアミトールを混ぜたと供述。さらに、混入を始めたのは2016年7月中旬からだと説明し、「20人くらいにやった」とも話したとのこと。

11)容疑者は事件当日、夜勤が始まる2時間前から出勤していたとのこと。

捜査関係者によると、Nさんが死亡した16年9月18日、容疑者は午後5時からの夜間勤務で、引き継ぎのため午後3時ごろに出勤した。Nさんの容体は午後4時50分ごろに急変したが、その約5分前に容疑者がNさんの病室に入るのを同僚が目撃した。こうした状況から、夜間勤務に入る前に死亡させようと、病院内で使っていた界面活性剤の塩化ベンザルコニウムを含む消毒液ヂアミトールを点滴側管から注射器で投与した疑いがあるとのこと。

12)病院が死亡したNさんを送り出す際、容疑者が立ち会っていたとのこと。死亡した後に体を拭いたり着替えさせたりするのは、別の看護師が担当した。容疑者は調べに対し、亡くなった後の作業が苦痛だったという趣旨の供述をしているとのこと。警察は、容疑者が周囲から疑われないよう見送りに立ち会ったとみて調べているとのこと。

時系列
2008年      容疑者が看護士免許を取得。21歳
その後      別の病院に勤務(約7年の勤務と推定)
2015年05月    容疑者が大口病院に勤務を始める。(28歳と推定)
2016年
04月       4階のフロアで、ナースステーションに置いてあった看護師の服が切り裂かれる。
06月       カルテが抜き取られてなくなる。
06月頃      容疑者が母親に「病院内でいろいろなトラブルがあって早く辞めたい」と話す。
07月05日     横浜市が「看護師のエプロンが切り裂かれた事案と患者のカルテが紛失した事案が発生した」のメールを受信
07月中旬     容疑者が消毒薬を混入し始める。
08月12日     横浜市が「病棟で漂白剤らしきものが飲み物に混入し、それを飲んだ看護師の唇がただれた」メールを受信
09月18日15:00頃 容疑者が出勤。この日は夜勤の予定。
09月18日16:45頃 Nさんの病室に容疑者が入るのを目撃
09月18日16:50頃 Nさん急変、10分後に心肺停止。
09月20日04:00頃 Hさん急変、1時間後に死亡。
09月20日正午前  横浜市が「点滴に漂白剤らしきものが混入された事件が発生した」と伝えるメールを受け取っていた。
事件発覚後    夜勤中に容疑者が母親に泣きながら電話。
2018年
06月下旬     任意で事情聴取、2日目で自供。
09月07日     Hさん殺害容疑で逮捕

こんなところですね。
事件発覚から1年10ヶ月で容疑者逮捕です。
多分、容疑者の自供がなければ逮捕は難しかったと思いますが・・・どうやら、犯行への後悔があって、自供したのかもしれませんね。

しかし、時系列に起こすと、4月6月の服が切り裂かれる事件、カルテの紛失事件など、容疑者が関係しているのだろうか?
そして、横浜市への告発メールは容疑者が送った物なのだろうか?
それに、8月のメールで「病棟で漂白剤らしきものが飲み物に混入し、それを飲んだ看護師の唇がただれた」これは事実なのかな?
この8月のメールの1ヶ月前に消毒液の混入を始めたと話していますから、もしこれらのメールや事件に容疑者が関わっているのだとしたら、事件を防ぐ最後のチャンスだった可能性がありますね。

その意味では横浜市の対応に問題が無かったのか?と言う検証は必要になるかもしれませんね。
この4月から8月にかけての一連の事件の詳細はこの後報道されたのだろうか?

とりあえず、続きは次回書く予定です。
なんとなく、防げた事件かもしれないと言う印象がありますね。

参考リンク
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その2(続報)
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その4(7月10日報道)

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2018/10/09

鹿児島県平川動物公園ホワイトタイガー死亡事故

鹿児島市の平川動物公園で飼育員の男性がホワイトタイガーに襲われ、死亡する事故が起きている。

10月8日(月祝日)17時すぎ、「男性飼育員がホワイトタイガーに襲われた」と動物園から119番通報があり、消防が駆け付けたところ、ホワイトタイガーの飼育室内で飼育員の男性(40)が首から血を流して倒れていたとのこと。

男性は病院に搬送、2時間後に死亡が確認されたとのこと。
男性をかんだホワイトタイガーはオスで直後に麻酔で眠らせたとのこと。

平川動物公園では、4頭のホワイトタイガーが飼育されていて、死亡した男性飼育員は当時1人で、飼育作業にあたっていたということで、目撃者などはいないとのこと。

消防によると展示場内には、別の職員が麻酔銃で撃ったとみられるホワイトタイガー1頭が倒れていて、ほかの3頭は奥の飼育室にいたとのこと。

関係者によりますと、おりの中で作業する際は、ホワイトタイガーを昼間の展示用のおりから、夜間使用するおりに移動させ、扉を施錠した上で、作業を行う手順になっているとのこと。

動物園は、17時に閉園とのこと。
警察は男性飼育員が襲われた詳しい状況など調べているとのこと。

こんな事故ですね。
ASKAの事件簿の記録にある動物園でのトラによる死亡事故は2008年6月の京都市動物園でアムールトラが男性飼育員を襲って死亡した事故がありますね。
この時の原因は
同動物園はオスのビクトル(11)とメスのアオイ(3)を飼育していた。
おりは3つあり、飼育員はビクトルとアオイの見合いをさせるため、トラのいないおりにアオイをおびき寄せようとしていた。

この際、ビクトルのおりの鍵が開いており、出てきたビクトルに襲われたと。

と言う事で、通常よりも、慣れない作業だったのかもしれないですね。

他には昨年の2017年2月に小諸市動物園でライオンが女性飼育員を襲った事故がありました。この事故では命に別状はありませんでした。
県警小諸署などによると、獣舎は室内居住室とおりがある屋外展示室があり、女性は清掃するために1人で獣舎に入り、事故当時は展示室側にいたという。獣舎間には二つの扉があり、作業の際はライオンを一方に閉じ込めて行うことになっていたが、いずれも開いていたとの事。

室内と屋外間には二つの扉があるが、手動扉が開けられ、自動扉は半開きになっていたという。女性が獣舎に入った際、閉まっていたかは不明。

今回の鹿児島での事故については、原因を調査中との事ではっきりした原因がわかりません。ただ、ここまでの情報だと通常の閉園時の作業中に事故が起きたような印象はありますね。特殊な作業をしていたわけではなさそうですが・・・

続報を待ちましょう。

亡くなられた飼育員さんのご冥福をお祈りします。

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2018/10/05

富山県富山市元自衛官交番襲撃事件(7月4日以降の報道)

中断していた富山の事件の続報です。
1)容疑者(21)が事件前、アルバイト先のファストフード店に凶器の刃物を持ち込んでいた可能性が高いとのこと。
捜査関係者によると、店周辺の防犯カメラに容疑者が歩く様子が映っており、交番には徒歩で移動したとみられる。一方、店から交番までの距離は約1.7キロあり、多数の刃物を購入できる時間は限られ、県警は容疑者が凶器をあらかじめ用意していた可能性があるとみて入手先などを調べているとのこと。

2)容疑者の男は奥田小学校に向けて最初に発砲した際、警備員の姿が見えていなかったとのこと。
防犯カメラの映像を確認したところ容疑者が小学校に向けて1回目に発砲した時、死亡した警備員は画面左の建物の影にいたとのこと。
さらに、別の位置に自転車の男性、こちらにはジャケットを羽織った男性がいましたが、いずれもターゲットになっていなかったとのこと。

2発の銃弾が小学校東側の仮設廊下にあたったあと容疑者は道路を渡って正門付近にいた警備員に至近距離から発砲。
防犯カメラの映像から警備員は当初から狙われていたわけではないことがわかったとのこと。

3)「実は容疑者は数回、奥田交番を訪ねては道を聞くなどしていた。犠牲になった警部補と顔見知りで裏口を把握。当日、その戸を激しくたたいて警部補にドアを開けさせ、隙をついて刃物で襲いかかったようだ」(捜査関係者談)

4)動機について容疑者の親族の談

「昔から両親とは折り合いが悪く、中学くらいになると家庭内暴力が頻繁にあって何度も家にパトカーが駆けつけていた。お母さんの顔が腫れたり、容疑者は警察から羽交い締めにされ、とめられたりしていた。両親は家庭内暴力から逃れるため、知人宅に逃げたこともあった。高校は行かず、バイトなどをし、18歳で自衛隊に入った。これでちゃんとした社会人になってくれたらと家族は喜んでいたが、自衛隊でも人を殴り、辞めざるを得なくなったそうです。お父さんもガッカリしていた」とのこと。

同級生の談。

「いつもポツンと一人という感じで存在感がないタイプで、中学2年ぐらいで不登校になった。軽く冗談を言われたぐらいでも急にブチ切れて同級生に殴りかかっていた。お父さんはPTA役員などもやっていて、キチンとした人だった」とのこと。

5)捜査関係者によりますと容疑者は逮捕された時、腕をけがしていて、交番内からは容疑者の血痕が複数見つかったととのこと。
交番内の防犯カメラには、拳銃を構える容疑者の姿が映っていたことから、血痕はこの時についたものとみられます。
また、交番近くの路地からは腕などに巻く止血帯(しけつたい)が押収されていて、この止血帯から容疑者の血液が検出されたほか、容疑者の目撃情報があった場所からも本人の血痕が複数見つかっているとのこと。
警察は容疑者が交番の裏側で警視(2階級特進)から拳銃を奪う際、反撃を受けて腕を負傷し、流血した可能性が高いとみて調べているとのこと。

6)捜査関係者によると、容疑者は脊椎損傷で下半身が不自由になっているとみられ、一般の患者とは隔離された状態で入院しているとのこと。

さて、こんなところですね。
会話ができるぐらいには回復しているようですが、取り調べは進んでいるのかな?

最初に1)の情報について補足しますと、容疑者の自宅とアルバイト先の距離は徒歩と電車で約50分かかる事から、一度自宅に戻ってから交番を襲うには時間が間に合わないと言う事ですね。

この日、あらかじめ凶器を用意して交番襲撃を予定していた可能性が出てきたわけです。
アルバイト先の店長とのトラブルが原因で感情的となり、起こした事件では無いと言う事でしょうね。
逆に、交番襲撃を計画していた為に興奮状態やストレス状態で、感情的となり、店長を殴ったと言う可能性がありますね。

次に警備員の射殺は、直前まで警備員の存在に気付かなかったのだとしたら、咄嗟の犯行だった可能性があります。
いきなり視界に警備員が制服姿で現れたので、咄嗟に警官だと誤認して撃った可能性はあると思います。
ただ、交番襲撃を計画していたのなら、その後の行動も計画していた可能性があったので、校門前に警備員がいる事を知っていたのか?と言うのは気になりますね。

3)交番との接点の有無については、はっきりしませんが・・・道を訪ねる事ぐらいはあってもおかしくないかもしれませんね。

4)はある程度予想していた事ですが・・・両親が家を出るほど激しい家庭内暴力だったんですね。
学校でも暴力的で孤立、それで不登校になって、さらに暴力を加速させてしまったのかな?
高校も進学できず、家にいても孤立するだけなので、自衛隊へ入隊と言う流れなのかな?

ただ、これまでの報道では自衛隊内で問題は無かったと言う事だったと思いますが、自衛隊内でも暴力を振るって、退官する事になったようですね。

中学から暴力的で結局、問題解決の方法として暴力しか考えれない人間になっていたのかもしれませんね。
自衛隊にも居られず、家にも居場所がないとなると・・・自暴自棄になってもおかしくないのかもしれません。

6)で下半身不随ですか・・・もう暴力を振るうどころの話では無いですね。
これまでの人生観が変わってしまってもおかしくないかもしれませんが・・・逆に、破滅願望を加速してもおかしくないですね。

交番を襲撃して警官を殺害、拳銃を強奪、罪の無い警備員を射殺ですから、責任能力に問題がなければ死刑の確率は高いですね。
本人がそれを望んでいたのか?それとも、他に目的があったのか?
こうなってしまっては、正直に話してくれるんじゃないのかな?と期待しています。

でも、改めて思いますが、教育って大切で、そして難しいですね。

続報を待ちましょう。

参考リンク
富山県富山市元自衛官交番襲撃事件(6月29日の報道)

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2018/10/02

東京都町田市高齢者施設女性殺人事件

今回はこのリクエストがありましたので、この事件を取り上げます。

9月21日(金)午前6時10分ごろ、東京都町田市鶴川3の介護サービス付き高齢者住宅「ココファンまちだ鶴川」1階の一室で、無職の女性(69)が頭から血を流して倒れているのを、隣の部屋に住む夫(70)が見つけ110番する事件が起きている。女性は搬送先の病院で死亡が確認されたとのこと。

頭に鈍器で殴られたような痕があったとのこと。

警視庁捜査1課によると、夫が散歩に出かける前に部屋を訪ねると、妻がパジャマ姿でベッドに倒れていた。頭部右側に長さ10センチ、幅3センチの傷があった。玄関は施錠されていて夫は合鍵で入った。中庭に面した掃き出し窓の鍵はかかっておらず、室内はたんすが開けられるなど物色されたような形跡があったとのこと。凶器は見つかっていないとのこと。

廊下の防犯カメラには、夫が前日の20日午後9時ごろに関さんの部屋を出てから朝、再び訪れるまで、玄関から出入りした人物は映っていなかったとのこと。

知人らによると、被害者夫妻は3年前に川崎市から転居してきた。女性は肺の病気を患っていたという。

現場は小田急線鶴川駅から北西に約2キロ離れた住宅街。
運営会社によると、この高齢者住宅は3階建てで72室あり、スタッフが24時間常駐しているとのこと。
昼間は暗証番号を入力すればエントランスに入れるが、夜間はスタッフを呼び出す必要があるとのこと。

捜査1課の調べでは、現場の部屋は1階の個室。女性はパジャマ姿だった。同じ施設の隣室に住む夫(70)が、朝の犬の散歩に出てこないことを不審に思って部屋を訪れ、発見したという。女性は20日午後5時30分ごろには、施設1階の食堂で夫と食事をしていたのが確認されているとのこと。

部屋のドアは施錠されていたが、中庭に面した窓の鍵は開いていたという。室内のタンスの引き出しは開いており、衣服がはみ出した状態だったとのこと。

女性が抵抗した様子は見られず、就寝中に殺害された可能性が高いという。凶器は見つかっていないとのこと。

夫は20日午後9時ごろに妻と別れ、自分の部屋に戻ったと話しているとのこと。

施設の運営会社によると、夜間は介護スタッフが1人泊まり、共用部などを複数回巡回しているとのこと

女性の部屋のドアは施錠されていたが、中庭に面した窓の鍵は開いていた。何者かが窓から侵入した可能性が高いが、室内に土足の痕などは確認されていないとのこと。

枕元には血の痕があったとのこと。

捜査関係者によると、女性は発見時、パジャマ姿でベッドに横たわっており、首の辺りまで布団が掛けられていたとのこと。また、抵抗した際に手や腕にできる「防御創」と呼ばれる傷がないことから、就寝中など無防備な状態で突然襲撃された可能性があるとのこと。頭の右側には、幅約3センチ、長さ約10センチの傷と陥没骨折があり、鈍器などを使って強い力で殴られたとみられる。

女性の髪から直径数ミリ程度の黒いネジのようなものが見つかったとのこと。

捜査本部は22日、室内の現場検証を開始。捜査関係者によると、財布は女性のもので、タンスの引き出しの中にしまわれていた。室内に複数あるタンスは一部の引き出しが開けられるなど物色の形跡があったが、財布の入った引き出しは閉じたままだったとのこと。

別のたんすには血痕のようなものが付着していた。指でこすったような形跡があり、何者かが女性を殺害後にたんすに触れたとみられる。指紋は検出されず、手袋を着用していた可能性があるとのこと。

司法解剖の結果、死因は脳挫傷や外傷性くも膜下出血などの頭部損傷と判明したとのこと。

現場となった施設1階で発生時に窓の鍵が掛かっていなかったのは、殺害された女性の部屋だけだったとのこと。
施設1階の10部屋のうち、女性の部屋の窓だけが無施錠だったとのこと。

侵入経路は掃き出し窓とみられるが、中庭や室内に土足の跡はなく、掃き出し窓に上がるコンクリートのたたきにも泥などは付いていなかった。住宅を囲む柵にも乗り越えた形跡はなかったとのこと。

女性の部屋にあった貴金属が手つかずのまま残っていたとのこと。
室内の状況としては、一部のタンスの引き出しが開き、血痕が付くなど物色された痕跡がある一方で、現金が入ったままの財布も残されており、捜査本部は現場から持ち去られたものがないか慎重に調べているとのこと。

侵入経路とみられる駐車場の防犯カメラに不審な人物が映っていなかったとのこと。

当日は雨が降っていたとみられるが、女性の部屋には土足痕がなかったことも判明。捜査本部は犯人が足跡を残さないよう靴を脱ぐなどして侵入したとみているとのこと。

警視庁捜査1課は23日、犯人の侵入経路とみられる中庭側には防犯カメラが設置されていなかったことを明らかにしたとのこと。同課は、犯人が中庭はカメラの死角になっていることなど施設の構造を熟知していた可能性があるとみているとのこと。

捜査1課によると、女性の部屋のタンスなどには複数の血痕があり、手の指の形のものや、こすったようなものがあった。女性を殺害後に触ったとみられるが、指紋は検出されず、手袋を着けていた可能性があるとのこと。

別のタンスの中には現金入りの財布があったほか、ネックレスなど貴金属が入った箱もタンスの上に残されていた。女性の携帯電話は室内から見つかったとのこと。

21日朝は、前夜から雨が降っていたとのこと。

女性の頭髪の中からは、長さ3ミリ程度のネジのような部品が見つかった。黒色の円柱形で上部が十字になっており、一部がゴム製だった。

捜査1課によると、女性は自室のベッドの上で頭から血を流しているのが見つかった。血痕はベッド脇のタンスなどで見つかっていたが、天井にも少なくとも1カ所あった。女性が倒れているのが見つかったのは21日午前6時ごろで、血痕は比較的新しいものだったとのこと。

血痕は頭部から窓方向へ放射線状に飛び散り、天井にも飛沫(ひまつ)があったとのこと。

女性は肺を患い、医療用酸素ボンベを24時間使用しており、発見時も鼻に酸素吸入用のチューブがつながったままだった。体力のない高齢女性に強い暴行を加えていることなどから、捜査本部は確定的な殺意があったとみているとのこと。

時系列
09月20日
17:30頃 女性は施設1階の食堂で夫と食事をしていた。
21:00頃 妻と夫が別れる。以降遺体発見まで、玄関から入る人物の映像なし。
09月21日
06:10頃 女性がベッドに倒れているのを、夫が発見。通報。

少し整理しましょう。
現場の部屋に入る方法は二つ、ドアか窓、ドアは防犯カメラの映像で出入りする人物はなかった。
この事から、侵入経路は窓と思われる。

遺体発見時、窓は施錠されていなかった。1階の10部屋の内、窓が未施錠だったのは、被害者の部屋だけだった。

現場は付近は前夜から雨が降っていたが、現場の部屋に土足の足跡は無かった。
更に、中庭や窓に上がるタタキにも土足の痕は無かった、また柵にも乗り越えた痕は無かった。

そして、駐車上側の防犯カメラにも不審な人物は写っていなかった。しかし、中庭側には防犯カメラは設置されていなかった。

遺体の傷は頭部の右側に長さ10センチ、幅3センチの傷が一つ、頭蓋骨陥没骨折と脳挫傷で被害者は死亡。
防御創は無し、布団は首まで掛けられていた。

一部のタンスが開けられていたが、現金の入った財布や貴金属類などは残っていた。

こんなところですね。
靴を脱いで侵入している点や、住人に気付かれずに侵入している点などを見ると「忍び込み」での窃盗犯と思われるんですよね。
足跡を残さないと言うのは、窃盗の痕跡を残さないタイプの窃盗犯だと思うのですが・・・
ある種、慎重でテクニカルなタイプかと思うのですが・・・しかし、現場はそれと矛盾する印象です。

第一に女性を殺害する理由が無い事。
忍び込みで住人には気付かれていなかった。それなのに殺害する理由が無いし、例え気付かれても高齢女性で肺疾患もあり、動けないようにして、口をを塞ぐだけで十分、逃亡できたはずですよね。

第二に窃盗の形跡を残さないタイプの犯人が、引き出しを開けて、窃盗の形跡を残しているのはなぜか?
ただ、ここは微妙かも・・・殺人を犯して、遺体を放置し殺人の形跡を放置している段階で、窃盗の形跡が云々を言っている場合じゃないから。慌てていたと言う可能性もあるんだけど・・・それなら、せめて現金ぐらい盗むんじゃないの?
とは言え、「コロシとタタキは馬鹿のやる事」って言葉もあるので、強盗殺人犯になる事を避けたのかな?

とりあえず、手がかりがあるとしたら、この犯行手口ですね。
防犯カメラに写っていないのは、偶然ではなく入念に下見をした結果でしょう。
あるいは、内部の情報にアクセスする手段があったのかもしれませんね。

で、ググって航空写真を見ると中庭側は崖と言うか、結構な高低差があり、その向こうはお寺の墓地のようですね。
その先に住宅地はあるものの、住宅地は更に低い場所なのかな?
これだと、ちょっと通りかかって中をのぞいたと言う感じじゃ無いですね。

犯人は施設の中に入ってカメラの有無を調べたか、カメラの有無の情報を入手していたと考えた方が自然かな?

一方で、窃盗犯に見せかけて、最初から殺人が目的と言う可能性は否定できません。
靴を脱いだのは足跡を残さない為ではなく、足音を立てて住民に気付かせない為。
最初から強い殺意で一撃で殺害している。
金品を盗んでいない。

十分説得力はあります・・・しかし、この場合、窓が施錠されていない事を知っていないと犯行は難しいかもしれませんね。

ただ、その場合、凶器の選択がどうかな?と言うのはありますね。
傷の形状や死因から考えて、凶器は棒状の物で、ある程度の重量がある物だと思います。
そして、強度がある物となると、金属製の工具が考えられますね。具体的な名称は伏せますが・・・

これって、最初から撲殺を計画していると言う事になるんですけど・・・無くは無いけど・・・普通に考えれば包丁だし、老人なら絞殺でも十分可能な事を考えると、ちょっと微妙な選択にも思えますね。
むしろ、侵入用に用意した工具だと考えた方が自然なような気もします。怨恨なら有りなのかな?

もし、窃盗目的なら周辺で同様の犯行を行っている可能性がありますね。
あるいは、老人施設だけを狙っている可能性もあるので、都内の老人施設での窃盗被害の状況や手口なども調べる必要があると思います。

窃盗犯が住人を殺害しなければならない理由は「顔を見られたから」とか「身元を知られたから」だと思うんですよね。
流しなら顔を見られても、直接逮捕に繋がる事は無いでしょうから、顔見知りだったと言う可能性はあるかもしれません。

でも、被害者が気付いていないのなら、その必要も無いので・・・
もしかして、被害者女性は薄目を開けて寝る人だったのかもしれませんね。
それに気付いた犯人が、顔を見られた、身元を知られたと誤解して、咄嗟に殺害したと言う可能性も有りですね。

とりあえず、いまのところの可能性としては
A)流しの窃盗犯(入念な下見をするタイプ)
B)老人施設専門の窃盗犯
C)顔見知りの窃盗犯
D)顔見知りの殺人犯(怨恨)
E)流しの窃盗犯(カメラに写らないのは偶然だった場合)

と言うあたりでしょうか?

いずれにせよ、ポイントは殺意を持って殺人を行った理由ですね。

とりあえず、暗くなったらドアと窓の施錠を忘れなようにしましょう。

続報を待ちましょう。

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2018/10/01

世田谷一家殺害事件再考その178 (ヒップバッグの中身)

さて、今回は容疑者のヒップバッグの中身について考えてみたい。
ヒップバッグから見つかった物は・・・モナザイトや、金属粒子、ガラスビーズ、赤い3種類の蛍光染料、最近では犯人の毛髪が2本と言うところですね。

で、普通に考えて、これらは、ヒップバッグの中に収納されていた物では無いですよね?つまり、意図して収納されていた物では無いと言う事です。

なので、単純に考えれば、ヒップバッグの「中身は空」の状態では無かったのか?と考えるわけです。

そう考えた時、私はこの事件の最大の謎「大量の遺留品」の答えの一つを見つけたような気がしました。

順番に行きましょう。なぜヒップバッグの中身が空だと、遺留品の謎が解けるのか?

ヒップバッグの中身が空と言う事は、犯人が中に入っていた物を全部出して、それから持ち出したと言う事だと思うわけです。
犯人は事件に備えて、空のヒップバッグを用意しなければならなかった。

しかし、実際に犯行時には空では無かっただろうと思います。今のところ、ヒップバッグに入る可能性があるのが、「凶器の包丁」と「黒いハンカチ」になりますね。
(手袋なども入っていた可能性がありますが・・・)

つまり、犯人は凶器の包丁を運ぶ為に空のヒップバッグを用意したのだろうと推測します。

で、ここで問題なのですが、凶器の包丁は折れて現場に放置されていました。
同じく、ヒップバッグも現場に放置されていたわけです。

これは、包丁を現場に放棄した事で、それを運搬するヒップバッグも役目を終えて、現場に放棄したのではないか?と考えたわけです。

つまり、犯人は最初から役目を終えた物を現場に放棄するつもりだったのではないか?と言う事です。

この点については、否定的な見方もあります。
「そんな証拠になるような物を犯人があえて残すはずが無い」と言うのがその理由です。

しかし、この犯人は、指紋や血液、DNAも残していて、証拠に対して無頓着な様子なんですよね。そんな犯人なら証拠になりそうな物でも現場に残していても不思議では無いのではないか?と言うのが、今回の遺留品放棄説のポイントです。

こう考えた場合、大量の遺留品が残された理由をこれまで、
翌日逃亡説では、親族の訪問で慌てて逃亡した為と考えていましたが、未明逃亡説では明確な理由が説明できませんでした。

この未明逃亡説について、大量の遺留品を残す理由が説明できるわけですね。
もちろん、翌日逃亡説でも同じ理由で説明できます。

しかし、まだ、包丁、ヒップバッグだけしか説明できていません。
続けましょう。
他に「黒いハンカチ2枚」これは、返り血で汚れ、穴もあいているので、放棄したと考えて違和感は無いですね。

次にマフラー・・・これは、サイズが短く、古くなっている為、捨てても惜しく無い物を選んだとしても違和感は無いと思います。

そして、帽子と手袋ですね。ここあたりから微妙になってきます。
少なくとも、帽子や手袋が防寒の為に用意した物ならば、その役目は終わっていないわけです。帰り道で使う事ができるのに、放棄する理由がありません・・・
(それはマフラーも一緒ですね)

そこで、見方を変えます。そもそも防寒の為に用意された物で無いとしたら?
つまり、犯行が終わったら役目を終える物で、侵入時に必要だった物?と考えると、「変装」では無いか?と思うわけです。
(捜査攪乱の為の偽装と言うのも可能性としては有るんですが・・・)

帽子(1900円)や手袋(1980円)、マフラー(100均ショップで販売の可能性とあるので数百円かな?)、ヒップバッグ(2900円)。

微妙な金額ではあるんですが・・・新品でこの犯行の為に購入した物では無いものなので、中古品を変装の為に用意して、現場に放棄しても惜しく無い物と考えられなくは無いかもしれません。

しかし、最後のエアテックが(3900円から5900円)他と比べると少し金額が高いですね。しかも、新しいんですよね。エアテックは・・・
エアテックの発売が平成12年11月から同年12月31日までなので、長くても2ヶ月程度しか使っていない事になります。
(事件発生は平成12年12月30日の深夜です)

ラグラン(1480円から1900円)も比較的新しいんですよね。
発売時期は平成12年8月から同年12月です。
でも返り血で汚れた為に仕方なく放棄したと考えれば不自然では無いでしょうね。

なので、変装用に用意して最初から現場に遺棄するつもりだったと言うには、エアテックはちょっと不自然な気がします。

エアテックは実は「みきおさんの物」と逃げたいところではあるんですが・・・
他には盗品や取得物(拾った物)と言う可能性もあるのかな?

だけど・・・エアテックだけは、本当に忘れていっったと言う可能性はあるのかもしれませんね。(ただ、その割にはエアテックのポケットに入っていた物が三浦半島の砂、小鳥の糞、枯れ葉の破片と言うのが、ちょっと生活感がありませんね。冬場だしポケットティッシュぐらいあっても不思議では無いと思うのですが・・・)

次回までに、新しい情報がなければ、次回はこの続きを考えます。

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