島根県出雲市祖母母殺害事件
１１月５日（月）午前９時３０分ごろ、島根県出雲市知井宮町の住宅で女性が倒れていると１１９番する事件が起きている。
出雲市消防本部から連絡を受けた県警出雲署の救急隊員が駆けつけたところ、住宅内で２人の女性が血を流して倒れているのを発見したとのこと。
救急隊員らが住人の無職、女性（８２）を病院に搬送したが、死亡が確認された。警察官が２階の部屋を調べたところ、女性の義理の娘の医療事務（４６）も血を流して倒れており、その場で死亡が確認されたとのこと。
２人は家族とみられ、遺体にはいずれも傷があるといい、県警出雲署は殺人事件として捜査。中年女性の２０代の次男が何らかの事情を知っているとみて、事情を聴いているとのこと。
現場はＪＲ山陰線西出雲駅の北西約３００メートルの住宅街とのこと。
住宅には女性のほか、息子夫妻とその次男、長女の計５人が同居しているとのこと。
次男は当初、行方が分からなかったが、同日午後に出雲市内の路上で発見されたとのこと。
出雲市消防本部によると、女性は１階の階段下で倒れていたことから、当初、救急隊は女性が階段から誤って落ちたと判断。午前１０時半ごろ、念のために県警に通報し、警察官が午前１１時半ごろに義娘を発見したという。最初に１１９番したのは、連絡が取れないことを心配した女性の姉だったとのこと。
６日未明、この住宅に住む松江工業高等専門学校生の男性容疑者（２１）を祖母の殺人容疑で逮捕した。
逮捕容疑は５日午前７時３５分ごろから同９時半ごろの間に、自宅で祖母の頭部などをハンマーで殴るなどして殺害したとしている。
警察の調べに対し、容疑者は、母親の殺害についても認める供述をしていて、警察は、容疑が固まり次第、再逮捕する方針とのこと。
捜査関係者によると、祖母の頭などには複数回、殴られた痕があったとのこと。
祖母が倒れていた階段の下には凶器とみられる金属製のハンマーが残されていて、2階の部屋では母親（46）が死亡しているのが見つかりました。
祖母の後頭部にはハンマーで殴られた痕があったことが分かりました。警察は逃げる祖母を後ろから殴り付けた疑いが強いとみて調べているとのこと。
７日朝、殺人の容疑で送検された。
男の家族は、祖母と男の間に大きなトラブルはなかったと話しているとのこと。
その後の捜査で容疑者が「母親との口論が事件のきっかけになった」という趣旨の供述をしているとのこと。
警察は容疑者が母親を2階で殺害した後、物音を聞いて階段にいた祖母を襲ったとみているとのこと。
こんな事件ですね。
事件発生が、平日の月曜日で朝７時３５分頃から９時半頃なんですよね。
容疑者の住所はＪＲ山陰線西出雲駅の北西約３００メートルの住宅街、学校がJR松江駅からバスで２５分。
電車の移動が５０分から６０分、最寄り駅まで５分と言うところかな。バスで２５分、通学時間は１時間３０分ぐらいかな。
高専の年間スケジュールだと１１月５日は
午前：1～3年英語試験，4,5年，専攻科補講
午後：3,4年インターンシップ報告会，それ以外の学年は補講
被告は２１歳なので高専の５年生になるのかな？
当日午前、午後ともに補講ですね。補講は不足分が発生した時の講義と言う事だと、容疑者は登校予定は無かったかもしれませんね。
ただ、高専の５年生と言うのがこの時期どのような状況なのか、分かりません。
卒論に集中している時期なのかな？その場合、比較的時間に融通が利くのかな？・・・
なぜ、こんな事を気にしているのか？と言うと、犯行が朝に起きている点が気になったからです。
学校に９時に入るつもりなら、自宅を１時間半前の７時半に出る事になるので、ちょうど、出がけに母親と口論となったと言うあたりなのかな？
ただ、父親と長女は不在だったようですから、父親、長女は８時始業の仕事で通勤が１時間なら７時には家を出ている事になりますね。
１１月なので、早ければ就職も内定している時期ですよね。それなら、両親としては、それほど神経質になるような時期では無いと思うのですが・・・何が口論の原因なんだろうか？
７日以降の報道がありませんね。
ハンマーは用意するような物では無いだろうから、近くにあった物を使ったのでしょうが・・・感情的になったその理由ですね。
・・・しかし、全体として情報が少ないですね。
続報を待ちましょう。
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コメント
殺人容疑で逮捕された学生男性容疑者（21）について、松江地検は１２月１４日、鑑定留置を始めたと発表したとのこと。
期間は２カ月程度を見込んでいるとのこと。
こんなところですが、続報がさっぱりありません。報道できない理由があるのかな？
続報を待ちましょう。
投稿: ASKA | 2018/12/14 19:13
***一審判決公判（9月13日）***
松江地裁は懲役２８年（求刑・懲役３０年）を言い渡したとのこと。
裁判長は「自己中心的で身勝手な犯行。酌量の余地はない」と述べたとのこと。
起訴状によると、被告は昨年１１月５日朝、自宅で母（当時４６歳）の顔や首などを包丁で複数回刺し、祖母（当時８２歳）の頭や背中もハンマーで殴るなどして、いずれも殺害したとされる。
裁判長は「犯行は突発的とはいえ、母親を１０数回、強い力で刺しているほか、祖母もハンマーで１０数回殴るなど、強い殺意にもとづいている」と指摘した。
その上で「母親からの叱責でショックを受けたとはいえ、殺害の理由にはならない。犯行は自己中心的で身勝手なものであり、酌量の余地はない」と述べ、懲役３０年の求刑に対し、懲役２８年の判決を言い渡したとのこと。
公判で検察は、「残忍な犯行で、殺害の動機も身勝手だ」などとして、懲役３０年を求刑した。
公判で弁護側は「母親の『あんたなんか産むんじゃなかった』という発言をきっかけに突発的に起きた事件だ」などと酌量を求めていたとのこと。
別の報道では
「本人は深く反省している。家族も社会復帰を支えていきたいと話している」などとして、懲役２３年が相当だと主張していた。
***初公判（9月9日）***
被告は起訴された内容について、「間違いありません」と認めた。
検察は冒頭陳述で「被告は、学校をやめたいと母親に言ったところ、叱責され、それに腹を立てて母親を殺害した上、母親を殺したことを気づかれそうになって祖母も殺害した」とした上で、「包丁やハンマーで何度も刺したり、殴ったりするなど、執拗かつ悪質で、結果は重大だ」と主張したとのこと。
弁護側は「結果が重大なことは間違いないが、計画的なものではない。本人は深く反省しており、家族も被告の社会復帰を支えていきたいと話している」と主張したとのこと。
***論告求刑公判（9月10日）***
検察側は懲役３０年を求刑した。
こんなところですが・・・どうも詳しい公判の過程が良く分かりません。
とりあえず、初公判の翌日には求刑公判があって、懲役３０年を求刑しているようです。
被告側は起訴内容を認めているので量刑が争点と言う事なのかな？
ただ、精神鑑定がされているのですが、責任能力の話が出ていないので、責任能力については疑いが無いと言う事なんでしょうね。
整理すると、被告は事件当時松江工業高等専門学校生の５年生（21歳から５年生と推定）で、来春卒業と言う時期なんですよね？（事件発生は１１月５日）
その時期に、「学校を辞めたい」と母親に告げれば、「何言ってんの？」って事になると思います。
なぜそんな事を言うのか？と言う話になるのは間違いありませんね。
どうも、これがきっかけで母親と口論になり、その中で母親から「あんたなんか産むんじゃなかった」と言う発言が出てきたと。
で、激高して母親を殺害、事件に気付きそうだったので祖母も殺害したと言う事のようです。
ただ、素朴な疑問として「どうして学校を辞めたいのか？」この理由が分かりません。
普通に考えると、「パワハラ」や「いじめ」など深刻な事情があって、母親に「学校を辞めたい」と言うのであれば、母親も「休学したら？」とか、「卒業まであと４か月だけがんばって」とかって話になると思うんですよね。
そのあたりの事情がわかりません。
まー言ってみれば、５年も通って、あと４か月で卒業なんですから、母親や父親は、なんとか卒業して就職して欲しいと考えていると思うんですよね。
その中で「あんたなんか産むんじゃなかった」と言う発言になるのだから、よほど、無責任な理由だったのか？と思うのですが、どうなんでしょうね。（判決理由も「酌量の余地はない」なんですよね）
まー、酒に酔って口論の末に事件と言うのは、よくある話ではあるんですが、今回の場合、朝にシラフ（朝なのでシラフですよね？と推定）で口論になって殺害してしまっているので、口論の結果、こんな事になるとは、母親も被告も予測はできなかったと思います。
双方の性格の問題もあるかもしれませんが、もし、母親の側が息子の激しやすい性格を理解していたら、夜に父親が帰ってから、もう一度、話し合おうとか、冷静になる時間を作れたかもしれませんね。
家族とは言え、やはり、激しやすい性格の場合は、それなりに会話に気を使った方が良いのかもしれませんね。
しかし、学校を辞めたい理由とはいったい何だったのか？気になりますね・・・
投稿: ASKA | 2019/09/13 19:56