埼玉県さいたま市大宮区交際女性殺人事件
1月23日(水)17時55分ごろ、さいたま市大宮区宮町2のビル5階の通路で、埼玉県春日部市、会社員、女性(22)が男に包丁で首などを切りつけられる事件が起きている。
周辺にいた男性らが容疑者を取り押さえ、駆け付けた大宮署員に引き渡したとこと。
女性は病院に搬送されたが約1時間後に死亡が確認された。県警大宮署は前橋市大渡町、自称同市職員、男性容疑者(25)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、容疑を殺人に切り替えて調べるとのこと。
同署によると、容疑者は「首を刃物で刺したことは間違いない」と容疑を認めているとのこと。
女性は、このビルに入る会社の従業員で、2人は顔見知りとみられる。
春日部署には女性側から容疑者についての相談が寄せられており、同署は「女性やご家族の意向を踏まえ、状況に応じて対応していた」と話しているとのこと。
現場はJR大宮駅北東約400メートルの繁華街。
捜査関係者によると、容疑者は金井さんの首付近に背後から腕を回して押さえつけ、包丁で切りつけたといい、首以外にも上半身に複数の切り傷があったとのこと。
昨秋以降、女性本人などから同県警春日部署に「交際トラブルで容疑者から暴力を振るわれた」と複数回相談が寄せられていたとのこと。
同署は詳しい内容を明らかにしていないが「本人や家族の意向を踏まえて対応していた」と説明している。
前橋市によると、容疑者は2018年4月に入庁し、道路管理課所属の技師として勤務。事件当日の23日は通常通り出勤したが、昼休み後に「吐き気がする。頭が痛い」と体調不良を訴え、午後から早退したとのこと。
勤務態度はまじめで、同僚によると、おとなしい性格で悩んでいる様子はなかったとのこと。
前橋市によると、容疑者は昨年4月に入庁し、採用試験通過後に大学を中退したとのこと。事件があった23日は通常通り出勤し、昼食後に体調不良を訴えて午後1時15分ごろに早退したとのこと。
男が使った凶器は、刃渡りおよそ20センチの包丁だった。
春日部警察署によりますと、去年9月、女性の父親が「娘が暴力を振るわれている」と通報し、容疑者から暴行を受けたことなどを、複数回にわたって相談していました。警察は、容疑者に女性と会ったり、連絡をとったりしないよう口頭で警告し、容疑者も受け入れていたとのこと。
調べに対し容疑者は「女性の首を刃物で刺したのは間違いない」と容疑を認めています。また、女性を待ち伏せして犯行に及んだ趣旨の供述をしているとのこと。
殺害された女性は昨年3月まで、群馬県高崎市の高崎経済大に在籍。入学と同時に、英語研究部で熱心に活動に取り組んでいた。
埼玉県警によると、昨年9月17日、女性の父親から「娘が暴力を受けている」と通報があった。県警春日部署は翌日、女性に近づかないよう警察法に基づき口頭で警告し、容疑者は素直に応じたという。同署はその後も数回、女性と連絡を取ったがトラブルは確認されず、交際も終わったと判断して11月に継続的な対応を終えたとのこと。
しかし、12月2日、女性が同署管内の交番を訪れ「(容疑者が)家に来ているようだ」と再び相談。署員はストーカー行為を疑ったが、女性が「まだ付き合っている」と話し、暴力などの被害もなかったため事件化は見送ったとのこと。
事件前日の1月22日、女性の父親から同署に「1月以降も娘が暴力を振るわれている」と電話があり、23日午後9時に父親と女性が同署を訪れる予定だった。
群馬県警高崎署によると、昨年9月18日、埼玉県警から「女性が実家のある高崎市に避難する」と連絡があり、女性から何度か相談を受けた。高崎署は同26日、容疑者に口頭で警告したが、その後、女性が春日部市に戻ったため状況は把握していないとのこと。
埼玉、群馬両県警によると、女性側は昨年9月以降に計4回、警察に相談していた。
司法解剖の結果、女性の死因は失血死で、首と胸の計2カ所の傷が致命傷となったとのこと。
県警は25日、容疑者を殺人容疑で送検した。
容疑者(25)が犯行の動機について「別れ話のもつれでやった」と話しているとのこと。
捜査関係者によると、容疑者は「(女性なしでは)生きていられない」とも供述。県警は事件当日の23日、女性から別れ話を切り出され、容疑者が犯行を決意したとみているとのこと。
また、犯行に用いられた凶器の包丁は容疑者が同日昼に職場を早退後、自宅から持ち出したとのこと。
同日夕から女性の勤務先が入居するビル5階の通路で待ち伏せしていたとのこと。容疑者は「(女性を)待って刺した」と説明しており、県警は計画的な犯行とみて、詳しい経緯を調べているとのこと。
当日は勤務先を早退し、前橋市内の自宅に一度戻ってから、電車を利用して女性が働く大宮区宮町のビルを訪れたとみられるとのこと。
容疑者の経歴(ネット情報なので、裏付けが怪しい、クロスチェック希望)
前橋市で生まれ育ち、群馬県内一の進学校、県立前橋高を卒業した。
「高校卒業後は浪人して筑波大に進学し、都市の防災などについて研究していたそうです。今は前橋市役所に徒歩で通える、家賃5万円ほどの利根川近くのマンションに住んでいました」とのこと。
時系列
2018年
03月 女性が高崎経済大学を卒業(4月に入社と推定)
04月 容疑者が前橋市に入庁、採用後に大学を中退
09月17日 女性の父親がDVを警察に通報、複数回相談する。
09月18日 埼玉県警から高崎署に女性が高崎市に避難するとの連絡。
09月19日 女性が高崎署に相談。
09月26日 高崎署は口頭で容疑者に警告した。
その後、女性が春日部市に戻る。
11月 女性から警察に別れたとの報告
12月02日 女性が「男が家に来ているようだ」と相談
2019年
01月22日 女性の家族が警察に相談
01月23日
13:15頃 容疑者が仕事を早退、帰宅して包丁を持ち、電車でさいたま市へ移動
17:55頃 事件発生
19:00頃 襲われた女性が搬送先で死亡を確認される
21:00 被害届の提出も視野に女性と家族が警察を訪れる予定だった。
01月25日 容疑者を殺人容疑で送検
現場の最寄り駅は大宮駅ですね。
容疑者の最寄り駅は新前橋駅か群馬総社駅ですね。使ったのは新前橋駅かな?
新前橋駅から大宮駅の移動時間は時刻表から早ければ46分、遅くても1時間30分程度ですね。
前橋市役所が職場なら自宅まで約2キロぐらいかな、徒歩でも15分あれば着くかな。
自宅から新前橋駅までの距離が約3キロぐらいかな、自転車を持っていれば自転車かな?
14時過ぎぐらいには新前橋駅に到着しているなら、16時過ぎには大宮駅に到着しているだろうね。
発生が17:55分なので職場から出てくるところを、待ち伏せして声を掛けたと言うところだろうか?
でも、既に自宅を出た時には包丁を持っているのだから、23日の午前中に犯行を決意させる何かがあったんでしょうね。
この事件でちょっと分からないのが、交際を始めた時期なんですが・・・
女性は大学卒業まで高崎市に在住して、就職で4月に埼玉県に引っ越したんでしょうね。
一方の容疑者が群馬県前橋市出身だけど、大学は筑波大学なんですよね。しかも、途中中退して4月に前橋市に就職している。
接点が無さそうなんですけど・・・高校時代から交際していたとか?あるいは、4月以降にネットで知り合ったのかな?
詳しい情報は供述を待つしかなさそうですね。
続報を待ちましょう。
参考リンク
埼玉県さいたま市大宮区交際女性殺人事件その2(一審判決)
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