東京都杉並区女性保育士殺人事件
3月26日(火)12時5分頃、東京都杉並区下井草3丁目のアパートで「助けてという女性の声が聞こえる」と、オーナーの男性から近くの郵便局員を通じて110番通報する事件が起きている。
警視庁荻窪署員が駆け付けると、2階の一室で、住人で近くの乳児院に勤める女性保育士(32)が背中(左肩の後ろ部分)を刃物で刺されてあおむけに倒れており、搬送先の病院で死亡が確認されたとのこと。(刃物が刺さった状態)
荻窪署捜査本部などによると、女性はベランダ近くの床の上で見つかった。
捜査本部によると、言い争う声を聞いた大家がアパートの様子を確認したところ、2階の部屋のベランダ付近で助けを求める女性を発見。居合わせた郵便局員に110番を依頼した。室内は家具が倒れるなどしていたが物色された形跡はなかったとのこと。
女性は勤務先から帰宅直後に襲われたとみられ、コートを着たままだったという。傷は左肩後ろ部分の1カ所のみで、他に目立った外傷はなかったとのこと。
男が帰宅を待って襲った可能性があり、捜査本部はトラブルなどがなかったか調べている。
男は身長160~165センチほどで30~35歳ぐらいといい、黒っぽいコートを着ていた。アパートを出て、北の方向に逃げたという。
発見時、部屋の玄関は施錠されておらず、女性はワンルームの部屋のベランダ側の床にあおむけに倒れていた。勤務先から帰宅した直後に襲われたとみられ、室内は洋服掛けが倒れるなど争ったような形跡があったとのこと。
現場は西武新宿線下井草駅の南約500メートルの住宅街とのこと。
アパートオーナーが悲鳴を聞き、外に出る。
見上げると、南向き201号室のベランダに女性がしゃがみ込んでいるのが見えた。「警察を呼んで。殺される」と叫んでいるように聞こえたとのこと。「ただ事ではない」と感じた男性は、近くにいた郵便局員に110番を頼んだとのこと。
オーナーが目撃時、
女性は現場の部屋のベランダにいたが自力で室内に戻ったとのこと。
通報したオーナーが路上で警察官を待つ間、アパートから黒っぽい服装の男が出てきた。「どの部屋から出てきたかは見ていない。慌てた様子はなく、歩いて北の方向に向かい、すぐ近くの交差点を東に曲がった」とのこと。警察官が到着したのはその数分後だった。男性は警察官を連れて現場の2階の部屋に向かったとのこと。
女性は26日午前中は勤務先に出勤。帰宅途中に飲食店に立ち寄り食事をしていたことが確認されている。
女性が事件のおよそ30分前の26日午前11時半ごろ、職場近くのカレー店で食事をしたことを示すレシートも見つかったとのこと。
事件当日、女性は夜勤明けだったとのこと。
事件当日、女性は泊まりの仕事明けだったのだろうか、午前10時ごろに勤務を終え、午前11時すぎに職場近くの店でカレーを食べているとのこと。
事件当日、勤務先の乳児院で午前9時半ごろまでの夜勤を終え、同11時半ごろ職場近くの飲食店で昼食をとった形跡があったとのこと。
近所の住人によると、女性は仙台市出身で乳児院に勤めていた。1人暮らしをしていたとみられるとのこと。
捜査関係者によると、室内から見つかった刃物は柄が折れていたとのこと。
ベランダの窓の、カギ周辺のガラスが割られていて、犯人がベランダから侵入した可能性があるとのこと。
捜査1課によると、現場室内はベランダに面した掃き出し窓の鍵部分のガラスが割れており、玄関から外階段にかけて廊下に血痕のような染みが残されていた。同課は犯人が外からガラスを割って侵入し、女性を殺害後に玄関から逃走したとみているとのこと。
また室内は棚が倒れるなどしていたが、引き出しなどは閉まったままで物色された痕跡はなかった。女性のバッグには財布も残されていたとのこと。
一方、携帯電話は見つかっていないとのこと。
その後、携帯電話も室内から見つかったとのこと。
携帯電話に破壊された形跡はなかった。これまでに奪われた金品などは確認されていないとのこと。
窓ガラスの鍵周辺部分だけが割られていた。侵入窃盗犯がよく用いる手口とのこと。
ベランダの掃き出し窓は鍵の周りが壊され、熱を加えた跡があった。空き巣などで使われる「焼き切り」と呼ばれる手口とのこと。
知人らによると、女性は杉並区内の乳児院で10年前から保育士として働いていた。周囲には「体力的にはきついけど子供が可愛いから頑張れる」と話していたとのこと。
家庭の事情で家族と暮らせない0~2歳児を24時間体制で預かるのが乳児院とのこと。
東京都杉並区にある乳児院で約10年間勤務し、主任を務めていたとのこと。
女性の手に皮下出血があったことも判明。襲われた際に争って負傷した可能性があるとのこと。
捜査関係者によると室内から見つかった靴の跡の向きから、犯人は玄関ドアから逃走したとみられるとのこと。
司法解剖の結果、死因は失血死の可能性が高いとのこと。
司法解剖の結果、致命傷となった背中の刺し傷の深さが約15センチだったとのこと。
女性は、北海道の高校から仙台市の東北福祉大学に進み、2009年に福祉心理学科を卒業していたとのこと。
捜査関係者によると、現場アパートは2階建てで、それぞれの階に1部屋タイプの間取りの部屋が四つずつある。女性の部屋は外階段を上って廊下を進んで一番奥にあるとのこと。
捜査関係者によると、部屋の玄関前の廊下から、アパートの外階段にかけて、血痕のようなものが見つかっていた。血痕のようなものはごく少量だった。凶器の刃物は柄の部分が折れた状態で、もみ合った際に犯人が手などを負傷した可能性があるとのこと
ベランダの仕切り板が壊れていたことも判明したが、西隣の部屋に侵入された形跡はないとのこと。
凶器の包丁は現場にあったものとみられるとのこと。関係者が女性が使っていた包丁と説明しており、捜査本部が状況を詳しく調べているとのこと。
捜査関係者によると、女性のアパートの屋根から複数の足跡が見つかっていたとのこと。男は2階建てアパートの屋根から2階の女性の部屋に侵入したとみられているとのこと。
ベランダの手すりやエアコンの室外機に土足の足跡が見つかり、警視庁は、犯人が外廊下から屋根に上りベランダに降りて侵入したとみて調べているとのこと。
ベランダの間仕切りの一部が壊れていて、警視庁は、ベランダに逃げて助けを呼ぼうとした女性を犯人が追いかけたとみて調べているとのこと。
捜査本部によると、司法解剖の結果、女性の首に外部から何らかの圧力がかかっていたとのこと。痕は生前のものだが、争った際、男に首を絞められるなどしてできたかは、判然としていないとのこと。
現場付近は住宅が密集しており、犯人が人目に触れずに、いつ、アパート2階のベランダに侵入したのかも謎が残る。女性は事件当日は夜勤明けで、捜査関係者は「留守を狙い、暗い夜のうちに侵入していた可能性もある」とのこと。
室内の状況などから、犯人は帰宅した女性と激しいもみ合いになったとみられるが、女性がベランダへ逃げても立ち去らずに追いかけ、背後から包丁の柄が折れるほどの力で刺していることなどから、殺害への強い執着もうかがえるとのこと。
時系列
03月25日
この日、女性は夜勤勤務
03月26日
09:30頃 女性が夜勤終了、その後、残業?
11:30頃 女性が帰宅中に飲食店で食事をしている。
直前 アパートオーナーがベランダで悲鳴を上げる女性を目撃
12:05頃 郵便配達員が通報
直後 アパートから黒っぽい服装の男が出て行く
数分後 警官が現着
直後 女性の部屋を確認、刺された女性を発見
その後 女性は搬送先で死亡が確認
とりあえず、整理すると
1)犯行は平日の昼間に起きている。
2)ベランダから侵入したと思われ、窃盗犯の手口「焼き破り」が使われた
3)室内は目立って荒らされていない、金品は盗まれていない模様
4)凶器は現場にあった包丁と思われる
5)背中を一突きで、死因は失血死、他に目立った外傷は無い。(首に圧迫痕有り)
6)女性はコートを着たままで、帰宅直後に襲われたと思われる。
7)犯人は土足で侵入している。
8)侵入時刻は不明ながら、屋根に足跡があった。
怨恨なのか?窃盗なのか?それともそれ以外なのか?
まー色々なケースが考えられますね。
私としては、過去に似た事件を二つほど思い出しました。
ただ、ちょっと気になる事があるので、そのあたりは、次回書きましょう。
続報を待ちましょう。。
参考リンク
東京都杉並区女性保育士殺人事件その2(容疑者逮捕と経緯)
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コメント
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6318826
同僚の30代の男を逮捕だそうです。仕事上のトラブルなのか、一方的な好意等のトラブルなのか。動機はこれから分かるでしょうね。なくなられた方の冥福を祈ります。
投稿: 裏銭 | 2019/03/31 01:51
裏銭さん、おはようございます。
逮捕、早かったですね。
まー職場で不審に思われてしまうぐらいですから、相当に動揺していたんでしょうね。
投稿: ASKA | 2019/03/31 10:56
この事件が起きて思ったのは防犯にも限界があるって事ですよね。こんな、犯罪防ぎようが無いと思います。それより刑を重くして、こういう犯罪を考えてる人の抑止に繋げた方がいいと思いますね。ASKAさんは、こういう悪質な殺人事件で今より刑を重くすれば犯罪抑止に少しでも繋がると思いますか?
投稿: 鬼瓦権三郎 | 2019/04/01 01:54
鬼瓦権三郎さん、こんばんは
犯罪抑止になるのか?ここは難しいところです。
例えば窃盗とか痴漢などは、刑を重くすれば抑止になると思うのですが・・・
殺人の場合は、犯行の後、どうなっても構わないと言う破滅志願者もいますよね。
他には、騒がれて咄嗟に口封じをしてしまうような場合、特に刑が重くなるから、逮捕されたくない。それで逮捕されない為に口封じをすると言う悪循環もありそうなので、どちらが良いのか判断が難しいと思います。
私はどちらかと言うと、「事件を起こすと、今の世の中ではこうなってしまう」部分を教育に取り入れていった方が良いと思います。
これは、犯人だけの問題ではなく、「犯人の家族も巻き込む事になる」と言う部分がポイントですね。
投稿: ASKA | 2019/04/04 20:42