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2019/04/03

東京都杉並区女性保育士殺人事件その3(推測される動機)

1)容疑者は27日は通常通り出勤。ただ、様子に不審な点があり、乳児院関係者が警視庁に連絡していた。出勤時、首や手にかすり傷があったといい、犯行時に女性ともみあうなどした際に負傷した可能性があるとのこと。

捜査関係者によると、容疑者の首や手首には複数の擦り傷があったとのこと。

2)容疑者の自宅から現場のアパートまでは約900メートルの距離だった。

3)捜査関係者によると、事件前日の夜、容疑者とみられる男が女性のアパートの周辺を徘徊する様子が付近の防犯カメラに映っていた。また、事件の後に現場から自宅の方向に向かう容疑者の姿も防犯カメラに映っていたとのこと。

4)警視庁捜査1課は31日、女性が勤務する乳児院の同僚で保育士の男性容疑者(31)=殺人容疑で逮捕=を送検した。

5)容疑者と同じアパートの住人の談
ベランダの窓から上半身を乗り出し、周囲を警戒するような容疑者の姿を同じアパートの住民が目撃していた。
事件後「おどおどした感じで、アパートの外をきょろきょろと見渡していた」とのこと。

アパート1階の容疑者方のベランダには、菓子の袋や紙くずなどのごみが放置されており、住民は「ベランダ越しに部屋の中も見えたが、足の踏み場もないくらい物が散乱していた」と話したとのこと。

夜間に容疑者の部屋から大きな話し声や、ドタドタと歩き回るような物音が聞こえることが事件前から週に数回あったとのこと。

6)知人らによると、容疑者は神奈川県横須賀市の出身。同市内の小中学校、高校を卒業し、短大で保育を学んだ。就職後も地元であった同級生の集まりに顔を出し、友人の子供らの遊び相手をすることもあったとのこと。同級生の男性は「小さい子をあやすのがうまく、さすがと思った」と話したとのこと。

別の同級生は「ひょうきんで明るいキャラクターだった。事件を起こすような人とは思えず、逮捕を知って驚いた」と話したとのこと。

7)捜査関係者によると「刺していません」と容疑を否認しているが、「女性の部屋に行った」とは述べているとのこと。

容疑者は、「私は刺していない。他の男がやった」と話しているとのこと。

8)捜査関係者によると関係者への聴取から、容疑者が事件前、女性に好意を持っているという趣旨の話をしていたことが確認されたとのこと。

9)事件の後、逃走する姿を目撃したアパートの家主は、 「なぜあれだけ落ち着いて歩けるのかなというのは、逆に言うと不思議な感じがします」とのこと。

10)捜査関係者によると、事件後に現場から黒いコートを着た男が立ち去る姿が目撃されているが、その後間もなくリュックを背負った男が、約1キロ離れた容疑者の自宅アパート方向に歩く姿が防犯カメラに映っていた。複数のカメラ映像をつなぐ「リレー方式」で確認され、いずれも容疑者によく似ているとの解析結果が出ているとのこと。

捜査本部は容疑者の関係先からリュックを押収し、詳しく調べているとのこと。

11)現場のアパートの住人は、事件が起きた3月26日の前の夜に、「屋根の方で音がした」などと当時の状況を証言したとのこと。

同じアパートの住人
「深夜2時半ぐらいに、アパートの階段を結構強い足音で駆け上がる音が聞こえて、そのあと屋根にひょうが当たるような、『カタカタカタ』と移動しているような音。自分のベランダの方からも、そのあと音が聞こえたような、だいたい30~40分くらい(の出来事)」とのこと。

12)現場アパートの屋根や女性方ベランダ側の手すりなどには模様などの特徴が似た複数の土足の跡が残されていた。警視庁は容疑者が女性方に侵入した痕跡とみているが、容疑者は調べに対し、この足跡がつく靴を持っていたことを否定しているとのこと。自宅アパートや勤務先の捜索でも見つかっていないとのこと。

13)捜査関係者によると付近の防犯カメラには現場の足跡と同じ型のスニーカーを履いて逃走する容疑者が映っていたとのこと。容疑者の自宅からはこのスニーカーは見つからなかった。警視庁は容疑者が証拠隠滅を図った可能性があるとみて調べているとのこと。

容疑者が事件当時、履いていたとみられるスニーカーは自宅に空き箱があったものの、靴自体は見つかっておらず、警視庁は証拠隠滅を図って処分したとみて調べているとのこと。

14)調べに対し、容疑者は「ほかの男に呼び出されて部屋に入った」、「その男が刺した」などと話し、容疑を否認しているが、警視庁は、現場の状況などから、容疑者1人で女性を殺害したとみているとのこと。

警視庁によりますと、容疑者は「道端で男に声を掛けられ、女性の部屋に呼ばれた。そこで別の男が刺した」と供述しているとのこと。

15)室内からは鮮明な指紋も検出されておらず、手袋をつけていたとみられるとのこと。

16)現場から見つかったセラミック製の包丁の柄に付着していた血痕から容疑者のDNA型が検出されたとのこと。

17)逮捕された男の自宅から押収されたコートに女性の血痕が付いていた。

18)現場となった女性の部屋のウォークインクローゼットに、容疑者のものとみられる足跡が見つかったとのこと。

19)現場アパートでは、女性方前の外廊下から外階段にかけて女性の血痕が見つかっており、容疑者が返り血を浴び、逃走時に付いた可能性があるとのこと。

時系列
03月25日
この日、女性は夜勤勤務、容疑者は仕事が休み
夜、容疑者とみられる男が女性のアパートの周辺を徘徊する姿が防カメに映る。
03月26日 容疑者は仕事が休み
09:30頃 女性が夜勤終了、その後、残業?
11:30頃 女性が帰宅中に飲食店で食事をしている。
直前   アパートオーナーがベランダで悲鳴を上げる女性を目撃
12:05頃 郵便配達員が通報
直後   アパートから黒っぽい服装の男が出て行く
(容疑者が自宅方向に向かう姿が防カメに映る)
数分後  警官が現着
直後   女性の部屋を確認、刺された女性を発見
その後  女性は搬送先で死亡が確認
03月27日
夕方   男性容疑者が、予定通り出勤したが、様子がおかしい。
03月30日 男性容疑者を逮捕
03月31日 容疑者を送検

こんなところですね。
遺体から出たDNAは詳細が伏せられているけど、爪の微物かもしれませんね。
容疑者の首や手などに傷がある事も状況としては整合生があります。

そして、包丁の柄から容疑者のDNA型が出ている。

さらに、容疑者宅から押収したコートに被害者の血痕が確認されている。

容疑者自身は現場に行った事は認めているけど、刺したのは別の男と証言している。
しかし、特に包丁の柄から容疑者のDNAが出た事は、容疑者が柄に触れなければ説明ができないから、別の男が刺したと言う説明はかなり厳しいですね。
あとは、容疑者がこの状況をどう説明するのか?そこに合理的な疑いが無いのか?と言うあたりがポイントになりそうですが、かなり厳しい状況ですね。

それから、状況を整理しましょう。
侵入は事件前日の夜に女性が夜勤で不在の時に侵入した。
この時、焼き破りの道具は持参したが、凶器の包丁は持参していない。
手袋をして指紋を残していない。
そして、土足で侵入し、クローゼットに隠れて、女性の帰宅を待ち伏せした。

ここで私が注目しているのは「凶器」の部分です。
焼き破りと言う侵入方法を用意して、指紋を残さない為に手袋もしている。
つまり、侵入は計画的なのに、凶器の包丁を用意してないのは、目的が殺害では無いからでしょうね。
(結果的に殺害していますが・・・)

ただ、そこで気になるのが「土足」なんですよね。
住人が床の土足の足跡に気づけば、泥棒?と咄嗟に考えますよね?
クローゼットに隠れても、床の土足に気づけば、足跡の先のクローゼットが気になるのが人情ですよね。
そこで、スマホのライトを使って、クローゼットを開けて、容疑者と鉢合わせしたのかな?

問題はこの時、包丁を容疑者が持っていたのか?
包丁の有無にかかわらず、多分、99%の女性はここで咄嗟に逃亡するでしょう?
クローゼットの前からなら、玄関側に逃亡する事も可能だったと思うのですが・・・
もちろん、鉢合わせした容疑者も咄嗟に逃げる女性を追いかけたでしょう?

もし、ベランダ側に女性が逃亡して、その後を追って、刺したなら、容疑者は包丁を持っていたと考えるしか方法が無いですよね。

しかし、一方で、もう一つの可能性があります。
容疑者が包丁を持っていなくて、女性がベランダに出て助けを呼んだとしたら?
このまま、逃亡できない理由が容疑者にはあった可能性がありますよね?

それは「顔を見られたから」同じ職場なので、顔を見られた段階で、事件が発覚すれば女性が容疑者の犯行を証言してしまうわけです。逮捕されたくない、その為には女性を殺害するしか方法がありません。
それで、咄嗟に台所の包丁を持って、ベランダの女性を刺した。ところが、住民が異変に気付いた為に、一刺ししただけで逃走する事になった。

まー、動機が殺害でも窃盗でも無いなら、やはり暴行目的と言う事かもしれませんね。
ただ、その場合、凶器も無しにどうやって?と言う疑問が出ますが・・・
夜勤明けで、帰宅直後に寝入ってしまった所を襲う計画だったのかもしれません。

まー、このあたりは、今後の供述を待つしかありませんね。

参考リンク
東京都杉並区女性保育士殺人事件その2(容疑者逮捕と経緯)

 

 

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コメント

この事件、空き巣に出くわして殺害されたように見せかける計画殺人が当初の狙いだったというのは考えられないでしょうか?あと、この容疑者の空き巣のような手口が手慣れてるのも常習性とかは無いんですかねー?

投稿: アートの英雄 | 2019/04/04 16:30

アートの英雄さん、こんばんは

焼き破りについては、捜査員から「焼きが甘い」と言う評価のようで、常習と言うわけではなさそうですね。

窃盗に偽装した計画殺人とすると、計画は立てたが、実際にはうまく行かなかったと言う可能性は有りますね。

結局、悲鳴を上げられて、住民に犯行を察知され、財布も盗まずに逃亡してますから。

計画殺人なら、もう少し、別の方法があったような気がしますけど、このあたりは難しいですね。

投稿: ASKA | 2019/04/04 21:10

ASKAさんの見解に、ほぼ納得しました。あと、犯行時にマスクとかで顔を隠すとかはしてなかったんでしょうかねー?顔を見られてまずい訳だからマスクとかで隠すと思うけど、その辺りはどうなんですかねー?もし、顔を隠さないで犯行に及んだなら理由とかは、どのような事が考えられると思われますか?

投稿: アートの英雄 | 2019/04/05 13:18

アートの英雄さん、こんばんは

普通に考えれば、犯罪行為なので、身元を隠すのがセオリーですが・・・
簡単に言うと、犯人が妄想的な思い込みで、被害者が自分の事を好きだと考えていた場合や、自分なら許されると言う思い込みを持っている場合なのかな?

自分が好意を持っているなら、相手も自分に好意を持っていると思い込んでいるような場合かもしれませんね。

あるいは、事が終われば、女性は自分のいいなりになると言う、思い込みもあるかもしれません。

いずれにせよ、自分に都合の良い思い込みが原因なんだろうと思いますが・・・

他には、理屈では説明できないような感情的な物なのかもしれません。

実際どうなのか?は供述を待つしかないですね。

投稿: ASKA | 2019/04/08 19:33

起訴です。
東京地検は4月19日、殺人と住居侵入の罪で、同僚の男性容疑者(31)を起訴した。

投稿: ASKA | 2019/04/19 19:08

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