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2019/05/29

神奈川県川崎市多摩区無差別殺傷事件その2(中断か?完了か?)

まずは続報です。
1)最初に死亡した男性を刺してから次々と18人を襲い、その後、自分の首を刺したとみられているが、男性を刺してから自分の首をさして倒れるまでの時間が十数秒だったとのこと。

2)警察によると、容疑者は犯行の際、小走りのような形で次々と児童らを切りつけたとみられる。

3)凶器とみられる包丁2本が、いずれも刃渡りおよそ30センチの柳刃包丁だった。

包丁は比較的新しいとみられ、事件のために用意した可能性がある。ズボンのポケットにお金が入っていたが、財布は所持していなかったとのこと。

犯行に使った包丁2本は比較的新しく、使った形跡がほとんどなく、犯行のために購入した可能性が高いとみられているとのこと。
ズボンのポケットには現金約10万円が入っていたとのこと。

4)容疑者のリュックサックの中にも、包丁2本がワイシャツに包まれた状態で入っていた。

現場近くのコンビニエンスストアの敷地内で容疑者のリュックサックが見つかり別の包丁2本が入っていた。

容疑者が持っていた包丁4本のうち、リュックサックに入っていた包丁は刃渡り約25センチの文化包丁と刃渡り約20センチの刺し身包丁だった。

5)小学校の会見で、現場のバス停で乗車を誘導していた教頭が、事件当時の状況を説明した。

スクールバスは登戸駅近くの専用バス停と学校の間を結び、毎朝午前7時25分頃から8本運行。ピストン輸送で児童たちを学校に運んでいる。児童らが襲われたのは、5本目のバスが発車し、6本目への乗車が始まった直後。教頭は児童6人ほどを乗せた際、列の後方から突然、「キャー」という叫び声を聞いた。道に出て後方を確認すると、両手に1本ずつ長い包丁のような刃物を持った容疑者が、声も上げずに児童たちを切りつけていたとのこと。

児童らの列は近くのコンビニ店付近まで続いていて、死亡した6年生の女児(11)(東京都多摩市)と、別の児童の父親で外務省職員の男性(39)(同世田谷区)は後方にいたとのこと。
教頭は「男(容疑者)はどなるでもなく無言だった。だから子供たちも気付かなかったようだ」と話した。

6)容疑者の幼なじみ男性の話
男性によると容疑者が幼いころに両親が離婚。その後、おじ夫婦に引き取られ、2人のいとこと一緒に暮らすようになったとのこと。
祖父母も一緒に住んでいた。
また、カリタスとの関連について「いとこのお姉さんが(カリタスに)通っていたという話を聞いた」と話したとのこと。

自宅近くの住民の話では
「いとこの“兄”が、子供の頃、カリタス小学校に通っていたという話ですよ」

「容疑者が小学生の時に両親が離婚し、彼だけがこの家に預けられた、と聞いています。関係は、父方の兄夫婦だとか。養子に入ったという話もあります。

 容疑者の実の親が顔を見に来た記憶はないですね。彼はここに来た時から、変わった子でした。『金魚鉢の金魚を見たいから』なんて言って、他人の家に勝手に侵入したことが何度もあったとのこと。
 
高校に入ってからは引きこもっていたとかで、再び姿を見かけるようになったのは、ここ1~2年だと思います。日中はほとんど姿を見せず、深夜から早朝にかけて外出しているようだったとのこと。

去年の夏には、朝の5時半頃に、近所の家に庭の木が邪魔だと怒鳴り込んだ事もあった。

7)県警によると、現場周辺の防犯カメラ映像を解析し、容疑者が最寄りの小田急線読売ランド前駅から登戸駅まで電車で移動するのを確認した。

8)容疑者(51)=川崎市麻生区=が約50メートルの間に次々と包丁で切り付けたとみられるとのこと。

最初に男性、続いて別の保護者の女性(45)=重傷=を襲った後、児童を襲撃したとみられる。

この間は十数秒程度で、容疑者は黒い手袋をはめて両手に包丁を持ち、走りながら襲撃したとのこと。

9)神奈川県警は29日午前10時ごろ、現場から西に約4キロ離れた川崎市麻生区多摩美1丁目の容疑者の自宅に殺人容疑で捜索に入った。

10)小学校は共学。学費は6年間で500万円にも上る。共学といっても男子児童の数はごく限られていて、実質的には女子校とのこと。

11)、川崎市は29日、容疑者(51)と同居していた高齢の伯父と伯母から計14回にわたって相談を受けていたことを明らかにした。相談があったのは2017年11月。
2019年1月までの間に計15回にわたり、電話や面談での相談を受けてきた。

その際に容疑者の暴力や威圧的な行動などの相談はなかったとのこと。2018年6月ごろからは実際に訪問看護も始まったが、目立ったトラブルもなかった。

伯父や伯母と容疑者はほとんど会話がなく、自宅に介護サービスの提供者が入った場合に、容疑者がどう反応するかを心配していたとのこと。
市によると、容疑者は長期間にわたって就労せず、伯父や伯母ともほとんど会話がない状態だった。ただ、伯父や伯母が食事を用意したり、小遣いを与えたりしたこともあり、険悪な状態ではなかったとのこと。

相談の結果、昨年6月から訪問看護などのサービスを開始。スタッフが家に出入りするようになっても、特に容疑者とトラブルになるようなことはなかったとのこと。

高齢になった伯父らから「将来どうするつもりなのか聞きたい」と相談を受けた市の担当者は「手紙を書いてみては」とすすめ、伯父らは2019年1月に容疑者の部屋の前に手紙を置いた。

すると、数日後、容疑者は伯母に対して直接、次のように語ったとのこと。

「自分のことは、自分でちゃんとやっている。食事や洗濯を自分でやっているのに、引きこもりとはなんだ」

伯父らは同月、市に対し「本人にも考えがあるようなので様子を見る」との意向を伝えてきて、相談は来なくなったとのこと。

時系列
小学校時代 両親が離婚し、伯父に引き取られて、伯父夫婦とその子供2人との生活が始まる。
小学校を卒業
中学校を卒業
高校時代に引きこもりになる
その後の詳細は不明だが、事件前、長期間仕事をしていない。
2017年
11月   同居する伯父夫婦が市に相談する、2019年01月までに計15回
2018年
06月   自宅に訪問介護が始まるが特に問題はなかった
2019年
01月   将来を心配した同居する伯父夫婦が容疑者に手紙を渡す
数日後  自分は引きこもりでは無いと回答
05月28日
07:00頃 容疑者と見られる男性が自宅を出る。
その後  最寄り駅の小田急線よみうりランド駅から電車に乗る。
その後  登戸駅で下車
07:25分 最初のスクールバスの送迎が始まる(計8本がピストン輸送する)
その後  5本目のバスが発車
直前   6本目のバスに乗車が始まった。
07:40頃 事件発生
最初の男性を4回刺す、次の女性を刺す、そして児童の列を襲う、最後に自分の首を切る、この間、数十秒
07:45頃 通報多数
07:50頃 7便目のバスが到着した時には犯人は倒れていた。
08:20頃 現場に救急車が到着しはじめる。
09:20頃 カリタス小学校が保護者に緊急連絡メール発信
10:40頃 容疑者が死亡。
05月29日 容疑者宅に家宅捜索が入る。

今日の報道を見て気になるのが、犯行時間がかなり短い時間である事です。
もし、容疑者が秋葉原事件のように大量殺傷を計画していたのだとしたら、スクールバスの運転手にとがめられたからといって、犯行を中断するとは思えないんですよね。

そう、そのまま、別の被害者を捜すなり、運転手に斬りかかる事ができたはずです。
これが、目的を達成したから、犯行を完了したのか?
それとも、犯行を中断したのか?ここが微妙なところだと思います。

中断と言うのは、邪魔が入らなければ、その後も襲撃を続けて、被害者を増やそうと考えていたけれども、邪魔が入ったので、途中で止めたと言う事かと思います。

ただ、目的が大量殺傷であったなら、邪魔が入ったぐらいで犯行を中断するのだろうか?と言うのが疑問ですね。
それに、計画段階で多数の死者がでる事は想定済みで、逮捕されれば死刑になる事も覚悟の犯行でしょう?
だから、死ぬのは怖くなかったはずなのに、あっさり自殺した事が説明できないと思うんですよね。

可能性を挙げるなら、逮捕されて、死刑執行までの時間が嫌だったとか、取り調べを受けるのが嫌だったとか、そんな理由は考えられますが、本人が死亡していて確認する事ができません。

一方で完了と言うのは微妙なんですが・・・多分、容疑者の計画の最後は自殺する事だったはずです。
だとすると、襲撃の目的を達成したので、最後の自殺で犯行を完了したと言う見方ですね。

この場合、襲撃の目的は何だったのか?と言う素朴な疑問が出てきます。
大量殺傷を狙った?とすると、ちょっと妙なのが、犯行時間が異様に短い事です。
もっとも、時間を掛けていたら、児童に気づかれて逃げられてしまうので、短時間にならざるおえなかったと言う見方もできますが・・・
しかし実際に死亡している児童は1人だけなので、死亡しても構わないと言う未必の故意はあったものの、殺害する事よりも、多数の児童を傷つける事を狙ったとも思えます。

つまり、目的は殺害する事ではなく、騒ぎを起こす事だったと言う可能性もあると私は考えています。
この場合は、登校途中の小学生を多数殺傷すると言うショッキングな事件を起こす事が犯行の目的だった事になりますね。

だから、バスの運転手さんにとがめられた時点で目的を達成しており、計画の最終段の自殺を実行した。
と考えると、あっさり、襲撃を中断して自殺した事の説明ができるかなと考えています。

ただ、それだけが目的では無いだろうと思うのが、持っていた保険証です。
この保険証がなければ、被害者との接点が無い通り魔事件で、容疑者の身元の特定にはもっと時間が掛かったと思います。
つまり、保険証は身分証として、自分の身元を知らせる為に用意したと考える事もできますよね。

その場合、ショッキングな事件を起こし、世間の耳目を集めた上で自分の身元を晒し、その結果、何かが起きる事を期待したと言うところなんでしょうか?
ただ、社会に対する不満などが根底にあるなら、逮捕されてそれを証言すれば良いわけで、自殺する理由がちょっと弱いかな?と思います。

積極的に何かを発信しようとしたなら、遺書や犯行声明のような物が家宅捜索で出てくるかもしれませんね。
あるいは、ネット上に犯行予告を既に出している可能性もあります。

いずれにせよ、自殺する理由が弱い気がするんですよね。
なので、自殺には自殺する理由があって、それはこの事件の目的とは直接関係が無いと言う可能性もありますね。
例えば、人生をリセットする為に自殺しようと考えていた。しかし、1人で誰にも気付かれずに死ぬのは嫌だった。
それで、こんな事になった事に対するメッセージを込めて事件を起こした。

まーただの「当てつけ」や「八つ当たり」と言う可能性もありますけどね。

本人が死亡しているので、真相究明の為に、遺書や犯行声明、犯行計画書などが出てくると助かるのですが・・・
続報を待ちましょう。

前回速報の補足:
被害児童の大半が女児だったのは、実質的に女子校だったからなんですね。

参考リンク
神奈川県川崎市多摩区無差別殺傷事件(速報)
神奈川県川崎市多摩区無差別殺傷事件その3(5月27日?)

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コメント

ニュースやワイドショーの専門家の見解は総じて「拡大自殺の可能性が高い」というのが多数を占めていますね。
長期間孤独で社会的地位も低い人は、「社会」や「世の中」といった曖昧な存在に怒りの矛先が向くと。場合によっては同時に自分にもそれが向けられることもあるそうです。つまり自殺ですね。
簡単には言うと「自分の事を誰も理解してくれないし寄り添ってもくれない、この世には居場所がない。だから恨みをぶつけてから自分の人生を終わらせる」
こんなところでしょうか。

この「拡大自殺説」が事実だったとして、実は私自身色々あって、非常に気持ちがわかるというか共感するんですよね。もちろん犯人を擁護するつもりなどありませんが。
私も社会的地位が低い立場に数年前からなってまして、性格が攻撃的になったと自分でも思います。道で肩がぶつかったら以前は謝罪してたのが、チンピラのように因縁をつける事をするようになってしまいます。
おそらく私に友人や、かかりつけの精神科医がいなければ、遠くない将来この犯人と同じ結末になっていることでしょう。

池田小事件以来、児童・生徒をいかに守るかということばかりに世間はフォーカスしていて、社会的に希望が持てなくなってる人たちへの環境づくりには相変わらず陽があたっていない印象を受けます。

投稿: ミッシェル | 2019/05/29 23:46

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