北海道札幌市2歳女児虐待死事件その4(7月23日までの報道)
1)警察によりますと、長女は死亡するまでの2~3週間、ほとんど物を食べていなかった。
その後、司法解剖の結果、胃に食べ物が残っていたとのこと。
警察は、虐待の発覚をおそれて長女が意識を失う前に2人が食べ物を与えたのか、度重なる暴力のストレスで消化機能が衰えていたのか、慎重に調べているとのこと。
別の報道では
長女の口と胃の中に食べ物が残っていたとのこと。
2)I容疑者が長女が衰弱して亡くなるわずか2日前に知人の女性を訪ね、F容疑者についての不満を口にしていたとのこと。
逮捕3日前にI容疑者とあった女性によると「男が面倒くさいから別れたいみたいな話をしていた。気性が荒いから面倒くさくて別れたいみたいな。お金の話したらキレるとかは(そのとき)言っていた気がする」とのこと。
3)警察は母親らがネコ21匹に対しても飼育放棄をしていたとして、動物愛護法違反の疑いでも捜査しているとのこと。
4)衰弱死した長女は身長が70センチ程度と、1歳半健診の時から、ほとんど伸びていなかったとのこと。
平均的には1歳半からの1年間で10センチ近く身長が伸びるとされていますが、長女は平均より15センチほど低かったとのこと。
5)6月27日、警察は、2人を保護責任者遺棄致死の疑いで再逮捕しました。
再逮捕容疑は5月中旬~6月5日、長女に十分な食事を与えず、衰弱した後も病院に連れていくなど適切な措置を取らず、死亡させたとしている。道警は、F容疑者がI容疑者宅を頻繁に訪れ生活を共にしていたとみられることから、保護責任があると判断した。道警は認否を明らかにしていない。
6)I容疑者の知人によると、2年前の3月。長女が産まれてわずか3か月。
I容疑者はススキノで夜遅くまで飲み歩いていたとのこと。
容疑者の知人:「子どもがいるとか一切、何も聞いていなかった。職場のストレスが酷いとは言っていた」とのこと。
7)捜査関係者によると長女は死亡時、頭部の複数箇所を骨折する大けがを負っていたことが新たに判明。道警はネグレクトなどによる容疑の裏付けを進める一方、暴力が死を早めた可能性もあるとみて引き続き捜査するとのこと。
8)捜査関係者によると、長女の頭の中に、脳が血液で圧迫される「急性硬膜下血腫」が見つかっていたとのこと。
急性硬膜下血腫は、けがや強い衝撃によって起きることが多く、意識障害を伴う場合があるとのこと。
9)6月28日午後、保護責任者遺棄致死の疑いで送検。
10)札幌地検は7月18日、母親のI被告21歳を保護責任者遺棄致死の罪で、交際相手の飲食店経営・F被告24歳を傷害致死の罪で起訴した。
地検は両被告の認否を明らかにしていない。
11)起訴状によりますと、F被告は、5月上旬から長女が死亡する先月5日の間に、長女の頭や全身を殴ったり踏みつけたりしたうえ、ひざや腰にたばこの火を押しつけるなどしていました。
長女は、頭蓋骨の骨折や、頭に強い衝撃を受けたことによる意識障害を伴う硬膜下血腫、左ひざや腰のやけど、顔や背中にあざができるなど、全身に大けがをしていたとのこと。
別の報道では
起訴状によると、I被告は長女に食事を与えず、やせ細っていたのに医師の治療を受けさせずに放置して、6月5日に多臓器不全を伴う低栄養状態に陥らせて衰弱死させたとしている。
また、F被告はI被告の自宅で長女の頭を骨折させた上、治療を受けさせるなど生存に必要な保護を与えなかったとしている。
時系列
I容疑者18歳で妊娠
2016年
出産前に長女の父親とは別れる
12月頃 長女を出産
2017年
3月 I容疑者がススキノで夜遅くまで飲む
4月頃? 4か月検診を受信
6月頃? 2か月後の再訪要請を無視
10月頃? 10か月検診を無視
11月 保育園に長女を預け始める
2018年
04月 保育園に預けに来なくなった。
06月 1歳6か月検診で受診を勧められる
09月28日 1回目の虐待通報
2019年
03月 転居、F容疑者がI容疑者宅に出入りを始める
04月05日 2回目の虐待通報
05月12日 3回目の虐待通報
05月13日 警察が児相に通告
05月15日 警官が長女の身体状況を確認
05月17日 児相が電話(応答なし)
05月22日 児相が電話(応答なし)
06月1or2日 最後の鳴き声を住民が聞く
06月03日 F容疑者が長女の熱が下がらないと認識
I容疑者が友人に男と別れたいと漏らす
06月04日 児相が自宅を訪問したが不在
06月05日
05:00頃 119番通報
救急隊が到着した時には心肺停止状態
05:40頃 搬送先の病院で死亡を確認
深夜 F容疑者をススキノの勤務先で逮捕
06月07日 両容疑者を送検
06月28日 保護責任者遺棄致死で送検
こんなところですね。
その後の続報は無いようです。次は公判になるかもしれませんね。
母親のI被告については、18歳で妊娠、長女出産前に長女の父親とは別れてシングルマザーで出産と育児をしている。
大変だったろうとは思います。子供の父親とは別れてしまうし、その後に交際したF被告も世間で言うロクデナシですね。多頭飼育のペットも放置してるし、お金の話をするとすぐキレるとか・・・・
まーI被告の経歴が不明ですが、18歳での妊娠出産がなければ、平凡な生活を送っていた可能性もありますよね。
望んだ妊娠なのか?望まない妊娠なのか?は分かりませんが・・・
女性にとっての出産と育児はその後の人生を変えてしまうような、人生最大のビッグイベントなんでしょうね。
だからこそ、慎重になってほしいと思います。
なんの為に、この子は生まれたきたのですか?とI容疑者に聞いてみたいですね。
亡くなった女児のご冥福をお祈りします。
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