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2019/08/05

愛知県名古屋市インコ虐待事件

飼っていたインコを虐待したとして、愛知県警は7月18日、名古屋市中村区椿町、無職男性容疑者(34)を動物愛護法違反(愛護動物の虐待)の疑いで逮捕し、発表したとのこと。
 
容疑を認めているという。容疑者は、虐待の様子を動画で撮影し、ネットで公開していたとみられている。
 
中村署によると、容疑者は6月中~下旬ごろ、自宅で、インコ1羽にコンドームをかぶせて身動きがとれないようにした上で、ライターでつついたり、ベッドや床に放り投げたりして虐待した疑いがあるとのこと。
 
各地から愛知県警に「インコを虐待している動画を投稿している人がいる」などと相談が寄せられたため、ネット上でこうした動画を確認したとのこと。
 
警察はインコ2羽を保護したほか、虐待に使っていたとみられる道具を押収したとのこと。
 
容疑者は、「インコの鳴き声がうるさくて腹を立て虐待した」と容疑を認めているとのこと。
 
容疑者のツイッターアカウントの紹介ページには、「あらゆる方法・道具を使い、インコを可愛がる溺愛愛好家」と書かれている。
 
羽をむしり取られた様子や死んだインコがゴミとともに捨てられている様子もあげられていたとのこと。
 
他の投稿は
《セキセイインコを63℃のぬるま湯で水浴びさせたら(中略)やがてクルっと腹を上に向けて動かなくなり、湯気とともに香ばしいインコ臭が立ちのぼってきましたw》
 
動画は
羽の軟骨部分にピアッサーで穴をあけたり、ヤケドの痕にヒリヒリする刺激薬を塗り込まれたためにもがき苦しむ姿の動画などなど・・・
 
「私が飼育していたインコにコンドームをかぶせて身動きが取れないようにして、点火棒(長いライター)を押しつけ、放り投げるなどの行為をして虐待していたことは間違いありません、と供述しています。虐待理由は、鳴き声がうるさくて腹を立てたということです」(捜査関係者)
 
容疑者の自宅は名古屋市内にある自立を支援する寮の一室。
 
容疑者はそこに今年3月に入所。最初は水回りが共同の階に住んでいたが、その後、居室内にトイレや浴室など水回りがそろっている部屋に移ったとのこと。
 
関係者によると
「容疑者はおとなしいタイプ。トラブルはなく、スタッフとの関係も良好でしたが、躁鬱がひどく、投薬や通院で治療をしていたようです。就労にも意欲的でしたが、仕事はしていませんでした」とのこと。
 
個室であっても、ペットを飼うことは禁止されていた。ところが容疑者は4月ごろからインコを飼い始めたとのこと。
 
「逮捕後、面会に行った知人に、インコを飼った理由を“ひとりで寂しかったから”と。夜、インコが突然、鳴きだして隣の人にバレるといけないと思い気が動転して殺してしまったのが最初。そのときに変なほうに気持ちが変化して、その後エスカレートしてしまったと話したとのこと」
 
こんな事件ですね。
もう、言葉もありません。
こちらの事件でも「寂しかった」のでインコを飼って、咄嗟の出来事で殺してしまったのが、その後の虐待行為へエスカレートしていったようですね。
 
ただ、この事件も不思議な事にネットに動画を上げているんですよね。
そんな事をすれば通報されて逮捕される事ぐらい34歳ですから気づくと思うのですが・・・
どうも、それよりも承認欲求が強かったのか?あるいは、動物虐待程度では逮捕されないという変な自信があったのかな?
 
自分はと言えば、自立支援施設に入所して、仕事もできない(しない)状態なんですよね。
お金も無いし一日中部屋にこもっていても、生きがいなんてないでしょうから、鬱屈したストレスを発散していたのかな?
 
その意味では、他に会話ができるような仲間や友人がいれば、こんなつまらない事件を起こす事はなかったのかもしれませんね。
 
せっかく、ネットを使えるのだから、共通の話題がある、コミュニティーなり、個人などとコミュニケーションをとる事も出来たと思うんですが・・・何かコンプレックスがあったのかな?
 
この自立支援施設や、あるいは自治体などでは容疑者に対して、就職支援や病気治療などでの支援は何かしていなかったのかな?
 
自助グループなどあれば、定例会のような事をしているところは多いと思うんですけどね。
 
いずれにせよ、この事件も、虐待は、かなりエスカレートしているので、人に危害を加える前に逮捕されてよかったんじゃないかな。
 
しかし、「孤独」というのはやっかいな物なのかもしれませんね。
 
続報を待ちましょう。

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コメント

***初公判(9月11日)***

被告は「その通りでございます」と起訴内容を認めた。

検察側の冒頭陳述や起訴状によると、被告は4月にインコを購入したが、鳴き声に怒りを感じるようになった。6月22日ごろ、名古屋市中村区の自宅でインコ1羽に避妊具をかぶせ、点火棒を押しつけるなどしたとされるとのこと。

別の報道では
冒頭陳述で検察側は、動機について「インコを虐待することでストレスを発散していた。虐待する動画を投稿し注目を集め、満足感を得ていた」などと指摘した。

その上で、検察側は被告が警察の捜査を免れるために虐待の様子を投稿したSNSのアカウントを変更していたことを明らかにしたとのこと。

被告の捜査機関に対する供述調書によると。
取り調べ時に、インコの鳴き声で夜眠れないうえ、当時の住まいはインコを飼ってはいけなかったため殺そうと決意した、などと動機を語ったとのこと。

こんなところですね。
まーネットに虐待映像が出ていますから、起訴内容を否定するのは難しいですよね。

ちょっと気になるのは、逮捕前の報道では「咄嗟に殺してしまった」だったんですが、「殺そうと決意した」になってますね。このあたり、自分に不利な供述に変わったような気がしますけど・・・どうなんだろう?

あとは、量刑がどうなるのか?ですが、最高でも罰金100万円と言う事のようで、判決がどうなるか注目ですね。

このあたりは法改正で「懲役1年以下」と言うのが加わるようです。

公判の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2019/09/11 20:33

***判決公判(10月18日)***

裁判官は「犯行は、自己の欲望を満たすだけの目的で敢行した可能性も否定できない」と述べ、求刑通り罰金20万円を言い渡したとのこと。

判決によると、被告は6月22日ごろ、名古屋市中村区の当時の自宅でインコ1羽に避妊具をかぶせ、点火棒を押しつけるなどした。

裁判官は「インコが鳴かないようにする方法を知っていたにもかかわらず、対策を講じた形跡がみられない」と指摘したとのこと。

事件発覚のきっかけとなった、虐待の様子を撮影した動画のインターネットへの投稿についても言及。「どのような虐待映像を投稿すれば関心が得られるかを念頭に置くなど、ある程度の計画性を持って実行された」と述べたとのこと。

こんなところですね。
罰金は最高100万円だったようですが、判決は20万円ですね。
罰金の基準が分かりませんが、最高額の5分の1と言う判断ですね。
えーと、インコの購入価格が分かりませんが、1万円はしないと思うので、購入価格の20倍から80倍ぐらいの罰金と考えると、妥当な金額なのだろうか。

実際には罰金以上に社会的制裁を受ける事になるでしょうから、面白半分でもこんなつまらない事はしない方が良いでしょうね。

投稿: ASKA | 2019/10/18 19:47

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