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2019/08/12

京都府向日市女性殺害事件

6月11日午前11時ごろ、京都府向日市上植野町薮ノ下のアパート「寿荘」で、近隣住民から「2階の部屋で異臭がする」と110番する事件が起きている。
 
京都府警向日町署員が駆け付けたところ、アパート駐車場で成人とみられる女性の遺体が見つかった。遺体は腐敗が進み、全身に白いテープが巻かれていたとのこと。
 
同署は死体遺棄事件として捜査し、現場付近にいたアパート住人の50代男性と向日市職員の20代の男性から事情を聴いているとのこと。
 
向日町署などによると、男性らは「部屋から遺体を外に運んだ」との趣旨の話をしているとのこと。
 
市職員の男性は生活保護を取り扱う部署に在籍するケースワーカーで、50代男性を担当していたとのこと。
 
アパート関係者らの説明では、住人の男性は1階の居室で生活。今月上旬、2階の部屋も借りたいと申し出があり、賃貸契約を結んだ。異臭がしたのはこの部屋で、室内には冷蔵庫が置かれていたとのこと。
 
現場は阪急西向日駅から南約600メートルの住宅街とのこと。
 
向日町署は6月12日未明、死体遺棄の疑いで、現場近くにいたアパート住人の男H(55)と向日市役所地域福祉課主査の男Y(29)=京都市西京区川島野田町=の2人を逮捕したとのこと。
 
向日町署によると、いずれも容疑を認め、「2人で一緒に遺体を部屋から駐車場に運んだ」などと供述しているとのこと。同署は女性の身元の特定を急ぐとともに、12日に遺体を司法解剖して死因を調べるとのこと。
 
逮捕容疑は共謀し、11日午前11時20分ごろ、同アパート駐車場に女性の遺体を遺棄した疑い。
 
向日町署の説明では、通報を受けた署員がアパートを訪れ、部屋の中を確認しようとしたが、施錠されていて立ち入れなかった。
 
このため現場をいったん離れ、大家に立ち会いを求めた上で再びアパートを訪問したところ、駐車場で女性の遺体を見つけたとのこと。
 
1度目の来訪時、この場所に遺体はなかった。
署員が近くにいた両容疑者に事情を尋ねると、2人は「関係ない」と話したとのこと。
 
捜査関係者によるとH容疑者と一緒に暮らしていた交際相手の40代女性と連絡が取れなくなっており、遺体の身元の特定を進めている。遺体の状況から死後1カ月ほどが経過しているとみられ、目立った外傷はなかったとのこと。
 
主査の男Yは生活保護を取り扱う部署に在籍するケースワーカーで、受給者の男Hを担当していた。
 
府警によると、男Hは1階の居室で生活し、通報のあった2階の部屋は主査の男Yが借りていたという。遺体の発見時、駐車場には主査の男Y名義の車が止められていた。府警は、両容疑者が通報により遺体が発見されるのを恐れ、2階の部屋に隠していた遺体を車に載せて運び出そうとした可能性があるとみているとのこと。
 
司法解剖した結果、全身に殴られたような痕が複数あった。
腐敗が進んでおり、司法解剖では死因の特定に至らなかったとのこと。
 
捜査関係者の説明では、主査の男Yは、住人の男Hの代わりに買い物をするなど密接な関わりがあった形跡もあるといい、府警は両容疑者の関係性を慎重に調べているとのこと。
 
遺体発見時、2階の部屋には業務用の大型冷蔵庫が置かれ、駐車場には主査の男Y名義の車が止められていたとのこと。
 
住人の男Hが「女性を殴って死なせた」という趣旨の供述をしているとのこと。
 
向日市によると、逮捕された主査の男Yは、2012年に入庁。ケースワーカーとして18年1月から住人の男Hを担当していた。11日の訪問後に現場から「警察に現場待機をするように言われている」と市に電話で連絡があったという。勤務態度に問題はなく、住人の男Hとの間のトラブルは把握していないとのこと。
 
死体遺棄容疑で逮捕された住人の男H(55)と向日市役所職員の男Y(29)が、遺体の見つかる前日に面会の約束をし、11日朝から同アパートで接触していたとのこと。
 
市職員の男Yは遺体発見前日の10日、同僚に「(住人の男Hから)『相談がある』と電話があり、11日に面会する約束をした」と伝達していた。市職員の男Yは11日午前9時半ごろに職場からアパートに向かい、同11時45分、同僚に「警察から現場待機するよう言われている」「遺体に触った」などと連絡があったとのこと。
 
住人の男Hが「市職員の男に遺体の運び出しを手伝わせた」という趣旨の供述をしているとのこと。
 
生活保護費を受給する住人の男Hの担当ケースワーカーだった職員Yが事件前、住人の男Hから怒鳴られたり、保護費の増額など無理難題を言われているとして、「担当替え」を求める意向を職場内で示していたとのこと。
 
職員は住人の男の言い付けで買い物をさせられるなどしていた形跡も確認されており、府警は、住人の男と接する中で従属的な立場となり、精神的に追い詰められていた可能性もあるとみているとのこと。
 
。職員に遺体の隠蔽を手伝わせたと説明した上、「もし自分一人が逮捕されていれば、職員の名前を出すつもりはなかった」などと話しているとのこと。
 
京都府警は6月13日、死体遺棄容疑で2人を送検した。
 
捜査関係者によると、両容疑者は6月2日ごろ、ホームセンターを訪れ、住人の男が店員に「死体を埋める」と言って、大量の消臭砂などを買い求めたという。不審に思った店員が通報し、西京署員が店に駆け付ける騒ぎとなったが、住人の男は署員に「ネコの死体だ」と説明したという。
 
遺体は市役所職員が6月5日から借りているアパート2階の部屋で、業務用の大型冷蔵庫に入れて隠されていた。
 
この事件では、20日、死体遺棄の疑いで無職の男性容疑者D(51)が新たに逮捕されました。
 
その後の調べによりますと、男らは6月4日にH容疑者の部屋で女性の遺体をシートで包み、業務用冷蔵庫に隠しました。
 
そして、その翌日からY容疑者の名義で別の部屋を借り、遺体を移したとのこと。
 
調べに対し、D容疑者は「その場にいたが手伝いはしていない」と容疑を否認しているとのこと。
 
警察によりますと、京都市右京区の無職・D容疑者(51)は今月4日午後2時ごろ、向日市にあるアパートの一室で、既に逮捕されているH容疑者(55)と向日市役所地域福祉課のY容疑者(29)の2人と共謀して、女性の遺体をシートでくるんだうえ大型冷蔵庫の中に隠して遺棄した疑いがもたれている。
 
逮捕された住人の男H(55)が「おまえの親も殺す」と担当ケースワーカーの市職員Y(29)を脅していたとのこと。
 
その後、DNA型鑑定などをした結果、遺体は、大阪市住吉区に住む無職の女性Kさん(当時43)と判明した。KさんはH容疑者と同居していて、遺体には殴られたような打撲の痕が数ヵ所あったとのこと。
 
府警によると、3人とも遺棄した遺体はKさんだと認めているという。
 
H容疑者は逮捕当初、「交際中の女性が言うことを聞かず、殴ったら死んでしまった」などと供述していたが、その後、黙秘に転じているとのこと。
 
京都府警は7月9日、殺人容疑で女性と同居していたアパート住人の無職、H被告(55)=死体遺棄罪で起訴=を再逮捕した。「身に覚えがない」と容疑を否認しているとのこと。
 
再逮捕容疑は5月31日~6月1日、アパート1階のH容疑者方で、同居していたKさん(43)=大阪市住吉区長居東3丁目=に暴行を加え、殺害した疑い。
 
府警によると、遺体には骨折や打撲痕のようなものがあり、H容疑者はこれまで「暴行を加えたら死んだ」という趣旨の供述をしていたとのこと。
 
H容疑者がKさんを日常的に殴っていたという目撃情報があるとのこと。Kさんが深刻な状態なのに放置したとして、同課は殺意が問えると判断したとのこと。
 
捜査関係者によると、KさんとHは出会い系サイトで知り合い、5月上旬ごろから大阪市内のKさんの家で同居。同月中旬にH容疑者のアパートに移ったとのこと。
 
市によると、H容疑者はY被告に、威圧的な言動や長時間の電話などを繰り返していた。Y被告は「ケース記録」と呼ばれる日誌に保護費の増額要求や威圧的な態度、長時間の電話がかかってくることを書き込んでいたとのこと。
 
向日市もH容疑者が「処遇困難ケース」に該当すると判断。家庭訪問の際は基本的に2人態勢を取るなどの対策を取っていたが、Y被告の勤務態度に変化がなかったことから、担当を交代させなかったという。市は「問題はないと思っていたが、結果としてこのような事件が起こってしまった。なぜ異変に気づけなかったんだろうという思いだ」と話したとのこと。
 
事件を受け、市は今月1日から生活保護の窓口に警察OBを配置したとのこと。
 
京都地検はこの女性と同居していて殺人の疑いで逮捕された男Hを傷害致死の罪で起訴しました。
 
時系列
05月上旬 KさんとHが知り合う
05月中旬 Hの家で同居を始める
06月02日 ホームセンターで消臭砂を購入
06月04日 H容疑者の部屋で遺体をシートに包む
06月05日 Yが2階の部屋を契約
06月10日 HからYに電話
06月11日
09:30頃 Yが職場から現場に向かう
11:00頃 周辺住民から異臭と通報
11:20頃 現場駐車場で遺体を発見
11:45頃 Yが現場待機中と同僚に電話
06月13日 死体遺棄容疑で二人を送検
06月20日 死体遺棄の容疑で男D(51)が逮捕
07月09日 Hを殺人容疑で再逮捕
08月06日 Hを傷害致死で起訴
 
こんな事件ですね。
殺人遺体遺棄事件としてはありふれた事件かもしれません。
ただ、この事件では本来事件とは無関係である、市のケースワーカーが加担していたのが、異色な点ですね。
「お前の親も殺す」と脅されていたようです。
実際に遺体を目の前にしたら、その言葉もブラフとは思えなかったんでしょうね。
 
とは言え、こんな事で将来ある青年の人生を狂わされてしまったと思うと、残念です。
こんな事が無いように、組織的な対応が必要だと思います。
担当者に警察OBを入れたと言う事ですが、それで良いのかな?十分なのかな?と感じますね。
 
続報を待ちましょう。

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コメント

***Dの判決公判10月2日***
判決です。

最初に確認しておくのは登場人物の3人
主犯男性H(55)、遺棄を手伝った市男性職員Y(30)、同じく遺棄を手伝った男性D(52)

今回の判決は遺棄を手伝った男性Dの判決です。

10月2日の判決で、京都地裁は「H被告の指示に従う従属的な立場にあっても刑事責任は軽視できないが、反省し謝罪の言葉を述べている」として、D被告に死体遺棄の罪で懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡したとのこと。

とりあえず、遺棄を手伝っただけですし、反省していると言う事なんでしょうね。

***Yの初公判10月2日***
Y被告は10月2日の初公判で起訴内容を認め、弁護側は「H被告への恐怖心から精神が疲弊し、隷属状態にあった」などと主張したとのこと。

検察側は冒頭陳述で「住民からの通報を受けて駆けつけた警察の目を盗んで、H被告と共に遺体を駐車場に運んだ」などと述べたとのこと。

こちらもDと同様に隷属的な状態と認められれば、執行猶予がつくかもしれませんね。

投稿: ASKA | 2019/10/02 19:02

***Yの公判12月19日***
何回目の公判なのか不明

起訴状によると、職員の男は、ケースワーカーとして担当した住人の男(56)=傷害致死罪などで起訴=と共謀し、6月1日、男のアパートに同居していた女性=当時(43)=の遺体をブルーシートなどで覆って隠したとしている。4~5日には、住人の男の知人男(52)=死体遺棄罪で有罪判決確定=と3人で共謀し、遺体を大型冷凍庫に入れ、職員の男名義で借りたアパート2階の一室に、11日まで遺体を隠したとしている。

被告人質問で職員の男は、昨年11月から男から連日電話を受け、公用車で買い物を手伝うよう求められたり、対応を罵倒されたりしたと説明。同種の犯罪前科や暴力団とつながりがあることを聞かされた。また、不当な金銭要求にも従うようになり「100万円以上は取られた」と語ったとのこと。

事件が起きた6月1日は、女性の死亡を住人の男から電話で聞かされ、遺棄を手伝うよう指示されたとのこと。「協力しなければお前を殺すと言われ、命の危機を感じた。当時は精神的に追い込まれており、断れば恐ろしい目に遭うと頭がいっぱいで、警察に通報できなかった」と述べたとのこと。

これまでの裁判で検察側は、Y被告がH被告から生活保護に関係のない金銭を求められ、面倒を避けるために要求を受け入れるようになったと指摘していました。19日の被告人質問で、Y被告は「H被告から何をされるかわからない恐怖心があった」と話したとのこと。また、逮捕時の心境について「もう脅されることも、殺されることもないと安心した」と話したとのこと。

こんなところなんですが、公判の状況がわかりません。
この12月の報道を最後に報道されていないと思います。公判が停止しているのかな?

投稿: ASKA | 2020/02/14 19:28

***Yの論告求刑公判(3月5日)***

1)検察側は「役割は重要で、公務員として法令を順守する立場だった」として、懲役1年6月を求刑。

論告で検察側は、市職員が男の対応に苦慮していた状況には同情すべき点があるとしつつも「警察に相談するなど犯罪に加担しないことは十分可能だった」と指摘したとのこと。

2)弁護側は「主犯に精神的に抑圧されていた」と情状を訴え、結審した。
弁護側は、犯行直前まで約7カ月間、男から長時間の電話で不当要求を受けており、「上司は事態を把握しながら組織的対応をせず、警察との連携による対策も講じなかった。1人で孤立を深めて犯行に関与してしまった」と訴えた。

3)最終意見陳述で、職員は「迷惑をかけた全ての人に心からおわびしたい」と述べたとのこと。

4)判決は3月26日

公判が停止しているのか?と思ってましたが、無事に進行しているようです。
同情できる点はありますよ。公務員だからと言って不当な要求の対応を長期間していて、メンタル的にはかなり追い詰められていたはずですからね。

懲役1年6か月ですが、重すぎると思います。
結局、市役所も退職ですよね。こんなろくでもない人間に関わったせいで、人生台無しですよ。
せめて、執行猶予がついても良いような気がします。

判決に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2020/03/06 18:18

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