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2019/08/22

北海道札幌市2歳女児虐待死事件その2(6月11日までの報道)

1)(札幌市東区役所の職員によると):「去年6月の1歳6か月健診のとき、体重が標準より3割少なく、身長も1割ほど小さかった」
 
札幌市の東区役所によりますと、当時I容疑者は「ご飯は食べているが、小柄なのが気になる」と話していたとのこと。
 
区役所は病院に行くよう勧めましたが、I容疑者は受診せず、その後連絡も取れなくなったとのこと。
 
2)児童相談所に通告した人:「(Q.最後に泣き声を聞いたのは?)(6月の)3、4日は静かだったから、その前の1、2日かな」
 
3)5月12日には警察に「子どもの泣き声がする」と110番通報があり駆け付けましたが、確認はできず。
 
翌13日に警察は、児童相談所に「虐待の疑いあり」と通告した。
 
5月15日に警察が面会し、あざを確認しますが、虐待が心配される状況ではないと判断。
 
この時I容疑者(21)が、「長女がよく泣くので悩んでいる」と話した。これらのことを警察が児童相談所に報告。
 
それを受け児童相談所は5月17日と22日に電話をしますが、応答なし。
 6月4日、自宅に訪問しましたが不在。その翌日、長女は亡くなりました。
 
4)長女の死因は栄養失調などに伴う衰弱死で遺体の体重は6キロ前後、平均の半分だったとのこと。
 
また、やけど痕も複数残っていた。タバコを押しつけたとみられるとのこと。
 
5)(F容疑者を知る人物)
「子どもは普段から大嫌いといっていた。女性にはすごくもてるが、日頃から暴力を振るったりしていたことは本人から聞いていた」とのこと。
 
6)札幌市は生後4カ月、10カ月、1歳半などで乳幼児健診を実施している。長女は4カ月健診を受けた時、体重が平均を下回り、I容疑者は市東区役所の担当者から、2カ月後に再訪するよう求められていたが、来なかった。10カ月健診にも姿を見せなかったが、1歳半健診は受診。ただそれを最後に、連絡が取れなくなった。
 
7)道警は5月15日に長女と面会した。関係者によると、足の裏にやけどがあり、ばんそうこうが貼ってあったほか、頬にも1センチ未満の青いあざがあった。I容疑者は「私のヘアアイロンを踏んだ。ほっぺの傷は台から落ちてできた」と説明、虐待の可能性は低いと判断したとのこと。
 
8)児童相談所は警察からの報告を「虐待通告」として受理せず、女の子が安全かどうかの48時間以内の確認が行われていなかったとのこと。
 
9)1年半ほど前には育児放棄をうかがわせる状況があったと、保育所の元職員が証言。
 
「(長女は)Sサイズのおむつでもゆるゆる」「保育園にいるときはミルクを大量に飲んでいて、家で食べていないんだなというくらい」(保育所の元職員)
 
10)5月15日、警察が家を訪れた際、長女の足の裏にはばんそうこうが貼ってありましたが、I容疑者が「ヘアアイロンを踏んでやけどした。傷口が広がったらどうする」などと拒否し、警察は傷を確認できなかったとのこと。
 
11)道警によると5月12日、母親のI容疑者(21)宅の近隣住民から「子どもの泣き声がする」と110番があり、翌13日にI容疑者に連絡したが面会を拒否された。同日午後11時ごろ、道警は児童虐待防止法に基づき、裁判所の許可状を得て強制的に家庭に立ち入る「臨検」の検討を児相に要請したが、児相側から「実施できない」と回答を受けたとのこと。
 
一方、児相側は「臨検を求められた認識はなかった。同行は求められたが、距離がある上、夜間で人繰りがつかず断った」と説明したとのこと。
 
道警によると、その後I容疑者から面会に応じると回答があり、翌14日、面会に同行するよう改めて児相に求めたが断られたとのこと。一方、児相側は「同行を希望したが、警察から見合わせてほしいと言われた」と主張しているとのこと。
 
12)札幌市児童相談所は去年9月にI容疑者と面会した際、虐待ではないと判断したため、シートをつくりませんでした。今年4月に2回目の虐待通告を受理した後もつくらず、「多忙は理由にならないが、つくらなかったことはまずかった」と話しているとのこと。
 
(児童相談所は事案の緊急性を判断するため、育児放棄などの実態をチェックするリスクアセスメントシートの作成が求められている)
 
13)長女が1歳のころ、同市中央区の保育園に預けられていた2017年11月ごろから半年間にわたって、ほかの園児よりも極端にやせ、保育園側から養育状況を不安視されていた。
 
この保育園に勤務していた保育士によると、I容疑者は17年11月から18年4月ごろ、長女を週1回ほど預けに来ていた。保育園は24時間保育に対応していたが、I容疑者は2~3日たっても迎えに来ないことがたびたびあり保育園側から注意されていたとのこと。
 
当時、長女の体にあざは見当たらなかったが、ほかの園児よりもやせており、冬場でもおむつとシャツ1枚だけの状態で預けられるなど、養育状況を不安視されていた。当初から保育料の滞納が続き18年4月ごろから突然、預けに来なくなったとのこと。
 
別の報道では
「2日間ずっと泊まりとかで、連絡しても連絡取れない状態だったり。飲みに行った帰りみたいな感じで、毎回酔っぱらって迎えに来る感じで」「料金も全然払う気ないみたいで払ってなくて。最後の最後にはたぶん20万円近くあった、未払いのお金が」(保育園の元保育士)
 
14)関係者によると、I容疑者は今年2~3月ごろ、同市東区から同中央区のマンションに転居し、その頃からF容疑者との交際が始まったとのこと。
 
15)長女の出産の直前からツイッターに投稿していたが生後4か月ごろには、投稿がなくなった。
 
16)児相によりますと、先月13日夜、市民の通報を受けた警察から面会への同行を要請されましたが人繰りがつかず、さらにその翌日は警察から「児相からの連絡は控えてほしい」と伝えられたとのこと。
 
「(警察が)先月15日に訪問を約束できたが、児童相談所の同行は難しいとの感触。警察の訪問が終わるまでは児童相談所からの連絡を控えてほしいと要請された」(札幌市児童相談所 所長)
 
一方、警察側は「そのような事実はない」と話し、双方の見解が食い違っているとのこと。
 
17)遺体にはたばこの火を押しつけたようなやけどの痕が複数あった。札幌南署員が5月15日、面会した際には確認されておらず、道警はその後にやけどを負ったとみている。体にはたばこの火以外とみられるやけどの痕も見つかっているとのこと。
 
18)司法解剖の結果、長女は死亡前の約3週間、ほとんど食事を与えられていなかったとみられるとのこと。
 
道警は、札幌南署員が5月15日に母子と面会して以降、食事を与えられずに衰弱が進んだとみて調べているとのこと。
 
19)去年の1歳半健診の時点で長女の体重はおよそ6.7キロと、平均体重をおよそ3キロ下回っていた。
 
20)児童相談所に通報した人:「泣き声は昼夜問わず、聞こえていた。(Q.最後に泣き声を聞いたのは?)今月3、4日は静かだったから、その前今月1、2日とか」
 
警察は声が聞こえなくなった頃から長女の容体が急変した可能性もあるとみて、慎重に調べているとのこと。
 
21)遺体にあったあざやけがについて、2人が「間違ってやけどしたり、転んだりした」と暴行の容疑を否認しているとのこと。
 
さらにF容疑者は「俺は暴力を加えていない」「Iが虐待した」などと供述しているとのこと。
 
22)札幌市の市長は、午後5時30分から臨時の会見を開き、児童相談所による安否確認が徹底されていなかったことや、リスク判断に甘さがあったことを認めたとのこと。
警察との連携が不十分だったことを踏まえ、情報共有の手段などを協議する場を設けるよう道警に求めていくとしました。
 
また、夜間や休日の対応を強化していく考えを示したとのこと。
 
23)児童相談所が11日午後に会見を開き、判断の甘さを認めたとのこと。
 
児童相談所は虐待の通告があった先月、警察からの同行の要請を「夜間のため」として拒否していたが、虐待通告の夜間の対応を委託している施設にも依頼していなかったことがわかっている。そのことについて判断の甘さを認めたとのこと。
 
(記者会見の様子は次回に続く)
 
時系列
2017年
4月頃? 4か月検診を受信
6月頃? 2か月後の再訪要請を無視
10月頃? 10か月検診を無視
11月   保育園に長女を預け始める
2018年
04月   保育園に預けに来なくなった。
06月   1歳6か月検診で受診を勧められる
09月28日 1回目の虐待通報
2019年
03月   転居、F容疑者がI容疑者宅に出入りを始める
04月05日 2回目の虐待通報
05月12日 3回目の虐待通報
05月13日 警察が児相に通告
05月15日 警官が長女の身体状況を確認
05月17日 児相が電話(応答なし)
05月22日 児相が電話(応答なし)
06月1or2日 最後の鳴き声を住民が聞く
06月04日 児相が自宅を訪問したが不在
06月05日
05:00頃 119番通報
救急隊が到着した時には心肺停止状態
05:40頃 搬送先の病院で死亡を確認
深夜   F容疑者をススキノの勤務先で逮捕
06月07日 両容疑者を送検
 
こんなところですね。
ここまでの情報を見ると、かなり早い時期から虐待(ネグレクト)の兆候はあったように見えますね。
4か月検診は受診しているものの、2か月後の再訪を見受診、10か月検診も見受診、1歳6か月の検診でも病院の受診を勧められているのに、未受診です。
 
それだけなら、よくある事かもしれませんが、預けていた保育園の状態も良くありません。
保育料を踏み倒すのは、経済的な問題があったのかもしれませんが、預けたまま、2日も引き取らないとか、それはあり得ないでしょ?
 
一方で1回目の虐待通報「預けたまま迎えにいかない」の通報内容に対して
児相職員がアパートを訪ね、I容疑者と長女と面談。I容疑者は「確かに私を憎んでいる人はいる。託児所に預けっぱなしとの通報だが、夜に飲み歩いているわけではないし、夜の仕事をしているわけでもない。お金を払って託児所に預けるくらいなら(近所に住んでいる)母に預ける」と話したとのこと。
 
と反論してますよね。
でも、これは「嘘」ですよね?
児相の職員が保育所に裏付け調査をしていれば、嘘だと言う事がわかったはずなんです。
 
さらに調べれば、検診を受診していないこと、最後の1歳6か月の検診時に体重が平均よりも3キロも軽いことや、病院の受診を勧められたが、受診していないことなどなど、ネグレクトを裏付ける情報は見つける事ができたと思いますね。
 
それから、児相の対応にかなり問題がありそうです。
警察の言い分と児相の言い分が食い違っていますね。これについての児相の記者会見の内容は次回書くことになると思います。
 
2歳で虐待され、最後は餓死に近いような低栄養での衰弱死では・・・もう、かける言葉もありません。
2歳で言葉も話せないでしょうけど、鳴き声は声が枯れるほどあげていた。
その魂の叫びも児相には届かなかったんですね。
 
これまでも、沢山の虐待事件がありました、毎回これほどひどい事件があるのかと涙がこぼれました。
それらの事件の教訓はどこへ行ってしまったのか?
 
亡くなった女児のご冥福をお祈りします。
次に生まれてくる時は普通の家に生まれてきますように。
 
次回に続く

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