東京都町田市高齢者施設女性殺人事件その3(6月14日報道)
1)容疑者の親族や知人らによると、2人は大学時代に出会い、卒業後まもなく結婚。2015年から事件現場となった町田市の高齢者住宅に住み始めた。
容疑者はゴルフ場の農薬関係の仕事を手がけていたとのこと。
2)同住宅の男性入居者によると、容疑者は事件後も東南アジアに出張するなど変わった様子は見られなかった。5月中旬に「埼玉に仕事の関係者がいる」と同住宅を退去したとのこと。
3)捜査関係者によると、事件後に現場周辺を捜索したところ、住宅近くの竹やぶから長靴や作業着、手袋が見つかった。長靴の足跡は、女性の部屋に残っていた靴の足跡と似ていた。防犯カメラには、遺体発見前の昨年9月21日未明、傘をさし、竹やぶ周辺を歩く人の姿の映像が残っていたとのこと。
容疑者が事件の数カ月前から、レンタカーでホームセンターに行き、作業着などを買っていたことも判明した。捜査本部は作業着が事件に使われた可能性があるとみているとのこと。
4)捜査本部によると、容疑者は「やっていません」と容疑を否認し、「すべて黙秘します」と供述しているとのこと。
5)捜査関係者によると、容疑者は事件の数カ月前から、レンタカーを借りて複数のホームセンターなどでハンマーやスコップを購入。関容疑者は犯行を事前に計画し、身元を特定されないようレンタカーを利用した疑いが持たれているとのこと。
遺体発見直前の昨年9月21日未明、竹やぶ近くの防犯カメラに傘を差した不審な男が行き来する姿が写っており、周辺の竹やぶには、ハンマーのほか、スコップや長靴、作業着などがばらばらに捨てられていたとのこと。
作業着に血痕などは確認されず、スコップも使用した形跡はなかったとのこと。
6)司法解剖の結果、初枝さんの死因は頭部損傷で、右側頭部に長さ約10センチ、幅約3センチの陥没した傷があった。その後の鑑定で、傷はやぶから見つかったハンマーで殴られたとして「矛盾がない」とする結果が出たという。
時系列
2015年 容疑者夫婦が現場住宅に住み始める
2018年
数か月前 容疑者がレンタカーでホームセンターで工具などを複数回購入
09月20日
17:30頃 女性は施設1階の食堂で夫と食事をしていた。
21:00頃 妻と夫が別れる。以降遺体発見まで、玄関から入る人物の映像なし。
09月21日
未明 現場近くの竹やぶに傘をさした不審な男の姿が映る
06:10頃 女性がベッドに倒れているのを、夫が発見。通報。
事件後 現場近くの竹やぶから長靴やハンマー、スコップなどが発見される
2019年
05月中旬 容疑者が現場の住宅を退去する
06月13日 被害者の夫が逮捕される。
こんなところですね。
一部週刊誌には容疑者の不倫疑惑なども書かれていますが、これについては他の報道でのクロスチェックは出来ていません。
大学時代からの付き合いで、長年連れ添っていても、こんな事件が起きてしまうというのは、ちょっと想像できませんね。
ただ、今のところ、明らかな物証が出ていないのが気になりますね。
凶器と思われるハンマーから被害者と容疑者のDNAでも出れば良いのですが、そういった物が無いと、「状況証拠だけ」になり、その上で「黙秘」で自白も無しと言う事になると、検察側には厳しい公判になりそうな気がします。
一見すると仲の良い夫婦で動機も無いですし・・・検察側の切り札は何か?
続報を待ちましょう。
参考リンク
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コメント
事件後発見されていたという長靴やハンマーなどは伏せていた情報でしょうね
それらの報道があれば内部の犯行が疑われ、入居者同士や職員間で疑心暗鬼に陥ってしまいそうですし
犯行に使われたと断定できていないのは、残留物が検出されていないからでしょうか
動機、恋愛関係も可能性としてありますし、経済面で問題があった可能性もあります
入居後も出張するなど精力的な方のようなので、彼が犯人ならば高齢者住宅に入居していること自体が嫌だったのが動機かもしれません
投稿: つれづれ | 2019/08/24 21:08
つれづれさん、こんばんは
なるほど、活発に動ける人なら、高齢者だけの住宅での生活と言うのは、物足りないかもしれませんね。
投稿: ASKA | 2019/08/27 18:37