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2019/11/29

福井県東尋坊少年集団暴行殺人事件

走行中の乗用車のトランク内に知人男性を監禁したとして、滋賀県警は10月19日、監禁の疑いで滋賀県長浜市神照町のとび職、男性U容疑者(39)と、大津市内の男子高校生(17)ら17~19歳の少年6人を逮捕する事件が起きている。
 
男性は福井県坂井市内の海(東尋坊)で死亡した状態で見つかった。
 
逮捕容疑は、共謀して、18日午前9時ごろから午後6時ごろにかけ、滋賀県彦根市内から坂井市内の間を走る乗用車のトランク内に、知人で滋賀県東近江市の職業不詳、被害者男性(20)を監禁したとしている。
 
県警によると、18日午前1時前、U容疑者らと被害者の共通の知人が県警彦根署に「被害者がU容疑者らから暴行を受けているようだ」と通報。
 
同日夜、名神高速道路下り線多賀サービスエリア(滋賀県多賀町)近くの駐車場で、被害者を監禁していたとみられる乗用車を含む3台の車に分乗していた7人を彦根署員が見つけ、事情を聴いていたとのこと。
 
県警は、同日午後10時半ごろ、多賀町の駐車場で乗用車と7人を見つけた。7人は事情聴取に「男性を東尋坊に連れて行った」などと供述しているとのこと。
 
別の報道では
警察が捜査したところ、名神高速道路の多賀サービスエリアの駐車場でU容疑者ら7人を見つけ、身柄を確保した。この現場には、犯行に使われたとみられるレンタカーと、他に2台の車があったとのこと。
 
被害者の遺体は19日朝、福井県警が坂井市内の景勝地「東尋坊」近くの海で発見。
 
被害者の両親は9月中旬、滋賀県警に被害者の捜索願を提出していた。
 
逮捕された少年は、長浜市や彦根市などのとび職人や通信制高校生ら。
 
県警は10月初旬、被害者と接触したが、その後連絡がつかなくなっていた。
県警は10月初旬までに計3回、対面や電話で被害者に家族へ連絡するよう促していたといい、「事件に巻き込まれたとの情報はなかった」としているとのこと。
 
県警は「本人が成人であり、意思を尊重した」と話しているとのこと。
 
県警は10月20日、7人を監禁容疑で送検した。
 
被害者男性が事件前日にも車に監禁されていたという目撃証言があるとのこと。
 
捜査関係者によると、このグループの知人は、「被害者が17日にも車に閉じ込められているのを見た」と話しているとのこと。「東尋坊に着いた時点で被害者は生存していた」と供述している容疑者もいるとのこと。
 
司法解剖の結果、死因は頭蓋骨の損傷を伴う脳挫滅と判明しました。
 
同課は、被害者が18日夜に生きたまま東尋坊の高さ約20メートルのがけから転落し、岩肌に頭を強く打ち即死したとみている。
 
被害者の体には殴られたような痕が複数あり、転落する前に暴行を受けたとみて捜査を進めるとのこと。
 
県警によると、体に複数の打撲痕もあったが、転落時のものか判別は難しいとのこと。
 
逮捕者のうちの数人と被害者が同じグループの仲間として、行動を共にしていたことも分かった。被害者と少年らのグループが今月上旬、滋賀県東近江市内で別の若者グループと口論になり、通報を受けた県警が駆けつけていたとのこと。
 
11月6日、警察はバットで殴るなどして男性にケガをさせたとして少年らを再逮捕した。
 
傷害の疑いで再逮捕されたのはU容疑者(39)と17歳~19歳の少年6人。警察によりますと、U容疑者らは10月16日頃~18日まで滋賀県彦根市内などで、知人の被害者(20)に対して木製バットで殴るなどの暴行を繰り返し、顔面打撲などのケガを負わせた疑いが持たれているとのこと。
 
警察によりますと、容疑者7人は、長浜市に住む19歳の少年を中心とした遊び仲間のグループで、被害者とは、9月末から10月上旬にかけて知り合ったとのこと。
 
リーダー格の長浜市のとび職少年と男性が10月上旬にトラブルになり、直後から暴行が始まったとのこと。
 
滋賀県警捜査1課や少年課などは11月24日、殺人の疑いで、滋賀県長浜市神照町、とび職U容疑者(39)や同市のとび職の少年(19)ら計7人を再逮捕した。
 
再逮捕容疑は、共謀し、10月18日午後6時ごろ、東尋坊で、被害者に「はよ落ちろや」などと言って高さ約20メートルの崖から飛び降りさせ、頭部打撲による脳挫滅で死亡させた疑い。
 
県警によると、7容疑者は10月上旬から被害者を殴るなどの暴行を加えており、複数の容疑者が「発覚を免れるため、自殺に見せかけようとした」という趣旨の供述をしている。7容疑者全員が「取り返しのつかないことをした」などと話しているとのこと。
 
県警の説明では、7容疑者は被害者を押すなど直接手をかけておらず、命令で被害者が飛び降りた、とのこと。
 
県警は、崖の高さや、東尋坊に向かう車中で「あと1時間の命やからな」と被害者に話していたことなどから、7容疑者に殺意があったと判断したとのこと。
 
時系列
09月中旬 被害者の捜索願が出される。
09月末  被害者がグループと知り合う
10月初旬 県警が被害者と接触、中旬以降連絡できず
10月上旬 被害者とリーダーがトラブルとなる
10月17日 監禁された目撃情報
10月18日
01:00前 共通の知人から暴行被害の通報
18:00頃 東尋坊で被害者が飛び降り
22:30頃 監禁していたとみられる車を発見、事情を聴く
10月19日
朝    東尋坊近くの海で被害者男性の遺体を発見
10月20日 7人を送検
11月06日 暴行の疑いで再逮捕
11月24日 殺人容疑で再逮捕
 
こんな事件ですね。
被害者がどんな人物か分からないのですが、このグループと知り合わなければ、仲間にならなければ、この事件は起きなかったと言う事なんですよね。
家族から捜索願いが出ているので、家出と言う事なのか?詳細は不明ですね。
 
ただ、仕事をしていなくて、お金が無いなら、生活費が必要だから、何等かの形でこのグループに経済的な援助を受けていた可能性はありますよね。
 
そうすると、それは弱みになるわけで、トラブルになると、「あれだけしてやったのに」と怒り倍増って事になりかねません。
 
どんなトラブルか分かりませんが、殺さなければならない程の事だったのか?そこですよね。
若年者による集団暴行事件と言うのは、昔からあります。
暴行している内にエスカレートしてしまう場合や、暴行を隠蔽する為に殺害してしまう場合など、勢いで殺してしまう事が多いです。
 
だけど、理由は些細な事が多いですよね。お金の貸し借りとか、俺の女を取ったとかね。
 
ただ、この事件では39歳と言う、いい大人が関わっていて、何をやっているのか?と言うところですね。
 
そして、誰かは分からないけど、このグループに詳しい人物が被害者を助けようと、グループからの報復も恐れずに通報している事が唯一の救いかもしれませんね。
 
逮捕されてしまうと、不良少年と言っても、自分の罪を軽くしようと、進んで事件の詳細を話す事が多いですね。
なので、暴行に関わった程度の低い人物から事件の詳細が話されているでしょう。
 
まー男女関係もそうだけど、同性同士でも友人は選ぶべきですね。
 
亡くなった男性のご冥福をお祈りします。

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東京都目黒区5歳女児虐待死事件その8(父親の判決公判まで)

***論告求刑公判(10月7日)***
1)検察側は「自己に従わない怒りで虐待し、この上なく悪質」と指弾し、懲役18年を求刑したとのこと。
 
検察側は論告で、女児は母親(女性被告)の連れ子で、被告は16年11月ごろに暴力を振るい始め、一家が香川県から目黒区に転居した18年1月23日ごろから苛烈な食事制限をしたと主張。「39日間で体重の約25%を失った」としたとのこと。
 
さらに、母親を「説教で共犯者に引き入れ、夫婦で児童相談所の接触も拒否した」と指摘。「2月24~26日には風呂場で10回以上殴打した。27日に『12キロ台はやばい』などと命の危険を感じたのに、病院に連れて行かなかった」とし、「一体子どもを何と思っているのか。女児は逃げることもできず、絶望しかなかった」と厳しく非難したとのこと。
 
別の報道では
検察側は「苛烈な虐待を主導し、悪質性は比類なく重い」
 
検察側は「食事制限で飢えの苦しみを与え、被害者をいじめ抜いた。未来を奪われた苦痛と無念を考えるべき」と述べ、病院に連れて行かなかったことを「自己保身だ」としたとのこと。
 
検察側は論告で「(女児への暴力は)しつけ目的を逸脱している。どれほどの苦痛で死に至ったか、察するに余りある。暴力による恐怖もすさまじかったはずだ」と指摘したとのこと。
 
被告は暴力の理由を「しつけがうまくいかず怒りが増した」としているが、検察側は「しつけを完全に逸脱し、欲求が満たされない不満で暴行した。論外で正当化できない」と指弾。女児の遺体には170以上の傷があったが、被告は詳細を語っておらず「極めて不合理で真剣に向き合っていない」と述べたとのこと。
 
2)弁護側は最終弁論で懲役9年が相当と訴えたとのこと。
弁護側は2月下旬の暴行を認めつつ、「親であろうという気持ちが根底にあった」と主張。「被告が命の危険を認識したのは(死亡前日の)3月1日だった」と訴えたとのこと。
 
別の報道では
弁護側は「死亡するまで完全に放置する最も悪質な部類とは異なる」として懲役9年が相当と述べたとのこと。
 
「被告の責任は重いが、不保護の期間や態様が最も重い部類だとはいえない」とし「冷静な判断を」と訴えたとのこと。
 
3)被告は最終意見陳述で、すすり泣きながら「本当に、本当に申し訳ありませんでした」と声を絞り出し、何度も頭を下げたとのこと。
 
***判決公判(10月15日)***
東京地裁の裁判員裁判は15日、懲役13年(求刑・懲役18年)の判決を言い渡した。
 
1)裁判長は虐待について「しつけという観点からかけ離れ、感情に任せて行われた理不尽なものだった」と述べたとのこと。
 
2)裁判長は、「香川県から上京したあと、1カ月あまりで体重が4分の1ほど減っているのは、しつけの観点からかけ離れた理不尽な食事制限。苛烈な虐待をし、女児の心臓が止まるまで医療措置を受けさせなかったのは虐待の発覚を恐れた保身のため」などと指摘したとのこと。
 
別の報道では
「食事制限や常習的な暴力を受けた上、やせ細り、おう吐し、意識も薄れ重篤な状態になってもなお医療措置を受けさせてもらえないまま死亡するに至った結愛ちゃんの身体的苦痛、苦しみ、悲しみ、絶望感は察するに余りある」として懲役13年を言い渡した。
 
3)「検察側が主張するような、『同種事案の中で類がないほど重い事案』とは言えない」として、懲役18年の求刑に対して懲役13年の判決を言い渡したとのこと。
 
4)裁判員として参加した人のコメント
「感情としては、量刑傾向を少し動かしたいとの思い、裁判員制度を通じて少しずつ重くなるように、との気持ちはあった」
 
「自分が思ったところ(量刑)とのギャップが非常に大きかった」
 
「最終的な判決には納得しているが、個人的には(懲役)13年を超えた判決でも良かったと思う」
 
こんなところですね。
懲役13年ですね。やはり私も軽いと言う印象です。
ただ、児童虐待事件や児童虐待事件では無いような、似た事件の判決を見ると、そんな物なのかな?と言うところではあります。
 
2010年の大阪府門真市少女変死事件
姉と姉の交際相手が妹を虐待の末に死亡させた事件が懲役13年と懲役14年。
http://disktopaska.txt-nifty.com/aska/2010/09/post-bdcc.html
 
2011年の茨城県龍ヶ崎市女性放置死事件
男と同居する姉を救出しようと同居した妹を虐待の末、敗血症で死亡するまで放置した事件
姉は起訴猶予、男は男性被告を保護責任者遺棄致死罪で懲役8年
http://disktopaska.txt-nifty.com/aska/2011/01/post-b57b.html
 
児童放置死事件で印象の強い
2010年の大阪西区姉弟育児放棄虐待死事件
真夏の7月、エアコンもつけずに部屋に3歳(姉)と2歳(弟)の子供を放置して、死亡させた事件
放置した母親は懲役30年(死亡が二人なので一人あたり15年と言うところでしょうか)
http://disktopaska.txt-nifty.com/aska/2010/07/post-e48b.html
 
児童虐待死だと
2009年の大阪西淀川区女児遺体遺棄事件
母親の連れ子の9歳女児を虐待の末、4月4日の夜から、ベランダに放置して死亡させ、遺体を遺棄した事件
父親は保護責任者遺棄致死と死体遺棄で懲役12年
http://disktopaska.txt-nifty.com/aska/2009/04/post-1df9.html
 
結局は殺人罪ではないからなんでしょうけど・・・骨と皮になった子供や、意識が無いような状態の子供を見て、無事に済むと思う方がどうかしていると思うわけで、どうなってもかまわないと言う未必の故意で、殺人罪とした方が良いのではないか?と思うんですよね。
 
罪状から量刑の上限が決まるわけで、もっと重くするなら、罪状を殺人罪にするしかないと思います。
 
で、事件の原因なんですが、ホントに責任感が強いところから、この事件が起きているのか?と言うとちょっと微妙ですね。
週刊誌の報道などによると、結婚して早い時期に、説教など心理的DVによって妻を摂食障害に追い込んでいます。
更に、結婚したのは妊娠が発覚した後なんですよね。
 
望んだ結婚なら、結婚早々に説教とかDVとか無いでしょ?
このあたりを考えると、本当に男性被告はこの結婚を望んでいたのか?と疑問符が付きますね。
 
望んだ結婚で、自分の理想の家族を作る為だったとしても、妻に手料理も作らせずに家族で食事もしないとか、それが理想の家庭、家族とは思えないんですよ。
 
被告が公判で語った理由は本当にそうなのか?と言う疑問は最後まで解消されませんでしたね。
 
亡くなった女児のご冥福をお祈りします。

参考リンク
東京都目黒区5歳女児虐待死事件その7(父親の第4回公判まで)

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東京都目黒区5歳女児虐待死事件その7(父親の第4回公判まで)

***第2回公判***
情報なし(10/3の午前が第2回で午後が第3回かも?)
 
***第3回公判(10月3日)***
1)女児を一時保護した香川県の児童相談所職員だった職員が出廷し、被告が「(女児を)しつけたのは自分だと延々と話していた」と証言したとのこと。
 
児相は2016年12月、女児を一時保護。17年2月に解除し、同3月に再び保護した。職員の説明によると、2回目の保護の際、児童養護施設で女児と面会した被告は「帰りたいのか、帰りたくないのか」と問い詰めていたとのこと。
 
職員は、女児が一時保護された際、被告が「『ここまできちんとできるようになったのは自分のおかげで、しつけに対する考え方を変えるつもりはない』と話していて、しつけについては自信を持っていた」と証言したとのこと。
 
また、被告は「一生懸命やっている自分がとがめられることについては納得がいかない」と話していたとのこと。
 
職員は一時保護されている時の女児の生活態度について「トラブルもなく、困ったことはなかった」と話したとのこと。
 
2)母親(女性被告)が出廷し、「最初、2人は仲が良かったけど、だんだん厳しくなり、けっているのを見た」と証言したとのこと。
 
母親は付き合い始めた頃の被告について、「積極的に(女児と)スキンシップし、女児も懐いていた」としたが、2016年9月に実子が生まれ、母親が育児に追われるようになると、「被告が女児と接する機会が増え、(接し方が)厳しくなってきた」と語ったとのこと。
 
母親は被告がなぜ女児に厳しく接していたと思うかと聞かれると「しつけを始めたのは女児が賢いから、これもあれもできるんじゃないかとしているうちに、歯止めがきかなくなっていったんだと思います」と答えたとのこと。
 
今後の被告との関係を問われると、「もう女児と息子には近づかないでほしいです」と話したとのこと。
 
検察官による最終尋問で、母親は「東京に引っ越してからは女児を直視することができなかった」と話しました。その理由について聞かれると「凝視してしまうと時が止まるような思いがした」「女児に服を着せるなど余計なことをすると被告が怒るので、怖い、怖い、怖いと思いました」と証言したとのこと。
 
女児が亡くなる3日ほど前、体調不良を訴える女児に与えたのは、バナナとコーヒーだけだったと話しとのこと。
 
検察官「あなた(母親)が、被告の言いなりになっているのはなぜですか」
 
母親「...わたしが、ばかだからです」と答えたとのこと。
 
***第4回公判(10月4日)***
1)被告は被告人質問で、女児へのしつけについて「うまくいかないことを繰り返すうちに怒りが強くなり暴力の方向に行ってしまった」と述べたとのこと。
 
2)目黒に転居してから死亡するまで女児を外出させなかった理由について「私のエゴ(勝手な考え)を強要させるための手段だった」と述べたとのこと。
 
3)弁護側の質問で被告は「東京に引っ越して1週間後くらいに、女児がたくさんご飯を食べていたり勉強をしていなかったことがきっかけで怒りが爆発した」と述べたとのこと。
 
東京に引っ越してきてからの女児への暴力については、「手で頭をたたいたり、ベランダに出したり、冷水を浴びせたりした」と話したとのこと。
 
去年2月の女児への傷害事件については「時計の勉強を1人でやるように命令したら女児が寝ていて、本人に怒った口調で問い詰めた」と話したうえで、「風呂場に連れて行き、シャワーで顔に冷水を掛けた。女児は苦しそうで嫌がっていた」「殴ったのは全力というわけではないが、手加減はしなかったと思う」と話したとのこと。
 
そして、「翌日、顔が青く腫れていたが、病院に連れて行かなかったのは虐待の発覚を恐れた保身だったと思います」と話したとのこと。
 
4)(結婚当時)女児の様子については「生活のリズムが整っておらず、今のままではよくないと考えるようになった」「女児本人に説明を繰り返すうちに怒りが増して、暴力という方向に向いていった」と話したとのこと。
 
5)被告は香川県で15年ごろに母親の女性被告(27)と交際を始め、「女児がいたので結婚した。両親そろっていた方がいいと思った」と説明。「父親代わりになれるか不安だった」とも述べたとのこと。
 
別の報道では
結婚した理由を問われた被告は「実父のいない女児の存在が大きかった。両親がそろっているほうが子どもにはいいと思った。笑顔の多い明るい家族にしたかった」と話したとのこと。
 
6)(女児への)暴行への抵抗はなかったのかと聞かれると、「なくはなかったが、次第に薄れていったのは事実です」と答えたとのこと。
 
7)なぜ暴力を止めなかったのか?
被告:「私が感情がコントロールできず、すべて私の責任です。他に要因はありません。すべて私の責任です」と答えたとのこと。
 
8)女児が「ゆるしてください」などと書いたノートを見た感想を問われると、「私の機嫌をとるためだけに書かされたという印象」と答えたとのこと。
 
9)亡くなる直前の女児の気持ちを検察官に問われ、「言い表せない深い悲しみ、怒りの中にいたんじゃないか」と陳述。「親になろうとしてごめんなさい」と泣きながら謝罪したとのこと。
 
10)母親(女性被告)(27)から「もう関わらないでほしい」と言われたことについて聞かれると「心苦しいですけど、それに従うべきだと思う」と述べた。また、女児に対しては「私が親になろうとして、ごめんなさいという気持ちです」と語ったとのこと。
 
11)なぜ今回の事件が起きたのかと聞かれると、「私のエゴが強すぎて、自分が描いた理想を押しつけた自分一人の責任ということしかありません」と証言したとのこと。
 
12)被告は大学卒業後はIT関係の会社に就職した。しかし、仕事に対するプレッシャーなどから徐々に体調を崩して退職。友人から誘われてススキノ(札幌市)の水商売の店に勤務し、その後、別の友人からの誘いで高松市の店に移ったとのこと。
 
こんなところですね。
ご存じの方は大丈夫だと思いますが、公判の記録は膨大で被告人質問の内容も大量です。
なので、全てを記載できません。もし全文が知りたい方は別途公判記録を読まれる事をお勧めします。
 
今まで疑問だったのですが、大卒の被告が水商売になるまでの経緯が出てますね。
IT関係の会社と言うだけで、実際の職種が分かりませんが、プログラムや製品を開発する部門だったりすると、納期や品質問題に直面しますから、プレッシャーは大きいですよね。
特に責任感の強い人だとダメージは大きいかもしれませんね。
 
ただ、メンヘルで長期離脱した場合でも、良心的な会社なら復帰へのプロセスはルール化しているので、勤務時間を短縮したり、ストレスの少ない職種に変更して勤務を継続する事が可能な場合が多いのですが・・・心が折れちゃったのかな?
 
それからもう一つ、ちょっとイメージが違っているのが結婚した理由ですね。
私はてっきり、実子を妊娠したからと考えていましたが、第4回公判の話しを見ると、シングルマザーよりも、両親が揃っていた方が良い言う考えだったようです。
なので、望まない結婚だったのか?と言うのは微妙かもしれませんね。
被告自身が責任感が強くて、自分自身の不安を覆い隠していて、自分自身で自覚できないような状態だったと言う可能性もあるかもしれません。
 

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2019/11/27

大阪小6女児不明誘拐事件その3(供述)

1)容疑者(35)が自宅で、茨城県の中学生の少女(15)と女児を引き合わせた際に、少女に本名とは異なる呼び名をつけて紹介していたとのこと。女児は容疑者から「千葉から来た『きな』ちゃん」と紹介されたと話しているという。女児は容疑者がこの呼び名をつけたと教えられ、少女と1階で就寝していたと説明したとのこと。
 
2)容疑者の叔父によると、容疑者の父親は30年ほど前に死亡しているとのこと。
 
3)父親が死亡するまでは東京・新宿で暮らしていた。容疑者がが5歳くらいの時、彼の父親が運転するクルマで事故を起こして死亡。そこから彼の母親は子供と栃木に移り住んだとのこと。
 
4)その後、地元の小中学校に進んだのち、公立トップ高校に不合格。宇都宮短大付属高に進学するも、やがて引きこもり状態になったとのこと。1年ほど前、祖母の介護のために母が家を出て、容疑者は一人暮らしになったとのこと。
 
5)女児は「パソコンで(動画サイトの)ユーチューブを見て過ごしていた」と話しているとのこと。
 
6)捜査関係者によると、容疑者は「ツイッターで女児の相談に乗っていた」と説明。「いつでも帰っていい」とも言っていたとのこと。
 
7)女児は同日朝に逃げ出したが、容疑者は「いなくなったのに気付いて車で捜した」などと供述したとのこと。「心配になった」という趣旨の話もしているとのこと。
 
8)警察によりますと、女の子は23日午前、容疑者が寝ている隙に逃げ出して保護されました。その後、容疑者が自宅から車に乗って出て来たところを張り込んでいた捜査員が見つけ、しばらく追跡して身柄を確保しましたが、その際、「女の子がいなくなったのに気づき、車で捜した」と話していたとのこと。
 
9)容疑者は茨城県で行方不明になっていた女子中学生と一緒に車に乗っていたところを確保されたとのこと。
 
10)在来線を乗り継ぎ18日午前0時ごろ、小山市内の容疑者宅に到着した。道中で女児のスマホを没収し、通信に必要なSIMカードを抜いたとみられるとのこと。
 
11)容疑者は20日ごろには、ニュースで女児が公開捜査されていることを知り、女児にも伝えたとのこと。
 
容疑者は公開捜査を知り、「やばいと思った」とのこと。
 
時系列
1989年頃 容疑者の父親が交通事故死(5歳ごろ)(推定)
1999年頃 第一志望の受験に失敗、高校進学後まもなく引きこもり状態になる。(推定)
2018年  母親が別居して一人暮らしになる。
2019年
06月   茨城県の15歳の女子中学生が不明になる
07月   容疑者宅を茨城県警が任意で捜索。しかし女子中学生は発見できず。
11月10日 容疑者がSNSで女児にメッセージを送る
11月17日
07:00頃 女児が自宅で母親と朝食を取る
その後、母親が仮眠
10:00頃 友人のLINEのメッセージが既読、返信、その後スマホの電源は切れた状態となる。
10:35頃 自宅近くの公園に女児を誘い出す
11:00頃 母親が起きた時には女児は居なかった
22:00頃 母親が住吉署に届け出た
深夜   女児が容疑者宅に到着
11月19日 女児の顔写真を公開して情報提供を呼び掛ける
11月23日
10:00頃 女児が脱出し交番を目指して移動
13:30頃 女児が交番に駆け込む
16:20頃 警察が容疑者を任意同行、その後、未成年者誘拐の疑いで逮捕
11月24日 容疑者を大阪に移送
午前   女児が大阪で母親と再会
時刻不明 女子中学生も自宅に戻る
11月25日 未成年者誘拐と監禁の容疑で25日に送検された
 
こんなところですね。
色々と矛盾してますね。
「いつでも帰ってよい」と言う一方で、靴やリュックを捨てている(と思われる)
「助けた」「正しい事」と言う一方で、食事は1日1食だし、入浴も制限している。
これが女児に対して「正しい事をしている」とは思えないですね。
 
そして公開されている事に対して「やばい」と思っている。
つまりは後ろめたい事があったと言う事でしょうね。
 
ただ、気になるのが、女児が逃亡して困るのであれば、なぜ、逃走防止の処置を取らないでいたのか?と言うのが素朴な疑問ですね。
 
玄関や窓は施錠されていたとは言え、一般家庭の構造なら、内側から鍵を掛けているので、内側から開錠できるはずで、逃亡を完全に阻止できないですよね。
同様に手足を拘束するような事もしていない。
 
前回の記事では過去の類似事例を研究しているのでは?と書いていますが、この部分については、むしろ逆のように感じますね。
 
この部分についてはいろいろな解釈ができます。
例えば
1)もし、拘束や明確な監禁などをすると、同居している茨城の少女が不信感を抱くため。これまで良好な人間関係を築いてきたのに、ここで人間関係を壊したくないために、女児を少女と同じように扱うしかなかった。
 
2)朝霞事件を参考に精神的な支配をしようとした。
これは明確な脅迫や強要などの状態を避ける為かもしれませんね。あるいは事件発覚時に誘拐ではないと主張する為なのかもしれません。
 
それから、もう一つの疑問は少女にとって女児はどんな存在だったのか?
少女が自分の意志で容疑者と同居していたとしても、ある日、小学生が同居生活に参加する。しかも、その子は公開捜索されていると言う状況を同居する少女も知っていたのではないのかな?
 
女児自身にも公開捜索の件は伝えていたぐらいだし、テレビを見てればニュースで放送されるわけで、家の中だけで生活している少女にしてみれば、ネットニュースやテレビを見るのは当たり前の生活だったのではないのかな?
(半年も家の中にいれば、大抵の事は飽きるでしょ?)
 
中学生の判断力でも、普通に考えれば、女児は誘拐されている?と疑問を持ってもおかしくないですよね。
今のところ、少女から女児へ「早く帰った方が良い」と言った働きかけがあったと言う情報は無いですね。
まー自分と同じように現実から逃避してきたと考えたのであれば、同じ境遇に同情して一緒に生活を継続しようとしても不思議では無いかもしれませんね。
 
実際、自分の名前が偽名で女児に紹介されている事なども、疑問を持ってもおかしくは無いけど・・・
もしかして、少女も自分のハンドル名で生活をしていたのかな?
でも、それなら、容疑者がつけた名前「きなちゃん」とは言わないですよね?
 
やはり、少女は現実逃避に加えて自暴自棄といった心理状態だったのかな?
そう考えると、自分の現在の生活を壊さないようにと考えてもおかしくないですね。
 
でも・・・容疑者にとって少女が都合の良い存在でいたとしても、容疑者がそこへ女児を連れてくる意味は無いんじゃないかな?
 
やはり、少女と容疑者の関係、そこへ女児を連れてきた理由、このあたりが謎ですね。
 
多分、容疑者は容疑者の立場で供述していくだろうけど、それは容疑者側から見た現実であって、少女の立場から見た現実はまた違う物だったのかもしれませんね。
 
とりあえず、続報を待ちましょう。

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愛知県名古屋市北区受験勉強長男殺人事件その7(控訴審判決)

***控訴審初公判(11月8日)***
一審の名古屋地裁は、被告の「殺意」を認定し、懲役13年の実刑判決を言い渡したが、弁護側が控訴していた。
 
1)弁護側は「事実誤認があり、事故の可能性がある」などとして改めて殺意を否定し、傷害致死罪の適用を求めたとのこと。
 
2)検察側は公訴棄却を求めたとのこと。
 
3)即日結審した。
 
4)判決は11月27日の予定
 
***控訴審判決公判(11月27日)***
名古屋高裁は懲役13年とした裁判員裁判の1審・名古屋地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
 
1)弁護側の障害致死罪の適用の主張に対して裁判長は「傷の位置、形状から被告が胸を刺し、殺意を認めた1審判決は論理則・経験則に照らして正当」などと退けた。
 
別の報道では
「骨を切り込むほど深い刺し傷があり、強い力で刺したことは明らか」と殺意を認め、一審の判決を支持し、控訴を棄却した。
 
2)量刑も「実父による子の殺害という事案の重大性、動機・経緯の身勝手さを正当に評価している」として1審判決を支持したとのこと。
 
こんなところですね。
私も裁判長の判断を支持しますね。
刺すつもりは無かった、振り向いた拍子に刺さったと言うのは、説得力を感じられません。
次は最高裁ですが、果たして結果は変わるのか?上告の行方に注目ですね。

参考リンク
愛知県名古屋市北区受験勉強長男殺人事件その6(判決公判)

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2019/11/26

大阪小6女児不明誘拐事件その2(続報)

1)女児が誘拐されている間、「食事は1日1回、風呂は2日に1回くらいだった」と話しているとのこと。
 
2)女児が「鉄砲の弾のようなものを見せられて怖くなった」と話している。容疑者宅からは銃弾のようなものが複数見つかっており、府警などが詳しく調べているとのこと。
 
3)未成年者誘拐と監禁の容疑で25日に送検された。
 
4)容疑者は逮捕前の調べに対して「SNSで助けを求めていた子を助けてあげた。正しいことをした」との趣旨の話をしているとのこと。
 
5)捜査関係者によると、容疑者は今月10日ごろ、ツイッターのダイレクトメッセージで「こんにちは」などと女児に接触。その後、やり取りを続け、「半年前に来た別の女の子がいる。しゃべり相手になってほしい」と自宅に誘ったとのこと。
 
6)容疑者は17日朝に女児と大阪で合流。電車で小山市の容疑者宅に行き、女児が脱出する23日午前まで監禁状態にして一緒にいたが、その間も容疑者は本名を名乗っていなかったとみられるとのこと。
 
7)25日も容疑者宅の家宅捜索を実施。銃弾のようなもののほか、スマートフォンの通話などに使う「SIMカード」を、女児のものを含め3枚発見したとのこと。
 
8)母親によると、女児は1年ほど前からスマホを使っていた。女児の了解を得て、SNSでのやりとりなどを月に2、3回チェックしていたが、不審な様子はなかったとのこと。
 
9)茨城県の女子中学生(15)が6月に行方不明になった際、「しんどい」などと書いたメモを自宅の部屋に残していたとのこと。
15歳の女子中学生は、今年6月に行方不明になった際、「しんどい」「少し自由にさせてほしい」などと書いたメモを自分の部屋に残していた。
 
その後、少女から「東京にいる。1週間くらいで帰る」と書かれた手紙が自宅に届きましたが、少女は戻らなかったとのこと。
 
10)女児が事前のツイッターでのやり取りで聞かされていた行き先は「東京の方」ということだけ。詳しい行き先は分からないまま一緒に在来線を乗り継ぎ、最終的に降りたのは茨城県結城市のJR小田林駅だったとのこと
 
11)最寄りのJR小山駅(小山市)とは違う無人駅。2人は直線距離で約2・3キロの人通りの少ない道を容疑者宅まで歩いたとのこと。
 
12)監禁中は玄関や窓は施錠され、シャッターやカーテンも閉め切られていた。外部からの視界が遮られる中、女児は1階リビングでほとんどの時間を過ごし、夜は女子中学生と同じ隣の8畳の和室で寝たとのこと。
 
13)家には数台のパソコンがあり、女児も動画を見ることはあった。リビングにはテレビもあり、閉じ込められている間に自分が捜されていることも知ったとのこと。
 
14)数日後、容疑者が鉄砲の弾のようなものを見せてきた。「怖くなった」「早く逃げ出さないと」と感じたとのこと。
 
15)23日午前10時ごろ、女児が目を覚ますと、容疑者と女子中学生はまだ寝ていた。「今しかない」。女児は持ってきていたリュックや財布、スマホを残したまま靴下だけで脱出した。
 
16)容疑者は17日、新幹線で大阪に向かい、女の子の自宅近くの公園で待ち合わせをしていたとのこと。
 
17)2人は、12時間以上かけて容疑者の自宅に移動した。最終的に無人駅のJR水戸線小田林駅(茨城県結城市)で降りたのは17日深夜だったとされるとのこと。
 
18)男の自宅の家宅捜索で女の子が履いていた靴やリュックが見つからなかった。
 
男の家に到着後に、男は靴とリュックを取り上げ、「捨てておく」と女児に告げている。
 
19)容疑者(35)が、女児(12)に偽名で「せつじろう」と名乗っていた疑いがあるとのこと。
女児は保護された23日まで本名を知らなかった。
 
20)捜査関係者によると、容疑者は10日ごろ、ツイッターで女児の書き込みを見つけ、利用者同士が非公開で会話できる「ダイレクトメッセージ」を使って「こんにちは」などと送信。女児の住所や年齢などを尋ね、「うちに来ない?」などと誘い出していたとのこと。
 
21)女子中学生が、ことし7月に茨城県警が自宅を訪れた際、「所持品と一緒に床下に隠れていた」という趣旨の説明をしているとのこと。
 
22)家宅捜索したところ、1階居間の棚の引き出しから銃弾のようなものが3個見つかった。府警が調べた結果、ライフルなどの弾とみられ、少なくとも1個は偽物という。府警は残りについても詳しく調べるとのこと。
 
23)2人は17日午前10時半ごろ、女児宅近くの公園で初めて会い、大阪メトロあびこ駅から地下鉄に乗った後、在来線を乗り継ぎ、400キロ以上離れた小山市に向かったとのこと。
 
24)捜査関係者によると、容疑者は23日午後に身柄を確保された際、「ツイッターで女児の相談に乗っていて、迎えにいくことにした」という趣旨の説明をしたとのこと。
 
時系列
06月   茨城県の15歳の女子中学生が不明になる
07月   容疑者宅を茨城県警が任意で捜索。しかし女子中学生は発見できず。
11月10日 容疑者がSNSで女児にメッセージを送る
11月17日
07:00頃 女児が自宅で母親と朝食を取る
その後、母親が仮眠
10:00頃 友人のLINEのメッセージが既読、返信、その後スマホの電源は切れた状態となる。
10:35頃 自宅近くの公園に女児を誘い出す
11:00頃 母親が起きた時には女児は居なかった
22:00頃 母親が住吉署に届け出た
深夜   女児が容疑者宅に到着
11月19日 女児の顔写真を公開して情報提供を呼び掛ける
11月23日
10:00頃 女児が脱出し交番を目指して移動
13:30頃 女児が交番に駆け込む
16:20頃 警察が容疑者を任意同行、その後、未成年者誘拐の疑いで逮捕
11月24日 容疑者を大阪に移送
午前   女児が大阪で母親と再会
時刻不明 女子中学生も自宅に戻る
11月25日 未成年者誘拐と監禁の容疑で25日に送検された
 
こんなところですね。
少し事件の印象が変わってきましたね。
解釈の仕方によっては、この容疑者は同種の事件をかなり研究しているように見えますね。
 
ネット上で知り合った人間同士だと、オフ会でもHN(ハンドルネーム)で会話したりするのは、普通の事なので違和感は無いです。
 
ただ、「せつじろう」と言うのが通常の会話で他人に聞かれても、違和感が無い物である事は確かですね。
狙った物なら、かなり計算されていると思います。
 
SNSで自殺志願者や、家出志願者に接触するのも、過去の事件で使われた手口です。
 
本名、年齢、住所、目的地も伏せているあたりは、女児に逃亡された時の為の保険でしょうか?
 
目撃や防カメを避ける為に無人駅を使ったのか?
 
そして、女児の靴やリュックなどの持ち物を「捨てる」と言うのは、解放するつもりが無いと言う事でしょうね。
女児は「いつ帰っても良い」と言われていたようですが、靴やリュックを捨てると言うのは、女児にとっては不快な事でしかないし、母親の元に戻れば、靴とリュックが男に捨てられた(盗られた)と言う話をすれば、それは、容疑者にとっては、ひどく都合が悪い事ですよね。
 
どうもこの辺りの動きは他の事件を研究した結果なのでは?と感じます。
銃弾を見せて脅すと言うのも、直接的に脅していないし、銃弾自体が偽物なら銃刀法違反にもならない。
小学生を脅すのには良く考えた方法ですね。
 
かなり練られた犯行のように見えますが、「初犯」なのか?と言う素朴な疑問が浮かびますね。
発見されたSIMが3枚で、2枚の持ち主が不明と言うのが気になりますね。
 
続報を待ちましょう。
 

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2019/11/25

大阪小6女児不明誘拐事件その1(事件発覚と容疑者逮捕)

事件の第一報
大阪市住吉区の市立小6年の女児(12)が11月17日(日)朝から行方不明になる事件が起きている。20日大阪府警は顔写真を公開し、延べ約160人態勢で捜索しているが、有力な手がかりは見つかっていないとのこと。
 
女児は母親(38)と姉(18)、兄(14)との4人暮らし。身長150センチのやせ形で、黒髪のショートカット。黒色の運動靴を履いていたとのこと。
 
府警などによると、女児は17日午前7時ごろに自宅で朝食を取ったが、母親が就寝して午前11時ごろに起きた際には姿が見えなくなっていたとのこと。スマートフォンの電源が入っておらず、無料通信アプリ「LINE」でメッセージを送っても反応がなかったとのこと。
 
夜になっても帰宅しなかったため、母親が同日午後10時ごろに住吉署に届け出た。自転車は自宅に置いたままで、徒歩で外出したとみられるとのこと。所持金は1000円前後とみられ、普段はスマホのカバーに挟んでいたとのこと。
 
府警は周辺の防犯カメラを調べたが、女児の姿は映っていなかったとのこと。
有力な目撃証言もなく、インターネットで友人らとやりとりした形跡も見つかっていないとのこと。
 
事件発覚と逮捕
11月23日(土)13時半ごろ、女児は栃木県小山市の犬塚交番を訪れ、「男に監禁されていた」という趣旨の話をし、ほかにも監禁されている人がいると説明したとのこと。栃木県警は同日、男の身柄を確保した。
 
女児を監禁していたとみられる男が、ともに監禁していたとみられるもう1人を連れ、潜伏先を出たところを栃木県警が確保した。
 
捜査関係者によると、女児は、男とともに大阪から栃木まで電車で移動したとの趣旨の説明をしているととのこと。
 
県警が女児の顔写真を撮影し、大阪府警を通じて母親に見せて本人と確認したとのこと。
 
女児は会員制交流サイト(SNS)で男と知り合い、大阪から電車で向かったとする趣旨の話もしているとのこと。
 
17日午前10時半ごろに、女児の友人が無料通信アプリ「LINE(ライン)」で送ったメッセージは既読となったが、それ以降、スマートフォンの電源は切れた状態が続いていた。
 
捜査関係者によると、一緒にいた少女は15歳前後で同県内に住んでいるとみられ、県警などが身元の確認を行うとともに、男とともにいた経緯を調べているとのこと。
 
警察によりますと、保護された際に女の子は靴を履いておらず、「30歳くらいの男の家から逃げてきた」と話したとのこと。
 
警察は男の家を突き止め、午後4時20分ごろ、
男が少女とともに出てきたため、身柄を確保し少女を保護した。男は特に抵抗することもなく、任意同行に応じたとのこと。
 
大阪府警は23日、女児を誘拐したとして未成年者誘拐容疑で、小山市の職業不詳、男性容疑者(35)を緊急逮捕した。「誘拐しようとしたのではない」と容疑を否認しているとのこと。
 
府警によると、容疑者は11月10日、SNSで女児に「半年ぐらい前に来た女の子がいる。しゃべり相手になってほしい。うちに来ない」などと送信。同月17日、住吉区内の公園に誘い出し、女児を自宅まで連れ去ったとみられるとのこと。
 
17日午前10時35分ごろ、女児の自宅近くの公園に誘い出し、小山市内の自宅まで連れ去って23日まで宿泊させたとしている。「誘拐しようと思ったわけではない」と容疑を否認しているとのこと。
 
女児の説明では、大阪から電車で栃木へ移動。容疑者の自宅でスマホを取り上げられ、少女を含む3人で過ごした。その後、怖くなり、23日午前10時ごろ、容疑者と少女が寝ている隙に逃げ出したとのこと。
 
中学時代の同級生によると
容疑者は中学時代、剣道部(全国大会で優勝の経験もある)に所属。3人きょうだいの長男で、「社交的ではないがとにかくすごくまじめな印象」。一方、高校受験に失敗して志望校への入学はかなわなかったとのこと。
 
近隣住民らによると、容疑者の父親は10年以上前に他界し、母親が自宅近くの別の平屋で祖母の介護をしていた。下のきょうだいはすでに家を離れており、事件当時は1人で暮らしていたとみられる。ラーメン店などのアルバイトを転々としていたとする話もあるとのこと。
 
容疑者の自宅には、大阪の女子児童とは別の15歳の少女もいて、女子児童ともしばらく生活していたということです。この15歳の少女は、今年6月から行方不明になっていた茨城県の中学生とのこと。
 
容疑者は中学時代、普段から口数が少なく、色白で体の線が細かったこともあって、一時期に付けられたあだ名は「幽霊」だったとのこと。
 
最近ではラーメン屋のほか、自動車教習所の事務などのアルバイトを転々としていたという情報があるとのこと。
 
容疑者は24日午前、大阪への移送のため大阪府警の捜査員とともに栃木県警小山署を車で出発。その後、JR小山駅から東北新幹線に乗車した。
 
これまでの府警の調べで、女児は容疑者と一緒に移動した先が栃木県とは知らされていなかったことが判明。容疑者宅に着くとスマートフォンや靴を取り上げられたとのこと。
 
24日午後2時半頃、職業不詳、男性容疑者(35)=未成年者誘拐容疑で逮捕=の同市の自宅の家宅捜索を始めた。
 
2階建て民家の1階リビングから女児のスマホが見つかった。電源が切られており、通話や通信に必要な「SIMカード」も抜かれていたという。また、リビングからは女児のものと特徴が一致する財布も見つかったとのこと。
 
茨城県警によると、女子中学生の行方不明届は今年6月に出され、捜査員が本人の部屋を調べた結果、複数の電話番号などのメモが見つかった。その中に容疑者の携帯電話番号も含まれていた。
 
このため、同県警は7月に容疑者から任意で事情を聴くとともに、本人の立ち会いのもとで小山市の自宅を調べたが、女子中学生を見つけることはできなかったとのこと。
 
女子中学生に外傷などはなく24日、茨城県内の両親のもとへ戻った。女子中学生は「無理やり監禁されたというより、自分の意思で身を隠していた」という趣旨の話をしており、同県警は今後、さらに本人から詳しく事情を聴くなどして慎重に捜査を進める方針とのこと。
 
捜査員4人が7月、容疑者の立ち会いのもと任意で自宅内を捜索したが、少女は見つからなかったとのこと。少女について尋ねたところ、容疑者は「知らない。心当たりはない」と答えたとのこと。
 
少女は23日に保護された後、容疑者の家にいた時は「外部の人に見つからないように外出を控えていた」と話しているが、当時すでに容疑者と接触していたかや、家の中にいたかどうかは不明とのこと。
 
府警によると、容疑者は「テレビで公開捜査されていることを知っていた」と説明。女児には「スマホを使うな」と指示し、スマホを取り上げていたとのこと。
 
女児も自身の公開捜査を知っていたといい、23日に容疑者宅から逃げだし、助けを求めた交番では氏名を名乗り「大阪で公開捜査されていると思う」などと話したとのこと。
 
女児は容疑者宅の1階和室で茨城県の女子中学生(15)と寝ていたとみられるが、食事は1日1回程度で、鉄砲の弾のようなもので脅された疑いもあり、府警は25日午後、未成年者誘拐容疑に監禁容疑も加えて容疑者を送検したとのこと。
 
時系列
06月   茨城県の15歳の女子中学生が不明になる
07月   容疑者宅を茨城県警が任意で捜索。しかし女子中学生は発見できず。
11月10日 容疑者がSNSで女児にメッセージを送る
11月17日
07:00頃 女児が自宅で母親と朝食を取る
その後、母親が仮眠
10:00頃 友人のLINEのメッセージが既読、返信、その後スマホの電源は切れた状態となる。
10:35頃 自宅近くの公園に女児を誘い出す
11:00頃 母親が起きた時には女児は居なかった
22:00頃 母親が住吉署に届け出た
11月19日 女児の顔写真を公開して情報提供を呼び掛ける
11月23日
10:00頃 女児が脱出し交番を目指して移動
13:30頃 女児が交番に駆け込む
16:20頃 警察が容疑者を任意同行、その後、未成年者誘拐の疑いで逮捕
11月24日 容疑者を大阪に移送
午前   女児が大阪で母親と再会
時刻不明 女子中学生も自宅に戻る
 
こんな事件ですね。
凶悪事件を主に取り上げている事件簿としては、少し守備範囲から外れるのですが、この容疑者が何を考えていたのかが気になったので取り上げます。
 
興味深いのは先に容疑者と生活をしていた、茨城の女子中学生なんですよね。
ここまでの報道では、無理やり監禁されていたのか?が微妙なところです。
ただ、人質が犯人に共感してしまうストックホルム症候群と言う可能性もあるので、今のところなんとも言えないところです。
 
で、大阪の女児を誘い出した言葉が「半年ぐらい前に来た女の子がいる。しゃべり相手になってほしい。うちに来ない」なんですよね。
容疑者が35歳で中学生が15歳なので20歳の年齢差ですから、会話が弾むような状態にはならないと思います。
その意味では、この中学生の話し相手になって欲しいと言うのは、嘘ではないかもしれませんね。
 
真偽の判断が難しいのですが、嘘をつくならもっともらしい嘘をつくだろうと思います。
相手が小学6年生なので、この程度の話でも騙せると言う判断はアリだと思います。
実際に、この文章の前後の説明がどうだったのか?と言うのも不明ですからね。
 
例えば、結婚相手の連れ子と言う話もあるし、何等かの事情で親戚の子供を引き取ったと言うような説明もアリですよね。
これに、女子中学生が笑顔の写真でも添えれば、小学生なら信じてしまうかもしれません。
 
ただ、仮にこの「話し相手になって欲しい」と言う言葉が本当だったとしても、結局、靴とスマホを取り上げている点では監禁しようとしているし、外部に連絡を取られるのも、容疑者にとって都合が悪いと言う事なんでしょうね。
 
容疑者がどの程度の一般常識を持っているのか分かりませんが、これが誘拐に成らないと言うのは強弁か、あるいは、自分自身に対する「言い訳」だったんじゃないかな?
 
「これは誘拐じゃないから、泊めていても良いのだ」と言う自分自身を正当化する為の言い訳ですね。
 
そう考えると、女児を拘束したり、部屋に鍵を掛けて監禁していない事が説明できると思います。
 
けれど、一方で先に同居していた女子中学生が逃亡しなかったので、小学生も逃亡しないと勝手に思い込んでいる可能性もありますね。
 
中学生に怪我も無かったようですし、自分の意志で同居を続けていたとするなら、この容疑者が何をしたかったのか?と言うのは素朴な疑問ですね。
 
悩みを持つ中学生に対して、話し相手になって救済しようと考えたのかもしれませんが、実際には20歳の年の差があって、話題がかみ合わないとかね。その内に情が湧いて、本当に救済しようと、ホントの話し相手を探して、連れてきてしまった。小学生を誘拐すると言うよりは、中学生のお供に置いておきたかったと言う事を本気で考えていたのかな?
 
動機が知りたいですね。
もしかすると、かなり特殊な事件なのかな?と思ったりします。
とは言え、この事件はこれ以上、情報は出てこないかもしれませんね。
 
この事件の本質は中学生が容疑者と同居するようになった経緯にあるのかもしれませんね。
 
続報を待ちましょう。

参考リンク
大阪小6女児不明誘拐事件その2(続報)

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2019/11/21

福岡県 Hagexさん刺殺事件その2(一審判決)

一審判決は懲役18年(求刑懲役20年)です。
 
***初公判(11月11日)***
1)罪状認否で、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
 
2)弁護側は「心神耗弱の状態だった」と主張した。
「精神障害の影響により、責任能力は著しく減退し心神耗弱状態だった」と説明したとのこと。
 
3)被告は精神的な病気を抱えていて、責任能力の有無と程度が争点とのこと。
 
4)検察側は「病気の影響は限定的で完全責任能力があった」と指摘したとのこと。
 
検察側は、事件当日のセミナーの開催を知った被告が会場を訪れ、犯行に及んだとした。被告の責任能力については「完全責任能力があった」と述べたとのこと。
 
検察側は動機について
冒頭陳述で被告は2012年に製麺工場勤務を辞めて以降、自宅に引きこもりインターネットに没頭していたと説明。Hagexさんとはネット上のやりとりだけで、直接の面識はなかったと述べた。
 
その上で、被告はブログで他のユーザーへの罵倒を繰り返したためIDを何度も凍結されたとし、「凍結はHagexさんら他のユーザーが運営会社に『通報』したためだと思い、このうち誰かを殺害して自身を誇示したいと考えるようになった」と主張したとのこと。
 
***第2回公判(11月12日)***
1)被告人質問
供述によると被告は2015年以降、インターネット上に投稿した東京都江東区のセミナー講師Hagexさん(当時41歳)らを「死ね」などと罵倒し、サイトの運営会社にアカウントを何度も凍結された。被告は、Hagexさんらが自身の投稿を運営会社に通報したのが凍結された原因として、「ネットリンチ」に当たると主張。「(Hagexさんが)死んでリンチがなくなったので後悔はない」と語った。さらに「リンチの回数が多い順にターゲットをランキングした。優先度が高い人なら誰でも良かった」とも話したとのこと。
 
被告は集団リンチについて「複数の人間が一方的に個人を攻撃すること」と独自に定義し、「弱い者いじめで許せなかった」と説明。集団リンチに関わったと判断した他のユーザーに対し、2015年ごろから「低能」などと中傷を繰り返した。そのため、ネット上では「低能先生」と揶揄されていたとのこと。
 
Hagexさんも被告とのトラブルをブログで紹介したため、「ネット上にさらされ、挑発行為だと感じた。セミナーで福岡に来ると知って殺害を決めた」と述べ、昨年4月下旬ごろに殺害を決意したと説明。2人に直接の面識はなかったが、ブログで講師の顔写真を確認したとのこと。
 
被告は「一方的に殺してしまったことは、嫌いないじめと同じだと反省している」と述べた一方で「ネットリンチする人が1人減ったので、後悔はしていない」と話したとのこと。
 
Hagexさんがインターネット上の「集団リンチ」に関わったとして「死ぬ以外、ネットでのリンチをやめないと思った」と動機を語ったとのこと。
 
2)証人尋問(運営会社の担当者)
被告が多い時で1時間に約100件、年間約8000件に及ぶ中傷の投稿などを行ったと証言。「アカウント凍結の理由は被告の罵詈雑言や利用規約違反。Hagexさんらの行為は全くリンチではなく、理不尽極まりない犯行だ」と語ったとのこと。
 
被告による他のユーザーへの中傷は17年ごろから頻繁になり、「年間8千件に上ったこともあった。常軌を逸していた」と証言。アカウントを凍結しても、約500回にわたって再取得したとのこと。
 
***論告求刑公判(11月15日)***
1)検察側は懲役20年を求刑した。
 
2)検察側は論告で、被告は現場の下見をし、ナイフと毛布を使って予行練習をするなど犯行準備を周到に重ねたとして「強固な犯意に基づく計画的で残忍な犯行だ」と指摘したとのこと。
 
検察側は「集団リンチしていると思ったネットユーザーらへの見せしめ的な犯行であり、犯行動機は身勝手極まりなく、さらに反省の態度も全くない」などと指摘したとのこと。
 
3)弁護側は被告には持病があり、犯行を押しとどめる能力が衰えていて、心神耗弱状態だったなどと情状酌量を求めたとのこと。
 
別の報道では
弁護側は最終弁論で「精神障害が影響していることは見過ごせない」と述べ、被告が心神耗弱状態だったとして刑の減軽を求めたとのこと。
 
4)被害者参加制度で法廷に立ったHagexさんの妻は「夫は対等で自由なインターネットの世界が好きだった。被告には厳罰で償ってほしい」と訴えたとのこと。
 
***判決公判(11月20日)***
1)懲役18年(求刑懲役20年)を言い渡した。
 
2)裁判長は、被告が事件前、インターネット上の書き込みをめぐってHagexさんらから一方的に攻撃を受けたと思い込み、強い殺意を抱いたと指摘。Hagexさんが福岡に訪れる機会を狙い、現場を下見するなど悪質で計画性もあったとした。
 
「現場の下見をするなど冷静に行動できていて、完全責任能力があった」と指摘した。
 
「ネット上のやり取りがあっただけの被害者に一方的に殺意を抱いたことは身勝手」とした。
 
3)裁判長は弁護側が、被告の抱える「自閉スペクトラム症」の影響で責任能力が低下していたと主張した点については、「影響は否定できないが、善悪の判断能力が著しく低下していたとは言えない」として退けたとのこと。
 
4)Hagexさんの妻は「反省をしていない被告がいずれ社会に戻ってくるかと思うと、夫は無駄死にしたのだなと悲しい気持ちです」「夫はもう戻ってきません。悲しみ、苦しみは私たち遺族の心の中で永遠に減ることも消えることもないでしょう」とコメントしたとのこと。
 
こんなところですね。
量刑については妥当なところかと思います。
死亡が一人で、罪状に強の字がつかない。無期懲役や有期刑の上限と言うのは重すぎるでしょうね。
 
求刑が懲役20年で判決が懲役18年なので、1割引きと言うあたりですが、少し割引が少ないような気がします。
このあたりは、反省していない事が考慮されたのかもしれませんね。
 
元来ネット世界と言うのは匿名の世界だったので、本来ならネット上のトラブルだけでは、リアルでの事件に発展するような事は無かったんですよね。
 
ただ、これまでも一部のネットでは高校生などプロフのやり取り、LINEのやり取りが原因で事件となる事がありました。これは仲間内でリアルバレしているから起きる事なんですよね。
 
まー、リアルの世界でも居酒屋や屋台でで偶然、隣に座った人と口論になって傷害致死なんて事もありますけど。
 
ネットが社会に深く浸透してきた為に、各人がネットに対して感じる価値がかなり変わってきていますね。
特にネットのコミュニケーション機能が強力すぎて、そこに依存してしまうと、ホントにネットが第2の故郷になってしまうように感じている人も多いかもしれませんね。
 
そういう部分は私も理解しているつもりです。
ただ、のめりこんで行くと、今度は逆にネット中心の生活になったりして、逆に疲れてしまう。「ネット疲れ」なんて言葉もありますね。
 
なので、普通の判断力を持つ人や一般の社会生活をしている人だと、リアルとのバランスを模索して、それなりにバランスが取れたネット生活になると思うのですが・・・
 
ここでバランスが取れないような人は、ネット生活が偏ってしまうのかもしれませんね。
で、ネットの周囲の人の意見が受け入れられる人間なら、それでも健全な方向に軌道修正されるのだと思いますが、この被告の場合、周囲の言葉を受け入れられずに、独善的に過激化してしまったのかな?
 
自分自身が正義であって、それを否定する人は全て悪と言う状況に自分で自分を追い込んでしまったのかもしれませんね。公判の中では自閉症スペクトラムと言う病名が出ていましたが、裁判長の判断はそれによる、影響は限定的と言う判断ですね。
 
ただ、こういった症状の人の中にはネットとの相性が悪い人がいるのかな?と言う印象はありますね。
リアルの場合、関係する人間は職場や学校などで、付き合いも長くなるでしょうから、「この人には注意しよう」と言うある種の共通意識ができると思うんですよね。
 
ところが、ネットの場合、文字だけでのコミュニィケーションになるので、相手のそういった部分を想像する事ができません。出来る人がいるとしたら、医学的な知識がある人や、周囲にそういった人が居る人間で、もしかしたら?と思える人間だけなんだろうと思います。
 
多くの人が相手がそんな症状の人とは思わずに対応したとしたら、反感を持たれるような状態になってもおかしくないのかな?と思うわけです。(文章の行間から相手の真意を汲み取れないとかね)
 
公平で対等な世界と言うがネットの良い面だけれど、その一方で文字だけのコミュニケーションの限界と言うのもあるかもしれませんね。
 
この事件について言えば、最大の原因は被告が孤立してしまった事なんじゃないかと思います。
仕事をしてリアルに人間関係ができているとか、ネットの中でも日常の会話ができる人間関係があったりすれば、もう少し違った結果になっていたのではないか?と思うところですね。
 
ネットの中のトラブルなんてのは、極論してしまえば、PCの電源を落としてしまえば、それで終わりなんですよね。その掲示板や相手のメールを見なければ、それ以上に発展する事も無いんです。
だから、お酒飲んで、ぐちを吐いて、寝て次の日には忘れても良い事がほとんどだと思います。
 
そんな世界で殺人なんて重罪を犯さずにいられなかった被告と言うのは、ある意味でネットの暗黒面に飲まれてしまった被害者なのかもしれませんね。
 
まーそれでも、責任能力に問題が無いわけで、事件を起こし、人一人の命を奪った罪が変わる事はありません。
刑務所の中ではネットもできないので、何等かの治療効果があると良いのですが・・・
 
最後にこの事件を防ぐにはどうしたらよいのか?と言う事なんですが、基本は一つ、匿名を貫く事なんだけど・・・
これも難しいかもしれません。ネットで意気投合して仲良くなれば、「それじゃあオフ会しましょう」って話が出てくるのが自然な流れですから、そこで、リアルバレとはいかないまでも、顔ぐらいはバレますよね。
それに、会話がはずめば、出身地や住んでいる土地の話なんかも出たりするから、大まかにどのあたりに住んでいるか?と言うのも分かりますよね。
 
まー、この事件の場合、敵対的な関係なので、オフ会から情報が出る事は無いにしても、Hagexさんのように顔出しで講演会活動などを行っているのであれば、匿名だけど情報を出さないと言うのも無理ですよね。
 
では、ネットではトラブルにならないように、相手を否定しないようにすれば良いのか?と言うと、それではネットの良い面が引き出せないですし・・・
 
なので、講演など特殊な活動をしない一般人であるなら、匿名で個人情報にかかわる事は極力出さない事が最大の防衛方法と言う事なんでしょうね。
 
亡くなったHagexさんのご冥福をお祈りします。

参考リンク
福岡県 Hagexさん刺殺事件

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横浜市神奈川区大口通商店街女性通り魔事件その3(一審判決)

一審判決は懲役12年(求刑懲役16年)
 
***初公判(11月11日)***
被告は2018年11月、横浜市神奈川区の商店街で金品を奪う目的で通行人の34歳の女性を包丁で複数回刺し、殺害しようとした強盗殺人未遂の罪などに問われている。
 
1)被告は「間違いありません」として起訴内容を認めたとのこと。
 
2)検察側は、「相当程度の計画性があり、強盗の犯意が強固で殺意も強度であった」「犯行経緯・動機が身勝手極まりない」などと指摘したとのこと。
 
検察は冒頭陳述で、被告が数年前に病気の後遺症で仕事を失ってから酒を万引きしていたことなどを挙げたとのこと。
 
3)弁護側は、「包丁は護身用に持っていたもので殺すつもりで刺したわけではない」などと話したとのこと。
 
***判決公判(11月21日)***
1)懲役12年の判決(求刑懲役16年)
 
2)女性は重傷を負い、今も後遺症が残っているとのこと。
 
3)横浜地裁は「犯行は酒代欲しさで、甚だ身勝手と言うほかない」そのうえで、「逃げる被害者を追いかけて刺すなど殺意も強く、被害者の精神的苦痛も甚大」として被告に懲役12年の判決を言い渡した。
 
治療費など360万円に加えて1000万円の示談金を支払っていることが考慮されたとのこと。
 
こんなところですが、公判の情報が初公判と判決公判の情報しか報道されてませんね。
もう少し詳しく知りたいところですが・・・
 
ちょっと驚いているのが、示談金1000万円を支払っているんですね。
それは、当然と言えば当然なんだけど、1000万円のお金があるなら、酒代、たばこ代など少しの金額の為にどうして強盗など行ったのか?そのあたりが疑問ですね。
 
アルコール依存症かどうかの情報が無いので、推測になってしまうのですが・・・
アルコール依存症の患者(断酒会では酒害者と呼びます)の場合、お金があると、お金が無くなるまでお酒を買って飲酒してしまうので、家族がお金を渡さないようにする事が多いです。その結果、お酒の為に借金をしたりするわけですね。
 
本当はお金があるけど、お酒を飲まさない為に本人にはお金を渡していなかった。
その為、示談金1000万円は家族が出した金額だとすれば、説明はできますね。
 
酌量の内容の中にアルコール依存症と言う言葉が無かった事を考えると、アルコール依存症では無いのかもしれません。まー犯行時に酔っていない、責任能力が疑いが無いのであれば、酌量の余地はないのかもしれませんが・・・
 
被告人は72歳かな?12年後だと84歳ですね。
もしアルコール依存症なら、刑務所の中だと断酒ができますから、治療にも良いかもしれませんね。
 
参考リンク

横浜市神奈川区大口通商店街女性通り魔事件その2(続報)

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2019/11/19

青森県八戸市小6女児通り魔事件その2(11月15日までの報道)

1)捜査関係者によると、付近で入手した映像に、女児から聞き取った「白い上着と黒のズボン」という犯人の特徴に似た男を発見。学校指定のかばんを持っていたとのこと。
 
2)県警は防カメ情報を基に男子中学生を重要参考人と位置づけ、捜索を開始。同日夜、市内にいるところを発見したとのこと。中学生は日常の立ち回り先にいたといい、事情を聴いたところ事件への関与を認めた。暴れたり逃げたりするそぶりは見られなかったとのこと。
 
3)身柄を確保したのは午後9時前。逮捕後の調べにも素直に応じているとのこと。
 
4)捜査関係者によると、生徒は12日午後8時すぎ、八戸市内の塾にいるところを捜査員が見つけたとのこと。
 
5)少年(14)が「人を殺すことに興味があった」という趣旨の供述をしているとのこと。
 
別の報道では
「人の生き死にに興味があった」
 
6)事件の起きた12日夕は、少年の下校時間と重なるとのこと。
 
7)逮捕後の取り調べには淡々と応じているが、被害女児への謝罪の言葉はないとのこと。
 
8)捜査関係者によると男子生徒は「カッターナイフで切った」と供述。県警は生徒の自宅から、学校指定のかばんに入ったカッターナイフ数本の提出を受けた。供述などから、うち1本が凶器とみているとのこと。
 
9)少年がが取り調べに「カッターを使った」と容疑を認めた上で、「こんなことをしなければよかった。後悔している」と供述しているとのこと。
 
10)県警は精神鑑定の実施を視野に入れ、犯行時の心理状況も調べる方針。生徒の自宅から猟奇的な作品などは見つかっておらず、警察は今後インターネットの閲覧履歴も捜査し、供述の信ぴょう性を慎重に調べていくとのこと。
 
11)八戸署は14日、少年を殺人未遂容疑で地検八戸支部に送った。同支部は同日、八戸簡裁に勾留請求し、八戸簡裁は10日間の勾留を認めたとのこと。
 
12)県警が家宅捜索し、スマートフォンを押収した。捜索は14日。スマホは生徒の家族が以前使っていたもので、生徒がインターネット閲覧に使っていた可能性があるとみて閲覧履歴などを調べるとのこと。
 
13)生徒が、事件後に着替えて塾に行ったとのこと。県警はいったん帰宅し、凶器のカッターナイフが入ったかばんを置いて出掛けたとみているとのこと。
 
時系列
11月12日
16:40頃 事件発生
20:00過 八戸市内の塾で少年を発見
21:00前 少年の身柄を確保
23:00頃 市内で緊急逮捕
11月14日 身柄を検察庁に送検
 
こんなところですね。
後悔しているか・・・後悔の理由が問題ですよね。
「こんな事になって」後悔していると言うのは、逮捕された事を後悔しているのか?
それとも、犯行を後悔しているのか?今のところ判断できません。
 
中学生とは言え、殺人を行えばどうなるかぐらいの事は想像できるでしょ?
その割に、「逮捕されない努力」は努力らしい努力をしていないですよね。
犯行後に出かけたのも、普段通っている塾だし・・・逃亡しようと言うそぶりもない。
 
なので、犯罪意識が無くて、逮捕されるとは思ってなかったのか?
このあたりだと、精神鑑定も必要かもしれません。
 
けれど、もし、現実逃避の手段として少年院を選んだのであれば、逮捕される事が前提の行動なので、少年の行動は説明できます。
逆に、逮捕後に後悔していると言うのが、逆に疑問になりますね。
 
予定通り、自分の希望通りなのに、何を後悔する事があるのか?と言うわけです。
でも、それは、想定外の事が起きたから、それで後悔していると言う説明もアリですね。
 
例えば、自分だけが少年院に行けば、全てが丸く収まると考えていたけど、実は家族にも迷惑をかけてしまっている現実に気付いたとかね。
 
まー、このあたりは今の段階では何とも言えないですね。
 
多分、この事件はもう報道される事は無いかもしれませんね。
動機が分かりませんが、少年には更生の道を進んで欲しいと思います。
 
しかし・・・この事件を防ぐには?と考えると、通り魔事件に共通ですが、被害者側には防ぐ手段がありません。
あるとしたら、自分が尾行されている事を尾行している相手に気付かれずに確認する方法を教育するぐらいでしょうか?
 
少なくとも、尾行に気付けば何等かの悪意がある事が予測できますから、通報するとか、周囲に助けを求めるとか、家族に迎えに来てもらうとかと言う方法はあるかもしれません。
 
しかし・・・単純に尾行されていると警察に通報しても、それ自体では罪に問えないかもしれませんね。
そこは、警官側が機転を利かせて、職務質問するあたりで、ソフトに警告や注意すると言うあたりが妥当なところなのかな?
 
でも・・・好きな女子の後をつけるなんてのも、小学生ぐらいまでならありそうな事かもしれないので、14歳と言うのは線引きが難しいところかもしれませんね。
 

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青森県八戸市小6女児通り魔事件(11月13日までの報道)

11月12日(火)午後4時40分ごろ、八戸市新井田西1丁目で、小学6年生の女の子が男に首を切られたと家族が119番通報する事件が起きている。
 
女子児童は1人で下校途中、後ろから近づいてきた男にいきなり刃物でのどを切られた。切り傷は10センチほどで、女子児童は自力で自宅に帰り、全治3週間の怪我とのこと。
 
現場は八戸市中心市街地から南東に約2キロの住宅地。(新井田公園付近にある住宅街の路上)
 
女の子は、喉の近くに長さ10センチ、深さ1センチの傷を負ったとのこと。
 
女の子は「見知らぬ男に背後から切り付けられた」と話しているとのこと。
 
捜査関係者によると、現場付近の防犯カメラには女子児童の後をつける若い男の姿が映っていたとのこと。
 
男の特徴はやせ形で短髪、白いウインドブレーカーのような上着を着て黒いズボンをはいていたとのこと。
 
付近では数日前から、不審者情報が出回っていた。先週には、今回の事件と同じ地区で、同じ時間帯に不審な男が児童に付きまとっていたという情報があったとのこと。現場付近の防犯カメラを解析した結果、男は、痩せ形で黒髪の短髪、白色のウィンドブレーカーに黒色のズボン、紺色のリュックと手提げバッグを持っていたとのこと。
 
県警は通り魔事件とみて逃げた男の行方を追っていたが、深夜、少年を殺人未遂容疑で緊急逮捕したとのこと。
 
女児の証言と一致する男の姿が付近の防犯カメラに映っており、やせ形の短髪に黒色のズボン、ウインドブレーカーのような白色の上着と運動靴姿で、リュックサックとカバンを持っていたとのこと。
 
青森県警は12日、同市に住む中学生の少年(14)を殺人未遂容疑で逮捕した。県警によると、少年は容疑を認め、「殺すつもりだった」との趣旨の供述をしているとのこと。
 
県警によると、女児は「(少年のことは)知らなかった」と話しているとのこと。
 
2人に面識がなかった可能性もあるとのこと。
凶器とみられるカッターナイフが少年の自宅から見つかり、県警はこのナイフを含む数本を押収したとのこと。
 
事件当時、女児は下校途中に無言で襲われたとのこと。
 
捜査関係者によると、「誰でもよかった」との趣旨の話をしているとのこと。
 
12日午後11時ごろに市内で緊急逮捕した。少年の自宅などから、防犯カメラの映像や女児の証言と一致する衣服などのほか、複数のカッターナイフが見つかったとのこと。
 
県警によると、現場付近の防犯カメラに、事件発生時刻の前後に歩いている男子生徒の姿が写っていたという。捜査員が捜索したところ、市内で男子生徒を発見、話を聞いて容疑が固まったとして逮捕したとのこと。
 
県警は当初、傷害事件として捜査していたが、男子生徒の供述や傷の程度などから殺人未遂容疑で立件したとのこと。
 
警察は、現場周辺の防犯カメラの映像などから男子中学生を割り出し、市内で身柄を確保しましたが、その際、男子中学生は防犯カメラに写っていた犯行前後の服装から着替えていたとのこと。
 
市教育委員会が13日午後、記者会見した。
 
事件当日の少年に変わった行動はなく、普段通り登下校していたとのこと。
 
教育長は少年について、「入学後、大きな問題を起こしたことはない。運動部の活動などにも積極的に取り組んでいた」と話したとのこと。
 
少年が通う中学校校長への聞き取り結果では、少年は「ごく普通」で、目立つ言動のない生徒だった。学校内でのいじめは確認されておらず、少年から悩みの相談なども受けていなかったとのこと。
 
警察によりますと、被害に遭った女の子の証言と一致する姿のほか、正面から顔を鮮明に捉えた映像が、男子中学生を割り出す際、決め手になったとのこと。
 
防カメ映像には、男子中学生がリュックサックを背負い、バッグを持っている姿が映っていて、警察は下校途中に犯行に及んだ可能性もあるとみているとのこと。
 
少年は取り調べに対して、「しばらく前から人を殺したかった。誰でもよかった」と、無差別な犯行だったことをうかがわせる供述をしているとのこと。
 
11月12日
16:40頃 事件発生
23:00頃 市内で緊急逮捕
 
こんな事件ですね。
速攻で逮捕されました。逮捕されたのは14歳の少年です。
供述によると、動機は「人を殺してみたかった」「誰でもよかった」と言う事なんですが・・・
ちょっと、微妙な印象ですね。
今のところ可能性が指摘されているだけなので断定する事はできないのですが、少年は下校中に犯行に及んだ可能性があるとか・・・
 
凶器がカッターで、学生なら文具として持ち歩いていても不思議では無い物です。
「しばらく前から人を殺してみたかった」と言う事で、計画的な犯行だとしても、カッターなので、計画性を証明する材料には少し物足りないかもしれませんね。
 
「誰でも良い」から下校中に偶然見つけた女児を狙ったと言うのも、それほど違和感は無いところです。
 
ただ、私が気になっているのは、犯行をあっさりと認めている点です。
防犯カメラにも、素顔を写すなど緊張感がありませんね。
犯行時の服を着替えたのは良いとしても、それを自宅に放置しているのも、緊張感が無い。
それに、傷も一つだけで追い打ちを掛けるような事もしていないようです。
 
他には、ASKAの事件簿の記録には青森県での動物虐待事件の記録も無いですね。
 
私はこの少年は敢えて逮捕されようとしているのではないか?と言う疑問さえ浮かんでいます。
事実関係は間違いないとしても、動機は本当に単純な体験殺人だったのか?
 
もしかすると、現実から逃避する為の手段として少年院を選択しているのではないか?と言う可能性もあるのかな?
 
ことの真相は供述を待つしかなさそうですね。
ただ、供述が真実なのか?と言うのも疑う必要があるかもしれません。
 

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2019/11/18

埼玉県蕨市男子高生殺人未遂事件その2(容疑者逮捕)

県警は11月15日、住所不定、無職の中国籍、男性被告(22)=道路運送車両法違反などで公判中=を強盗殺人未遂と住居侵入の容疑で再逮捕したとのこと。
 
再逮捕容疑は7月16日、強盗目的で蕨市の民家に侵入して男子生徒の首を切りつけ、全治2週間のけがをさせたとしている。県警によると、現場周辺の防犯カメラなどから関与が浮上したとのこと。「車を奪うために侵入したことは間違いない。殺すつもりはなかった」と供述しているとのこと。
 
容疑者は技能実習生として2017年3月に来日し、昨年3月以降は不法残留の状態だった。
実習先を抜け出して蕨市内のアパートで暮らし、その後は車で寝泊まりしていたとのこと。
 
県警は8月26日、偽造ナンバーを取り付けた車を運転したなどとして、道路運送車両法違反容疑で逮捕。入管難民法違反(不法残留)容疑などで再逮捕し、切り付け事件への関与を調べていたとのこと。
 
容疑者は男子生徒や家族と面識はなかった。住宅には高級車が止まっていたが、盗もうとした形跡はなかったとのこと。
 
家の中から折れたカッターの刃が見つかっていたとのこと。警察は傷痕などからこのカッターが凶器とみているとのこと。
 
容疑者の車からは同じ種類のカッターが複数、押収されていて、警察は、容疑者が持ち込んだカッターで犯行に及んだとみて調べているとのこと。
 
容疑者は、17日、検察庁に身柄を送られた。
 
捜査関係者によると容疑者が「新しい車が欲しかった」「高そうな車が止まっていたので、盗もうと思って家に侵入した」「車を奪って売るつもりだった」という趣旨の供述をしているとのこと。
 
この家の車庫にあった車は容疑者が乗っていた車と同じ車種の最新型だったとのこと。
 
容疑者は事件当時、高校生に対して、「車まで案内しろ」、「鍵はどこだ」などと要求していたとのこと。
 
事件当日、容疑者は、鍵がかかっていない2階の窓から侵入していて、調べに対して、「電柱を使って登った」と供述しているとのこと。
 
容疑者は、「車を売って金にしたかった」と供述しているとのこと。
 
時系列
2017年03月 来日
2018年03月 以降は不法残留状態
2019年07月16日 事件発生、その後逃亡
2019年
08月26日 偽造ナンバーの車を運転の容疑で逮捕
11月15日 強盗殺人未遂で再逮捕
11月17日 検察庁に身柄を送られた
 
こんなところですね。
以前の闇サイト事件で主犯格が被害者女性の車を売って金に換えると言う話をしていて、それで車を売るのは難しいと言うコメントいただきました。
 
私も書類など色々な面で簡単に売れるような事は無いだろうと思うのですが・・・
 
この事件を見ると、海外への転売ルートが確立されているような印象も受けますね。
でなければ、外国籍で不法滞在者が簡単に盗難車を売れるなんて発想につながらないと思うんですよね。
 
しかも、この事件が大胆なのは、深夜に住宅に侵入して、鍵を奪い、車を奪って逃げると言う、なんというかど真ん中のストライクと言うぐらいの事件。(例えが不適切かもしれません)
 
ここで普通に考えるなら、家に侵入した段階で現金を要求しそうなところなんですが・・・
現金などは要求せずに、車のみの強奪に執着していますね。
 
ただ、一般家庭なら家庭に多額の現金を持つような事はあまりないでしょうね。
高齢者の場合はタンス預金と言うのもあるかもしれませんが・・・
 
その意味では、多少の現金よりも、高級車の方が魅力的なのかもしれませんね。
 
ただ、それでも、日本人ならもう少しスマートな強奪方法を考えそう・・・と思ったら、あの闇サイト事件では監禁誘拐までしてるんですよね。
でも、あの闇サイト事件の主犯が本当の動機を仲間に語っていたのか?は不明ですから、ここは、闇サイト事件との関連を考えるのは控えた方がよさそうですね。
 
やっぱり、深夜に侵入して車を強奪するような事件はこれが初めて聞く事件です。
だから、特殊なケースと考えた方が良いのかな?
 
容疑者の思考について、何か特殊な事情などがあったのか?と言うのはこれからの捜査を待つしかないさそうですね。
もしかすると、メンタルの問題があった可能性も疑えるのかもしれません。
 
具体的に奪った車の転売方法などが決まっていたのか?とかね。
 
続報を待ちましょう。
 

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2019/11/11

東京都目黒区5歳女児虐待死事件その6(父親の初公判)

***初公判(10月1日)***

1)「間違いありません」などと述べ、起訴内容を大筋で認めた。

「1点だけ。私が女児の体に危険を感じたのは3月1日ごろではなかったかと思います」と述べた。

2)女児の救命措置に当たった消防隊員の証言
隊員は女児が死亡した2018年3月2日、男性被告の119番で自宅アパートに駆け付けた。被告はベランダから慌てた様子で「早く来てくれ」と叫んでいたとのこと。

女児はパジャマ姿で布団に横たわっていたといい、隊員は「あばら骨が浮き出て、手足は骨と皮しかないくらいだった。顔は土気色で頬はこけ、目の周りが腫れていた。あざや傷がたくさん見えた」と証言。痩せこけた女児について、男性被告が「数日前から具合が悪く、食事はあまり取れていない」と説明したとのこと。

3)弁護側は「男性被告は女児を理想の子どもにしようと思っていた。彼のエゴに基づくものであるが、邪魔になったから虐待をしたわけではない」と主張したとのこと。

別の報道では
「女児に理想のこどもであってほしいという気持ちから、できないといら立ち暴力をふるってしまった」「厳しい虐待は許してはいけないことだが、それでも、男性被告は女児の父親であろうとしていた」と主張したとのこと。

弁護人:
今回、起訴されているのは保護責任者遺棄致死罪です。殺人や傷害致死ではありません。適切な保護をしなかったことの責任が問われます。過去の経緯も無視することはできませんが、彼がしてきた虐待や、妻である女性被告へのDVを裁く場ではありません。

被告の生い立ち
幼少期に千葉から北海道に転居するなどした経験から、他人を気にしたり、自分を押さえつけたりすることを学んだとされる。大学卒業後にシステム保守(メンテナンス)の仕事に就職。退職後は知人の紹介で北海道のクラブに勤務。その後、香川県内のキャバクラに移り、平成27年5月ごろ、女性被告と出会ったという。女性被告は離婚歴があり、子供がいることを男性被告に伝えていたが、2人は急速に距離を縮め、一緒に生活するようになったとのこと

男性被告は結婚を強く意識するようになりました。彼には理想の家族(像)があって、明るくて何でも言い合える関係です。この正しい、しかし、高い理想は、男性被告のプレッシャーになりました

その後、女性被告に対してきつくあたるようになり、罵声を浴びせることもありました。女性被告は男性被告に対して、ものを言えないようになりました。平成27年4月、入籍して、女児とも養子縁組した。

男性被告は、女児の友達が少ないのではないかと考えたという。その焦り、いらだちが女児に向くようになったとのこと。

男性被告が先行して東京に転居。その後、後を追うように転居してきた女性被告と女児。このとき男性被告は徐jいが「食事を過度にとっていた」ことに怒りを覚えたとのこと。

男性被告は女児に理想の子供であってほしい。友達をたくさんつくってほしい。目標を見つけて達成する、達成感を味わってほしい…と思っていたとのこと。


4)検察側は虐待の状況について詳しく説明した。そのなかで、亡くなる2カ月ほど前には16キロ余りあった体重が男性被告による食事制限によって逮捕時には12.2キロだったとのこと。

また、「女児が嘔吐を繰り返しているにもかかわらず、虐待の発覚を恐れて病院に連れて行かなかった」と事件の悲惨さを指摘したとのこと。

検察官:起訴状などによると、男性被告は昨年1月下旬ごろから女児に十分な食事を与えず、シャワーで冷水をかけて顔面を複数回、殴るなどの暴行をしたとしている。検察官は女児が死亡する直前の2月下旬、目黒区のアパート近くの自動水質計器で計測された1日の水温が平均で8・5度だったと述べたとのこと。

争点(論点)の要約
A)犯行態様の悪質性。虐待や傷害の程度がポイント。また保護の必要性を認識したのが2月27日ごろか、その後か」

B)動機に酌むべき点があるかどうかの『責任、非難の程度

C)5歳の生命が奪われた『被害結果の重大性』

こんなところですね。
弁護側の主張としては、理想の家庭、理想の子供を作りたかったと言う事なんだけど・・・
流石に、理解できませんね。

理想の家族を作ろうとしているのに、現実は全て逆ですよね。
何でも言える家族関係なんて、どこにも無い、そしてそれを作ったのは被告本人です。

さらに、子供の教育についても友達を沢山作って欲しいと言いながら、ほとんど外に出さないような生活を強いているので、とても、この主張に信憑性があるとは思えないんですよね。
(外出の件については、明確な情報は女性被告の公判の時も出ていないと思いますが、過度の課題を出して、それをさせているわけで、とても、外で友達を遊ぶような時間は無かっただろうと思います、なので結果的に友達を作れるような環境は作っていないと思います)

このあたりを考えると、今の段階では、弁護側の主張するような理想の家族を作る事のプレッシャーで虐待やDVをしたと言う事は信じられないですね。

だいたい、そんなプレッシャーや願望があるなら、誰かに理想の家族を作るにはどうしたら良いのか?とか相談した事があるのだろうか?

とりあえず、弁護側がこの後、どんな主張を繰り広げるのか?に注目ですね。
(と言いつつ、判決はもう出ています)

参考リンク
東京都目黒区5歳女児虐待死事件その5(母親の判決まで)
東京都目黒区5歳女児虐待死事件その7(父親の第4回公判まで)

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2019/11/09

世田谷一家殺害事件再考その192(逃亡時刻の糸口)

あれこれ考えてみると、思わぬところで糸口を見つける事があります。
前回の写真を見ていて、犯人の逃亡時刻を推定する糸口かな?と思われる事に気付きました。
結論から言うと、「糸口」と言うより、「糸くず」でしたが・・・

本題に入る前に、皆さんの家の照明スイッチの事を思い出してください。
部屋の照明スイッチは何か所にありますか?
基本的に照明のスイッチは部屋に入る入口の近くに1か所あると思います。

これは、暗い部屋に入るのに照明を点灯する必要があるから、入口に無いと困ると言う事なので、玄関、浴室、台所もほぼ同じですね。

ただし、例外があるのが、階段や廊下です。
階段が分かりやすいけど、1階から2階に上がる時、1階で階段の照明を点灯して2階に上がります。だけど、2階に上がったら、階段照明が不要になるから消灯したいけど、1階に降りてスイッチを切るのでは意味が無いから、2階でも階段照明を消す事ができるように、別のスイッチがありますね。

つまり、1階、2階それぞれに別にスイッチがあってそれで、階段照明を点灯、消灯する事ができるようになっています。

それでは本題です。
この事件で犯人が逃亡したタイミングはおよそ2通りが考えられています。
翌日逃亡説と未明逃亡説です。

この二つの説を軽く説明すると、翌日逃亡説は翌日の朝10時頃にパソコンの通信記録があり、家族全員が死亡している中で、この通信は犯人が行った物だろうと言う事から、翌日逃亡説が当初有力な説でした。

それに対して、一部のネット(主にASKAの事件簿)でそれは現場に入った、隣家の家族による物ではないか?との指摘がでて、そのせいで検証したかは不明ですが、捜査本部が検証した結果、衝撃によるマウス落下によって通信する可能性があるとの見解が報道されました。(10時の通信は、自動巡回ソフトによる物との意見も当初からありました)

つまり、犯人は翌日10時まで現場にいたとは限らないと言う事になり、未明逃亡説が浮上してきたわけです。

それでは、逃亡時刻のヒントになりそうな糸口とはなんだろう?と言うと・・・
室内照明の点灯状態です。

侵入時は夜だから、室内照明は宮澤家の人達によって点灯していたと思います。(子供部屋とロフトは既に寝ていたと思われるので、消灯していたか、点灯していても暗い照明だったと思います)

それで、逃亡口と思われるのは2か所
風呂窓と玄関です。

未明逃亡の場合は周囲がまだ暗いので、どちらの逃亡口を使うにも、消灯する意味は無いでしょう?特に風呂窓は、公開された立体模型をみると、窓の下に浴槽があります。
水の張られた浴槽(いろいろと投げ込まれている)を超えて風呂窓から出ないといけないので、浴室照明を消して逃亡するのは無理だと思います。
(ただ、犯人がペンライトなどを持っていたとしたら、消灯しているかもしれないですね)

そして、玄関の外灯は写真の通り、点灯したままでした。

つまり、未明逃亡の場合、室内照明は消さないだろう?と推測しているわけです。

次に翌日逃亡の場合はどうか?
翌日逃亡の状況は、翌日10時頃に犯人がのんびり?ネットをしようとしていたら、急に隣の家からのインターフォンが断続的に数回なります。
慌てた犯人が大量の遺留品を残して、風呂窓から逃亡したと考えられています。

なので、慌てた犯人が室内照明を消灯している余裕は無いと私は考えています。

え?それって、未明逃亡も翌日逃亡も室内照明は消していないって事じゃない?
それ意味なくない?と思われるかもしれません。

そうなんです、室内照明が点灯していた場合、どちらか判断する事はできないと思います。そう、室内照明が消灯されていた場合にだけ、逃亡のタイミングが考えられる条件があると言う事ですね。

それは何か?
未明逃亡も翌日逃亡も室内照明を消す理由が無いです。
ただし、室内照明を消すタイミングが無いわけじゃないんですよね。

つまり、翌日逃亡の場合、時刻は10時で既に日が高く、曇り気味ですが、室内照明は不要になっています。

犯人が習慣として室内照明を消灯している場合は考えられると思います。
だとすれば、明るくなってから逃亡したと考えられるので、翌日逃亡説を肯定する材料になりえるのでは?と考えているわけですね。

他に消灯する理由としては、不自然さの解消でしょうか?
宮澤家が普段、昼間に室内照明を使わないのであれば、昼間に室内照明を点灯しているのが不自然と犯人が考えれば、朝、明るくなった時点で消灯しているかもしれません。

問題はこれを裏付ける情報があるのか?なんですよね。
とりあえず、情報は二つ見つけました。
1)玄関外灯が点灯している写真
2)「真犯人に告ぐ」の中に1行、「1階の照明は警察到着時には点灯していた」とあります。(玄関の外灯の事じゃないと思うのですが・・・)

念のために、入江杏さんの「この悲しみ意味を知る事ができるなら・・・」の方も確認したのですが、隣家の現場に入った時の描写に室内照明の状態は書かれていませんでした。

つまり、今のところ私が確認できる情報では、「室内照明は点灯していた」となり、結局、未明逃亡なのか?翌日逃亡なのか?判断できないと言う事でした。
これが、「糸口」じゃなく「糸くず」だった理由です。

ただし、現場検証している捜査本部は全ての部屋の室内照明の情報を持っているはずです。特に1階の書斎とならんで、犯人が長時間滞在したと考えられる、2階のリビングの照明の状態がどうだったのか?

もし、消灯されていたのであれば、翌日逃亡の可能性が高まるのかもしれませんね。
当日の現場写真では、2階のリビングの室内照明が点灯していたのか?は判断できませんね。

風呂窓の写真を見ると、浴室照明は消灯しているようにも見えるのですが、もともと浴室の照明は暖色系で少し暗い照明を使う場合が多いので、この写真では判断できないですね。

いずれにせよ、リビングの照明と浴室の照明の点灯状態が知りたいですね。

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2019/11/06

東京都目黒区5歳女児虐待死事件その5(母親の判決まで)

***論告求刑公判(9月9日)***
1)検察側は懲役11年を求刑した。
論告で男性被告(34)の暴力を容認したほか、食事を与えず、関係機関の支援も排除して外部が助けられない環境をつくったと指摘。男性被告に支配されていたとまでは言えず「被害者の命と男性被告との関係をてんびんにかけ、男性被告を選択しただけ」と非難したとのこと。

別の報道では
検察側は「命を守るという親として最低限度の責任を果たさなかった」と強く非難したとのこと。

女児は目黒区に転居した2018年1月23日以降、父親の男性被告(34)=同罪などで起訴=から過度な食事制限や暴力を受けたと指摘。体には170カ所以上の傷やあざがあり、死亡までの39日間で体重は約4キロ減ったとしたとのこと。

女児がノートに「パパママ もうおねがいゆるして」など書き残した文章を引用し、「女児は逃げることも助けを求めることもできなかった。両親に未来を奪われた無念は計り知れない」と述べたとのこと。

2)弁護側は懲役5年が相当と訴えた。
弁護側は「女性被告への(男性被告の)虐待にも目を向けてほしい」と強調。女児は女性被告が大好きだったとした上で、女性被告の女児の死亡への関与は少なく、過大に非難されるべきではないと訴えたとのこと。

3)被告は最終意見陳述で「女児を愛していたのに心も体もぼろぼろにして死なせてしまったことへの罰はしっかりと受けたい」と述べたとのこと。

***判決公判(9月17日)***
東京地裁は、母親に懲役8年の実刑判決を言い渡した。

「大好きだった実母である被告人からも苛烈な食事制限を受け、医療措置を受けさせてもらえないまま死亡するに至っており、被害児童の感じたであろう苦しみ、悲しみ、絶望感は察するに余りある」と指摘したとのこと。

認定項目と思われる部分(日本語が難しいです)
1)女性被告が女児に対して苛烈な食事制限などを行い、必要な保護を与えなかった点について、判決では「看過できない男性被告からの心理的影響があったと認められる」

なので、量刑上適切に考慮すべき

2)女性被告の女児に対しての便宜を図るなどの消極的な抵抗について

女性被告は男性被告の言動で受け入れられないことがあった場合に、自らの意思に基づいて行動することができていたといえる。従って、男性被告からの心理的DVにより逆らいにくい面はあったにせよ、最終的には、自らの意思に基づき指示を受け入れた上で、これに従っていたと評価するのが相当である」

3)弁護人が主張するように、被告人が男性被告により心理的に強固に支配されていたとまでは言えない」

4)男性被告からの報復を恐れて女児が死亡するまで治療させなかった事については

(報復が)被害児童の重篤な状態を知ってもなお医療措置を受けさせようという動機を形成することが困難であったといえるほどに切迫したものであったとは認められない」

5)全体として
「男性被告の意向に正面から反しない範囲ではあるが、被害児童の苦痛を和らげようとする努力は行っており、不保護の場合でも、添い寝をしながら看病をしており、全く放置したわけではないことからすれば、検察官が主張するような極めて強い非難が妥当する事案とまではいえない」とのこと。

「そして、このような犯情に加え、被告人は、わが子を死に至らしめたことを深く悔やみ反省していること、男性被告とは離婚し、被害児童の弟の親権者となっており、今後その子を扶養すべき責任を負っている」と話したとのこと。

6)最後に裁判官の説諭
「女児は戻ってきません。裁判が終わってもしっかりと考えて、人生をやりなおしてください」と話したとのこと。

こんなところですね。
DVを受けた母親が虐待に加担しながら、死亡させてしまった事に対して、どのような判断がされるのか?
と言うのが注目された裁判だと思います。

この手の事件はこの事件が初めてでは無いし、どちらかと言えば、ありがちな話なんですよね。
それは、事件となってしまったケースに多いと言う事で、事件と成らなかった事件では、母親が子供を救出したと言う事でもあるんでしょうね。

なので、DVの影響で虐待に加担してしまう母親は一定の割合でいると言う事なんだろうと思います。

で、問題はこれらの母親に対して「何ができるのか?」なんですよね。
この事件でも、児相が介入してますから、全く虐待が露見していなかったわけでは無いんですよ。

だけど、母親が男性被告に協力する事で隠蔽工作が成功しているように見えます。
もし、この時に児相に本当の事を話していれば、そこで事件は終わったはずなんですよね。

結局、母親は児相が助けてくれないと判断して、この状況に適応しようとしたんでしょうね。
男性被告のDVを男性被告に従う事で回避して、女児に対しては男性被告に分からないように助けると言う、板挟み状態を選択したんでしょう。
その判断がこの事件の悲劇を生んでしまったのだと思います。

そこを考えると、子供だけでなく、母親に対してもケアをする事が必要で、母子を同時に保護するような仕組みが必要なんだろうと思います。

もう少し時間を遡ると、結婚の段階で何かできないのか?と言う事のあるのですが・・・
ちょっと、そこは難しいかもしれないですね。
結婚する前にこの事件を予測できたのか?と言うと、無理だったろうと思います。

目に見えて性格に問題があるとか、社会性に問題があると言う情報も無かったようですし。
生活苦から脱出を夢見る若いシングルマザーには、バラ色の結婚生活が来ると信じていたんじゃないのかな。

私は男性被告はこの結婚を「望んでいなかった」と考えています。
妊娠した事の責任を取ると言う事に固執してしまったのかもしれません。
(人に無責任男と噂されるのを嫌った、ただの見栄っ張りなのかもしれません)

もし、そうであれば、結婚生活が遠からず破綻する事は予想できたかもしれません。

しかし、それを見抜く事が出来た人物が女性被告の周囲にいたのか?と言うのが問題ですね。
結果、居なかったのか?居ても、最終的に女性被告に結婚を思いとどまらせる事はできなかったと言う事なんでしょうね。

結局のところ、「結婚は慎重によく考えて決断して欲しい」と言う事以外に無いのかもしれませんね。
でも、男にしろ女にしろ、結婚を夢見て舞い上がっている人間に「あの人は良くないよ、結婚は考え直した方が良い」なんて言葉を言ったところで、果たして耳に入るのか?と言うのもありますよね。

とはいえ、そんな事を言っていると結婚なんてできないかもしれません。
結婚した3組に1組は離婚していると言う現実がそれを物語っているのかもしれませんね。

それでも敢えて言います。
「結婚は慎重によく考えて決断して欲しい」特に若い女性はね。

参考リンク
東京都目黒区5歳女児虐待死事件その4(母親の第4回公判まで)
東京都目黒区5歳女児虐待死事件その6(父親の初公判)

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2019/11/04

世田谷一家殺害事件再考その191(写真に写るもの)

例の網戸の写真もそうですが、見慣れた写真の中にも意外な物が写っている事があります。そこで、古い資料の中の写真を見て気付いた事、思い出した事を書いておきます。
 
まずは警視庁作成のPDFの第1版に使われている3枚の写真
次に第2版以降で使われている2枚の写真を見てほしい。
(写真をクリックすると別タブで大きく表示されます、すいません、右クリックで別タブで開くが確実かもしれません。)
 
この二つの写真(第1版と第2班の写真)の違いが分かるかな?
Photo_20191104202002 Photo_20191104202101
第1版1枚目 第1版2枚目 第1版3枚目
Photo_20191104202104 
第2版1枚目 第2版2枚目 現場検証中の写真
答えは、ちょっと難しいかもしれないが、「天気」です。
第2版の航空写真は日が差しているので、天気は晴れでしょう?
一方の第1版の写真は「曇り」です。空も青くないし、影も鮮明じゃない。
 
私は第2版の航空写真を何度も見直しているせいか、事件当日は「晴れ」なんだと勝手に考えていました。
 
で、この写真の疑問から、事件当日(2000年12月30日)のお天気を調べてみると、
府中は9時、10時、12時に日照時間は0.2h
練馬は11時に0.1h
東京は10時、11時、12時にそれぞれ0.3、0.4、0.1h
 
第1版の写真が通報直後の写真であるとする根拠は
*例の網戸が写っている事。
*玄関の外灯が点灯している事
(一家全員が死亡して、事件後は誰も住んでいないのだから、外灯を点灯する人間は居ないでしょ?)
 
だから何って事ですが、第2版の写真は事件当日の物では無い可能性があると言う事、逆に事件当日だとすると、多分、1日の日照時間が36分程度しか無いところで、偶然に日の差した瞬間を撮影した奇跡の1枚と言う事なんですね。
 
で、この第1版の写真を見ていて思い出したのが、この玄関の外灯の件、事件簿の初期の頃に外灯が点灯していたのか?と言う話題が一時盛り上がり、警視庁のHPの写真から点灯しているとの結論になりましたが、実は、PDFの写真にもそれが写っていたんですね。
 
そして、この第1版の2番目の写真が分かりやすいのですが、玄関前に自転車が写っています。この自転車についても、以前にコメントをいただいていました。
当時は駆け付けた交番の警官の自転車かな?と思っていたのですが・・・
 
現場の証拠写真として撮影された写真だとしたら、事件に関係の無い自転車は写さないと思うんですよね。自転車が写らないように移動してから撮影すると思います。
 
現場検証中にも移動はされていないようです。

ただ、自転車の話題はこれ以外には出てないんですよね。
なので、警察のうっかりミスと言う可能性もあるかもしれません。
 
警視庁のこの事件のページは昨年12月16日で更新が止まっています。
昨年は年内に何度か新しい情報が出ていましたが、今年はこれまでまったくゼロです。
年末情報に期待したいですね。

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