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2019/11/25

大阪小6女児不明誘拐事件その1(事件発覚と容疑者逮捕)

事件の第一報
大阪市住吉区の市立小6年の女児(12)が11月17日(日)朝から行方不明になる事件が起きている。20日大阪府警は顔写真を公開し、延べ約160人態勢で捜索しているが、有力な手がかりは見つかっていないとのこと。
 
女児は母親(38)と姉(18)、兄(14)との4人暮らし。身長150センチのやせ形で、黒髪のショートカット。黒色の運動靴を履いていたとのこと。
 
府警などによると、女児は17日午前7時ごろに自宅で朝食を取ったが、母親が就寝して午前11時ごろに起きた際には姿が見えなくなっていたとのこと。スマートフォンの電源が入っておらず、無料通信アプリ「LINE」でメッセージを送っても反応がなかったとのこと。
 
夜になっても帰宅しなかったため、母親が同日午後10時ごろに住吉署に届け出た。自転車は自宅に置いたままで、徒歩で外出したとみられるとのこと。所持金は1000円前後とみられ、普段はスマホのカバーに挟んでいたとのこと。
 
府警は周辺の防犯カメラを調べたが、女児の姿は映っていなかったとのこと。
有力な目撃証言もなく、インターネットで友人らとやりとりした形跡も見つかっていないとのこと。
 
事件発覚と逮捕
11月23日(土)13時半ごろ、女児は栃木県小山市の犬塚交番を訪れ、「男に監禁されていた」という趣旨の話をし、ほかにも監禁されている人がいると説明したとのこと。栃木県警は同日、男の身柄を確保した。
 
女児を監禁していたとみられる男が、ともに監禁していたとみられるもう1人を連れ、潜伏先を出たところを栃木県警が確保した。
 
捜査関係者によると、女児は、男とともに大阪から栃木まで電車で移動したとの趣旨の説明をしているととのこと。
 
県警が女児の顔写真を撮影し、大阪府警を通じて母親に見せて本人と確認したとのこと。
 
女児は会員制交流サイト(SNS)で男と知り合い、大阪から電車で向かったとする趣旨の話もしているとのこと。
 
17日午前10時半ごろに、女児の友人が無料通信アプリ「LINE(ライン)」で送ったメッセージは既読となったが、それ以降、スマートフォンの電源は切れた状態が続いていた。
 
捜査関係者によると、一緒にいた少女は15歳前後で同県内に住んでいるとみられ、県警などが身元の確認を行うとともに、男とともにいた経緯を調べているとのこと。
 
警察によりますと、保護された際に女の子は靴を履いておらず、「30歳くらいの男の家から逃げてきた」と話したとのこと。
 
警察は男の家を突き止め、午後4時20分ごろ、
男が少女とともに出てきたため、身柄を確保し少女を保護した。男は特に抵抗することもなく、任意同行に応じたとのこと。
 
大阪府警は23日、女児を誘拐したとして未成年者誘拐容疑で、小山市の職業不詳、男性容疑者(35)を緊急逮捕した。「誘拐しようとしたのではない」と容疑を否認しているとのこと。
 
府警によると、容疑者は11月10日、SNSで女児に「半年ぐらい前に来た女の子がいる。しゃべり相手になってほしい。うちに来ない」などと送信。同月17日、住吉区内の公園に誘い出し、女児を自宅まで連れ去ったとみられるとのこと。
 
17日午前10時35分ごろ、女児の自宅近くの公園に誘い出し、小山市内の自宅まで連れ去って23日まで宿泊させたとしている。「誘拐しようと思ったわけではない」と容疑を否認しているとのこと。
 
女児の説明では、大阪から電車で栃木へ移動。容疑者の自宅でスマホを取り上げられ、少女を含む3人で過ごした。その後、怖くなり、23日午前10時ごろ、容疑者と少女が寝ている隙に逃げ出したとのこと。
 
中学時代の同級生によると
容疑者は中学時代、剣道部(全国大会で優勝の経験もある)に所属。3人きょうだいの長男で、「社交的ではないがとにかくすごくまじめな印象」。一方、高校受験に失敗して志望校への入学はかなわなかったとのこと。
 
近隣住民らによると、容疑者の父親は10年以上前に他界し、母親が自宅近くの別の平屋で祖母の介護をしていた。下のきょうだいはすでに家を離れており、事件当時は1人で暮らしていたとみられる。ラーメン店などのアルバイトを転々としていたとする話もあるとのこと。
 
容疑者の自宅には、大阪の女子児童とは別の15歳の少女もいて、女子児童ともしばらく生活していたということです。この15歳の少女は、今年6月から行方不明になっていた茨城県の中学生とのこと。
 
容疑者は中学時代、普段から口数が少なく、色白で体の線が細かったこともあって、一時期に付けられたあだ名は「幽霊」だったとのこと。
 
最近ではラーメン屋のほか、自動車教習所の事務などのアルバイトを転々としていたという情報があるとのこと。
 
容疑者は24日午前、大阪への移送のため大阪府警の捜査員とともに栃木県警小山署を車で出発。その後、JR小山駅から東北新幹線に乗車した。
 
これまでの府警の調べで、女児は容疑者と一緒に移動した先が栃木県とは知らされていなかったことが判明。容疑者宅に着くとスマートフォンや靴を取り上げられたとのこと。
 
24日午後2時半頃、職業不詳、男性容疑者(35)=未成年者誘拐容疑で逮捕=の同市の自宅の家宅捜索を始めた。
 
2階建て民家の1階リビングから女児のスマホが見つかった。電源が切られており、通話や通信に必要な「SIMカード」も抜かれていたという。また、リビングからは女児のものと特徴が一致する財布も見つかったとのこと。
 
茨城県警によると、女子中学生の行方不明届は今年6月に出され、捜査員が本人の部屋を調べた結果、複数の電話番号などのメモが見つかった。その中に容疑者の携帯電話番号も含まれていた。
 
このため、同県警は7月に容疑者から任意で事情を聴くとともに、本人の立ち会いのもとで小山市の自宅を調べたが、女子中学生を見つけることはできなかったとのこと。
 
女子中学生に外傷などはなく24日、茨城県内の両親のもとへ戻った。女子中学生は「無理やり監禁されたというより、自分の意思で身を隠していた」という趣旨の話をしており、同県警は今後、さらに本人から詳しく事情を聴くなどして慎重に捜査を進める方針とのこと。
 
捜査員4人が7月、容疑者の立ち会いのもと任意で自宅内を捜索したが、少女は見つからなかったとのこと。少女について尋ねたところ、容疑者は「知らない。心当たりはない」と答えたとのこと。
 
少女は23日に保護された後、容疑者の家にいた時は「外部の人に見つからないように外出を控えていた」と話しているが、当時すでに容疑者と接触していたかや、家の中にいたかどうかは不明とのこと。
 
府警によると、容疑者は「テレビで公開捜査されていることを知っていた」と説明。女児には「スマホを使うな」と指示し、スマホを取り上げていたとのこと。
 
女児も自身の公開捜査を知っていたといい、23日に容疑者宅から逃げだし、助けを求めた交番では氏名を名乗り「大阪で公開捜査されていると思う」などと話したとのこと。
 
女児は容疑者宅の1階和室で茨城県の女子中学生(15)と寝ていたとみられるが、食事は1日1回程度で、鉄砲の弾のようなもので脅された疑いもあり、府警は25日午後、未成年者誘拐容疑に監禁容疑も加えて容疑者を送検したとのこと。
 
時系列
06月   茨城県の15歳の女子中学生が不明になる
07月   容疑者宅を茨城県警が任意で捜索。しかし女子中学生は発見できず。
11月10日 容疑者がSNSで女児にメッセージを送る
11月17日
07:00頃 女児が自宅で母親と朝食を取る
その後、母親が仮眠
10:00頃 友人のLINEのメッセージが既読、返信、その後スマホの電源は切れた状態となる。
10:35頃 自宅近くの公園に女児を誘い出す
11:00頃 母親が起きた時には女児は居なかった
22:00頃 母親が住吉署に届け出た
11月19日 女児の顔写真を公開して情報提供を呼び掛ける
11月23日
10:00頃 女児が脱出し交番を目指して移動
13:30頃 女児が交番に駆け込む
16:20頃 警察が容疑者を任意同行、その後、未成年者誘拐の疑いで逮捕
11月24日 容疑者を大阪に移送
午前   女児が大阪で母親と再会
時刻不明 女子中学生も自宅に戻る
 
こんな事件ですね。
凶悪事件を主に取り上げている事件簿としては、少し守備範囲から外れるのですが、この容疑者が何を考えていたのかが気になったので取り上げます。
 
興味深いのは先に容疑者と生活をしていた、茨城の女子中学生なんですよね。
ここまでの報道では、無理やり監禁されていたのか?が微妙なところです。
ただ、人質が犯人に共感してしまうストックホルム症候群と言う可能性もあるので、今のところなんとも言えないところです。
 
で、大阪の女児を誘い出した言葉が「半年ぐらい前に来た女の子がいる。しゃべり相手になってほしい。うちに来ない」なんですよね。
容疑者が35歳で中学生が15歳なので20歳の年齢差ですから、会話が弾むような状態にはならないと思います。
その意味では、この中学生の話し相手になって欲しいと言うのは、嘘ではないかもしれませんね。
 
真偽の判断が難しいのですが、嘘をつくならもっともらしい嘘をつくだろうと思います。
相手が小学6年生なので、この程度の話でも騙せると言う判断はアリだと思います。
実際に、この文章の前後の説明がどうだったのか?と言うのも不明ですからね。
 
例えば、結婚相手の連れ子と言う話もあるし、何等かの事情で親戚の子供を引き取ったと言うような説明もアリですよね。
これに、女子中学生が笑顔の写真でも添えれば、小学生なら信じてしまうかもしれません。
 
ただ、仮にこの「話し相手になって欲しい」と言う言葉が本当だったとしても、結局、靴とスマホを取り上げている点では監禁しようとしているし、外部に連絡を取られるのも、容疑者にとって都合が悪いと言う事なんでしょうね。
 
容疑者がどの程度の一般常識を持っているのか分かりませんが、これが誘拐に成らないと言うのは強弁か、あるいは、自分自身に対する「言い訳」だったんじゃないかな?
 
「これは誘拐じゃないから、泊めていても良いのだ」と言う自分自身を正当化する為の言い訳ですね。
 
そう考えると、女児を拘束したり、部屋に鍵を掛けて監禁していない事が説明できると思います。
 
けれど、一方で先に同居していた女子中学生が逃亡しなかったので、小学生も逃亡しないと勝手に思い込んでいる可能性もありますね。
 
中学生に怪我も無かったようですし、自分の意志で同居を続けていたとするなら、この容疑者が何をしたかったのか?と言うのは素朴な疑問ですね。
 
悩みを持つ中学生に対して、話し相手になって救済しようと考えたのかもしれませんが、実際には20歳の年の差があって、話題がかみ合わないとかね。その内に情が湧いて、本当に救済しようと、ホントの話し相手を探して、連れてきてしまった。小学生を誘拐すると言うよりは、中学生のお供に置いておきたかったと言う事を本気で考えていたのかな?
 
動機が知りたいですね。
もしかすると、かなり特殊な事件なのかな?と思ったりします。
とは言え、この事件はこれ以上、情報は出てこないかもしれませんね。
 
この事件の本質は中学生が容疑者と同居するようになった経緯にあるのかもしれませんね。
 
続報を待ちましょう。

参考リンク
大阪小6女児不明誘拐事件その2(続報)

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コメント

少なくとも中学生の方は家族関係に不満があって
それを伝える書置きを残しての家出だったようですね
(少女も納得済みで容疑者の家に滞在していた模様)

最近この手の話多いような気がします。
思春期何て誰でも親や学校に対する不満があり
それらの束縛から抜け出したいと思う
昔はそうなると不良グループに入って
ドロップアウトするくらいしか方法がなかったんだけど
今はそういった悩みをSNSなどに書き込めば
すぐに甘言で誘いに来る容疑者みたいな男がいる
そして会ったこともない遠隔地の男のもとへ
「それでも今よりはマシ」と逃げてしまう

その結果、性犯罪や殺人事件に巻き込まれる
ケースも後を絶たないわけだけど
容易にそういう手段を用いて
逃げる手段が用意されている
またはそこにつけ込む大人の多さが
問題なんだろうな~と。

自殺願望がある人をネットで釣って
自らの快楽殺人の餌にしていた事件と
根っこは同じですね
そういう逃げ出したい人を
もっと公的機関がサポートできるシステム
(民間の有料サービスでもいい)が
できればいいんだけどなあ…

投稿: | 2019/11/26 03:34

犯人の家から持ち主不明のSIMが2つ見つかったそうですな。今回のJCJS以外のものだとかか。by MBSニュース
最悪は過去に別の2人が拉致されて殺されるケースです。以前から正社員になることを躊躇しており、監禁していたから家を空けられなかったのだろう。思ったより以上に凶悪な事件の可能性もありますね。

投稿: AKICHI | 2019/11/26 07:04

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