栃木県塩谷町ひきこもり殺人事件
12月18日(水)午後、栃木県塩谷町で45歳の母親と17歳の息子がナイフで刺される事件が起きている。
警察は、20歳の息子を逮捕した。
警察によると18日午後2時50分頃、塩谷町の男性から「近所に住む人が刺されて助けを求めてきた」と110番通報があったとのこと。
警察官が駆けつけたところ、近所に助けを求めた17歳の高校生の息子と母親がナイフで刺されているのを発見。
母親は、自宅の庭先に倒れていて、搬送先の病院で死亡が確認され、高校生の息子はケガをしているものの命に別条はないとのこと。
息子が「兄に刺された」と説明したため、警察は近くにいた無職の男性容疑者を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。容疑者は母親と弟を刺したことを認めていて「殺そうと思った」という趣旨の話をしているとのこと。
別の報道では
容疑者が、母親と弟の3人で暮らす自宅で、2人にナイフで襲いかかり、けがを負わせたとしている。母親は頭部などを、弟は背中などを複数回刺されているとのこと。
弟は近所の家に逃げ込んで助けを求め、この家の男性が110番通報。駆け付けた警察官が自宅近くで倒れている母親を発見した。容疑者は3軒隣の家の玄関内にいたところを発見され、血のついたナイフが自宅に残されていたことから現行犯逮捕されたとのこと。
ケガをした二男が警察に対し「2人だけの時にいきなり刺された」と説明しているとのこと。
事件直前、家族3人で容疑者の将来などについて話し合っていたことが新たに分かった。容疑者は家族会議の後、自宅にあった小型ナイフで2人を襲ったとみられているとのこと。
その後の調べで、容疑者は、「直前に母親に言われたことが気に入らなかった」という趣旨の話をしているとのこと。
県警は19日、亡くなった容疑者の母(45)の死因が右胸付近を切られたことによる失血死と発表した。凶器は自宅内にあった料理用のナイフとみられるとのこと。
弟の証言などから容疑者が1年以上、家に引きこもっていたとのこと。
宇都宮地検は26日、鑑定留置を宇都宮簡裁に請求し、認められたと発表した。請求は25日付で、期間は約3カ月間。期間中には精神鑑定が行われ、刑事責任能力を問えるかが判断されるとのこと。
容疑者は殺人と殺人未遂容疑で送検された。
捜査関係者などによると、容疑者は、数年前から自宅に引きこもるようになり、その頃通っていた高校も中退したという。この時期、両親が離婚。容疑者は母と弟との3人暮らしとなったとのこと。
容疑者は自室でパソコンに没頭。ゲームをするなどして一日を過ごし、自室から出ることはほとんどなかったとのこと。
母親は息子に自立を促し、引きこもり問題を専門にする関係機関にも相談をしていたとみられるとのこと。
捜査関係者によると容疑者の県警への供述は一定しておらず、「殺した理由もはっきりと説明できないようだ」とのこと。
こんなところですね。
数年前から引きこもりと言っても、現在が20歳、高校時代からの引きこもりだとして、長くても4、5年と言うところでしょうね。
警察発表が無いので、これまでに家族に対する家庭内暴力などは無かったようです。
なので、家族関係はそれほど険悪な物では無いと思いますが・・・
でも、家族の側からすれば、かなり心配な存在だったのは間違いないでしょうね。
よほど経済的に余裕のある家庭なら別だけど、離婚して二人の子供を引き取り、下の子はまだ高校生ですからね。
次男が高卒で就職してくれれば、あと1年ちょっとでなんとかなると言うところでしょうが・・・
45歳の母親の職業が分からないけれども、田舎のパートやアルバイトなら、生活は苦しかったと思いますね。
経済的に厳しい状況では、自立するまで見守るなんて事は無理な話だと思います。
「仕事をして自立しろ」と言う話になるのは、当然のなりゆきだと思いますね。
毎日、生活していかなければならない、人間としたら、「ではどうすれば良いのか?」って話ですよね。
一方で、精神鑑定の報道がでています。
動機がはっきりと説明できないと言う事のようです。
感情爆発して、咄嗟に刺したと言う事なんでしょうが・・・
メンタルの問題があるのかな?
そもそも、ひきこもりになった理由が分かりません。
これまでの報道では、両親の離婚した時期にひきこもりになったようですが、両親が離婚したから引きこもりになったと言う話は聞いた事がありません。
なので、学校に行きたくない理由が別にあったのかもしれませんね。
続報を待ちましょう。
亡くなった母親のご冥福をお祈りします。
参考リンク
栃木県塩谷町ひきこもり殺人事件その2(一審判決)
参考リンク
栃木県塩谷町ひきこもり殺人事件その2(一審判決)
| 固定リンク
コメント