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2020/02/20

千葉県富津市保険金殺人事件

千葉県富津(ふっつ)市で2019年1月、男性(当時23)を海に転落させて殺害した疑いが強まったとして、千葉県警は8月28日、男性の勤務先の社長ら男3人を殺人容疑で逮捕し、発表する事件が起きている。

男性が死亡する約3カ月前に、保険金の受取人が母親から社長に変更されており、県警は水難事故を装った保険金殺人の可能性があるとみて調べている。

逮捕されたのは、亡くなった男性の養父で同県八街(やちまた)市、内装会社社長のSH(48)▽同県四街道市、彫り師のS(31)▽住所不定、内装工のK(50)の3容疑者。

捜査関係者などによると、富津市金谷の浜金谷港で1月27日、男性=千葉市若葉区=が、岸壁から約40メートル離れた海底に沈んでいるのが見つかった。

男性はこの日明け方から3人と付近で釣りをしていたが、午前6時ごろ、「男性が行方不明になった」と110番通報があったという。海上保安庁などが捜索して約8時間後に発見。心肺停止状態で現場で死亡が確認された。死因は溺死で、海に転落した原因は不明だったとのこと。

SH容疑者は昨年8月、男性と養子縁組をし、男性には総額5000万円の生命保険が掛けられていた。県警が関係者から任意で事情を聴いたところ、一部が殺害を認める供述をしたとのこと。

SH容疑者らはそれぞれ携帯電話を複数台持っていましたが、事件後に証拠隠滅を図るため、お互いの通話履歴などのデータを消去していたことが新たに分かりました。また、男性を海に転落させた後、S容疑者が「会社の同僚が釣りをしていたらいなくなった」と嘘の通報をしていたことも分かりました。警察はSH容疑者らが周到に計画していたとみて調べているとのこと。

SH容疑者が事件の半年ほど前に男性に追加で2件の生命保険をかけていたとのこと。

SH容疑者と男性は去年、養子縁組をしていて、男性が既に契約していた生命保険の受取人名義もSH容疑者に変更されていたとのこと。

男性を知る人は、「(男性が)釣りに行った(と聞いた)。その時に、この人たち、釣りなんてするの? と思った。釣りって、今まで聞いたことなかった」と話したとのこと。

逮捕された3人のうちの複数が、「計画して殺害した」という趣旨の供述をしているとのこと。

SH容疑者らは事件の直前、新年会と称して男性を呼び、焼き肉店で食事をしたあと、キャバクラで大量の酒を飲ませていたことが新たにわかりました。男性の死因は溺死で、遺体からはアルコールが検出されたとのこと。

「(当時は釣りを)そんなやれるような状態じゃなかった。北風が強かった」(事件当時の目撃者)

SH容疑者は事件前、男性に釣りを教えていたということで、警察は周到に準備して犯行に及んだ可能性もあるとみて調べています。

男の1人が当時の状況について「本当は自分がやることになっていたが、できなかった」という趣旨の供述をしているとのこと。

県警の任意の調べに、K容疑者は自身が男性を海に突き落とす役割だったと説明。だが「ためらいがあった」などとし、代わりにS容疑者が転落させたと話しているという。こうした計画はSH容疑者の指示に基づくものだったとも話しているとのこと。

S容疑者は転落させる行為について「やっていない」と否定するなど供述が食い違う部分があり、県警は信憑性について慎重に捜査している。

11月には、男性が加入していた保険金の受取人が、男性の母親からSH容疑者に変更されていた。

男性を知る近所の人は、「(SH容疑者は)『お母さんが、男性のことを全然かわいがらないから養子にした』、そんな物言いだった」と話したとのこと。

ところが、SH容疑者は2018年春ごろ、従業員のS容疑者に「男性と養子縁組を交わして、保険金をかけて、男性を殺してしまおう」と持ちかけていたとのこと。

養子縁組後の2018年10月に交わした、無料通信アプリ「LINE」のやり取りでは...。

S容疑者「男性を殺す夢を見た」
SH容疑者「あと2カ月だからね」

SH容疑者は、S容疑者に加え、2018年8月ごろから会社で働くようになったK容疑者にも、「男性をやることはSと話がついている。男性を海に連れて行って、釣りをやって海に落とす」と話したとのこと。

当初は、2018年末の犯行を計画していたというが、男性が当時働いていた栃木の現場から戻れなかったため、断念。

そのため、2019年1月26日に新年会として集まり、男性と飲酒。

その後、海での犯行に及んだとのこと。

男性はS容疑者とK容疑者と一緒に岸壁からルアー釣りをしていて、S容疑者がいきなり海に突き落としたとみられることが分かりました。男性は岸壁から40メートルほど離れた海底で見つかりましたが、当時は海が荒れていて、流されたものとみられているとのこと。

S容疑者は任意の聴取に対し、「突き落としていない」と話しているということです。犯行当時、宍倉容疑者は車の中に待機していたとみられていて、警察は、宍倉容疑者の指示のもと周到に計画して犯行に及んだとみて捜査しています。

捜査本部は9月29日、殺人容疑で3人を千葉地検に送検した。

3人は新年会後に、男性を釣り名目で埠頭に連れて行き、海に突き落として溺死させたとみられていて、犯行後に、事故として110番通報していた。

その後の取材で、3人は男性を海に突き落としたあと、捜すふりをして、それぞれが男性の携帯に電話をしていたとのこと。

またその際、SH容疑者らは警察に対し、「男性と釣りをしていたが、中断しようとして携帯に電話したがつながらず、姿が見えなくなった」と話したとのこと。

捜査関係者によりますと、男らはSH容疑者の事務所からK容疑者が車を運転して現場まで行ったと話しているということです。この車はSH容疑者のもので、2月に押収されています。さらに、K容疑者は「自分が突き落とす役割だったが、ためらった」「S容疑者が転落させた」と説明していることが分かりました。S容疑者は「やっていない」と否定しているとのこと。

SH容疑者が調べに対し、「男性が派遣先でトラブルを起こし仕事が減った」という趣旨の話をしていることもわかりました。警察は、殺害の動機などを追及しているとのこと。

計画が実行に移されたのは、1月27日の早朝。

前日の午後10時ごろから、千葉市内の焼き肉店で新年会が開かれ、内装会社社長のSH容疑者と従業員のS容疑者、K容疑者、男性らが参加した。

その最中に、S容疑者は知人への電話で「男性を海に落として殺す」などと話したとのこと。

男性は当時、栃木県内の現場で働いていたが、SH容疑者は自ら現場監督に連絡し、男性を千葉に帰すよう求めたとのこと。

そして、焼き肉店で会合のあと、男性とSH容疑者らはキャバクラに行き、そのあと富津市方面に向かった。

現場に向かう車を運転したのは、酒を飲まなかったK容疑者だった。

千葉市内から富津市の港までは、直線距離でおよそ60km。

4人は、午前5時すぎに犯行場所となる金谷港に到着。

SH容疑者は1人車に残り、2人の容疑者と男性が釣りに向かった。

実行役についてSH容疑者は2018年12月、K容疑者に「男性を落とすのはお前がやれ」と指示。

しかし、実際に男性を突き落としたのがK容疑者だったのか、S容疑者だったのかは確認できていないとのこと。

犯行後、2人が車に戻ると、SH容疑者は釣りをしているところを電話で呼び戻したことにしようと提案。

実際の着信履歴を残すため、SH容疑者ら3人は男性の携帯に電話したとのこと。

内装会社社長、SH容疑者(48)=八街市砂=が男性と養子縁組をする際、別の2容疑者が養子縁組届に証人として署名していたとみられるとのこと。

3人は逮捕直後、殺害について大筋で認め、男性の養父で勤務先の社長でもあるSH容疑者(48)=同県八街(やちまた)市=は、男性の仕事ぶりに「不満があった」と供述したという。S(31)、K(50)の両容疑者も含め、逮捕された3人にはそれぞれ借金があった。K容疑者はSH容疑者に借金があり、殺害計画を「断りきれなかった」などとも話しているとのこと。

男性は平成27年9月、母親の知り合いだったSH容疑者が経営する千葉市内の内装会社に就職した。男性が4千万円超の生命保険に加入したのは、入社翌月。SH容疑者が勧めたという。ただ、このときの受取人は母親だった。

入社当初、SH容疑者は男性を「後継者候補」としてかわいがっていたという。また、会社の近所に住む50代の女性は「拓ちゃんも靖雄容疑者を慕っていた」と話し、2人の関係は良好だったとのこと。

しかし、関係者によると、男性は仕事でミスすることもあり、SH容疑者の元に取引先からクレームが来ることもあったという。SH容疑者は県警の調べに、「男性の働きぶりに不満があった」とも供述しており、2人の関係は徐々に悪化していったとみられるとのこと。

捜査関係者によると、SH容疑者が男性を殺害して保険金をだまし取ろうと計画し始めたのは30年春ごろ。SH容疑者には会社名義も含めて約1千万円の借金があり、数百万円の借金を抱えていたS、K両容疑者を引き込んだとみられるとのこと。

SH容疑者は30年8月に「会社を継がせたい」と持ちかけ、男性を養子に。同月と10月にSH容疑者を受取人とする数十万~百万円の生命保険を掛けさせ、翌11月には1件目の生命保険の受取人を母親からSH容疑者に変更させた。関係者によると、母親は受取人変更を知らなかったとのこと。

現場は足場が良く、足を滑らせて海に転落したとは考えにくいことなどから県警が捜査。男性に多額の保険金が掛けられていることが判明し、事件が発覚したとのこと。

千葉地検は9月18日、裁判員裁判対象となる殺人の罪で、男性の養父で八街市砂、内装会社社長、SH容疑者(48)ら男3人を起訴した。

ほかに起訴したのは、同社の従業員だった四街道市和良比、彫師、S容疑者(31)と住所不定、内装工、K容疑者(50)。

起訴状などによると、3人は共謀し1月27日午前5時25分~6時5分ごろ、富津市金谷の浜金谷港の岸壁から男性を海に落とし、溺れさせて殺害したとされる。地検は認否を明らかにしていないとのこと。

こんな事件ですね。
保険金殺人は従来からもありましたし、これからも防ぐ事は難しいと思います。
ただ、これまでの事件から保険会社も色々と工夫しているようです。
本人が自分に掛けられている生命保険を知らないと言う事は無いはずなので、自分に多額の保険金が掛けられたら、受取人は誰かを確認した方が良いでしょうね。

今回殺害された男性は23歳で独身と思われるので、保険会社は死亡時保険金としては2千万から3千万ぐらいを勧めたのではないかな?
保険金が高ければ、掛け金も高くなるし、男性の収入などを考えてもこのあたりが妥当のような気がします。
4千万というのは相場より高いですが、母親の老後などを考えた事なのかな?
養子縁組後に更に追加で契約しているので、ちょっと不審に思っても良いと思いますね。

とは言え、まさか知り合いどころか、養父が自分を殺害しようと計画しているなんて考えたくもないと言うのはあるかもしれませんね。

でも、養父母が養子に保険金を掛けて殺害すると言うのも、以前からあるんですよね。

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