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2020/03/24

茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その16(妄想)

今、出ている情報を矛盾なく説明する方法を思いついたので、妄想チックに書いてみたい。
 
まず、犯人の目的は二つ
A)夫婦の殺害
B)長女の誘拐
 
では順番に事件の流れを追います。
1)犯人は被害者宅に凶器と催涙スプレーを持参して侵入
 
2)凶器を持ったまま、最初に夫婦の部屋に入り、夫婦を襲撃
 
3)夫婦が死亡したと思った犯人は次の部屋へ向かう
 
4)この時、妻は死亡しておらず、瀕死の状態で通報、通報後に死亡
 
5)犯人が次の部屋に入り部屋の電気をつける。
 
6)この時、犯人にとって想定外だったのが、長女の部屋では無かった事。
 
7)電気をつけた事で子供に顔を見られる。長女を誘拐するにも通報される等、犯行の障害になると考えて、長男を暴行、しかし加減ができずに重症を負わせてしまう。その為、次女には長女の誘拐の為に用意した催涙スプレーをかけて、動きを止めた。
 
8)ここで更に想定外だったのは、サイレンが近づいてくる事。
犯人は通報された事に気付かなかった。
この為、犯人は急いで逃亡する。
 
とこんな流れでしょうか。
目的が二つあって、そして犯人にとって想定外が二つ起きた事でこんな結果になったと言うところですね。
 
催涙スプレーは殺害が目的なら不要な物ですから、長女の誘拐用に用意した物だろうと考えたわけです。
 
また、子供部屋の侵入も、長女の部屋と勘違いした結果なら、あり得るかと思います。
 
もともと、子供達に恨みは無かったので、殺意は無かった。
あるいは、長女が悲しむから弟、妹は殺害しなかったと言う可能性もあるかもしれませんね。
 
とは言え、裏付ける証拠が無いので妄想ですね。
この説の疑問点は、犯人が夫婦の寝室を知っていたのに、なぜ、長女の部屋を知らなかったのか?
 
事件から半年ですか、指紋やDNAの話しが出ていませんね。
慌てて逃亡したはずなのに、持参した凶器と催涙スプレーもきちんと持ち帰ってますね。
凶器はポーチに入るぐらいの大きさだったのかな?

夫婦を殺害後の興奮状態でも、子供たちは殺さなかったりと、意外に冷静なタイプなのかもしれませんね。
 

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2020/03/23

茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その15(節目報道半年)

まずは続報です。
1)捜査関係者によると、風呂場の脱衣所の窓付近に、何者かが侵入した痕跡が残っていた。窓は無施錠で、県警は犯人がこの窓から侵入し、一家を襲った後に同じ窓から逃走した可能性が高いとみているとのこと。
 
2)殺害された夫婦の寝室と同じ2階にある子ども部屋で寝ていた長男(13)が、「犯人が部屋の電気をつけた」と証言していたとのこと。同じ部屋には次女(12)も寝ていた
 
3)子どもら(長男、次女)は、犯人は帽子とマスク姿の知らない男で「腰のあたりに黒いポーチをつけていた」と話しているとのこと。
 
こんなところですね。
1)については、すでに既出の情報ですね。
逃亡時、サイレンが聞こえていて警察が近づいている事を犯人が知っている状況(実際には救急車のサイレンだけど、通報されたなら警察も向かっているはず)です。さらに、部屋に土足の痕が無いので、犯人は家に侵入する時に靴を脱いでいる可能性が高い。
 
すると、逃亡時は、その靴を履いて逃亡しなければならないから、同じ窓から逃亡するのが自然だと思いますね。
ただし、そこで一つ、気になるのが、「侵入した痕跡」の具体的な内容です。
私が犯人なら、警察が近づいている状況なので、とにかく逃亡を優先したはずです。
 
だから、開けた窓を閉めなかった、窓は開けられた状態で放置されていると思います。
現着した警察(鑑識)は当然、深夜に窓が開いていれば、不自然だと思うでしょう?
なので、逃亡口としてはすぐにここだと、判断できると思うんですよね。
で、室内に土足の痕が無いから侵入時に靴を脱いでいると推測すれば、侵入口も同じ窓と言うのは、自然な流れだと思います。
 
当日雨が降っていた、家の周囲は土だったから、ゲソ痕や泥の痕が窓周辺に残っていたのかもしれませんね。
 
2)3)については、今回の新情報です。
「犯人が部屋の電気をつけた」理由はなんだろう?
これは、「室内を確認する為」と「犯人がハンドライト」など照明を持っていない為なんじゃないかな?
ただし、夫婦の寝室で夫婦を殺害時に1階の長女を起こしてしまうほどの怒鳴り声が聞こえてきたわけだから、他に家族がいれば、当然、この怒鳴り声で起きているはず、
 
だから、ペンライトなどで、こっそり室内を確認する必要は無いと言う判断はありだと思います。
 
いずれにせよ、犯人は室内を確認しなければならなかった。それはなぜか?
 
もし、犯人が家族と顔見知りで家族構成を知っていて、家の間取りも知っているなら、この部屋が子供部屋だと知っているはず。
ここで電気をつければ、室内は確認できるが、逆に部屋の子供たちにも、自分の姿を見せる事になる。
 
もし、子供たちに用事が無いなら、この部屋はスルーして、逃亡した方が犯人にとっては有利な展開のはずなんですよね。
それでいて、子供たちを殺害するわけでもない。むしろ非致死性武器の催涙スプレーで動きを止めただけだった。
 
なので、少なくとも犯人は家の間取りや家族構成は知らなかったんじゃないかな?
それで、不用意に部屋の電気をつけたら、そこは子供部屋で、子供が二人寝ていた。しかも、一人は自分の姿を見てしまった。
そこで、対応に迷っていたのが空白の9分間(実際には3分間)かな?
とりあえず、子供を殺すのは忍びないと考えた犯人が、子供の動きを止める為に、長男に傷を負わせて、次女に催涙スプレーを使ったと言うあたりだろうか?
 
3)「腰のあたりに黒いポーチをつけていた」これが問題です。
実は、その大きさについての情報が抜けている。
 
この事件では、犯人が現場に持ち込んでいると思われる物が、少なくとも二つあります。
A)凶器の刃物
B)催涙スプレー
 
催涙スプレーについては、護身用の物なら、小型のポーチでも入ると思うのですが・・・問題は凶器です。
刃渡り18センチぐらいの文化包丁でも、全長は32センチぐらいあります。
 
だとすると、小型のポーチには入らない。
ポーチと言うのがどのサイズまでを言うのか?と言うのがちょっと微妙なんですが・・・
大きかったら、ヒップバッグとか、ウエストバッグとか言いそうな気がするんですよね。
 
とりあえず、小型のポーチだとすると・・・犯人は凶器は手に持って侵入しているのかもしれませんね。
窃盗犯は手に刃物を構えて、侵入したりはしないと思うんですよね。
両手を自由にして、物色する事を優先するでしょう。
なにしろ、靴を脱いで、足跡もたてないようにしているんですから。
 
と考えると、最初から夫婦の殺害が目的なのかな?
凶器を持ったまま、真っ先に2階の夫婦の部屋に入っているんですよね。
 
窃盗の初心者で家人に気付かれた時に、強盗に変化する為の準備なら可能性はありかな?
で、運悪く、夫婦の部屋に入って、案の定、気づかれてしまい、無我夢中で刺した?
 
でも、意図せず殺害なら、夫婦を殺害して即、逃亡ってのもアリだと思うけど・・・
お金に困っていて、物色する為に子供部屋に入った?でも、夫婦の寝室は物色されていないんですよね?
 
殺害目的だが、家族構成を知っているなら、1階の長女を放置しておくはずが無いですよね。
 
詳しい家族構成を知らないのであれば、どうして、夫婦の寝室の位置を知っていたのか?が疑問です。
他人の家の寝室がどこか?なんて普通は分かりませんよ。
 
偶然で無いのなら、やはり、ある程度の顔見知りなのかな?
その場合、どうして子供部屋に入り電気をつけてしまったのか?
犯人にしか分からない事かもしれませんね。
 
犯人逮捕に期待しましょう。

参考リンク
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その14(通報タイミング)
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その16(妄想)

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2020/03/20

神奈川県相模原市障害者施設虐殺事件その9(一審判決死刑)

長文注意
***第十三回公判(2月10日)***
証人尋問
被告と面談した精神科の医師
供述調書や精神鑑定記録、昨年5月の被告との面談を基に意見を述べたとのこと。
 
1)大麻の長期乱用によって犯行を思いついてから実行するまでの全過程で、妄想や高揚感などが継続する「大麻精神病」だったと診断。 「犯行は病気が正に主役を演じたと理解すべき」と結論付けたとのこと。
 
別の報道では
「被告は大麻乱用による大麻精神病で、異常な精神状態が持続していた」などと証言したとのこと。
 
また男性医師は、「大麻を乱用してから事件に至るまでの植松被告は思考や判断能力など、多くの領域で本来の被告本人とは違う状態だった」との考えを述べたとのこと。
 
大麻乱用によって妄想や高揚感などが持続する「大麻精神病」だったと診断、精神鑑定医の主張を否定しました。そのうえで、大麻の長期乱用によって起こりうる「大麻乱用精神病」という極めてまれな症例と指摘して、「自分で重度障害者を殺害する」といった思考に影響を及ぼしたと分析したとのこと。
 
起訴後の鑑定書や被告との面談などから分析した結果を報告した。大麻の使用頻度が増えた事件の約1年前から、被告の粗暴な行動が増え「障害者は安楽死すべきだ」と考えるようになったと強調したとのこと。
 
幼少期から大学卒業まで明るいお調子者だった被告の人格が、事件の約1年前に過激な主張をするなど異質に変化したことを挙げ、週4~5回の大麻乱用による大麻精神病の影響があると指摘したとのこと。
 
2)先週被告の精神鑑定人が、「犯行は本人の強い意思によるもの」と大麻が犯行に与えた影響はほとんどなかったと認定したことについて、「人格障害と大麻による障害を混同している。 大麻の影響を過小評価した診断」と意見したとのこと。
 
***第十四回公判(2月12日)***
遺族らの意見陳述
詳細は省略します。
 
***論告求刑公判(2月17日)***
検察側は、「被害結果は類例を見ず、極めて重大。 極めて残酷で人命軽視が甚だしい犯行」と厳しく非難。
 
さらに、「精神鑑定人には、公平さや能力に疑いがなく、信用性は高い」などとして、犯行当時、完全責任能力が有していたことを指摘した。
 
 その上で、「大麻使用の影響は小さく、死刑を回避する事情になりえない。 極刑以外に選択の余地はない」として、被告に死刑を求刑したとのこと。
 
 別の報道では
検察側は「およそ1時間の短時間に19人の尊い命を奪い、単独犯が犯した殺人事件として被害者数が類を見ない多さだ」と指摘し、「このような犯罪が決して許されないことを社会にき然と示す必要がある」などと述べたとのこと。
 
その上で、「被告には犯行時、完全責任能力があり、極刑以外選択の余地はない」として、被告に死刑を求刑したとのこと。
 
死刑が求刑されたとき、被告はほとんど表情を変えることはなかったとのこと。
 
被告は最終意見陳述で「どんな判決でも控訴しない。一審だけでもとても長いと思った。貴重な時間をいただき、申し訳ない」と述べたとのこと。
被告は黒いスーツ姿で出廷。証言台の席に座り、まっすぐ前を向き、はっきりとした声で「寝たきりなら楽ですが、手に負えない障害児もいる」「この裁判の本当の争点は、(世の中の人が)自分が意思疎通をとれなくなった時を考えることだ」などと数分間、自説を述べたとのこと。
 
弁護側は最終弁論でこの鑑定(責任能力有り)に対して、長期間にわたり良好な友人関係を築いてきたような被告を人格障害と診断するのは整合的ではない、などと訴え、内容に不備があると主張したとのこと。
 
***判決公判(3月16日)***
1)判決は死刑(求刑:死刑)
 
2)裁判長は19人もの命を奪った結果を「他の事例と比較できないほど甚だしく重大だ」と指摘。「酌量の余地はまったくなく、死刑をもって臨むほかない」と結論付けたとのこと。
 
別の報道では
「19人もの人命が奪われたという結果が他の事例と比較できないほど甚だしく重大」「計画的かつ強烈な殺意に貫かれた犯行で、酌量の余地は全くない」などとして、被告に死刑判決を言い渡したとのこと。
 
3)判決は、被告が園で働く中で、激しい行動をとる障害者と接したことや、同僚が障害者を人間として扱っていないと感じたことから、重度障害者は家族や周囲を不幸にすると考えるようになったと指摘。過激な言動を重ねる海外の政治家を知り、「重度障害者を殺害すれば不幸が減る」「障害者に使われていた金が他に使えるようになり世界平和につながる」と考えたと動機を認定したとのこと。
 
4)こうした被告の考えについて、判決は「到底是認できないが、病的な飛躍はない」とした。「大麻の合法化を考えていることからヤクザに狙われている」といった妄想もあったが限定的で、目的に沿って計画的に行動しており、完全な刑事責任能力があったと認めたとのこと。
 
5)裁判長は「大麻の長期常習者ではあるものの、大麻精神病に罹患していたとの疑いは残らない」と指摘したとのこと。
 
6)事件前日までに自宅から刃物を持ち出し、結束バンドやハンマーを購入するなど、「計画性が認められる」と述べた。犯行後に出頭しており、違法性も認識していたとしたとのこと。
 
7)判決によると、被告は16年7月26日未明、津久井やまゆり園に侵入。当時19~70歳だった入所者の男女19人を包丁で刺して殺害し、24人に重軽傷を負わせたほか、夜勤担当の職員の男女5人を結束バンドで縛り、このうち職員2人を負傷させたとのこと。
 
8)判決後、被告は右手を挙げて、「あっ、すいません、最後にひとつだけ」と言葉を発しようとしましたが、裁判は強制的に終了したとのこと。
 
***3月17日の報道***
最後に発言しようとした内容について、判決公判後、接見した読売新聞が、被告の説明を報じている。彼は「世界平和に一歩近づくためには大麻が必要と言いたかった」と面会室で語ったとのこと。
 
こんなところですね。
19人殺害ですから、責任能力が認められれば死刑以外の判決は無いでしょうね。
死刑求刑の時も動揺した様子が無いので、犯行計画時から、死刑になる事は想定していたんでしょう。なので、これは覚悟の犯行だろうと思います。
 
まー意味不明な被告人質門でしたが、私が考える動機はこうです。
その前にこの結果に至る前の前提条件です。
 
A)被告は死刑になる事を覚悟の上での犯行
B)やまゆり園で仕事をした直後は障害者に対して好意的に見ていた。
C)しかし、一生懸命介護をしても給料が安く、報われない仕事だと考えていく。
D)被告はお金が欲しかったが、借金が増えていた。
E)大麻を常用していた。
 
大麻の影響がどれほどあったのか?は不明です。判決の通り、計画的で合理的、状況に合わせた臨機応変な対応など、責任能力に問題は無いと思います。
 
私が考える動機は、幾つかの価値観が無意識に「すり替えられた」事で、自分に都合の良い論理を作り上げた結果だと考えています。
 
順番にいくと
い)大麻を使えば簡単に幸福に成れるが、大麻を購入する為に仕事をしなければならない。
ろ)やまゆり園で仕事を始めるが、仕事がキツイ割りに賃金が少なく、搾取されていると感じる
は)搾取=殺されている(つまり自分は殺されている状態だと考える、これは被告人質門で出ている言葉の裏返し)
に)自分が殺されない為には自分を殺している人間を殺せば良いと考える
(障害者がいなければ、自分はこの仕事をやらなくても良い、あるいは、障害者がいなければ、殺されない)
ほ)自分の為に誰かを殺すと言う論法がすり替えられて、自分に良い事は、社会にとって良い事だと考える。
へ)元々、承認欲求が強く、世間に賞賛されたい願望があり、社会にとって良い事をすれば英雄に成れると考える
 
とこんな流れで、本来は自分の不満から始まっている動機が、いくつも別の物に「すり替えられて」独善的な思想を持つに至ったのではないかな?
 
「障害者が社会に迷惑を掛けている」と言うのも「自分の仕事が大変だから(自分に迷惑を掛けている)」と言う「すり替え」なんじゃないかな?
 
他にも、例の7つの秩序を見ると、「カッコ良いから」と言う理由などがあるので、被告はイメージを優先する直感タイプの人間なのかもしれませんね。
 
思い込み易い人と言うのも世の中にはいるんですよね。
私の印象に残っているのは、稚内の主婦(母親)を息子が殺害する為に、友人をそそのかして、友人に母親を殺させた事件ですね。
そんな話信じるの?って事も、人によっては信じてしまう事があるんですよね。
 
被告本人が控訴しないと言っているので、控訴はされないと思いますが・・・
 
最後に亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

参考リンク
神奈川県相模原市障害者施設虐殺事件その8(一審公判2)

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神奈川県相模原市障害者施設虐殺事件その8(一審公判2)

長文注意
***第八回公判(1月24日)***
弁護側被告人質問
1)被告は「自分には責任能力があると考えている」と述べ、責任能力がないとして無罪を訴えている自身の弁護人の主張を否定したとのこと。
 
被告人質問で弁護人の主張について問われた被告は「責任能力を争うのは間違えている。なければ即、死刑にすべきだ」と述べたとのこと。
 
別の報道では
被告:「自分は心神喪失ではないと思っています」
 
弁護人:「どうしてですか」
 
被告:「責任能力がないものは死刑にするべきだと思うからです」
 
弁護人:「自分に責任能力があると思いますか」
 
被告:「責任能力があると思っています」
 
2)動機について「意思疎通を取れない人間は安楽死させるべきだ」と述べた。
 
弁護側から、なぜ安楽死させないといけないのかと問われると「多くの問題を引き起こしているもとになっている」などとゆがんだ主張を展開。たとえ意思疎通が取れないとしても愛情を持って接する人がいると問われても、「気持ちはわかるが、お金と時間を奪っている限りは守ってはいけない」と答えたとのこと。
 
別の報道では
被告:「より多くの人が幸せになるために7つの秩序を書きました」
 
被告:「安楽死、大麻、カジノ、軍隊、セックス、美容、環境について考えました」
 
*安楽死:「意思疎通の取れない人間を安楽死させるべきだと思います」「名前、年齢、住所を言えない人間です」
 
弁護人:「なぜ、国から支給されている金で生活するのが問題だと思うようになったんですか」
 
被告:「日本が借金だらけで、財政が苦しいことを知ったからです。お金が欲しくて、世界情勢を調べるようになりました。そうしたら、テレビやインターネットで国の借金のことを知ったんです。安楽死させると、借金を減らせると思いました」
 
*大麻:
被告:「大麻は本当に素晴らしい草です。本当に感謝しています。嗜好(しこう)品として使用、栽培を認めるべきだと思う」
 
弁護人:「日本は大麻が禁止されている理由はわかりますか」
 
被告:「病気が治ると薬が売れなくなるからだと思います。楽しい草と書いて薬になります。楽しい心が超回復につながります」
 
被告:「安楽死を認めている国は大麻を許されている国であることが多いです」
 
弁護人:「安楽死と大麻を認めることに関係があると」
 
被告:「安楽死は人生を捨てるためのルールではなく、楽しく生きるためのルールです。大麻を吸えば楽しく生きることを考えられると思います」
 
弁護人:「日本人も大麻を吸えば、安楽死を認める国になると」
 
被告:「はい。捕まってから考えました」
 
*カジノ
被告:「カジノが悪いのではなく、小口の借金が悪いのだと思いました」
 
弁護人:「認めるべきだと」
 
被告:「認めてもいいと思います」
 
弁護人:「小口の借金とは」
 
被告:「無限に膨らむ虚栄心に限度はないと思いました」
 
*軍隊
被告:「男性は18歳から30歳の間、1年間訓練すべきだと思います」
 
弁護人:「義務で」
 
被告:「はい。韓国の俳優さんを見て気合が入っていてかっこいいと思いました」
 
*セックス
被告:「いろいろな欲求がありますが、性欲は間違った快感を覚えると人を傷つけます」
 
弁護人:「どういうことですか」
 
被告:「避妊をもっと当たり前のものにすれば。例えばコンビニでピルを買えるようにするとか」
 
弁護人:「今のままだと」
 
被告:「子供をつくりたくないのにできた場合、虐待を受けることがある」
 
*美容
被告:「女性じゃなくても人間は美しい方がいいと思います。美は善行を生むと思います」 
 
弁護人:「そのためには」
 
被告:「整形手術を国が負担してもいいと思いました。ただ子供は遺伝子を引き継ぐので交際前に整形の有無を報告すべきだと思います」
 
被告:「客観的に自分を見ることが大切だと思います」
 
*環境
被告:「深刻な環境破壊による温暖化防止のために、遺体を肥料にする森林再生計画に賛同します」
 
弁護人:「遺体とは」
 
被告:「人間の遺体です。捕まってから考えました」
 
3)園に就職してから感じたことはないかを聞かれ、被告は「こんな世界があるとは、と驚いた」と説明。働くうちに「障害者は必要ないと考えるようになった」と述べたとのこと。
 
4)犯行を決意した時期については、事件の5か月前にあたる「措置入院中に思いついた」とした上で、刃物を購入した日については「事件を起こすと決めた日で事件の前日」と語ったとのこと。
 
5)動機について
弁護人:「どうしてあなたがやる必要があったんですか」
 
被告:「自分が気付いたからです」
 
弁護人:「ほかの人ではなく、あなたがやらなければいけない理由は」
 
被告:「(そのことに)気が付いたからです」
 
弁護人:「あなたは何かほしいものがありましたか」
 
被告:「お金です」
 
弁護人:「お金を得るためには何をすればいいですか」
 
被告:「人の役に立つか、人を殺すかです」
 
弁護人:「殺すとはどういう意味ですか」
 
被告:「詐欺をしたり、覚醒剤を売ったり、安い賃金で働かせたりすることです」
 
弁護人:「犯罪をするということ?」
 
被告:「そうです」
 
弁護人:「安い賃金で働かせるというのはどういう意味ですか」
 
被告:「正当な報酬ではないということ。搾取するということです」
 
弁護人:「お金が欲しい、だから殺したと」
 
被告:「役に立つということだと思いました」
 
***第九回公判(1月27日)***
検察側被告人質問
1)。園への侵入の経緯については、被告は「女性職員のいるホームを狙って入った」「女性職員なら鍵を奪いやすいと思った」と述べたとのこと。
 
2)事件後に津久井署に出頭した理由を、「現行犯逮捕されるより潔いと思った」と話したとのこと。
 
別の報道では
「現行犯で捕まるより潔いと思った。錯乱していない」として、自らの刑事責任能力があることをあらためて主張したとのこと。
 
3)襲撃前に体を鍛えていた点は「職員と取っ組み合いになると思っていた」と指摘。「職員の少ない夜勤を狙った」「女性職員のいるホームから狙った」とも語り、職員を拘束する目的で拘束バンドやガムテープを事前に購入したことも含め、周到に準備した上で決行したことを明らかにしたとのこと。
 
4)意思疎通ができない障害者全員を殺すつもりだったのか問われると、「できるだけ多く殺そうと思った」と述べ、最終目標は「世界平和」だとした上で、「重度障害者を殺した方がいいんだと気づいて欲しいと思った」などと述べたとのこと。
 
5)「裁判で一番言いたいこと」を問われた被告は、被害者を匿名とした今回の審理を挙げ、「匿名裁判は重度障害者の問題を浮き彫りにしている。施設に預けるということは、家族の負担になっているということ」と主張したとのこと。
 
6)特定の被害者については、「暴れてしまったりするのでやっかいな利用者だと思っていた」と語り、あらかじめ狙っていたことを明らかにしたとのこと。
 
7)園で勤務を開始した当初、入所者が裸で走り回っていたことなどに驚き、「人間ではない」と感じて次第に重度の知的障害者は要らないと思うようになったと語ったとのこと。
 
8)検察側から襲撃する人をどう決めたかを問われた被告は「部屋の様子やその人の雰囲気で判断した」と回答。「おはようございますと声をかけて返事があった人は話せると判断した」「部屋に何もない人は考えを伝えられず、パンツだけで寝ている人は自分で排せつできないと判断した」などと述べた。
 
被告に脅された女性職員から「心があるんだよ」と思いとどまるように求められた時の心情を問われると、「犬や猫もそうだと思った。その程度で人の心とは言えない」と述べたとのこと。
 
9)被告は相手を選ばずに刺した人もいたと明らかにした。これまで「意思疎通できない人を刺した」と説明していたが「時間が足りなかった」などと述べたとのこと。
 
***第十回公判(2月5日)***
被告人質問
裁判長:「社会に出たらまた同じことをやりますか」
 
被告:「二度とこのような事件は起こしません」
 
裁判長:「なぜ」
 
被告:「(事件を起こしたことで)十分、自分の考えをお伝えさせてもらったからです」
 
***第十一回公判(2月6日)***
被告人質問
1)被告は事件数カ月前、両親の自宅マンションを訪ね、未来を予言すると信じ込んだ「イルミナティカ-ド」と障害者の安楽死についての持論を伝え、「事件を起こす」と告げたという。両親から「周りの迷惑になる」「悲しむ人がたくさんいる」と止められたが、思い直さなかったと説明したとのこと。
 
2)16年3月に(措置入院から)退院した後、両親から心療内科に通院するよう持ち掛けられたが、「大丈夫だよ」と受け流した、とも明かした。代理人弁護士にその理由を問われると、「精神薬を飲むとばかになると思うので」と答えたとのこと。
 
3)両親が重度障害者になった場合についても尋ねられ、「人に殺されるのでなく、自分で死ぬべきだ」と返答したとのこと。
 
4)「両親から愛されていると感じたか」と聞かれると、「いろいろと手をかけてもらった。 不自由なく暮らした」また、もし自分が殺害されたら両親は「悲しむと思う」と述べました。 さらに、「人生が楽しくないという不満から事件を起こしたのか」などと問われ、次のように述べました。 「楽しくないのではなく、人生を楽しみたい、有意義にしたいからです」と答えたとのこと。
 
5)拘置所に面会に来た人に対し「目立ちたいから事件を起こした」と話したかと問われると「そんなことは言っていません。その人の言っていることは嘘です」と、強い口調で言い返したとのこと。
 
***第十二回公判(2月7日)***
証人尋問
被告の精神鑑定を行った男性医師:
医師は「『意思疎通の出来ない障害者を殺す』という動機は被告個人の強い考えに基づくもので、妄想ではない」と証言し、被告が常用していた大麻が事件に与えた影響を否定したとのこと。
 
公判で医師は鑑定結果を報告し、被告についてパーソナリティー障害と大麻使用障害と診断したと説明。一方で、被告が事前に計画した内容通りに襲撃を決行し、殺傷方法を犯行中に変更するなど計画的かつ合理的な行動が一貫している点などから、「大麻の影響は行動に影響を与えないほど小さい」と述べたとのこと。
 
被告の犯行動機については「病気による発想ではなく、園での勤務経験や世界・社会情勢を見聞きしたことにより形成されていった」と指摘したとのこと。
 
別の報道では
弁護側はこれまでの公判で「大麻精神病によって被告は本来の人格とは違う別人になった」と主張していたが、医師は「大麻が脳に影響を与え、障害者を殺すという発想が生じたとは言えない」と否定したとのこと。
 
医師は「入れ墨など、大学時代から反社会的な行動は強まっていた。人格の連続性がある」と述べたとのこと。
 
別の報道では
「大麻中毒や人格障害の診断はされるが、犯行への影響はなかったか、影響を与えないほど小さかった。犯行は病気ではなく本人の強い意思によるもの」などと証言した。
また、大学時代から脱法ハーブの使用、さらに、社会人になってから暴力団関係者との関わりや街の中でのけんか、車の暴走行為などの反社会的な行動がエスカレートしていったと指摘した。
 
被告の性格については「社交的で積極的な反面、自己中心的で周囲からの称賛を求める気持ちが強い」と分析したとのこと。
 
とりあえず長いので、このあたりでいったん、区切りますね。
被告人質門の内容を見ると、ちょっと理解できない部分が多いのですが・・・
もしかすると、この人の動機は、幾つか複数の価値観が無意識にすり替わってしまった結果、醸成されてきた物かもしれませんね。
詳しくは最後に書くことにします。
 
次回に続く

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2020/03/18

埼玉県さいたま市犯罪心理学者妻殺人事件

3月16日18時ごろ、さいたま市浦和区高砂の埼玉県庁前の路上で、「女性が刺されて動かない」と目撃者から110番する事件が起きている。
 
女性は搬送先の病院で死亡が確認された。
県警浦和署は、現場にいた住所、職業不詳男性容疑者(51)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕したとのこと。
 
逮捕されたのは文教大人間科学部臨床心理学科の男性准教授
 
同署によると、容疑者は「女性を刺したことは間違いない」と容疑を認めているとのこと。
 
逮捕容疑は16日18時ごろ、同市浦和区の路上で、さいたま少年鑑別所に勤める女性(53)の胸部などを刃物で複数回刺して殺害しようとした疑い。2人は別居中の夫婦。
 
死亡したのは53歳の少年鑑別所職員の女性。
 
現場はJR浦和駅近くの県庁とさいたま地裁に挟まれた国道上。
 
調べに同県越谷市に引っ越してきたばかりだと話しているとのこと。
 
捜査関係者によると、容疑者は文教大キャンパスのある同県越谷市に住み、女性とは別居中だったと家族が説明している。大学のホームページによると、犯罪心理学などが専門で、犯罪被害者を支援する活動にも取り組んでいたとのこと。
 
男は越谷市にキャンパスがある文教大人間科学部臨床心理学科の准教授で、公益社団法人「埼玉犯罪被害者援助センター」の理事を務めているとのこと。
 
大学ホームページなどによると、容疑者は少年鑑別所職員を経て同大学臨床心理学科に勤務。犯罪心理学を専門していたとのこと。
 
容疑者は、帰宅後買い物に行く途中だった女性を待ち伏せて犯行に及んだとみられとのこと。
 
親族などの話から2人は数年前から家庭の話で口論になっていたとみられるとのこと。
容疑者は動機などについて黙秘をしているとのこと。
 
捜査関係者によると、容疑者が自転車に乗っていた女性を倒し、あおむけの女性に馬乗りになって刺したという目撃情報があるとのこと。
 
女性には刃物を防ごうとした時にできる「防御創」がなかったとのこと。
 
3月17日の容疑者勤務の大学の記者会見
大学側の説明によると、容疑者は少年鑑別所職員などを経て平成19年から大学で勤務していた。実務経験を生かして犯罪被害者の心理について解説する授業などを担当し、ゼミは司法関係の公務員を目指す学生らに人気だった。埼玉犯罪被害者援助センター理事を務めるなど学外活動にも熱心だったとのこと。
 
女性は昨年4月からさいたま少年鑑別所の統括専門官として非行少年の処遇に当たっていたとのこと。
 
上司の次長は「優秀で人格も円満。口数は少ないが起案が的確で、少年からの信頼も厚かった」と明かす。同居する3人の娘のことを常に気にかけ、宿題を手伝うなど熱心に子育てに取り組んでいたのこと。
 
同僚たちが最後に女性を目にしたのは、事件の約30分前の16日午後5時半ごろ、現場近くの庁舎から退勤する姿だったとのこと。
 
関係者によると、容疑者と女性とは昨年ごろから別居していたとのこと。
 
大学によると、容疑者は2007年4月から専任講師として勤務。15年に准教授に昇任した。専門は犯罪心理学や臨床心理学で、担当ゼミは司法関係の仕事を志す学生から人気だったとのこと。
 
容疑者は大学院の修士課程を修了後、少年鑑別所や刑務所で12年勤務。その後、2007年4月から人間科学部に勤め、15年4月に准教授になったとのこと。
 
容疑者は08年07月から埼玉犯罪被害者援助センター(さいたま市南区)の理事として、犯罪被害者支援の施策の立案にも携わってきた。
 
死亡した女性が勤務していたさいたま少年鑑別所によると、女性は19年4月に東京都内の女子少年院から異動し、敷地内の官舎に容疑者と子ども3人と入居した。統括専門官として、鑑別所に入所する少年の生活全般を見る責任者だったという。
 
容疑者(51)がリュックに凶器の包丁を隠していたとのこと。「バス停付近で待ち伏せた」という趣旨の話もしているとのこと。
 
大学が把握している最後の出勤日は今月11日。事件当日の16日に学内にいたかどうかは確認できていないとした。
 
県警は18日、男の容疑を殺人に切り替え、身柄をさいたま地検に送りました。
 
動機については「言いたくない」と黙秘を続けている
 
時系列
1995年03月 容疑者が大学院を卒業、その後、法務省の職員になり少年鑑別所、刑務所等に勤務
2007年04月 容疑者が専任講師として勤務
2008年07月 容疑者が埼玉犯罪被害者援助センターの理事となる
2015年04月 容疑者が准教授に昇任
2019年04月 女性はさいたま少年鑑別所の統括専門官となる、官舎に容疑者と子供3人と同居
その後   容疑者が別居、子供3人は女性と同居
 
2020年
03月11日 容疑者の最後の出勤日
03月16日
17:30頃 女性が退勤
18:00頃 事件発生
03月18日 容疑者を殺人容疑で送検
 
こんな事件ですね。
事件後に容疑者はその場から逃亡していませんね。そこを考えると、この後、どうなってもかまわないと言う自暴自棄になって覚悟の犯行なんでしょうね。
 
包丁を用意して、待ち伏せ、自転車に乗る女性を倒して、馬乗りになり、複数回刺す。
殺意は満々ですね。
 
なので、よほど追い詰められた結果なんでしょうね。
動機については、「言いたくない」と黙秘しているようですが・・・言えない理由があるのかもしれませんね。
誰かを傷つけない為の配慮なのかもしれないが・・・もし、そうなら、もう十分、傷ついているでしょうね。
 
このあたりは、落ち着いてくれば話が出てくるかもしれません。
 
情報としては、数年前から家庭口論があったようですが、昨年4月には一家で官舎に入居しているので、この段階では決定的な亀裂は無かったのだろうと思います。
 
その後に別居しているので、この時期に決定的な亀裂が生じてしまったんでしょうね。
 
推測ですが、容疑者も女性も少年鑑別所などでの勤務期間があるようですから、職場結婚だったのかな?
だとすると、お互いの性格などは良く知った上での結婚だったと思うので、性格の不一致と言うのは原因ではないでしょうね。
 
高学歴家庭での夫婦の意見の対立と言うと、「アレ」かな?
このあたりは、周辺からの情報が出てくるでしょう。
 
続報を待ちましょう。

 

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滋賀県彦根市猫尻尾切断事件(20年03月15日)

3月15日(日)午前7時ごろ、滋賀県彦根市の民家の駐車場で、猫のしっぽのようなものが落ちているのが見つかり、民家の所有者の男性(44)が17日に県警彦根署に届け出でる事件が起きている。
 
しっぽのようなものは腐敗が進み、切断面は人為的に切られたような跡があった。同署は何者かが猫のしっぽを故意に切ったとみて、動物愛護法違反容疑で捜査しているとのこと。
 
同署によると、周辺に血痕はなく、しっぽ以外の部分は見つかっていないとのこと。
 
最近の滋賀県の事件
2020年03月15日(日)滋賀県彦根市の民家の駐車場で、猫のしっぽのようなもを発見
2020年03年09日(月)滋賀県甲賀市水口町山の民家敷地内で、ボーガンの矢が刺さったネコを発見。
2020年03月07日(土)滋賀県彦根市の空き地で猫の首なしの死骸を発見。
2020年02月10日(月)滋賀県彦根市芹川町で、通学中の中学生が側溝に猫の首を発見。
2019年10月25日(金)滋賀県長浜市八幡中山町の長浜北小の昇降口前に胴体が切断された子猫の死骸を発見。
2018年02月15日(木)長浜市平方南町の空き家の駐車場にネコの頭部を発見。
2018年02月14日(水)長浜市平方町の民家の花壇でネコの下半身が埋められていた。
 
今年に入ってから、彦根市の事件3件、月、土、日と週末に発生する傾向があるのかな?
甲賀市の事件を含めれば、滋賀県で今年4件の事件が起きている。
 
ターゲットが猫と言うのは共通しているけど、少し手口が変わってきているのかな?
最初の2件が首だったのに対して、今回は尻尾なのでちょっとインパクトが以前に比べて弱いように印象です。
もし、事件を起こして社会が騒ぐ事を楽しんでいる愉快犯なら、ちょっと、後退いしているイメージになる。
 
なので、同一人物と言うよりは、模倣犯なのかな?
 
ただし、尻尾が途中経過である可能性もあるので、安心できるわけでは無いですね。
 
彦根市は新型コロナウイルスの対策として、臨時休校を24日まで行っているから、学生の暇つぶし感覚での犯行なら、週末に偏るのはちょっと変ですね。
曜日の偏りを考えると、平日仕事のサラリーマンと言うあたりかな?
 
年度末で異動、転勤などサラリーマンにはストレスのたまる時期でもありますね。
 
いずれにせよ、滋賀県内、彦根市周辺の方は警戒した方がよさそうです。

 

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2020/03/17

神奈川県相模原市障害者施設虐殺事件その7(一審公判)

資料が膨大な為、詳細は公判記録やその他、報道を参照願います。
***長文注意***
 
***初公判(1月8日)***
1)午前11時25分に開廷
裁判長から起訴状と違うところがあるかを尋ねられた被告は、「ありません」と回答。弁護側は責任能力を争う意見を述べた後、裁判長に被告からの追加発言の許可を求めた。「簡潔にであれば」と裁判長が認めると、被告は証言台の前で「皆さまに深くおわびします」と、立ったまま謝罪した。その後突然、口元に手をやり、右手の小指をかみ切るようなしぐさをした。うめき声のような奇声を発した被告を、刑務官ら4人が押さえ込んだ。被告は床に倒れ、抵抗するように暴れ続けた。
裁判は一時休廷となったとのこと。
 
午後になり、審理は再開されが、被告の姿は法廷になかった。
 
冒頭陳述
共通事項:
被告は津久井やまゆり園で勤務を始めた当初、「障害者はかわいい」と周囲に話していた。しかし3年ほどたつと、「意思疎通できない人は安楽死した方がいい」「自分は選ばれた人間」などと発言するようになった。
 
2)検察側は、「完全責任能力はあった」と指摘した。
 
検察側は、「大麻は犯行の決意を強めただけ」と主張。大麻使用による精神障害があったことは認めたものの、「勤務経験などを踏まえ、特異な考えが形成された」と影響を否定したとのこと。
 
裁判員らに対し、責任能力の有無を判断するポイントとして、「動機が形成された経緯が理解可能」「違法性を認識していた」など五つの点を挙げ。犯行前にジムで体を鍛えたり、自分の考えを信用してもらうために美容整形を受けたりした上、園から逃走した後、自ら警察署に出頭したなどの事実関係に着目するよう訴えたとのこと。
 
3)「被告は事件当時、精神障害があり、刑事責任能力が失われていたか弱くなっていた」と、無罪を主張。
 
弁護側は、人格変容の背景に薬物乱用があったと指摘。大学進学後にハーブを使い始め、園での勤務を始めてからは大麻を「多いときは1日数回」のペースで使用したとし、「大麻精神病などで善悪を判断する能力や、行動を制御する能力がなかった」と訴えたとのこと。
 
4)判決は3月16日の予定
 
***第二回公判(1月10日)***
1)10日の公判で、被告は落ち着いた表情で一礼してから入廷し、両手には白い手袋のようなものを着けていた。
 
検察側証拠調べ
2)襲われた入所者の多くは首など上半身を中心に刺されたことなどが説明されたほか、犯行に使われた5本の包丁やナイフが現物で示された。
 
また事件当時、被告に結束バンドで拘束された職員5人の供述調書が読み上げられた。 「夜勤の巡回中に居室に男が座っている様子が見えた。 誰?と尋ねると包丁を持った男が向かってきて、騒ぐな、騒いだら殺すと言われました」「両手首を縛られて引っ張られ、寝ている甲Aさんを指さし、こいつは話せるのか?と聞かれました。 私が話せませんと答えると包丁で甲Aさんの体を数回刺しました。 その様子を廊下から見ていました」その後も被告が職員に対し、入所者が話せるかどうかを1人ずつ確認し、話せないとわかった人だけを次々襲った状況が述べられたとのこと。
 
被告は「こいつら生きていてもしょうがない」と話したとのこと。
 
別の報道では
別の女性職員は、話せない人が刺されると気付き、途中から「しゃべれる」とうそをついた。難を逃れた人がいた一方、入所者の顔を見た被告が「こいつはしゃべれないじゃん」と言った後、襲われた人もいたとのこと。
 
被告は、面識のあった男性職員を手すりに縛り付けた後、「あいつどこいる? わーっと怒るやつ。電車持ってるやつ」と入所者の特徴を挙げ質問。
 
2)複数の入所者が外部への通報に貢献したことも分かった。
入所者のOKさんは重傷を負っていたが、結束バンドで縛られて身動きが取れない職員から携帯電話を持ってきてほしいという依頼を受けて施設内のリビングにあった携帯電話を取ってきて職員に渡した。
 
この職員は縛られたまま靴下を脱ぎ、足の指でスマートフォンを操作して助けを求めたとのこと。
 
3)検察側が読み上げた職員6人うち5人は当時、それぞれの居住エリアを1人で担当中、侵入してきた被告に順番に拘束されたとのこと。
 
4)審理では、被害者の死因やけがの状況も説明された。説明は人数の多さから1時間以上が費やされた。多くの被害者の傷は首付近の上半身に集中していたとのこと。
 
***第三回公判(1月15日)***
1)被告の幼なじみで園の同僚が、事件前に被告から「(入所者は)要らなくないか」と言われたとする内容の調書が読み上げられた。
 
この同僚は12年夏ごろ、飲み会で園の仕事が楽しいと話したところ、被告は興味を持ち、その後職員となった。仕事の悩みや不満を聞くことはなかったが、16年1~2月に突然、LINE(ライン)で「重複障害者は要らない」との考えについて意見を問われた。「その人なりの幸せがある」と返すと「貴重なご意見ありがとう」と返信があったとのこと。
 
同年4月ごろ、措置入院から退院した被告と再会した際も、被告は共感を求めるように「実際、利用者要らなくね?」「豚とか牛殺して食うでしょ。重度の障害者も会話できなければ動物と一緒じゃん。金かけるの無駄じゃね?」と真顔で話した。危険を感じ、上司ら2人に相談。防犯カメラだけでは効果がないと伝えたが、事件を防げなかったと無念さを明かしたとのこと。
 
2)殺害された19人のうち12人の遺族らの供述調書が検察側から読み上げられ、実子やきょうだいを奪われた遺族は一様に極刑を求めたとのこと。
 
***第四回公判(1月16日)***
1)検察側は第3回公判に続き、遺族の供述調書を朗読したとのこと。
 
 ***第五回公判(1月17日)***
証人尋問
1)検察側の証人として、事件当時に被告と交際していた女性の証言
 
証人の女性は14年夏~冬に被告と交際。いったん別れた後、15年冬から再び交際していた。女性は検察官の質問に対し、1度目の交際期間中の被告は、ドライブ中に施設の近くを通った際、入所者を見かけて「かわいいんだよ」と話していたが、2度目の交際を始めてからは「重度の障害者は生産性がない。人間じゃない」と差別的な発言をするようになったと証言したとのこと。
 
検察官が「殺すという言葉を使っていたか」と尋ねると、「俺がやると言っていた」と説明。女性が「そんなことは言ってはいけない」と注意しても、「お前、まじで言っているの?」と反論したとのこと。
 
事件の半年ほど前からは「いても意味がない」「自分がやって先駆者になる」「刑務所に入るかもしれないが、世間が賛同して出てこられる」などと話していたと証言したとのこと。
 
また、事件の4か月前には「自分がやる」「革命を起こす」などと事件を示唆する発言を繰り返し、やまゆり園の防犯カメラの位置を気にしていたと証言したとのこと。
 
被告が事件の7カ月ほど前から重度の障害者に対し、「『あいつら必要ないから俺の手でやる』と言っていた本当にやるとは思わなかった」と話しました。 また、発言の理由については、「介助してもお礼の言葉がなかったり、給料が安かったりして、何のために仕事をしているのかわからなくなり障害者がターゲットになっていったのでは」と考えを述べました。 さらに植松被告に少なくとも100万円ほどの借金があったことなどが明かされたとのこと。
 
被告は事件前の28年2月から措置入院したが、退院後も障害者に否定的な言動を続けたという。措置入院解除の理由を、被告は女性に「おとなしい患者を演じて、医者をだました」と説明したこともあったとのこと。
 
ぬいぐるみが主人公に設定された映画の中で、「(ぬいぐるみでも)自己を認識できたり、他者とのコミュニケーションがとれる場合は、人権が認められる」という内容の場面を見た被告が、「俺の言いたかったのはこれだ」と、女性に興奮気味に話すこともあったとのこと。
 
別の報道では
人間か人形かを区別する基準は自らの名前を答えられるか否か、というシーンが流れた。「目をきらきら輝かせ、合点がいったようだった」と話したとのこと。
 
事件の2カ月ほど前、女性は、被告が自身の願望などをつづった紙を見たことがあった。その紙は「新日本秩序」と題され、大麻の合法化▽服役している人の労働義務化▽障害者の安楽死▽見た目が悪い人の厳罰化-といった内容が書かれていたとのこと。
 
2)同園近くに住む男性の証言
事件当日、被告が園の近くに車を止めた際、その付近の住宅に住んでいた男性の証言。
 
当日の深夜、男性は防犯カメラで、被告の車が自宅前に止まったのを確認した。被告がバンパーを修理するような行動をしていたことから、男性は外に出て「大丈夫ですか」と声をかけると、被告は「大丈夫です。やまゆり園の人間です」と答えた。
 
その後、被告は園の方向に立ち去り、男性も家に戻った。しばらくすると、車が発進する大きな音が聞こえてきた。車があった場所を確認すると血痕が落ちており、園の方向にある交差点には、100本近い数の結束バンドが落ちていたという。男性は被告と会話した際、薬物を使用している様子はなかったといい、「普通の会話だったと思う」と証言したとのこと。
 
***第六回公判(1月20日)***
弁護側証拠調べ
 
1)高校時代に交際していた女性の供述調書が読み上げられ、事件を起こした2016年の2月頃、被告から「重複障害者は人の形をしているが人間ではない」などと連絡があり「凶悪で歪んだ考えが完全に正しいと思い込んでいる様子だった」と話したとのこと。
 
事件の5カ月前に、LINEで「重複障害者は人の形をしているだけで人間じゃない」などと女性とやり取りしていたとのこと。
 
2)別の友人男性の供述調書でも、同じ時期に被告から連絡があり「俺が障害者を殺してもすぐには変わらないだろうけど、世界が共鳴して同じようなことが起こる」「老人はこれまで働いてきたし、犬猫はかわいいから殺してはいけない」などと犯行について語ったと述べられました。 これを受け男性は「障害者をかわいいと言っていたサトくんが殺すと言っていたことを本当にびっくりした」と話したとのこと。
 
3)どちらの証言かは不明
「昔は明るくてまじめだったが2015年ごろからカードゲームに没頭するようになり、『自分は救世主だと予言されている』などと話すようになり、驚いた」などと証言した。
 
また、事件の5か月ほど前には、元交際相手や友人らに「障害者を殺そうと思っている」「俺にはやる環境があるからやるんだよ」などと連絡していたとのこと。
 
別の報道では
友人らの調書が朗読され、被告が事件の約半年前、障害者を殺害する計画をしたためた安倍晋三首相宛ての手紙の代筆を頼んだり、一緒に実行しようと誘ったりしていたことが明かされたとのこと。
 
調書によると、被告は園で働き始めて2年目ごろ、意思疎通ができない重度障害者を「かわいそう。食事もひどい。人間として扱われていない」と言うようになった。15年末以降、「面会に来ない家族もいる。無駄に税金が使われている。殺したほうがいい」と語ったため、友人らは「どこまで本気なのか」「別人のよう」と驚いたとのこと。
 
事件約5カ月前に措置入院となった後も考えは変わらず、「(殺害は)神のお告げ。俺は救世主」などと主張した。また、被告は21歳ごろ脱法ハーブ、次いで大麻の使用を始めたとみられ、友人の一人は「ほぼ毎日ハーブを吸っていると言っていた」としたとのこと。
 
被告が大学で書いた書類も法廷で明かされ、自らの性格を「どんな人とも明るく接することができる」「注意深さと集中力に欠けている」などと分析していました。また、施設の採用の際に植松被告が提出した書類には、「障害者に対する専門知識が不足しているので、専門書を読んで長所に変えたい」などと前向きな言葉が記されていたとのこと。
 
***第七回公判(1月21日)***
弁護側は、被告が具体的な犯行計画を約2カ月前に友人に相談し始めたと明らかにした。
妄想だと思った友人が凶器などを教えた。別の友人には事件前日、「時が来た」と語っていたとのこと。
 
弁護側が明らかにした複数の友人らの供述調書によると、16年5月上旬ごろ(事件の2か月程前)、被告から「50人は殺そうと思う。秋葉原(無差別殺傷事件)の時はどうしたんだっけ」と相談されたとのこと。
 
被告が事件の前月、「襲撃に協力しろ」「拘束を手伝ってほしい」などと持ちかけていたことが明かされた。
 
別の報道では
友人の証言によると、被告は2015年夏ごろから「重度障害者は殺す」などと言うようになり、16年5月以降は「最低でも50(人)殺そうと思っている」と発言。友人と被告は大麻を一緒に繰り返し吸っていたとのこと。
 
架空の話だと思った友人は複数の包丁や、園職員を拘束するための結束バンドの準備を提案。やがて被告から「自分がすべて殺すから拘束に協力してほしい」と誘われた。事件の約1カ月前には「協力しろ。襲撃に参加しろ」と威圧的に言われ、友人が「無理だ」と断ると不機嫌になったとのこと。
 
事件前日に被告と食事をした別の後輩の調書では、被告が大麻を使っていると話した上で、「意思疎通ができない人を殺す」「今日で会うのは最後で、しばらく会えない」などと、犯行をほのめかしていたことも明らかになったとのこと。
 
別の報道では
事件の数時間前に食事した友人女性の供述調書で、被告が「意思疎通のできない人を殺す」「大麻を合法化する」など新しい法律を6個作りたいと話していたということです。 また、女性は友人に対し、「周りに障害者を殺すと強く言っていて、自分は正しいだろうと言い張っていたので本気で殺すだろうと思っていた」などと打ち明けていたとのこと。
 
更に別の報道では
友人らの証言調書によると、被告は同月24日深夜~翌25日未明、地元の友人男性2人と会い、相模原市内の河川敷で大麻を使用。25日早朝には大学時代の後輩女性に連絡し、午後9時前に東京都内で合流して、新宿・歌舞伎町の高級焼き肉店へ向かった。女性はもともと、この2日後に食事をしようと誘われていたため、早まった理由を尋ねたところ、被告は「時が来たんだ」と答えたとのこと。
 
焼き肉店で被告は「新しい法律を6個つくりたい」として、「意思疎通できない人を殺す」「大麻を合法化する」といった内容を一方的に説明。「昔の自分は嫌いだけど、今は好き。オーラ出てない?」「今日で会うの最後かも」とも話したといい、女性はこの間、「LINE」で別の友人にこっそり連絡し、「怖い」「頭おかしいのが度を越してる」と訴えていたとのこと。
 
被告は後輩女性と別れた後、ホテルで派遣型風俗を利用。訪れた女性に「僕のこと忘れないでね」と話したという。その後、都内に止めていた自分の車で、やまゆり園に向かったとのこと。
 
事件より5カ月前の28年2月、被告は障害者の大量殺人を予告する手紙を持参し、衆院議長公邸を訪れたことから園を退職、措置入院となった。弁護側は、被告を診察した医師3人の診断書を法廷で示したとのこと。
 
診察した医師の一人は、被告を「大麻精神病」と、「非社会性パーソナリティー障害」と診断。被告の「障害者を抹殺する」という思想は「被告の人格に根付いていると考えられる」としながらも、衆院議長に手紙を差し出すという行動に、大麻が影響を与えた可能性があるとの見方を示したとのこと。
 
別の友人は、16年3月に措置入院から退院した被告が「病院から出られないと思い正常を装った。中で障害者を殺すことだけ考えていた」と話すのを聞いた。「止められず悔やんでいる。ただ、目の前で殺害を言わなくなっており、裏切られた思いもある」と振り返ったとのこと。
 
とりあえず、前半の第七回公判までの記録です。
私はこの記事を書き始めるまで、この事件は死刑になる為の拡大自殺なのでは?と考えていました。
自分の人生に価値を見出せずに自殺で終わらせようとしているが、最後に自分の人生に価値を作る為に派手なパフォーマンスをしたのだろうと・・・
 
今回の特に第七回公判の情報を見ると、ちょっと見方が変わりました。他にも可能性が出てきました。
「快楽殺人」の可能性もあるかな?と・・・
 
理由があるにせよ、この事件は殺人を行う事自体が目的なんですよね。
殺す為に殺すと言うのが、殺人自体から精神的報酬を得ていると考えれば、快楽殺人と言えなくもないのかな?とね。
あるいは、殺す事で英雄になると言う精神的報酬を得る為なら、快楽殺人と言っても良いかもしれませんね。
 
弁護側の主張は大麻精神病による物と言う事なんですが・・・
初耳なので、Wikiで調べたら・・・
「仮説の障害で、明確に定義されてない」と言う事なんですね。
アメリカ精神医学会の DSM-IV の大麻誘発性精神病性障害だと、まれに大量の大麻の使用後に通常は被害妄想が生じ、多くは1日以内におさまるとされると言う事なので・・・・
 
これで、大麻精神病と言うのはちょっと違うような気がしますね。
大麻精神病と診断した根拠が分からないのですが・・・措置入院する時に、大麻使用とからめて受け入れやすかったと言うのは無いのかな?
 

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2020/03/16

栃木小1殺害事件再考その34(最高裁上告棄却)

1)最高裁第2小法廷は3月6日までに、被告の上告を棄却する決定をした。
 
無罪主張を退け、無期懲役とした二審東京高裁判決が確定する。決定は3月4日付。4裁判官全員一致の意見とのこと。
 
2)(最高裁)小法廷は録音・録画の取り扱いについては言及しなかったとのこと。
 
3)2審では、当初の起訴内容から殺害の日時・場所の範囲を大幅に広げた予備的訴因を追加。弁護側は、予備的訴因の追加は裁判員が判断しておらず、手紙の評価も重大な法令違反があるなどとして上告したが、第2小法廷は決定で、上告理由に当たらないとしたとのこと。
 
4)被告の弁護人は3月6日午後、東京都内で記者会見し、午前中に接見した被告が「直接的な証拠はないはずなのに、有罪を是認したことは承服できない。再審請求など自分自身の無罪を示すために戦っていきたい」と話したとのこと。
 
5)主任弁護人のK弁護士は「最高裁が何の理由も示さず棄却したことに怒りを覚える」と話したとのこと。
 
こんなところですね。
結局、最高裁は2審の判決を覆すほどの証拠や理由が無いと判断したと言う事なんでしょうね。
判断のポイント
A)自白の録画映像(2審で問題となりましたが、最高裁は指摘せず)
B)手紙の評価
C)車の移動記録
こまかなところは沢山ありますが、大まかにこの3つでしょうか?
 
被告側は直接証拠が無いのに有罪になるのは承服できないと言う事ですが、これまでも、間接証拠の積み重ねで有罪となった事件もありますからね。
 
立証責任は検察側にあるから筋違いな話ではあるんですが、被告側が身の潔白を示す証拠が出せれば、この判決にはならなかったかもしれませんね。
 
さて、この事件は2005年12月に発生してます。
このASKAの事件簿を始めたのが2005年8月でした。
事件から14年、その間に書いた記事は81件になります。
世田谷一家殺害事件を除けば、第2位の件数です。
(ちなみに3位は島根女子大生バラバラ事件の78件、1位はダントツの世田谷事件200件以上)
 
なので、思い入れが強い事件なのですが、結局、最後はすっきりしないまま、決着と言う事になりました。
やっぱり、この事件で、すっきりしないのは、証拠が無い事なんですよね。
その理由の一つが、容疑者逮捕まで時間がかかりすぎてしまったと言う事だと思います。
容疑者が逮捕されたのが、2014年、事件から9年も経過してますからね。
 
その間に、色々と消えていく証拠もあったでしょうね。
 
あと、残念なのが、ランドセルの目撃情報があったんですよね。
「ゴミ置き場にランドセルが出されていた」このランドセルが確保されて、被害者のランドセルと確認されたなら、状況は大きく変わったかもしれません。
 
ゴミの回収に事件の証拠(遺体とか)が出される事は良くある事なんですよね。
まー生ごみの中まで確認するのは無理だとしても、一見して、まだ新しいランドセルがゴミに出されていたら、「不自然」とか「不審」とか感じる事ができたらと思います。
 
回収の人は、回収スケジュールなどもあるでしょうから、沢山あるゴミステーションの、さらに沢山あるゴミの一つなので、意識するのは難しいかもしれませんが・・・・そこで気付く事ができれば、捜査が進展する思うんですよね。
 
なので、ゴミを出す時、ゴミステーションに出ているゴミに不自然な物がないか?と言うのは、我々一般人も注意しても良いと思います。
近くで女児の不明事件があって、その週のゴミにランドセルや、子供用の靴、傘などが出ているとかね。
 
まー行き過ぎると、別のご近所トラブルになりそうなので、ほどほどにと言うことだと思いますが・・・
でも、ゴミ回収の方は警察と協定など結んで、捜査に協力する事はできそうな気がしますね。
 
理想的には一定期間、保管して置くのがベストだけど、場所や人員が無いので、回収する時にチェックと言うか、感じると言うしか方法が無いでしょうね。
 
あとは、地味にみなさん、ドライブレコーダーとか、防犯カメラを付けましょうと言うことかな。
今回、Nシステムの情報が出てきましたが、該当する車が通過した事はわかるが、どこから来たのかは、わからないです。
なので、地味にデータを増やして移動経路を割り出せれば、かなり有力な証拠になるでしょう。
こちらも、データの保管期間が問題になりますけどね。
大きな事件があったら、当日と翌日のデータは10年間保存とかしたいですけどね。
 
個人でやるとなると難しいので、やはりNシステムを充実してもらうのが一番効率が良いかもしれません。
ただ、遺体を遺棄するような場所はほとんど交通量の無い場所だったりするので、Nシステムには掛からないかもしれませんね。
 
となると、個人のドラレコや防犯カメラの映像データを収集する専用のシステムを警察で作ってもらうと言うのもありかな。
提供希望者がデータを送信できるようなサーバーでも作ってもらうと良いかも。
撮影は自動でされるけど、データの保管は難しいから、その部分を警察にやってもらうと言う事ですね。
もっとも、これもただじゃできないから、コストの問題は発生しますけどね。
 
とにかく、すっきりと事件が解決できるようにしたいですね。
 
亡くなった女児のご冥福をお祈りします。

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2020/03/13

大阪府寝屋川市16年監禁死亡事件その3(一審判決)

長文注意
***初公判(2月7日)***
1)起訴状によると、両被告は07年3月ごろから長女を小屋に監禁。衣服を身につけさせず、十分な食事も与えなかったため、17年12月18日ごろ、栄養失調の状態で凍死させたとされる。
 
2)二人は「監禁するつもりはなかった。命に関わる危険な状態だと思いもしなかった」と述べた。
 
3)弁護側は「監禁だったとしても長女の療養目的で必要だった」などと起訴内容を否認
 
別の報道だと
弁護側は、精神疾患のある長女が暴れて自らを傷つけるなどしたため、小屋に入れたと反論。「監禁の意思はなく、療養や精神的安定の目的だった」と主張した。死因についても凍死ではない可能性を指摘し、全面的に争う姿勢を示したとのこと。
 
4)検察側は冒頭陳述で「幼少期から愛情を抱けなかった被告らが、一緒に生活したくないと考え、やがて精神疾患を発症した長女をプレハブ小屋に監禁した」と主張
 
別の報道だと
検察側は冒頭陳述で、両被告が少なくとも07年から、長女を監禁するようになったと指摘。自宅内に作った、窓のない1畳ほどのプレハブ小屋に鍵をかけて閉じ込めていたと主張した。内部に設置したカメラの映像で監視していたとのこと。
 
食事は1日1回しか与えず、水分は部屋の外から引き入れたチューブを通して補給。長女は死亡時、身長が145センチ、体重は約19キロで、痩せ細っていた。10年以上、部屋から一度も出られず、入浴や歯磨きもまったくできなかったため、発見時は歯が何本も抜け落ちていたとのこと。
 
冷暖房は外部からしか操作できず、亡くなる直前の設定温度は10度だった。検察側は、長女が真冬も全裸で生活させられて衰弱し、毛布にくるまって動かなくなっていったと指摘したとのこと。
 
更に別の報道だと
検察は「1畳ほどの小屋から10年以上、長女を一度も外に出さず、入浴や歯磨きもさせなかった。死亡時の体重は19キロで、ひざは折れ曲がり伸びない状態になっていた」と指摘したとのこと。
 
5)判決は3月12日の予定
 
***第二回?公判(2月21日)***
証人尋問
次女(30)が「姉と話した記憶は一度もない。小さい頃からなので違和感はなかった」と話したとのこと。
 
証言によると、次女は17~18歳ごろまで長女=死亡当時(33)=と同居していた。両被告は「統合失調症と自閉症」と説明し、プレハブで過ごすことについて「長女にはこの状態がいい。人と関わると(病気が)悪化する」と話していたとのこと。
 
***第三回?公判(2月25日)***
被告人質問
弁護側は幼少期の長女が部屋の隅でじっと座り込んでいる様子を撮影したビデオを流し、男性被告が「14歳くらいの頃から下ばかりを向くようになり様子がおかしくなった」と述べたとのこと。
 
父親の男性被告は「娘は狭い所が好きだった」と述べた。
 
「親子で公園に行ったり、海に行ったりしました。誕生日にはケーキを一人で全部食べてしまうくらい、長女は食べることが好きでした」と娘との思い出を淡々と語ったとのこと。
 
弁護士:「長女には、どんな特徴がありましたか?」
 
男性被告:「不登校になった後は、下ばかり向いていて、おかしな行動をすることがよくありました。とにかく狭いところが好きで、部屋の隅っこでよく寝転がっていました」
 
女性被告:「犬の鳴き声や車の音が聞こえると、部屋の壁を叩いて暴れるようになりました」
 
また、男性被告が、所有していたワンボックスカーの中にも、鍵がかかる小部屋を作っていたことが明らかになったとのこと。
 
弁護士:「なぜこんな部屋を作ったんですか?」
 
男性被告「長女を病院に連れて行ったり、親戚が住む九州へ行くためです。長女は光や音に敏感で、外の刺激を遮るために車の中にも部屋を作りました」とのこと。
 
***第四回?公判(2月26日)***
被告人質問
男性被告:
「娘が小屋から出たいと言ったことも出ようとしたことも一度もない。娘にとっていい環境だったと思う」と述べた。また、監視カメラを設置した理由については、「医者に見せるためだった。変な行動をしているときに録画していた」と話し、監禁ではなく精神疾患の療養だと主張したとのこと。
 
***第五回?公判(2月27日)***
被告人質問
男性被告:「死亡した前日まで食事をとっていて、死ぬような状態ではないと思っていた」と主張。長女については「かけがえのない大切な存在でした」と述べたとのこと。
 
女性被告:「亡くなるまで何の兆候もなく、信じられませんでした」と述べ、死亡した際に警察に通報しなかったのは「長女のそばにいたくて、連れていかれるのが嫌だった」と話したとのこと。
 
***25日から27日の間の被告人質門の内容***
(何日の発言か特定できませんでした)
 
男性被告:
「医者に囲われた所を作るといいといわれたので小部屋を作った」
「窓をつけると時間が分かり、ストレスになるのでつけなかった」
「外に飛び出すと危険だから鍵をかけた」
 
検察:「歯磨きはどれぐらいのペースでしていた?
 
両 被告:「2週間に1回ぐらいです」
 
検察:「なぜお風呂に入れなかった?」
 
両 被告:「長女が気を遣うと思ったからです」
 
検察:「プレハブにいつまで入れておくつもりだったんですか?」
 
両 被告:「このままでいいとは思っていませんでした」
 
男性被告:「暴れて服を脱いで引きちぎって危なかったので、裸で生活させていました」
 
女性被告:「センサーで室温を管理しているので、寒さを感じることはないと思います」
 
男性被告:「身体を動かさず筋肉がつかないから、やせたと思っていました」
 
女性被告「かなりやせていると感じていましたが、衰弱しているとは思いませんでした。死ぬ理由は思い当たりません」
 
弁護側は、「精神疾患の療養のためで、長女の安全、精神の安定の為に必要だった」と主張。ただ、被告夫妻は、医師に勧められても、長女を入院させることはなく、17歳ごろを最後に病院へ連れて行っていないとのこと。
 
女性被告:「暴れるなどの症状が安定していたので、もう連れていく必要はないと思いました。傍においておきたかった。私たちにとって長女は宝です」
 
検察側:「幼少期から長女に愛情を抱くことができず、同じ空間で生活したくないと思い監禁した」と指摘したとのこと。
 
***論告求刑公判(3月4日)***
保護責任者遺棄致死と監禁の罪に問われている。
 
1)検察側はいずれも懲役13年を求刑した。
 
2)論告で検察側は、両被告は理想通りに育たない長女=死亡当時(33)=に愛情が持てず煩わしかったと指摘。衰弱を認識していたのに治療を受けさせておらず「やむにやまれず罪を犯したのではなく、外に出られない環境でやせ衰え、死を待つだけの状態にした殺人に近い冷酷非道な犯行だ」と述べたとのこと。
 
別の報道では
「医師による診察や投薬を放棄し、療養とは言えない。娘をうとましく思う感情に起因した殺人に近い、冷酷かつ非人道的な犯行だ」と指摘したとのこと。
 
さらに別の報道では
2人が医師らから福祉施設や行政に相談するよう勧められていたのに、相談しなかったことなどを挙げ「精神疾患がある子どもに困窮していた事件とは違う」と指摘した。
長女が10年以上も裸で生活し、亡くなった時には骨と皮だけになるほどやせ細っていたことにも触れ「療養とはいえない」として、懲役13年を求刑したとのこと。
 
「長女が衰弱していることを認識していたにもかかわらず室温を10度にまで下げ、医師の診察も受けさせなかった」と指摘した。
 
「冷酷非道な犯行で殺人行為に近い」と厳しく非難し、2人に懲役13年を求刑した。
 
***判決公判(3月12日)***
1)大阪地裁は12日、いずれも求刑通り懲役13年を言い渡した。
 
2)判決によると、父親の男性被告(57)、母親の女性(55)両被告は共謀し、07年3月から自宅内の小部屋に長女を入れ、外側から施錠して監禁。17年12月上旬頃、極度にやせていたのに十分な食事を与えず、全裸で生活させ、同月18日頃、栄養不足で凍死させたとのこと。
 
3)「主文。被告人両名を懲役13年に処する。本件は精神障害者の治療に思い悩む通常の家族の場合とは質的に異なっている」
 
大阪地裁は「当初こそ、長女に安定した生活を送らせようとしていたことは認められるものの、その後は看護意欲を失い、適切な処置を取っていたと認める余地はない」と指摘した。
 
裁判長は、小部屋は基本的に施錠されていたとして、療養ではなく監禁に当たると認定。「長女は外に出ることを諦めていた」と判断した。
 
さらに、両被告は小部屋に設置したカメラで監視し、長女が極度にやせていることを認識していたのに、医師の診察を受けさせなかったと指摘。症状を安定させる目的で閉じ込めた側面があったことも認めたが、「自由を奪って社会から隔離し、心身の健全な成長を阻害した。事態の発覚を恐れて現状を維持した」と批判したとのこと。
 
「両被告は長女にあまりに無関心で、(他の精神障害者の監禁事案とは)質的に異なる」と述べたとのこと。
 
別の報道では
大阪地裁は「医師の治療を受けさせずに監禁を続けたため、長女の心身の健康は極限まで失われ、療養とは言えない」と指摘。「人間としての最低限の尊厳をも否定する非人道的な行為だ」として、2人にそれぞれ懲役13年の実刑判決を言い渡したとのこと。
 
4)裁判員の会見
40代の男性:
「精神疾患の家族の悩みと今回は全く別。両被告は長女を病院にも通わせず、愛情が全く感じられなかった」と批判したとのこと。
 
40代の女性:
「両被告がもっと周囲に頼ることができたら、命は救えたと思う」と話した。
 
別の女性:「一度も謝罪の言葉を聞けなかったのは残念」と語り、「公的機関が関与していれば、事件を防げたのではないか」と訴えたとのこと。
 
***3月12日***
弁護側は12日、懲役13年とした大阪地裁判決を不服として大阪高裁に控訴した。
 
こんなところですね。
弁護側の主張した、療養目的と言うのは、医学的な治療(投薬など)が行われていない事で否定されますね。
なので、逆に、専門医にビデオを見せて、意見(診察)を聞き、その指導の下、投薬や、生活環境を整えていたのであれば、療養目的も認められた可能性はあると思います。
 
今回の場合は、通院、投薬なども行っていないので、「監禁」と認定されているわけですね。
 
百歩譲って、療養だったとしても、室内温度を10度にして、全裸で生活、入浴もさせず、歯も磨かず、外での運動もしていないですから、これが長女の為に行った行為だとは思えないですね。
 
判決でも指摘されている看護意欲を喪失して、生きていればいいや的な投げやりに、そして無関心になっていったのでしょうね。
 
ただ、法律で裁けばこうなると言う事だと思います。
 
コメントもいただいているのですが、被告が悪いと裁いただけでは、この問題は解決しないと言う事なんだろうと思います。
入院治療にはお金が掛かり、経済的な問題を伴います。自宅で看護と言っても、予測不能な行動をするなら、常時監視する必要があって、その労力は大変な物になります。その結果、座敷牢での監禁と言う選択に行き着いてしまったと言う側面もあると思います。
そして、治らないと言う見立てがでていたとしたら、看護意欲を喪失したのも仕方なかったかもしれません。
 
このあたりについて、つれづれさんのコメントを再掲載させていただきます。
***ここから***
統合失調症でしたか。報道内容から考えるに解体型(破瓜型)であったのではないかと思います。破瓜型は妄想幻覚といった陽性症状よりも無気力や感情平板化などの陰性症状の方がよく見られるようです。
不登校の原因として、こういった無気力があったかもしれません。診断がついていない、無気力による登校拒否では学校側もアプローチしずらかったでしょう。
15年前では破瓜型は予後不良と言われていた頃ですから、診断をした医師は容疑者達にかなり厳しい予測を語ったと思われます。それで容疑者達は「治らないなら」と、次回以降の受診もせず被害者を閉じ込めることを選んだのかもしれません。
それ以降は、ある意味で被害者の好きなようにさせていたように見受けられます。ただ放置していただけですが。
後ろめたい思いは監視カメラに表れていますが、徐々に人格荒廃となっていく被害者をいつの頃からか自分達とは異なる生物と見なすようになっていたのではないでしょうか。
 
破瓜型の治療結果が多少良くなってきているのですね。
仮定に仮定を重ねた話ではありますが、もし被害者が破瓜型であり容疑者達がこの情報を目にして「娘も治るのでは」と再度の受診を決意していたら、今回の結末はなかったかもしれません。
そう考えると、医療系の報道がもっと沢山あってもいいのかもしれません。
 
投稿: つれづれ | 2018/01/07 02:30
***ここまで***
 
一方で精神疾患の家族からのコメントも再掲載させていただきます。
***ここから***
暴れるくらいに症状が酷く出ている統合失調症の家族をASKAさんも持てば、この御両親の行動も、もう少し深い部分から理解できるようになりますよ、きっと。
 
入院させるのも高額だからね、この手の疾病の長期入院は。特にベッドの空きがある病院はね(笑)
 
頭で考え想像するよりも実際は厳しいものです…。
 
投稿: 名無しのA | 2018/01/07 15:41
 
ASKAさんへ
 
詳細なご返信をありがとうございます。
 
とりあえず、「自立支援医療」についてですが、あくまでもこれは「保険適用」の部分についてのみ、医療費が安くなるというだけのものです。入院でなく通院できる状況であれば、診断書などの作成依頼など以外は「自立支援医療」を"申請"して"受理"されてれれば、もちろん適用されます。
 
現在は、病院の方から申請をしないか?と説明をしてきてくれるようですが、昔は、そんな話をしてくる病院は無かった。障害年金についても現代でも知らぬまま通院していらっしゃる患者さまも多いです。
 
入院した経験があるとわかると思いますが、どんな病であっても「差額ベッド代」のような部分は、安くはならないですよね…実費です。
治療も保険適用外の薬などを使えば実費。
 
短期の一時的な入院で済む程度な病状であれば、統合失調症は大きな問題もなく日常生活もおくれますが。
 
ただ…度々、重症な症状の出現(幻覚・幻聴・被害妄想・奇声・独り言・激しく暴れる・突然の気絶・食事が正常に摂れない・薬を毒だと嫌がり飲まない・睡眠を取らない・勝手に家から飛び出し徘徊・人様の家へ「助けてくれ!殺される!」と真夜中に叫びながら、そのような状況が全く無いのに押し掛けて迷惑をかける…などなど)し、入院しなければいけないとなると、最低でも病状が落ち着くまでに2ヶ月ほど必要だったりで…(羅列した症状は我が家の患者から実際に私が経験したことです)綺麗事では決して語れないんですよ、悲しいかな当事者は…。
 
毎日、家族の誰かが一人はついていないといけないし、こちらは一睡もできませんから…何日も何日も…。
 
重症の認知症のご家族を抱えていらっしゃる方々も、あまり表沙汰にはなりませんが、同様にドアに南京錠を取り付けて自宅の一室に監禁してるご家庭は、かなり存在しています。そうしないと核家族は付きっきりで働きに出れなくなると生活していけないから仕方なくです。統合失調症患者を持つ人々と似たような状況で認知症患者を抱えて苦しんでいるご家庭は多い。
 
どちらも社会の闇ですけどね…(苦笑)
 
投稿: 名無しのA | 2018/01/16 03:30
***ここまで***
 
経済的な問題、労力の問題、さらに膨大のストレスを一つの家族だけで負担するのは無理なのかもしれません。
「我が家の母はビョーキです」の場合も一人娘が献身的な看護をしていても、ストレスに負けてしまう事もあったようですし、娘の結婚した夫が理解者で、さらに外部施設の利用などでなんとか落ち着いている感じですね。
 
「ボクには世界がこうみえていた」の方では父親が退職金をはたいて飲食店を作って、息子との自立生活を始めるも、その後に何度か発作を起こして入院してますね。最後は支援施設での共同生活と言うところに落ち着いたようですが・・・
 
この二つはどちからと言えば、失礼な言い方かもしれませんが「軽い方」ですよね?
人格崩壊していくような状況に直面した時、果たして看護意欲を維持できるのか?と言うのは、私も自信がありません。
 
一方で明るい未来を期待したいのは、近年の精神医学が進歩していると思える点ですね。
「救急精神病棟」と言う本の中では、急性期症状で入院した患者を短期間で回復して退院させると言う取り組みが行われていると言うことが書かれていました。
 
政治や行政も含めて、日本の精神医療をどうするのか?と言うのは、ちゃんと考えなくてはならない時期なんだろうと思います。
経済的な問題だけでなく、労力やストレスの問題に支援が必要です。
 
社会の小さな闇から目を背けてきた日本の社会が生み出した事件が、この事件なんじゃないでしょうか?
消費税からこう言った方面への費用に使って欲しいと思いますね。
 
他にも、病気で仕事ができないと言って毎日パチンコをしているような人もいるので、何か自立するような支援ができないのか?などいろいろと問題はありますね。
 

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2020/03/12

石川県金沢市独身男性撲殺事件(報道情報のまとめ)

(長文注意)
リクエストがあったので、この事件を取り上げます。
この事件では遺族が事件のHPを立ち上げていて、過去の新聞報道もストックされていました。
その中で中日新聞の報道をベースに情報を記載します。
(色々参考にしてますので、必ずしも今回の記事に情報が記載されていない場合もあります)
 
とりあえず、今回は事件の情報をまとめます。
 
事件概要
2008年6月29日午後6時20分ごろ、金沢市久安のアパートで、このアパートに住む男性会社員(22)が頭から血を流して倒れているのを、訪ねてきた知人女性が見つけ119番した。男性は既に死亡しており、後頭部に鈍器で殴られたような傷があった。
 
調べによると、男性は下着姿であおむけに倒れ、死後数日が経過しているとみられる。男性は1人暮らし。女性は友人で、数日前から連絡が取れないため訪れ、玄関の鍵を開けて中に入ったとのこと。
 
報道情報
中日新聞報道から引用
***6月30日***
頭から血を流して倒れている。
訪れた知人女性が発見。6月29日午後6時20分頃
頭に鈍器で複数回殴られたような痕
死後2,3日
27日は出勤、室内から凶器は見つかっていない。
女性は数日前から男性と連絡が取れなかった
 
室内に物色された形跡はない
傷は後頭部を中心に数か所
玄関は施錠されていたが、2か所ある窓のうち一か所は鍵が開いていて、網戸の状態
 
2006年3月に金沢市内の専門学校を卒業
2006年冬から一人暮らしの会社員
12月からアパートに入居、昨年4月までは同市内の美容室に勤務、その後、美容師を辞めて、同10月末から石川県野々市町に本社のある印刷会社の川北工場に勤務
 
斜め上に住む大学一年生の男子学生は、事件があったとされる時間帯に不審な物音は聞かなかったと話した。
 
***7月1日報道***
血痕は主に玄関を入ってすぐの台所の床や壁に付着していたが、台所の奥にある寝室の床からも見つかった。
遺体の傷は頭頂部に集中していたが、犯人と争った際にできるたとみられる傷もあった。
 
司法解剖の結果、死因は頭部打撲による脳挫傷
死亡推定時刻は、遺体の硬直状況などから27日午後8時から同日深夜にかけてと判明した。
室内に物色した形跡が無い
 
男性は27日午後8時頃、石川県川北町の印刷会社の工場を退社した
29日午後6時20分ごろ、遺体を発見。
 
ポスターやラベルの印刷を担当、今年4月社員になった。
社員への登用制度もあり、早めに出社するなど仕事に意欲的だった。
27日午後7時45分ごろ、直属の上司に挨拶して帰社した。
 
現場の室内に手つかずの現金が残されていた。
室内の床には目立った靴跡がなく、犯人が靴を脱いで室内に入ったとみられる。
 
室内には、男性か犯人のものか判別できない血のついた足跡が残っていた。
足跡は複数見つかったが、靴跡とみられる足跡はなかった為、犯人が土足で押し入った可能性は低いとみられる。
 
室内は物が散乱している状態だったが、物色した形跡はなく、手つかずの現金が残されていた。
 
***7月2日***
傷は頭頂部に集中し、顔には殴打の痕が無い
頭頂部から後頭部にかけて殴打の痕があった。頭の骨が陥没していたが、顔には傷が無かった。
捜査本部は、犯人が最初の一撃で致命傷とならなかったため、男性を追い回して何度も殴ったとみている。
 
携帯電話が事件後に無くなっている。
遺体発見時に玄関のドアが施錠せれていた。
 
発見した女性は27日夜から連絡が取れなかった為に自宅を訪問した。合いかぎを使って室内に入った。
 
男性が使っていたと見れらる部屋の鍵は室内の玄関付近からみつかっている。
犯人が玄関ドアを施錠した際、この鍵をつかったかどうかは特定できていないが、施錠後に新聞受けから投げ入れた可能性もある。
 
***7月7日***
27日午後7時45分頃退社、途中のコンビニで夕食を購入後、午後8時半ごろに帰宅したとみられる。
アパート1階にあるレストランの客が営業時間の27日午後11時までの間に、2階から大きな物音がするのを聞いていた。
 
室内にあった血のついた調理器具から男性以外の指紋が採取されており、これが凶器の可能性が高い。
現場に帰宅途中のコンビニで購入したとみられるパスタがあった。
 
男性は専門学校時代の同級生を中心に幅広い人付き合いをしていた。これまでの友人への事情聴取では事件に結びつくトラブルは見つかっていない。
 
***7月28日***
男性の携帯電波の微弱電波が事件直後、現場周辺で途絶えた可能性が高い事がわかった。
 
捜査本部によると、電源がきれた時間帯を調べる手立てはないが、男性の携帯の電波は自宅アパートから半径約300メートル以内で消えた事が判明した。
 
交際女性によると、27日午後8時半以降、電話がつながらないくなった。犯行直後に電源が切られた疑いが強い。
室内に携帯を壊した跡はなく、犯人は逃走の際、現場近辺で電源を切ったか、室外で壊した疑いが残る。
 
捜査本部は室内から男女数十人分の毛髪や指紋を採取
約400人から事情を聞いた。
 
男性はインターネット交流サイトのミクシイや携帯サイトを好んでいた。知人女性は「携帯にはサイトで増やした友達の連絡先が多数あった」とあかす。
 
凶器と見られる調理器具は柄がはずれていた。犯人が強い力で執拗に殴ったようだ。
 
***9月27日***
捜査本部は現場から男性の衣類など900点あまりを押収し、鑑定を進めているが、犯人逮捕につながる決めてはない。
 
 
時系列
2006年
03月 専門学校(美容師)を卒業
12月 アパートで一人暮らしを始める
2007年
04月まで 金沢市内の美容室に勤務
10月から 石川県野々市町に本社のある印刷会社の川北工場に勤務
2008年
04月 印刷会社の社員(正社員?)になる。
06月
27日 出勤
19:45頃 退社
20:30頃 帰宅したと推定される
20:30以降 知人女性が男性と携帯がつながらなくなる
20:00から深夜 死亡推定時刻
23:00までに1階レストランの客が大きな物音を聞く
29日
18:20頃 訪問した知人女性が遺体を発見、通報
 
情報を整理
被害者:現場アパートに住む独身男性22歳
事件現場:金沢市久安のアパート2階の一室
 
遺体の状況:
 男性は上半身が裸の下着姿であおむけに倒れていた。遺体は玄関を入ってすぐの台所付近に倒れていた。
 傷は頭頂部から後頭部にかけて、複数の殴打痕、陥没骨折、顔に傷は無い、両腕に防御創
 
死因:頭部打撲による脳挫傷
 
現場状況:
玄関は遺体発見時に施錠されていた。鍵は玄関付近から発見された。
二つの窓の内、一つは施錠、もう一つは網戸だった。
室内に土足痕はなかった。血を踏んだ足跡はあった。
血痕は主に玄関を入ってすぐの台所の床や壁に付着していたが、台所の奥にある寝室の床からも見つかった。
現場は散乱していたが、物色された形跡はなかった。手つかずの現金が残されていた。
 
凶器:
現場にあった血の付いたフライパンが凶器とみられる。男性以外の指紋が採取。柄がはずれていた。
Nスぺの未解決事件を追えだと、フライパンになってましたので、フライパンを採用します。
 
その他:
男性の携帯電話がなくなっていた。事件直後に電源が切られたとみられる。
ネットでの交流が広く行われていたもよう。
 
当時の気象情報:
午前中は雨、昼から夕方にかけて曇り、夕方から深夜までが雨(23時だけ曇り)
19時から23時までは気温が21度前後、23時以降は20度ぐらい。
昼から15時までが26度ぐらい、16時から18時までが25度ぐらい。
湿度が19時から20時で88%、その後も86から87%ですね。
 
どうして被害者がパン一(パンツ一丁)と推定していますが、なぜだったのか?と疑問でしたが、帰宅直後の締め切った部屋が暑くて、湿度が88%と言う状況で、思わず脱いでしまったと言う事なんでしょうね。それで、窓が網戸だった事も説明できます。
 
あとは、雨で衣服が濡れたと言うのも可能性としてはアリなんですが、通勤方法は何だったのだろう?車なら雨に濡れる事も無いだろうと思います。
 
ここまで見て、殺害方法にものすごい違和感と言うか疑問があるんですよね。次回はそのあたりを考えようと思います。
 

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2020/03/11

海外からのコメント投稿禁止のご連絡

みなさん、こんばんは

実は数年前から海外からのコメント投稿を禁止とする設定にしています。

以前はMakochanさんなど海外からの書き込みをいただいていたのですが、一時期から、大量のスパムコメントが海外から投稿される状態となり、やむを得ず海外からのコメント投稿を禁止しておりました。

自分でも忘れていたのですが、海外のサイトに引用されるような記事も少ないながらあるようなので、遅ればせながらご連絡します。

もし海外からどうしてもコメント投稿したいような場合は、メールをくださいませ。
(メールが大量になると、対応できないかもしれませんが、それほど多くは無いと思っています)

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2020/03/09

滋賀県甲賀市猫ボーガン事件(20年03月09日)

3月9日(月)正午ごろ、滋賀県甲賀市水口町山の民家敷地内で、ボーガンの矢が臀部に1本刺さったネコが見つかった。
3月9日午後1時ごろ、矢の刺さった猫を連れた女性(47)が滋賀県の甲賀警察署を訪れた。
 
警察によると、家の外から鳴き声がしていたので女性が確認すると、玄関の近くで体に矢の刺さった猫を見つけたとのこと。
 
矢は約30センチで、ボーガン用の物とみられる。
女性は警察に連絡した後、猫を病院に連れて行ったとのこと。
同署によると、矢のようなものは猫の尻の部分に1本刺さっており、長さは30センチ程度。猫の鳴き声に気付いた女性が、民家の玄関付近で見付けた。猫は大人とみられ、女性の飼い猫ではなかったとのこと。
 
滋賀県での最近の事件
2020年03月07日(土)滋賀県彦根市の空き地で猫の首なしの死骸を発見。
2020年02月10日(月)滋賀県彦根市芹川町で、通学中の中学生が側溝に猫の首を発見。
2019年10月25日(金)滋賀県長浜市八幡中山町の長浜北小の昇降口前に胴体が切断された子猫の死骸を発見。
2018年02月15日(木)長浜市平方南町の空き家の駐車場にネコの頭部を発見。
2018年02月14日(水)長浜市平方町の民家の花壇でネコの下半身が埋められていた。
 
ちょっと、これまでの事件とは手口が違いますね。
しかも、猫に逃げられてる。これは逃げられないようにして、確実に殺す事を想定していないんでしょうね。
死んでもかまわないと言うあたりでしょうか。
 
まー若年者の悪質ないたずらとか、遊び気分での虐待と言うあたりかもしれませんね。
ただ、これまで全てが「猫」と言うのも共通事項ではありますので、新しい手口にエスカレートしている可能性もあります。
 
いずれにせよ、周辺の方はご注意くださいませ。

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滋賀県彦根市猫惨殺事件(20年03月07日)

3月7日(土)16時25分ごろ、滋賀県彦根市の空き地で、近くの男性住民が首から先がない猫の死骸を見つけ、110番する事件が起きている。滋賀県警彦根署が動物愛護法違反の疑いで調べている。
 
同署によると、首は引きちぎられたような断面で、頭は見つかっていないとのこと。
空き地の中央あたりに置かれていたとのこと。
 
彦根市の過去の事件だと
2020年02月10日(月)滋賀県彦根市芹川町で、通学中の中学生が側溝に猫の首を発見。
2019年10月25日(金)滋賀県長浜市八幡中山町の長浜北小の昇降口前に胴体が切断された子猫の死骸を発見。
2018年02月15日(木)長浜市平方南町の空き家の駐車場にネコの頭部を発見。
2018年02月14日(水)長浜市平方町の民家の花壇でネコの下半身が埋められていた。
 
前回が2月10日で約1か月で次の事件が起きてますね。
これまでの事件でも、胴体または、首の切断と言う手口で共通する物があります。
ただ、今回は引きちぎっているとなると、より残虐性が高まっているかもしれませんね。
 
前回が中学校の側溝でしたが、今回は空き地なんですよね。
発見されないようにしたのか?でも、頭部はどうしたのかな?
ただの廃棄物処理の発想なら、頭部も不要だろうけど、意図をもって別の場所に遺棄しているのかな?
 
いずれにせよ、タイミング的に例の新型コロナウイルスの為、学校が全国的に休校ですから、昼間に子供たちが家にいる状態と言うのは、不安材料です。彦根市周辺の方は注意された方が良いと思います。
子供達を屋外に出さないと言うのも難しいでしょうから、子供から目を離さないように、あるいは一人にしないようにお願いします。

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2020/03/05

滋賀県守山市女性バラバラ事件その3(一審判決)

ちょっとややこしいです。
***死体遺棄、損壊罪の初公判(2018年8月21日)***
起訴内容を認めたが、殺害を否認
結局、この死体遺棄、損壊罪の公判は後の殺人罪の公判に吸収されました。
 
***2018年9月11日殺人容疑で再逮捕***
 
***勾留理由開示の手続(2018年9月27日)***
殺人の疑いで再逮捕された看護師の女が、27日、法廷で母親について「自らを殺めた」と話し、自殺を主張したとのこと。
 
9月27日は大津簡易裁判所で勾留理由開示の手続きが行われ、容疑者による意見陳述の時間が設けられました。この中で、容疑者は「私が殺意を持って母を死なせたというのは誤りです」と話したとのこと。
 
そのうえで母親については「自らを殺めた」と自殺を主張し、「不当逮捕に強く憤り」を感じているとしました。
 
***2018年10月2日 殺人罪で追起訴***
***2019年11月11日 公判前整理手続き***
弁護側は、死体遺棄と死体損壊の罪については、心神喪失または心神耗弱状態だったとして、責任能力を争う方針を明らかにした。殺人罪については無罪を主張するとのこと。
 
***殺人と死体遺棄損壊の初公判(2020年2月12日)***
1)起訴状などによりますと、元看護師の被告(33)はおととし1月、滋賀県守山市の当時の自宅で母親(当時58)を何らかの方法で殺害。遺体をのこぎりなどで切断し、胴体を守山市の河川敷に遺棄した罪に問われています。
 
2)被告は遺体の損壊と遺棄については認めましたが、殺害については「私は母を殺していません」と否認した。
母親は自殺と主張。
 
3)弁護側は死体遺棄などについても被告に精神疾患があり責任能力を争うと主張。
 
4)検察側は冒頭陳述で、被告は母親から生活態度や進路について「執拗に叱責を受けて憎んでいた」と述べ、殺害の動機があることを指摘。また「被告は数日前に刃物を使用した殺害方法をインターネットで検索していた」として、「強い殺意に基づく計画的な犯行だった」と述べたとのこと。
 
別の報道では
検察は、被告は犯行前に「殺害の仕方」をインターネットで検索し、犯行直後と思われる時間帯にはSNSに、「モンスターを倒した。これで一安心。」と投稿していると、不審な行動について指摘しました。さらに、被告は、母親から看護師になる進路を反対されていたなど、母親は、“邪魔な存在”であったと殺害の動機について言及したとのこと。
 
更に別の報道では
検察側は「被告は看護師になりたかったが被害者から助産師になるよう執拗な叱責を受け、憎んでいた。事前にネットで殺害方法を調べるなど犯行は計画的だった」と指摘したとのこと。
 
***第二回公判(2月13日)***
被告人質問
検察:なぜ、警察に通報しなかったのか?
被告:国立の助産学校の受験に落ち、母を追い詰めたので、私が死なせたのも同然と説明し、「自殺を隠したかった」と話した。
さらに、受験について叱責を受けていたことから、母親が亡くなり、「ほっとした、解放されたと思った」と当時を振り返ったとのこと。
 
検察側が殺害の状況証拠としたSNS投稿について、被告は関連性を否定した。
 
被告は、自身の助産師学校の不合格をきっかけに母親は自殺した、と改めて説明。「モンスターを倒した」とツイッターに投稿したことについて、「自分が死なせたも同然。母は怪物のような存在で解放感があった」とした。医学部に入るため、浪人生活を9年間強いられ、鉄パイプなどで暴行を受けたりしたことなどを語った。胴体以外は焼却ごみに出したことも明らかにしたとのこと。
 
***第三回公判(2月14日)***
証人尋問
遺体の胴体を司法解剖した医師
被告は、これまでの裁判で「母親は自殺し、首から大量に血を流していた」と話していましたが、法廷に立った医師は「解剖した遺体の臓器や血管には血液が十分残っており死因は失血死ではない」としたとのこと。
 
***論告求刑公判(2月19日)***
1)検察側は懲役20年を求刑
 
2)検察側は論告で、「母親は包丁で首を切るなどし自殺した」とする弁護側の主張を司法解剖結果などを基に否定。遺体を切断、遺棄し、死亡事実の隠蔽を図った点などから殺害は明らかとし、「人間の尊厳を無視した残忍な犯行」と批判した。動機は母親が進路に強く干渉したためとしたとのこと。
 
3)弁護側は、母親の死因は不詳な点などから「他殺の証明はできていない。被告の説明は詳細で真に迫り信用できる」と反論。死体遺棄、死体損壊については認めた上で、精神障害があり責任能力はないか限定的で、母親からの長年の虐待も犯行内容に影響したとし、無罪か執行猶予付き判決を求めたとのこと。
 
別の報道では
弁護側は、検察は、殺害方法や母親の死因について立証できておらず、被告が殺したことについて合理的な疑いが残ると殺人については、無罪を主張。また死体損壊と遺棄についても、責任能力の程度によっては、無罪または執行猶予付きの判決を求めるとしました。
 
4)被告は最終意見陳述で死体遺棄、損壊については「悔やんでも悔やみきれない。お母さんごめんなさい」と述べたとのこと。
 
***判決公判(3月3日)***
1)裁判長は懲役15年(求刑懲役20年)を言い渡した。
 
2)裁判長は、犯行は残忍で動機も自己中心的として、強い非難に値するとした。一方で、長年にわたり母親から医師になるよう強く干渉され、「看護師になりたい」と言うと「あんたが我を通して不幸のどん底になる」などと強く否定されて殺意を強めたとして、経緯には同情の余地があるとしたとのこと。
 
別の報道では
裁判長は「母親におびえ、自由のない抑圧された生活で追い詰められ、同情の余地はある」と述べたとのこと。
 
3)裁判長は責任能力を全面的に認めた。
精神障害の影響については「日常生活を送りながら、母親の死亡を徹底的に隠蔽するなど善悪の判断ができないほど著しいものではない」などとして完全責任能力があったと判断したとのこと。
 
4)弁護側の自殺の主張に対して、裁判長は、母親が事件前日に病院の診療予約をし、死亡直前までスマートフォンでゲームをするなど日常的な行動をとっており、自殺とすると矛盾があると指摘した。
 
別の報道では
司法解剖所見や、母親に大きな持病がなかった点などから「想定できるのは他殺のみ」とした上で、救命措置をせずに死体損壊、遺棄に及んだ被告による殺害が強く推認される、とした。
 
「母は包丁で首を傷つけ自殺した」とする被告の供述については「死因などの客観事実に矛盾し、不自然な点が多い」として信用性を否定した。また、被告に精神障害があったことを認めた上で、犯行前後に問題なく日常生活を送っていた点などから責任能力に影響はなかったとしたとのこと。
 
こんなところですね。
娘が逮捕された時にはどんな動機なんだろうと思っていましたが、公判の内容はなかなか同情できる点はありますね。
助産師になる為に9年間浪人してますね。成れる物なら、9年も浪人しないでしょう。
逮捕当時が31歳なので、最初の受験は22歳の時ですね。
 
助産師になるには、看護師免許を持っていることが必須条件。
看護師免許を取得してからさらに1~2年間、助産師教育機関で学。おもに下記6つのコースから学校を選び、卒業・修了すると国試(助産師国家試験)の受験資格を得られます。
 
①助産専門学校に進学する
②助産課程のある大学院や助産専門職大学院に進学する
③大学の助産学専攻科に進学する
④助産課程がある大学で選抜試験に合格し単位を取得する
⑤助産課程の大学別科に進学する
⑥短期大学の助産学専攻科に進学する
 
えーと、第102回の助産師国家試験の合格率は99.6%なので、助産師教育機関に入学できれば、ほぼ助産師になれると言うことなんでしょう(多分)
 
で、被告人はすでに看護師資格を持っているから、看護師になる勉強をして、看護師になった後の、助産師教育機関への受験に失敗して9浪したと言うことなのかな?
 
この推測の通りなら、女性としてはちょっとかわいそうな事ですよね。
22歳で看護師としての人生をスタートしていれば、年齢なりの恋愛などもあって、もしかすると事件当時には結婚していてもおかしくない人生ですよね。
 
本人が希望する看護師を否定している母親の理由は「あんたが我を通して不幸のどん底になる」と言うのは不幸になるのは誰?って考えると、それは母親自身でしょ?、つまり、これは、自分が幸せになる為に娘に助産師になれと言っているようにも聞こえます。
 
この状況に置かれたら、心が折れてもおかしくないですよね。
結局は、反対する母親、束縛する母親を排除して、自分の希望通りの看護師として生活をスタートしたと言う事ですからね。
 
この事件を防ぐ方法は一つしか無かったと思います。
娘の看護師としての人生を認める事が母親にできれば、この事件は起きなかったと思うんですよね。
なぜ、頑なに助産師にこだわったのか?
一般的に考えれば、娘なので普通に結婚して家庭に入れば、経済的な部分の多くを支えるのは、結婚した相手、旦那さんになるわけですよね。
 
母親は20年前から夫と別居してますから、このあたりで、結婚とかそういった人間関係が信じられなくなっていたのかもしれませんね。
 
娘を助産師にして一生、二人だけで生活する事を夢見ていたのかな?
 
まー、殺害しなくても、状況を変える方法はあったかもしれませんけど、母子の絆を断ち切る方法を他に考えつかなかったのかもしれませんね。
 
教育とか家庭とか、やっぱり難しいとは思うけど、最後は自立できるかどうか?って事なんでしょうね。
母親も自立するだけの生活力があれば、看護師を認められたかもしれないけど・・・助産師を目指させたのは10年以上前と言うことだから、事件時に58歳なら48歳頃の話なんですよね。50歳目前ですが、中年女性の収入では自立するのは無理と言う事だったのかな?
 
子供に立派な仕事をしてほしいと言う親の気持ちもわかりますけどね。
詳しい事情がわからないけど、なんともやるせない事件です。

参考リンク
滋賀県守山市女性バラバラ事件その2(容疑者逮捕)

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2020/03/03

世田谷一家殺害事件再考その198(盗聴器)

コメントで話題にあがりましたので、今回、盗聴器について考えてみます。
ただし、この事件において、盗聴器があったと言う報道はありません。
 
まずは
§1.盗聴(器)の目的は何か?
盗聴器と言うと秘密を全て聞き出せるような、そんなイメージがあるかもしれませんが、考えてみれば、盗聴と言うのはそれほど、効率的な情報収集方法では無い事が分かります。
 
まず、音声情報である事で、盗聴する側は、盗聴した音声を全て聞いて情報を抽出する必要があります。
現在なら、AIによる音声認識による書き起こしが可能ですが、当時はそこまでの技術は無いですよね。
98年発売の一太郎9が音声入力に対応していましたが、それほど話題にはなってなかったんじゃないかな?
 
なので、盗聴が有効な情報としては、頻繁に会話に出る情報(仲間内の噂話とか)、特定の時間に会話に出る情報(主婦の浮気の電話とか)こんなところだと思います。
他にはラブホテルに盗聴器が仕掛けられているなんてのも、ありがちな話のようです。
 
いつ出てくるか分からない情報を延々と聞き続けると言うのは、警察など経済性を考えなくて済む場合か、逆に経済的な報酬が保証されているような探偵業、または、経済性度外視のストーカーなどかな?と思います。
 
多少の効率化を狙うなら、録音しておいて、1.3倍速などで再生する事で、若干の効率化が狙える可能性はありますね。
他に会議用のテレコなどなら、音声がある時だけ録音、無音の時は録音停止なんて機能もあったと思います。
ただし、この場合、盗聴電波の届く範囲に電源が用意できると言う条件が必要です。
長時間となると、家か車と言う事になるかかもしれませんね。
 
事件当時の宮澤家の状況としては、すでに立ち退きの交渉は終わっていて、移転先を見つけている状態です。
なので、この時点では会話の中に立ち退き料の金額などは出てこないタイミングだと思います。
 
ただ、事件のずっと以前から盗聴していたと言うのであれば、可能性はあるかもしれません。
しかし、立退料が目的なら、宮澤家だけが対象ではないはずなんですよね。この地域に住んでいる人間で、立ち退きを考えている家は全て対象になりますよね。
 
§2.推測される使い方
このあたりから、使い方を推測してみると、こんな感じかと思います。
1)帰宅(在宅)の確認(室内照明で確認できますね)

2)就寝の確認(無音だから就寝中と言うのは微妙ですね)

3)ストーカー(泰子さん、にいなちゃんにストーカー被害があったのか?は不明)

4)事前に必要な情報が会話に出るように誘導した場合の情報収集
これは、具体的に書くと支障がありそうなので、自粛します。
一番怪しいのは高額の立退料だけど、現金で立ち退き料を家に保管しているわけではないから、立退料がいくらだから、では強盗しようとはならないでしょうね。
もし、仮に立退料を狙ったのだとしたら、立退料が振り込まれた当日にでも実行しないと、あとは支払いでどんどん、減っていくので、時期としては、立退料目当てと言うには、少し遅いような気がします。
 
まとめると、仮に盗聴器があったとしても、事件に関係するような情報が入手できたかどうか?と言うのは、なんとも言えないですね。ただ、会話を誘導して情報を入手できるなら、顔見知りと言う事になるかな。
 
ストーカーや犯人が監視していたとしても、何の情報が切っ掛けで犯行に至ったのかもわかりませんね。
まー盗聴器は手段なので、それが動機に結び付くわけでは無いと言う事ですね。
肯定する材料も否定する材料も無いので、追加で情報が欲しいですが・・・
 
ちなみに、盗聴器は盗聴器を仕掛けた犯人だけが、それを聞く事ができるわけでは無くて、受信機を持っている人間なら、犯人以外でも聞く事ができます。
その手の電波を傍受する事を趣味とする方もいますので、現場周辺のアマチュア無線愛好家の方の中で、当時、宮澤さん宅と思われる盗聴電波を傍受された記憶のある方はぜひ、コメントくださいませ。

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2020/03/02

千葉県千葉市空気銃猫狙撃事件

千葉市内の公園で「地域猫」を狙う虐待事件が相次いでいるとのこと。
 
昨年1月から今年1月までの1年間に3カ所の公園で少なくとも計30匹のネコが不審なけがをしたり、突然行方不明になったり、死んでいることが判明したとのこと。
 
一部のネコの体内からは撃ち込まれた鉛弾のようなものが見つかり、ボランティア団体のメンバーは悪質な動物愛護法違反事件として、公園管理事務所や警察に相談しているとのこと。
 
ボランティア団体のメンバーによると、ネコを狙撃する虐待事件は平成2019年1~2月にかけて発生。
 
稲毛海浜公園(千葉市美浜区)で3匹、2019年2月に青葉の森公園(同市中央区)で1匹が被害に遭った。
 
このうち、稲毛海浜公園で見つかった推定10歳の雌のネコは動物病院で治療を受けたがその後死亡。
 
背中と腹部から長さ10ミリ、太さ5ミリの鉛弾のようなものが摘出された。他のネコも同様の鉛弾のようなものが見つかったとのこと。
 
また、同10月以降は、千葉ポートパーク(同市中央区)でネコの足や顔などに小さな穴のような傷と出血がみられるケースが急増したとのこと。
 
12月以降になると、ネコの体内から鉛弾のようなものが複数見つかるケースが目立つようになり、8匹のネコが被害にあったとのこと。
 
市ライフル射撃協会会員は「状況からみて狩猟用の空気銃で、置き餌をして50メートルや100メートル離れた長距離から撃っているのではないか」と指摘したとのこと。
 
時系列
2019年
01月 稲毛海浜公園(千葉市美浜区)で3匹(内1匹の体内から鉛玉が発見)
02月 青葉の森公園(同市中央区)で1匹
10月 千葉ポートパークでネコの足や顔などに小さな穴のような傷と出血
12月 千葉ポートパークで猫の体内から鉛弾が見つかる(8匹)
 
こんな事件ですね。
いままでも、ありそうで無かった事件です。
と言うのも、空気銃は許可制です。
***以下Wikiの引用***
空気銃は銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)により一般の所持を禁じられており、所持には各都道府県公安委員会の許可が必要である。許可には18歳以上で重大な犯罪の前科や薬物中毒がないこと、反社会的な団体や暴力団などの関係者でないことなどが求められ、許可の審査にあたっては、本人の犯歴等のチェックはもとより、同居親族についても調査の対象となる。また必要に応じ身辺のトラブルや職場、近隣の評判まで調査の及ぶ場合がある。なお例外として、日本ライフル射撃協会の推薦を得れば、14歳から所持許可申請が可能である。
***ここまで***
 
本当に許可を得て合法的に使用している人間なら、コソコソとこんな事はしないでしょう。
射場が使い難いと言う問題があったとしても、生きている動物を的にしようとは思わないでしょうね。
 
このあたりを考えると、非合法に所持している人物による犯行か、合法的に所持している人物から一時的に借りたりして、行っているのかもしれませんね。
 
使用している鉛弾の種類なども手がかりになるでしょう。
 
ただ、微妙なのが、犯行間隔ですね。ずいぶんと間隔が開いていますね。
特に冬場に行う理由が何かあるのかな?
冬の方が、人が少なく目撃されにくいと言う事だろうか?
もっとも、防犯カメラには暑い寒いは関係ないけどね。
 
まーいずれにせよ、動く生き物を射殺しているので、危険な領域に踏み込んでいますから、早めに逮捕してあげた方が良いでしょうね。
 
犯人逮捕に期待しましょう。

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