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2020/03/18

埼玉県さいたま市犯罪心理学者妻殺人事件

3月16日18時ごろ、さいたま市浦和区高砂の埼玉県庁前の路上で、「女性が刺されて動かない」と目撃者から110番する事件が起きている。
 
女性は搬送先の病院で死亡が確認された。
県警浦和署は、現場にいた住所、職業不詳男性容疑者(51)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕したとのこと。
 
逮捕されたのは文教大人間科学部臨床心理学科の男性准教授
 
同署によると、容疑者は「女性を刺したことは間違いない」と容疑を認めているとのこと。
 
逮捕容疑は16日18時ごろ、同市浦和区の路上で、さいたま少年鑑別所に勤める女性(53)の胸部などを刃物で複数回刺して殺害しようとした疑い。2人は別居中の夫婦。
 
死亡したのは53歳の少年鑑別所職員の女性。
 
現場はJR浦和駅近くの県庁とさいたま地裁に挟まれた国道上。
 
調べに同県越谷市に引っ越してきたばかりだと話しているとのこと。
 
捜査関係者によると、容疑者は文教大キャンパスのある同県越谷市に住み、女性とは別居中だったと家族が説明している。大学のホームページによると、犯罪心理学などが専門で、犯罪被害者を支援する活動にも取り組んでいたとのこと。
 
男は越谷市にキャンパスがある文教大人間科学部臨床心理学科の准教授で、公益社団法人「埼玉犯罪被害者援助センター」の理事を務めているとのこと。
 
大学ホームページなどによると、容疑者は少年鑑別所職員を経て同大学臨床心理学科に勤務。犯罪心理学を専門していたとのこと。
 
容疑者は、帰宅後買い物に行く途中だった女性を待ち伏せて犯行に及んだとみられとのこと。
 
親族などの話から2人は数年前から家庭の話で口論になっていたとみられるとのこと。
容疑者は動機などについて黙秘をしているとのこと。
 
捜査関係者によると、容疑者が自転車に乗っていた女性を倒し、あおむけの女性に馬乗りになって刺したという目撃情報があるとのこと。
 
女性には刃物を防ごうとした時にできる「防御創」がなかったとのこと。
 
3月17日の容疑者勤務の大学の記者会見
大学側の説明によると、容疑者は少年鑑別所職員などを経て平成19年から大学で勤務していた。実務経験を生かして犯罪被害者の心理について解説する授業などを担当し、ゼミは司法関係の公務員を目指す学生らに人気だった。埼玉犯罪被害者援助センター理事を務めるなど学外活動にも熱心だったとのこと。
 
女性は昨年4月からさいたま少年鑑別所の統括専門官として非行少年の処遇に当たっていたとのこと。
 
上司の次長は「優秀で人格も円満。口数は少ないが起案が的確で、少年からの信頼も厚かった」と明かす。同居する3人の娘のことを常に気にかけ、宿題を手伝うなど熱心に子育てに取り組んでいたのこと。
 
同僚たちが最後に女性を目にしたのは、事件の約30分前の16日午後5時半ごろ、現場近くの庁舎から退勤する姿だったとのこと。
 
関係者によると、容疑者と女性とは昨年ごろから別居していたとのこと。
 
大学によると、容疑者は2007年4月から専任講師として勤務。15年に准教授に昇任した。専門は犯罪心理学や臨床心理学で、担当ゼミは司法関係の仕事を志す学生から人気だったとのこと。
 
容疑者は大学院の修士課程を修了後、少年鑑別所や刑務所で12年勤務。その後、2007年4月から人間科学部に勤め、15年4月に准教授になったとのこと。
 
容疑者は08年07月から埼玉犯罪被害者援助センター(さいたま市南区)の理事として、犯罪被害者支援の施策の立案にも携わってきた。
 
死亡した女性が勤務していたさいたま少年鑑別所によると、女性は19年4月に東京都内の女子少年院から異動し、敷地内の官舎に容疑者と子ども3人と入居した。統括専門官として、鑑別所に入所する少年の生活全般を見る責任者だったという。
 
容疑者(51)がリュックに凶器の包丁を隠していたとのこと。「バス停付近で待ち伏せた」という趣旨の話もしているとのこと。
 
大学が把握している最後の出勤日は今月11日。事件当日の16日に学内にいたかどうかは確認できていないとした。
 
県警は18日、男の容疑を殺人に切り替え、身柄をさいたま地検に送りました。
 
動機については「言いたくない」と黙秘を続けている
 
時系列
1995年03月 容疑者が大学院を卒業、その後、法務省の職員になり少年鑑別所、刑務所等に勤務
2007年04月 容疑者が専任講師として勤務
2008年07月 容疑者が埼玉犯罪被害者援助センターの理事となる
2015年04月 容疑者が准教授に昇任
2019年04月 女性はさいたま少年鑑別所の統括専門官となる、官舎に容疑者と子供3人と同居
その後   容疑者が別居、子供3人は女性と同居
 
2020年
03月11日 容疑者の最後の出勤日
03月16日
17:30頃 女性が退勤
18:00頃 事件発生
03月18日 容疑者を殺人容疑で送検
 
こんな事件ですね。
事件後に容疑者はその場から逃亡していませんね。そこを考えると、この後、どうなってもかまわないと言う自暴自棄になって覚悟の犯行なんでしょうね。
 
包丁を用意して、待ち伏せ、自転車に乗る女性を倒して、馬乗りになり、複数回刺す。
殺意は満々ですね。
 
なので、よほど追い詰められた結果なんでしょうね。
動機については、「言いたくない」と黙秘しているようですが・・・言えない理由があるのかもしれませんね。
誰かを傷つけない為の配慮なのかもしれないが・・・もし、そうなら、もう十分、傷ついているでしょうね。
 
このあたりは、落ち着いてくれば話が出てくるかもしれません。
 
情報としては、数年前から家庭口論があったようですが、昨年4月には一家で官舎に入居しているので、この段階では決定的な亀裂は無かったのだろうと思います。
 
その後に別居しているので、この時期に決定的な亀裂が生じてしまったんでしょうね。
 
推測ですが、容疑者も女性も少年鑑別所などでの勤務期間があるようですから、職場結婚だったのかな?
だとすると、お互いの性格などは良く知った上での結婚だったと思うので、性格の不一致と言うのは原因ではないでしょうね。
 
高学歴家庭での夫婦の意見の対立と言うと、「アレ」かな?
このあたりは、周辺からの情報が出てくるでしょう。
 
続報を待ちましょう。

参考リンク
埼玉県さいたま市犯罪心理学者妻殺人事件その2(一審判決)

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コメント

3月30日報道
殺人容疑で送検された夫で文教大准教授の男性容疑者(51)の刑事責任能力の有無を調べるため、さいたま地検が30日から鑑定留置を始めたとのこと。期間は7月2日まで。

期間が延長されていなければ鑑定留置は終わっているので、その後の報道が無いですが、責任能力に問題が無ければ、公判待ちか、責任能力に問題有りで、別のルートに進んだかと言うあたりでしょうか?

投稿: ASKA | 2020/09/13 14:01

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