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2020/06/18

兵庫県宝塚市ボーガン家族3人殺害事件その3(動機の推測)

6月9日から11日にかけての報道
1)兵庫県宝塚市で起きたボーガンによる殺人事件を受け、兵庫県知事は全ての年齢を対象に、ボーガンの所持の規制を検討する考えを示したとのこと。
 
ボーガンは銃刀法の規制の対象外になっていて、兵庫県は事件の翌日に青少年愛護条例の「有害玩具」に緊急指定し18歳未満への販売や貸与を禁じたとのこと。
 
2)死亡した弟は建築の専門学校で勉学に励み、この春、大手ハウスメーカーに就職したばかりだった。
 
弟は高校を卒業後、京都府南丹市の京都建築大学校建築科に進学。2年後には建築専攻科に進み、2級建築士とインテリアプランナーの学科試験に合格。大阪に本社がある大手ハウスメーカーに設計や施工管理を担う技術職として就職したとのこと。
 
在学中、学費や資格試験料のため、ガソリンスタンドや警備会社でアルバイトに励み、自宅から通ったとのこと。
 
3)捜査関係者によりますと、弟の遺体の周りには血だまりがあり、弟が矢を自分で引き抜いた可能性もあるとのこと。
 
4)捜査関係者によると、西宮市内に住む伯母は4日朝に外出した後、容疑者から電話を受けたといい、宝塚の民家に向かったことが判明。関係者によると、同日午前8時半ごろ、伯母の自宅マンションにある防犯カメラの映像に、伯母とみられる人物が自転車に乗って出発する姿が写っていたとのこと。
 
また、近くの集合住宅で暮らす母親にも、当日までに同容疑者が来訪を確認した形跡があったとのこと。
 
5)「家賃を払えないから引っ越す」。母親は近隣住民にそう話していたとのこと。
同じ県営住宅に住んでいた女性は「金銭面ではいろいろ苦労していたみたい」と話した。兄弟の奨学金についても悩みを聞いたことがあり「2人とも私立高校で、お母さんも大変だったのでは」。母親はかつて葬儀会社で働いていたとみられるが、事件当時は無職だったとのこと。
 
6)事件当日の朝、容疑者は伯母を電話で呼び出していましたが、捜査関係者によると母親にも携帯電話でメッセージを送っていたとのこと。
 
7)容疑者(23)が、凶器のボーガンを「ネット上で購入した」と供述しているとのこと。
現場の住宅からは、4人に撃った5本の矢とは別に十数本の矢が見つかっているとのこと。
 
時系列
1996年  現場住宅に祖母が住み始める。
事件の数年前に容疑者ら3人が同居を始める。
2009年頃(推定)小学校高学年で引きこもりがちになる。
2015年
04月   神戸市内の大学に進学
2019年
04月末  前期分の学費が納入できず
その後、休学
09月末 大学を除籍(最終的な除籍の日付)
10月末 後期分の学費が納入できず
12月末 除籍が確定
2020年
06月04日
祖母を襲撃
その後、弟を襲撃
10:30頃 伯母が自宅を出る
その後、伯母に容疑者から電話で呼び出し
母親に携帯のメッセージで呼び出し(時期は不明)
その後、訪問した伯母を襲撃
その後、訪問した母親を襲撃
10:15頃 通報
10:20頃 逮捕
17:00頃 搬送先で弟が死亡
06月06日 伯母への殺人未遂で送検。
 
こんなところですね。
ほとんど情報が出てこないですね。責任能力に疑問でも出たのかな?
 
目新しい情報は無いのですが・・・
容疑者本人と家族との関係が気になりますね。
母子家庭で、経済的に厳しいと言うのはあると思います。
 
弟もそれを理解して、学費や資格試験の費用の為にアルバイトをしていたと言うのは、自然な流れだと思うんですよね。
 
一方で、容疑者の方が疑問なのは、除籍処分になった事を知らなかったと言う事は、学費が支払われていない事を知らなかったと言う事でしょ?
つまり、自分の学費を支払う為にアルバイトをすると言う意識が無かったんじゃないのかな?
アルバイト代を学費の一部として母親に渡していたと言う可能性はありますが・・・
 
それなら、それで、支払った事を確認するでしょうね。支払われれば、休学を止めて復学するでしょ?
休学を継続なら、それでも休学時の費用(学費)は支払う事になるし、6万円なら、自分のアルバイト代で支払うと言う事で可能ですよね。
 
今の段階では、容疑者がアルバイト代で学費の一部でも負担していたのかは不明なのですが、私の印象としては、学費については負担していなかったのではないか?と考えています。
 
多少なりとも、負担しているなら、母親が支払えない理由を話すでしょ?
負担してもらったけど、支払えないので中退して働いて欲しいとかね。
 
このあたりは、伯母が事情を知っていると思うので、その情報を待ちましょう。
 
もし、この推測通りなら、母親としても、高い学費を払っているのに、引きこもって大学に行かない容疑者に対して、相当な不満があったのではないか?と思いますね。
その上、重大な学費の滞納についても会話ができないほど、親子関係が破綻していたなら、無駄な学費を支払わないと言う選択を母親がしても不思議では無いんですが・・・
 
一方の容疑者としては、除籍になった事を知らないので、そのあたりのやり取りが事件の動機にはならないと言う事なんですよね。
以前から確執のある弟はともかく、別世帯の伯母と同居の祖母は状況から多少の経済的な援助をしている可能性がありますから、こちらも、感謝はしても、恨むような対象では無いと思うんですよね。
 
そのあたりの事を考えると、単純に人生に絶望して拡大自殺か間接自殺を考えたのでは?と言うのも有りかな?と思いますね。

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