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2020/07/28

宮城県仙台市太白区母親遺体損壊事件

仙台南署は7月18日(土)、身元不明の遺体を燃やしたとして、死体損壊・遺棄容疑で仙台市太白区の専門学生の男性容疑者(21)を逮捕する事件が起きている。
 
「母親が自宅で死亡しており、車で運んで燃やした」と供述しているとのこと。
 
逮捕容疑は16日午後10時ごろ~17日午前4時ごろ、宮城県名取市内で遺体を燃やした疑い。
 
署によると、容疑者は17日午後、同署に自首。供述に基づき、激しく焼けた遺体が見つかった。署は司法解剖を行ったとしているが、死因など結果を明らかにしていないとのこと。
 
遺体は連絡が取れなくなっている容疑者の母親とみられ、同署が身元確認を進めているとのこと。
 
男は遺体を焼いた後、自宅に持ち帰っていたとのこと。
 
容疑者は仙台南警察署に自首した際、離れて暮らす父親とともに警察署を訪れたとのこと。
 
捜査関係者によりますと、遺体は損傷が激しく、骨に近い状態まで長時間にわたって焼かれた可能性があるとのこと。
 
警察の調べに対し、容疑者は「自宅で亡くなっていた母親を見つけ、車で運んで燃やした」と、容疑を認めている。
 
また、その後の調べで「このままではいけないと思い、遺体を運んで焼いた」と話しているとのこと。
 
遺体を焼いた場所は名取市内の公園のカマドで、その際、油のようなものを使用していた可能性が高いとのこと。
 
遺体は骨に近い状態になっていて、油のようなものを使い、長時間にわたって焼かれた可能性があるとのこと。
 
容疑者は、遺体を自宅から名取市内の公園に車で運び、キャンプなどで使用するかまどを使って焼いたとみられているとのこと。
 
容疑者が母親の死亡に関わっていることを認める供述をしているとのこと。
 
公園は容疑者の自宅から約9キロ離れた場所にある。敷地内でキャンプができ、バーベキューなどに使用されるかまどが三つ並んでいる。現在は、管理者の市が使用禁止の貼り紙をしているとのこと。
 
時系列
2020年
07月
16日
22:00から翌17日の4:00頃まで、遺体を燃やした
17日午後 容疑者が自首
18日   容疑者逮捕
 
こんな事件ですね。
遺体の処置に困って、焼くと言うのはよくある話しなのですが・・・
過去の事例を見るとオープンエアーでは簡単に骨の状態にはできないんですよね。
この事件では約6時間で骨の状態にしているのでどんなカマドだったのか気になります。
 
報道の写真を見ると、約50cm角のカマドが3つ並んでいるだけで、特に窯のような物ではなく、普通にオープンエアーの状態です。
少なくとも、成人女性の遺体を一度に焼ける大きさじゃないので、遺体は解体後に焼かれたのかもしれませんね。
 
ただ、容疑者は徹夜で遺体を焼却した後に、遺骨を持ち帰って、半日後には自首してます。
遺体を焼却したのは事件を隠蔽する為だったはずですが・・・どんな心境の変化があって、自首したのだろう?
続報を待ちましょう。
 
亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

参考リンク
宮城県仙台市太白区母親遺体損壊事件その2(続報)

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2020/07/23

京都アニメーション放火殺人事件その12(動機を妄想する)

今回はこの事件の動機をいつもの妄想チックに考えてみたい。
結論から言ってしまうと「人生に絶望して、人生をリセットする為の拡大自殺か間接自殺」と言う事になります。
このあたりは、事件の第一印象と変わりませんでしたね。
 
そう考える理由なんですが、第一に「どうせ死刑になる」と言う任意での聴取の言葉ですね。
これは逆に言えば「死刑になりたい」あるいは「死刑になっても良い」と言う事の裏返しです。
容疑者は死刑になる為、あるいは、死刑を覚悟して犯行を行っているわけですね。
 
第二に前回も書いたのですが、「時間のズレ」が気になるわけです。
容疑者が「パクられた」と話している内容は事件の3年前の服役前にも、事件の8か月前のツルネの放送でもあるわけですが、実際に事件を起こしたのは、ずっと後になってからです。
 
なので、私はこの「盗用」騒動は事件の直接の動機では無いだろうと考えています。
 
この「盗用」は容疑者が事件を起こしても良いとする、自分に対する言い訳を作る為の物なのではないかと考えています。
 
では、なぜ、事件を起こす理由が必要だったのか?
私が思うに容疑者は自分自身の生い立ちや、現在の境遇についてかなり強いストレスを感じていて、受け入れらない状態でいる。
その結果、自分がこんな境遇にいるのは何かの間違いだと、今の境遇にいるのは自分の責任ではないと、責任転嫁できる理由を探していたのではないだろうか?
 
一方、その境遇から脱出する為の方法として、小説を書くようになった。
仕事ができない彼にとって、この方法以外に脱出の方法が無く、脱出する為には、「自分には才能があるはずだ」と逆説的に強く思い込んでいたのではないか?
 
しかし、その才能があるはずの自分の作品が評価されない。京アニ大賞に応募しても落選してしまう。
これは誰かの陰謀ではないのか?
この陰謀が実行できるのは、京アニしかない。京アニが自分の才能を搾取(盗用)しているはずだ。と言う結論になり、当時、あるいは過去に放送された京アニ作品の中から盗用されたと思われるパーツ(シーン)を探し出した。
(なので、無理やり盗用を作り上げているわけですね)
 
で、同時にもう一つの価値観の逆転が発生する。
これまで愛し続けた京アニに裏切られたと言う思いから、愛情が逆転し憎悪が爆発。
 
更に盗用するような卑劣な京アニを許す事ができないとして自分の復讐(犯行)を正当化した。
 
こんな感じかな?
本人は盗用されたから、犯行を行ったと思っているかもしれないが、本当は自分の人生をリセットしたいと言う感情が奥底にあるんじゃないのかな?
 
まーあくまで現時点での妄想です。
 
公判になれば、動機は出てくると思います。公判を待ちましょう。
 

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2020/07/22

京都アニメーション放火殺人事件その11(時間のズレ)

続報です。
 
ツルネの第5話(2018年11月19日)が盗用されたと容疑者主張している部分があるとの事。詳しくは文春さんを読んでください。
 
時系列
1978年   3人兄弟の次男として生まれた。
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚(容疑者9歳)、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1999年頃  父親が事故の怪我原因で廃業、その後、自殺(容疑者21歳、時期は推定)。
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2008年末  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居(2010年から2008年末に訂正)
2009年   郵便局に勤務
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
服役中に精神疾患の治療の為、服薬を始める。(容疑者37歳)
2016年01月 出所、その後、保護観察施設に入寮。
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
12月     ツルネの原作小説が刊行
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
秋      京アニの公式サイトに殺害予告等の複数回の書き込み
10月22日   ツルネ放送開始
11月19日   ツルネ第5話放送(容疑者が盗用されたと主張する部分)
2019年
01月21日   ツルネ放送終了
01月   容疑者の書き込みは不明だが、ネットに「ツルネでもパクってやがる」の書き込み(時期は推定)
03月   大音量での近隣トラブルで通報
05月   容疑者が精神科の通院と服薬を中断
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
時期不明 口座から約10万円を引き出す。
15日   新幹線で京都に移動
14:20頃 容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
15:30頃 JR六地蔵駅で京都駅方面行きの電車にのる
その後、京都市内のホテルに宿泊
16日
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 その後、京都市内のホテルに宿泊
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
その後、公園で野宿したと思われる。
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
26日   容疑者の自宅を捜索
31日   34人の殺人で逮捕状を再取得
2020年
05月27日 容疑者逮捕、送検
 
うーん、やはり謎ですね。
放送された問題の5話を実放送で見たのであれば、どうしてネットの書き込みは1か月以上も過ぎての書き込みなのだろう?(書き込みが容疑者の物だと仮定しています)
 
この容疑者は、生活音に激高して隣に住む男性の部屋に怒鳴りこむような性格なんですよね。ならば、パクったと思ったら、直後に書き込むじゃないかな?
 
ただし、実放送で見てない可能性もありますよね。
NHKオンデマンドは有料ながら、視聴する事ができますし、放送から1週間なら無料で視聴する事もできる。
 
生活保護で生活している容疑者にとって、月990円とは言え、有料放送はきついでしょう。単品なら110円から330円らしいけど、全13話あるわけだから、全部視聴しようとすると、安くても1430円かかる。
 
普通に考えれば、やはり実放送なんだけど・・・NHKの受信料もありますね。とは言え、支払わなくてもNHKの電波だけ止める事はできないから、視聴していても不思議じゃないですね。
 
普通に経済的な理由を考えれば、実放送なんだけど・・・タブレットやスマフォは何に使っていたのか?と言うのも疑問です。
 
無料動画サイトに違法にアップされるのを期待していたと言う可能性もあるかもしれませんね。
その場合でも、違法アップロードされるとしたら放送直後の鮮度の高い時期ですよね。
 
なので、1か月以上も時間が経過してから、激高している理由が分からない。
 
・・・一つの可能性としては、順番が逆なのかもしれない。
先に盗用されたと言うネガティブな感情があって、その時に放送されていた作品を見直して、該当しそうな部分を探し出したと言う可能性もあるかもしれません。そう、自分自身で盗用された部分を作り出したと言う事であれば、この時間のズレは説明できますね。
 
この場合、時を遡って、服役中の「パクられた」も「パクられた」と言う感情によって作られた、「偽の記憶」だとすれば、説明できますね。
 
妄想と言えばそれまでだけど・・・自分のどん底の生活はパクられた事によるもだ、もしパクられなければ、こんな生活はしていないと言う、無意識の言い訳、あるいは、責任転嫁と言う事なのかもしれませんね。
 
となると、精神鑑定が重要になりますね。
 
鑑定の結果を待ちましょう。
 

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2020/07/21

京都アニメーション放火殺人事件その10(ツルネ―風舞高校弓道部―)

続報です。
容疑者が盗用されたとする作品名が出てきました。
1)容疑者(42)=鑑定留置中=が「ツルネ―風舞高校弓道部―」など複数の京アニ作品名を挙げて「自分の小説を盗まれた」と供述しているとのこと。
 
2)捜査関係者によると、容疑者は作品全体ではなく一部の場面について「盗用」と主張。別の複数の京アニ作品も挙げて、それぞれシーンの一部が自分の小説からの盗用だと供述しているとのこと。
 
3)小説を書いたのは生活保護から抜け出すことを考えたのがきっかけだとも述べているとのこと。
 
4)事件の約半年前にはインターネットの掲示板サイトに「ツルネでもパクってやがる」などの投稿があり、府警は関連を調べているとのこと。
 
さて、こんなところですね。
ツルネの情報としては
第7回京都アニメーション大賞小説部門審査員特別賞を受賞。
今年が11回なので4年前ですね。(2016年)
2016年12月に小説が刊行(タイトルは「夜多の森弓道場」)
 
NHKでアニメ放送
2018年10月22日から2019年1月21日
 
これを時系列に入れると
1978年   3人兄弟の次男として生まれた。
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚(容疑者9歳)、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1999年頃  父親が事故の怪我原因で廃業、その後、自殺(容疑者21歳、時期は推定)。
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2008年末  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居(2010年から2008年末に訂正)
2009年   郵便局に勤務
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
服役中に精神疾患の治療の為、服薬を始める。(容疑者37歳)
2016年01月 出所、その後、保護観察施設に入寮。
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
12月     ツルネの原作小説が刊行
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
秋      京アニの公式サイトに殺害予告等の複数回の書き込み
10月22日   ツルネ放送開始
2019年
01月21日   ツルネ放送終了
01月   容疑者の書き込みは不明だが、ネットに「ツルネでもパクってやがる」の書き込み(時期は推定)
03月   大音量での近隣トラブルで通報
05月   容疑者が精神科の通院と服薬を中断
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
時期不明 口座から約10万円を引き出す。
15日   新幹線で京都に移動
14:20頃 容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
15:30頃 JR六地蔵駅で京都駅方面行きの電車にのる
その後、京都市内のホテルに宿泊
16日
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 その後、京都市内のホテルに宿泊
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
その後、公園で野宿したと思われる。
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
26日   容疑者の自宅を捜索
31日   34人の殺人で逮捕状を再取得
2020年
05月27日 容疑者逮捕、送検
 
こんな感じになりますね。
ツルネの放送が、出所後なので放送を視聴していも不思議では無いです。
そして、本人の書き込みか不明ですが、放送終了の頃に、「ツルネでもパクってやがる」と言うのも、本人の書き込みだとしたら、時系列としての矛盾はなさそうです。
 
だとしても、犯行が半年後になっている理由が分かりません。
しかし、実はテレビ放送の全13話に加えてOVAの第14話があってそちらの発売は2019年5月1日です。
 
容疑者がこの14話を見たのか?と言うのは今のところ情報がありません。
しかし、この5月と言うのは、容疑者が精神疾患の治療を中断した時期と一致していますね。
 
それでも、まだ2か月の空白の時間がありますね。
 
それと、実は服役中にも「パクられた」って話をしている事が説明できません。
まー「ツルネでも」の「でも」なので、ツルネ以前に容疑者の書いた小説にもパクられたと感じる部分があるのかな?と思うわけですが・・・
ふと気になるのは、小説を書き始めた理由が「生活保護からの脱出」なんですよね。
 
2008年末に入居した雇用促進住宅では最終的に200万円以上(損害金込み)の家賃を滞納している。
ただ、2009年には郵便局で働いているので、このあたりでは、生活保護は受けていないだろうね。
 
そうすると、2009年からコンビニ強盗で逮捕される2012年6月までの間で生活保護を受ける期間があったと言う事なんでしょうね。
この3年ぐらいの期間の中で小説を書き、それを京アニ大賞に応募したと・・・でも、服役中にはすでに「パクられた」と話しているので、応募から半年から1年ぐらいは、時間が無いと、パクられた事が分からないはずですよね?
 
そう考えた場合、もう一つのパクられた作品が放送された時期は2011年から2012年6月にかけてと言う事になりそうですね。
この時期に放送されているのは
けいおん(2010年4月ー9月)
日常(2011年4月ー9月)
氷菓(2012年4月ー9月) 2020/09/03訂正 氷菓子→氷菓
 
ただ、この3つとも、原作があるんですよね。
もし、「パクり」っていうなら、制作の京アニではなく、原作者の方を恨むのでは?と思うのですが・・・
 
京アニを恨むとしたら、原作には無い、演出やシーンなどのパーツが「パクられた」と言う事なのかな?
 
このあたりは、容疑者の話を聞くしかないでしょうね。
それでも、事件までの空白の時間がちょっと長すぎる気がするんですが・・・何か別に原因になる事があったのかな?
 
そういえば・・・精神疾患が診断されたのは服役中なんですよね。コンビニ強盗前に生活保護は受けられたのかな?
 
続報を待ちましょう。
 
参考リンク

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八王子スーパーナンペイ事件その4(線条痕)

事件から25年の節目報道の中で新たな情報が出てきました。
1)殺害されたパート従業員の女性=当時(47)=が拳銃で殴られるなど執拗に暴行されたうえ、銃撃された疑いがあるとのこと。
 
捜査関係者によると、女性の遺体には上腕部に皮下出血があった。頭部に殴り掛かられた際に腕で防ごうとした可能性があるとのこと。
 
また、女性の上半身の一部に皮下出血があり、着衣のねじれと部位が一致することも判明。上半身をつねられ、床に倒されたとみられるとのこと。
 
2)使用された拳銃はフィリピン製の38口径「スカイヤーズビンガム」とみられるとのこと。
 
3)2009年に警視庁が暴力団組員から押収した拳銃と、現場に残されていた銃弾の線条痕が酷似しているとのこと。
 
捜査関係者によると、組員の男は任意の事情聴取に対し、事件への関与を否定した上で、「拳銃を誰にもらったかは絶対に言えない」と供述していたとのこと。
 
現在、組員は別の事件で服役している。警視庁は射殺事件に直接関与した可能性は低いとみているとのこと。
 
こんなところですね。
事件発生が1995年7月、拳銃が押収されたのが2009年、ざっと14年後ですね。
まー拳銃なんて国内では公然と使えるような物では無いから、そのまま使われずに秘匿されていた可能性はありますね。
 
ただし、これがナンペイ事件で使われた拳銃だとすると、どうなのかな?
3人を殺害、その内2名は女子高生のアルバイトですからね、逮捕されればほぼ、死刑当確と言う事件です。
 
この拳銃を渡した人物がナンペイ事件の犯人だと仮定して考えます。
 
事件の重要な証拠の拳銃を犯人が簡単に手放すのだろうか?
犯人が逮捕される可能性があると考えれば、とても、手放す事はできないでしょう?
 
そう考えると、犯人は絶対に逮捕されない自信があるんでしょうね。
しかし、それなのに、拳銃を持っていた人物は「誰にもらったか絶対に話さない」と言っています。
 
普通に考えれば、その人物を庇っているように思えます。
犯人を庇う理由って何だろう?
 
A)犯人が生存していて、自分の証言によって逮捕される可能性があると考えている場合。
 特に、犯人が組織の中で自分より上位にいる人物だと、組織の中で致命的な裏切りになって報復の可能性も考えられますね。
 これは、話せないかな。
 
B)犯人ではなく、入手経路を隠したい場合。
 拳銃は外国製なので、当然ながら密輸品ですね。この密輸ルートを守る為に、その密輸ルートに関わる犯人の身元を話せないと言うのは考えられますね。
 この密輸ルートは組織にとって武器の調達や、裏の経済活動などに重要なんでしょうから、それについて話す事はやはり、組織に対する裏切り行為になると言う判断もアリですね。
 
とは言え、やはり、犯人の側が拳銃を他人に渡す理由がありますよね。
絶対に逮捕されないと言う条件だと、やはり海外逃亡でしょうか。
日本が犯罪者引き渡し条約を結んでいるのは、韓国とアメリカの2か国しかないですから、それ以外の国に逃亡していれば、例えば、拳銃を受け取った人間が、犯人の身元を話しても逮捕するのは難しいですよね。
 
ただし、韓国は2002年の条約発効だから、事件当時に韓国に逃亡していたと言うのはアリだと思います。
 
最後にもう一つの疑問なんですが・・・・
なぜ、この男は入手経路について「嘘」を言わなかったのか?
適当に「知らない外国人から買った」と言う嘘でも、警察は裏付けを取れないと思うのですが・・・
正直に「誰にもらったか話さない」と言うと、「誰にもらったか知っている」の裏返しなんですよね。
まーこのあたりは、個人の性格などにもよるのでしょうね。
 
ただ、この事件では、指紋とDNAが出ているわけで、この拳銃の入手経路上の周辺の人間の指紋とDNAの鑑定を進めれば、犯人にたどり着く可能性がありますね。
 
この線条痕のおかげで、捜査範囲がいままでよりも絞る事ができるかもしれません。
 
犯人逮捕に期待しましょう。
 

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2020/07/15

京都アニメーション放火殺人事件(2020年6月11日までの報道)

1)捜査本部によると、入院中の容疑者(41)は最近になって容体が回復し、命の危険な状態は脱したとのこと。ただし、呼吸器を装着したままの状態で会話はできず、皮膚移植などの治療を継続する必要もあり、逮捕のめどは立っていないとのこと。(9月17日報道)
 
2)11月8日、車いすに座れる状態にまで回復していた青葉容疑者に対し、府警が、病院内で任意の事情聴取を始めた。
 
任意の調べに対し、容疑者は「一番多くの人が働いている第1スタジオを狙った」と述べるとともに、埼玉の自宅を出る時から犯行を決意し、当日、複数の包丁を準備していたことも認め「邪魔する人がいたら襲うつもりだった」と供述しているとのこと。また「どうせ死刑になる」とも話しているとのこと。(11月11日報道)
 
3)大阪府内の病院に入院していた容疑者(41)が11月14日、京都市内の病院に転院した。命に別条がない程度まで回復したためで、京都府警は勾留に耐えられる状態になるのを待って逮捕する方針とのこと。(11月20日報道)
 
4)病院関係者によると、容疑者は現在、感染症などの合併症を起こす危険な状態を脱しているとのこと。自力歩行はできないが、会話は可能。転院前、治療に携わった医療スタッフに対して「人からこんなに優しくしてもらったことは、今までなかった」と感謝の言葉を伝えたとのこと。(11月20日報道)
 
5)関係者によりますと、容疑者は事件で全身の7割~9割に皮下組織にまで達する重いやけどを負っていましたが、人工皮膚や本人の皮膚組織を培養した皮膚を移植するなどして、命に別状がない程度にまで回復したとのこと(11月28日報道)
 
6)京都市消防局が生存者から聞き取った避難行動の全容を取りまとめ、12月23日、市議会で報告した。
 
調査結果などによると、避難が始まったのは出火推定時刻(午前10時31分ごろ)の数秒後。約1分半後までの間に、1階の玄関から5人(のちに3人が死亡)、1階東側の窓から1人が避難したとのこと。
 
出火約1分半後~約5分後にかけては、2階にいた20人と3階から下りてきた5人の計25人が、らせん階段から遠い2階東側のベランダから順次、飛び降りて避難。25人はベランダの3つの窓からそれぞれ屋外に飛び降りたとのこと。
 
最後の避難は出火から約7分後。1階女子トイレに逃げ込んだ3人だった。玄関から侵入した容疑者への恐怖心からトイレのドアを閉めていたため、トイレ内への火や煙の侵入が防がれたとみられ、3人は屋外にいた人がトイレの窓の格子を外して救出したとのこと。
 
このうち1人はらせん階段付近に座っていたが、容疑者がガソリンをまいたあと、すぐにその場から離れていたとのこと。
 
3階は出火時に27人がいたが脱出できたのは7人。6人は3階から2階に下り、2階のベランダや窓から避難したとのこと。
 
残る1人は避難開始が遅れ、ほかの社員と一緒に避難することを断念。だが、室内に煙が充満する中、息が苦しくなってしゃがみ込んだところ、うっすらとした光を発見。建物西側にある窓からの光で、呼吸をしたい一心でこの窓に近づき、外を確認したところ、外壁の出っ張りを見つけた。そして、わずかな出っ張りを頼りに壁沿いに移動し、建物にかけられたはしごで避難したとのこと。
 
また、3階から屋上への階段では20人が折り重なるように倒れているのが見つかり、死亡が確認されたとのこと。(12月26日報道)
 
7)総務省消防庁による火災シミュレーションの検証結果が12月19日、明らかになった。出火60秒後には3階建ての建物の2、3階のフロアに煙と高温の燃焼ガスが充満し、120秒後には建物内全体が、人間が耐えられないほどの高温となって避難不可能な状態になったとしているとのこと。(12月26日報道)
 
8)容疑者の母親の再婚相手の談
男性は、過去に妻が離婚した際に「元夫側に(容疑者の)戸籍が移った」と説明。容疑者とは事件前から現在まで、全く連絡を取っていないとのこと。
 
9)府警は2020年5月27日朝、入院先の京都市内の病院で容疑者を逮捕したとのこと。
 
「ガソリンをまけば多くの人を殺害できると思った」などと供述。「京アニに恨みがあった」とも話し、書面に自ら署名をしたとのこと。(2020年5月28日報道)
 
10)21歳の時、病気で父親を亡くした。(2020年5月28日報道)
(父親の死亡については、自殺との報道があり、自殺説を採用する)
 
11)服役中の37歳の時、精神障害と診断され、障害者手帳の交付も受けた。薬も処方され、出所後は就業支援を受けながら作業所などに通い、生計を立てていたとのこと。(2020年5月28日報道)
 
12)容疑者(42)が事件直後、駆け付けた警察官に「宇治の京アニ本社に行く」などと話していたとのこと。
捜査関係者によると、容疑者はその際、取り囲んだ警察官に「ここで倒れているわけにはいかない。これから宇治の本社に行かないといけない」などと話したとのこと。「自分が書いた作品がパクられたからやった。恨みを晴らす」とも繰り返し訴えたとのこと。
 
京都府警は、同容疑者が京アニに強い恨みを抱き、第1スタジオ放火後、京都府宇治市の本社襲撃も計画していた可能性があるとみて調べているとのこと。(2020年5月28日報道)
 
13)容疑者は事件直後に身柄を確保された際やこれまでの任意聴取で「小説を盗まれた」と供述。特定の京アニ作品ではなく、設定が似通っているなどとして複数の作品に対し、自分の小説が「盗まれた」との認識を持っているとみられるとのこと。(2020年5月28日報道)
 
14)容疑者(42)が、事件で36人が亡くなっていたことを5月27日に逮捕されるまで認識していなかったとのこと。
犠牲者数を知らされた容疑者は取り乱すこともなく、被害者や遺族への謝罪の言葉はなかったとのこと。(2020年5月28日報道)
 
15)容疑者が犠牲者は「2、3人くらいと思っていた」という趣旨の供述をしているとのこと(2020年5月28日報道)
 
16)5月27日早朝の病室で逮捕状を執行し、ストレッチャーに乗ったまま移動。検事がわざわざ警察署に赴き、手錠もされぬ容疑者は即日、送検された。勾留する施設は京都から離れた大阪拘置所とのこと。(2020年5月28日報道)
 
17)容疑者(42)が入院中に、襲撃時に所持していた6本の包丁について「京アニの他の施設も襲うつもりで複数用意した」などと話していたとのこと。(2020年5月28日報道)
 
18)京都府警と京都地検が昨年11月、入院中の容疑者(42)から任意で事情を聴いた際、その様子を録音・録画していたとのこと(2020年6月3日報道)
 
19)捜査関係者によると、動機については「小説を盗用されて、京アニが許せなかった。恨みが募っていた」と供述し、複数の京アニ作品の名前を挙げたとのこと。(2020年6月3日報道)
 
20)放火したとされる際の状況について「(京アニ社員が)3、4人いた。自分の右腕に火が付いたので建物の外に出た」と詳細に供述した一方で、事件前後については記憶が曖昧な部分も見られるとのこと。(2020年6月3日報道)
 
21)捜査関係者によると容疑者が過去に、精神疾患の診断を受けていたものの、事件の2か月前に、精神科への通院をやめ、薬の服用も中断していたとのこと。(2020年6月3日報道)
 
22)京都地検は6月9日、殺人などの疑いで逮捕された容疑者(42)について、精神状態を調べる鑑定留置を実施すると発表した。京都地裁が認めた。期間は9月10日まで。(2020年6月9日報道)
 
23)勾留理由を開示手続きが6月9日に行われた。
生年月日はの問に容疑者は「昭和53年5月16日」と答えた。
弁護側は通常の生活に全て、他人の介助が必要で証拠隠滅や逃亡などあり得ないとして拘留を続けないように訴えたが、認められなかった。(2020年6月11日報道)
 
時系列
1978年   3人兄弟の次男として生まれた。
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚(容疑者9歳)、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1999年頃  父親が事故の怪我原因で廃業、その後、自殺(容疑者21歳、時期は推定)。
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
服役中に精神疾患の治療の為、服薬を始める。(容疑者37歳)
2016年01月 出所、その後、保護観察施設に入寮。
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
秋      京アニの公式サイトに殺害予告等の複数回の書き込み
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
05月   容疑者が精神科の通院と服薬を中断
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
時期不明 口座から約10万円を引き出す。
15日   新幹線で京都に移動
14:20頃 容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
15:30頃 JR六地蔵駅で京都駅方面行きの電車にのる
その後、京都市内のホテルに宿泊
16日
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 その後、京都市内のホテルに宿泊
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
その後、公園で野宿したと思われる。
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
26日   容疑者の自宅を捜索
31日   34人の殺人で逮捕状を再取得
2020年
05月27日 容疑者逮捕、送検
 
注1)16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報は誤報と思われる為、削除
 
こんなところですね。
「一番人が多いところを狙った、ガソリンなら沢山の人を殺せると思った」と言うのは目的達成の為に合理的な手段を選択していると思います。
さらに、放火後に本社も狙っていた、その為の準備もしていた。
死亡者の数を2,3人と思っていたのに、死刑になると言う判断も妥当な判断ですよね。
 
このあたりを見る限り、責任能力には問題なさそうな見えますが・・・
事件の2か月前に精神疾患の治療を中断してる。実際に診断も出されていて、障碍者手帳も交付されているので、メンタルの影響はありそうですね。
 
これに対して、精神鑑定が行われる事になりましたので、慎重に判断して欲しいと思います。
 
動機については、当初からの「小説をパクられた」と言う内容ですが・・・
このパクられた時期がいったいどの時点なのか?と言うのは気になります。
 
事件の3年前の服役中にも、同じ話を周囲の人間にしています。
それが、3年後に突如事件を決意している。何が事件の切っ掛けなのか?
 
2019年の7月14日(あるいは13日)に犯行を決断させる何かが起きているのか?
 
さくっと京アニ関連の情報を調べてみたのですが・・・
2019年の5月の段階で京アニのアニメ制作、放送予定が無いと言う情報がありました。
ただ、これはどうやら、映画の作成に集中する為ではないか?と言う個人の推測がネットにありました。
2019年だけで3本の映画が公開、2020年にも2本の公開が予定されていると言う事ですね。(2019年5月の情報)
 
2019年公開予定の映画は
劇場版 響け!ユーフォニアム 4月公開
バイオレット・エバーガーデン外伝 9月公開予定
劇場版 Free! 7月5日公開
 
バイオレット・エバーガーデンは9月公開だから単純に考えれば、対象外
4月公開の響け!ユーフォニアムは公開から3か月も経過しているので、これも対象外
事件の直近で公開されたのは劇場版のFree!ですね。
 
このFree!が何か容疑者の琴線に触れたのだろうか?
Free!の歴史を見ると、第一期が2013年7月開始、第二期が2014年7月開始、第三期が2018年7月開始です。
容疑者がコンビニ強盗で服役したのが、2012年6月から2016年1月なので、Free!の第一期、第二期は見てないはず。
この服役中にもパクられたと話しているから、それを考えると、Free!がパクられたとされる作品ではなくなりますね。
 
すると、2012年6月以前に作成されたアニメと言う事なのかな?
作品は沢山あるのですが、2012年の3年前までと区切ると・・・
2009年 涼宮ハルヒの憂鬱
2009年 けいおん
2010年 けいおん
2011年 日常
2012年 氷菓子
 
でも、その場合、犯行が7月18日なのか?決意したのが7月15日なのか?その理由がわからない。
まー、このあたりは容疑者の供述を待つしかないですね。
 
公判を待ちましょう。
 

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2020/07/14

大阪府泉佐野市葵町猫虐待死事件

大阪府警泉佐野署は7月13日、猫2匹を地面にたたき付けるなどして殺したとして、動物愛護法違反の疑いで、大阪府泉佐野市葵町、会社員男性容疑者(30)を逮捕する事件が起きている。
 
「猫に関することは思い出せない」と容疑を否認しているとのこと。
 
逮捕容疑は、5月31日(日)午後10時55分ごろ、泉佐野市の団地敷地内で猫1匹を地面にたたき付けて殺し、6月上旬、別の猫1匹を、毒物を与えて殺した疑い。いずれも野良猫とみられるとのこと。
 
泉佐野署によると、6月3日(水)、現場の団地の敷地内で猫の死骸が見つかり、体内から毒物が検出された。4日未明に警察官が付近を歩いていた容疑者を発見し、任意で事情を聴いていたとのこと。
 
時系列
05月31日
22:55頃 猫1匹を地面にたたき付けて殺す
06月03日 毒殺された猫の死骸を発見
06月04日
未明   付近を歩いていた容疑者から任意で事情を聴いていた
07月13日 動物愛護法違反で逮捕
 
こんな事件ですね。
正直なところ、6月4日の事件では、立証が難しそうな印象なんですよね。猫の死骸に残った毒物と同じ毒物を容疑者が所持していたとかでもないと、状況証拠だけなんですが・・・
 
一方の5月31日の事件では、犯行時刻が分単位で出ていると言うあたりを見ると、目撃者とか防犯カメラの映像などがあったのかもしれませんね。
 
続報を待ちましょう。

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2020/07/13

京都アニメーション放火殺人事件(8月28日までの報道)

1)書き込みは昨年9~11月、同一のネット掲示板に京アニの名前を挙げて、「現行(ママ)落とされた」「裏切られた」「パクられて原稿の意味がなくなってた」などと書かれていた。「爆発物もって京アニ突っ込む」「無差別テロ」などと危害を加えるような記載もあった。書き込みが同一の人物によるものかは不明とのこと。
 
別の報道では
サイトには「京アニに裏切られた」「アイデアをパクる貴様らだけは絶対に許さん」などとの投稿があったとのこと。
(容疑者の書き込みかどうかはわかっていない)
 
2)容疑者の書き込みかどうかはわかっていませんが、同じ時期の去年10月には京都アニメーションのホームページに殺害を予告する書き込みがあり、警察に被害届が出されていたとのこと。
 
3)容疑者(41)の自宅アパートは、壊れた大型スピーカーや家財道具などが床に散乱していたとのこと。
パソコンの他、スマートフォンが複数あったとのこと。
 
「響け!ユーフォニアム」の色紙が押収されていたとのこと。
 
室内には他にも壊れた家具類が多数あり、その破片や家財道具が床にまき散らされていたという。飲酒した形跡はなく、容疑者が何らかの原因で暴れ回った可能性が高いとのこと。
 
4)近隣住民の談「父親がタクシーで交通事故を起こして働けなくなったそうです。それで一気に生活が苦しくなったのか、父親と妹の怒声が毎晩のように聞こえました。それからまもなくして父親が首を吊って自殺し、残された妹も蒸発してしまいました」
 
5)容疑者は2012年6月に茨城県のコンビニエンスストアで強盗事件を起こし、懲役3年6か月の判決を受けて服役しました。関係者によると、容疑者は警察や検察の捜査段階で「秋葉原で起きた無差別殺人犯の心境と同じで、刑務所に入りたかった。他人にガソリンをまいて燃やすことを考えたことがある」などと話していたとのこと。
 
6)強盗事件を起こす引き金として「小説をめぐって家族との関係が悪化した」とも話していたとのこと。
 
7)容疑者が事件2日前に利用したJR京都駅近くのインターネットカフェで、同社関連の地図を検索した形跡がなかったとのこと。
 
8)京都府警捜査本部は8月14日、負傷者が新たに1人増えて34人になり、死傷者は計69人になった。
 
9)京都アニメーションは8月14日、第1スタジオでの放火殺人事件を受け、今年6月から受け付けていた「第11回京都アニメーション大賞」の募集を一時停止すると発表した。締め切りは11月30日だが、スタッフが事件の対応に当たっているためという。再開するかどうかや既に応募された作品の扱いについては「しばらく時間をいただきたい」としているとのこと。
 
10)容疑者がコンビニ強盗をして刑務所に収監中の話(関係者による)
 
容疑者は時々、突然、「おぉ!」「うわぁ~」などと大声をあげたり、壁に頭を打ち付けたり、ペンを自分の手に刺そうとしたり、手が付けられない興奮状態になったとのこと。
 
この後、容疑者は精神疾患の治療のため、薬が投与されたとのこと。
 
容疑者は刑務所でも小説を書いていた。
容疑者は「俺って、才能があるんですよ」「いい作品を書いて応募したのが、パクられたんですよ」「自分の作品を、有名なアニメ監督が盗んでいる」「今、書いているのもいい作品。今度はパクらせないようにする」などと怒ったように言っていたとのこと。
 
11)コンビニ強盗で逮捕された時の供述
「これで刑務所にいける。この世の中のしがらみから解放されると安堵した気持ちだった。世間に疲れた。人間関係とか面倒だ。この世の中の生活がバカバカしい。」
 
「嫌なことを思い出すたびに、イライラしてものに当たってしまう。努力しても認められない。人として否定されているように思える。」
 
12)7年前の容疑者の知人の談
「ネットで連絡をとった相手に頭で考えていることを抜かれている気がする」
 
13)容疑者が、京アニの人気作品と同じジャンルの「学園もの」など複数の小説を同社に応募していたとのこと。
 
捜査関係者によると、応募作品はいずれも、学園ものが多い京アニ作品を意識したような小説で、意味不明な内容ではないとのこと。
 
容疑者は「京都アニメーション大賞」に複数の小説を応募していたと断定した。捜査関係者によると、応募作品は少なくとも長編と短編が一つずつあり、京アニの人気作品に多い「学園もの」が含まれていたとのこと。
 
14)父親は業務中の死亡事故で負うことになった賠償金が支払えず、自殺を選んだとのこと。
 
15)8月18日で発生から1カ月。容疑者(41)は全身をやけどし、皮膚移植の手術を繰り返し、呼びかけに反応は示すものの、なお重篤な状態が続いているとのこと。
 
16)自宅アパートから押収した電子機器から京アニに関連するサイトの閲覧記録があったとのこと。
 
容疑者の自宅からはスマートフォン3台やタブレット端末を押収。解析を進めたとのこと。
 
時系列
1978年   3人兄弟の次男として生まれた。
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
時期不明  父親が事故の怪我原因で廃業、その後、自殺。
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
服役中に精神疾患の治療の為、服薬を始める。
2016年01月 出所、その後、保護観察施設に入寮。
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
秋      京アニの公式サイトに殺害予告等の複数回の書き込み
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
時期不明 口座から約10万円を引き出す。
15日   新幹線で京都に移動
14:20頃 容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
15:30頃 JR六地蔵駅で京都駅方面行きの電車にのる
その後、京都市内のホテルに宿泊
16日
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 その後、京都市内のホテルに宿泊
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
その後、公園で野宿したと思われる。
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
26日   容疑者の自宅を捜索
31日   34人の殺人で逮捕状を再取得
 
注1)16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報は誤報と思われる為、削除
 
こんなところなんですが・・・ちょっと容疑者のメンタルの状態が微妙ですね。
コンビニ強盗の服役中に精神的に不安定で、精神疾患の治療をしています。
さらに、出所後も福祉の支援が必要との理由で施設に入寮してますよね。
 
このあたりの状況をみると、メンタルに何等かの問題があった可能性はあると思います。
ただし、事件当時の責任能力は精神鑑定の結果を待つしかしありませんね。
 
そこで、一つ気になるのが、京アニの小説を応募した時期です。
既に、服役中の時点で「パクられた」と言う話が出ています。
なので、放火事件の3年以上前には応募していたのか?
 
でも、では3年も経過してから暴発して犯行を決意したのか?
それとも、応募が出所後の話なら、この服役中の「パクられた」の話は全然、別の話なのか?
 
もし、応募が出所後の話なら、容疑者はずっと以前から作品を「パクられた」と言う意識を持っている事になりますよね。
だとしたら、「妄想」と言う可能性は否定できないかもしれませんね。あるいは、妄想の影響と言う事なのかもしれません。
 
まー実際、出所後は半年間、施設に入っていたけどその後はアパートで独り暮らしなので、通院や服薬といった治療が継続されていたのか?が分かりませんね。
 
もし、独断で治療を中断して、その結果、病状が悪化していると言う可能性もあるかもしれません。
実際に通院の報道はここまで出ていないと思います。
 
治療を継続していたら、この事件は起きなかったのかな?
治療の情報が欲しいですね。
 

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京都アニメーション放火殺人事件(7月31日までの報道)

1)府警によると、7月16日の宿泊は宿泊施設に予約をした形跡はなく、飛び込みで宿泊していたとのこと。
 
2)容疑者(41)の自宅から、京都府宇治市を舞台にした同社製作の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」のサイン色紙や京アニ関連書籍を押収していた。また、府警が容疑者宅から原稿用紙を押収していたとのこと。
 
小説などの作品を記した書類は見つからなかったとのこと。
容疑者の部屋から押収した大量の原稿用紙には何も書かれておらず、他にも紙に残された作品はなかったとのこと。
 
3)京アニの代理人弁護士は7月30日、容疑者(41)と同姓同名の人物から作品の応募があったと明らかにした。住所は容疑者と同じさいたま市見沼区だったとしている。形式面に関する1次審査を通過せず、社内で共有されていなかったとのこと。
 
弁護士は「応募の内容については明らかにしない」とした上で、「京アニがこれまで制作した作品との間に同一または類似な点はないと確信している」とコメントしたとのこと。
 
弁護士によると、容疑者名と住所の一部が報道で明らかになったため、改めて社内で確認したところ、容疑者と同姓同名で、記載された住所も一致する創作作品の応募が確認されたとのこと。
 
京都アニメーションのホームページによると、同社は10年前から「京都アニメーション大賞」として一般から小説を公募していた。「京都アニメーション大賞」はプロ・アマ問わず、小説を募集。受賞作はアニメ化や文庫化し、大賞は副賞100万円とのこと。
 
4)容疑者は1978年に3人きょうだいの次男として生まれた。
 
5)近隣住民の談「タクシー運転手だった父親が事故でケガをして廃業に追いこまれ、まもなく自殺した」(時期不明、定時制高校入学後)
 
6)08年末から茨城県常総市にある雇用促進住宅に移り住んだ。そして、入居する際の連絡先欄には母親の住所が記されていたとのこと。
 
当時の大家談「約3万円の家賃は滞納が続き、遅延損害金を含め231万円が未払いのままです。」
 
別の報道では
30代になり、リーマンショックのあおりで派遣社員としての契約が打ち切られて住む場所を失い、ハローワークのあっせんで茨城県常総市の雇用促進住宅の入居を申請。家賃約3万円の3DKに住んでいたが、家賃はほとんど支払っていなかったとのこと。
 
7)容疑者は事件当時、顔などを隠さず、逃走の準備もしていなかったことから、府警は逮捕されることも覚悟していたとみているとのこと。
 
8)捜査関係者によると「容疑者は定職もなく生活保護で厳しい生活の中で、わざわざ京都まで来て、犯行に及んだ。家宅捜索では京アニ関連の商品をかなり押収した。グッズ類が多く、DVDはなかった」とのこと。
 
京アニ以外のアニメ関連のグッズもあり、かなりのアニオタではないかとみられているとのこと。
 
9)16年1月に刑務所を出所した後は精神障害があったため、福祉サービスを受けられるように国が支援する「特別調整」の対象になっており、約半年間、更生保護施設に身を置いていたとのこと。
 
10)インターネット上に「京アニに裏切られた」「原稿叩(たた)き落として裏切ること」などと投稿されていたとのこと。
書き込みは昨年秋に集中。京アニの名前を出し、「爆発物もって京アニ突っ込む」や「思考盗聴まで行ってアイデアをパクる」「原稿叩き落として裏切ること」などの書き込みもあったとのこと。
 
11)府警は7月31日、容疑者について、27日に亡くなった男性を加えた34人に対する殺人などの容疑で逮捕状を再取得した。死因が特定できていない1人は含まれていないとのこと。
 
時系列
1978年   3人兄弟の次男として生まれた。
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
時期不明  父親が事故の怪我原因で廃業、その後、自殺。
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
2016年01月 出所、その後、保護観察施設に入寮。
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
秋      京アニの公式サイトに殺害予告等の複数回の書き込み
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
時期不明 口座から約10万円を引き出す。
15日   新幹線で京都に移動
14:20頃 容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
15:30頃 JR六地蔵駅で京都駅方面行きの電車にのる
その後、京都市内のホテルに宿泊
16日
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 その後、京都市内のホテルに宿泊
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
その後、公園で野宿したと思われる。
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
26日   容疑者の自宅を捜索
31日   34人の殺人で逮捕状を再取得
 
注1)16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報は誤報と思われる為、削除
 
こんなところですね。
事件前に約10万円を口座から引き出しているんですが・・・
調べてみると、さいたま市の生活保護の生活扶助分の支給額はざっと8万円のようです。
容疑者本人に精神障害が認められていれば、もう少し加算されているかもしれません。
 
事件当時に通院していたと言う報道が無いので、多分精神障害分の加算は無かったのではないか?と考えています。
 
いずれにせよ、10万円と言うのは1か月の生活費のほぼ全てですから、事件後に逃亡しても、もう生活資金は無いと言う状態なんじゃないかな?
 
このあたりは、本人の供述を待つしかないですね。
 
それから、小説の応募の事実が出てきました。本人が小説をパクられたと言う言葉と合わせて考えると、本人がパクられたと誤解したと言うあたりが濃厚なのかもしれません。
 
容疑者の応募した小説自体が公開されていないし、さらに、パクられたのがどの作品のどの部分なのかもわかっていないので、一般論でしかないですが、「ただの勘違い」あるいは「誤解」もしくは、本人の欲望による「曲解」と言う可能性があるのかな?と考えています。
 
えーと、小説や文学に限りませんが、音楽の作詞、作曲など多くの芸術と言うのは長い歴史があってもう、数えきれない作品がありますよね。
分かりやすいのは歌謡曲の歌詞で、部分的なパーツだけを抜き取れば、他にも同じパーツを使っている歌詞はあると思うんですよね。
 
容疑者の応募した小説と言うのも、京アニでのアニメ化を前提に書かれた物であるなら、逆に、京アニの作風に合わせた物になってもおかしくない、それを容疑者本人が無意識に書いていると言う可能性があると思うわけです。だとすれば物語やキャラクタの設定が似ている物があってもおかしく無いと思います。
 
この事件で本当にそうだったのか?はこれからの捜査や公判を待たなくてはならいのですが・・・
特に、小説の場合、文章が映像化されてしまうと、どの部分がパクりなのかと言うのはかなり分かり難いのではないか?と思います。
 
ただ、もしそうだったとしても、普通の人間なら自分が寄せていると言うか影響を受けている事に気付くと思うんですよね。
それが、今回の事件では殺人もいとわないと言う程に思いつめた結果になってしまいました。
それは、容疑者自身が生活に追い詰められていたからなのかもしれませんね。
 
生活保護で切り詰めた生活だったにも関わらず、アニメグッズを購入して、原稿用紙で小説を書いていたんですよね。
仕事もしていない(仕事ができない?)容疑者にとっては、どん底の生活から脱出できる最後の手段だったのかもしれません。
そんな状況なら、「自分には才能がある」と思い込まないとモチベーションを維持できなかったかもしれませんね。
 
だけど・・・高校卒業頃には普通に仕事をしていたようなのに、どこで人生の歯車が狂ってしまったんでしょうね。
 
参考リンク

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東京都大田区蒲田3歳女児餓死事件その3(言い訳)

1)母親(24)が調べに対し、「当時、居間のドアをソファで塞ぎ開けられないようにして外出した」と供述しているとのこと。女児が居間から出た形跡は確認されておらず、母親の8日間の外出の間ずっと居間に閉じ込められていたとみられるとのこと。
容疑者は、台所にある包丁などに長女が触れないようにするためだったと説明しているとのこと。
 
2)容疑者が、実際にはいないはずの親族が面倒をみているかのように普段から周囲に装っていたとのこと。
 
容疑者の知人の談
「(長女を)連れてこないときは、いつも『パパがみている』って言うの」
「お兄さんと妹と一緒に住んでいるみたいな。『お兄さんとすごく仲良くて一緒に住んでいるよ』みたい話は聞いていました」
 
3)容疑者は、「子どもの面倒をみるのが大変でリラックスをしたくて旅行に行った」と供述しているということで、警視庁は、育児へのストレスから放置を繰り返していたとみて調べているとのこと。
 
4)「エアコンをつけて部屋に食べ物を置いていったので大丈夫だと思った」とも供述していて、警視庁は容疑者が長女を長期間、部屋に閉じ込めるつもりだったとみて調べているとのこと。
 
5)警視庁捜査1課は9日午前、容疑者を送検。
 
6)容疑者が調べには「早く帰るつもりだったが飛行機が満席だった」などと説明したとのこと。しかし、同課が調べたところ、飛行機には空席があったことが確認されたとのこと。
 
7)疑者は都内の居酒屋に勤務していた。だが、警察には当初、「無職」と話していたとのこと。
 
8)容疑者の知人の談
新型コロナウイルスの感染拡大で今年3月ころから、居酒屋の勤務が減り、長女と一緒に自宅にいることが多くなったとのこと。
 
9)捜査関係者によると「鹿児島県の男性は子供がいることも知らなかったようだ」とのこと。
 
10)自治体が心身の発育状況や栄養状態などをチェックする3歳児健診(昨年末に予定)を受けさせていなかったとのこと。
区の担当者が2回母子に接触を試みたが、連絡がつかなかったとのこと。
 
区役所の職員が5月に自宅を訪問した際も容疑者は旅行中だったとのこと。
 
長女は1歳ごろまで乳幼児健康診査は受診していたとのこと。
 
11)容疑者が5月8~11日にも鹿児島県に滞在していたとのこと。
容疑者は6月5日から同13日の間、鹿児島県を訪れて知人男性と会っていた。飛行機の航空券は往路のみ購入しており、復路は旅行中の同11日に予約していたとのこと。
 
12)捜査関係者によると、自宅前の防犯カメラを分析したところ、5月初旬を最後に長女の姿は写っていなかった。
長女は昨年夏ごろまでは容疑者に連れられて毎日のように近所のコンビニを訪れていたが、最近は容疑者が1人で来店するようになっていたとのこと。
 
別の報道では
捜査関係者によると、母子宅の玄関付近を映す防犯カメラに残っていた記録では、5月上旬の深夜、容疑者が長女を抱き、外出してすぐ戻る様子が映っていたほかは、長女の姿は確認できなかった。容疑者が1人で出かけるところは何度も映っていたとのこと。
 
13)容疑者は勤務先に少なくとも8連休になるよう休みを申請していたほか、鹿児島旅行の航空券についても、事前に予約していたのは行きのチケットだけだったとのこと。
 
14)捜査1課などによると容疑者は6月5日、長女を自宅に1人放置し、鹿児島県を訪問。予約していたホテルの宿泊を、自らすすんで現地でさらに延長し、13日午後に帰宅したとのこと。
 
15)容疑者は2016年に長女を出産後、当時交際していた自動車関係で働く男性と入籍するもすぐに離婚したとのこと。
 
16)「容疑者は8歳の時に母親から『身の回りのことをキチンとしない』などの理由で平手で殴られ全治2週間の怪我を負わされています。食事を十分に取っていない状態だった。県警は『緊急事態』と判断し、母親は傷害と保護責任者遺棄、父親は保護責任者遺棄の容疑で逮捕したとのこと。
 
17)容疑者はこの事件後に入院し、児童相談所に保護され、その後は養護施設に入所。事件後に両親は離婚したとのこと。
 
18)長女は免疫に関する臓器である『胸腺』が委縮してしまっていたとのこと。
 
19)捜査関係者によると鹿児島在住の元同僚男性は、「『家には(容疑者が)来たけど、別れたかった』と話している」とのこと。
 
時系列
2004年頃 容疑者が8歳の時、両親が逮捕、本人はその後、施設へ
2016年  容疑者が長女を出産
時期不明 長女の父親と結婚
2017年
時期不明 長女の父親と離婚
07月   現場マンションに母子で暮らし始める
2019年
12月   法定の3歳児健診を受信せず。
2020年
05月上旬 これ以降は長女を外出させず
05月08日~11日まで容疑者が長女を残して鹿児島に滞在。
06月05日 長女を残して鹿児島へ旅行(知人男性と過ごす)
この後、予約したホテルの宿泊を延長
06月13日
14:55頃 帰宅(推定)
その後、遺体を洗い、新しいおむつに替える。
その後、LINEの会話を削除(推定)
15:55頃 119番通報
その後、搬送先の病院で長女の死亡を確認
その後、容疑者が入院
07月07日 容疑者が退院、その後、逮捕
07月09日 保護責任者遺棄致死容疑で容疑者を送検。
 
こんなところですね。
容疑者は日常生活の中で、存在しない夫や兄と同居していると話していたようです。
それによって、子供を放置していないと言うアリバイ作りをしていたんでしょうね。
子供を放置(育児放棄)する事がダメな事だと言う事を容疑者も認識はしていたんでしょうね。
 
そんな嘘をついて、周囲を欺いて、それでも容疑者自身として求める物があったんでしょう。
それが何なのか?は本人に話してもらわないと分からないですね。
 
嘘をついていたのは、自分自身も含めてなのかもしれないですね。
ネグレクトをしても良い理由を自分に言い訳して、無意識にネグレクトを正当化していたのかもしれません。
「エアコンをつけて、食べ物も置いた」から大丈夫だってね。
 
でも、まだおむつをしていた、長女のおむつは8日間、そのままにしておくってのは、言い訳できないですよね。
 
どうやら、鹿児島の男性も容疑者に子供がいる事を知らなかったようです。
その上、容疑者とは別れたかったとか・・・
もし、容疑者が結婚を考えているなら、子供の事は話していたと思うんですよね。
結婚するなら、いずれ、子供の事は話さないといけないわけですし。
 
しかし、子供を犠牲にしてまで、ただの遊び相手にわざわざ、飛行機に乗ってまで会いにいくだろうか?
費用だって、宿泊費や食費、運賃、小遣いなど合わせれば10万円は超えると思うんですけど・・・
 
ふと思ったのですが、2度目の鹿児島行が6月5日ってのは、10万円の特別定額給付金をあてにしての旅行だったじゃないのかな?
 
特別定額給付金は「予算案を4月27日に国会提出し、5月1日までの成立を目指す」と言う報道が4月21日の段階で出されてますね。
1回目の鹿児島旅行が5月8日ですから、定額給付金の親子2人分の20万円をあてにした旅行だったとしても不思議では無いですね。
 
もしそうなら、3歳の子供の命を奪ったネグレクト事件の遠因が国民全員の為の特別給付金と言うのは、皮肉がききすぎてる。
3歳の子供の為に使われるべき給付金がその子の命を奪う為に使われるなんて、言葉もありません。
 
ただ、容疑者がまだ保育園に通わせていたなら、事情は少し変わっていたのかな?と思う部分もあります。
結局、容疑者には誰も頼れる人が居なかったんでしょうね。
心を許せる人間が周囲に居なかったので、子供の面倒を見る人がいるなんて嘘を言わなきゃいけなかったし、誰かに預ける事もできなかった。
容疑者が8歳の時に虐待で逮捕された母親との交流も続いていたようですが、母親にも何の話もしていないんでしょ?
 
だから、もし、容疑者が保育園に長女を通わせ続けていて、ママ友がいて、育児の愚痴をこぼせるような相手が居れば、この事件は防げたのかもしれません。
 
もしかすると、容疑者が探していたのは、「本当の事を話せる相手」だったのかもしれませんね。
 
続報を待ちましょう。

参考リンク
東京都大田区蒲田3歳女児餓死事件その2(続報)
東京都大田区蒲田3歳女児餓死事件その4(一審判決)

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2020/07/08

東京都大田区蒲田3歳女児餓死事件その2(続報)

1)長女は発見時、新品のおむつをつけていたが、尻がただれており、捜査1課は容疑者が帰宅後、長女の世話をしていたように偽装した可能性があるとみているとのこと。
 
別の報道では
長女のおむつは新しく、室内には空のペットボトルやパンの袋もあった。だが、捜査で119番の約1時間前に帰宅したとみられることが判明した。同課は容疑者が通報までの間に、交際相手と鹿児島県で食事をするなどして遊んでいたことを隠蔽しようとおむつを替えるなどした可能性があるとみているとのこと。
 
別の報道では
救急隊が到着する前、容疑者が長女の体を洗って新しいオムツにはき替えさせていたことが新たに分かりました。部屋からは使用済みのオムツが見つかっているとのこと。
 
2)外出先から6月13日に帰宅し、午後3時55分ごろ「子どもが呼吸をしていない」と119番した。救急隊が駆けつけると、長女は物が散乱した室内のマットレスの上に心肺停止の状態で倒れていたとのこと。
 
3)容疑者は長女を出産した後、長女の父親に当たる男性と結婚し、間もなく離婚した。2017年7月から母子で現場マンションで暮らしていた。長女は保育園に1年以上前から通っておらず、容疑者が居酒屋での仕事に行っている間は自宅に1人でいたとみられるとのこと。
 
別の報道では
長女は一時保育園に通っていたが、昨年通園をやめていた。警察や自治体、児童相談所に虐待に関する情報は寄せられていなかったとのこと。
 
捜査関係者などによると、容疑者は約3年前に長女の父親と離婚し、保育園に通わせながら働いていた。
 
4)容疑者は6月5日~13日、自宅に長女を放置し餓死させたとして逮捕された。13日までの8日間、知人男性と一緒に鹿児島県で過ごしていた。
 
5)捜査関係者によると、容疑者は5月にも長女を自宅に置き去りにしたまま、3日間外出していた。この際も知人に会いに行ったとみられているとのこと。(今回と同じ男性)
 
6)容疑者が長女を「放置しても大丈夫だと思った」と供述しているとのこと。警視庁はこれまでにも容疑者が長女を3日ほど放置して外出したのを確認していて、詳しい経緯を調べているとのこと。
 
7)司法解剖の結果、長女は死後数日が経過していた。体にあざなどの目立った外傷はなかったが、極度の脱水状態で、胃の中は空っぽだった。体重も3歳児としては軽く、普段から食事を十分に与えられていなかった可能性もあるとのこと。
 
別の報道では
長女の体重は、同じ年ごろの子どもよりも3kgほど少なく、警視庁が育児放棄の経緯を調べているとのこと。
 
8)容疑者の友人が「(容疑者は)娘を数日間放置して外出したり、深夜遅くに帰宅したりしていた」と証言しているとのこと。
 
別の報道では
容疑者は居酒屋で働きながら一人で長女を育てていた。出勤時は長女を自宅に残していたが、仕事後にパチンコに行くなどして帰宅が遅くなることもあったとのこと。
 
9)容疑者の携帯電話からこの鹿児島の知人男性とやりとりしたメッセージが削除されていたとのこと。(無料通信アプリLINEのこと)
 
容疑者は逮捕前に話を聞かれた際、長女について「数日前から具合が悪かった」などと説明しており、警視庁は容疑者が長女と一緒にいたように装ったとみて調べているとのこと。
 
時系列
2017年
時期不明 長女の父親と離婚
07月   現場マンションに母子で暮らし始める
2020年
06月05日 長女を残して鹿児島へ旅行(知人男性と過ごす)
06月13日
14:55頃 帰宅(推定)
その後、遺体を洗い、新しいおむつに替える。
その後、LINEの会話を削除(推定)
15:55頃 119番通報
その後、搬送先の病院で長女の死亡を確認
その後、容疑者が入院
07月07日 容疑者が退院、その後、逮捕
 
こんなところですね。
シングルマザーで子供を保育園に預けて仕事をしていたんですね。
仕事は居酒屋なんですよね。これだけ見ると、仕事は夜で23時ぐらいまで仕事をしていたのかな?と思わなくも無いのですが・・・
8日間、鹿児島にいたのだから、当然その間、仕事は休んでいたんですよね。
 
まーコロナの影響で緊急事態宣言が発令(4月10日)された東京では、5月25日に緊急事態宣言が解除されましたが、その後も、飲食店の営業時間は制限の要請がありましたよね。
 
※営業時間の短縮については、これまで夜8時以降から朝5時までの間に営業している店舗に対して、朝5時から夜8時までの間の営業を要請し、酒類の提供は夜7時までとすることを要請。(宅配・テークアウトを除く。)
 
まー、仕事の居酒屋もコロナ影響で暇だったと言う事で、休みがとりやすかったのかもしれませんね。
緊急事態宣言も解除されて、他県への移動の制限も無くなったので、鹿児島に行くのも、ダメってわけじゃないけど、行くなら、一緒に長女も連れて行けば問題無かったはずなんですけど・・・鹿児島の知人男性には、子供がいると言う事は話してないのかな?
 
将来的に結婚するなら、子供も同居するわけだから、この知人男性が子供を受け入れられる人間かどうかを判断する良い機会だと思うのですが・・・そんなふうには考えなかったんでしょうね。
 
警察や児童相談所への相談はこれまで無かったようです。
まーご近所さんが、「小さな子供が一人で家にいる」なんて通報でもしなければ、児童相談所の目にも止まらないかもしれませんね。
もし、通報があれば、児童相談所の注意対象になっていたかもしれません。
 

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2020/07/07

東京都大田区蒲田3歳女児餓死事件

長女(3)を自宅に放置し餓死させたとして、警視庁捜査1課は7月7日、保護責任者遺棄致死容疑で母親の女性容疑者(24)を逮捕する事件が起きている。
 
「間違いありません」と容疑を認めているとのこと。
 
逮捕容疑は6月13日までの約1週間、東京都大田区蒲田の自宅マンションに長女(3)を放置し餓死させた疑いとのこと。
 
逮捕されたのは東京都大田区蒲田1丁目の飲食店店員女性容疑者(24)。
 
別の報道では
容疑者は長女を自宅に残したまま、約8日間、鹿児島県に旅行しており、警視庁は育児放棄(ネグレクト)だったとみているとのこと。
 
捜査1課によると、容疑者は6月上旬、2人暮らしの長女(3)を自宅に放置して衰弱させ、容体が悪化しても医師の診断を受けさせず、十分な食事も与えないまま死亡させた疑いがある。
 
捜査関係者によると、同13日午後4時すぎ、「子どもが呼吸をしていない」と自ら119番通報。長女(3)は搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、胃の中はほぼ空っぽだった。極端にやせた状態ではなく、目立った外傷はなかったとのこと。
 
任意の聴取に対し、容疑者は当初、「長女は体調を崩して食事をとれなくなった」と説明していたとのこと。
 
別の報道では
容疑者は当時、警視庁の任意聴取に対して「数日前から体調が悪く、食欲もないため様子を見ていたら、息をしていなかった」と話していたとのこと。
 
その後の捜査で、長女(3)を自宅に1人置き去りにし、男性宅で過ごしていたことがわかったとのこと。
事件後に入院したため、警視庁は7日の退院を待って逮捕したとのこと。
 
母子に関する虐待の通報や相談は確認されていないとのこと。
 
母子が暮らしていたマンション周辺で姿を見かけられるようになったのは2年ほど前。同じマンションに住む70代男性は「女の子は今年に入ってから一度も見ていない」と話したとのこと。
 
別の報道では
捜査関係者によると、容疑者は長女と2人暮らしだった。司法解剖の結果、脱水症状などを発症していたことが分かったとのこと。
容疑者は外出先から6月13日に帰宅し、午後3時55分ごろ「子どもが呼吸をしていない」と119番した。長女(3)は搬送先の病院で死亡が確認されたとのこと。
 
時系列
06月05日? 長女を残して鹿児島へ旅行(推定)
06月13日 帰宅
15:55頃 119番通報
その後、搬送先の病院で長女の死亡を確認
その後、容疑者が入院
07月07日 容疑者が退院、その後、逮捕
 
こんな事件ですね。
逮捕当日の情報なので、分からない事も多いのですが・・・
普通に考えると、3歳児を8日も放置すれば、命の危険がある事は当然、容疑者も理解していたと思うんですよね。
 
この事件を聞いて、2010年の大阪の姉弟の放置死事件を思い出しました。
3歳の姉と2歳の弟が夏の大阪のマンションの一室に置き去りにされて、照明はおろか、エアコンも無く、食べ物も無いまま死亡した事件です。母親が戻ったのは50日後でした。
もう、涙なくしては語れない、日本の児童虐待史に残る事件です。(今でも思い出すと涙が止まりません)
この大阪の事件で容疑者は「ご飯をあげたり、風呂に入れたりするのが嫌になった。ご飯も水も与えず、子供たちだけで生きてはいけないことはわかっていた。『助けてやらなければ』という気にはならなかった。(置き去りにしてから)1週間後には死んでいるかもしれないと思った」と話していました。
 
他には「ホストクラブで遊ぶのが楽しくて育児が面倒になった。もっと遊びたくて家を出た」とも話してました。
「家に帰ってあげなかったことを後悔している。2人は私のことを恨んでいると思う」とも話していました。
 
この事件は懲役30年でしたね。
 
あの事件からもう10年が過ぎました。今回の事件の容疑者が24歳ですから、大阪の事件当時、14歳頃ですね。
当時報道されていたニュースやワイドショーを見て、この14歳の少女はどう感じていたのだろう?
 
人生はちゃんと生きないと、取り返しのつかない事ってあるんですよね。
まずは動機が知りたいです。
 
最近の続発する児童虐待事件で児童相談所などの対応が注目されていますが、この事件では児童相談所はこの母子についてどのように対応していたのだろうか?
新型コロナの影響などがあったのだろうか?
 
続報を待ちましょう。
 
最後に亡くなった女児のご冥福をお祈りします。
次に生まれてくる時は普通の家庭に生まれて欲しいです。

参考リンク
東京都大田区蒲田3歳女児餓死事件その2(続報)

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2020/07/06

埼玉県和光市特殊詐欺男性殺人事件

5月10日午前、埼玉県和光市の駐車場を管理している50代男性から「無断で駐車している」との通報があり、駆け付けた警察官が同日午後2時40分ごろ、車内で遺体を発見する事件が起きている。
 
車は盗難届が出ており、東京都内の会社で使用されていたものだった。遺体(31)は関係者から捜索願が出ていたとのこと。
 
被害者は住居職業ともに不詳の男性(31)
 
駐車場に止めてあった車から遺体が発見された現場は、東武東上線和光市駅から南東に1キロほど離れた閑静な住宅街。
 
近くのマンションに住む男性会社員男性(67)によると、遺棄されていた白い軽自動車は、4月上旬ごろから駐車場に止めてあったとのこと。「車に会社の名前が書かれていたから、気に止めなかったが、まさか中に死体があるなんて思わなかった」と話していたとのこと。
 
捜査本部によると、遺体は車の後部で発見され、上半身に刃物で刺されたとみられる複数の傷があったとのこと。
 
捜査関係者によると、遺体は布のような物で覆われており、テープが巻かれていた。傷は腹や胸などにあったとのこと。
遺体は腐敗が進んでおり、死後数日が経過しているとみられる。(5月10日報道)
 
捜査本部は5月12日、司法解剖の結果、死因は失血死だったと発表した。被害者が刃物で殺害され、車内に放置されたとみて調べるとのこと。
 
捜査関係者によると、傷は腹や胸など上半身に集中。一部は臓器に達するほど深く、これらが致命傷になった可能性がある。遺体は布のような物に包まれ、テープが貼られていた。傷みが激しく、死後数週間以上が経過しているとみられる。
 
車は4月中旬に東京都板橋区内の会社から盗まれた軽ワゴン車で、盗難届が出ていた。(5月13日報道)
 
捜査本部によると、車内からは血痕が見つかっており、一見して争ったような形跡はなかったとのこと。車は駐車場の契約車両ではなく、「1週間ぐらい前から止まっていた」という通報があったものの、それ以前から現場に置かれていた可能性もあるとのこと。
 
県警朝霞署捜査本部は5月18日、被害者が2019年2月ごろ、出身地の大分県から埼玉方面に来て生活していたとみられることを明らかにした。県警は被害者が何らかのトラブルに巻き込まれた可能性もあるとみて、その後の足取りや生活実態を調べるとのこと。(5月19日報道)
 
捜査関係者によると、東やは知人から4月中旬に捜索願が出ていた。
 
被害者とは今年4月14日以降、連絡が取れなくなっていた。
 
県警は6月13日、東やの遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いで、いずれも無職で、東京都内に住む少年(19)と川越市の男(23)を再逮捕したとのこと。(6月13日報道)
 
別の報道では
川越市清水町、無職の男(23)、東京都台東区の無職少年(19)を再逮捕した。
 
再逮捕容疑は4月14日早朝、和光市白子2丁目の月決め駐車場に、被害者の遺体を積んだ軽貨物自動車を放置した疑い。県警は共犯事件として認否を明らかにしていないとのこと。
 
県警は6月3日、この事件に関連し、少年と男のほかに複数人の男を詐欺や詐欺未遂容疑で逮捕していた。その後の調べで、少年と男が被害者の死体遺棄に関与した疑いが浮上したとのこと。
別の報道では
現場周辺の防犯カメラの精査や遺棄された車の鑑識活動などから、男らが被害者の死体遺棄に関与した疑いが浮上したとのこと。
 
車内からは血の付いた包丁も発見されているとのこと。
 
さいたま地検は7月3日、死体遺棄と窃盗の罪で、川越市清水町、無職の男(23)をさいたま地裁に起訴した。地検は認否を明らかにしていないとのこと。(7月4日報道)
 
起訴状などによると、男は共謀の上、4月14日、東京都板橋区内の会社敷地内で自動車1台(時価約50万円相当)を窃取。同区内のマンションで被害者の遺体を布団でくるんでガムテープと電気コードで縛り、盗んだ車に乗せて和光市内の駐車場まで運び放置したとされるとのこと。
 
男は4月8~9日、千葉市内の高齢者方に親族を装って電話をかけ、現金100万円をだまし取ったとして、詐欺の罪でも起訴されているとのこと。6月12日付。
 
県警朝霞署捜査本部は7月5日、東京都台東区の無職の少年(19)=死体遺棄容疑で逮捕=を殺人容疑で再逮捕した。(7月5日報道)
 
逮捕容疑は4月13~14日、東京都板橋区上板橋3のマンション一室で、被害者の上半身を刃物で複数回刺して殺害したとされる。「今は何も言いたくありません」と話しているとのこと。
 
県警は6月3日、被害者の関係先として浮上していた板橋区内のマンションなど都内の複数箇所を一斉に家宅捜索。少年と川越市の無職の23歳男ら7人を詐欺や詐欺未遂容疑で逮捕した。
 
いずれも特殊詐欺グループのかけ子などとみられ、電話で親族を装うなどして複数の高齢者から現金をだまし取ろうとした疑いがあるとのこと。
 
その後も新たに2人の関与が分かり、これまでに10~30代の男計9人を逮捕。多くがうその電話をかける「かけ子」とみられるとのこと。
 
県警は6月13日、被害者の遺体を乗せた軽貨物自動車を和光市白子2丁目の駐車場に放置したとして、死体遺棄容疑で、少年と23歳男を再逮捕。その後の調べで、被害者の殺害について少年の関与が浮上した。23歳男は殺害には関わっていないとみられ、今月3日、死体遺棄罪などで起訴されたとのこと。
 
捜査関係者によると、遺体が遺棄された車内には血の付いた包丁が残されており、鑑定の結果、被害者と少年の血だったことが判明。被害者の背中や首に複数の傷があり、腕には抵抗した際にできる防御創があったとのこと。
 
東京都板橋区内のマンション一室などを拠点に活動。室内からは被害者の血痕が見つかった。県警は仲間同士で何らかのトラブルがあり、この場所で殺害された後、車で和光市内の駐車場に遺棄されたとみて調べるとのこと。
 
時系列
2019年
*02月頃 被害者が大分県から埼玉方面に引っ越して生活を始める。
2020年
*04月
上旬ごろから駐車場に問題の車は駐車されていたとの情報あり。
8日から9日、23歳容疑者が千葉市内で100万円をだまし取る。
14日早朝 遺体を軽自動車に乗せて、駐車場に放置。
この日以降、被害者と連絡が取れなくなる
*05月
10日 無断駐車の通報で駆け付けた警官が遺体を発見。
12日 司法解剖の結果、死因は失血死と判明。
*06月
03日 複数の関係者をサギや詐欺未遂の容疑で逮捕
13日 遺体遺棄の容疑で19歳少年と、23歳男性を逮捕
*07月
03日 23歳男性を窃盗と遺体遺棄の容疑で起訴
05日 19歳少年を殺人容疑で再逮捕
 
こんなところですね。
5月10日の遺体発見と同時に身元が判明しているようですね。ただ、何の情報を元に身元が判明したのか?の情報がありません。
身分証明書があって、そこから判明したのなら、その情報が出そうなんですが、それも無いので・・・あれかな?と思いますが、書きません。
 
遺体は有料駐車場に放置してますから、遺体が発見されるのは時間の問題です。
実際に無断駐車で通報された事を切っ掛けに遺体が発見されてますね。
 
なので、発見される事は想定の範囲内と言う事だと思うのですが・・・
だとしたら、普通に考えれば逃走を考えるところなんですけど・・・6月3日の一斉逮捕まで逃亡の意図はなさそうです。
 
これは、特殊詐欺を行う為に逃げられなかったのかもしれませんね。
つまり、この少年達は警察に逮捕されるより、逃亡して組織に追われる事の方を恐れていたと言う事かもしれません。
このあたりの事情や殺人に至る経緯などは、これから出てくるかもしれませんが・・・同じ理由で組織については話さないかもしれませんね。
もっとも、末端の受け子や掛け子が組織の重大な情報を知らされているか?と言うのも疑問ですが・・・
 
まーいずれにせよ、ただの振り込め詐欺容疑が、一転して殺人容疑ですからね。
人生はちゃんと生きないと、どこで道を踏み外すのか分かりませんね。
 
続報を待ちましょう。

参考リンク
埼玉県和光市特殊詐欺男性殺人事件その2(少年の一審判決)

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2020/07/03

京都アニメーション放火殺人事件(7月29日報道)

1)捜査関係者によると、京都府内の防犯カメラを確認したところ、容疑者が15日に京都に来ていたことが判明。新幹線を利用したとみられるとのこと。
 
2)京都府警は26日午前、殺人や現住建造物等放火などの容疑で逮捕状が出ている容疑者(41)のさいたま市にある自宅アパートの捜索をした。
自室から、京アニが制作に関わったとみられるDVDのほか、スマートフォンが押収されていたとのこと。
 
アパートからスマートフォンやタブレット端末も押収した。
 
3)2012年、コンビニ強盗。
この事件で懲役3年6か月の実刑判決を受けた容疑者は、服役後、さいたま市にある保護施設で暮らした。保護施設では、働き口の有無を問わず半年で退所を余儀なくされる。容疑者は施設を出ると近所のアパートで暮らすようになる。収入源は生活保護とのこと。
 
4)容疑者が持参したとみられる包丁は事件直後、第1スタジオ付近で発見された。5本は黒っぽいかばんの中、1本はかばんの外にあり、いずれも包装されていなかったとのこと。府警は、容疑者が建物に放火した後、外に避難してきた従業員にも危害を加えるため、すぐに使えるよう準備していた可能性もあるとみて捜査しているとのこと。
 
5)埼玉県庁で3年間一緒に働いた当時の上司:「とても真面目な良い青年で、トラブルとか全然なかったですし、職員同士でも仲良く働いていましたし、好青年という感じだったですね。トラブルを起こすような人間に育っていくというのは思えなかったですね」と話したとのこと。
 
6)コンビニ強盗後に収監された栃木県の刑務所で一緒だっと言う刑務所仲間によると、容疑者は収監中にも「小説を書いている」と話していたとのこと。また、収監中に自殺未遂も起こしたと話していたとのこと。
 
7)容疑者とみられる男が京都入り当日の15日、宇治市木幡大瀬戸の同社本社近くの路上を手ぶらで行き来している様子が防犯カメラに写っていた。
防犯カメラは、京都アニメーション本社から約100メートル北の道路沿いに設置されている。容疑者とみられる赤いTシャツ姿の男はリュックサックを背負い、15日午後2時20分ごろ、本社があるJR木幡駅方面に向かって歩いた後、同市木幡内畑の第2スタジオがある京阪宇治線木幡駅方面に引き返す姿が撮影されていたとのこと。
 
8)京アニの公式サイトでは昨年秋、同社の問い合わせフォームに特定の社員3人への殺害予告や脅迫が200回ほど書き込まれていた。書き込み内容などから同一人物とみられ、同社から相談を受けた府警が捜査してきたが、通信元の特定を困難にする匿名化ソフト「Tor(トーア)」が使われており、書き込み主の特定には至っていないとのこと。
 
9)警察は、全身にやけどを負い入院していた男性1人が新たに死亡したと発表しました。警察によりますと、亡くなった男性は20代の社員とみられ、建物の1階にいたとのこと。これで、この事件による死者は35人。また、重軽傷者の数は33人で、そのうち10人が現在も入院しているとのこと。
 
10)容疑者が15日に京都入りしてから事件が起きる18日までの間、京都府宇治市を舞台にした同社製作の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の「聖地」とされる複数のスポットを歩いて移動していたとのこと。
 
16日は午後2時~2時10分ごろの間に(A)宇治橋西詰(B)宇治橋西詰交差点(C)ファミリーレストラン前(D)JR宇治駅前バス停(E)JR宇治駅(F)宇治橋通り商店街の西端-の6カ所の「聖地」を手ぶらで通過していたことが判明した。17日午後1時ごろには、ガソリン携行缶を載せた台車を押し、京阪宇治線黄檗駅近くの(G)新茶屋踏切を通過したとみられるとのこと。
 
容疑者は京都入り後、スマートフォンや地図を持たずに行動していたとみられており、アニメ作品などを通じ、周辺の地理情報を得ていた可能性もあるとのこと。
 
11)定時制高校時代の同級生によると、容疑者は「中学時代はほとんど学校にいっていなかった」と話していたとのこと。
高校時代は他の生徒と同じようにしっかりと通学していたとのこと。
 
12)捜査関係者によると、容疑者はこの15日、事件が起きた第1スタジオ周辺にも立ち寄ったとみられている。よく似た男が東に約400メートル離れたJR六地蔵駅で午後3時半ごろ、京都駅方面行きの電車に乗っていたことを府警は防犯カメラの映像などで確認したとのこと。
 
第1スタジオ近くの京阪六地蔵駅も「響け!ユーフォニアム」の「聖地」の一つとのこと。
 
13)15日と16日は京都市内のホテルに宿泊し、事件前日の17日は現場近くの公園で野宿したとみられるとのこと。
 
14)容疑者(41)が、犯行前に金融機関の口座から現金を下ろしていたとのこと。銀行口座から10万円近くの現金を引き出していたとのこと。
 
捜査関係者によると、容疑者の宿泊先や立ち寄り先を捜査したところ、いずれの代金も現金払いだったという。事件までの消費額と身柄確保時の所持金を合算した金額は、銀行口座から引き出した額とおおむね一致するとのこと。
 
15)捜査関係者によると、容疑者が特定の社員を狙った形跡がないとのこと。
 
16)事件2日前と3日前、京都市内のホテルにいずれも本名で宿泊していたとのこと。
15日チェックインの際、宿泊者名簿には本名を記入し、住所と連絡先には、かつて住んでいた住所と、これまでに使っていた携帯電話の番号を記したとのこと。
 
翌16日には京都駅前のインターネットカフェを利用した後、再び宇治市へ向かった。ネットカフェでは自分の運転免許証を示し、トラブルなく出て行った。この日も再び京都市に戻って宿泊。氏名、住所、連絡先は1泊目と同じ内容を記し、トラブルを起こすことはなかったとのこと。
 
時系列
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
秋      京アニの公式サイトに殺害予告等の複数回の書き込み
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
15日   新幹線で京都に移動
14:20頃 容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
15:30頃 JR六地蔵駅で京都駅方面行きの電車にのる
その後、京都市内のホテルに宿泊
16日
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 その後、京都市内のホテルに宿泊
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
その後、公園で野宿したと思われる。
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
26日   容疑者の自宅を捜索
 
注1)16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報は誤報と思われる為、削除
 
こんなところですね。
事件前に10万円ほどのお金を口座から引き出しているようです。
そのお金で、ホテルに宿泊したり、もろもろを購入しています。
 
で、気になるのが17日が公園で野宿なんですよね。事件直前に現場近くのGSでガソリンを40リットル購入してます。
多分、ガソリン代でも5000円ぐらい必要なはずです。
 
逆算すると、18日の朝、容疑者は現金約1万円を持っていたと言う事になりますね。
ホテルに宿泊すると、ガソリンを購入する代金が不足すると考えて、節約の為の野宿だったのだろうと思うのですが・・・
 
残った約5000円程のお金はこの後、何に使う予定だったのだろうか?
 
例えば、ネットカフェに宿泊なら高くても3000円程度で宿泊する事ができる。
犯行後に自首や自殺と言った事を考えているなら、もうお金は必要ない。
なので、残りの残金でネットカフェに宿泊、そして食事などにお金が使えたはずなんですが・・・
 
そうせずに、敢えて野宿で捻出したこの数千円のお金は何に使うつもりだったのかな?
 
それから、容疑者本人によると中学時代はほとんど学校には通ってなかったようですね。
離婚する前後ですから、家庭的に登校は無理だったのかもしれません。
中学卒業と同時に定時制高校に入学してますから、勉強したいと言う意欲は強かったんでしょうね。
この時期に働いていた埼玉市役所でも、特に問題は無かったようです。
 
なので、2012年のコンビニ強盗の前ぐらいから、生活が変わってしまったのかもしれませんね。
容疑者の人間を変える出来事は何だったのか?気になりますね。
 
続報を待ちましょう。

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2020/07/02

京都アニメーション放火殺人事件(7月25日報道)

1)JR京都駅前のインターネットカフェに滞在していた。
 
同店の運営会社によると、容疑者は16日午前10時半ごろ入店。会員登録のため身分証として運転免許証を提示し、3時間パックの利用料を前金で支払った。パソコンのあるフラット席を使用し、ドリンクバーなどを利用して約2時間後に退店したとのこと。
 
店内の防犯カメラには、赤いTシャツを着た容疑者の姿が映っていた。眼鏡を掛け、リュックサック以外に所持品はなく、特に不審な点もなかったとのこと。京都府警から20日夕に照会があり、同容疑者の利用が分かったとのこと。
 
別の報道では
ネットカフェの運営会社によると、青葉容疑者と似た男は16日午前10時半から午後0時35分ごろまで滞在。
 
2)17日午前11時15分ごろと20分ごろには、赤いTシャツに青いジーンズ姿の容疑者に似た男が宇治市のホームセンター付近の道を歩く姿が、別々の防犯カメラの映像に写されていた。
 
いずれも台車を押しており、同20分ごろの映像では、ガソリンの携行缶とみられる箱2個が載った様子が確認できる。同日午後2時半頃には、ホームセンターから約5キロ離れた京アニ本社近くで同じように台車を押した容疑者に似た男の姿が防犯カメラの映像に残されていたとのこと。
 
3)亡くなった34人全員の司法解剖が終了したとのこと。すでに判明した人も含め、焼死が26人、一酸化炭素中毒死が4人、窒息死が2人、全身火傷が1人、不詳が1人。不詳の1人についても、放火事件で亡くなっていることに間違いはないとのこと。
 
4)捜査関係者によると、現場からはこれまでライターやバケツ、包丁6本、ハンマー1本などが見つかった。青葉容疑者は身柄を確保された際、免許証と財布を所持していたが、スマホや携帯電話は持っていなかったとのこと。
同容疑者とみられる男が事件前に現場近くでスマホを操作していたとの目撃情報もあり、京都府警が慎重に調べているとのこと。
 
5)府警によると、青葉容疑者が17日午前、京都府宇治市内のホームセンターで、ガソリン携行缶や台車、バケツなどを購入したことが明らかになっているとのこと。
 
6)当時、建物内には約70人がいた。犠牲者34人のほか、34人が負傷。なお多数の人が入院し、治療を受けているとのこと。
 
7)捜査関係者によると、容疑者は「死ね」と叫びながら、バケツを使い、ガソリンをまいたという。重度のやけどで搬送された従業員らのうち、ガソリンを浴びた状態の人が数人いたとのこと。
 
8)容疑者が確保された際の容疑者の所持金は4000~5000円だったとのこと。
 
9)社員34人が死亡、その半数以上が20代から30代だったとのこと。
 
10)捜査関係者によると、容疑者の財布を押収し、運転免許証から本人の特定につなげたが、カード類などは持っていなかったとのこと。
 
11)捜査関係者によると、容疑者は17日午前、京都府宇治市内でガソリンの携行缶を購入。別にバケツを2個買っていたことも新たにわかったとのこと。
 
容疑者がガソリンをバケツ2個に入れ、現場1階で計10リットル前後をまいた可能性が高いとのこと。
 
12)容疑者は事件前日の17日、京都府宇治市のホームセンターで台車やガソリンを入れる携行缶などを購入。その後、徒歩で台車を押しながら、第1スタジオのある京都市伏見区に向かった。
 
途中で京アニの本社や第5スタジオにも立ち寄ったとみられ、1日で少なくとも数キロ、最大で10キロを徒歩で移動した可能性が高い。17日夜は現場から約500メートルの公園で野宿し、18日午前に事件を起こした。第1スタジオには、ホームセンターで台車などを購入する前にも立ち寄っていたという。
 
服装はずっと変わらず、赤いTシャツにジーンズ姿だったとのこと。
 
13)容疑者とみられる赤い半袖シャツの男が16日午後2時ごろ、宇治市宇治妙楽付近の歩道を京阪宇治駅からJR宇治駅方面に徒歩で移動する様子が防カメに写っていたとのこと。
 
14)容疑者は、引っ越しを繰り返しながらさいたま市内の公立小中学校を卒業した。中学時代は授業を休みがちで目立たない存在だったといい、卒業アルバムのクラスの集合写真にも姿はないとのこと。当時の近隣住民は「父、兄、妹と4人暮らしだった。父がタクシー運転手として働きながら、3人の子どもを育てていた」と話したとのこと。
 
15)容疑者(41)が事件発生3日前の15日に京都府内で目撃されていたことも判明した。府警は、15日には京都入りしていたとみて足取りを捜査しているとのこと。
 
16)警察によりますと、25日までに34人全員の身元を特定したということで、近く公表するとのこと。
 
17)容疑者の親類によると容疑者は茨城県常総市で、3人きょうだいの次男として生まれた。
父親は奥さんとの間に6人もの子供がいて生活は大変だった。本業の農家だけじゃ食べていけないから、幼稚園のバスの運転手も始めた。そしたら幼稚園の保育士さんと不倫をして家を出ていった。その後、残された妻子の元に不動産業者がやってきて立ち退きを求めた。父親が家と土地を勝手に売っていた。
奥さんと6人の子供は路頭に迷うことになったが、本人は知らぬ顔で再婚したとのこと。
 
その2番目の奥さんとの間に生まれたのが容疑者。ほかに兄と妹。たぶん6人の異母きょうだいとは会ったことはないと思う。再婚生活は10年もたなかったんじゃないかな。奥さんが愛想を尽かして出ていったようで、父親が3人の子を連れて埼玉に引っ越した。普通は母親が子供を連れていくことが多いのに、そうせずに出ていったんだから、よっぽど嫌だったんでしょう。容疑者が小学校低学年の頃だったと思います」とのこと。
 
中学2年時に一家は引っ越しをする。
 
一家を知る近隣住民によると「父親は、ほぼ働かずにいわゆる“ヒモ”をしていた。何番目か知りませんが、奥さんらしき女性もいましたが、彼がフィリピン人女性と不倫したとかで、刃傷沙汰になったという話もあったとのこと。結果的に家賃を滞納し追い出されたようです。
 
そんな親だから、子供たちのことはほったらかしでしたね。勉強はしていなかったみたいだし、今で言うネグレクトですよ」とのこと。
 
18)京都府警は25日、殺人容疑などで逮捕状を取っている容疑者(41)について、さいたま市見沼区大和田町在住と発表したとのこと。
 
時系列
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
15日頃  容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
 
こんなところですね。
容疑者の幼少期の情報が出てきました。
容疑者の父親は相当ひどい人だったようですね。
父親は育児にも関心が無かったようですが、本人はそれでも、自力で定時制高校に進学してますから、自分の人生を自力で進もうと努力したんでしょうね。
 
しかし、努力の甲斐もなく、職を転々をしてしまう結果になり、心が折れてしまったのかもしれませんね。
その後は、コンビニ強盗事件なども起こしてますし・・・それで、完全に心が折れてしまっていたが・・・アニメが好きで小説を書いていたのかな?このあたりから、事件に進む経緯は今のところ不明ですね。
 
詳しい事は本人の供述を待つしかないかもしれません。
 
まー当日の所持金が数千円で、ホテルや旅館も使わずに野宿して、着替えも持参していない。
所持金はほぼ、事件の為の凶器の購入と準備に使うつもりだったんでしょうね。
 
なので、人生の最後に多数を道連れにした拡大自殺を考えたと言うところなんでしょうが・・・
(事件後に逃走しているので、自殺の意図があったのか?は何とも言えないですね)
 
この事件を防ぐと言う点で考えると、動機につながる部分も重要ですが、その結論に至る時の容疑者の生活がどうだったのか?と言うのも重要かもしれません。
今ある情報だと、生活費をどうやって捻出しているのか?が良く分かりませんね。
生活保護なのか?それとも、親族からの援助などがあったのか?
 
もし、容疑者が普通の家庭に育っていたら?この事件は起きなかったのだろうか?
 

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京都アニメーション放火殺人事件(7月23日報道)

1)捜査関係者によると、ネットカフェを利用していたのは犯行の数日前。容疑者は、このネットカフェを一時利用し、宿泊はしていないとみられ、トラブルは確認されていないとのこと。
 
別の報道では
容疑者は事件の数日前にJR京都駅近くのインターネットカフェを利用していたとのこと。
 
2)容疑者と同じ埼玉県内の中学校に一時期通っていた息子のいる夫婦の証言:(容疑者は)地元の小学校を卒業後、地元の公立中学校へ行きました。そこからどこかへ転校されているようです。
 
3)捜査関係者や同社の社長によると、数年前からたびたび同社ホームページに殺害予告が匿名で書き込まれていた。社員を名指しするなど悪質なものは府警宇治署に被害届を提出し、スタジオに複数の防犯カメラを設置していたとのこと。
京アニに長年勤務する男性社員によると、殺害予告が書き込まれると社内で会議を開いて情報を共有。名指しされた社員はタクシーで帰宅したり、複数の社員がまとまって帰ったりしていたとのこと。
 
4)火災前日の17日午前11時すぎ、現場から約4km離れた京都府宇治市内の防犯カメラに、路上でバケツや携行缶を2つずつ台車に載せて北西の方向に向かって歩く容疑者とみられる男の姿が確認できます。別の防犯カメラの映像によりますと、その約3時間後には、現場の1km手前の京都アニメーションの本社近くまで移動したとみられるとのこと。
 
5)警察によりますと現場の建物の玄関付近には包丁5本が入った手提げかばんのほか別の包丁1本とハンマーや台車が残されていました。近くの路上にはガソリンが残った携行缶2つも見つかっているとのこと。
 
6)ガソリンを入れた携行缶は、現場から死角となる約30メートル南の路地で見つかっているが、容疑者が、この場所で携行缶に入ったガソリンのうち約10リットルをバケツに移した可能性があるとのこと。
 
7)事件が起きた2日前(7月16日)、赤いシャツにジーンズ姿の男が京都府宇治市内の路上を歩く様子が防犯カメラに映っていたとのこと。
 
時系列
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
15日頃  容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報
     現場付近を男とよく似た人物が往復
     宇治市内の防カメに男とみられる映像
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
 
こんなところですね。
高校入学以後の情報は出ていたのですが、それ以前の情報はありませんでした。
今回、小中学時代の話が少しだけ出てきましたね。
中学時代に転校しているのは、引っ越しなのかな?
 
続報を待ちましょう。
 

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2020/07/01

静岡県沼津市女子大生殺害事件その2(情報流出)

1)捜査関係者によりますと、男子大学生は容疑を認めていて、女子大学生に一方的に好意を寄せていたという趣旨の供述をしているとのこと。
 
2)2人は、ともに三島市にある日本大学国際関係学部に通っていました。今年に入ってからも一部の科目で同じオンライン授業を受けていたとのこと。
 
3)捜査関係者によると、容疑者は何らかの方法で女子大学生の無料通信アプリの連絡先を入手し、複数回にわたり一方的に連絡していたとみられるとのこと。容疑者はその後、女子大学生とアプリで連絡が取れなくなったことを逆恨みし、犯行に及んだ可能性もあるとのこと。
 
4)県警は30日、女子大学生が今年1月に沼津署に寄せた相談について、見知らぬ人から複数回電話があり、自身の携帯電話番号が県東部の店舗内や会員制交流サイト(SNS)に書き込まれている-などの内容だったと明らかにした。その際、女子大学生は書き込んだ人物についての心当たりはないと説明し、署員から電話番号の変更など防犯指導を受けたとのこと。
 
別の報道では
捜査関係者によりますと、女子大学生は今年1月、「SNSで自分の名前が拡散されている」という内容とともに、去年から複数回、無言電話や不審な電話がかかってくることも警察に相談していました。女子大学生が、どこで番号を知ったか尋ねたところ、電話の相手は「県東部の店の中に、あなたの名前と携帯番号が落書きされている。『私に電話をください』と書かれていたので、電話をかけた」と答えたということ。
 
時系列
01月   女性が警察に相談
その後、被害者が男につきまとわれていたとの情報あり。
06月27日
13:00頃 女性がアルバイトを終えアルバイト先を出る。
13:05から10分に容疑者の目撃情報
13:20頃 事件発生、通報、殺人未遂で現行犯逮捕
15:20頃 搬送先で被害者の死亡が確認された。(推定)
06月29日 殺人容疑で送検
 
こんなところですね。
今のところ、この氏名、電話番号の流出が容疑者の仕業かどうかは分からないです。
 
ただ、この手の情報流出と言うのは、普通に「嫌がらせ」なんですよね。
女性に好意を持っている人物による犯行なら、女性を困らせているだけなんです。
ただ、この状況で女性を窮地から救うと言う演出をする事で、女性の気を引くと言うのも古典的な手法ではあります。
 
しかし、名前や電話番号の流出の場合、一度流出した情報を無かった事にする事はできないわけで、この古典的な手法を使う事はできないんですよね。
 
そう考えると、やはりだたの「嫌がらせ」でしかないと思います。
 
問題はこの1月と言う時期です。
容疑者がアプリによる通話を受信拒否された時期が1月より前なら、腹を立てての報復と言う可能性もあるのですが・・・
1月より後だと、容疑者には動機が無い事になる。
 
まーとは言え、交際を断られたからと言って、それで殺人をするほどの動機になるのか?と言うのはかなりの疑問ですね。
過去の事例ではこんな事件がありました。
 
19歳の女性を殺害した動機は男が告白した事を周囲に言いふらされたと思い込んでの逆恨みだったんですよね。
なので、通信アプリで一方的に連絡してくる容疑者に対する嫌悪感を周囲に話していたりすれば、尾ひれが付いた噂を聞いた容疑者が、それを逆恨みしての犯行と言うのはあるかもしれませんね。今の段階では推測です。
 
とにかく続報を待ちましょう。

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