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2020/07/15

京都アニメーション放火殺人事件(2020年6月11日までの報道)

1)捜査本部によると、入院中の容疑者(41)は最近になって容体が回復し、命の危険な状態は脱したとのこと。ただし、呼吸器を装着したままの状態で会話はできず、皮膚移植などの治療を継続する必要もあり、逮捕のめどは立っていないとのこと。(9月17日報道)
 
2)11月8日、車いすに座れる状態にまで回復していた青葉容疑者に対し、府警が、病院内で任意の事情聴取を始めた。
 
任意の調べに対し、容疑者は「一番多くの人が働いている第1スタジオを狙った」と述べるとともに、埼玉の自宅を出る時から犯行を決意し、当日、複数の包丁を準備していたことも認め「邪魔する人がいたら襲うつもりだった」と供述しているとのこと。また「どうせ死刑になる」とも話しているとのこと。(11月11日報道)
 
3)大阪府内の病院に入院していた容疑者(41)が11月14日、京都市内の病院に転院した。命に別条がない程度まで回復したためで、京都府警は勾留に耐えられる状態になるのを待って逮捕する方針とのこと。(11月20日報道)
 
4)病院関係者によると、容疑者は現在、感染症などの合併症を起こす危険な状態を脱しているとのこと。自力歩行はできないが、会話は可能。転院前、治療に携わった医療スタッフに対して「人からこんなに優しくしてもらったことは、今までなかった」と感謝の言葉を伝えたとのこと。(11月20日報道)
 
5)関係者によりますと、容疑者は事件で全身の7割~9割に皮下組織にまで達する重いやけどを負っていましたが、人工皮膚や本人の皮膚組織を培養した皮膚を移植するなどして、命に別状がない程度にまで回復したとのこと(11月28日報道)
 
6)京都市消防局が生存者から聞き取った避難行動の全容を取りまとめ、12月23日、市議会で報告した。
 
調査結果などによると、避難が始まったのは出火推定時刻(午前10時31分ごろ)の数秒後。約1分半後までの間に、1階の玄関から5人(のちに3人が死亡)、1階東側の窓から1人が避難したとのこと。
 
出火約1分半後~約5分後にかけては、2階にいた20人と3階から下りてきた5人の計25人が、らせん階段から遠い2階東側のベランダから順次、飛び降りて避難。25人はベランダの3つの窓からそれぞれ屋外に飛び降りたとのこと。
 
最後の避難は出火から約7分後。1階女子トイレに逃げ込んだ3人だった。玄関から侵入した容疑者への恐怖心からトイレのドアを閉めていたため、トイレ内への火や煙の侵入が防がれたとみられ、3人は屋外にいた人がトイレの窓の格子を外して救出したとのこと。
 
このうち1人はらせん階段付近に座っていたが、容疑者がガソリンをまいたあと、すぐにその場から離れていたとのこと。
 
3階は出火時に27人がいたが脱出できたのは7人。6人は3階から2階に下り、2階のベランダや窓から避難したとのこと。
 
残る1人は避難開始が遅れ、ほかの社員と一緒に避難することを断念。だが、室内に煙が充満する中、息が苦しくなってしゃがみ込んだところ、うっすらとした光を発見。建物西側にある窓からの光で、呼吸をしたい一心でこの窓に近づき、外を確認したところ、外壁の出っ張りを見つけた。そして、わずかな出っ張りを頼りに壁沿いに移動し、建物にかけられたはしごで避難したとのこと。
 
また、3階から屋上への階段では20人が折り重なるように倒れているのが見つかり、死亡が確認されたとのこと。(12月26日報道)
 
7)総務省消防庁による火災シミュレーションの検証結果が12月19日、明らかになった。出火60秒後には3階建ての建物の2、3階のフロアに煙と高温の燃焼ガスが充満し、120秒後には建物内全体が、人間が耐えられないほどの高温となって避難不可能な状態になったとしているとのこと。(12月26日報道)
 
8)容疑者の母親の再婚相手の談
男性は、過去に妻が離婚した際に「元夫側に(容疑者の)戸籍が移った」と説明。容疑者とは事件前から現在まで、全く連絡を取っていないとのこと。
 
9)府警は2020年5月27日朝、入院先の京都市内の病院で容疑者を逮捕したとのこと。
 
「ガソリンをまけば多くの人を殺害できると思った」などと供述。「京アニに恨みがあった」とも話し、書面に自ら署名をしたとのこと。(2020年5月28日報道)
 
10)21歳の時、病気で父親を亡くした。(2020年5月28日報道)
(父親の死亡については、自殺との報道があり、自殺説を採用する)
 
11)服役中の37歳の時、精神障害と診断され、障害者手帳の交付も受けた。薬も処方され、出所後は就業支援を受けながら作業所などに通い、生計を立てていたとのこと。(2020年5月28日報道)
 
12)容疑者(42)が事件直後、駆け付けた警察官に「宇治の京アニ本社に行く」などと話していたとのこと。
捜査関係者によると、容疑者はその際、取り囲んだ警察官に「ここで倒れているわけにはいかない。これから宇治の本社に行かないといけない」などと話したとのこと。「自分が書いた作品がパクられたからやった。恨みを晴らす」とも繰り返し訴えたとのこと。
 
京都府警は、同容疑者が京アニに強い恨みを抱き、第1スタジオ放火後、京都府宇治市の本社襲撃も計画していた可能性があるとみて調べているとのこと。(2020年5月28日報道)
 
13)容疑者は事件直後に身柄を確保された際やこれまでの任意聴取で「小説を盗まれた」と供述。特定の京アニ作品ではなく、設定が似通っているなどとして複数の作品に対し、自分の小説が「盗まれた」との認識を持っているとみられるとのこと。(2020年5月28日報道)
 
14)容疑者(42)が、事件で36人が亡くなっていたことを5月27日に逮捕されるまで認識していなかったとのこと。
犠牲者数を知らされた容疑者は取り乱すこともなく、被害者や遺族への謝罪の言葉はなかったとのこと。(2020年5月28日報道)
 
15)容疑者が犠牲者は「2、3人くらいと思っていた」という趣旨の供述をしているとのこと(2020年5月28日報道)
 
16)5月27日早朝の病室で逮捕状を執行し、ストレッチャーに乗ったまま移動。検事がわざわざ警察署に赴き、手錠もされぬ容疑者は即日、送検された。勾留する施設は京都から離れた大阪拘置所とのこと。(2020年5月28日報道)
 
17)容疑者(42)が入院中に、襲撃時に所持していた6本の包丁について「京アニの他の施設も襲うつもりで複数用意した」などと話していたとのこと。(2020年5月28日報道)
 
18)京都府警と京都地検が昨年11月、入院中の容疑者(42)から任意で事情を聴いた際、その様子を録音・録画していたとのこと(2020年6月3日報道)
 
19)捜査関係者によると、動機については「小説を盗用されて、京アニが許せなかった。恨みが募っていた」と供述し、複数の京アニ作品の名前を挙げたとのこと。(2020年6月3日報道)
 
20)放火したとされる際の状況について「(京アニ社員が)3、4人いた。自分の右腕に火が付いたので建物の外に出た」と詳細に供述した一方で、事件前後については記憶が曖昧な部分も見られるとのこと。(2020年6月3日報道)
 
21)捜査関係者によると容疑者が過去に、精神疾患の診断を受けていたものの、事件の2か月前に、精神科への通院をやめ、薬の服用も中断していたとのこと。(2020年6月3日報道)
 
22)京都地検は6月9日、殺人などの疑いで逮捕された容疑者(42)について、精神状態を調べる鑑定留置を実施すると発表した。京都地裁が認めた。期間は9月10日まで。(2020年6月9日報道)
 
23)勾留理由を開示手続きが6月9日に行われた。
生年月日はの問に容疑者は「昭和53年5月16日」と答えた。
弁護側は通常の生活に全て、他人の介助が必要で証拠隠滅や逃亡などあり得ないとして拘留を続けないように訴えたが、認められなかった。(2020年6月11日報道)
 
時系列
1978年   3人兄弟の次男として生まれた。
1986年頃? 父親が2番目の奥さん(実母)と離婚(容疑者9歳)、父親が子供3人を引き取り、埼玉引っ越す。(時期は推定)
1993年頃? 中学2年の時に引っ越し(時期は推定)
1995年04月 埼玉県立高校の定時制に入学
      非常勤職員として埼玉県文書課に勤務(3年間)
1999年頃  父親が事故の怪我原因で廃業、その後、自殺(容疑者21歳、時期は推定)。
1998年03月 定時制高校を卒業
2006年春  下着泥棒の疑いで警察に任意同行?
2009年   郵便局に勤務
2010年頃  常総市鴻野山の雇用促進住宅に入居
2012年04月06月にかけて、近隣と騒音トラブル
2012年06月 城県内でコンビニ強盗、懲役3年6月
服役中に精神疾患の治療の為、服薬を始める。(容疑者37歳)
2016年01月 出所、その後、保護観察施設に入寮。
2016年07月頃 保護観察施設を退寮、さいたま市のアパートに入居
2018年08月  大音量での近隣トラブルで通報
秋      京アニの公式サイトに殺害予告等の複数回の書き込み
2019年
03月   大音量での近隣トラブルで通報
05月   容疑者が精神科の通院と服薬を中断
07月
14日   容疑者が隣人とトラブルで通報
時期不明 口座から約10万円を引き出す。
15日   新幹線で京都に移動
14:20頃 容疑者とみられる男の目撃情報(スタジオ西側コンビニ)
15:30頃 JR六地蔵駅で京都駅方面行きの電車にのる
その後、京都市内のホテルに宿泊
16日
10:30頃 JR京都駅前のネットカフェに3時間滞在
12:35頃 ネットカフェを出る
14:00頃 宇治市内の防カメに男とみられる映像
午後   現場付近を男とよく似た人物が往復
 その後、京都市内のホテルに宿泊
17日
11:15頃 現場4kmの宇治市内の防犯カメラに男と見れらる映像(午前中に携行缶等をホームセンターで購入した)
13:00頃 500m離れた公園で容疑者とみられる目撃情報
14:00頃 京アニ本社付近の防カメに男が台車を押す姿が写る
15:00頃 現場のすぐ側で容疑者とみられる人物の目撃情報
16:00頃 500m離れた公園で台車に乗った携行缶と容疑者とみられる目撃情報
その後、公園で野宿したと思われる。
18日
08:00頃 500m離れた公園で容疑者の目撃情報
09:00頃 玄関のシャッターを開け玄関を解放していた。
10:00頃 現場から150mのGSでガソリンを携行缶で販売
10:30頃 事件発生
10:35頃 通報
19日
06:20  鎮火
20日   逮捕状を取る
26日   容疑者の自宅を捜索
31日   34人の殺人で逮捕状を再取得
2020年
05月27日 容疑者逮捕、送検
 
注1)16日朝  容疑者が自宅から自転車外出する目撃情報は誤報と思われる為、削除
 
こんなところですね。
「一番人が多いところを狙った、ガソリンなら沢山の人を殺せると思った」と言うのは目的達成の為に合理的な手段を選択していると思います。
さらに、放火後に本社も狙っていた、その為の準備もしていた。
死亡者の数を2,3人と思っていたのに、死刑になると言う判断も妥当な判断ですよね。
 
このあたりを見る限り、責任能力には問題なさそうな見えますが・・・
事件の2か月前に精神疾患の治療を中断してる。実際に診断も出されていて、障碍者手帳も交付されているので、メンタルの影響はありそうですね。
 
これに対して、精神鑑定が行われる事になりましたので、慎重に判断して欲しいと思います。
 
動機については、当初からの「小説をパクられた」と言う内容ですが・・・
このパクられた時期がいったいどの時点なのか?と言うのは気になります。
 
事件の3年前の服役中にも、同じ話を周囲の人間にしています。
それが、3年後に突如事件を決意している。何が事件の切っ掛けなのか?
 
2019年の7月14日(あるいは13日)に犯行を決断させる何かが起きているのか?
 
さくっと京アニ関連の情報を調べてみたのですが・・・
2019年の5月の段階で京アニのアニメ制作、放送予定が無いと言う情報がありました。
ただ、これはどうやら、映画の作成に集中する為ではないか?と言う個人の推測がネットにありました。
2019年だけで3本の映画が公開、2020年にも2本の公開が予定されていると言う事ですね。(2019年5月の情報)
 
2019年公開予定の映画は
劇場版 響け!ユーフォニアム 4月公開
バイオレット・エバーガーデン外伝 9月公開予定
劇場版 Free! 7月5日公開
 
バイオレット・エバーガーデンは9月公開だから単純に考えれば、対象外
4月公開の響け!ユーフォニアムは公開から3か月も経過しているので、これも対象外
事件の直近で公開されたのは劇場版のFree!ですね。
 
このFree!が何か容疑者の琴線に触れたのだろうか?
Free!の歴史を見ると、第一期が2013年7月開始、第二期が2014年7月開始、第三期が2018年7月開始です。
容疑者がコンビニ強盗で服役したのが、2012年6月から2016年1月なので、Free!の第一期、第二期は見てないはず。
この服役中にもパクられたと話しているから、それを考えると、Free!がパクられたとされる作品ではなくなりますね。
 
すると、2012年6月以前に作成されたアニメと言う事なのかな?
作品は沢山あるのですが、2012年の3年前までと区切ると・・・
2009年 涼宮ハルヒの憂鬱
2009年 けいおん
2010年 けいおん
2011年 日常
2012年 氷菓子
 
でも、その場合、犯行が7月18日なのか?決意したのが7月15日なのか?その理由がわからない。
まー、このあたりは容疑者の供述を待つしかないですね。
 
公判を待ちましょう。
 

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