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2020/07/23

京都アニメーション放火殺人事件その12(動機を妄想する)

今回はこの事件の動機をいつもの妄想チックに考えてみたい。
結論から言ってしまうと「人生に絶望して、人生をリセットする為の拡大自殺か間接自殺」と言う事になります。
このあたりは、事件の第一印象と変わりませんでしたね。
 
そう考える理由なんですが、第一に「どうせ死刑になる」と言う任意での聴取の言葉ですね。
これは逆に言えば「死刑になりたい」あるいは「死刑になっても良い」と言う事の裏返しです。
容疑者は死刑になる為、あるいは、死刑を覚悟して犯行を行っているわけですね。
 
第二に前回も書いたのですが、「時間のズレ」が気になるわけです。
容疑者が「パクられた」と話している内容は事件の3年前の服役前にも、事件の8か月前のツルネの放送でもあるわけですが、実際に事件を起こしたのは、ずっと後になってからです。
 
なので、私はこの「盗用」騒動は事件の直接の動機では無いだろうと考えています。
 
この「盗用」は容疑者が事件を起こしても良いとする、自分に対する言い訳を作る為の物なのではないかと考えています。
 
では、なぜ、事件を起こす理由が必要だったのか?
私が思うに容疑者は自分自身の生い立ちや、現在の境遇についてかなり強いストレスを感じていて、受け入れらない状態でいる。
その結果、自分がこんな境遇にいるのは何かの間違いだと、今の境遇にいるのは自分の責任ではないと、責任転嫁できる理由を探していたのではないだろうか?
 
一方、その境遇から脱出する為の方法として、小説を書くようになった。
仕事ができない彼にとって、この方法以外に脱出の方法が無く、脱出する為には、「自分には才能があるはずだ」と逆説的に強く思い込んでいたのではないか?
 
しかし、その才能があるはずの自分の作品が評価されない。京アニ大賞に応募しても落選してしまう。
これは誰かの陰謀ではないのか?
この陰謀が実行できるのは、京アニしかない。京アニが自分の才能を搾取(盗用)しているはずだ。と言う結論になり、当時、あるいは過去に放送された京アニ作品の中から盗用されたと思われるパーツ(シーン)を探し出した。
(なので、無理やり盗用を作り上げているわけですね)
 
で、同時にもう一つの価値観の逆転が発生する。
これまで愛し続けた京アニに裏切られたと言う思いから、愛情が逆転し憎悪が爆発。
 
更に盗用するような卑劣な京アニを許す事ができないとして自分の復讐(犯行)を正当化した。
 
こんな感じかな?
本人は盗用されたから、犯行を行ったと思っているかもしれないが、本当は自分の人生をリセットしたいと言う感情が奥底にあるんじゃないのかな?
 
まーあくまで現時点での妄想です。
 
公判になれば、動機は出てくると思います。公判を待ちましょう。
 

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