佐賀県西松浦郡有田町猫虐待事件
有田町の山中には、駐車スペースや憩いの場があるため、以前から猫が捨てられている場所がある。
5月末時点で、三十数匹がいるとのこと。
そのうち虐待の可能性がある猫が5月だけで3匹見つかったとのこと。
1匹は顔や首、背中や前脚など身体のあちこちを、刃物のようなもので傷つけられていた。
別の猫は、呼吸がおかしいため保護したが、間もなく死んだ。横隔膜が破れ、心臓と腸が癒着していたことが分かった。別の場所で蹴り上げられる虐待を受けた猫と同じ病状だったとのこと。
もう1匹は骨盤を折っていたとのこと。
今年5月に傷を負った猫が確認された場所とは別の地域で、脚に針金が人為的に巻かれた黒猫が1匹見つかったとのこと。
針金が巻かれた黒猫が見つかったのは、前回の山間部とは違い、民家が点在する地区。近くの人によると、3カ月程前に頭にけがを負い、最近になって脚も腫れていたとのこと。
針金は前と後ろの左脚に確認された。後脚は膝関節付近に3重に、前脚は肘関節付近に2重に巻かれ、外れないよう先端がねじってあったとのこと。特に後脚は、食い込んだ針金が骨にまで達し、針金を皮膚に刺した可能性がある部分もあり、7月末に切断手術が施されたとのこと。
時系列
2020年
05月 山間部で虐待されたと思われる猫3匹が発見される。
07月 民家が点在する地区で足に針金が巻かれた猫が発見される。
整理すると5月の事件は
A)刃物による多数の傷がある猫が1匹
B)腹を蹴り上げられ内蔵破裂とみられる猫が1匹
C)骨盤骨折の猫が1匹
7月の事件は
D)左側の前と後ろ脚に針金が巻かれた猫が1匹
こう見ると、5月の事件は直接的な暴力を受けていて、短時間に死亡するような傷を負っている。
一方、7月の事件は短時間で死亡するような傷ではないと言う点をどう考えるか?ですね。
普通に考えれば、虐待の方法が違うし、場所も違うので、5月と7月の事件は別人による犯行と考えた方が良いのかな。
ただ、7月の事件の目的がちょっと気になります。
民家の近くと言う事で、野良猫の駆除目的と考えられなくもないのですが、駆除目的にしては手が込んでいる。
駆除ならもっと簡単な方法があったでしょうね。
そこを考えると、虐待を楽しんでいるようにも見えるけど・・・その為には、苦しむ猫の姿を確認できるような状態でなければならないと思うんですよね。
けれど、直接、死亡に直結するような暴力では無いと・・・
若年者のイタズラ感覚と言うあたりなのかな?
まーイタズラだとしても、やられる猫にしたらイタズラでは済まない話ですけどね。
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