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2020/12/17

福井県東尋坊少年集団暴行殺人事件その3(3人目少年の一審判決)

3人目少年の大津市の18歳少年の一審公判です。
懲役5年以上9年6月以下の不定期刑。
 
***初公判(10月26日)***
1)少年は起訴内容を認めた。
 
2)検察側は冒頭陳述で、少年は昨年9月以降、知人の長浜市のとび職元少年(20)=殺人罪などで起訴=を通じて被害者と知り合い、被害者の言動などに腹を立てた元少年らに同調し、同10月16日以降、火の着いたばこを鼻に入れるなど暴行を繰り返したと説明。傷害の発覚を恐れ自殺に見せかけて殺害しようと被害者を東尋坊に連れて行き、共犯者らと崖の先端で取り囲んだとし、「残酷極まりない犯行で被告人が果たした役割は相応に大きい」と指摘したとのこと。
 
3)弁護側は「少年は被害者への大きな怒りはなく、深く考えずに共犯者に従っていた」と主張。東尋坊に到着するまで殺害の意図もなく、とび職元少年の指示で同行したに過ぎず、関与の度合いは比較的小さい、と主張したとのこと。
 
4)起訴状によると、少年はとび職元少年ら6人と共謀。昨年10月17~18日、長浜市で被害者の脚を車でひくなどして車のトランクに閉じ込め、東尋坊に向かい、同18日夜、崖から飛び降りさせ、脳挫滅で死亡させた、などとしているとのこと。
 
***第二回?公判(10月28日)***
証人尋問:共犯とされる元少年(20)(殺人罪などで起訴)
1)元少年は、被告の少年が「手錠を被害者につけ、顔面を殴っていた」と証言。暴行した被害者を死なせる場所を複数人で決める際、「(被告の少年が)『東尋坊でいいんじゃないですか』と提案した」と説明したとのこと。また、被害者が東尋坊の崖から落ちたことについて、「(被告の少年が)『最後は華やかですね』と話していた」と述べたとのこと。
 
***論告求刑公判(11月09日)***
1)被害者の母親の意見陳述
「生きている被告人がうらやましく、美容師の夢を語ることが許せない。一日でも長く刑務所に入ってほしい」と厳罰を訴えたとのこと。
 
2)検察側は懲役6年以上11年以下の不定期刑を求刑したとのこと。
 
3)検察側は論告で、少年は犯行を主導したとされるとび職元少年(20)=殺人罪などで起訴=らより関与の度合いは低いとしつつ、金を返さなかったとして被害者を殴打するなど自身の感情で暴行を加えたと指摘。傷害が発覚しないよう保身から東尋坊で被害者を追い込んだとし、「相応に責任がある」と強調したとのこと。
 
4)弁護側は「(とび職元少年らがつくった)異常な雰囲気が少年を暴力へいざなった」とし、暴行内容も他の共犯者より悪質性は低いなどとし、寛大な判決を求めたとのこと。
 
5)少年は最終意見陳述で「取り返しがつかないことをした。ご家族の苦しみが消えることはないことを絶対に忘れない」と語ったとのこと。
 
***判決公判(11月20日)***
1)裁判長は、懲役5年以上9年6月以下の実刑判決(求刑・懲役6年以上11年以下)を言い渡したとのこと。(不定期刑)
 
2)裁判長は「被害者を人ではなく物のように扱い、残虐極まりない。生きたいと願う被害者の言葉に耳を傾けなかった過ちに真摯に向き合ってほしい」と述べたとのこと。
 
別の報道では
裁判長は判決理由で、少年は大きな理由もないまま暴行に加わり、東尋坊では共犯者と被害者を追い詰めたとし、「動機や経緯に酌量の余地はない」と指摘。一方、一部の傷害はほう助犯にとどまる上、暴行の回数や悪質性はほかの共犯者よりも比較的低いとし、「従属的な立場だった」としたとのこと。
 
犯人7名の判決状況は
(すいません、年齢は事件当時、判決時がバラバラになっています)
A)滋賀県長浜市神照町、とび職U容疑者(当時39)・・・公判前
B)アルバイト少年(判決時19)・・・一審判決、懲役10年以上15年以下
C)無職少年(判決時19)・・・・・・一審判決、懲役5年以上10年以下の不定期刑
 
D)大津市の少年(判決時18)・・・・一審判決、懲役5年以上9年6月以下の不定期刑
 
その他、E、F、Gの少年が大津市内の男子高校生(当時17)3名ですね。
 
今回の少年Dの罪は少年Cとほぼ同等だけど、少し軽い(4月分)と言う事のようですね。
 
まー少年だから仕方が無い面もあるけれど、「最後は華やかですね」とは逆の立場だったらとても言えないセリフだと思います。
残虐な虐待の限りを尽くしているけど、このあたり、想像力が無いですよね。
 

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コメント

数年前、私の地元近くでも似ているような少年犯罪がありました。

学校、職業、年齢が異なる少年達が急速に仲良くなったと思ったら、些細な事で1人の少年に因縁をつけ河原で壮絶なリンチとなり殺人事件となってしまった事件です。
犯人の少年の1人は裁判にて「(被害者の少年が)死んでしまったのはひどい事ではあるが、それを機に(自分が)変われるチャンスをもらえた」と発言しました。

この東尋坊の事件の犯人らも、きっと上記のような思考でしょう。
想像力もなく、反省も更生もまともにできないクズ達です。
そのクズ達が、たった数年の刑期で出所するかと思うとやりきれません。
毎回このような事件が起こる度、少年法の問題が問われますが結局何も変わらず終わってしまう事が歯がゆいです。

赤の他人の私ですが、仇討にて出所後の犯人ら全員に打撃を与えたいと考えてしまいます。


投稿: ma | 2020/12/28 06:13

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