サイコパス
いつものように書店でタイトル買いして、そのまま、半年以上、枕元に積んで置いた本です。
これまでも、サイコパスを含めて、メンタル医療的な本は何冊か読んでいましたが、サイコパスが脳科学的に説明される時代になった事にちょっと驚きました。
目次
はじめに 脳科学が明らかにする「あなたの隣のサイコパス」
第1章 サイコパスの心理的・身体的特徴
1)サイコパス事件簿
2)サイコパスの心理的・身体的特徴とわ?
第2章 サイコパスの脳
1)サイコパスの脳の知覚能力、学習能力
2)「勝ち組サイコパス」と「負け組サイコパス」
第3章 サイコパスはいかにして発見されいたか
第4章 サイコパスと進化
第5章 現代に生きるサイコパス
第6章 サイコパスかもしれないあなたへ
第1章は過去にサイコパスが起こした事件の簡単な紹介ですね。
サイコパスを書いた本なら必ず書かれる部分です。
で第2章がサイコパスを脳科学的に説明した部分
医療の発展によってこんな事までわかるようになったのかと、驚きました。
そして、3,4,5,6章へと続きます。
この本の良いところは、サイコパスを科学者の目で捉えているところかなと思います。
(著者の中野信子さんは脳科学者なんですね)
サイコパスが必ずしも事件を起こす人間ばかりでは無い、それぞれで輝ける場所があると書いています。
サイコパスが起こした事件の詳細を解説するような本では無いので、事件簿の読者の中には物足りないと思う人もいるかもしれません。
ただ、そういった事件の記録を一通り読み終えて、サイコパスについて広い視野で考えたいと言う人にはお勧めです。
年末の世田谷事件の特番の中で犯人を「サイコパス」と疑う精神科医の証言があったので、参考になりました。
| 固定リンク
コメント