茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その23(複数犯あるいは交換体験殺人の可能性?)
容疑者が逮捕されたばかりだと言うのに、私の中である懸念が大きくなっています。
それは、「話が出来すぎている」と言う事なんですよね。
単純に私が考えすぎているだけなのかもしれないのですが・・・・
逮捕までの流れは前回の記事で書きましたが、悪く言えば、警察は見込み捜査をしただけで、なんとか逮捕できるまでの状況証拠を見つける事ができたと言うところですよね?
私が気になるのは、容疑者は以前に通り魔事件をおこして、裁判にかけられて保護処分になっていると言う点です。
前の事件の詳細はこちら
千葉県松戸市女児通り魔事件
千葉県松戸市女児通り魔事件その2(容疑者逮捕)
千葉県松戸市女児通り魔事件その3(保護処分決定)
犯行の内容や、当時の容疑者自身の証言などから、容疑者にサイコパス的な要素を持っている事がうかがわれます。
で、参考図書の「サイコパス」を読むと、犯罪を起こすサイコパスには2種類のサイコパスがいるとのこと。
それは、「逮捕されるサイコパス」と「逮捕されないサイコパス」なんだそうです。
で、容疑者が「逮捕されるサイコパス」なら良いが、「逮捕されないサイコパス」の場合に、もしかすると、警察は罠に落ちているのかも?と感じてしまいます。
どういう事かと言うと、容疑者は前回の事件で逮捕されるとどうなるか?と言う事を理解していると私は考えています。
容疑者の犯行だと仮定して考えた場合。
今回、もし逮捕されれば、おそらく死刑になるほどの事件ですよね。
その事件をネットを駆使して検索し、現場を下見して証拠もほとんど残さないような事件を起こした容疑者が、逮捕される事を予測できなかったのか?あるいは逮捕された時の対策を全くしていないのか?と言うのが私としては疑問です。
逆に言うと、ネットで大量のナイフを購入、消防法違反になる量の硫黄を所持や危険物の所持、消されたネットの検索履歴と現場周辺の動画、「殺人衝動があるとの証言」などのグレーな証拠を残しながら、それでいて、決定的な証拠を残していないように見えます(決定的証拠があるのであれば、この話はただの杞憂です)
まるで、逮捕してくださいといわんばかりです。
容疑者の犯行であるならば、犯罪歴から自分が疑われる事は予測できたと思うんですよね。
こう考えた時に、「容疑者は本当は実行犯では無いのではないか?」と言う疑念が浮かびます。
警察の目を引きつける為のデコイ、あるいは罠なのではないか?
と考えると、結果的に「実行犯は他にいる」と言う結論になります。
ただし、逮捕された容疑者も事件と無関係ではないわけで、事件の計画に関わっていたと考える方が自然ですよね。
なぜ、そんな事をする必要があるのか?と言うのが新たな謎なわけですが・・・
誰かをかばっているとか、あるいは、間接的に世間への復讐だったりとか、色々な理由は考えられます。
その中で、「体験殺人の交換殺人」と言う可能性は無いのか?と言うのが、最後に気になるところです。
「人を殺してみたい」と言う殺人衝動を持つサイコパス的要素を持つ人物は、少なからず社会の中にはいるんですよね。
もし、それらの人物が互いに連絡を取り合う事ができるのであれば、より安全で逮捕されない為の方法を考えるのではないか?
その方法が「体験殺人の交換殺人」ではないか?と疑っているわけです。
もしそうなら、公判で容疑者の犯行を否定する決定的証拠が出てきて、容疑者は無罪になる可能性がありますね。
まー根拠の無い妄想ではあります。
ただし、この妄想を否定する材料はあります。
サイコパスは計画的な事が苦手と言う事ですね。
その意味では逮捕された容疑者のサイコパス説を否定する材料の一つでもあります。
(とはいえ、サイコパスの診断要件は条件に何件該当するか?なので、計画的な事ができるサイコパスがいても不思議ではないかもしれません)
最後にそもそも論でいえば、決定的証拠がないのであれば、冤罪の可能性を否定できないですね。
参考リンク
サイコパス
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その22(容疑者逮捕と追い詰められた検察?)
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その24(容疑者の人物像)
| 固定リンク
コメント
犯人捕まって腰が抜けました……。
・重複しますが自宅から近い
・事件現場と犯人宅のちょうど中間地点に自宅がある
・犯行現場と同じく、自宅は森の中に囲まれていて、最寄りのコンビニまで
は鬱蒼とした森の中を横切って行かなければならない
等々……、自宅が狙われていた可能性十分にありました。
回覧板に犯人逮捕のお知らせが来たくらいです。
嗚呼……、本当に安堵で腰がふにゃふにゃです。
平和万歳‼︎
投稿: エステル | 2021/05/11 15:36
え~~、今回の記事は何だかASKAさんらしくないちょっと飛躍した論理だなぁ~^^;
「体験殺人の交換殺人」というものがどういう事を指すのか、
見たことも聞いたことも無い概念なんで、そういうものが本当に存在するのか・・・
他にそういう事例がいくつかあればいいんですが、見当たらないし。
何か、仮定の上に仮定を重ねてるように見えるんで、解釈としてはちょっとどう受け止めていいやら・・・
自分としては、人を殺してみたかったという単純な動機だと解釈していますねぇ。
投稿: | 2021/05/11 16:33
エステルさん、名無しさん、こんばんは
エステルさんへ
そうですね、近くで凶悪事件が起きたなんて、やはり、嫌な気分になりますよね。それでも、容疑者が逮捕されたので、少しは安心できるかもしれませんね。
ただ、田舎だと、こんなポツンと一軒家は意外に多いですよね。今後の防犯をどうするか?は考えないといけないかもしれません。
名無しさんへ
ご指摘、ごもっともです。自分ながら飛躍していると思います。
体験殺人の交換殺人と言うのも、私の思い付いた言葉で他に適当な言葉が思いつきませんでした。
説明がだいぶ不足していると思います。
本来の交換殺人は殺人の対象を実行犯の間で交換する事で動機を隠すものですね。
ただし、体験殺人で面識のない相手を対象とするなら、そもそも動機を隠す理由がないので交換殺人は成立しませんね。
私が考えた今回の交換殺人とは動機を隠すのではなく、実行犯に成りすまして、捜査を目を引き付ける。そして、最後は無罪になる。これを互いに行い真犯人を隠す事です。
現実的に体験殺人を目指す人間が知り合いになるなんて事は無いのではないか?とも思うのですが、ネット上だと可能性はあるのかな?と思っています。
とは言え、交換殺人よりは、単純に協力者(共犯者)がいる場合の方が可能性が高いかもしれませんね。
投稿: ASKA | 2021/05/11 19:34
茨城県境町一家4人殺傷事件(容疑者逮捕) | 雑感
https://ameblo.jp/maeba28/entry-12673145910.html
この岡庭容疑者、例の湯河原の未解決事件とも関連が囁かれてるみたいですねぇ~。
当時は医療少年院に居たみたいですが、“外泊”や“脱走”してその隙に犯行したのでは? という興味深い考察がありました。
投稿: | 2021/05/12 10:22
何度も被害者宅周辺を訪れ、それを被害者が得体の知れない存在に感知し、防犯灯やロープへと繋がったのかな、家の周辺をうろついて鍵が空いてる場所を探し出し、もちろん家の内部もある程度把握してたから侵入後2階に直行したんだと思う、防犯カメラの位置も。長女は犯人が訪問した際はいつも不在だったのかな?
映画のように嵐の夜に犯行なのだろうか、嵐の夜に往復計60キロ自転車で走破とは恐ろしすぎる。
投稿: mn | 2021/05/12 12:15
個人的考えを述べれば、交換殺人はちょっと飛躍し過ぎかな、とも思うし、単独犯の可能性が高い(得てして知識のある人間でも完璧に事をこなすのは難しく、一方で完璧な工作をしながら、一方で間の抜けた行動を取るというのはよくある事なので)と思いますが、
あえてその可能性を考えるなら「恵庭OL殺人事件」とかのケースですかね。これは検察がかなり強引に有罪に持ち込めたケースですが、検察の主張どおりとすると矛盾する証拠も多く、私は有罪判決を受けた女性に「協力者」がいたのだと強く思っています。
ただ、その人物を詰めるだけの証拠が揃わなかったので全部有罪判決を受けた女性に被せたのだろうな、と。
こういうケースでいま逮捕されている被疑者が下見や道具の準備をしただけの「共犯者だ」と主張したりした場合、「殺害」の決定的証拠がないので、色々と難しくなるんじゃないのかなあ、とは思っています。
被疑者にその「共犯」の存在を立証する必要はなく、「共犯者が誰かは言えない」とか主張されたら、実際にその共犯がいてもいなくても、被疑者1人に殺人の容疑を全部おっかぶせるのは結構厳しいのでは?とも思ったりします
投稿: ヤムチャ | 2021/05/18 16:23