大阪市カラオケパブ女性オーナー殺人事件その4(起訴)
1)捜査関係者によると、押収した容疑者の革靴を詳しく調べた結果、表面に血痕が付着し、被害者のDNA型と一致したとのこと。
府警は容疑者が事件直後に店内にいたことを裏付ける証拠だとみているとのこと。
別の報道では
被告が犯行の際、身につけていたとみられるスーツや革靴に、被害者の血痕が付着していたことが確認されていますが、スーツについていた血痕が少量だったとのこと。
警察は、被告が犯行後、返り血のついたものを捨てたか洗うなどした可能性があるとみているとのこと。
2)捜査関係者によりますと、容疑者は逃走時に返り血の付いた服を着ていなかったとのこと。
着替えか上着を事前に用意していた可能性があり、警察は計画的な犯行とみているとのこと。
3)被害者の遺体には殴られたような痕跡があったとのこと。
4)大阪地検は7月9日、常連客だった容疑者(56)を殺人罪で大阪地裁に起訴した。
5)事件9日前にはパブで被告の誕生日も祝われ、事件当日も普段と変わらない様子だったとのこと。
時系列
2016年
05月から被害者が前の店に勤める
2017年頃 容疑者が被害者の務める店に通い始める
2020年
07月 被害者が前の店を退職する
2021年
01月 カラオケパブを開店
06月02日(水)(推定)店で容疑者の誕生会が行われる
06月10日(木) 店の定休日
06月11日(金)
17:00頃 女性オーナーがビルに入る姿が防カメに映る。
平日営業日なので17時から20時が営業時間
21:00過 容疑者が退店
この後 退勤した従業員がビルを出る
22:00頃 容疑者がビルを出る
夜 女性に送ったSNSのメッセージが既読にならない。
06月12日(土)
17:30頃 常連客が訪れたが店は閉まっていた。
土日営業なので15時から20時が営業時間
06月13日(日)
15:00前 従業員が女性オーナーと連絡がとれない為、通報
16:00頃 女性のスマフォに電話するが電源が切れた状態だった
06月14日(月)
10:40頃 知人女性がビル管理者と遺体を発見、通報
06月19日 送検
07月09日 起訴
こんな感じですね。
被害者は刺殺されて大量に出血しているので、容疑者の衣服や靴に付着した血痕がいつ付着したのか?が問題になりますね。
事件当日の勤務中に出血していない事は、おそらく従業員や他の客が証言できるでしょう。
となると、殺害時、または殺害後に付着したと考えるのが自然なんですが・・・
事件当日よりも前に付着したと主張する可能性があるので、この点は慎重に裏付け捜査が必要ですね。
靴については、革靴なので洗う事はしないでしょうから、購入時期とか、スーツについてはクリーニングにいつ出したのか?とか、このあたりの情報が重要になりそうですね。
もっとも、接客業なので客の衣服に血液が付着するような状況で接客するか?と言うと常識的には無いと言う判断もありかもしれませんが・・・・
裏付ける証拠の有無は判決に影響するかもしれないので、有った方が良いでしょうね。
続報を待ちましょう。
参考リンク
大阪市カラオケパブ女性オーナー殺人事件その3(容疑者逮捕)
大阪市カラオケパブ女性オーナー殺人事件その5(一審判決)
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