東京都墨田区高3女子殺害事件その2(9月19日までの報道と妄想)
1)男性容疑者は警察の取り調べに対し、「女子高生と会ったのはこれまでに1回で、2021年7月に妻が友人と会っている間に初めて会った」と供述しているとのこと。
2)今年2月、男性容疑者が『知り合いにDVに遭っている人がいるから、迎えに行く』と言って、女性容疑者を実家に連れてくる。
3)その2カ月後に入籍したいと申し出る。
4)7月22日未明。男性容疑者は生まれ育った三重県四日市市の実家との縁を切り、妻の女性容疑者を連れ、女性容疑者が住む一軒家がある群馬県渋川市に夜逃げしていたとのこと。
5)女性容疑者には子供が3人いた。
6)7月25日朝、男性容疑者が勤めていた会社に「退職の通知」が届いたとのこと。
7)男性容疑者は高校3年生で中退した。
8)男性容疑者の実家に女性容疑者が同居していた時期に弁護士名義で借金の催促状が女性容疑者に何通も届いていたとのこと。
9)渋川市の近所の住人によると
「奥さんは今の夫と結婚する前、別のパートナーとここで同棲していたんです。確かお相手は新聞配達をしている人で、二人の間には子どももいた。ただ今年初め、男のDVを理由に二人は別れてしまいました」とのこと。
「二人が住んでいる家は奥さんが前の男と交際しているときに、大家から十数万円という破格の安値で譲ってもらった、築40年以上のボロ家です」とのこと。
男性容疑者は三重県四日市で溶接工として働いていたとのこと。
10)男性容疑者の元の勤め先の社員によると
「7月26日、彼は急に退職願を郵送で送ってきたのです。それまで勤務態度は問題なかったのに、その日から連絡が取れなくなり、群馬県に引っ越していたのも、今回の報道で知りました。」とのこと。
11)警視庁向島署捜査本部は9月20日、死体遺棄容疑で逮捕した両容疑者(群馬県渋川市)を殺人容疑で再逮捕した。物置小屋にあったナイフ(刃渡り19センチ)に付着していた血液のDNA型が、女子生徒のものと一致したとのこと。
再逮捕容疑は8月30日ごろ、山梨県や長野県またはその周辺で、女子生徒の首をロープで絞め、背中をナイフで複数回刺して殺害したとしているとのこと。
12)両容疑者は「刺したり首を絞めたりして物置小屋で殺した」と供述していたが、再逮捕後は男性容疑者(27)が「弁護士が来てからでないと話すことはない」と認否を留保、女性容疑者(28)は黙秘しているとのこと。
13)捜査本部によると、遺体には抵抗した際にできる傷がなかったとのこと。
14)司法解剖で、死因は首を圧迫されたことによる窒息の影響が強いとされ、背中に4カ所の刺し傷が確認されたとのこと。
15)捜査関係者によると、遺体が見つかった倉庫にはナイフとロープが残されていた。ナイフには血痕が付いており、生徒のDNA型と一致したほか、ロープの付着物から夫婦のDNA型が検出されたとのこと。
16)夫婦が生徒を乗せたとみられる車からは結束バンドが発見された。警視庁は殺害や拘束に使われたとみているとのこと。
時系列
2019年 女子高生と男性容疑者がSNSで知り合う
2021年
02月 女性容疑者を男性容疑者が女性容疑者の自宅に連れてくる
その後 女性容疑者が元夫と離婚
05月 男性容疑者と女性容疑者が結婚
06月頃 男性容疑者と女性容疑者が渋川市の自宅に戻る
07月 男性容疑者が女子高生と一度だけ会う
07月22日
未明 男性容疑者が実家から女性容疑者宅の渋川市の自宅へ夜逃げ
07月26日 無断欠勤の理由で男性容疑者が解雇された。
08月28日
午後 LINEで女子高生を墨田区内に呼び出す
15:30頃 女子高生が外出
その後 女子高生が墨田区内の駐車場で車に乗る姿が防カメに写る。
18:30頃 母親が女子高生が帰宅しないため110番通報
その後 渋川市の容疑者の自宅で3人は一晩過ごす。
08月30日
19:20頃 長野県内で女子高生が乗った車を発見。
その後、遺体遺棄を認める。
08月31日
02:00頃 女子高生の遺体を山梨県内の小屋で発見。
午前 妻と夫を死体遺棄容疑で逮捕
09月20日 両容疑者を殺人容疑で再逮捕
こんなところですね。
女性容疑者は黙秘、男性容疑者は認否を保留となったようで、公判ではそれぞれが自分の罪を軽くする為の主張をしあうのだろうか?
犯人性に間違いはなさそうだから、公判で事件の真実が公になる事に期待ですね。
さて、事件の詳細は公判を待つとして、男性容疑者と女性容疑者が結婚するまでの流れは興味深いですね。
どうも、女性容疑者が元夫との婚姻関係にある中で、元夫からのDV被害を受けているところ、男性容疑者が略奪婚のような状態で、女性容疑者を連れ出しているようです。その後、元夫と離婚して、男性容疑者と結婚、その後に住んでいた男性容疑者の実家を出て、女性容疑者の住んでいた渋川の家に住むようになると言う事なんですが・・・・
女性容疑者が過度に嫉妬したのは、実はこのあたりの流れが関係しているのではないか?と考えています。
と言うのは、女性容疑者は自分自身と男性容疑者との、この流れから、男性容疑者は今度は自分を捨てて、女子高生と駆け落ちするのではないか?と考えてしまったのではないか?と疑っています。
このあたりをもう少し説明すると、
男性容疑者は元々コミュニケーションが苦手な人物だけど、ネット上での趣味の活動は活発で、趣味や所属するコミュニティ毎にアカウントを作り、複数の人物をネット上ではコミュニケーションを取っていたようです。
ただ、被害にあった女子高生とも実際に会ったのは1度(2度会ったと言う報道も有り)と言う事なので、画面を通してのコミュニケーションはできるけど、現実世界での男女交際は奥手と言うか、あまり慣れていないのではないか?と推測しています。
つまり、女性容疑者ともSNSで知り合い、DV被害にあっている事に同情して、勢いで連れ出してしまっているけど、それまで、現実社会で男女としての交際は無かったのではないか?、それでも、男性容疑者は女性容疑者を実家にかくまって、その上、女性容疑者の実情をよく知らないままに結婚までしてしまうほどの、よく言えば「お人好し」、悪く言えば「世間知らず」のこの男性容疑者を女性容疑者は失いたく無かったのではないのかな?と考えています。
女性容疑者の方も、前の夫と子供一人と3人で生活していたようですが、実は他に子供が二人いると言う事は、少なくとも、もう一人、残り二人の子供の父親との交際(結婚?)経験があるはずですよね?
つまり、2度、結婚に失敗(推定です)した女性容疑者にとって、「お人好し」の男性容疑者は救世主に見えたのかもしれません。
だけど、SNSで繋がった相手と簡単に結婚してしまう男性容疑者が、同様にSNSで繋がった女子高生と自分を捨てて駆け落ちしてしまう事も、自分の例を考えると否定できないでしょう?
それで、過度に反応してしまったのではないか?と言うのが今のところの私の妄想です。
ただ、それでも気になるのは、呼び出された女子高生も、何もやましいことはありません。もう会いませんと宣言したと思うんです。
もし女子高生側が本当に男性容疑者と交際していたのなら、実際に会うのが1度や2度って事はないと思うわけです。
そして男性容疑者も同様に宣言したのだとしたら、それでも、女性容疑者が信じられなかった理由は何なのだろうか?
続報を待ちましょう。
参考リンク
東京都墨田区高3女子殺害事件その1(9月1日までの報道)
東京都墨田区高3女子殺害事件その3(その後の一審判決までの続報)
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コメント
一部の情報では、女子高生は男が結婚してるのも知っててSNSのやり取りで、祝福するようなメッセージも送ってたようですね。その後かに、何かで警戒したのか女子高生は男との関係を絶とうとして一旦はそこで関係が切れたけど、男の方が執着して来て、女子高生は仕方なく、また、やり取りをするようになってしまってたようですね。ですから、私の考察では、男は一旦、自分から逃げて、避けたような態度をした女子高生に対して怨みのような感情を持つようになってたんじゃないですかね。それで、何とか引き出すような感じにして、最後に女子高生に会う時も、自分と二人だと警戒されて会ってくれないだろうから、妻と三人で軽く食事でもどうか、みたいな感じで誘って、女子高生も妻が居るなら変な事はされないだろうと逆に安心して、短時間の食事位なら良いかなと考えて、軽い気持ちで会ってしまったのでは無いかと考えてます。
投稿: 南こうさつ | 2021/09/26 05:37
南こうさつさん、おはようございます。
事件当初からそうですが、男性容疑者がどう考えていたのか?ってのが、謎ですよね。
男性容疑者はもしかすると、女性容疑者との結婚は「望んだものではない」のかもしれないとも思えます。
女性容疑者と別れる為の理由として女子高生を出してきたというのもあるかもしれませんね。
いずれにせよ、女性容疑者にせよ、男性容疑者にせよ、常識的には考えられない展開なんですよね。まだ、報道されていない真実があるのか?公判を待つしかないかもしれませんね。
投稿: ASKA | 2021/09/26 08:30
女子高生は堂々と会った。やましい事はなく、会うなと言うなら今後は連絡もとりませんよとね。しかし、被疑者の女はさらに謝るだけじゃ許さない、誠意を見せろと女子高生に金を要求したのではなかろうか?堂々と会いに来たのだからやましいことはない、金を払ういわれなどないと口論になり、、、
憶測に過ぎませんが。
投稿: AKICHI | 2021/09/26 23:25
口論にはなったようです。
文春の記事によると、被害者の「男性容疑者さんは私のことが好きなんです」
という一言が、凶行の引き金になったらしいです。
男性容疑者は警察に対して
「被害者と会ったことがない」
「ほとんど会ったことがない」
「1回だけ会った」
などと、変遷しており、何か隠したいことがあるのか
虚言癖なんだと思います。
投稿: eyes | 2021/09/27 00:24
被害女性→ネットを介しては夫と仲が良かったがリアルでは距離を置きたい
加害妻→夫を溺愛。被害女性に対する嫉妬。女子高生も夫に気があると思っている。
加害夫→優柔不断、女子高生と関係を続けたいが疎まれている
夫婦間のトラブル解決、あるいは妻を挟めば会ってもらえないか、という下心のもと夫が呼び出す。
ところが巻き込まれていい迷惑でしかなかった被害者は「加害男性が一方的に私を好きなだけで、つきまとわれて私も迷惑している」的な感じでキレちゃったんじゃないかな
それで夫の逆恨みか、妻の嫉妬かわからないけど、どっちかがカッとなって(あるいは共謀して)やってしまったんじゃないのかな。どっちにしろ夫婦の身勝手な都合に巻き込まれてしまった可能性が高く、女子高生に落ち度は少なそうですよね
投稿: | 2021/10/02 05:14
事件の1ヶ月前に被害者と加害夫は会うことができていること
事件が起きた時は「3人で話し合おう」と呼び出していることを
考えると、下心や巻き込まれたというより「3人の共通の問題」が
あったと思われます。
加害妻は、2020年の4月~5月に被害者とtwitterで繋がりを持ち
3人はtwitterで知り合いの状態になっています。
被害者が迷惑をしているのなら、加害者妻に相談等があっても
よさそうですが、いまのところ、そのような情報はないようです。
そもそも相談していれば、話し合いも不要でしょう。
加害夫と被害者の親密なやり取りを、事件の2ヶ月前から気づき
嫉妬していたことろ、実際に会っていたことがバレてしまい
疑うようになった。
これが「3人の共通の問題」になったのではないでしょうか。
投稿: eyes | 2021/10/02 15:28