白金高輪駅硫酸事件その6(続報)
1)捜査関係者によると沖縄県内の潜伏先は、学生時代に行きつけだった飲食店の店主に紹介された年下男性宅。今年4月にも容疑者は沖縄を訪れていて、その男性と一緒に昆虫を見にいったとのこと。
2)静岡県静岡市で育った容疑者は、地元の小中を卒業した後に入学した県内の私立高校で、1年生時に留年しているとのこと。
3)高校時代の同級生によると年上ということをあまり感じさせず、年下のクラスメイトたちからも『XX』と普通に呼び捨てでした。どちらかと言うといじられキャラで、たまにいじりがエスカレートした時は『うるせぇ!』とか怒鳴ることもありましたけど、それ以上のトラブルも覚えていませんとのこと。
4)容疑者は高校卒業後に予備校に通っていたとのこと。
5)被害者の男性は7月下旬、仕事帰りに六本木を歩いていたところ容疑者と遭遇。容疑者は、タクシーで一緒に白金高輪駅まで男性に付いて行き、駅近くの公園で立ち話をしたとのこと。
6)被害者男性はサークルでは同期だったが、容疑者は男性より年齢が2つ上で、学年は1つ上という“先輩と後輩”の関係。
7)容疑者は今年4月には沖縄琉球大学を訪れ、現役学生にサークルの名簿がないか尋ねていた。名簿はなかったとのこと。
8)容疑者は、男性について「年下なのに偉そうに」「ひどいことをされた」などと話しているが、動機については「弁護士と相談する」と口を閉ざしているとのこと。
9)液体は本鑑定で硫酸と判明した。
10)2020年9月、被害男性に容疑者から「家に泊まらせてくれないか?」と夜中にLINEがきたとのこと。
論文で忙しかったため男性が断ると、容疑者が「社会人としてちゃんとしたほうがいいよ」とのメッセージを送ってきたという。
男性は「非常識ではないか」という趣旨の内容を返信し、連絡がこないようにLINEをブロックしたとのこと。
別の報道では
男性はこの前に、容疑者から「家に泊まりに行っていいか」とLINEで聞かれ断った際に、「社会人としてちゃんとした方が良い」と注意されたということで、警視庁が関連を調べているとのこと。
さらに別の報道では
また、「その後、差出人不明で『後悔しますよ』などと書かれた手紙が届いた」とも説明しているとのこと。
11)捜査関係者によると、事件の後、警視庁がサークルの関係者3人にも危害が加えられる恐れがあるとみて、沖縄県内で保護していたとのこと。
12)男性は事件の1か月前に六本木で容疑者と遭遇し会話を交わしていますが、その際、容疑者から「去年、LINEの返事が来なかった」などと詰め寄られていたとのこと。
時系列
2014年頃(容疑者18歳推定)容疑者が高校生の時に父親が急逝
2015年 (容疑者19歳推定)容疑者が高校を卒業(1年留年)
その後 母親と静岡の自宅で同居
2015年 (容疑者19歳推定)容疑者が1年浪人
2016年 (容疑者20歳推定)容疑者が沖縄琉球大学に入学
2017年 被害男性が沖縄琉球大学に入学
2017年頃(推定)容疑者が大学2年の頃に母親が急死。
2017年頃 容疑者が映画研究サークルに入る。
2017年頃 被害男性が映画研究サークルに入る。
その後 被害男性と容疑者がタメ口でトラブルとなる。
2019年(推定) 4年で中退し静岡に戻り、静岡大学に編入(現在も在学している)
2020年
09月頃 被害者が容疑者のお泊り要請を断り、LINEをブロックした。
その直後 被害者に「一生後悔します」という手紙が届く
2021年(容疑者25歳)
03月 被害男性が卒業
04月 容疑者が琉球大学のサークルに卒業生の名簿を取りに行く。
07月下旬頃?港区・六本木周辺にいた際に、容疑者に遭遇し、立ち話をした
08月24日
その前 容疑者が静岡の自宅から東京に向かう
17:00頃 容疑者が赤坂見附駅周辺を歩く様子が防犯カメラに写っていた
20:30頃 容疑者が赤坂見附駅周辺を歩く様子が防犯カメラに写っていた
(赤坂見附は被害者の勤務先の最寄り駅)
事件前 溜池山王駅のホームで容疑者が被害者と同じ電車に乗車
その後 白金高輪駅の改札を被害者を尾行しながら出る
21:10頃 事件発生
直後 逃亡、新幹線で自宅に戻る
08月25日
13:00から14:00 容疑者がJR静岡駅構内の防犯カメラに写っていた。
その後 中部空港から沖縄へ飛ぶ
夕方 沖縄に到着、バスで宜野湾市内の友人宅に移動。
その後 友人宅で3連泊
08月26日 容疑者の自宅を捜索(手袋の指紋が一致)
08月27日 容疑者を全国に指名手配
08月28日
10:55頃 沖縄県宜野湾市内で容疑者確保
08月30日 送検
こんな感じですね。
事件の前にも、被害者と容疑者の間で何度か接点があったようですね。
昨年9月に容疑者から被害者にお泊りのお願いがあったようですが、ちょっと違和感がありますね。
この泊まりたいという理由がわからないのですが・・・
昨年9月から3年前の時には、タメ口でトラブルになっていた相手に「泊めて」とお願いしてるんですよね。
同じサークルだったからと言って、それほど親密でもない相手に、いきなり「泊めて」っていう神経がわからない。
逆に被害者の側の「非常識ではないか」という方が共感できますね。
これが、単純に「宿泊代を浮かせたい」という理由なら、今回の逃亡先の知人の所に「泊まらせて」とお願いすれば良い話ですよね?
そこを考えると、この時点で怨恨による犯行を意識していたのではないか?とも思えるわけです。
そして、差出人不明の「一生後悔する事になります」という手紙が届きますが、これが「顔の消えない傷」と符号するあたりが、事件とつながりますよね。
で、さらに、今年7月の偶然?の遭遇の時には、このLINEブロックの話が蒸し返されるわけです。
昨年9月の手紙が容疑者の物だったとしたら、住所は、在学中のサークルの名簿などから調べたのかもしれませんね。
問題は、被害者が卒業後に就職して住んでいる場所の住所はどうやって調べたのか?ですね。(住所はわかってない)
4月に沖縄に出向いて名簿を探しているけど、その時には名簿はなかったという話なんですよ。
LINEはブロックされているから、直接本人から聞く事もできないから、他の人間から、少なくとも就職先の情報を知ったんでしょうね。
とは言え、大都会東京で闇雲にたった一人を探し出すなんてのは普通は考えつきませんね。
やはり、就職先の企業名と所在地を知って、張り込んでいたんじゃないかな?
それで、尾行して自宅を突き止めようとして、被害者に発見されてしまったので、偶然の遭遇を装ったというあたりかな。
なんとなく、事件までの経緯はわかってきました。
しかし、実際のタメ口トラブルから、昨年9月のお泊り要請までの3年間は、特に目立ったトラブルが無いみたいなので、容疑者の沖縄琉球大学の中退後に、具体的な恨みの感情が急速に膨らんでいったという事のように見えますね。
で、最大の疑問は「ひどいこと」をされたと言う容疑者の「ひどいこと」の具体的内容が知りたいですね。
中退の理由と関係があるのか?続報を待ちましょう。
| 固定リンク
コメント