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2021/09/21

茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その27(起訴)

1)水戸地検は9月17日、埼玉県三郷市の無職男性容疑者(26)を殺人罪などで起訴し、発表したとのこと。

茨城県境町の住宅で2019年9月、住人の一家4人が殺傷された事件で、水戸地検は9月17日、埼玉県三郷市の無職、男性容疑者(26)を殺人と殺人未遂、傷害、住居侵入の罪で起訴したとのこと。

2)地検は6月7日から3カ月間、容疑者を鑑定留置して事件当時の精神状態を調べ、刑事責任を問えると判断したとのこと。

3)起訴状などによると、容疑者は19年9月23日午前0時40分ごろ、男性(当時48)宅に侵入し、2階で寝ていた男性と妻(同50)の首や胸などを刃物で複数回刺して殺害。その後、廊下を挟んだ子ども部屋で、当時中学1年の長男(15)の足などを刺して重傷を負わせたうえ、小学6年だった次女(13)の両手にスプレーのようなものをかけ、やけどを負わせたとされるとのこと。

4)起訴について同地検の次席検事は「収集した証拠を総合的に判断した。適正かつ適切に捜査を遂行することができた」と話したとのこと。起訴段階で住居侵入罪が加わった理由については、「同罪に問える証拠があった。具体的には公判関係で明らかにする」と述べたとのこと。

こんなところですね。
裏銭さんのコメントにもありましたが、物証があるのか?が最大の問題になりそうです。
今回、住居侵入罪が罪状に追加されましたが、少なくとも、容疑者が現場に侵入した証拠がなければ、殺人や殺人未遂、傷害の事件を起こせないわけですからね。

しかし、凶器も無い、面識も無ければ、動機も無い状況では、この住居侵入の証拠が重要な証拠になりそうですね。

ただ、気になるのはこの「証拠」なんですよね。
指紋やDNAならもっと早い時期に出そうな話なので・・・家宅捜索をした結果、発見された物なのかな?
「下足痕」に絡んだ物(例えば靴とか)だと、証拠としては弱いかもしれませんね。
同じ靴が日本中に何千あるいは、何百とあるわけですからね。
被害者の血痕が付着していれば、少なくとも事件時に現場に居たと言う証拠なるかもしれませんが・・・
そのあたりは、公判を待つしかないでしょうね。

公判の行方に注目しましょう。

参考リンク
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その26(再逮捕と勝負の20日間)

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コメント

現状、公になってるのは現場に残された中途半端なゲソ痕だけですよね。血液や体液、指紋などのDNAなど決定的な証拠につながる物証が出たという話は聞いたことがないので。となると、事件当夜現場付近にいたという「住居不法侵入」は状況証拠の積み重ねで戦えたとしても、ASKAさんの言う通り、余程特殊な靴を履いていたとか、公表されていない決定的な物証が控えているとかでない限り、いま出ている証拠だけで「殺人罪」に問うのは結構難しそうですよね。凶器も発見できないまま、殺人罪で公判維持できるのかなあ…

投稿: | 2021/10/02 05:21

保存されてた写真のアングルが住居に侵入しないと撮影できないようなものだったのかな?(撮影するとGPSで撮影場所がわかる)。

それとも、亡くなられた奥さんは不審者を目撃しており、ロープを張ったり防犯灯を増やしてほしいとお願いするぐらい恐怖を感じてたみたいなので、不審者の特徴や服装などを家族などに話してなかったのかな?

投稿: mn | 2021/10/02 23:28

これまでの報道からすれば、証拠不十分の匂いしかしないのですが、起訴したからには材料が揃ったんですかね?県警、検察がヘボければ予想どおりの失態となり得ますな。

投稿: AKICHI | 2021/10/07 06:59

起訴されてから約9ヶ月が経ちました。
その後な動きは何もなかったかと思われます。
公判まで着々と証拠を固めているのか?事件によりけりでしょうけど起訴から公判まで通常どのくらいですかね?それそろ世間に忘れられちゃいそう

投稿: AKICHI | 2022/06/15 23:03

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