« 福岡県小郡市警察官家族3人殺人事件その4(控訴審判決) | トップページ | 熊本県熊本大女性研究員殺人事件その4(一審判決) »

2021/10/09

小田急線快速急行無差別殺傷事件その3(鑑定留置までの報道)

情報がでなくなりました。とりあえず、9月22日までの報道を記録しておきます。

1)知人らによると、容疑者は千葉県松戸市で生まれ、世田谷区で育った。高校は都立の進学校で、テニス部に所属し、中央大理工学部に現役合格。テニスサークルに入り、友人とイタリア旅行を楽しむなど、学生生活を謳歌していたとのこと。

2009年春、単位が取れずに23歳で大学を中退。その後、荷物搬入の作業員やコンビニ店員、温泉宿の住み込み従業員など、職を転々とした。20歳代半ばで勤務した都内の倉庫会社によると、勤務態度は「優良」だったとのこと。

2)容疑者はこの頃(30歳頃)、母親の再婚を機に世田谷区の実家を離れ、川崎市のアパートで一人暮らしを始めていたとのこと。友人との交流もなくなり、警視庁は、次第に孤立を深めていったとみているとのこと。

3)以後、梱包会社や物流倉庫などで働いたが、数か月しか続かないことが増えたとのこと。履歴書の退職理由には「嫌になった」などと投げやりな言葉が並んでいたとのこと。

4)今年2月には派遣社員として勤務していた都内のパン工場を退職し、翌月から生活保護を受給したとのこと。

5)逮捕された男が「やつらの運が悪かった」と供述しているとのこと。
反省の言葉などはないとのこと。

6)9月17日、殺人未遂容疑で再逮捕。
捜査関係者によると、8月6日午後8時半ごろ、成城学園前―祖師ケ谷大蔵間を走っていた藤沢発新宿行き快速急行(10両編成)の7号車で、男性に包丁(刃渡り21センチ)で切りつけ、右腕に全治1週間のけがをさせた疑いがある。このほか、事件当日の朝から昼にかけて缶ビールなどを万引きしたなどとする三つの窃盗や窃盗未遂容疑、同日昼ごろにカッターナイフを持っていたとする銃刀法違反容疑、7月にゲームソフトの梱包(こんぽう)を破ったとする器物損壊容疑でも再逮捕するとのこと。

別の報道では
A)7月15日に世田谷区の古本販売店で商品の包装を破ったとする器物損壊
B)8月6日に川崎市と東京都新宿区のコンビニで飲料を万引きしたという窃盗
C)同じ日に新宿区の食料品店でベーコンなどを盗もうとしたとする窃盗未遂
D)同じ店でカッターナイフを所持した銃刀法違反
の各容疑でも逮捕したとのこと。

7)東京地検は22日、殺人未遂容疑で3度逮捕された川崎市多摩区西生田、無職、容疑者(36)の犯行時の精神状態や刑事責任能力の程度を調べるため、鑑定留置を始めた。期間は22日から12月17日までとのこと。

時系列
2009年春頃(23歳) 大学を中退。
その後、職を転々とする。
2015年頃(推定30歳)「幸せそうな女性を見ると殺してやりたいという気持ちが芽生えていた」
この頃(30歳頃)実家を離れて一人暮らしを始める。
2019年(推定34歳)自殺しようと今回の凶器の牛刀を購入
2020年(推定35歳)
06月   派遣会社に登録、コンビニ、パン工場などで働く
2021年(36歳)
02月   派遣社員として勤務していたパン工場を退職。
03月   生活保護を受給。
07月15日 ゲームソフトの梱包を破る器物損壊事件を起こす。
08月06日
日中   新宿の食料店で万引き事件を起こし通報される
18:21  警察に自宅に送り届けられる
19:00頃 家に到着
19:30頃 牛刀などを持って家を出る
20:02  徒歩で駅前に向かう姿が防カメに映る
時期不明 ATMで現金4万円を引き出す
その後  駅前のスーパーでサラダ油とライターを購入する
08:18  読売ランド前駅で乗車
08:24  3駅先の登戸駅で降車
20:25頃 快速急行に乗り換える
20:29  成城学園前―祖師ケ谷大蔵間を走行中の電車内で事件発生
その後  牛刀の柄が折れた後、サラダ油で火をつけようとする
20:31  緊急停車した車両から徒歩で逃走。
20:38頃 消防に通報
その後  自転車を盗んで逃走
22:00頃 現場から4キロ離れたコンビニに容疑者が名乗り出た。
08月07日
午前   殺人未遂容疑で逮捕
08月08日
朝    送検、自宅を家宅捜索
09月22日 鑑定留置(12月17日までの3カ月間)
(時系列についてはASKAの推定を含みます。特に当日、犯行前に家を出た時刻が微妙ですね)

こんなところですね。
大学までは成績優秀だったようなのですが、なぜか途中、単位が取れずに中退してます。
それでも、就職に成功していれば、こんな事にはならなかったと思うのですが・・・人生の曲がり角がどこにあるのかわかりませんね。
その後は職を転々として、履歴書の退職理由も「嫌になった」と言うだけでは、次の職場も雇いずらいですよね。すぐに辞められても困るから、それなら別の人間を入れようとするでしょう。
そんな事にも気付かないぐらい、孤立していた、友人が居なかったって事なんだろうと思います。

母親の再婚を機に実家を出て一人暮らしと言うのも、普通にある話なのですが、結局、母親とも話をする機会がなくなったんでしょうね。
とりあえず、精神鑑定の結果を待ちましょう。

参考リンク
小田急線快速急行無差別殺傷事件その2(続報)
小田急線快速急行無差別殺傷事件その4(一審判決)

|

« 福岡県小郡市警察官家族3人殺人事件その4(控訴審判決) | トップページ | 熊本県熊本大女性研究員殺人事件その4(一審判決) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 福岡県小郡市警察官家族3人殺人事件その4(控訴審判決) | トップページ | 熊本県熊本大女性研究員殺人事件その4(一審判決) »