佐賀県鳥栖市79歳女性殺害事件その1(鑑定留置まで)
高齢の女性を鈍器で殴って殺害したとして、佐賀県警は9月14日、長崎市中園町、長崎大薬学部4年、男性容疑者(25)を殺人容疑で逮捕する事件が起きている。
「ハンマーで頭部を殴れば殺してしまうかもしれないと思ったが、確定的な殺意はなかった」と容疑を一部否認しているとのこと。
逮捕容疑は、9月10日午後1時ごろ、佐賀県鳥栖市酒井東町の民家敷地内で、無職の女性(79)の頭を鈍器で複数回殴打して殺害したとしている。
容疑者は13日午後0時半ごろ、「女性の頭をハンマーで複数回殴った。僕が殴った女性は死んだかもしれないので、とんでもないことをしてしまった」と大分県警大分中央署に自首した。その際、金属製のハンマーを持っていたとのこと。
容疑者が身につけていたリュックの中からハンマーが見つかったとのこと。
佐賀県警によると、被害者が倒れていたのは自宅隣の民家敷地内。9月10日午後1時10分ごろ、近隣住民が「女性が頭から血を流して倒れている」と119番した。被害者は10日午前から午後にかけて隣家で1人で除草作業をしていたとのこと。
事件当時、悲鳴を聞いた近所の住民が頭から血を流して倒れている被害者を発見し、警察が事件と事故の両面で調べを進めていました。現場は被害者の自宅の隣の親類の家の庭で、当時被害者は1人で除草作業をしていたとのこと。
被害者は夫と2人暮らし。自宅や親族宅に荒らされた形跡などはなく、県警は動機や容疑者と被害者の関係性などについて調べているとのこと。
捜査関係者によると、容疑者は長崎市内のアパートで1人暮らし。事件前日の9日、長崎県から福岡市に電車で移動して市内で宿泊した後、タクシーや徒歩で鳥栖市の現場付近に向かい、事件後は電車で大分県に入ったとの説明をしているとのこと。
10日のうちに福岡市に戻り、その後、電車で大分市に向かったとみられる。「大分は以前に行ったことがある」とも説明しているという。
関係者によると、長崎市の容疑者の自宅マンション(4階建て)では、事件前日の9日夜にぼや騒ぎが起きた。警察官や救急隊員が駆けつけたところ、室内は煙が充満していたが、誰も見当たらなかったとのこと。
警察などよると、事件前日の午後9時40分ごろ、容疑者の住む長崎市中園町のアパートの部屋で火災が発生。
県警によると、被害者遺族は、被害者側と容疑者は面識がないと話している。容疑者は「(現場は)初めて訪れた」と供述しており、県警は事件の詳しい経緯や動機を調べているとのこと。
容疑者が13日午後0時半ごろ、大分中央署に自首し、「高齢の女性の頭部をハンマーで複数回殴った。死んだかもしれない。とんでもないことをしてしまった」と述べた。持っていたリュックには、柄の長さ約38センチ、金属部分が約12センチのハンマーが入っていたとのこと。
13日の司法解剖の結果、死因は脳機能障害だったとのこと。
佐賀県警は10日時点で事件を変死事案として扱った。県警は当初、被害者の傷痕が「転倒をした際にできる程度の外傷」と判断。目撃情報もないことから「ただちに事件化できる状況ではない」として緊急配備などの措置は取らず、公表もしなかった。また、司法解剖を依頼した大学が土日に対応できず13日午後にずれ込み、事件と断定する前に容疑者が自首したとのこと。
9月15日容疑者(25)の身柄が検察庁に移されました。
男(25)が所持していたハンマーに、明白な血痕が付着していなかったとのこと。
事件後に血痕を拭き取った疑いもあるとみて血液反応の有無を鑑定しているとのこと。
捜査関係者によると、容疑者は、事件後に鳥栖市内で服を着替え、着ていた服は途中で捨てたという趣旨の話をしており、供述通りに容疑者の服とみられる衣類が市外で見つかったとのこと。
捜査関係者によりますと、容疑者が自首したときに持っていた金属製のハンマーは犯行に使われたとみられ、犯行前に福岡市内で購入していたとのこと。
逮捕時の所持金は、1万円以下だったとのこと。
大分県内で自首した際、「殺せる人を探していた」という趣旨の供述をしていたとのこと。
ハンマーについて「事件当日に福岡市内のリサイクルショップで中古品を買った」と供述しているとのこと。
被害者の後頭部や額には陥没する外傷があり、致命的な強い力で殴ったとみらるとのこと。
死因は司法解剖の結果、脳機能障害だった。頭部を複数骨折しており、前頭部と後頭部に複数の外傷があったとのこと。
事件の前の晩には、長崎市中園町の鍵のかかった自宅内で壁やベッド、雑貨類などの一部が焼けるぼやがあり、容疑者はそのまま姿を消しました。また同日朝4時ごろには容疑者の自宅から川を挟んだ直線距離で約110メートル、橋を渡って約260メートルの住宅の玄関付近が焼ける不審火も起きていて、浦上署が連続放火も視野に調べているとのこと。
容疑者は福岡市内で凶器とみられる中古のハンマーを10日に購入していたほか、着替え用の衣服を準備していたことも判明。事件後はJRで福岡市に戻った。13日に大分市の大分中央署に自首するまでの間に宿泊したホテルからは事件当時着ていた服が見つかり、佐賀県警が押収したとのこと。
捜査関係者によると、容疑者は9日に長崎市内の自宅アパートを出て福岡市に宿泊。10日にタクシーで鳥栖市内に向かった。市役所付近で降車後、人目に付きにくい場所を探しながら徒歩で約3キロ移動。事件現場にたどり着いたとみられる。
容疑者は「殺す人を探していた」「誰でも良かった。人目の付かないところを探していた」という趣旨の供述をしているとのこと。
容疑者のリュックから見つかったハンマーからは、被害者のDNAがみつかり、警察は犯行に使われた凶器と特定したとのこと。
容疑者と被害者に面識はなく「興味本位でやった」という趣旨の供述をしているとのこと。
警察は9月18日午前10時半から長崎市内にある容疑者の部屋を家宅捜索し、犯行に至った経緯や動機の解明を進めているとのこと。
容疑者は福岡市内で中古品のハンマーを購入後、タクシーで鳥栖市に向って商業施設に立ち寄り買い物をしたあと、事件現場まで歩いて行き、犯行に及んでいるとのこと。
佐賀県警によると、大塚さんは前頭部と後頭部付近に傷があり、司法解剖の結果、後頭部の傷が致命傷とみられている。誰かと争ったような形跡はなく、県警は被害者が突然襲われた可能性があるとみているとのこと。
捜査関係者によると、現場のブロック塀の上部角には血痕が残っており、前頭部の傷は襲われた際にブロックに額をぶつけてできた可能性があるとのこと。
佐賀地検によりますと逮捕された容疑者について、刑事責任能力の有無を調べるため、9月27日から鑑定留置を始めたとのこと。
時系列
2021年
09月09日
21:40 容疑者の自宅で火災が発生
容疑者が長崎県から福岡市に電車で移動し、市内で宿泊
09月10日
容疑者が福岡市で凶器のハンマーを購入、着替えも用意した。
容疑者が福岡市から鳥栖市の現場にタクシーや徒歩で移動
午前 被害者女性が一人で除草作業をする。
13:00頃 事件発生
13:10頃 近隣住民が119番通報
容疑者が福岡市に戻り宿泊、その後、電車で大分市に向かう。
09月13日
12:00頃 大分中央署に自首
09月14日 殺人容疑で逮捕
09月15日 殺人容疑で送検
09月27日 鑑定留置開始
こんな事件ですね。
簡単に事件をまとめると
長崎大学薬学部の4年生の男性容疑者が長崎市の自宅に放火後(ASKAの推定)後に福岡市に移動、凶器のハンマーと着替えを購入して、タクシーで鳥栖市に移動、タクシー下車後に商業施設で買い物をして、徒歩で現場まで3キロを移動して、犯行、犯行後は衣服を捨てて電車で福岡市に戻り宿泊、犯行時の衣服を残して、大分市に移動して自首した。この時、凶器のハンマーを持参していた。
動機は興味本位で確定的な殺意は無いと言うものの、頭蓋骨を複数個所骨折(陥没骨折を含む)するなど致命的な力で暴行している。
まー通り魔的な犯行のようにも見えるけど、犯行までの行動がちょっとちぐはぐな印象ですね。
凶器を購入したのが事件当日なので、当日に事件を決意したのだろうと思うのですが、前日の自宅の放火(ASKAの推定)が意味不明です。
もし、逮捕されたくないと考えているなら、火災(放火)後に姿を消した事で、警察から追われる事になるのは普通に考えれば分かる事なので、これから事件を起こそうと考えているなら、警察の注意を引くような事は避けたいと思うんですよね。
なので、前日の放火の時には事件は決意していなかったと思うのですが、では、事件後に逃亡しているのに、3日後には自首してます。
しかも、事件後に宿泊した福岡市ではなく、さらに離れた大分市なんですよね。
だから、犯行時には逮捕されたくないと考えていたけど、その後の3日間で意識が変わったんでしょうね。
ただ、そうだとしたら、凶器のハンマーはなぜ途中で処分しなかったのか?
逮捕されたくないと考えていたら、処分しそうなのですが・・・まー犯行時の衣類もホテルに残しているし・・・
犯行前にタクシーで長距離を移動しているが、この時、顔を隠していないようですし。
どうも、自分がこれから行う凶悪事件について、深く考えていないように見えます。
それに、薬学部なんですよね。成績も優秀で真面目と言う話なので、こんな事件を起こす理由が無いと思うんですよね。
無事に卒業して就職すれば、まー中流以上の生活はできたと思うんですよね。
私も鑑定留置は必要だと思います。
責任能力に問題はなさそうだけど、何か事件に影響する何か?があるのかもしれませんね。
続報を待ちましょう。
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コメント
行動も言動も支離滅裂だけど意思ははっきりある。
容疑者は解離性同一障害か何かでしょうか?
投稿: KANTAKE | 2021/10/18 17:45
KANTAKEさん、こんにちは
精神鑑定になるので、鑑定結果待ちですが・・・
過去に解離性同一性障害と診断されたのは宮崎勤ですね。
3人の鑑定で内2人が解離性同一性障害と診断してます。残り1名は統合失調症の診断でした。
他には声優のアイコ事件がありましたが、こちらは、法廷戦術として弁護側が主張しただけで、判決では否定されてますね。
いずれにせよ、メンタル面で何か問題があるかもしれませんね。
投稿: ASKA | 2021/11/06 10:34