京王線殺人未遂放火事件その1(逮捕送検まで)
***長文注意***
10月31日(土)午後8時前、東京都調布市を走行中の京王線の特急電車で「刃物を持った男がいる」と110番通報する事件が起きている。
電車内では火災が発生し、シートが燃えたとのこと。
東京消防庁や警視庁によると、10~70代の乗客の男女17人(男性8人、女性9人)が病院に搬送され、このうち先頭から8両目で右胸を刺された70代男性が意識不明の重体。他の16人は液体をかけられるなどして目やのどの痛みなどを訴えているが、命に別条はないとみられるとのこと。
警視庁は、車内で刃物のような物を持っていた男性容疑者(24)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕したとのこと。
京王電鉄によると、電車は京王八王子発新宿行きの特急(10両編成)で、午後7時54分ごろに調布駅(調布市)を出発。
警視庁によると、容疑者は先頭から6両目で火を付け、8両目で男性を刺した疑いがあるとのこと。
男性と面識はなかったとみられる。警察官が身柄を確保したときには9両目にいたとのこと。
電車は調布駅から2駅目の国領駅で緊急停車した。
乗客は車両の窓などからホームに脱出した。
京王線は事件の影響で、直後から上下線で運転を見合わせたとのこと。
容疑者は「人を殺して死刑になりたかった。2人以上殺せば死刑になると思った。(8月に起きた)小田急線の事件を参考にした」と供述しているとのこと。
男性は刃物(刃渡り約30センチ)を所持しており、警視庁が詳しい状況を調べているとのこと。
容疑者は紫色っぽいスーツに緑色のシャツ、黒っぽいコート姿で、同じ電車に乗り合わせた中央区の会社員男性(22)は「最初はハロウィーンの演出かと思った」と話したとのこと。
容疑者はバットマンのジョーカーの仮装をしていて、犯行後、車内のシートに座っていて駆け付けた警察官に対し、暴れることなく、「刃物を捨てろ」と言われると、刃物をシートに置き、所持品の検査に応じていたとのこと。
容疑者はさらにペットボトルから油のような液体をまき、ライターで火をつけた。「ライターオイルをまいた」と供述しているとのこと。
電車は京王八王子発新宿行きの上り特急(10両編成)で調布駅を出て明大前駅に向かっていた。容疑者は3号車に乗っていて座っていた70代の男性の右胸を刃物(刃渡り約30センチ)で刺した。その後、5号車でペットボトルに入れていた液体をまいて、ライターで火を付けたとのこと。シートなどが燃えたが消し止められたとのこと。
容疑者は刃物は通販サイトで購入し、液体はライターオイルと説明しているとのこと。「小田急の事件では、サラダ油で火がつかなかったからだ」と供述しているとのこと。
電車は緊急停止ボタンが押され、国領駅で停車して乗客が避難したとのこと。
容疑者の所持金は数千円で携帯電話を持っていなかったとのこと。
容疑者は『ハロウィーンの仮装とは関係なく、私服だ』と話しているとのこと。
容疑者は凶器の刃渡り30センチの刃物について「インターネットで購入した」という趣旨の話をしているとのこと。
容疑者は「渋谷駅から電車に乗った」と供述しているとのこと。
容疑者は「小田急線の事件ではサラダ油で火がつかなかったから、ライターオイルでやった」と説明しているとのこと。
逮捕された男は「仕事や友人関係がうまくいかず、6月、7月ごろから死刑になることを考えていた」などとも供述しているとのこと。
容疑者は京王線の上り線の方が人が多いから選んだとも供述しています。また、特急を選んだ理由も、走行時間が一番長いからとも話しているとのこと。
容疑者は警視庁の調べに対し、「ハロウィーンでにぎわう渋谷を訪れた」と説明。供述や防犯カメラの映像から、京王井の頭線と京王線で調布駅(調布市)まで移動し、同駅から特急に乗ったとみられるとのこと。
容疑者は「疲れた」などと供述し、渋谷に赴いた理由について「ハロウィーンに興味があった」といった説明をしたとのこと。
警視庁によりますと、容疑者は犯行前の午後5時ごろ、京王八王子駅から電車に乗り、午後6時ごろ、渋谷駅で下車しているとのこと。
午後6時9分の渋谷駅近くの映像。容疑者とみられる紫のコートに緑色のシャツを着た男が歩いていきます。さらにそのおよそ4分後。今度はセンター街の中に容疑者とみられる姿があります。30分ほど、渋谷に滞在した容疑者は午後6時40分ごろに再び渋谷駅から電車に乗り、調布駅で下車。そして、逆方向の新宿行きの特急電車に乗り換えて、国領駅の手前で犯行に及んだとのこと。
別の報道では
31日午後5時ごろ、京王八王子駅から京王線の上り電車に乗り、明大前駅(東京都世田谷区)で京王井の頭線に乗り換えて渋谷へ移動した。仮装した人々でにぎわう街中を散策した後、午後6時40分ごろに渋谷駅から井の頭線に乗車。明大前駅で京王線に乗り換えて調布駅に向かい、同駅で上り特急電車に乗り、発車直後に国領駅(調布市)付近で事件を起こしたとみられるとのこと。
警視庁によりますと、容疑者は今年6、7月ごろまでは福岡市で暮らしていましたが、その頃、仕事が上手くいかずに死にたいと思うようになったとのこと。
「死ぬなら多くの人を殺して死刑になりたい」と考えた容疑者は、福岡を出て神戸や名古屋を転々としている8月に、小田急線の襲撃事件が起きて電車内での犯行を決断し、9月末から先月上旬ごろ、東京へ向かったとのこと。上京してからは八王子駅近くのホテルに滞在し、ハロウィーンの日に犯行に及ぶことを決めたうえで、何度か渋谷を訪れていたとのこと。容疑者は「人を殺せなくて悔しい。計画通りいかなくて悔しい」と供述しているとのこと。
別の報道では
捜査関係者によると、容疑者は福岡市出身。6月に地元を出て、神戸市や名古屋市で約1カ月ずつホテルで暮らしていた。東京には9月末から10月上旬に到着し、ホテルを転々としていたとのこと。
事件当時、容疑者は紫色のスーツに緑色のシャツを着ていた。米国の人気映画シリーズ「バットマン」の悪役「ジョーカー」の服装をまねたと説明。「人を平気で殺すので憧れていた。事件のために買った勝負服だ」などと話しているとのこと。
渋谷駅で下車した理由は「ハロウィーンを見たくて、30分間くらいうろうろした」と説明しているとのこと。
容疑者は調べに対し「人をたくさん殺すのには東京がいいと思った」と供述しているとのこと。
犯行直後に座席に座りタバコを吸う容疑者の様子を撮影した人物によると
「犯行を終えた後、だから犯人も見ての通り、左手めちゃくちゃタバコ震えてたんですよ。外から犯人が中でタバコ吸って右手にナイフ持って、ずっと震えていた様子で、あそこに5分ほど座っていた」
容疑者の知人らによると、容疑者は福岡県の県立高校と専門学校を出た後、介護ヘルパーなどをしていたとのこと。
警視庁によりますと、容疑者は先月31日午後8時ごろ、8両目で座っていた男性の右胸を、いきなり刃物で刺しました。その後、6両目に移動して、ペットボトルに入れた液体をまき、ライターで火をつけたとのこと。その後、9両目に移動し、警察が駆けつけたときには、シートに座り、煙草を吸っていたとのこと。電車内には、液体を入れていたとみられるペットボトルが、数本落ちていて、確保のときには、ライターを複数持っていたとのこと。
容疑者によると「リュックを置いて、殺虫剤とナイフを取り出して振り向いたら、たまたまシートに男性が座っているのが目に入った。『何やってるんだ』と言われて刺した」とのこと。
使用した刃物は、刃渡り約30センチの西洋ナイフのようなもので、インターネットで購入したと供述しているとのこと。
6月に住んでいた福岡市を離れ、神戸市や名古屋市を転々として事件の約1カ月前に上京してからは、消費者金融で借金をしながら東京都八王子市のビジネスホテルに宿泊していた。日常的に京王線を利用しながら機会をうかがっていたとみられるとのこと。
容疑者は「仕事で客からクレームを言われたので6月ごろにやめた。友人ともうまくいかず、人を殺して死刑になりたいと考えた」と説明。この頃、凶器のサバイバルナイフ(刃渡り約30センチ)をネット通販で購入したとのこと。
捜査関係者によると、容疑者は「ライター用オイルは上野の専門店で350ミリリットル入りを約10缶買った」と供述。憧れていたという映画バットマンシリーズに登場する「ジョーカー」の格好をするために服も購入したと話し、殺虫スプレーも都内で購入したと捜査本部はみているとのこと。
容疑者は、殺虫剤のスプレーを5本所持していて、「スプレーで爆発することを知っていた」などと供述しているとのこと。
捜査関係者によると、容疑者は犯行時、計5本の殺虫スプレーを所持。男性を襲う際、スプレーと刃物(刃渡り30センチ)をそれぞれの手に持ち、スプレーをかけてから乗客の男性(72)を刺したとみられる。調べに対し「相手を弱らせて多くの人を刺そうとしたがうまくいかず、火を付けて多くの人を殺そうと思った」と話しているとのこと。
部容疑者のリュックサックからは、透明の液体が入ったペットボトル4本が見つかった。「犯行のために東京・上野で350ミリリットル入りのライターオイル缶を10本購入し、ペットボトルに移し替えた」と供述しているとのこと。火を付ける際に使用したとみられるジッポライターも5個所持していたとのこと。
「コンビニでもライターオイルを購入した」などと供述しているとのこと。
犯行場所については「東京に来てからよく使っている京王線を選んだ」とも話しているとのこと。
容疑者は、「使い捨てライターだとすぐに消えるのでジッポーにした」とも供述しているとのこと。
現場には2リットルのペットボトル1本と500ミリ・リットルの4本に詰めてオイルを持ち込んだとのこと。
容疑者は7月ごろまで、福岡で母親と二人暮らしをしていたとのこと。
捜査員が訪れたライターオイルを扱う専門店によると
「うちのデータですね、見て…10月16日に10本売れてるので、うちじゃないかなっていう…。単純に『オイル10本欲しい』っていうことを言われまして、ちょっと変わってるなと思いましたけど」とのこと。
捜査関係者によると、容疑者は10月16日午前、台東区上野の専門店で350ミリリットル入りライター用オイル10缶を購入した。「たくさん購入すると怪しまれるので、コンビニでも少しずつ購入した」と話しており、事件当日、2リットルと500ミリリットルのペットボトル計5本にオイルを入れ、車両に持ち込んだとみられる。
別の報道では
オイルライター専門店店員「10月16日12時、レジの記録をさかのぼったら(オイルライターを)10缶買った人がいたので、うちかなと」
店員によると、事件直後の金髪姿とは異なり、この時の容疑者はまだ髪は染めておらず、黒色でした。「普通の青年というか、若者に見えましたけどね」と話したとのこと。
容疑者は7月ごろ地元福岡県を離れて以降、消費者金融で借金を繰り返しつつ、ホテル暮らしを続けており、「どうせ死刑になるから借りられるだけ借りた」という趣旨の話をしているとのこと。
捜査本部は11月2日、容疑者の滞在先の八王子市のホテルを家宅捜索した。同容疑者は「(事件後ホテルに)戻るつもりはなかった」と供述しているとのこと。
11日2日、容疑者が検察に身柄を送られた。
5本のペットボトルに分けて入れていたという容疑者。このうち犯行で使用したのは、2リットルに入っていたとみられるライターオイル。
さらに、持ち込んでいたとみられるのは、5本の殺虫剤。1本は使用された形跡があったとのこと。他にジッポーライター5個
そして、およそ30センチのナイフ。これら全てをリュックに入れ、車内に持ち込んだとみられるとのこと。
犯行のおよそ1時間半前、容疑者とみられる人物が渋谷で映った映像では、リュックのようなものを背負っている様子は確認できないとのこと。
容疑者は調べに「相手を弱らせて多くの人を刺そうとしたがうまくいかず、火を付けて多くの人を殺そうと思った」と供述しているとのこと。
警視庁は11月2日、滞在していたホテルを捜索。部屋からは、ライターオイルの缶が複数見つかったとのこと。
福岡市出身の容疑者は7月まで約3年間、同市内にある携帯電話大手関連のコールセンターで契約社員として勤務。5月ごろに顧客とトラブルになり、会社側から業務の変更を命じられたが拒否して退職したとのこと。
別の報道では
捜査関係者によると、容疑者は約3年前から福岡市にある大手携帯電話会社の関連会社のコールセンターで通信機材の営業販売を担当していた。ところが、今年5月に顧客からクレームを受け、会社から配置転換を打診されると、翌月頃に退職を決めたとのこと。
この直後、通販サイトで刃渡り約30センチのサバイバルナイフを購入したとのこと。
容疑者は9月30日から八王子駅近くのホテルに滞在していて、チェックインした際に事件を起こしたハロウィーン当日分までの宿泊代、およそ14万円(計13万4000円)をまとめて支払っていたとのこと。
(1泊2500円)
取り調べに対し、「宿泊代は消費者金融で借りて賄ったが、返すつもりはなかった」と供述しているとのこと。
別の報道では
容疑者は、ことし9月末に福岡から上京し、1か月ほど都内のホテルに滞在していましたが、ホテルとマンスリーの宿泊契約をし、滞在期間が事件翌日の今月1日までだったとのこと。
多くの人が集まるハロウィーンを狙おうと7月ごろに上京しようとしたが、「東京オリンピックの影響で宿泊先が見つからなかった」と話しているとのこと。
容疑者は母親と妹と3人で暮らし、料理や買い物をして家族を支えた。県立高校を卒業後、インターネットカフェの店員や介護ヘルパーとして働いたとのこと。
別の報道では
容疑者は96年11月、福岡市内の公団住宅で生まれ。両親と5歳年下の妹の4人家族。大手携帯電話企業のグループ会社で、3年ほど前から契約社員として顧客サービスなどをしていたとのこと。
容疑者が福岡市を離れたのは7月末とのこと。
捜査関係者によると、容疑者は「会社を辞めて死にたかったが、死ねなかった。死刑になろうと思った」と供述しているとのこと。10月31日のハロウィーンを狙って東京での群衆襲撃を考えたが、8月に小田急線車内で乗客が男に切り付けられた事件を知って計画を変更したと説明したとのこと。
捜査関係者によると、容疑者は大量殺人を6月ごろに計画。当初は犯行場所に渋谷を選んでいたといい「ハロウィーンで人がたくさんいる中で、刃物を使って大勢を殺すつもりだった」と話しているとのこと。
8月、世田谷区を走行中の小田急線車内で男が刃物で乗客10人に重軽傷を負わせる事件が発生。事件を調べた容疑者は「逃げ場がない場所の方が確実に殺せる」と電車内での犯行に計画を変えたとのこと。
犯行当日、ハロウィーンでにぎわう渋谷を約30分間うろついていたが、「様子を見たかっただけ」とも説明。渋谷では刃物やライターオイルなどが入ったリュックサックを近くのコインロッカーに預けていたとのこと。
警視庁によりますと、容疑者はさらに、車内でライターオイルに火をつけましたが、その後の調べに対し、「ライターオイルを乗客にかけて、燃やして殺そうとした」という趣旨の供述をしているとのこと。
事件当時に電車内にいた人によると、ライターオイルについて
「人にです。(逃げようとした)人が詰まっているじゃないですか。その人たちに向けてバシャーとかけていました」とのこと。
滞在していたホテル室内から、空になったライターオイル缶22個が見つかった。計約5リットル分で「上京後に上野の専門店やコンビニなどで買った。刃物で殺せなかったときに、大勢の乗客にかけるため用意した」と供述しているtのこと。購入したオイルのほとんどをペットボトルに移しかえ、特急内に持ち込んだとみられるとのこと。
容疑者は高校卒業後は、市中心部のインターネットカフェなどで働いたとのこと。
関係者によると、容疑者は平成29年12月、店のシャワー室にカメラを仕掛けるなどの盗撮事件を起こし、摘発された。「その半年ほど前にも似たような盗撮をしてトラブルになっていて、店にいられなくなった」とのこと。
それと前後するように長年交際していた女性と別れており、精神的に不安定になったとみられる。その後は介護ヘルパーや営業など仕事を転々。そして今年6月、コールセンターの営業で顧客からクレームを受け会社側から配置転換を打診されると、自ら退社を申し出たとのこと。
別の報道では
「1回目の盗撮が発覚した際、『被害女性の彼氏に脅された』などと言って、母親と警察に相談に行ったようです。脅迫被害に遭ったこともあり、事件自体はなんとなくウヤムヤになりました。
年末にまた盗撮事件を起こしたんです。逮捕はされずこっちも示談になったようで、世間的には明るみにぬりませんでしたが……」とのこと。
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容疑者は、コールセンターに勤めていましたが、顧客への対応をめぐって上司から注意を受けたとのこと。
“ジョーカー”のような服装は、新宿で購入したとのこと。
容疑者の父親と母親は離婚しているようですが、母親と妹と3人で福岡市内のマンションで暮らしていたとのこと。
警視庁によりますと、容疑者は調布駅で電車に乗り込んだ直後にリュックサックからサバイバルナイフと殺虫剤のスプレーを取り出したとみられ、席に座っていた男性(72)が「何をしているんだ」と注意したということです。すると、服部容疑者は男性に向かっていきなりスプレーをかけナイフで刺したとみられるとのこと。男性は意識不明の重体とのこと。
容疑者が「男性を刺した後、乗客が逃げられずにたまっている状況を見て、ここなら確実に大勢の人を殺せると思い、火を放った」などと供述しているとのこと。
3号車で男性を刺した服部容疑者は、5号車に移動して複数の乗客にライターオイルをかけ、ライターを投げて火を付けたとみられるとのこと。
オイルは乗客4、5人の衣服にかかった。服部容疑者はさらに、逃げようとする乗客に向かって点火したライターを投げつけたとのこと。衣服などに火が移った乗客はいなかったが、車両の床やシート、天井などに燃え広がったとのこと。
投げつけたのは、手を離しても火が消えにくいライターで、乗客に当たっていれば火がついていた可能性もあるとのこと。容疑者は調べに、「人に火をつけて殺そうと思った」と供述しているとのこと。
別の報道では
当時、3号車にいた男性の胸を刺した後、5号車へ移動。ペットボトルに入ったライターオイルとみられる液体を、逃げる4~5人の乗客にかけた後、殺虫剤をふりまき、液体をかけた方に向かってジッポーライターと殺虫剤を投げたとのこと。
500ミリリットルペットボトル4本はリュックに入れたまま引き返し、2号車のシートに座っているところを、男性会社員への殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。使わなかった4本について「(最初に着火した際の)煙がすごくて使えなかった」と話しているとのこと。
京王線を選んだ理由について、「小田急線は警備が厳しいと思った」と供述しているとのこと。
「10月上旬には新宿のブランド店で、犯行当日の“ジョーカースーツ”を購入しています。紫のスーツとコート、ネクタイと合わせて約20万円を使っていたとのこと。
ホテル代などの生活費は消費者金融から借りていました。額は数十万円あったと供述しているとのこと。
元勤務先の担当者によると
容疑者は2018年4月入社で、3年以上勤めた後、今年7月に退職しました。スマートフォンなどの通信機材の使い方や使用料金など、顧客からの問い合わせにチャットで返答する業務をしていたようです。辞めた原因は、今年5月にチャット上で顧客とトラブルがあり、部署の配置転換を打診したのがきっかけと聞いているとのこと。
退職にあたり揉めたという話も聞いておりませんし、本人が自主的に辞めたと聞いています。それまで勤務態度に、何か問題があったとも聞いておりませんとのこと。
容疑者が「事件の6日前に渋谷の美容院で髪を染めた」などと話しているとのこと。
福岡の実家を離れ、兵庫・神戸のホテルなどに滞在していたが、「神戸のホテルでバットマンの映画を見て、あらためてジョーカーに心酔した」などと話しているとのこと。
容疑者がより激しく燃えやすいガソリンを選ばなかった理由について、「運転免許証を持っておらず、購入時に店員に怪しまれると思った」と供述しているとのこと。
発生から9日が経ち、重体になっていた男性の意識が回復したとのこと。
男性の傷は肺にまで達していて、一時心肺停止の状態だったとのこと。
コールセンターの同僚によると
「本人は『派遣会社からたまたまここに派遣された』と言っていたとのこと
「彼はインターネット関連の相談を受けつける窓口の担当でしたが、顧客との間で、契約にオプションをつけた、つけないで口論になったんです。本人に責任はないことなのに、会社は彼を守らなかった。彼は口調がきつく、以前からよくトラブルになっていましたが、責められたことに納得がいかなかったんでしょう」とのこと。
時系列
2015年 高校卒業(日付はASKAの推定)
2017年
06月 ネットカフェで盗撮でトラブルとなる。
12月 ネットカフェでシャワー室にカメラを仕掛けて盗撮により摘発、その後、退職
その後、介護ヘルパーなど職を転々とする
2018年
04月 容疑者が前職のコールセンターに就職
2021年
05月 顧客からクレームが入り、会社が配置転換を打診
06月 配置転換を拒否して退職を決意。サバイバルナイフをネットで購入、福岡を出る。(7月末説有り)
07月 神戸市でホテル暮らしをする。(映画を見てジョーカーに心酔する)
(6,7月頃に死刑になりたいと考える)
08月 名古屋市でホテル暮らしをする。
08月 小田急線の襲撃事件が発生
09月下旬 上京
09月30日 八王子駅近くのビジネスホテルに滞在、11月1日までの費用を一括で支払っていた。
10月上旬 新宿でジョーカースーツを約20万円で購入
10月16日 容疑者と思われる男がライターオイル10本を購入
10月25日 容疑者が渋谷の美容院で髪を染める(日付はASKAの推定)
10月31日
17:00頃 京王八王子駅から電車に乗車
18:00頃 渋谷駅で下車
18:40頃 渋谷駅から乗車、その後、調布駅で下車
19:54頃 調布駅で京王八王子発新宿行きの特急(10両編成)が発車
20:00前 110番通報
11月02日 送検
こんな事件ですね。
動機は2人以上を殺害して死刑になりたかった。
凶器のサバイバルナイフ、ライターオイル5リットル、着火用のジッポーライター5個、殺虫剤のスプレー缶5缶を準備し、ハロウィーンの日の特急電車を狙って犯行を実行してます。
結果、1人が一時心肺停止の重体(その後、意識を取り戻す)他、乗客の男女16人が病院に搬送されが命に別条はない。
きっかけは6月にコールセンターでの仕事でトラブルとなり、配置転換を拒否して退職、神戸、名古屋などを転々としながら、映画のジョーカーに心酔し、8月の小田急線の事件に触発されて、犯行を計画
犯行日までの生活費を消費者金融でまかなう。もちろん返済する気ははじめから無い。
東京では事件当日までに、ライターオイル、ジョーカーの衣装などを購入し、事件の六日前に髪を染めて準備を整えた。
当日は事件直前に、渋谷のハロウィーンの雰囲気を楽しみ、犯行を決行した。
3号車の男性に殺虫剤のスプレーを噴霧、直後に刺し、5号車に移動して、逃げようとして団子状態の乗客にライターオイルを振りかけ、ライターで点火した。
実際に乗客には火はつかなかったが、床や天井、シートなどに炎が上がった。
犯行後は車両のシートに座り、タバコを吸っており、駆けつけた警官に現行犯逮捕された。
判明している事件の流れはこんな感じですね。無差別殺傷を狙った事件ですが、今となっては、年に1度ぐらいは発生する事件になりました。
私としては、少し事件の印象に違和感があるんですよね。
死刑になりたくて、無差別殺傷事件を起こしているのですが・・・本当に死刑になりたかったのか?というのが疑問です。
私の勝手な印象なのですが、本当に死刑になりたい人間は、もっと犯行に凄みと言うか、覚悟が感じられるんですよね。
例えば、秋葉原事件、警官に取り押さえられるその時まで、抵抗してましたよね。
2019年のカリタス小事件も20人を殺傷、内2人が死亡し、最後に犯人は自分の首を切って自殺しています。
今回の事件だと、最初の被害者は刺されて、一時心肺停止になっているものの、その後は確実な被害が無いままに、犯行を中断しています。
そして、警察に逮捕されるまで、現場でタバコを吸っていた。
本当に死刑になりたかったのか?と疑問に思います。
むしろ、私としては無期懲役になって、刑務所に行きたいと言う方がしっくりきますね。
そして、もう一つ、事件のきっかけなんですが「仕事で失敗した。友人関係もうまくいかず、死にたいと思った」なんだけど・・・
仕事のトラブルはあったものの、おそらく容疑者に致命的なミスがあったわけでもなく、会社のやり方に不満を持って辞めたと言うところでしょう。
高卒後の3年ほどは、仕事を転々としていたようですが、このコールセンターの仕事は3年以上も続けていて、仕事になじめないとか、能力的に問題があったわけでもないでしょう?
何が言いたいかと言うと、結果的に仕事を辞めたけど、他の仕事ができないわけじゃないと言う事です。
コロナ禍によって、飲食業や宿泊業は厳しい状況かと思うけど、運送業などは人手が足りないのではないかな?
なので、業種は偏るけど再就職ができないと言うほど、追い詰められてはいないと思うんですよね。
なので、本当のきっかけはこちら「友人関係もうまくいかず」の方じゃないかと思うのですが・・・・
こちらの詳細な情報は出てきていませんね。
今のところの私の勝手な印象ですが、この容疑者は何か理由をつけて、刑務所に逃げ込みたいと思っているだけなんじゃないかな?
理由はわからない、人生や世の中が嫌になったのかもしれないけど、それで、「ジョーカーに心酔したから」、「死にたくなったから」と自分を正当化する理由を探して、事件を起こし、刑務所に逃げ込みたいのではないのかな?
犯行を中断して、シートに座り、タバコを吸っていた時には、この結果に、満足していたんじゃないかな?
自分で意識はしてないかもしれないけどね。
この事件に影響されて、類似の事件が頻発してますね。
このコロナ禍で経済的に追い詰められた人の中には、共感してしまう人もいるかもしれない。
あるいは、死にたいと思う人の中に、死刑になって死にたいと思う人が出るかもしれない。
でも、その結果がどれほど破壊的な結果になるのか?と言うのも想像して欲しいですね。
直接被害に遭われた方もお気の毒ですが、残された加害者家族がどうなるのか?とかね。
今回の事件でも、妹さんは多分、20代前半ですよね。これからの彼女の人生を思うとお気の毒でしかたがないです。
それから、ナイフ以外の物を5個ずつ用意している点がちょっと気になりますね。
(精神鑑定が必要かもしれませんね)
続報を待ちましょう。
最後に、コロナ禍で私のライフスタイルが少し変わった上に、気になる事件が頻発していて、あまり時間がとれなくなっています。
確認はしているのですが、情報の誤認(勘違い)や誤字などあるかもしれませんので、見つけた方はご指摘願います。
それから、以前から事件簿を読まれている方は気付いていると思いますが、記事の上から下に向かって新しい情報になります。
なので、最初の頃に書いた文章と終わりの頃の文章の情報に齟齬があったりしますが、それは、後ろの情報が新しいので、そちらが正しいと考えてください。
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