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2021/12/30

山梨県甲府市夫婦殺人放火事件(鑑定留置まで)

10月12日午前3時50分頃、甲府市蓬沢、被害者方から出火、ほぼ全焼し、焼け跡から性別不明の2人の遺体が見つかる事件が起きている。

被害者夫婦と連絡が取れなくなっており、山梨県警が身元の確認を進めているとのこと。

火災の発生直前には、被害者の娘が自宅1階で面識のない不審な男を目撃。近隣住民も同じ時間帯に、徒歩で現場から立ち去る男を目撃しており、県警が出火との関連を調べているとのこと。

発表などによると、被害者方は夫婦と10代の娘2人の4人暮らしで、当時は全員が在宅。2階で寝ていた娘の1人(妹)が同3時半頃、人が争うような声を聞き、1階に下りたところ、男と鉢合わせした。男が2階に上がってこようとしたため、娘2人は2階のベランダから外に逃げ、同45分頃に「泥棒に入られた」と110番したとのこと。

娘2人は病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないとのこと。
県警は現場付近の防犯カメラの解析などを進め、逃げた男の行方を追っているとのこと。

娘(妹)は男に襲われ、頭にけがを負ったとのこと。
妹の目撃情報によると、男は10~30歳代くらいで、体形は中肉、髪は短めだったとのこと。

現場はJR甲府駅から南東3キロの住宅地。

その後、警察が駆けつけると火事になっていて、火は約3時間半後に消し止められましたが、住宅1棟をほぼ全焼し、焼け跡から性別不明の2人の遺体が発見されたとのこと。

現場では、被害者の自宅から北西方面に少なくとも800メートル程、ところどころに血の跡が続いていたことがわかっています。

近所の住民によると『こらー何しているんだ』って声を聞いたとのこと。
別の報道では
午前2時40分くらいにすごい声がしてわめき声を何度も聞いたとのこと。

被害者一家は約20年前から、現場の一軒家で暮らしていたとのこと。

男は凶器を持ったまま逃げた可能性がある。
周辺の防犯カメラを確認した結果、北西方向に逃走したとみているとのこと。

県警は、現場近くで警察官が職務質問をしようとして呼びかけたところ、走り去った男がいることも明らかにしたとのこと。
別の報道では
通報を受けてパトカーが現場に急行、住宅から約100メートル離れた路上に男がいるのを警察官が確認したが、男は立ち去ったとのこと。

山梨県警は13日、同市の少年(19)を被害者の娘に対する傷害容疑で逮捕したと発表したとのこと。
調べに対し、少年は容疑を認めるとともに、被害者方に放火したことをほのめかす供述をしており、県警は現住建造物等放火容疑でも調べているとのこと。

県警が防犯カメラの映像をもとに、この少年を特定して行方を追っていたところ、12日夜に出頭してきた。少年は顔にやけどを負い、指をけがしていたとのこと。

捜査関係者によると、少年は12日夕に県警に出頭したとのこと。

捜査本部は13日午前2時20分過ぎに少年を逮捕したとのこと。

事件の二日前に近隣住民に不審者が目撃されていた。
「私が見たのは、10日の日曜日の午前3時から4時ごろかな。右手に懐中電灯を持っていて、周辺の家の物置を照らしていました。上は白っぽい服で、下は黒っぽいズボンでした。あたりをウロウロしていて不審に感じましたね。」とのこと。

夫婦の娘に対する傷害容疑で逮捕された同市の少年(19)が山梨県警に出頭した際、泣きながら「人を殺してしまった」と話していたとのこと。

きのう午後7時ごろでした。捜査関係者によりますと、少年は身延町内の無人の駐在所に出頭したとのこと。

当時、駐在所は無人。少年は机に置かれていた電話の受話器をあげると、応対した署員に泣きながら犯行を打ち明けたとのこと。駆け付けた警察官が身柄を確保。少年の顔はやけどで水ぶくれし、指には負傷を手当てしたとみられるテーピングも確認できたとのこと。

出頭した際、所持品の中に凶器はなく、少年は顔の広い範囲に火傷や手の指に骨折のようなけがをしていたとのこと。

捜査関係者によりますと、少年は放火があった家に住む姉妹のうち、10代の姉の知人とのこと。

聞き取りや防犯カメラの映像から、早い段階で捜査線上に浮上していたとのこと。

近所の住民
「3時50分ごろ、目が覚めたきっかけは『待ちなさい』っていう。おそらくパトカーからの声で目が覚めました。拡声機を通した声で男性でした。(叫び声を聞いた後)5分くらいで僕は火柱を見ました」とのこと。

捜査関係者によると、燃え方の激しさや火のまわりの早さから放火事件と判断したとのこと。さらに警察による簡易的な検査で、現場から油性反応(油の反応)が出ていて、ガソリンか灯油を使って火をつけたとみて捜査しているとのこと。

遺体には刃物で刺されたような傷も確認されているが、遺体が高熱にさらされた際に起きる現象と見分けがつきにくく、警察は遺体を司法解剖して慎重に調べているとのこと。

捜査関係者によると、逮捕された少年は、姉と同じ県内の高校に通っていた。県警は少年が姉を知っていた可能性があるとみており、事件との関連を調べているとのこと。

交番に警察官が駆けつけると、少年は顔の半分くらいにやけどを負っていた。凶器を含め所持品はほとんどなかった。移動手段は車だったという。逮捕後の診断の結果、右手小指の骨が折れていたことから、いったん入院治療を受けた。県警は、14日から本格的に取り調べを行うとのこと。

捜査本部の説明では、小指を骨折し、腱が断裂していたとのこと。

19歳の少年と高校生の姉が“顔見知り”とのこと。
姉への聞き取りや防犯カメラの映像などから早い段階で捜査線上に浮上していたとのこと。

顔にやけどをするなどし、入院しているという少年。逃走経路には、少なくとも800メートルにわたり、血痕のようなものが点々と残っていましたが、警察によりますと、少年のものの可能性があるとのこと。

近隣の住民によると
「娘さん2人は、仲がよさそうで。妹さんは今は中学生、お姉さんは高校3年生で定時制高校に通っている。黒髪で目がぱっちりとしてかわいらしい子です」とのこと。

少年は顔にやけどを負い、右手小指の骨が折れていたため、いったん入院したが、14日午前に退院。県警は同日午後、傷害容疑で甲府地検に送検し、本格的な取り調べを進めるとのこと。

少年(19)=傷害容疑で逮捕=について、この住宅の一家から警察にトラブルの相談はなかったとのこと。

県警は、被害者一家が嫌がらせや脅迫、暴力行為などを受けた形跡がないか確認したが、少なくとも警察が相談を受けた記録はなかった。襲われた妹も「知らない人だった」などと証言しているとのこと。

山梨県警は14日、司法解剖の結果、2遺体の死因はともに失血死だったと発表したとのこと。

2遺体の性別はそれぞれ男女と判明したものの、遺体の損傷が激しく、身元はなお確認中としているとのこと。

遺体にはいずれも刃物で刺されたような傷が複数残っており、少なくとも1人の遺体には10カ所以上の傷があったとのこと。捜査本部は刃物で刺されたことが原因で亡くなったとみているとのこと。

少年の供述などから放火された住宅を調べたところ焼け跡から複数の刃物が押収されていたとのこと。

捜査関係者によると、少年は長女と同じ高校に通っていたといい、面識があったとのこと。トラブルなどはなかったが、少年が一方的に長女に思いを寄せていたという証言もあるとのこと。

捜査関係者によると、少年(19)は調べに対し、「事件を起こしたことを後悔している」と供述。長女に「好意を寄せていた」とも話しているとのこと。

少年(19)が山梨県警の調べに「逃げるのに必死で、刃物をどうしたのか覚えていない」などと供述しているとのこと。

少年(19)=傷害容疑で逮捕=が、夫婦の長女について「LINEでやり取りができなくなった」などと供述しているとのこと。

捜査関係者によると、夫とみられる遺体が1階の寝室付近、妻とみられる遺体は1階の洗面所付近で見つかったとのこと。

遺体には複数の刺し傷があり現場の状況や住民が聞いた争い声などからまず、夫が寝室付近で襲われたとみられるとのこと。
警察は就寝中を狙った犯行とみて調べているとのこと。

捜査関係者によりますと、少年は長女と同じ学校に通っていて「長女に好意を寄せていたが、うまくいかず殺害しようとした」という趣旨の供述をしているとのこと。
また家の場所については「最近知った」とも話しているとのこと。

少年は「準備していたライター用のオイルで火をつけた」と話しているとのこと。現場からは焼けたオイル缶も押収されているとのこと。

少年(19)が「(事件後に)自殺を考えたが死にきれず、誰もいない所で一人で生きていこうと思っていた」という趣旨の供述をしているとのこと。

捜査関係者によると、少年は10代の長女と同じ高校の出身で面識があり、「一方的に好意を寄せ、交際を申し込んだが断られた。やりとりしていたLINEもブロックされた」と供述。さらに「思い通りにならないので侵入しようと思った。見つかれば家族全員を殺害するつもりだった」と話し、被害者方の住所については「最近知った」と話しているとのこと。

少年(19)は、玄関が施錠されていたため、1階の窓を割って押し入った疑いがあるとのこと。

少年は「夫婦は寝ていた」と供述しているといい、山梨県警南甲府署捜査本部は、侵入した先に寝室があったとみて調べているとのこと。

捜査本部は10月16日、遺体の身元を、住人の会社員男性(55)と、妻のパート従業員女性(50)と発表。焼損が激しく、DNA鑑定で特定したとのこと。
2人の死因は失血死で、複数の刺し傷があり一部は臓器に届いていたとのこと。

少年は「複数の凶器や油を持ち込んだ」という趣旨の供述をしていて、焼け跡からは複数の刃物やライターのオイル缶が見つかっているため、警察は殺人や放火での立件も視野に捜査しているとのこと。

その後の調べで、少年が「1階の窓を割って住宅に侵入した。夫婦を刺して、油をまいて火をつけた」などと供述しているとのこと。

逮捕された少年は「証拠隠滅のために火をつけた」という趣旨の供述をしているとのこと。また「刃物や油を事前に購入した」とも話しているとのこと。

事件現場となった被害者の自宅について、「長女の父親の車を知っていた」「自分の車で後をつけて家を調べた」などと話しているとのこと。

山梨県警は11月2日、同市の少年(19)を現住建造物等放火容疑で再逮捕したとのこと。

再逮捕容疑は、10月12日午前3時50分ごろ、被害者男性(55)方に火を放ち、床や天井などに燃え移らせて全焼させたとしている。容疑を認めているとのこと。

少年が事件前、複数の刃物とライター用のオイルのほか、食料やロープを購入していたとのこと。県警は逃走後の生活に使おうとしたとみているとのこと。

少年は取り調べに対し「家に入ったのは初めてで夫婦とは面識がなかった重大なことになり後悔している」などと犯行を悔いる態度を示しているとのこと。

少年は調べに対し「交際を断られた夫婦の長女を殺害するつもりだったが、夫婦に気付かれたので果物ナイフで刺した」と供述しているとのこと。

山梨県警は11月22日、同市の少年(19)を殺人容疑で再逮捕した。少年は容疑を認め、「夫婦の長女に好意があったが、成就しなかったので家族4人全員を殺そうと思った」と供述しているとのこと。

発表などによると、少年は10月12日午前3時半~同50分頃、同市蓬沢の会社員男性(55)方で、男性と妻(50)を果物ナイフなどで複数回刺し、失血死させた疑い。

少年は数日前から、凶器や放火するためのライター用のオイルを購入しており、計画的な犯行とみられているとのこと。

捜査関係者によると少年は「就寝中を狙ったが、夫婦に気付かれ抵抗を受けた」と話し、夫婦の遺体からは争った際にできたとみられる傷が確認されたとのこと。
また、事件当時、争う声を聞くなどした姉妹は2階のベランダから難を逃れたが、少年は姉妹を探しに2階に向かったものの見つけることができず、その後、家に火をつけたとみられるとのこと。

少年は事件当日、被害者の家に徒歩で向かい、一階の窓ガラスを割って侵入。
就寝中だった夫婦をナイフなどで刺して殺害したあと、証拠隠滅のため住宅に火を放ち、徒歩で逃走したとみられているとのこと。

甲府地検は12月8日、この少年について刑事責任能力を調べる精神鑑定を行うため、鑑定留置を始めたと明らかにした。期間は明らかにしていないとのこと。

捜査関係者によると、少年の供述には不可解な点もあり、裁判に備えて刑事責任能力があることを立証する目的とみられるとのこと。

時系列
2021年
10月10日
03時から04時頃 不審者の目撃情報
10月12日
03:30頃 物音に気付いて娘が1階に降りると男を目撃
03:45頃 「泥棒に入られた」と110番通報
03:50頃 出火
10:20頃 鎮火(ASKAの推定)
19:00頃 少年が出頭
10月13日
02:20過 出頭してきた少年を逮捕
その後、入院
10月14日
午前   少年が退院
午後   傷害容疑で甲府地検に送検
10月16日 遺体が被害者夫婦と発表
11月02日 現住建造物等放火容疑で再逮捕
11月22日 殺人容疑で再逮捕
12月08日 鑑定留置を開始と発表

こんな事件ですね。
今風に感想を言うと「ヤバいやつ」ですね。
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」と言う言葉もありますが、自分の物にならないなら、壊してしまえとか、殺してしまえと言う発想をする人は、時々いますが、どう考えても、自分勝手とか、身勝手としか言い様がありません。

ただ、どうして、そんな考え方になってしまったのか?
その理由が知りたいです。

犯行の経緯としては
長女に交際を断られて、LINEをブロックされ、長女の父親の車を尾行して、自宅を突き止め、複数の凶器と証拠隠滅用のライターオイルを事前に購入して、長女を殺害する為に侵入、家人に発見され、長女の両親を殺害、長女と次女に2階ベランダから逃亡されて、発見できず、証拠隠滅の為に用意したライターオイルで放火して逃亡している。そして、当日の夜に出頭した。

交際を断られたきっかけの部分はともかく、それ以外の部分については、合理的な判断がされていると思います。
サイコパス的な要素があったのであれば、事件後に出頭して、犯行を後悔する事も無いでしょうから、そういった特殊な事例では無いと思うんですよね。

やっている事はストーカーに近いので、19歳でそうなってしまった理由ですね。
その意味では鑑定留置の結果はどうなのか?
責任能力が認められれば、逆送となって裁判になると思うので、このあたりの証言も出てくるでしょうね。

続報を待ちましょう。

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2021/12/28

埼玉県さいたま市桜区家出長男母親殺害事件その2(一審判決)

判決は懲役10年(求刑懲役14年)

***初公判(12月10日)***
1)被告は「間違いありません」と起訴内容を認めたとのこと。

2)冒頭陳述で検察側は、家出した息子が将来に対する不安を募らせ、「刑務所に入って人生をリセットしたいと考えた。以前から嫌いだった母親の殺害を考えるようになった」と指摘したとのこと。
約2カ月後に帰宅すると、母親が警察に電話している隙に、「台所から包丁を持ち出し、背中などを複数回にわたり、突き刺したり、切りつけたりした」と述べたとのこと。

3)弁護側は、息子が犯行時、うつ病状態だったと説明。「意思決定への非難の程度を考慮してほしい」と訴えたとのこと。

4)起訴状などによると、息子は3月15日午前10時19分ごろ、自宅で母親=当時(45)=の背部を包丁で突き刺すなどして失血死させたとされるとのこと。

***論告求刑公判(12月13日)***
1)検察側は懲役14年を求刑。弁護側は7年を超えない刑を求めたとのこと。

2)論告で検察側は、背後から母親を襲い、切り付けや突き刺しをするなど「犯行は危険かつ執拗で殺意が強固」と指摘したとのこと。うつ病は限定的で、母親が2階に行った隙に包丁を用意しズボンのポケットに隠した思考や判断は「いずれも冷静なもので、極めて身勝手な犯行は強く非難すべき」と述べたとのこと。

3)弁護側は、男がうつ病の影響で「人生をリセットするという考えに強くとらわれていた」と主張したとのこと。両親に相談するも寄り添ってもらえず、家ですら心休まる場所ではなかったとして、「うつ病ではなかったら起きなかった」と情状酌量を求めたとのこと。

***判決公判(12月22日)***
1)さいたま地裁は懲役10年(求刑懲役14年)の判決を言い渡したとのこと。

2)裁判長は判決理由で、背後から突然襲いかかり、刺し傷の深さは約15センチにまで達していたとし、「犯行は非常に危険かつ執拗で悪質なもの」と指摘した。動機についても、刑務所に入り、人生をやり直すしかないと考えて母親の殺害を決意したことは「安易かつ短絡的で身勝手と言わざるを得ない」と述べたとのこと。

一方、犯行当時うつ病の影響で判断力や思考力が低下していたとし、「犯行に至る経緯や動機形成の過程には、被告人のみを責めることができないうつ病が一定程度影響している」としたとのこと。

こんなところですね。
被告の「うつ病」の影響がマスコミに影響したのか、裁判情報がほとんど報道されない事件でした。
(まー他の事件の裏に隠れてしまったのかもしれませんね)

事件当時に疑問だったこと
A)なぜ、刑務所なのか?家に引きこもりではダメなのか?
B)なぜ「何もかも嫌になった」のか?
C)なぜ被害者が母親なのか?

A)の刑務所に行きたい理由は「刑務所に入って人生をリセットしたい」と言う事なのですが、相変わらず理解できません。
刑務所に入っても人生はリセットできないと思うんですよね。刑務所に入っても、それまでの人生が無かった事になるわけではないし、新たに何かを始めるのに都合が良いわけでもありません。
なので、私は「家を出たかったから」と解釈しています。
つまり、「家は出たいが仕事はしたくないので、仕事をしなくても良いのは刑務所だ」と言う理屈なんじゃないかと推測しています。

B)の「何もかも嫌になった理由」は明確にはなったいないのですが、公判の情報の中から推測するに、「両親に相談するも寄り添ってもらえなかったから」と解釈しています。
結局、最後は両親が自分を救ってくれると期待していたが、被告から見たら両親はその期待を叶えてはくれなかったと言う事なんじゃないかな?

C)のなぜ被害者が母親なのか?については、公判中にその回答がありますね。
検察側の主張によれば「母親が嫌いだったから」なんですよね。

私の印象では事件の原因は単純に被告が「仕事をしたくない」と言う強い思いがある事なんじゃないのかな?
うつ病だからこの思いが強くなってしまったのかもしれないのですが・・・

昔からある童話の「蟻とキリギリス」でもテーマになっているように、昔からある問題だと思います。
そして、仕事が好きな人間は全体でみれば少数派だと思いますね。

ただ、新たな疑問としては、家出していた期間がはっきりしませんが、家出期間が1ヶ月以上あるようなんです。
この期間、被告はどうやって生活していたのだろう?
経済的な問題もそうなのですが、「うつ病」がありながら、家出と言う生活が可能なのだろうか?と言うのが疑問です。

判決では「うつ病」は認定されているようなので、うつ病だったと思いますが、1月から3月の真冬の期間にどうやって生活していたのだろう?と素朴な疑問です。

この事件を防ぐにはと考えると弁護側の主張にあるように「うつ病ではなかったら起きなかった」と言う事であれば、「うつ病」にならなければ良いわけなのですが・・・
「うつ病」って「こころの風邪」と言われているぐらいの病気で一生のうちに一度ぐらいはだれでもかかる病気だと私は考えています。
だとすると、「うつ病にならないようにする」のは、対策としては不可能でしょ?と思うわけです。

だから、この事件を防ぐには、「うつ病にならないようにする」ではなく「うつ病になった後のケアをどうするか」なんじゃないかな?と思うのですが、それも難しいんですよね。
経緯としては、就職後9ヶ月で仕事が嫌になり、家出をしてます。
うつ病になった時期が明確では無いのですが、家出の前後にうつ病になったのであれば、その時、家族は周囲にいないので、手の打ちようがありませんね。帰宅した直後に事件を起こしてますし。
この期間は被告自身が自分でうつ病をケアする以外にケアする方法がありません。それはかなり難しいと思うんですよね。自分で自分が「うつ病」だと気づけるようなら、「家出」なんてしないと思うんですよね。
だとすると、方法は一つで、「うつ病にならないようにする」しかないですね。

ではその具体的な方法は何か?となると、就職した後のケアで、仕事が原因と思われる「うつ病」を防ぐしかないと言う事ですね。

ただ、私は就職は今風に言う「ガチャ」だと思っていて、良い会社、良い仕事に巡りあえるかどうかは運次第だと考えています。
とは言え、良い会社や良い仕事に巡りあったとしても、「嫌な事」や「つらい事」が全くないなんて事は無いと思うわけで、その度に、仕事を辞めていたら、結局、それ以上成長できない人間になるだけで、それでは、別の問題が発生すると思うんですよね。

一生、賃金が安い状態で良いのであれば、それでも良いけど、それでは経済的に自立して生活する事ができないでしょ?

と考えると、ある程度の「嫌な事」や「つらい事」は耐える前提で、「これ以上は無理」と言うラインを設定すると言う事なのかな?
しかし、これは「そのライン以上には成長できない」と言う事でもあるんですよね。
単独での仕事の場合はこれしか方法が無いと思うけど・・・(経験を重ねて、ラインが向上する可能性もあると思います)

チームや組織として見た場合、所属メンバーの限界値は個々で違うので、マネージャーとしては、組織全体でのパフォーマンスを最大にするように仕事の割り振りを考えたり、チーム内での協力や指導で個々の限界値が向上するように育てるのが正解なんでしょうね。
とは言え、チームの状況やマネージャーの手腕によって変わると言う「ガチャ」である事に変わりはないのかもしれません。

仕事に対する「姿勢」とか「心構え」なんて言うのは、人それぞれの「人生の優先順位」で違う事なので、何が正解か?と言うのはわかりません。
私としては、仕事にかかわらず、「信頼して相談できる人」を作ると人生が生きやすくなると思います。
仕事の相談なら職場の先輩や同僚が話やすいと思いますね。

なんかまとまらずに終わってしまってごめんなさい。

最後に、被告人は刑務所に入って人生をリセットしたいと望んでいたのですが、結果がどうだったのか?教えて欲しいですね。

参考リンク
埼玉県さいたま市桜区家出長男母親殺害事件

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2021/12/26

千葉県八千代市猫空気銃射殺事件その2(一審判決)

***追起訴(8月4日)***
千葉県八千代市で空気銃を猫に発砲しけがをさせたとして、千葉地検は8月4日、銃刀法違反と動物愛護法違反の罪で、千葉市若葉区の倉庫作業員男性容疑者(49)=別の猫への動物愛護法違反罪などで起訴=を追起訴したとのこと。県警によると、「3年前から100匹近く猫を殺傷した。猫の虐待に興味があった」などと供述しているとのこと。

起訴状によると、昨年11月20日午後6時ごろ、八千代市内で、猫1匹に空気銃を発射して弾丸を命中させ、大腿骨粉砕骨折のけがを負わせたとしているとのこと。
被告は、別の猫を空気銃で殺したとして7月に起訴され、その後再逮捕されていた。

***初公判(10月26日)***
1)男は起訴内容を認め、検察側は懲役1年6か月を求刑、即日結審したとのこと。

2)被告人質問では「3年ほど前から80匹から100匹くらい撃った」「猫を撃った時の高揚感が忘れられなかった」などと答えたとのこと。

3)検察側は、「犯行態様が危険で悪質であり、常習性が認められる」「猫2匹を死亡させ4匹にけがをさせた犯行結果は重大である」として懲役1年6か月を求刑したとのこと。

4)弁護側は、「本人が反省して2度と犯行を繰り返さないことを決意している」として、執行猶予付きの判決を求めたとのこと。

***判決公判(11月8日)***
1)千葉地裁は懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を言い渡した。

2)判決は、強固な犯意に基づく計画的な犯行だと指摘する一方で「猫の生命を軽んじた自らの卑劣さ、残酷さを反省している」としたとのこと。

別の報道では
裁判長は「弱い者いじめをして高揚感を得るため、あらかじめ猫がいる場所を調べて赴き、虐げる行為を繰り返していた。動機に酌量の余地はない」と指摘。今年1月までの約2年半の間に80~100回程度、空気銃で猫を撃っていた点を踏まえ、「常習的犯行の一環」とも述べたとのこと。

一方で、「自らの卑劣さ、残酷さを反省しており、再び銃を持つつもりはない」と執行猶予の理由を説明した。

3)裁判長は判決文を読み上げた後、男に対し「弱いものいじめに魅了されたのは、あなたの心の貧しさを表している。小さなことでいいので、弱いものに手を差し伸べる行為をしてみてほしい」と説諭したとのこと。

4)これまでの公判で男は、80~100匹の猫を撃ったと明かし、犯行を繰り返した理由について「撃ったときの高揚感が忘れられなかった」「弱いものをいじめたかった」などと語った。猫を捕獲し、熱湯をかけて虐待していたことも認めた。ネットで猫を虐待する動画も見ていたとのこと。

5)男は「もともと猫は好きだった」とも述べたとのこと。しかし18年夏ごろ、千葉市の公園で猫にえさを与えていたところ通行人に注意され、「復讐」のため猫に銃を向けるようになったとのこと。

男は「猫を見ると(注意してきた)男女の顔が思い浮かぶようになった」と説明した。裁判官になぜ猫を標的にしようと思ったのか問われても、「自分でも分かりません」などと答え、明確な理由は明らかにならなかったとのこと。

こんなところですね。
驚いたのは、事件のきっかけが「猫の餌やりを注意された事」なんですね。
ところが、なぜか、殺意が向けられたのは「注意した人間」ではなく、「餌をやっていた猫」へ向けられました。

人間に対して暴力で復讐すれば、重罪となる事は理解していて、人間に復讐できない事の鬱憤を猫へ向けてしまったと言う事なのかな?
一時的なストレス解消のつもりが、暴力で支配する事に魅了されてしまい、常習的に虐待を行うようになってしまったんでしょうね。
ギャンブル依存症を連想しました。
ビギナーズラックで大勝した初心者が、その後、ギャンブル依存症になってしまう過程に似ているかもしれませんね。

もしかすると、被告も犯行の初期には「自分は猫が好きだったんじゃなかったのか?」と疑問を持ったかもしれませんが、精神的な快感を打ち消す事はできなかったんでしょうね。
いずれにせよ、この人は、快楽殺人の入り口に立っていたと思われるので、今後の生活には注意された方が良いと思います。

参考リンク
千葉県八千代市猫空気銃射殺事件

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山梨県道志村7歳女児不明事件その7(名誉毀損事件)

この事件で女児の母親をブログで中傷する事件がおきていて、名誉毀損で裁判となっています。
静岡県熱海市の男性被告(70)は、おととし、山梨県のキャンプ場で行方不明になった女児(8)の母親(37)に対し、おととし10月に開設したブログ上で「親が関与し人身売買、臓器売買が真相だろう」などと誹謗中傷したとして名誉毀損の罪に問われています。

他の報道では「募金詐欺」「XXちゃんの事件はかなり組織だってやっているそうです」と言う言葉も出ていますね。

***初公判(2月25日)***
1)被告は起訴内容について「感想文かと思った」「作文を作られたんじゃ、そこら中でえん罪が起きる」などと述べた上で、「名誉毀損なんてこれっぽっちも思っていない」と否認したとのこと。

別の報道では
「名誉毀損なんてこれっぽっちも思ってない」「書いて何が悪いんだ」と起訴内容を否認したとのこと。

2)検察側は「被告は母親が怪しいなどとブログに記事を投稿し、そのブログが閉鎖されたにもかかわらず、別のブログを新たに開設し犯行に及んだ」などと指摘したとのこと。

3)弁護側は「被告人においては(ブログへの投稿は)社会正義と公益をはかる目的のために必要と考えている」と正当性を主張したとのこと。
別の報道では
弁護側は「被告の目的はあくまでも女児の捜索であり、社会正義に基づくものだった」と主張したとのこと。

***第X回公判(10月11日)***
証人尋問(女児の母親)
ビデオリンク方式で別室から証言し「女児を探す思いや、長女を守るという思いがなければ、命を絶っていたくらいつらかった」と心情を述べたとのこと。

母親は、仕事関係の知人を通じて口座に振り込まれた募金は「一切、使っていない」と証言。他に親族や友人らが集めた金は「(情報提供を呼び掛ける)チラシや山梨に行く交通費に使った」として、募金詐欺を否定したとのこと。
「臆測でデマを書かれて傷ついた。心配してくれた親族や友人も犯人視され、去った友人もいる」と話したとのこと。

***論告求刑公判(11月25日)***
1)検察側は「悪質で被害結果は重大」として懲役1年6月を求刑した。
論告で検察側は「(母親を)中傷し、ブログ閲覧者の興味を引こうとした」と指摘した。
女児が行方不明になったことで精神的打撃を受けた母親に対し、「さらに精神的打撃を与えた」と述べたとのこと。
別の報道では
「行方不明の娘を必死に捜す母親を根拠なく揶揄や中傷する行為は極めて不適切」「公益性は認められない」として、被告に懲役1年6か月を求刑したとのこと。

2)弁護側は「被告によってなされたという証明が不十分」として無罪を主張。被告が行っていた場合でも「社会的評価を直接的に低下させるものではない」などと執行猶予付きの判決を求めたとのこと。
別の報道では
弁護側は「投稿したのは被告ではなく、無罪にあたる」とする一方で、「仮に書き込んでいたとしても名誉を傷つけようとする故意はない」として、執行猶予付きの判決を求めたとのこと。

***判決公判(12月17日)***
1)千葉地裁は「確たる根拠もないのに憶測に基づいた文章をブログに掲載し続けていて正当化される余地はない」として、懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡したとのこと。

2)裁判長は「決め付け、臆測に基づいた文章で、正当化される余地はない」と指摘。弁護側は「一般的な感想を述べたものだ」などと主張したが、裁判長は「被害者の関与と捉えられ、主観的な感想にとどまらない」と退けたとのこと。

別の報道では
被告は無罪を主張したが、裁判長はブログの管理者画面へのアクセス状況などから「文章を掲載したのは被告と認められる」と判断した。女児の行方不明に母親が関与していたとするブログの内容についても「真実であるとの証明がなされていない」と指摘した。その上で「母親の社会的評価の低下を意に介しておらず悪質。刑事責任を減じる理由はない」と量刑理由を述べたとのこと。

3)判決によると、被告は昨年2~10月ごろ、管理するブログに「XXちゃん事件募金詐欺」「XXちゃんの事件はかなり組織だってやっているそうです」などと掲載した。(XXは女児の名前)

4)判決言い渡しの後、被告は「判決に納得いかないよ俺」「冗談じゃないよ」と声を荒らげながら法廷を後にしたとのこと。

こんな事件ですね。
まーこの事件簿をご覧の方については、この記事を見てもらえば特に説明する必要は無いと思います。
一言だけ言うならば、ネットでの情報発信は自分が考えている以上に影響力が大きいと言う事ですね。

参考リンク
山梨県道志村7歳女児不明事件その6(特番のメモ2)
推理の見えない落とし穴
爆弾はもう一つあるかもしれない。

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千葉県市川市河川敷猫惨殺事件

千葉県市川市大洲の江戸川河川敷で、地域の住民が共同で面倒を見ている「地域猫」6匹が腹部を鋭利な刃物で切り裂かれるなどして殺される事件が起きている。

近隣住民によると、現場はJR市川駅の南約1キロの河川敷遊歩道。付近に十数匹がすみ着き、周辺住民らが去勢手術の費用を捻出したり、餌やりしたりして、世話をしてきたとのこと。

12月5日朝、通行人が6匹の死骸を発見。いずれも腹を切り裂かれた状態で、うち4匹が箱の上に並べられ、壁に猫が打ち付けられたような痕跡も見つかったとのこと。
2匹は河川敷に放置されていたとのこと。

近くに住む人たちによると、この地域では、過去にもネコが殺される事件があったとのこと。

近隣住民「知っているかぎり、(周辺には)13匹のネコがいた。前にもこっちで、2匹死んでいた」とのこと。

住民の伝聞情報では「内蔵が全部出ていた」と言うのもあるけど、伝聞なので信憑性に疑問符がつきます。

こんな事件ですね。
一度に6匹で、内4匹が箱の上にのせられていた。
この箱と言うのは、鉄製で見た目けっこう大きな箱です。施錠されているので、国か自治体で何か保管している箱なんでしょう。
この箱の上に乗せて、ある種のディスプレイをしていたわけなので、犯人としては、「発見させたい」と思っているんでしょうね。
ただ・・・発見する人間は河川敷を通行する人間が対象と言う事になると思います。

騒ぎ起こしたいと考えているなら、もっと別の場所を選ぶ事もできましたね。

なので、犯行場所が河川敷でそこにあった箱に乗せたと言うあたりなんでしょうね。

で、ちょっと疑問なのが、6匹全ての死骸の状態が同じと言う点です。
サディスティックな虐待を楽しむ為なら、違う方法や状態があってもおかしくなのですが・・・

なので、虐待以外の目的が隠されている可能性もあると思います。
いずれにせよ、周辺の方は引き続き注意された方が良いと思いますね。

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2021/12/18

神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その8(一審判決)

一審判決は無期懲役(求刑:死刑)です。
***第6回公判(10月12日)***
被告人質問
1)自分の勤務時間外を狙って患者を死亡させようとした動機として「何かあったときに、患者の家族から責められる可能性があり不安だった」と答えたとのこと。
また、以前、容体が急変し死亡した患者の家族が看護師らを責めた際に「私個人に突き刺さる内容だった」と恐怖を感じたことを明かしたとのこと。

2)検察側の被告人質問で事件以前の患者への消毒液混入について「お話ししたくありません」と答えたとのこと。

3)殺害したとされる患者3人が死亡すると確信していたか問われ、否定したものの「おそらく亡くなるとの認識だった」とも述べたとのこと。

別の報道では
事件当時はKAさんが亡くなるだろうという認識はあったものの、警察の捜査が始まるまで「それが殺人だという認識はなかった」と明かしたとのこと。

4)検察側から「2人目の被害者があなたの勤務時間外に亡くなったことを、別の看護師から聞いた時、どう思いましたか」と問われると、「ホッとしました」と答えたとのこと。

5)被告は殺害方法について、別の病院で看護師に誤って消毒液を注射された患者が死亡したというニュースを見たとしたうえで、「犯行の際にその方法を思い付いた」と答えたとのこと。

別の報道では(上の内容に続けて)
検察間「だいたいいつごろのはなしか?」
被告「看護師になってすぐのころだったと思います」と答えたとのこと。

6)病院には3種類の消毒液がありましたが、点滴に入れた消毒液を選んだ理由については「無色で無臭だから」と話したとのこと。

7)旧大口病院に就職した当初は夜勤が月5回程度だったが、徐々に増え、事件当時は月8回の頻度だったとのこと。裁判長から「体調が芳しくなかったことは夜勤が多かったことが要因なのか」と問われ「そうだと思う」と話したとのこと。

8)検察官「睡眠薬を処方されていた。多めに飲むことはあったか」
被告「医師から処方される2~3倍の量を飲んでいました」とのこと。

***第7回公判(10月13日)***
証人尋問(検察側の精神鑑定を行った医師)
1)起訴前に被告への面会や家族への聞き取りで、被告が職場で人の名前を覚えづらかったことや高校時代に音に敏感だったことなどから、軽い「自閉スペクトラム症」だったとする鑑定結果を述べたとのこと。
ただ、この病気について犯行動機の遠因となったものの、「外部への攻撃性は特性ではない」としたうえで、計画や実行には全く影響がなかったと指摘したとのこと。

別の報道では
医師は「被告は犯行当時自閉スペクトラム症という自閉症で程度は軽く、それが犯行に及んだ要因とは言えない」と証言したとのこと。
そのうえで「犯行計画を立て目的通りに実行し、犯行後は自己防衛もするなど一貫した行動をしている」と指摘したとのこと。

***第8回公判(10月19日)***
証人尋問(弁護側の精神鑑定を行った医師)
1)医師は、「犯行は当初の動機から逸脱していて、衝動的、短絡的であり統合失調症の典型的な行動パターンだ」と指摘したとのこと。 被告は犯行時にうつ状態で、統合失調症かその前兆となる症状が発症していたと考えられるとする鑑定結果を証言したとのこと。

***第9回公判(10月20日)***
証人尋問(弁護側の情状鑑定を行った犯罪心理学者)
1)犯罪心理学者は「鑑定を行った結果、被告人の言語理解は平均並みの能力であったが、物事を判断する処理能力は著しく低かった」などとしたうえで、「看護師の適性があるとは思えない」と指摘したとのこと。
また、以前より患者のカルテを抜き取るなどの問題行動があったことから、「自分にとって不快なものを無いものにしてしまおうという考えのもと、一時的にでも不安を解消しようとする傾向にあった」などと証言したとのこと。

2)被告人質問(遺族側代理人)
心境を問われた被告は、「本当に申し訳ないことをしてしまったと思う」と改めて謝罪したとのこと。

死亡した女性の代理人に「(女性が)亡くなったと聞いてどう思ったか」と問われ、同被告は「どう表現したらいいか分からない」と答えたとのこと。「家族が同じことをされたらどう思うか」との質問には、「許せないと思う」と答えたとのこと。

死亡した男性の代理人は、被害者と被告の両親の年齢はあまり変わらないと指摘。同被告は「家族を奪ったことの罪の重さを痛感した」と述べたとのこと。

別の報道では
代理人「犯行後、自分の両親に会って、どう思ったか」
被告「両親はかけがえのないものだと思いました。ご遺族にとって、かけがいのない命を奪ってしまったと思います」と答えたとのこと。

別の報道では
弁護側から「戻ることができれば、いつに戻りたいか」という質問に対し、被告は「大口病院に入職する前」と答え、「看護師をやめるべきだった」と話したとのこと。

***論告求刑公判(10月22日)***
1)検察側は死刑を求刑したとのこと。

2)検察側は論告で「自己中心的かつ身勝手な犯行で、計画性も認められる。生命軽視の姿勢が表れている」と非難。過去の判例に照らし「死刑を回避すべき事情はない」としたとのこと。

別の報道では
「社会的弱者である患者を守るべき立場にありながら、身勝手で自己中心的な考えにより犯行を行っていて、酌量の余地は全くない。死刑に処するのが相当」として、死刑を求刑したとのこと。

3)論告の前に中毒死した3人の遺族の意見陳述が行われた。
Hさんの長男(61)は「父が死に至るまでの経過や様子を知り、胸を押しつぶされる思い」と審理を振り返り、「看護師という人の命を預かり、支える職に就く人の手によって命を奪われるなんて、絶対に許せない」と話したとのこと。

Nさんの娘は「ただ静かに最期を迎えるはずだったのに、私が大口病院を選んだ。今でも申し訳ない気持ちでいっぱい。極刑以外、考えられない」と涙ながらに話したとのこと。

Kさんの姉は代理人弁護士を通じて、「裁判を見るまで死ねないと思ってここまで来ました。被告の保身のために妹は死んだんですね。5年過ぎた今でも悔しくて悲しくて、たまりません」と訴えたとのこと。

4)弁護側は「夜勤という過酷な状況で、統合失調症の影響があって本件に至ったことを斟酌すべき」などとして、無期懲役の判決を求めたとのこと。

5)被告の最終意見陳述
「私の身勝手な理由で、大切な家族を奪ってしまいました。死んで償いたいと思っています」とのこと。

6)裁判長は判決について「どのような結果になろうとも主文は最後にします」と宣告したとのこと。

***判決公判(11月9日)***
1)横浜地裁は、無期懲役(求刑:死刑)の判決を言い渡したとのこと。

2)責任能力について(完全責任能力を認める)
A)被告人は、犯行当時、自閉スペクトラム症の特性を有しており、うつ状態にあったとは認められるものの、それ以外の精神の障害は認められないとのこと。
B)勤務時間中に、自身が対応を迫られる事態を起こしたくないと考えて犯行に及んでおり、このような犯行動機は了解可能であり、その目的に沿って犯行手段を選択し、自身の犯行が発覚しないように注意して犯行に及んでおり、自身の行為が違法なものであることを認識しつつ、合目的的に犯行に及んでいるとのこと。
C)被告人の弁識能力又は行動制御能力が著しく減退してはいなかったと認められ、完全責任能力が認められるとのこと。

3)量刑理由について
A)被告人の弁識能力又は行動制御能力が著しく減退してはいなかったと認められ、完全責任能力が認められるとのこと。
B)動機形成過程には、被告人の努力では、いかんともしがたい事情が色濃く影響しており、 被告人のために酌むべき事情といえる。被告人は, およそ反社会的な行為とは無縁の生活を送ってきたものであり、もともと、 反社会的な価値観や性格傾向を有していたとは認められない。被告人には、他者に対する攻撃的傾向も認められないとのこと。

C)現在は、自己の犯した犯罪の重大性を痛感し、被害者やその遺族らに対し謝罪の言葉を述べ、 被告人質問では償いの仕方が分からないと述べていた被告人が、最終陳述では死んで償いたいと述べるに至っている。被告人には前科前歴がなく、上記のとおり反社会的傾向も認められないことからすると、更生可能性も認められるとのこと。

D)以上の事情を総合考慮すると、被告人に対し死刑を選択することには躊躇を感じざるを得ず、無期懲役刑を科し、生涯をかけて自身の犯した罪の重さと向き合わせることにより、償いをさせるとともに、更生の道を歩ませるのが相当であると判断したとのこと。

気になったのでメモ(大口病院に勤務した理由)
被告人は、自閉スペクトラム症の特性を有し、臨機応変な対応を行わなければならないという看護師に求められる資質に恵まれていなかったところ、終末期医療を中心とする大口病院であれば、自分でも務まると考えて勤務を開始した。

4)遺族のコメント
Hさんの遺族は「死刑にならないのはおかしい。 検察には控訴してほしい」とのこと
Nさんの遺族は「死刑が選択されなかったことを納得できる理由は説明されていませんとのこと。
被告人は、これからどうやって償っていくのかという思いです」とのコメントを出したとのこと。

***控訴(11月22日)***
検察側、弁護側双方が22日、控訴した。ともに控訴の理由を明らかにしていないとのこと。

こんなところですね。
3人が死亡で、完全責任能力も認められてるので、求刑通り死刑でもおかしくない事件です。
量刑理由を要約するとこのあたりかな
1)自閉症スペクトラムで看護師の資質が無かったのに、終末期医療の現場の仕事をする事になったストレスで、短絡的な犯行をおこなった点は汲むべき事情と言える。
2)犯罪歴もなく、攻撃的な傾向もない。
3)死んで償いたいと反省している。
4)総合的に更生可能と判断した。

それから、判決文の中で大口病院に勤務した理由が語れていましたが、私の想像の逆でしたね。
終末期医療だから、自分にもできると思ったんですね・・・終末を迎える患者だから何もせずに見送るなんて事があるはずないと思うですが・・・看護師にはそう見える点があるのかな?
ここは専門家のご意見を伺いたいですね。

話を本筋にもどすと、被告人質問でも答えていましたが、大口病院に勤務する前に看護師を辞めていればよかったと後悔しているんですよね。
結果的にあそこで、看護師を辞めていれば、この事件を起こす事は無かったと言う後悔なのか?
それとも、自分に看護師の適性が無いのに、看護師を続けてしまった後悔なのか?

辞めたいのに、辞める事ができない。そんなジレンマ的な葛藤が被告にはあったのだろうか?

3日、3週間、3ヶ月と新人が仕事を辞めたくなる時期があると言う話は良く聞くのですが、そこを乗り越えてみな一人前になるみたいな話ですよね。
適性が無くても、繰り返し訓練する事で習熟度や熟練度が向上する可能性はあるのですが・・・
とは言え、ストレスでメンタルを病んでしまうような環境はとても、適性があるとは思えないので、ダメだと思ったら病む前に思い切って辞めるのも方法なんでしょうね。

だけど、職業に適性が無い事がこの事件の決定的な要因では無いとも思うんですよ。
適性が無いのは一つの要因ではあったと思います。
ですが適性が無い人は時間の経過によって、次第にその仕事から離れていくと思うんですよね。

結局、私が考えるこの事件の決定的な要因は、精神的に追い詰められた時にその問題を正当な方法で解決しようとしなかった事。
そして、その違法な解決方法を被告が実現可能な環境にあった事。
前回の記事でも書いてますが、ここだろうと思います。

でも、こんな事は身近なところでも良くある事だと思うんですよね。
仕事で追い詰められていくと、「退職していく人」と、「頑張って乗り越えた人」、「乗り越えられずに病んでしまう人」私の印象では、この3つに分かれるように思います。
で「乗り越えられずに病んでしまう人」になった後に、「退職する人」と「会社と調整して仕事の内容を変えて残る人」に分かれますね。
で、この事件では「乗り越えられずに病んでしまう人」になった後に、もう一度、「終末期の病院での仕事を選択してしまう」。
この判断が事件の直接のきっかけだと思います。

しっかりした会社などでは、「うつ病」での休職後の処置としては、復職プロセスが決まっていて、本人の意見を聞きながら医師の指導に従い、就業時間を短くして軽い仕事から仕事を再開していく事になるはずです。

しかし、被告は前の病院を退職してしまっているので、この復職プロセスを経由せずに、おそらく主治医の意見なども参考にしない状態で、終末期病院への就職を決めてしまったのではないだろうか?

もし、前の病院を退職せずに、復職プロセスを経て復職していれば、全然違った人生になっていたのではないか?と思うんですよね。

もし、被告に親しい友人がいて、「うつ病」で退職した事を知っていたら、終末期病院への就職は勧めなかったんじゃないのかな?
うつ病後のケアの問題も原因の一つにあったのかもしれませんね。

色々な状況や判断の誤りが重なって、この事件になってしまったのかな・・・と私は考えています。

控訴審の行方に注目しましょう。

参考リンク
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その7(一審公判)

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2021/12/07

神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その7(一審公判)

第5回公判まで
***初公判(10月1日)***
1)被告は「すべて間違いありません」と述べ、起訴内容を認めたとのこと。

2)弁護側は被告が犯行時に心神耗弱の状態にあったとして、責任能力の程度を争う姿勢を示したとのこと。

弁護側は、被告は15年5月に旧大口病院で働き始める前から抑うつ状態だったと説明。16年3月ごろには死亡した患者の家族から激しく罵倒されてショックを受け、欠勤しがちになり、睡眠薬を多量に服用するようになったと主張したとのこと。

被告の精神鑑定は2回実施された。起訴前の鑑定は、発達障害の一つの自閉スペクトラム症(ASD)の特性があったが、動機形成の遠因に過ぎないと結論付けたとのこと。

起訴後の鑑定では、事件当時はうつ病を患っており、統合失調症が発症し始めていたと判断された。弁護側は起訴後鑑定が信用できるとして「正常な思考能力が著しく低下していた」と主張したとのこと。

3)起訴状によると、被告は16年9月15~19日、点滴袋に消毒液「ヂアミトール」を混入させて、KAさん(当時78)=横浜市神奈川区=、NSさん(当時88)=同市青葉区=、HNさん(当時88)=同市港北区=を殺害したなどとされる。

4)検察側は冒頭陳述で、被告は旧大口病院で主に終末期の患者が入院する病棟を担当していた16年4月ごろ、容体が急変して死亡した患者の家族が医師と看護師を非難する場に居合わせ、「勤務時間中に患者が死亡すると責められるのでは」と不安を募らせたと指摘したとのこと。同年7月ごろから、自分の勤務時間外に患者を死亡させようと、患者に投与予定の点滴袋に注射器で消毒液の混入を繰り返すようになったとしたとのこと。

検察側は起訴前鑑定を根拠に完全責任能力があるとしたとのこと。

5)検察側冒頭陳述
1人目の被害者は、KAさん=当時(78)。28年9月15日、被告が興津さんを担当した際、KAさんが無断で外出し、被告が病院に連れ戻したことがあった。これが、殺害のきっかけになったとのこと。

6)検察側冒頭陳述
2人目の被害者は、NSさん=同(88)。被告は夜勤の際、NSさんに容体の悪化があったことを把握。夜勤中に亡くなれば、自分が家族に説明しなければいけないことを不安に思い、点滴の栓からヂアミトールを投与。その日のうちにNSさんは死亡したとのこと。

7)検察側冒頭陳述
3人目の被害者、HNさん=同(88)=に対しても、投与予定の点滴バッグ内にヂアミトールを混入。他の看護師に投与させ、殺害した。ほかの患者に投与予定の点滴バッグなどにも、ヂアミトールを混入したとのこと。

8)検察側冒頭陳述(当時勤務していた看護師の供述調書)
ヂアミトールの使用頻度は少なく、使い切るのに半年かそれ以上かかる。なぜ使いかけが2本もあったのか、看護師は『意味が分からなかった』という。同じ頃、院内の別の場所でも、封の開いたヂアミトールが発見されていたとのこと。

9)検察側冒頭陳述
29年、被告は重要参考人として取り調べを受けるが、犯人であることは申告しなかった。だが、自身のナース服などから消毒液の成分が検出されると、警察の取り調べで自供を始めたとのこと。
患者の点滴にヂアミトールを投与したことを認める供述をし、その後、母親にも電話で犯行を告白。逮捕に至ったとのこと。

10)弁護側冒頭陳述
28年9月に犯行に及び、その年の末にはPTSDと診断された。30年に逮捕された後、鑑定入院した際には、同じように入院していた患者の耳に洗剤を入れる問題行動を起こしたとのこと。2度目の鑑定入院中だった令和元年9月にも、便器に雑誌を詰め込んで部屋を水浸しにする問題を起こしたとのこと。同年12月には、収容されている横浜拘置支所内で「殺してやる」という幻聴により、壁を蹴り続けるなどしたとのこと。

***第2回公判(10月4日)***
証拠調べ
1)HNさんの点滴袋の異常を発見した際の経緯
「死亡したHNさん(当時88)の点滴が泡立っているのを看護師が見つけた。さらに看護師が保管してある点滴バッグを振ったところ、泡立ったために病院が警察に通報した」と事件が発覚した時の状況を明らかにしたとのこと。

検察側は、点滴バッグのゴム栓には複数回、注射針を刺したとみられる穴が開いていたことも明らかにしたとのこと。

別の報道では
看護師はHNさんの容体が急変した際に点滴袋が泡立っていることに気付き、「シャボン玉のような大きな気泡が充満していた。見たことのないものだった」などと証言したとのこと。

更に別の報道では
現場に居合わせた看護師から異変を知らされ、同病院に出勤した看護部長の供述調書では「通常は非常に小さな気泡ができてすぐ消えてしまうが、大きな気泡が多数出てきて消えなかった。40年の看護師業務で経験したことがなく、非常事態と思った」としたとのこと。

2)証人尋問(中毒の専門家)
消毒液が投与された時の人体に対する影響や亡くなった3人のケースについて説明したとのこと。
裁判長が、患者が亡くなったことについて終末期であることは関係していたかを聞くと、専門家は「致死量をはるかに超える量の消毒液が体内から検出された。 終末期は関係なく命に関わったのではないか」と話したとのこと。

***第3回公判(10月5日)***
1)証人尋問(死因などの鑑定にあたった医師)
死亡したKAさん(当時78)の体内から検出された消毒液の成分について、「致死量とみられる数値の10倍以上の濃度」と証言。死因について、「100パーセント、この物質による死亡」と指摘したとのこと。

残り2人の被害者の死因については、「元々の疾患の影響もありえる」としましたが、「死期を早めたことは間違いない」としたとのこと。

2)検察側の証拠調べでは被告が使用していたロッカーや看護用のエプロンなどから消毒液の成分が検出されていたことが読み上げられたとのこと。

3)元同僚看護師の調書
「夜勤の時、被告が消毒液を持ってナースステーションを出て行くのを見て、気持ち悪くなりました。夜中に消毒液を持ち出すことはないから」とのこと。

***第4回公判(10月6日)***
1)証人尋問(元同僚の看護師)
被害者の1人、NSさん(当時88)の容体が急変した際、被告が「さっきまでは大丈夫だったんだけど」と、独り言のように話していたと証言したとのこと。

普段の被告については、おとなしい感じの人で自分の業務は全うしていたと話したとのこと。
別の報道では
「遅刻や無断欠席はなく、まじめに勤務していた。 特にミスもなく仕事をまっとうしていた」と話したとのこと。

2)証人尋問(被告の父親)
遺族に対し「大変申し訳ございませんでした」と謝罪。 逮捕直前、犯行を自供したと聞いた母親が平手打ちし、被告が泣き崩れていたことや、両親に対して「お世話になりました」と話していたことを明かしたとのこと。

別の報道では
その晩は、県警が用意したホテルに親子3人で泊まった。「なぜ、こんなことをしたの」。母親が頬を平手打ちし、抱きしめると、被告は泣き崩れたとのこと。
被告は「患者の家族から強い言葉を向けられるのが怖くて、事件を起こしてしまった」と話したとのこと。翌朝には、「お世話になりました。すべて話してきます」と両親に伝え、迎えに来た捜査員とホテルを後にしたとのこと。

更に別の報道では
被告の行動について父親は「小さい頃のXXと違う。精神が破壊されたのかと思った。こんなことをする子じゃないと感じた」と話したとのこと。(XXは被告の名)

3)被告の母親の調書の朗読
事件の約3か月前、被告は「大口病院を辞めようかな」と、母親に電話で相談していたという。私が引き留めなければと、申し訳なく思う――との調書も朗読されたとのこと。

別の報道では
事件の数カ月前に同僚のエプロンが切り刻まれたことがあり「怖いから大口病院を辞めようかな」と、被告が母親に相談していたことが明らかにされたとのこと。

***第5回公判(10月11日)***
被告人質問
1)弁護側から終末期の患者が多い大口病院での勤務について問われると、被告は「患者が亡くなることが多く、肉体的にもつらかったし、気持ちがしんどくなった」と答えたとのこと。

また、「大口病院を辞めたいと思ったことはあるか」と問われると、被告は「はい」と答えたうえで、「看護師長や院長に相談しやすい環境ではなかった」と話したとのこと。

別の報道では
大口病院の前に勤務していた別の病院での状況を聞かれた被告は、「患者の容体が急変した際にうまく点滴ができず、患者の家族に責められて怖いと思った」と話し、2014年頃、うつ病で休職したと話したとのこと。

大口病院に転職した後に、終末期医療の患者が亡くなった際の気持ちについては、「自分の気持ちに折り合いがつけられず、つらかった」「できることができず申し訳なかった。精神的にも肉体的にもきつかった」などと話したとのこと。

更に別の報道では
被告は初めて看護師として働いていた病院で、「車いすで入院した患者さんが歩いて退院した際にやりがいを感じた」と話したとのこと。

2)犯行の理由については「私の勤務中に患者さんが亡くなるのを避けたかった。 ご家族から責められるのが怖かった」と話したとのこと。

別の報道では
「勤務中に患者が亡くなるのを避けたかった」と話し、点滴への混入により自分が非番の時に患者が死亡するよう仕向けたという趣旨の説明をしたとのこと。

更に別の報道では
事件の約5か月前、入院中に亡くなった患者の家族から、看護の仕方が悪かったせいだと叱責され、恐怖を感じたことが大きなきっかけになったとし、「自分の担当時間に患者が亡くなるのを避けたかった」と話したとのこと。

3)弁護士から消毒液を混入させる際、ためらう気持ちはなかったか聞かれ、「今考えると本当に恐ろしいのですが、ためらう気持ちはありませんでした」と話したとのこと。

別の報道では
殺害を後悔しているか問われ、「申し訳ないが、当時はしなかった」と語ったとのこと。

4)被告は途中、法廷内の遺族の方を向き「大切なご家族の命を奪ってしまい、申し訳ございませんでした」と述べ、頭を下げたとのこと。

別の報道では
「決して許してもらえるとは思いませんが、心からおわび申し上げます」と頭を下げ謝罪したとのこと。

5)被告は事件前に不安のために睡眠薬を飲んでいたことや、自分の仕事が不十分で、同僚から悪口を言われていると思っていたと話したとのこと。

別の報道では
大口病院で勤務していた頃、気分の落ち込みや不眠から「睡眠薬を医師の指示より少し多く飲んでいた。精神的にも肉体的にもつらかった」と話したとのこと。

6)3人目の被害者、HNさん(当時88)を殺害しようとした際には、段ボ-ル箱にあったおよそ10個の点滴袋に無差別に消毒液を入れ、消毒液入りの点滴袋が誰に割り当てられるかも認識していなかったと説明したとのこと。

7)最初に殺害したとされる女性は膝のけがで入院していた。被告は点滴袋に消毒液を混入した理由について「無断で病院を抜け出して、けがをされたら自分が責められると思った」と説明。亡くなったと聞いたときには「当時はほっとしたという気持ちが大きかった」と述べたとのこと。

こんなところですね。
記事が長くなりそうなので、ここまででいったん区切りますね。
ここまでの印象を書くと、ある種の構造的な問題があるのかな?とか、遺族はもちろんだけど、被告にも、ある種気の毒な部分があるのかな?などと感じています。
直接の原因は事件の5ヶ月前に遺族から叱責された事が恐怖になっている。
そして患者が死亡した時、担当の看護師が遺族に経緯などを説明する事になっているので、自分が担当でない時に死亡すれば、この説明する役から解放されると言う事ですね。

ただ、この説明する役は被告人が専任していたわけではないので、別の看護師も行っていたはずです。

家族が死亡して、感情的になっている時に、遺族と話しをするわけだから、中には心ない言葉を出す遺族もいるでしょうし、程度の差はあるものの誰もが嫌がる仕事だったと思います。

病院でなくても、クレーム対応と言うのは嫌な仕事ですよね。

この大きなストレスになる仕事に対して、組織(病院)として何らかの対策を行うべきだったのではないか?と言うのはありますね。
私は医療関係者でも病院の関係者でも無いので、勝手な意見を書かせてもらうと
大口病院でどのようなやり方をしていたのか?詳細がわかりませんが、もし担当者1人で説明していたのであれば、看護師2人で行うとか、これで「責められているのは自分だけではない」とか「自分一人の責任ではない」と言う効果とか、終わった後に二人で会話する事で互いにケアするみたいな効果も期待できたかな?とかね。
まーただでさえ、人が足りないのに、直接医療に関係ない作業に2人も使う事ができないと言う病院側の事情もあるかな?とは思うのですが・・・

他には専任で担当者をつけてしまうと言うのもありますね。とは言え、今度はこの専任者にストレスが集中してしまうので、そのストレスに耐えられる人材を見つけられるのか?と言うのが問題かもしれません。

ただ、この事件は、動機とそれを行う手段が二つそろってしまった事が原因だと考えています。
小規模な会社や組織で、経理担当者が一人で全ておこなっているようなところで、横領事件が時々おきますが、これと構造が良くにていると思うんですよね。
そう、自分がやってもバレないと思うと、犯行へのハードルはかなり低くなってしまいますよね。

動機があっても、犯行ができないような仕組み(環境)にできれば、事件を防ぐ事ができたのかな?とぼんやりと考えています。

そして、もう一つ感じているいるこの事件の原因は、被告の適性です。
以前の病院でも「うつ病」になって休職している点を考えると、本当にこの職種に適性があったのか?と言うのは疑問ですね。

子供の時から、あるいは就職が近づいてきた学生の時期にどの職業に就こうかと誰でも考えるわけで、人それぞれの理由で職業を選ぶと思います。

中には子供の頃からの憧れの職業に就くために、長期間努力してきた人とか、逆に、就職できるところを探して、就職する人などもいると思います。

どちらが良いかはわからないけど、いずれにせよ就職は今風に言えば「ガチャ」ですよね。
就職した仕事が本当に自分に適性があるのか?と言うのは、やってみないとわからないわけです。

被告も看護師になる為に看護師の学校に行って、長時間、努力して看護師になっているんですよね。

それで、再就職とうか転職先が終末期の病院だったと言うのは、被告本人としては、どういう考えで選択したのだろうか?

終末期だから「楽な仕事」とは考えていないと思うのですが・・・

ここで、この仕事を選択しなければ、この事件は起きなかったと思うんですよね。
この職種で「楽な仕事」があるのか?わかりませんが、そういった楽な病院や職場を探す方法もあったと思いますし、医療の知識を生かした別の業種や職種への転職と言うのもあったと思うんですよね。

まー、憧れの職業、好きな仕事だから、辞めたくないと言う気持ちもわかりますし、これだけ努力したのに、他の職種に転職と言うのも感情的に難しいとも思いますが、どこかで決断が必要だったのかな?
就職ガチャに失敗したと言う点では、被告人も気の毒な人なのかなと思います。

次回に続く

参考リンク
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その6(7月13日以降報道)
神奈川県横浜市大口病院連続殺人事件その8(一審判決)

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2021/12/04

兵庫県神戸市北区有野町5人殺傷事件その2(一審判決)

一審判決は無罪(求刑:無期懲役)です。

***初公判(10月13日)***
1)検察側は冒頭陳述で、被告が16年秋ごろ仕事を辞めて無職になり、祖父母や母と4人暮らしだったと説明したとのこと。
事件の2日前から、「結婚するため神社に来てほしい」「君と私以外は『哲学的ゾンビ』なんだよ」などと知人女性に話しかけられる幻聴が聞こえるようになり、「ゾンビを殺せば女性と結婚できる」と決意して犯行に及んだと指摘したとのこと。

ただ殺害を一時ためらい、逮捕直後に「大変なことをした」と話しており、善悪の判断能力を完全には失っていない「心神耗弱」状態にとどまると主張したとのこと。

別の報道では
冒頭陳述では、被告が逮捕された後「おじいちゃん、おばあちゃんごめんなさい」と泣いて反省していたことも、明らかにされたとのこと。

2)弁護側は被告が幻聴を聞いて「知人女性と結婚できる」と確信しており、「犯行を思いとどまることができなかった」と反論。善悪の判断や行動を制御する能力が完全に失われていたと訴えたとのこと。

3)起訴状などによると、被告は17年7月16日早朝、自宅で祖父、NTさん(当時83歳)と祖母NMさん(同83歳)を金属バットで殴ったり、包丁で刺したりして殺害。止めに入った母親(57)を殴って殺害しようとした。さらに、近くの民家に侵入してTYさん(同79歳)を刺殺。別の小屋にいた近隣女性(69)にも重傷を負わせたとされる。被告は事件後に逃走し、神社近くで現行犯逮捕されたとのこと。

4)被告は起訴内容を認めたが、弁護側は「統合失調症の影響で心神喪失状態にあった」として無罪を主張したとのこと。

5)裁判長は、事件から公判開始まで4年余りを要した経緯を説明。地検の鑑定留置を担当した医師2人のうち1人が海外赴任し、その後、新型コロナウイルス感染拡大で帰国が困難になったため、公判前整理手続きが進まなかったとのこと。

***第2回公判(10月14日)***
証人尋問:被告の母親
事件時の状況を詳細に回想。当日の朝、同被告はあいさつに反応せず、女性用Tシャツを借りたがるなど「少しいつもと違う」と感じたと明かした。

殺害された同被告の祖父母を含め家族関係は「悪くなかった」とし、被告の幻聴などには気付かなかったと証言したとのこと。
起訴後の18年夏に面会した際の同被告の様子を「目の焦点が合わない」「心、ここにあらずという感じ」などと話したとのこと。

母親は、被害者や遺族らに謝罪し、「優しくて真面目だった息子がなぜこんな事件を起こしたのか」と話したとのこと。

***第4回公判(10月18日)***
被告人質問
1)被告は、死亡した祖父、祖母について「長い間、お世話になったのにこんな形で別れることになって悲しい」と供述したとのこと。

2)亡くなった女性(79)とその遺族に対して「何の罪もない人をあやめ、申し訳ない」とも話したとのこと。

3)負傷した母親(57)には「いつも優しくしてくれた母に傷を負わせ、両親を奪って申し訳ない」と話したとのこと。

4)けがをした近くの女性(69)には「すごく怖い思いをされたと思うので、すごく申し訳ないです」と述べたとのこと。

5)親族以外の被害者を優先に、預金を賠償に充てる意思も示した。

6)自身の統合失調症の症状について
現在、投薬治療により幻聴は数日に1回程度だが、事件直前にはほぼ休みなく聞こえ、前日夜には幻聴の声と自分以外は人間ではないと思うようになっていたと話したとのこと。

7)犯行時「まず、寝ている祖母をバットで10回ぐらい殴った。それから台所へ行き、包丁を手にした」などと話したとのこと。
その後、自宅近くの神社に逃げ込んだのは「カウントダウンの声が聞こえたから」と表現するなどしたが、一連の犯行をうながした原因を「すべて幻聴だった」と述べたとのこと。

***第5回公判(10月19日)***
証人尋問(最初の精神鑑定を行った医師)
1)最初の鑑定医は同被告との11回の面会などから統合失調症と診断し、「犯行と元々の性格に直接の関係はなく、症状の中で行われた」と判断したとのこと。

***第6回公判(10月20日)***
証人尋問(2度目と3度目の精神鑑定を行った医師)
1)2度目の鑑定をした医師が検察側証人として証言。
統合失調症は「疑い」で、症状は中等度にとどまり、被告は「思いとどまる判断を行う自由が一定程度あった」と話したとのこと。
鑑定は、同被告側の拒否で1回しか面会できなかったとも明かしたとのこと。

2)弁護側証人として出廷した3人目の精神科医は「最初の鑑定は優れている。2回目の鑑定は不十分」と主張。事件時に同被告が抱いた「周りの人は人間ではない」という内容の妄想は「かなり荒唐無稽」で、本人の性格などからも飛躍があり、統合失調症の影響は「圧倒的」との意見を述べたとのこと。

***論告求刑公判(10月25日)***
1)検察側は論告で、被告が逮捕後、「大変なことをした」と警察官に話していた点などから、「犯行を思いとどまることができた」と指摘したとのこと。責任能力が完全に失われていない心神耗弱にとどまると主張したとのこと。

2)弁護側は被告が「哲学的ゾンビを倒せば知人女性と結婚できる」と思い込み、殺傷した相手を「ゾンビと認識していた」と主張したとのこと。鑑定した医師の意見を踏まえて「妄想に支配されていた」と述べたとのこと。

別の報道では
弁護側は「人を人ではないものと確信していた」などと主張。「症状の圧倒的な影響を受け、心神喪失は明らか」と述べたとのこと。また、検察側の主張に沿う2度目の被告の精神鑑定は「信用性が低い」としたとのこと。

3)死亡した女性(当時79歳)の長男が意見陳述。「突然母がいなくなり、被告を憎んでいる。罪を軽くされたくない。強く強く死刑を願う」と訴えたとのこと。

別の報道では
求刑に先立ち意見陳述した遺族2人が極刑を求めたとのこと。

4)被告の最終意見陳述では「被害者の方々には非常に申し訳ないことをした」と謝罪したとのこと。

別の報道では
被告は最終意見陳述で「被害者の方に非常に申し訳ないことをした。機会をいただけるなら謝罪したい」と語ったとのこと。

5)「被告は、善悪を判断する能力などが著しく低下した『心神耗弱状態』だったが、自分の行為が悪いことだと認識していた。犯行態様は極めて悪質で、本来なら死刑を求刑すべきだが、犯行時に心神耗弱状態の場合は、法律上、必ず減刑しなければならない」として、無期懲役を求刑したとのこと。。

***時期不明の情報***
法廷での証言によると、被告は少年時代はまじめで成績も良く、中学卒業後は5年制の高等専門学校に進学。大手鉄道会社に就職が決まっていたが、卒業目前に中退し、アルバイトなどをしていた。事件当時は、ゲームや漫画に未来を予言する暗号が隠されていると思い、解読に没頭。精神科の通院歴はなく、家族も変調に気付かなかった。

***判決公判(11月4日)***
1)神戸地裁は4日、無罪(求刑・無期懲役)を言い渡したとのこと。

2)判決は、被告の精神状態について異なる見解を示した医師2人の精神鑑定結果を検討。
「犯行を思いとどまる能力を持っていた」と検察側の見解に合った医師の鑑定については、医師の面接が被告の拒絶により1回で時間も5分程度と限られたため、「手法が不十分」と信用性を否定したとのこと。

3)「妄想型統合失調症の圧倒的な影響を受けて犯行に及んだ」と弁護側の主張に合った医師の鑑定に対しては、医師と被告の面接が11回に上っており、「鑑定の前提条件に誤りはない」と評価したとのこと。

4)その上で裁判長は、被告が周囲の人をゾンビだと信じ切っていた可能性が高いとし、「妄想の圧倒的影響下で犯行に及んだ疑いを払拭できない」と判断。心神喪失者の行為は罰しないとする刑法の規定に基づき、無罪と結論付けたとのこと。

5)裁判長は被告に対し、「判決の内容をよく聞いてほしいので、主文を後回しにします」と述べ、判決理由を先に朗読した。判決を言い渡した後、被告に「無罪にはなったが取り返しのつかないことをしてしまったことには変わりはない。そのことを忘れずに病気の治療にあたってほしい」と説諭したとのこと。

6)今回の事件で殺害された女性(当時79)の長女と長男は判決後、報道各社に「ただただ絶望している。何の罪もない人が命を奪われたのに、犯人は法律で命を守られたことには到底納得ができない」、重傷を負った近隣女性は「判決を聞いてがくぜんとした。こんなことが許されるのかと落胆している。検察には控訴を検討してもらいたい」とコメントを寄せたとのこと。

***控訴(11月16日)***
神戸地検は16日、無罪とした神戸地裁判決を不服として控訴した。
神戸地検の次席検事は「判決には重大な事実誤認があるため控訴した」とコメントしたとのこと。

こんなところですね。
3名を殺害、2人に重傷を負わせた事件なので、責任能力に問題がなければ、死刑を求刑する事件ですね。しかし、心神耗弱状態の為、減刑して検察は無期懲役を求刑しています。

刑法39条の規定の通りならば、当然の判決だと思わなくも無いのですが・・・
私の印象としては、判断材料が公平では無い気がします。
検察側の精神鑑定を被告が拒否した結果、5分しか面会出来なかったから、信用性が無いはその通りかもしれないけど・・・
拒否しているのは被告人なわけで、これでは、被告人が自分に不利な鑑定を拒否できる。逆に言うと、自分に有利な鑑定だけを受ける事ができる事になっていませんか?と思うわけです。

公平に判断するなら、十分に面談時間が得られるまで、鑑定を継続すれば良かったのではないのかな?
面談を受けるまで公判を延期すれば、死刑にはならないが、公平でない判断をする事もない。その間、勾留を継続すれば、場合によっては一生勾留される事になるかもしれませんね。

こちらの方が公平だと思うのですが・・・。

昔の記事を探す事が出来なかったのですが、私の記憶では「精神鑑定の結果は判決に影響しない」と言って判決を下した裁判長が昔いたような気がします。
なので、裁判長によっては、判断が変わる可能性があると思いますね。しかも、控訴審は裁判員裁判ではなくなりますしね。
控訴審ではどんな判断になるのか?控訴審に注目しましょう。

参考リンク
兵庫県神戸市北区有野町5人殺傷事件

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2021/12/01

新潟県新潟市母子殺人事件その1(長女殺害で再逮捕まで)

新潟県警は11月8日、新潟市南区西白根の看護師、男性容疑者(28)を殺人容疑で逮捕したと発表する事件が起きている。
逮捕容疑は自宅で11月7日午前10時半ごろ、妻で看護師の首をロープで絞めて殺害したとしているとのこと。

事件は容疑者が119番して発覚した。
現場では長女(1)も心肺停止の状態で発見され、病院に運ばれたが死亡したとのこと。

容疑者は妻と長女の3人暮らし。

容疑者から通報を受けた消防が現場に駆けつけ、1階リビングで妻と長女(1)が倒れているのを発見し、110番通報した。現場には長さ約4メートルのロープが落ちていたとのこと。

警察は、捜査に支障があるとして容疑者の認否を明らかにしていないとのこと。

容疑者は7日午後1時すぎに自ら119番通報し、その後、妻と長女が心肺停止の状態で発見され、病院で死亡が確認されたとのこと。

捜査関係者によると容疑者が当初「夜勤明けで起きたら2人が倒れていた」と説明していたとのこと。
その後、容疑を認めたとのこと、警察は自殺を装った可能性もあると見ているとのこと。

捜査関係者によると、妻の首にはロープで絞められた痕があり、現場には約4メートルのロープが残されていた。妻の首に残るロープの痕が、首つり自殺の時によくみられる後頭部に向かって上向きに残る痕ではなく、水平だった点を追及したところ、容疑者が妻の殺害を認める説明を始めたとのこと。

近所の人の話によると、家族は2021年の夏に引っ越してきたばかりだったとのこと。

殺人の疑いで9日、新潟地検に身柄が送られたとのこと。

---ここまでが9日までの報道---

捜査関係者によると、現場の状況から妻は1階のリビングで殺害されたとみられるとのこと。

捜査関係者によると、現場にあった凶器とみられる4メートルのロープについて、日常的に使われた形跡がなかったとのこと。
警察は計画的犯行の可能性があるとみて捜査しているとのこと。

容疑者は当初、警察に対し「妻が自殺したようだ」と説明していましたが、その後は一転し殺害を認めたとのこと。

また、長女の首にも絞められた痕があり、警察は容疑者が長女も殺害した疑いがあるとみて調べを進めているとのこと。

妻は新潟市南区にある病院で看護師をしていて、病院の事務長によりますと、10月に育休明けで仕事に復帰。事件当日は休みでした。勤務態度に問題はなく、職場内でトラブルもなかったとのこと。

---ここまでが10日までの報道---

2人の死因は窒息死とのこと。
捜査関係者によると現場に残されたロープはリビングから続く階段の2階近くの手すりにぶら下げられていたとのこと。

また、妻のSNSから、容疑者に自殺をほのめかすメッセージが送られていたとのこと。ロープやメッセージに関して警察は、容疑者が自殺に見せかけるために装ったとみているとのこと。

また、妻の首の一部が骨折していたとのこと。

容疑者が犯行の1週間以上前に自宅近くのホームセンターでロープを購入していたとのこと。

---ここまでが12日までの報道---

容疑者のスマートフォンには、自ら書き込んで送ったのか、妻から自殺をほのめかすようなメッセージも残っていた。

---ここまでが15日までの報道---

11月29日、1歳の長女殺害の容疑で再逮捕
妻の殺害についての容疑は大筋で認めていて、その後、妻とともに現場で死亡していた1歳の長女殺害への関与も供述を始めたことなどから、警察は容疑者を再逮捕したとのこと。

---ここまでが29日までの報道---

ロープについて容疑者は、新居に引っ越した7月以降に「ホームセンターで購入した」と供述しているとのこと。

2人の死因は窒息死で、妻を殺害したロープと長女を殺害したロープが同じであるとみて警察が調べているとのこと。

---ここまでが11月30日までの報道---

時系列
2021年
07月   一家が現場の家に引っ越してくる
その後、凶器のロープを近所のホームセンターで購入
11月07日
10:30頃 事件発生と推定(報道による)
13:00過 119番通報、駆けつけた消防隊員により110番通報
11月08日 容疑者を妻の殺害の疑いで逮捕
11月09日午後 容疑者を妻の殺害の疑いで送検
11月29日 長女殺害の疑いで再逮捕

こんな事件ですね。
どうも計画的な犯行のようですが、それにしてはあっさりと、犯行を認めているようですね。
もともと、容疑者は気の小さな人なのかもしれませんね。

動機に関連するような情報はいまのところ出ていないですね。
夫婦間のトラブルが原因か?と言う話もでていますが、具体的なトラブルの内容は出ていません。

仮に夫婦間のトラブルがあったにせよ、それなら離婚と言う事で平和的な解決も可能だと思うのですが・・・
離婚では解決できない問題だったのか?あるいは、解決を急ぐ必要があったのか?

このあたりは、容疑者の供述を待つしか無いですね。

亡くなった母子のご冥福をお祈りします。

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