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2022/01/09

大阪府大阪市北新地放火殺人事件(容疑者死亡までの報道)

長文注意
12月17日午前、大阪市北区の繁華街で、8階建てのビルから出火する火事があり、多数の死者が出る事件が起きている。

今回の火事について大阪府警は放火の疑いがあるとみて捜査しているとのこと。

捜査関係者によると、60代くらいの男がクリニックの中に入ってきて床に紙袋を置いた瞬間に強い火が出たという目撃情報があるとのこと。

目撃した女性らは先に来院して待機していたところで、逃げ出して無事だということで、警察が当時の状況を詳しく聞いているとのこと。

大阪府警や市消防局によると、現場ビルは鉄骨鉄筋コンクリート造りで延べ床面積約600平方メートル。約93平方メートルある4階部分のうち約25平方メートルが燃えた。火災に巻き込まれて負傷したのは28人で、男性17人、女性11人。27人が心肺停止状態で大阪市内の13病院に救急搬送された。他に6階にいた女性1人が救出され、中等症とのこと。

12月17日午前10時20分ごろ、大阪市北区曽根崎新地1の8階建て雑居ビル「堂島北ビル」で、「4階が燃えている」と多数の通行人らから119番が入った。大阪府警や市消防局などによると、4階には心療内科と精神科の医療機関「西梅田こころとからだのクリニック」が入っている。火は約30分後にほぼ消し止められたとのこと。

クリニックのホームページなどによると、17日は午前10時から診察が始まっていたとされ、原則として完全予約制になっている。4階はこのクリニックだけがあり、他のフロアにはネイルサロン店や洋品店が入居しているとのこと。

捜査本部によりますと、「不審な60歳ぐらいの男がいて、ストーブ付近に紙袋を置いて蹴り倒し、漏れ出た液体から火が燃え広がった」といい、容疑者の男は、現場から搬送された、とみられるとのこと。

市消防局が平成31年3月に実施した直近の定期検査では、このビルで防火上の不備は確認されなかった。クリニックはビルの規模などからスプリンクラーの設置義務はなく、実際に設置はなかったとのこと。

大阪府やクリニックのホームページなどによると、クリニックは専門医が心療内科や精神科、内科の診察をしており、計約600人の患者がいる。17日午前10時から診察が始まっていたとみられ、金曜のこの日は職場復帰を目指す患者らを支援するプログラムも開かれていたとみられる。「リワークプログラム」と呼ばれ、毎週金曜に20人前後が参加していたとの情報があるとのこと。

捜査関係者によると、ビル火災の30分ほど前、この男の自宅とみられる大阪市西淀川区の住宅で火災が発生していた。ビルの放火事件と関連している可能性があるとのこと。

府警がクリニックの火元周辺を調べた結果、油成分が検出されたことが判明した。ガソリンの可能性もある。この男性は重体とみられ、搬送先で治療を受けているとのこと。

府警は被害者らの身元確認を急ぐとともに、現住建造物等放火と殺人の疑いで天満署に捜査本部を設置したとのこと。

殺人と放火の疑いが持たれているのは、クリニックに通院していた男(61)とみられるとのこと。重体となっている男の関係先から診察券が見つかった。大阪府警は18日朝から現場検証を始め、出火原因を調べる。亡くなった24人の身元の確認も急ぐとのこと。

男の居住先とされる住宅は、同市西淀川区の3階建てで、クリニックから約3・5キロ西に所在するとのこと。

この住宅の近くに住む女性によると、1年近く空き家だったが、1~2カ月ほど前から50~60代の身長170センチくらいの男性の出入りを目撃するようになったとのこと。

ビル火災が起きる直前の17日朝、自転車姿の男性が出入りするのを確認。その後、消防車のサイレン音が聞こえ、住宅で火災が起きたことに気づいたとのこと。

男の知人によると
「普通に仕事をしていたと思います。しかし、ここ数年は体調を崩して仕事はしている様子はなく、『福祉のお世話になっている』と話していました。男は酒好きでアルコール依存症になり、火災のあった心療内科クリニックやいくつかの病院に通っていたと聞いた。『病院に行き、いろいろ薬をもらうが、よくならない』と愚痴っていた。そして、酒を飲んでは暴れて、悪態をつく。短気で、酒乱のようなところがあった。コロナ前は自宅近くの飲み屋でもトラブルを起こしていました。ただ、放火と聞いて、そんな大きなことができるような人間ではないと思うのですが……」とのこと。

消防関係者によると
「男が引火させた場所が、クリニックの入口付近だったことで、被害が拡大しました。外に避難するためのエレベーターと非常階段は、入り口の奥にあり、クリニックの中にいた人が逃げるためには火元を通らなければならない。油による火が激しく、逃げられなかった人が多く、被害者が増えてしまったとみています」とのこと。

男の住む同市西淀川区の自宅では、火災事件の約30分前にぼや騒ぎが起きていた。事件担当記者は「男の住む部屋から煙が上がり、1時間あまりで消火されました。自宅についても放火の疑いが持たれています」と解説したとのこと。

役10年前に男が別の事件を起こしていた。
当時の報道によると、男は長男の頭部などを包丁で刺したとして、殺人未遂容疑で逮捕。別居していたとみられる男が、妻と息子の住む部屋へ来て食事、飲酒し、酔った勢いでかばんに入れていた包丁で刺したとのこと。

関係者によると
「2008年秋頃に男は離婚し、ひとり暮らしを始めています。しかしひとり暮らしの寂しさが募り、翌年に元妻へ復縁を申し込むも失敗。孤独感が深まり、次第に自殺を考えるようになったそうです。しかし1人で死ぬのは怖かった。そこで、“働かず元妻に迷惑をかけている”という理由で長男を道連れにしようという考えに至ったようでした」

その後、男は、「家族は一緒でなければならない」という理由から、元妻や次男も道連れにすべきだと考えるようにもなった。そこで男は2011年4月、事件を起こしたとのこと。

裁判では男の弁護側が、孤独によるうつ病といった精神疾患などを原因に減刑を求めています。しかし当時、男は仕事を辞めたにも関わらず、金を競馬に費やして自身の生活費にも困るような状態でした。裁判官は自身の行いが招いたことを打開するために、家族を犠牲にするのは『家族に対する甘え』と切り捨てて、懲役5年を言い渡したとのこと。

男(61)がかつて勤務していた大阪市内の板金工場の社長(78)によると
男の父親は市内で別の板金工場を経営しており、男も高校卒業後、職人に。社長の工場では一時仕事を休んだ時期もあったが、平成14年(2002年)から約8年間働いた。「腕は抜群で、その腕を買ってうちに来てもらった」と話す。

社長の工場に就職するまでは職を転々としており、男の妻も「定職についてくれたことがうれしい」と話していたという。当時多忙だったという社長の工場で長く活躍し、後輩職人からも慕われていたが、22年(2010年)に突然出社しなくなり、そのまま音信不通に。以前にも退職をほのめかすことはあったが、明確な退職の申し出はなかったとのこと。

社長は「真面目で職人かたぎ。そんなことをするなんて信じられないし、事実だとすればショックだ」と話したとのこと。

大阪府警天満署捜査本部は19日未明、放火や殺人の疑いが持たれている患者の男(61)を容疑者と特定したと発表した。

現場に容疑者の運転免許証とクリニックの診察券が残されていたことや、院内の防犯カメラに犯行に及ぶ様子が映っていたことなどから、容疑者と特定したとのこと。

容疑者は顔や手足、気道にやけどを負ったほか、重い一酸化炭素中毒で重篤な状態とのこと。病院で治療を受けているが、発表では、現時点で逮捕状を請求できる状態ではないとしているとのこと。

警察によりますと自宅のボヤの直後、クリニックの方向に自転車で移動する容疑者の姿が複数の防犯カメラに映っていたとのこと。

容疑者の自宅とみられる住宅からは、何らかの液体が入った容器が見つかったほか、事件当時、服のポケットに催涙スプレーを所持していたということで、警察は関連を調べているとのこと。

自宅の火災を通報した女性は「空き家だと思っていた」と驚いた。近隣住民によると、この家には今年春頃まで別の人が住んでいたが、転居。数日前から容疑者の姿を見かけるようになったとのこと。

容疑者のものとみられる自転車は、現場のビルの前に放置されていた。ビルの防犯カメラの映像から、男が建物に入った直後、火災が起きたとみられるとのこと。

また、現場のビルの前で容疑者のものとみられる自転車が押収され、周辺の複数の防犯カメラに、自転者のかごに紙袋を入れて走る姿が映っていたとのこと。

警察によると、容疑者は大阪市西淀川区の自宅とみられる住宅から自転車で現場に向かったとみられ、紙袋を2つ持ってクリニックに入っていく姿が防犯カメラに映っていたとのこと。

捜査本部によると、クリニック内の防犯カメラは消火活動ですぐに記録を確認できなかったが、18日に復旧したため映像を分析。容疑者が出入り口付近のに紙袋を置いて蹴り倒し、火が燃え上がった様子が写っていたとのこと。

クリニック内の防犯カメラには、容疑者が受け付けをした直後に紙袋を床に置いて蹴飛ばし、しゃがみ込んだ際に出火する様子が映っていて、容疑者が避難する様子はなかったとのこと。

知人らによると、容疑者は約20年前、大阪市西淀川区姫島の住宅に妻や息子らとともに引っ越してきたとのこと。
(その後に離婚して、この家を出る)
先月頃から、かつての自宅だった西淀川区姫島の住宅に出入りする容疑者の姿が近隣住民らに目撃されていたとのこと。

捜査関係者によると、搬送された容疑者の所持品から、催涙スプレー2本が見つかったほか、現場に焼けたオイルライターが落ちていた。クリニックの防犯カメラには、容疑者が大きな紙袋2つを両手に持って受け付けを済ませ、出入り口付近の床に置いた紙袋を蹴り倒してしゃがみ込み、紙袋から漏れ出した液体にライターのようなもので点火する様子が写っていたとのこと。出火後も容疑者に逃げるそぶりはなく、火の中に入っていくような行動を取っていたとのこと。

来院から放火までは1~2分しかかかっておらず、捜査本部は容疑者が襲撃を阻止されないようスプレーを準備した可能性があるとみているとのこと。

男の居住先からは「消火栓をどうすべきか」などと書かれたメモが一部焼けた状態で見つかったとのこと。「隙間を何とかしなければ」とのメモもあり、実際に居住先の窓の隙間が補修材のようなものでふさがれていた。ただ意味不明な部分も多く、男の精神状態が不安定だった可能性があるとのこと。

現場からは、オイルライターが見つかっていて、これで火をつけたとみられていますが、捜査関係者によりますと、クリニックの出入り口付近で検出された油の成分が鑑定の結果、「ガソリン」と確認されたとのこと。

また先月下旬、容疑者が、自宅近くの大阪市西淀川区内にあるガソリンスタンドで、「ガソリン」を購入していたとのこと。

12月17日に大阪市北区のビル4階にある心療内科クリニックで火事があり、24人が死亡しました。このうち14人の身元が判明し、クリニックの院長男性(49)の死亡も確認されたとのこと。

捜査関係者によると、住宅から「消火栓はどうすべきか」などと書かれたメモが見つかり、他にも意味不明なメモがあったとのこと。

不動産登記によると、住宅は昭和62年4月に建てられ、所有は容疑者名義。容疑者は住宅から1年以上前に転居した後、最近になって再び住み始めたとされるとのこと。公共料金は容疑者が契約し、住宅からはクリニックの薬の袋が見つかったとのこと。

捜査関係者によると、死亡した24人のうち、10人はクリニック奥側の焼損がなかった診察室付近で倒れており、14人は診察室前の通路付近で見つかった。24人にほぼやけどはなく、一酸化炭素中毒で死亡した可能性が高いとのこと。

容疑者の兄によると
「父親が33~34年前に亡くなりまして、遺産の相続とか色々あって、その時に会ったのが最後で。(4人きょうだいで)3人は仲いいんですけれども、1人で離れていきましたね。親父が亡くなってからちょっとこっちから見ても性格が変わったのかもしれませんね。」とのこと。

捜査関係者によると、容疑者は11月末、同市西淀川区姫島の居住先近くのガソリンスタンドでガソリン約10リットルを購入。このガソリンスタンドでは、容疑者が本人確認のため身分証を提示した履歴が確認されたとのこと。ガソリンを携行缶などで購入するには、使用目的などを伝える必要があり、容疑者は「バイクに使う」などと店員に伝えていた。ただ、バイクの所有は確認されておらず、虚偽だったとみられるとのこと。

事件直前にクリニックの非常階段の扉に外から目張りのようなものがされていた疑いがあることもわかりました。クリニックでは換気のために診療前に非常扉を開けることにしていましたが、事件当日の朝、クリニックの職員が扉に細工されていることに気づき、その場で剥がしたとのこと。

警察は容疑者が前日の診療終了後から当日の朝までの間に、中にいる人が逃げられないように扉に細工したとみて捜査しているとのこと。

警察によると、自宅は電気やガスも通っておらず、生活感はなく、空き家に勝手に転がりこんできたような状況だったとのこと。

警察は19日までに、事件で亡くなった24人全員の司法解剖を終え、全員が一酸化炭素中毒で亡くなったとみられるとのこと。瞬く間に一酸化炭素が充満したことで、逃げられなかったとみられるとのこと。

その後の捜査で、容疑者の自宅とみられる関係先から、2年前に起きた京都アニメーションの放火殺人事件に関する新聞記事が見つかった。記事は、事件から2年という今年7月のもので、警察は容疑者が京都アニメーションの事件を参考に、計画的に犯行に及んだ可能性があるとみて捜査しているとのこと。

捜査関係者によりますと、クリニック内にある消火栓の扉が建設資材のようなもので塗られ、開きにくい状態になっていたとのこと。

容疑者の自宅からは、「消火栓をぬる」などと書かれたメモも見つかっていて、関連を調べているとのこと。

捜査関係者によると、メモが見つかったのは、容疑者の居住先だった大阪市西淀川区姫島の3階建て住宅。「放火殺人」や「隙間」のほか、「消火栓をどうすべきか」との記載もあった。「隙間を何とかしなければ」という文言から、煙を充満させるための細工の必要性を検討していた疑いも出ているとのこと。

自宅から今年3月に徳島県内で起きたアイドルグループのライブ会場での放火事件の記事も残されていたとのこと。

男がこの住宅に出入りするようになったのは、事件の1ヵ月ほど前からで、新聞記事などは以前住んでいたところから持ち込んだとみられるとのこと。

捜査関係者によりますと、犯行当時の防犯カメラには火が燃え広がった後、容疑者が火に近づき、非常階段の方向に逃げる人を捕まえるような動きが映っていたとのこと。

約30分前には容疑者の居住先だった大阪市西淀川区の住宅で火災が発生。捜査本部が現場検証したところ、ガソリンとみられる茶色系の液体がほぼ満杯入った容量約2リットルのプラスチック製容器が見つかった。消防の簡易鑑定では住宅2階の床付近からガソリンのような油分が検出されたが、焼損面積はごくわずかで、容疑者が微量のガソリンを使って着火を試した疑いがあるとのこと。

自宅から見つかったメモの中に「20リットルタンクたっぷり」などと書かれていたものがあったとのこと。

現場から、刃物の「刃の部分」が見つかっていたとのこと。

容疑者が出入りする住宅から、ナイフのパッケージがみつかっていて、警察は、現場で見つかった刃物と一致するか、調べているとのこと。

現場からはガソリンとみられる成分が検出されたほか、ポリタンク2つと刃物の一部が見つかっていた。これらが誰のものかはまだ分かっていませんが、警察は、容疑者がガソリンを小分けにして現場に持ち込んだ疑いがあるとみて慎重に調べているとのこと。

4階から搬送された被害者26人全員がクリニック奥の診察室側に倒れていたことも判明。受付側と診察室側を隔てる扉は閉じられ、容疑者(61)だけが受付側にいたとのこと。

警察によりますと、受付と診察室側につながる扉は閉まっていて、診察室側には外につながる階段などはなかったとのこと。

容疑者が2つの紙袋を持ち込み、1つをエレベーターの前で床に傾ける姿が映っていました。中からはガソリンとみられる液体が流れ容疑者がライターのようなもので火をつけたあともう1つの紙袋を非常階段の方へ投げつけ、火が燃え広がったとのこと。

外に逃げようとした人に容疑者が体当たりをして奥に押し込むような姿が映っていたとのこと。

容疑者(61)の自宅とみられる住宅から見つかった新聞のうち、1部はご当地アイドルグループのライブがあった雑居ビルにガソリンがまかれた徳島市の放火殺人未遂事件を伝える3月15日付の紙面だったとのこと。

大阪市西淀川区にあるこの住宅から見つかった新聞は2部で、もう1部は京都アニメーション放火殺人事件の発生から2年となったことを取り上げた7月19日付の紙面だったとのこと。

長男への傷害事件は1審判決後は控訴することなく服役した。

27年(2015年)夏ごろ出所し、大阪市内で生活を始めたが、事件直前に西淀川区の住宅に戻ってくるまでの詳しい足取りは明らかになっていない。

ビルの非常階段付近で見つかった容疑者の診察券には、発行日の記載がなかったことも分かった。捜査本部は、容疑者の通院状況などを調べるため、クリニック内のパソコンを押収し、カルテなどの復旧作業を進めているとのこと。

大阪市福島区内にある防犯カメラの映像には、事件があった17日の午前10時前にクリニックから1.5kmあまり離れた場所で容疑者とみられる男がクリニック方面に向かう姿が映っていたとのこと。

また、その前日の16日午後9時前にも、同じ防犯カメラに容疑者とみられる男がクリニックの方向へ向かう様子が映っていたとのこと。

容疑者は2年ほど前からこのクリニックに通っていたとのこと。
24日までに現場から、容疑者の通院歴などを示す記録が見つかっていたとのこと。

捜査関係者によると、防犯カメラは24時間録画方式で、受付付近の天井に設置されていたとのこと。
事件が起きたのは17日午前10時15分頃。府警が映像を解析したところ、16日の診療が終わる午後10時以降、不審者が出入りする様子はなかった。クリニックが入るビルの警備システムも、少なくとも11月中旬以降、異常発生の記録はなかったとのこと。

この防犯カメラには容疑者が火を付けた後、院内にいた患者ら26人を、出入り口がない奥の部屋へ追い込む様子が映っていた。部屋につながる廊下に消火栓はあるが、カメラの死角だったとのこと。

消火栓の中には消火に使うホースなどが入っていたが、扉が開かないよう隙間を白色の補修材で埋められていたとのこと。

容疑者は数年前から定期的に通院しており、院内の構造をよく知っていた。府警は、診察時間帯に細工し、大量殺人を実行しようとしたとみているとのこと。

容疑者(61)が、事件前日と当日にそれぞれ一つの紙袋を自転車で運ぶ姿が、複数の防犯カメラ映像に写っていたとのこと。ガソリンが入ったポリタンクをしのばせ、2日に分け現場に運んだ可能性もあるとのこと。

08年7月末には突然、「やりたいことがある」と言って工場を辞めたとのこと。この年の9月に離婚しているとのこと。
翌09年8月には「また使ってくれ」と再入社したとのこと。

約1年後には再び無断欠勤し、そのまま退社。日報も10年8月で記載が終わっているとのこと。

2002年に就職した先の社長によると、同容疑者は高校卒業後、板金工場を経営する父の下で働いていた。しかし家業を継いだのは別の会社に勤めに出ていた兄で、「それが気にくわなくて、父親の工場を辞めたようだ」。その後、職を転々とする生活が続いたとのこと。

容疑者(61)の居住先から、日常生活などをつづった日記が押収されていた。日記には「12月23日」などの記載があり、曜日などから容疑者が昨年書いたとみられる。ただ、事件に絡む記述や遺書めいた内容は確認されておらず、大阪府警天満署捜査本部は、容疑者が今年に入って放火による大量殺害を計画したとみて調べているとのこと。

警察によりますと30日午後7時5分、入院先の病院で容疑者の死亡が確認されたとのこと。

司法解剖の結果、容疑者の死因は一酸化炭素中毒により脳が重大な損傷を負った、蘇生後脳症だったとのこと。
事件のあと、一度も意識が戻ることはなかったとのこと。

時系列
1988年頃 父親が亡くなる。
その後、兄が家業を継ぎ、容疑者は家業の工場を辞める。
2001年頃 大阪市西淀川区姫島の住宅に家族で引っ越す
2002年  大阪市内の板金工場に就職
2008年
07月末  突然、「やりたいことがある」と言って工場を辞めた。
09月   男が離婚、一人暮らしを始める
2009年
08月   再入社
2010年
08月   就職した板金工場に出社しなくなり、音信不通になる
2011年
04月   男が長男に切りつける事件を起こす
12月   一審判決、懲役4年
その後、服役
2015年夏頃 出所
2019年頃 容疑者がクリニックに通い始める(時期は推定)
2020年  日記には事件に関する記載がない。
2021年
03月15日 この日付の記事を保存(放火未遂事件)
07月19日 この日付の記事を保存(京アニ事件)
11月頃  男がかつての大阪市西淀川区姫島の住宅に住み始める
11月下旬 男が自宅近くのガソリンスタンドでガソリンを購入
12月16日
09:00前 クリニック方向へ向かう男が防カメに映る。
12月17日
朝    非常階段に繋がる扉に粘着テープが貼られていた。
09:50頃 男の自宅で火災が発生
10:00前 自宅近くでクリニックに向かう男が防カメに映る。
10:00  4階のクリニックの診療開始時刻
10:20頃 通行人から119番通報
10:45頃 クリニックの火災がほぼ鎮火
10:50頃 男の自宅の火災が鎮火
12月19日 男を容疑者と特定
12月30日
19:05頃 容疑者が入院先の病院で死亡

こんな事件ですね。
情報だけでも大量で長文になってしまったので、いったんここで締めます。
情報のまとめや私の印象などは次回の記事に書きますね。

参考リンク
大阪府大阪市北新地放火殺人事件その2(まとめと印象)

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