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2022/07/24

東京都豊島区女性殺人事件3(一審判決)

判決は無期懲役(求刑:無期懲役)です。
***初公判(3月4日)***
1)起訴状などによると、被告は令和2年9月24日、女性宅に侵入し、脅迫した上で暴行を加え、その後に殺害。車で同町内に遺体を運び、同27日、山林に掘った穴に埋めた。また、別の当時9~33歳の女性3人に対する強制わいせつ罪にも問われている。とのこと。

2)被告は「間違いありません」と述べ、起訴事実を認めた。

3)検察側は冒頭陳述で「住宅街でわいせつ目的で女性を物色していた」と指摘。無施錠だった女性宅に侵入し、ロープで首を絞め殺害。女性が失踪したと見せかけるため親族が所有する同町内の別荘近くの山林に穴を掘り、遺体を埋めたとしたとのこと。

別の報道では
検察側は冒頭陳述で「被告は以前から、わいせつ相手を探すため住宅街で女性のあとをつけていた」と指摘し、犯行に計画性や周到さがあると主張したとのこと。

4)弁護側は起訴内容は争わず、裁判員に対し「先入観を持たず、冷静に証拠を精査してほしい」などと訴えたとのこと。

別の報道では
弁護側は裁判員らに対し「報道や起訴状をみて強い怒りの感情を抱いたと思うが、そのようなあいまいなもので罪をきめていいのか」「先入観を持たず証拠を見てほしい」と訴えたとのこと。

***論告求刑公判(3月9日)***
1)検察側は論告で「被害者が苦しむことも意に介さず、5分以上も首を絞めて殺害した」と指摘。「再犯の恐れもあり、反省も認められない」としたとのこと。

別の報道では
検察側は論告で、「被告は女性を物色した上で、アパートの無施錠を繰り返し確認するなどしていて犯行は計画的」「被害者の人格を踏みにじった」と指摘し、無期懲役を求刑したとのこと。

別の報道では
検察側は「一連の犯行態様は、これ以上ないほど悪質」と指摘し、無期懲役を求刑したとのこと。

2)検察側は「計画的で卑劣な犯行だ」などとして無期懲役を求刑し、結審したとのこと。

3)弁護側は「犯行に計画性はなく、凶器などは用いていない」などと刑の減軽を訴えたとのこと。

別の報道では
弁護側は「計画的な犯行ではない」などとして、「懲役30年が妥当」と主張したとのこと。

4)父親の証人尋問
「娘はどれほど痛く苦しい思いをしたのか。胸を引き裂かれる思いだ」などと語ったとのこと。

別の報道では
「被告人は人間の皮をかぶった悪魔です。絶対に許すことはできません。死刑になるしかないと思います」と訴えたとのこと。

5)被告の最終意見陳述
最終意見陳述では「長期間刑務所に入ることになると思うが、自分を見つめなおし反省していきたい」と述べたとのこと。

***判決公判(3月17日)***
1)裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡したとのこと。

2)判決理由
被告は性的暴行の発覚を免れるため無抵抗の女性を殺害しており「残忍で身勝手。酌量の余地は全くない」と指弾。「侵入した見ず知らずの男に命まで奪われ、女性の恐怖や屈辱、無念は筆舌に尽くしがたい」と述べたとのこと。

殺害後は失踪したように装うため遺体を遺棄するなど「人の尊厳や生命を顧みず、厳しい非難に値する」と指摘。起訴内容を認めていることなどを考慮しても「無期懲役を選択するのが相当」としたとのこと。

別の報道では
「犯行態様は、強固な殺意に基づく残忍なものであるうえ、極めて身勝手で、酌量の余地は全くない」と被告を厳しく非難したとのこと。

別の報道では
裁判長は「自己の利益を図るために人の尊厳や生命を顧みない意思決定は厳しい非難に値する」と指摘。「遺族への被害弁償を用意していることなどを考慮しても、有期刑を選択すべきとは認められない」と結論付けたとのこと。

別の報道では
判決は被告が乱暴行為の発覚を防ぐため、女性を殺害した上で遺体を山林に埋めたと認定し、「人の尊厳や生命を顧みない犯行だ」と指摘した。女児らへの事件についても「女性の殺害後も通り魔的なわいせつ行為を続け、強い非難に値する」と批判したとのこと。

***補足情報***
公判のどの時期での情報化不明です。
女性を殺害後、都内や埼玉県内の路上で女性の身体を背後から触るなどの強制わいせつ事件を3件立て続けに起こした理由について。

「(殺害した直後は)捕まりたくないという気持ちだったが、女性を殺めた罪の意識があり、事件を起こして警察に捕まりたかった。(自首する勇気がなく)被害者が出た方が警察が早く動くと考えた」と話したとのこと。

被告の親族は、被害賠償として3千万円を用意したというが、遺族は受け取りを拒否しているとのこと。

***判決後の報道***
被害者を失踪と見せかける手口について
殺害後、盗んだAさんの部屋のカギで、アパートに何度も出入り。指紋をキレイに拭きとり、室内を掃除までしたとのこと。
衣類はAさんのキャリーケースで持ち出し、ひと気のない山林に行きストーブで燃やしたとのこと。
遺体を動物に掘り起こされないため、埋めた穴にはすのこを置き上から土で盛っていたとのこと。

こんなところですね。
逮捕当初の供述だと(21年1月6日報道)
捜査関係者によると、逮捕前の任意の調べに対し「金品を奪う目的で無施錠の玄関から侵入したが、女性に見つかったので性的暴行を加えて首をひもで絞めた」などと供述したとのこと。

と供述していたのですが、公判では
「性的欲求が抑えられなかった」と証言し、こうも話しています。「離婚し自暴自棄になっていた時期があった」「子どもと面会ができず鬱屈した思いがあった」と証言している。

どうもこのあたりの証言は裁判では「自分に都合の良い証言」と受け取られたようですね。
同様に、女性殺害後の数件のわいせつ事件についても、
「(殺害した直後は)捕まりたくないという気持ちだったが、女性を殺めた罪の意識があり、事件を起こして警察に捕まりたかった。(自首する勇気がなく)被害者が出た方が警察が早く動くと考えた」と話したようですが、まったく相手にされてませんね。

判決では、「女性の殺害後も通り魔的なわいせつ行為を続け、強い非難に値する」と批判されてますね。

ASKAの事件簿を継続的に読まれている読者の方にはおわかりの事と思いますが、この手の事件はこれが初めてではありません。
2009年の千葉大女子大生殺害放火事件
2015年の東京都中野区弥生町女性劇団員殺人事件
2019年の山形県東根市女性医師殺害事件
とか、性的暴行目当ての犯行の結果、殺人者となってしまう事件は沢山ありますね。
(この事件はどうも、金目当てだったようですが、結果は同じですね)

私の印象としては、この手の事件は簡単になくす事はできないと思われます。
事件が無くならないのであれば、被害者側で被害に遭わないように努力する以外に被害を防止する方法は無いと考えています。

もちろん、悪いのは犯罪者ですが、この手の犯罪者は悪いと分かっていて犯罪を行う人達なので、少しぐらいの啓蒙活動などでは、犯行を諦めるとは思えないんですよね。

とりあえず、程度の問題はあるのですが、簡単にできる方法だと

A)玄関ドア、窓などの施錠(外出、在宅、建物の階数にかかわらず)
B)帰宅時に玄関ドアを開ける時、乗降の為に車のドアを開ける時は周囲を確認してから開ける
C)宅急便を受け取る時も、ドアスコープ等で相手を確認してからドアを開ける

この3つぐらいは、日頃からご注意されるのがよろしいかと思います。

亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

参考リンク
東京都豊島区女性殺人事件2(21年1月6日までの報道)

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コメント

他の余罪も匂いますね。殺されたのは1人で済むのだろうか?金と性欲の両方が目的で殺したんだろう。更生の可能性はないだろう。

投稿: AKICHI | 2022/07/27 18:41

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