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2022/12/30

埼玉県飯能市一家3人殺害事件その2(ここまでの印象)

とりあえず、いったん、情報を整理しよう。
(報道されている情報を私が解釈した物なので、間違っている部分もあるかもしれません)

12月25日7時過ぎ事件発生、7:15には悲鳴や火災の煙などで複数の通報があった。
被害者は現場住宅に住む外国籍の男性(69)とその妻(68)その娘(32)、娘は別居していてクリスマスの為に訪問していた。
逮捕されたのは、現場から60メートルの場所に住む独身男性(40)。
現場住宅の防犯カメラに犯行の現場が映っており、犯行直後に現場から出てきたところを、近所の住民に正面から目撃もされている。
容疑者は犯行後に自宅に戻り、籠城状態となるが、事件から15時間後に逮捕される。

また、昨年から被害者宅の車が傷つけられる器物損壊事件が6回発生。うち3回の容疑で容疑者が逮捕されているが、不起訴となっている。

被害者情報
男性は優秀な方でコンサルタントを仕事とし、日本語も流ちょうに話し、作家としても活動、複数の本も出している。人望も厚く。恨まれるような人間ではない。
娘さんは都内に別居しているが、広告代理店でクリエイターとしての仕事をしているようで、かなり優秀な方のようですね。
妻についての情報はほとんどありませんでした。
6年前に現場に引っ越してきている。

凶器と遺体の状況
鈍器による撲殺で、畑を耕すように撲殺している。凶器はハンマーのような物と思われるが、容疑者宅から複数の鈍器が押収されている。
また押収された鈍器に血液は付着していなかった。
被害者の身元発表に時間が掛かっていたのは人相が判別できないほど損壊していたとの情報あり。

犯行の概要
凶器を持参し玄関から侵入、屋内で襲撃を開始するが、屋外に逃げた被害者を追って、追撃して殺害している。
事件は数分で終わり、そのまま逃亡するが、直後に近隣住民に目撃されるが、特に興奮した様子は無かったとのこと。

容疑者の情報
高校卒業時に両親が離婚する。サッカーが上手で成績も優秀、高校時代にはモデルの仕事もしていたとのこと。
映画に興味を持ち、芸大に進学、卒業後に映画を撮り始め、2005年には短編映画祭で上映もされる。
2007年に監督して映画祭の助成も受けるが、途中で制作を中断して未完成のまま放棄。
父親によると、仕事に就いたことはなく、アルバイトで生活をしていた模様。
10年前(30歳頃)に暴力が原因で同居していた母親と姉が家を出る。
その後、一時、家は空き屋となっていたが、その後、容疑者が一人暮らしを始める。
近所づきあいは無いが、自治会費は納めていたもよう。

昨年、被害者宅で器物損壊事件を起こして、3回逮捕されるも、黙秘して、不起訴となる。不起訴の理由ははっきりしない。
父親に当てられた弁護士からの書状には、容疑者が家から引っ越す事を強く要求されている。

こんなところですね。
犯行の様子を考えると、凶器は鈍器を選んでいる点がちょっと解釈に困るところで、単純に殺人を効率的に行うなら、やはり刃物だと思うんですよね。
鈍器を選んだのは、「自分の手で破壊する」実感が欲しかったのかもしれませんね。あるいは、映画がらみだと映画「シャイニング」の凶器は「斧」だったと思う。
で、疑問点が一つ。
被害者の娘さんは別居していて、現場住宅には普段住んでいなかったのに、クリスマスを両親と過ごす為に現場の家に居たんですよね。
これは偶然なのか?
私は偶然では無いと考えています。
娘さんが在宅中の幸せなクリスマスを台無しにする為に、あえてこの日を選んだのではないか?と考えています。

では、娘さんがターゲットなのか?と言うとそうでもない、容疑者が壊したかったのは、「幸せな家庭」だったのではないだろうか?と考えています。

容疑者は成績も優秀、サッカーも上手でモデルまでできる。ある種のアイドル的な存在の時期がありました。しかし、映画監督を目指して、進むも、24歳の頃に制作中の映画を放棄して挫折。
そのまま、引きこもりのような生活を送っていた。
この15年間に何をやっていたのか?そのあたりの情報もありません。

私の勝手な印象ですが、事件の動機は単純な妬みや嫉妬だったのではないだろうか?と考えています。
映画監督を目指すも挫折して何も成果を出せていない自分、仕事もせず、おそらく生活費を援助してもらい、やっと生活できている自分に比べて、被害者男性は優秀で人望もあり、作家として本まで出している。
そして、経済的にも成功し、妻と娘と幸せな家庭をもつ被害者一家が、容疑者にはまぶしく見えていたのではないだろうか?
どんなに自分が望んでも手に入らなかった物を持つ一家に嫉妬して、いつしか、「手に入らないなら壊してしまえ」と言う憎しみというよりは破壊衝動が増幅されていったのではないだろうか?

最初はただの嫌がらせで、ガス抜きをしていたけど、逮捕されてそれも繰り返す事ができなくなった。結局、増幅された破壊衝動が限界点を超えて、事件が起きた。と言うのが現時点での私の印象です。

しかし、この説(印象)には解決されていない問題点があります。
それは、容疑者がどうやって、被害者の事を知ったのか?と言う事です。
嫉妬するにも、相手の事を知らないと嫉妬できないわけで、引きこもりでほとんと、ご近所付き合いの無い容疑者がどうやって被害者の事を知ったのか?それが分かりません。
被害者一家が引っ越してきたのが6年前です。その後、5年間は特に問題行動が起きていないので、ここ2、3年で被害者の事を知り、急速に嫉妬心が増幅されていったのではないか?と推測しています。

犯行時には特に興奮した様子もなかったので、計画的な犯行にも見えるのですが・・・ちょっと行動がちぐはぐですよね。
犯行後に自宅に逃げ帰り、籠城したのは逮捕されたくなかったからでしょうが、日曜の住宅街の真ん中で早朝から顔も隠さず(マスクはしていたみたいですが)、荒事を行う、カメラに映るのも平気と言うのは、どこか自暴自棄なのか?とも思えますね。

事が終わって、家に帰ってから「やってしまった」と後悔しながら、籠城していたのだろうか?

あと、容疑者の背中を最後に押したのは「家の立ち退き」問題だったかもしれません。弁護士から父親に「息子の立ち退き」を要求しているぐらいなので、容疑者本人にも、それは要求していると思うんですよね。
あまり、世間を知らず、孤立して誰にも相談出来ない容疑者は、「この家を出たら、どこにも行く場所がないじゃないか」と追い詰められてしまったのかもしれませんね。

最後に、この「嫉妬」と言うのが世田谷事件の特番の「~3つの影を持つ男~」の「外国人説」に一部共通しているのではないか?と私は考えています。
なので、外国人にかぎらず、日本人でも「有り」な説だと思います。

参考リンク
埼玉県飯能市一家3人殺害事件その1(事件発生から逮捕まで)

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