新潟県新潟市母子殺人事件その2(殺人未遂で起訴まで)
続報です。(記事にするのが遅れました。気がつけばおととしの事件です。)
21年12月1日報道
警察の調べに対し「夫婦間にトラブルがあった」という趣旨の供述をしているとのこと。捜査関係者によりますと容疑者はこれまでの調べに対して、長女(1)の殺害について関与をほのめかす供述をしているとのこと。
21年12月21日報道
新潟地検は20日、女性の夫で看護師の男性容疑者(28)を2件の殺人罪で起訴し、発表した。捜査関係者によると、容疑者は長女の殺害について「妻が死ぬと、自分が育児をしないといけなくなるから」などと供述したとのこと。
起訴状などによると、容疑者は11月7日午前10時半ごろ、自宅で妻(当時29)と長女(同1)の首をロープで締め、窒息死させたとされる。地検は容疑者の認否を明らかにしていない。
捜査関係者によると、容疑者は、妻との間にトラブルがあり、「積もり積もったものがあった」という趣旨の供述をしたとのこと。
捜査関係者によると、県警は、容疑者が、現場に残っていた長さ約4メートルのロープで2人を殺害したとみている。このロープについて、容疑者は自宅に転居した7月以降にホームセンターで購入したと供述しているという。容疑者が妻を計画的に殺害した一方、長女の殺害は衝動的なものだった可能性があるとみているとのこと。
犯行に使われたロープは自宅階段の手すりにかけられていて、妻の自殺を装ったとみられているとのこと。
22年5月17日報道
被告(29)が、事件の約7か月前にも2人を殺害しようとした疑いが強まったとして、新潟県警が殺人未遂容疑で逮捕状を取ったとのこと。17日に再逮捕した。
被告は「ずっと前から2人を殺害しようと思っていた」と供述しているとのこと。
捜査関係者によると、被告は昨年3月下旬、自宅で妻の飲み物に睡眠導入剤を混入。妻が飲み物を飲んだことを知りながら、長女を乗せて車で出かけるのを止めず、交通事故を起こさせ、殺害しようとした疑いが持たれている。妻は市内で単独事故を起こしたが、2人にけがはなかったとのこと。
捜査関係者によると、亡くなった妻の毛髪から、睡眠導入剤の成分が検出されたことも新たに判明した。被告が「自分が飲ませた」と供述し、県警が鑑定したとのこと。
別の報道では
捜査の結果、警察は去年3月29日、被告が、飲料水に睡眠薬を混ぜて妻に飲ませながら長女と共に車で出かけるのを止めず、交通事故を起こさせて2人を殺害しようとした疑いがあるとして17日、殺人未遂の疑いで再逮捕したとのこと。
当時、物損事故が起きましたが妻・長女ともけがはありませんでした。
被告は睡眠薬を飲ませたことを認め「2人を殺そうと思っていた」という趣旨の供述をしているとのこと。
22年5月19日報道
送検される。
22年5月22日報道
2人への殺人未遂容疑で再逮捕された事件で、被告のスマートフォンに殺害や自殺に見せかける方法などに関する複数の検索履歴が残っていたとのこと。新潟県警は、被告が執拗に殺害を計画していたとみて調べている。
捜査関係者によると、県警が押収したスマホを調べたところ、「死体遺棄」や「首つり」などについてインターネットで検索した履歴が残っていた。薬物を使った殺害方法に関する履歴もあり、被告の自宅からは塩化カリウムなどが見つかったとのこと。
昨年9月には妻を殺害するため、当時勤務していた同区の病院から塩化カリウム10本を盗んだとして、新潟地検が今年2月に被告を殺人予備と窃盗の両罪で新潟地裁に追起訴した。
去年9月、当時勤務していた病院から塩化カリウム10本を盗み、妻の殺害の準備をしたとされる事件については「注射器を使って腕の血管に塩化カリウムを打とうとした」と供述している。自宅からは塩化カリウムと注射器が見つかっていたとのこと。
22年6月7日報道
新潟地検は6月7日、2人を殺害する前にも妻に睡眠薬が入った飲料水を飲ませて殺害しようとした罪で起訴した。
時系列
2021年
03月29日 睡眠薬を飲ませて交通事故を起こさせる。
07月 一家が現場の家に引っ越してくる
その後、凶器のロープを近所のホームセンターで購入
09月 勤務先から塩化カリウム10本を盗む
11月07日
10:30頃 事件発生と推定(報道による)
13:00過 119番通報、駆けつけた消防隊員により110番通報
11月08日 容疑者を妻の殺害の疑いで逮捕
11月09日午後 容疑者を妻の殺害の疑いで送検
11月29日 長女殺害の疑いで再逮捕
12月20日 2件の殺人罪で起訴
2022年
02月 殺人予備と窃盗の罪で追起訴
05月17日 2人への殺人未遂の罪で再逮捕
05月19日 殺人未遂で送検
06月07日 殺人未遂で起訴
こんなところですね。
結局、事件発生が21年で最後の報道が22年(昨年)の6月です。
23年はこれまで事件の報道がありませんから、次は公判と言う事になりそうですね。
まー殺意は満々で3度計画(交通事故、塩化カリウム、最後の殺害)していて2度実行して2度目に殺害したと言う事なのかな?
「縁を切りたい」と言う事ですが、離婚じゃダメだったのかな?
そもそも離婚に同意してくれなかったと言う事なのかな?
1歳の長女も殺害していて、理由は自分が育児をしたくなかったからと言う事のようです。
そういえば、夫婦関係の時系列情報、いつ結婚したのか?とかの情報も出てこないですね。
報道情報が制限(配慮)されているのかな?
最初が交通事故に見せかけようとした事件、2度目が塩化カリウムを注射の計画、3度目は首吊りに偽装。
塩化カリウムってどんな薬物なのかな?としらべてみたら、こんな注意があるようです。
「低カリウム血症に対するカリウムの補給に広く用いられているカリウム製剤は、 急速静注すると不整脈や心停止を起こす恐れがあります。」
心停止で病死を偽装しようとしたのかな?
まー逮捕されたくないので、偽装を企てるのだけど、失敗して更に追い詰められて、結局は直接的な方法を選択せざるを得ない状況に追い込まれてしまったのかな?
原因がまったく不明ですが、殺意を持つほどに夫婦関係が破綻していたのであれば、夫婦のどちらかが身近な誰かに相談していそうですけど、そういった情報も無いですね。
あるいは、被告側にメンタルの問題があって、トラブルがあると思っているのは被告だけだったと言うような可能性もあるのかな?(関係妄想状態とかね)
ただ、ここまで精神鑑定の話なども無いようなので、この可能性もなさそうですね。
実際に犯行は計画段階からそこそこ合理的に考えられていますよね。
ただ、殺人未遂の話などは自ら別の罪を告白しているわけで、反省の有無は別にしても、全て話そうと言う気持ちではいるようですね。
これ以上は公判を待つしかなさそうです。
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