福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その11(Aの控訴審と刑確定)
***初公判(23年02月15日)***
1)検察は控訴棄却を求めたとのこと。
2)A堀被告の弁護側は、I受刑者の証言には信用性がなく、一審判決は事実誤認がある、として改めて無罪を主張したとのこと。また、有罪の場合でも懲役15年の判決は量刑不当だと訴えたとのこと。
3)裁判は即日結審した。
***判決公判(23年03月09日)***
1)福岡高裁は3月9日、懲役15年とした一審の判決を支持し控訴を退けた。
2)裁判長は事実誤認として無罪を求める弁護側の主張に対し、一審の判決理由となったI受刑者の証言に「不合理な点はなく信用性が高い」などとしてA被告の控訴を棄却した。
別の報道では
裁判長は9日の控訴審判決で、「A被告の行動こそが被害者の苦痛と死を招いた」として1審判決を支持し、控訴を退けた。
***刑確定(23年03月24日)***
1)保護責任者遺棄致死などの罪に問われたA被告(50)について、求刑通り懲役15年とした1審・福岡地裁の裁判員裁判と被告側の控訴を棄却した福岡高裁の判決が24日、確定した。被告側は無罪を主張していたが、期限の23日までに上告しなかったとのこと。
こんなところですね。
あっさりとした控訴審でしたね。
被告側の主張は一審のI被告(死亡した男児の母親)の証言の信憑性に疑いがあるので、その証言は事実ではないとして、無罪を主張していたと言う事ですね。
報道された情報だけでは、公判の内容の詳細が分からないけど・・・
一審で母親の証言が事実として認定されているので、それを覆すにはそれなりの根拠を示さないとダメだと思うのだけど、そのあたりで何か新しい情報を出す事はできなかったんでしょうね。
このあたり、上告しても同じ理由で棄却されると諦めたんでしょうね。
これで事件が終わったのか?と言うとそうでもないんですよね。
この事件では二つの家族が壊されている。I受刑者の方は刑期が5年で、年齢が41歳かな。
なので、多分、長くても44歳ぐらいで出所して、人生をやり直せば良いと思います。
問題はAの方で年齢が50歳で懲役15年、14年後ぐらいに出所すると、64歳ぐらいですね。
子供も夫もいるのですが、家族の方は相当な苦境に立たされているでしょうね。
この先の家族関係がどうなるのか?気になるところではありますね。
和歌山毒カレー事件の被告の孫は虐待死(母親が虐待したわけではない)、娘(孫の母親)は幼い子供を抱えて無理心中と言う例もあるので、不幸の連鎖と言うことにはなって欲しくないですね。
人を呪わば穴二つと言う言葉がありますが、事件を起こせば、被害者家族だけでなく、加害者家族側も地獄を見ることになると言う事を知って欲しいですね。
まーこのあたりは、闇バイトに参加している人達も一緒ですね。
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