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2024/08/09

新潟県新発田市女性強姦致死事件その4(別件二審無期懲役)

補足
2013年09月 燃えた車の中から24歳女性Bさんが遺体で発見
2013年11月 22歳女性Aさんへの強姦致死事件(刑が確定)
2014年01月 20歳女性Cさんが行方不明
2014年04月 Cさんの遺体が川で発見

こちらはCさんの事件の控訴審です。

控訴審判決で東京高裁はそれぞれの控訴を棄却し、1審判決を支持した。

***初公判(24年2月16日)***
1)検察側は一審は死刑を選択せず量刑は著しく不当」と主張した。

2)弁護側は事件性・犯人性を争い、無罪を主張した。

3)弁護側、検察側ともに提出した証拠書類を取り調べるよう求めたが、裁判所はいずれも却下した。

4)検察側は出席した遺族に意見を求めましたが、裁判所はその申し出を認めなかった。

5)裁判は即日結審に。判決は5月以降に言い渡される見込みとのこと。

***判決公判(24年5月17日)***
1)東京高裁はそれぞれの控訴を棄却し、1審判決を支持した。

2)裁判長は「女性が各被害を受けたのとほぼ同じ時間帯に被告人が女性の車のハンドルを触れたことになり、被告人が犯人と認められる」などとして事件性やDNA鑑定について1審の判決に事実誤認はないと指摘。

量刑については「刑事責任は非常に重く、遺族が死刑を望む気持ちは厳粛に受け止めなければならないとした」一方で「計画性があったとは認められない」などとして1審の無期懲役を支持したとのこと。

3)遺族のコメント
「無期懲役の判断が維持されたことは到底納得できない。被告には極刑が相応という気持ちは今も変わっていない」とのコメントを発表したとのこと。

***続報***
1)5月までに被告側は上告した。
2)死刑を求刑していた検察側は期限までに上告しなかった。東京高検は、「上告理由を見いだせなかった」とコメントを出している。

こんなところですね。
この事件が他の事件と一緒に起訴されていたら、量刑は変わっていたかもしれませんね。
今のところ、2013年の22歳Aさんが強姦致死、2014年の20歳Cさんも強姦致死だと推測します。
これで、死亡が二人で罪状に強の字もあるので、死刑が出ても不思議では無いですよね。おまけCさんの事件は完全に否認していて、反省も無いと言う事なので、死刑判決が出てもおかしくは無い事件だと思います。
今回は、二つの事件が別々に裁判になった事で、罪状に強の字がついても、死亡が一人なので、無期懲役と言う判断が、おそらく妥当な量刑になったのだろうと思います。

なので、できるなら、こんなケースでは最初の事件の起訴を遅らせても2件を一つの公判で審理した方が死刑判決は出やすかったんじゃないかな?

亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

参考リンク
新潟県新発田市女性強姦致死事件その3(別件一審無期懲役)

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