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2025/01/30

世田谷一家殺害事件再考その226(警視庁のPDFの更新)

特番の事を書こうと思っていたのですが、警視庁のHPが更新されていたので、そちらの記事を書きます。
更新日が2024年12月16日になっていたので、内容をざっと確認しましたが、更新されたのは懸賞金の期間情報だけだと思います。
 
それだけか?と念のため、PDFも確認したのですが、PDFの版数は改訂4版のままで事件情報についての変更は無いようです。
しかし、連絡先の情報受付部署の電話番号に捜査本部の直通電話が無くなっていました。
直通電話番号は2009年の第1版から昨年2024年まで15年間記載されていた情報です。
 
連絡先が特別捜査本部で変更されていないので、単純に直通電話の記載だけが消えたようですね。
(他にQRコードが二つ追加されてますがスマフォからの閲覧をしやすくする為の物なんでしょうね。)
 
さて、直通電話が消えた理由は分からないけど、想像するに、理由は2つ考えられる。
1)情報提供の数が少なくなったので、直通電話が不要になった。
2)困った電話が多いので、受付を通してフィルターをかけるようにした。
 
この二つぐらいだろうか?
ただ、私が思うに1)は少し説得力が無いように思う、結局、受付を通しても最終的に特捜本部につながるなら、直通電話を残しても良いと思う訳です。
まー経済的なコストを少しでもカットしたいと言う要望がどこかから出ていたのなら、しかたが無いかもしれないですけどね。
 
と言う事で、私は2)の可能性が高いのかな?と思っています。
X(旧Twitter)を見ると、捜査本部も大変だろうなと、気の毒になります。

 

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2025/01/29

日本の事件報道文化の衰退

私が思うに日本の事件報道には被害者や被害者家族の名誉を守る為に、ある種の配慮が慣習的にされてきた。
それは事件報道文化と呼んでもよいかもしれない。
もっとも、外国の事件報道がどうか?と言うのがそもそも分からないから、日本独自の物ではないかもしれないけどね。

それは置いといて、最近、ちまたを賑わせている報道には、いかがなものか?と思う。

報道する側の人間が、これまでの文化を知らないのか?理解できないのか?ちょっと酷いと思う。
それに輪を掛けて、一般人の無知ぶりがすごい、いい年をして、「関係者を一同に集めて事実を話させれば良い」なんて事を言う女性がいたりする。

「そんな事できる分けないだろ」と思うんですけどね。

とは言え、ゴシップ好きなのは昔から変わってないだけなのかもしれないね。

まー昔は子供は理解できなくても、大人はその「言葉」の裏や行間を理解できていたと思うんですけどね。
日本の社会全体が変化してきているんでしょうね。
その原因の一つはインターネットかもしれないなと思います。人類にインターネットは早すぎたのかもしれないね。

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2025/01/17

世田谷一家殺害事件再考その225(2024年年末情報)

みなさん、今年もよろしくお願いします。
 
さて、この事件で年末に恒例の年末情報が出なくなってから何年ぐらいになるのだろう?
記録を見ると事件簿で22年に年末情報を書いたのが最後みたいですね。
で、もう年末情報は出さないのかな?と思っていたのですが、今年は出したようなので、メモしておきます。
 
1)警視庁は、宮澤さんの家の固定電話のプラグが抜けていたことを明らかにしましたとのこと。
別の報道では
現場1階の電話機の電源コードがコンセントから抜けていたことも分かった。犯人が通報を遅らせるために抜いた可能性もあるとのこと。
 
2)犯人の侵入・逃走について、2階の浴室の窓の可能性が高いことも明らかにしました。
捜査本部によると、遺体発見時に扉が施錠されていたことから、玄関からの出入りはなかったと推定。その上で、中2階の浴室の窓が開いていたほか、網戸が落下していたことから侵入と逃走の経路に使われたと判断したとのこと。
 
3)地上から浴室窓までは約3・4メートルあるが、家の裏にある高さ約1・8メートルのフェンスからよじ登れば侵入が可能なことを実験でも裏付けた。運動能力が求められることから、捜査本部は容疑者を若年と分析しているとのこと。
 
ざっとこの3点ですね。
ただし、この3点はすでに既出の情報なので、これまで非公式にリークされていた情報を公式に追認したと言う事なんでしょうか?
まー特に目新しい情報はありません。
1点だけ新規だと思うのは、「電源コードがコンセントから抜けていた」ですね。
 
これまで流れていた情報としては、「電話線が抜かれていた」と言う事で犯人が電話をできない状態にしたと理解していました。
それに加えて、今回の情報で「電話機の電源コンセントが抜かれていた」と言う情報が追加された形ですね。
 
これは、犯人が電話をできないように工作したのだと思うのですが、私が気になっているのは実は別のところにあります。
実は、コンセントが犯人に抜かれたのでは?と言われている情報がもう一つあります。
それは、「PCのコンセントが抜かれていた」と言う情報です。
 
これは、事件簿のその121の「抜けないコンセント」で書いている事なのですが、犯人が翌日逃亡した根拠は
1)翌朝10時頃のインターネットアクセス
2)PCのコンセントが抜かれていた
 
この2点だと私は考えています。この内、1)のインターネットアクセスは第一発見者によってマウスがデスクから落下した時に偶然、インターネットにアクセスしたと言う事を捜査本部が公式に認めています。それで私が考えいた、未明逃亡説が肯定されたわけです。
 
問題はPCのコンセントが抜けない事について、この時の捜査本部は説明していませんでした。
その事が妙に引っかかっていたのですが、今回の「コンセントが抜かれていた」の情報を聞いて、多分、「PCのコンセントが抜かれていた」は誤報で本当は、「電話機のコンセントが抜かれていた」が正しい情報なのかな?と疑っています。そう考えると、捜査本部が未明逃亡説を肯定したつじつまが合いますね。
 
年末情報としてはこんなところでしょうか。
12月29日に放送された特番の記事は次回に書く事にします。

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