東大阪集団暴行死事件その4(大阪リンチ殺害事件の裏)
以前にも取り上げたこの事件だが、主犯のKがなぜ、頼まれただけであんな凄惨な事件を起こしたのか?
それについて、続報が入ってきた。
「相手が暴力団関係者を名乗ったので、事前に知り合いの暴力団関係者に相談し、金を取ったらどうかと言われた」と供述しているらしい。
集団暴行を計画、立案したとされる大阪府立大3年21歳H容疑者が、暴力団関係者とつながりがあったことが分かっているが、K容疑者にも別の暴力団関係者の知人がいたことが新たに判明した。
さらに、鬼畜ぶりを発揮しているな、殺害するつもりで、その上で闇金から金を借りさせてその金を奪う事を計画していたんだね。
それが、被害者が立つことができなくなったので断念したようだ。
被害者側も相当に問題があるけど、容疑者側はその上を行っていたという事だな。
07/05/23追記
5/22 大阪地裁で主犯格22歳の被告に判決がでた。
裁判長は「2人の若い命を奪った結果は重大で、犯行に至る経過や態様もむごすぎる」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。
被告は公判で、殺人罪については認め、「金品を強取するつもりはなかった」と強盗罪のみ否認していた。裁判長は強盗罪の成立も認定したうえで、「一方的に激しい暴行を加えるなど粗暴性が如実だ」などと被告を指弾した。
検察側は被告が事件を主導したとし「人間の所業とは思えない。更生の可能性は乏しく、年齢は若いが極刑で臨むほかない」と主張していた。
被告ら計8人が殺人罪などで起訴された。ショベルカーで穴を掘り2人に土をかぶせるなどした17歳少年(事件当時16歳)に対しては11日、懲役15年(求刑・無期懲役)が言い渡されている。
08/04/15追記
殺人などの罪に問われた元東大阪大生、S藤(23)▽無職、T(23)▽同、S山大志(23)の3被告の控訴審判決公判が15日、大阪高裁であった。
裁判長はT被告に対し、「自ら犯した罪を反省する真摯(しんし)な態度が見受けられない」として懲役9年の1審・大阪地裁判決を破棄、懲役11年を言い渡した。S藤、S山両被告については、それぞれ懲役9年、7年とした1審・大阪地裁判決を支持、控訴を棄却した。
08/05/20追記
殺人などの罪に問われた主犯格の無職・K被告(23)の控訴審判決が20日、大阪高裁であった。
裁判長は「残虐非道で人間性を欠く冷酷な犯行。死刑を回避すべき事情はない」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した1審・大阪地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。
09/03/20追記
大阪府東大阪市の大学生ら2人が集団暴行を受け、生き埋めにされたリンチ殺人事件で、主犯格の無職K林被告(24)(1、2審死刑、上告中)に対し、被害者のうち無職I上さん(当時21歳)の殺害を指示したとして、殺人と監禁の罪に問われた無職O田被告(35)の上告審で、最高裁第2小法廷は、O田被告の上告を棄却する決定をした。
決定は17日付。O田被告を懲役17年とした1、2審判決が確定する。
1、2審判決によると、O田被告はK林被告らと共謀し、2006年6月19日未明からI上さんを車のトランクなどに監禁し、翌20日未明、岡山市の産廃集積場で生き埋めにして殺害した。O田被告は監禁や殺害の現場にはいなかったが、K林被告から監禁中のI上さんの処遇を電話で相談され、「埋めればいい」と殺害を指示した。
09/10/31追記
殺人罪などに問われた元大阪府立大生、H畑(25)と元大阪商業大生、S銀(25)両被告の上告審で、最高裁第2小法廷は27日付で両被告側の上告を棄却する決定を出した。
H畑被告を無期懲役、S銀被告を懲役18年とした2審・大阪高裁判決(3月)が確定する。
1、2審判決によると、両被告は首謀者とされる無職、K林被告(24)=1、2審死刑、上告中=らと共謀して06年6月、岡山市で東大阪大4年、F本さん(当時21歳)と無職、I上さん(同)に暴行し、ショベルカーで掘った穴に埋めて殺害した。
2011/04/02追記
殺人罪などに問われた無職、K林被告(26)に対し、最高裁第2小法廷は25日、被告側の上告を棄却する判決を言い渡した。死刑とした1、2審判決が確定する。小法廷は「殺害方法は極めて残虐非道で結果も誠に重大」と述べた。
1、2審判決によると、K林被告は06年6月、友人の元東大阪大生の男=実刑確定=と女性を巡ってトラブルになった同大の男子大学生(当時21歳)と無職男性(同)を岡山市内に誘い出して暴行、財布を奪ったうえ、資材置き場で生き埋めにして殺害した。
参考リンク
東大阪集団暴行死事件その3(止まらぬ殺意)