2022/02/16

東京都大田区蒲田3歳女児餓死事件その4(一審判決)

判決は懲役8年(求刑:懲役11年)の実刑を言い渡した。

***初公判(1月27日)***
1)被告は罪状認否で起訴事実を認めた。

2)検察側は冒頭陳述で、被告は20年5月、交際相手が鹿児島県に引っ越すのを見送った際、交際相手の知人から誘われ、同県に旅行するのを決意したと主張。事件当時の女児はおむつを2枚重ねにされ、扉の前に置いたソファによって部屋から出られないようにされていたと述べたとのこと。死亡後の女児の胃の中からは食べ物が一切見つからなかったとのこと。

検察側は、被告は17年7月の離婚後、一人で子育てをしていたが、事件前から女児を残して友人らと遊びに出かけていたとも指摘したとのこと。

別の報道では
検察側は冒頭陳述で、一人親だった被告が平成31年1月には長女を保育園に通わせなくなり、自宅に放置して外出する頻度が増えたと指摘したとのこと。

別の報道では
司法解剖の結果、長女は死亡時、胃や小腸の中は空で目がくぼんでいたほか、口の粘膜まで乾燥した状態で、体重は3歳6か月児の平均の14kgより軽い11.4kgとのこと。また、おむつを長期間着けっぱなしだったことにより、おしりの周辺などがただれ皮膚が深くむけていた場所もあったとのこと。

3)弁護側の冒頭陳述で、「被告は、仕事と育児に追われ、息抜きのために出かけていた」と主張。量刑を判断する事情として考慮するよう求めたとのこと。

別の報道では
弁護側は、被告は幼少期に母親から虐待を受けており「事件に影響している」と主張。育児に関し「誰にも相談できなかった」と訴えたとのこと。

別の報道では
弁護側は起訴内容を争わない方針を示し、被告の生い立ちを説明した。幼い頃に母親に手足を縛られたままゴミ袋に入れられたり、包丁で傷つけられたりするなどの虐待を受け、小学2年から高校卒業まで児童養護施設などで過ごしたとしたとのこと。

4)起訴状では、被告は20年5月8~11日頃、長女を自宅に残したまま、交際相手のいる鹿児島県を旅行したうえ、同6月5~13日にも、長女の食事を十分用意せずに同県に出かけ、同12~13日の間に長女を脱水と飢餓状態に陥らせて死亡させたとしているとのこと。

5)証人尋問
証人尋問には事件当時、被告と交際していた男性が出廷。「(事件当時は)兄と同居していると聞いていた」と証言したとのこと。

別の報道では
事件後に長女の存在を初めて知ったといい、「びっくりした」と証言したとのこと。

///補足///
これだけだと事件までの経緯がわかりにくいので、補足しておきます。
長女が生まれた頃、夫と3人で同居していたが、長女の出産後に夫からDV被害を受けるようになり、長女と家を出て、離婚する。
その後、飲食店のアルバイトを始め、長女を保育園に預けたが、保育費が払えず、長女を家に残して、アルバイトに行くようになる。
その後、アルバイト先の男性と長女の存在を隠して交際するようになる。夜、飲食店で2人合うようになるが、その後、コロナ禍で仕事が減った事から、交際相手が鹿児島に帰郷した。
この交際相手に誘われて鹿児島に旅行したが、断る事が出来なかったとのこと。
旅行中も長女が心肺だったが、帰りたいとは言え無かったとのこと。

***第2回公判(1月28日)***
被告の虐待経験の審理
被告が小学校2年生の夏休み、母親から受けた虐待の内容

〈母親の調書〉
「正座をさせて後ろ手でガムテープでしばり放置した。おしっこをされるのが嫌でビニール袋に入れた」
「ビニール袋に入れて数日お風呂場に入れた。娘は1人で歩けないほどになっていた」とのこと。

〈被告の証言〉
「母親から『お前は何もいわずに笑っていればいい』と言われました。最初は『嫌だ』と言ったけれど、余計に暴力を振るわれるから顔色を伺うようになった」とのこと。

別の報道では
///何回目の公判での情報か不明ですが、虐待の内容///
「口を縫われたり、包丁で刺されたり、お風呂の水で沈められたり、(ガムテープで)縛られたりしました。ビニール袋に入れられたり、目隠しをさせられたり、階段から落とされたこともありました。・・・最後に覚えているのは、包丁で刺され、ゴミ袋に入れられ、風呂場に投げられた。怖い、辛い、苦しくて、でも何も言えなかった。気づいたら病院でした」とのこと。

///補足///
初公判に比べて情報が少ないので、わかりにくいですが、被告が「嫌だ」と言う主張ができない理由、「断れない」理由がこの幼少時の虐待経験にあると言う事を弁護側は説明しているわけですね。
(鹿児島旅行で途中で帰ると言えなかった理由を説明しているわけです)

***第3回公判(1月31日)***
弁護側証人尋問
1)子どもの虐待に詳しい臨床心理学の専門家
専門家は、被告自身が子どものころに、ごみ袋に入れられ数日間風呂場に放置されるなどの虐待を母親から受けていたことについて「40年間虐待問題に関わってきたが、これほどの虐待をうけた子は3、4人しか知らない。それほど壮絶な虐待だ」と証言したとのこと。

さらに被告が虐待のトラウマに対する適切な治療を受けた記録がないとして、「適切な治療がされていれば、被告には違う人生があったと思わざるを得ない」と主張したとのこと。その上で専門家は、被告が「特定の養育者との愛着関係=アタッチメント」を形成できなかったことが事件に影響したと指摘したとのこと。

***論告求刑公判(2月1日)***
1)検察側は梯被告に対し懲役11年を求刑したとのこと。

2)検察側は論告で「交際相手に会いたいという気持ちを優先させた」と指摘。「事件以前にも長女を放置し外出を繰り返しており、常習性もある」としたとのこと。

別の報道では
検察側は論告で、「長女が最後までもがき苦しんでなくなったのは一目瞭然」であるとして「交際相手に会いたいという自己の欲求を優先させた身勝手な犯行」と指摘したとのこと。
起訴内容以外にも19回にもわたって長女を放置したまま外出したことも明らかにした上で「育児放棄を常習的に繰り返す中で起こった犯行であることは明らか」としたとのこと。

3)弁護側は「幼少期の壮絶な虐待などが原因で、事件当時は依存・愛情欲求が強い特性などがはたらいていた。懲役5年が相当だ」などと主張したとのこと。

別の報道では
弁護側は、母親からの虐待や施設で育った過去が影響し、「強い愛情欲求があり、交際男性に愛されたい自己が強く出ていた」と述べ、加えて「積極的に傷つける意図はなく、憎しみを抱いていたわけではない」などと情状酌量を求めたとのこと。

4)最終意見陳述
被告は最後に、「後悔しかないです」と涙ながらに語り、裁判は結審したとのこと。

別の報道では
最終意見陳述では「(長女に)ごめんねという思い。後悔しかない」と、涙ながらに語ったとのこと。

***判決公判(2月9日)***
1)東京地裁は、懲役8年の実刑を言い渡した(求刑は懲役11年)

2)東京地裁は、「最もそばにいて欲しかったであろう母親に助けを求めることもできないまま、ひとり衰弱していった長女のつらさと苦しみは、言葉にしがたく、悪質かつ身勝手」などと断罪したとのこと。

部屋には「一定量の食べ物が置かれていた」と認定した。
さらに、交際相手のところに遊びに行く誘いを断れなかった背景には、被告が、子どものころに受けた壮絶な虐待などにより形成された性格が、「複雑に影響を及ぼしている」と指摘。これらの事情を考慮し、懲役11年の求刑に対して、懲役8年を言い渡したとのこと。

別の報道では
裁判長は、被告には過去の虐待などから「人を信頼できず相手に本心を伝えることができない、相手の要求に過剰に応えようとする」性格傾向があり、これが事件に影響したと指摘。その上で「量刑を考える上で一定程度考慮されるべきだが、限りがある」と結論づけたとのこと。

別の報道では
事件前から自宅への放置を繰り返していたという「慣れの影響も大きい」と述べ、「最終的には被告自らが(置き去りを)判断した」と説明した。そのうえで「被告の成育歴は一定程度考慮されるべきだが、考慮の程度には限りがある」と結論付けたとのこと。

こんなところですね。
公判前の報道の印象では、シングルマザーである事が事件の大きな要因かと思っていたのですが、被告の幼少期の壮絶な虐待体験が、事件に影響していたんですね。
よく「虐待の連鎖」とは言われているけれでも、この事件ではちょっとイメージが違いますよね。
なんて言うか、不運の連鎖と言うべきなのかな・・・・

そもそもで言えば、死亡した長女の父親である夫がDVを行うような男性であった事が不運の始まりですよね。
そこから逃げ出して、長女と2人でアルバイト生活を始めたが、経済的に行き詰まり、保育園に通園させられずに、自宅に放置したまま、アルバイトをする事になってしまった。
離婚は想定外だったのでしょうが、シングルマザーで経済的に自立できるだけの能力やスキルが無かったのが2番目の不運ですね。
(シングルマザーで経済的に自立できる女性の方が少数派だと思いますので、想定の範囲内なのかな?あるいは、離婚してシングルマザーになる事を想定すると言う事の方が無理な話なのかもしれませんね。)
そして、交際相手に子供がいると本当の事を言えない性格になってしまったのが3番目の不運でしょうか。

なので、大本は幼少期の凄惨な虐待体験が原因なんですよね。

この虐待体験の結果、嫌と言えない性格になってしまった。

事件当時、被告が24歳で死亡した長女が3歳、だから21歳で結婚、出産しているわけですね。
多分、高校を18歳で卒業しているのだとしたら、高校卒業後3年で結婚、出産していると言う事になりますよね。
この最初の結婚も、この性格の為に断れなかったのかもしれませんね。

では、誰が悪いのって話をすると・・・被告を幼少期に虐待した被告の母親か?となると、それは、事件の17年も前の話なので、直接の責任は無いでしょうね。
で、今回の判決でも「最終的に本人の判断」で行っているわけだから、被告本人が一番悪いよねと言うのは、裁判長の言うとおりだと思います。
だけど、幼少期の凄惨な虐待の結果、こんな性格になってしまって、それが事件に影響しているので、情状は酌量するけど、それにも限度があると言う判決理由もその通りだと思うのだけど・・・ちょっと納得いかない部分がありますよね。

子供の側からしたら、親が幼少期に虐待されていたとしても、それで自分の子を虐待して良い理由にはならないでしょ?
子供にすれば、親自身が自分で解決しなければならない問題なんですよね。

ある意味では、それが放置された結果、起きた事件なんじゃないかな?

では、それを放置した責任は誰にあるのだろう?
本人にあるのだろうか?・・・・しかし、自分の性格が「嫌と言えない性格」なんて言うのは本人が自覚できるかどうかわかりませんよね。
幼少期からその性格なのだから、自分で自分の偏った性格を判断するのは難しいような気がします。

なので、残るはそれを治療や対処しなかった「社会が悪い」って事になるのかな?
現在の児童相談所が被虐待児に対するメンタル面でのケアをどの程度しているのかわからないけど、被告はこの治療をされた記録が無いようです。
虐待の専門家が40年間で3,4人しかいないほど凄惨な虐待を経験している子供に何のケアもされなかった理由が知りたいですね。

だから、この事件を防ぐにはと考えると、根本的な原因の「性格のゆがみ」を矯正する事で、防げたと思うんですよね。
何しろ、小学2年から高校卒業まで10年間を児童養護施設で生活しているので、治療する時間は十分にあったと思うんですよね。

お金が必要なら税金を使ってください。無駄な公共事業などにお金を使うぐらいなら、こちらの対策に使ってもらいたいです。

とは言え、治療する前に、そもそも、被告の母親の虐待がなければ、この事件、起きなかったんじゃないの?って問題は残りますね。

結局はこの二つが重要と言う事になるんでしょうね。
A)児童虐待の早期発見と対応
B)被虐待児童のケアや治療の充実(メンタル面を含む)

でも、これを充実させるには、児童相談所の人員の拡充が必要で、お金が必要になると言うのは間違いなさそうですね。
とは言え、モンスター対応などは、お金だけでは解決できないかもしれませんね。
野田市の事件では親に脅されて、児相が一時保護を解除してるし、学校はアンケートの回答を見せたりしている。このあたりを改善する方法は専門家に考えてもらうしかないかもしれませんね。

亡くなった女児のご冥福をお祈りします。

参考リンク
東京都大田区蒲田3歳女児餓死事件その3(言い訳)
千葉県野田市小4女児虐待死事件その1(一報)

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2021/11/01

大阪府和泉市1歳児抗不安薬殺人事件?(逮捕送検)

大阪府和泉市の病院で昨年5月、入院中だった次女=当時(1)=に対し、治療に不要な薬物を投与したとして、大阪府警捜査1課と高石署は24日午前、母親(33)=大阪府高石市=を任意同行し、暴行の疑いで取り調べを始める事件が起きている。

次女は投与が疑われる時期の数日後に死亡。

捜査関係者によると、母親は昨年5月上旬、和泉市内の病院で、入院中の次女に何らかの方法で、薬物を摂取させた疑いが持たれているとのこと。
府警が次女の遺体を司法解剖した結果、母親に処方されていた抗不安薬の成分が検出されたとのこと。
この成分を乳幼児が大量に摂取すると、生命の危険性もあるとのこと。

次女は以前から無呼吸発作などの症状で入院を繰り返していたが、症状が安定して外泊が許された際や、病院で母親が近くにいる際に容体が急変するケースが頻発していたとのこと。

昨年2月には母親が自宅から「呼吸をしていない」と119番し、病院に搬送された。血中の酸素濃度が低下して意識がなく、以降は入院していたとのこと。

119番の約30分前には、次女の酸素濃度の異変をアラームで知らせる機器の電源が切られた形跡もあった。こうした状況から、府警は母親が次女に何らかの危害を加えた可能性があるとみて捜査していたとのこと。

捜査関係者によると、次女は生後間もない令和元年5月、無呼吸発作などの症状から大阪府南部の病院に入院。以降、母親の付き添い時や防犯カメラのない一般病棟で、原因不明の発作が起きるケースが続発したという。

不自然な容体の悪化が続いたことなどから、病院側は令和元年8月に虐待の可能性もあるとみて、管轄の児童相談所「岸和田子ども家庭センター」(同府岸和田市)に通報。同月下旬、センターは次女を一時保護したが、体に暴行の痕はなく、虐待を示す明確な状況も確認できなかったため、9月中旬に一時保護を解除した。しかし、約5カ月後の昨年2月上旬、次女は自宅で意識を失って病院に搬送、同5月に死亡した。

次女は薬物投与から間もない時期とみられる昨年5月8日に死亡した。

捜査関係者によると、母親は子供を病気にして自分に注目を集めようとする「代理ミュンヒハウゼン症候群(MSBP)」の可能性があり、府警は死亡の経緯を慎重に調べる。

逮捕容疑は昨年5月5日午前6時10分~同8日午前11時半ごろ、和泉市の大阪母子医療センターで、入院中の次女に何らかの方法で抗不安薬を投与したとしている。

薬の投与と死亡の因果関係はわかっていないとのこと。

母親は、「やっていない」と容疑を否認しているとのこと。

病院から連絡を受けた児童相談所は虐待の疑いがあるとして19年8月と昨年2月の2回にわたり、次女の入院中に母親が面会することを制限していた。2回目は死亡直前の5月6日に解除していたとのこと。

次女は昨年2月に自宅で心肺停止状態になり、母親が119番通報した。以降、脳死状態で同センターでの入院が続いていたとのこと。

薬は面会制限の解除前に投与されたとみられ、警察は母親が隠れて病院を訪れた可能性があるとみているとのこと。

大阪府高石市に住むアルバイトの33歳の母親は、去年5月、和泉市の病院で、入院中だった当時1歳の次女に対し、自らに処方されていた「抗不安薬」を投与した疑いで、逮捕、送検されたとのこと。

捜査関係者によると、次女は去年2月、心肺停止で病院に搬送されて以降、意識不明で、口から物を摂取できる状態ではなかったため、母親が自らチューブを次女の体につなぎ、薬を投与した可能性が高いとのこと。

時系列
2019年
05月   生後間もなく無呼吸発作などの症状から次女が入院
08月   病院が児相に通報、母親の面会を制限
08月下旬 次女を一時保護
09月中旬 一時保護を解除
2020年
02月   母親が119番通報。次女が搬送されたが以後入院、母親の面会を制限
05月05日06:10から08日11:30頃、抗不安薬を投与したとされる。
05月06日 母親の面会制限を解除
05月08日 次女が死亡
2021年
10月24日 母親を逮捕
10月25日 母親を送検(送検の日付が不明の為、ASKAの推定)

2021/11/03訂正
時系列の
「05月05日18:10から08日11:30頃、抗不安薬を~」を
「05月05日06:10から08日11:30頃、抗不安薬を~」に訂正

こんな事件ですが、正直なところ難しい事件になりそうです。
代理ミュンヒハウゼン症候群が疑われているのですが、証拠が無いですね。
目撃者もいない。とりあえず、事実としてあるのは、「次女の遺体を司法解剖した結果、母親に処方されていた抗不安薬の成分が検出された」と言うこれだけですね。
これだけだと、母親以外が投与した可能性が否定できないと思うんですよね。この抗不安薬が特殊な物で、日本では手に入らないとか、大阪ではこの母親にしか処方されていないと言う条件がないと、ちょっと難しい気がします。
一方で、「母親以外に犯行ができる人間はいない」と言う消去法的な論法が成立するかどうか?が鍵になるかもしれませんね。

あと、気になるのは、過去にも2008年に京都で代理ミュンヒハウゼン症候群による事件が起きているのですが、この時は1歳10ヶ月の五女にたいして殺人未遂事件が起きていたのですが、次女、三女、四女も幼くして病死しています。裁判では四女を死亡させ、三女と五女を重篤な状態にしたと認定されています。

何が言いたいかと言うと、今回の事件は次女に対する事件ですが、これが最初の事件なのか?が気になるところですね。

続報を待ちましょう。

参考リンク
京都点滴汚水殺人未遂事件

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2021/10/20

滋賀県大津市妹虐待死事件その2(少年院送致まで)

大津家裁は9月17日、第1種少年院送致とする保護処分を決定した。
 
決定によると、少年は7月22日ごろから8月1日にかけて、自宅で妹の顔や腹を殴ったり、蹴ったりするなどして死亡させた。少年は公園で、「妹がジャングルジムから落ちた」と近所の住民に119番を依頼していたが、虚偽とみられるとのこと。
 
裁判官は「原則として検察官送致とすべき事案で、態様は執拗かつ悪質」と指摘したとのこと。
 
家裁決定の概要
 
A)事件の数カ月前に母や妹との同居を始めたが、7月ごろから母が家に帰らない日が増え、妹の死亡までの7日間も不在だった。児童相談所などの公的機関も少年や妹がネグレクト状態に置かれていることを認識しながら一時保護などの措置も取られることなく、少年は一人で家事や妹の世話を余儀なくされたとのこと。
 
B)少年は妹に蹴られたことをきっかけに衝動的に暴力を振るい、妹の言動を改めさせたいという動機もあいまって暴力を振るうようになったとのこと。
 
C)少年は事件まで妹に暴力を振るったことがなかったなど、暴力的な傾向が高いとはいえない。幼少期から養育者が頻繁に入れ替わり、養育者から暴力やネグレクトを受けた成育歴の中で形成された少年の未熟な性格によるものと考えられるとのこと。
 
D)事件当時、閉鎖的な空間で、精神的に不安定な妹と2人だけで過ごし、頼れる人もいないまま、慣れない家事や妹の世話をする中で、少年が感じていたストレスは相当なものだった。事件の責任を少年のみに負わせるのは酷な面があるとのこと。
 
E)少年は事件を後悔する気持ちや妹に対する罪悪感は持っているものの、事件と真摯に向き合い、自身の問題点について内省を深めるまでには至っておらず、少年が責任を自覚し、罪を償い、真に更生するためには刑事処分ではなく、保護処分を受けさせることが適切であるとのこと。
 
こんなところですね。
こんな事になってしまったのは少年だけの責任ではないよね。って事ですね。
妹は6歳で小学1年ですね。さすがに6歳だから、トイレや食事は一人でできるだろうけど、小さい頃から一緒に生活していたなら別だけど、いきなり一緒に生活して6歳児の面倒を見ると言うは無理でしょうね。
 
兄は17歳で4月から同居を始めるが、家出をして戻ったのが7月、事件が起きたのが8月だから、同居して1カ月で事件が起きている。
しかも、8月はもう夏休みで妹は1日中家にいて、面倒を見ないといけない。その上、母親は1週間も戻らない。
まーちょっと考えれば、無理だろうと思いますね。
 
裁判長が原則、検察官送致にする所を曲げて少年院送致にしたのも妥当なところかもしれません。
 
この事件を防ぐにはと考えるに、前回は事件の原因は子供二人だけで生活させてしまった事だと考えました。
視点を変えると、兄にギブアップする方法を教える事も必要だったかもしれませんね。
「もう限界だから何とかして」と母親に伝える事ができたのであれば、何か対応する事ができたかもしれません。
 
直前の7月30日には母親が近所の知り合いに頼んで、兄妹の様子を見てもらって、お金も渡しているんですよね。
この時、兄と直接会話できていれば、「もう無理」って言葉が出たかもしれませんよね。
なぜ、直接話すことができなかったのか?経済的な理由があってスマホを兄に渡してなかったのか?
 
母親も無理なら無理で誰かに頼るしかないと思うのですが、一人で背負こんでしまったのかな?
 
とりあえず、子供だけ生活するような状況を作ってしまってはいけないと思う事件でした。
 

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2021/10/12

大阪府摂津市3歳児熱湯虐待死事件その1

大阪府摂津市のマンションで8月、交際相手の息子だった3歳の男児に熱湯をかけて殺害した疑いが強まったとして、大阪府警は9月22日、同居していた無職の男性容疑者(23)を殺人の疑いで逮捕する事件が起きている。

男児は以前に顔にけがをしている姿も確認され、目撃者らが虐待の疑いがあるとして行政に対応を求めていたとのこと。

捜査関係者などによると、容疑者は8月31日午後、マンション5階一室の風呂場で、男児に熱湯をかけて殺害した疑いが持たれている。

男児は全身に重度のやけどを負った状態で見つかった。容疑者と交際している母親は当時外出中だったとみられるとのこと。

容疑者は同日午後5時ごろ、「3歳の男児が浴槽内にいて意識と呼吸がない」と自ら119番した。駆け付けた救急隊員が裸のままぐったりしていた男児を病院に運んだが、間もなく死亡が確認されたとのこと。

別の報道では
救急隊員が駆けつけたところ、男児はリビングで倒れていた。すでに心肺停止状態で、頭から上半身にかけて皮膚がただれており、約1時間20分後に搬送先の病院で死亡したという。当時、母親は外出中だったとみられるとのこと。

調べに対し、「熱湯を故意に浴びせていません」と容疑を否認しているとのこと。

容疑者は昨年10月に男児の母親(23)と知り合って交際を始め、今年5月から3人で同居していた。事件当時、母親は外出していたとのこと。

容疑者は当時、府警に「うんちを漏らしておしりを洗うために風呂場に連れて行った。高温のシャワーを流して温度を上げていく遊びをしていた」などと説明したとのこと。

司法解剖の結果、男児の死因は熱傷性ショックで、高温の湯を5分以上浴びていた可能性があることが判明したとのこと。

捜査一課や摂津市消防本部によると、31日午後4時50分ごろ、容疑者が「浴室内で男児の意識がない」と119番通報した。

母親の知人女性によると、母親と容疑者が交際を始めたころから男児が通っていた保育所を休む回数が増え、今年4月ごろには、男児の頰に手でたたかれたような痕を見たという。女性が理由を尋ねると母親は「彼氏がたたいた。ばれたらあかんから、保育所は休ませている」と話したとのこと。

摂津市によると、母親は今年5月、市の担当者に「(容疑者が)手を上げて(男児に)あざができてしまった」と相談したとのこと。

担当者は母親と容疑者と面談して「決して手を上げないで」と諭し、容疑者は「わかりました」とうなずいたとのこと。

母親の友人によると「日常的にたたいている姿を(見た)。蹴ったり、怒鳴ったりは日常茶飯事。摂津市の生活保護の課に(交際相手の)男を離してほしいと言いに行った。虐待があるし、このままだったら男児が死んじゃうって(伝えていた)」とのこと。

男児の母親は夫と離婚後の2018年10月、男児とともに大阪府内の別の自治体から摂津市内に転居。20年秋ごろから松原容疑者と交際し、同居を始めたのは事件の約3カ月前だったとされる。

 知人らはマンションに遊びに行った際、松原容疑者が男児を怒鳴ったり、物を投げつけたりしている姿を目撃。顔に不自然な傷を確認したこともあった。21年6月には「虐待の可能性がある」と考え、摂津市役所の家庭児童相談課に男児の一時保護を求めていた。

 市によると、母親と男児は以前から「行政による継続的な見守りが必要な母子」とされていた経緯があり、支援担当者が毎月1~2回、母親と面会を重ねていた。

容疑者は容疑を否認していて、逮捕前の警察の調べに対しては「ふざけて、お湯の温度を徐々に上げて遊んでいた」と説明していたとのこと。

また、容疑者が逮捕前「以前にも同じ遊び方をした」と警察に話していたとのこと。。

男児の母親の知人らによると、容疑者は事件の数日後、知人らに当時の状況について「シャワーの温度は38度から上げ、最後は60度にした。その後、リビングでたばこを吸っていたら、男児が意識を失っていた」などと話していたとのこと。

母親の知人によると「『最初は38度のお湯を出して、男児がお風呂を出たり入ったり、キッチンとお風呂を出たり入ったりして、遊んでいた』と言っていて、けれど、だんだん男児が中におるのを確認しながら、『(浴室に)行く度に60度まで徐々に上げていった』って言ったんですよ。夏やのに『(浴室を)温めよう』として、お湯を出してたと。このくそ暑い8月に」

通報を受けた摂津市は、面会した母親から『問題はない』と回答され、児童相談所とも話したうえで「緊急性は高くない」と判断。男児にも目立った傷がなく、一時保護などの措置は取らなかったとのこと。

府警捜査1課によると、男児の遺体を司法解剖した結果、やけどは全身の広範囲に及び、上半身を中心に皮膚がただれていた。死因は重度のやけどに伴う熱傷性ショックで、熱湯を10分近くかけ続けられた可能性が高いことが判明。男児の遺体の状況から、熱湯をよけようとした形跡がなかったことも分かったとのこと。

一方の容疑者の体には熱湯を浴びたようなやけどの痕は見つからなかった。現場マンションの給湯器は台所にあるパネルで温度調節が可能で、37度から75度まで設定できるタイプ。府警は容疑者が男児の体を何らかの方法で固定し、自らの身を守りながら熱湯をかけ続けていた可能性もあるとみているとのこと。

事件の前、摂津市には複数回虐待を疑う通報が寄せられ、6月には母親の知人から「このままだと死んでしまう」と通報していた。

しかし市は、その後、容疑者への確認を一度もしていなかったとのこと。

(摂津市次世代育成部部長)「(Q交際相手に確認しなかったのはなぜ?)引き続き、子どもさん(男児)については、保育所等にも日々通われていた。お母さんからの説明を受けておりました」。

摂津市は、母親と連絡が取れていることなどを理由に「緊急性はない」と判断。

母親との面談の頻度は?
【摂津市次世代育成部】
「最近でいうと月2回以上のペースかな。心配ごとありませんか?とか、何か気になることありませんか?とか、直接交際相手からの暴力はありませんか?とか。その時々に必要な判断をして、子どもさんの生存確認と言いますか、そういうことも含めた対応をし継続した」とのこと。

容疑者が同居していることも把握しておらず、警察への通報はしていなかったとのこと。

母親とは、今年6月に第三者の通報があった日の前日にも市の担当者が面談をしてる。しかし、その時は特に変わった様子はなかったとのこと。第三者からの通報があった後も市の担当者が母親に電話をしましたが、『心当たりも心配事もない』と言っていたとのこと。

近隣住民の証言
「救急車が来る30分前ぐらいに『ぎゃあーっ』という声が2回ぐらい聞こえました。それまでも母親が叱るような声は聞いたことがありましたが、あの時の声はそれとは全然違った。驚いたとか怒られた時のような声ではなくて、痛みから出ざるをえないような、大きな“叫び声”だったんです。」とのこと。

通報は計4回
摂津市によると、最初は去年1月。男児が通っている保育所から、「あざやたんこぶがある」と報告があり、母親と面談。

しかし「思い当たる節が無い」と話したため、子供の行動に気を配るよう指導したとのこと。

今年4月、保育所から虐待が疑われる2度目の報告がありましたが、対応は指導のみ。

3度目は母親が相談。家庭訪問を行い、容疑者に対し指導し、本人も「分かりました」と話したとのこと。

心配した母親の知人は今年6月に報告。

市は情報提供についてはその都度、府吹田子ども家庭センター(児童相談所)に伝えていたという。市は「命が救えなかったことはしっかりと受け止めなければいけない」としつつ、「その時その時、適切な対応をしていた」としているとのこと。

対応を任されていたとされる吹田子ども家庭センターの児童相談所担当者は「『一時保護を検討してほしい』とか、『児相も一緒になってやっていただきたい』とか、(市からの要請は)残念ながらありませんでした」と説明したとのこと。

大阪府警は9月24日午前、男児の母親の交際相手で無職の男性容疑者(23)を殺人容疑で送検した。

容疑者と知人の会話(音声データ)
容疑者「『XXちゃん』って、リビングから呼んだんですよ。返事みたいなのがなかったから、急いで見に行って、浴室を開けたら、XXちゃんが浴槽じゃない方の床にうつぶせになってて」
知人「まず泣けへんかった? 声出さへんかった?」
容疑者「そこが、ほんまに聞こえてなくて」
知人「浴槽の扉は開いてる?」
容疑者「開いてます」

(母親の知人)
「(容疑者は)タバコ吸ったり色々してたと、リビングの方で。そしたら男児の返事が聞こえなくなったから、見に行ったら、体洗う所でうつ伏せ状態で、あわてて(母親に)電話をかけたと」

現場マンションにある給湯器は、水温を75度まで設定できるパネルが台所にあるが、3歳児の身長では届かない位置にある。事件直後に、府警がパネルの設定温度を確認した際は40度程度になっていたとのこと。

捜査関係者によると、警察が複数の医師に所見を求めたところ、男児はやけどを負ってからすぐに死亡した可能性は低いことがわかったとのこと。

容疑者が、やけどを負った桜利斗ちゃんを浴室からリビングに運んだあと数時間にわたって放置し、死亡させたとみているとのこと。

関係者によると、男児は8月25日以降、新型コロナウイルスの影響で保育園のクラスが閉鎖され登園していなかった。その後は自宅で過ごしていたとみられるとのこと。

捜査関係者によると、容疑者は救急隊が到着するまでの間、「男児の体を冷やした」と説明していたが、現場から体を冷やせるようなものは見つからなかったとのこと。

また、容疑者は事件の後、男児の母親の知人に同じ様な説明をしていたとのこと。

母親の知人女性「(救急隊員が容疑者に)『冷やすものありますか』と(電話で)話して、冷蔵庫のお茶のペットボトルを(男児の)体の上に置いたりして、『その時は心臓が動いていた』と言い出して」

捜査関係者によると、容疑者からの119番を受けた救急隊員が、裸の男児がリビングで倒れているのを発見。すでに心肺停止の状態で、死後硬直が始まっていたとみられるとのこと。

捜査関係者によると、男児の死因は全身の広範囲に及んだやけどに伴う熱傷性ショックで、特に頭部から上半身にかけての皮膚のただれが激しくなっていたとのこと。

容疑者が、事件から1週間後、母親の知人に次のように説明していたことがわかった。

容疑者「(救急隊が)到着したのが、(午後)4時50分くらい。(男児がやけどしたのは?)たぶん、10~15分ぐらい前」

市と児童相談所が事件約1か月前に男児の家庭について「第三者からの暴力を止められないネグレクト(育児放棄)」と判定していたことがわかった。その後も一時保護などの対応は取られず、従来通りの見守りが継続されていたとのこと。

市は7月16日、府吹田子ども家庭センター(児相)職員らと虐待が疑われる個別事案の対応を協議する会議で経緯を報告。市は、暴力を止められなかった母親の対応は、「ネグレクト」にあたると判断したと説明したとのこと。

摂津市職員との面談で母親は。虐待の事実はないと、知人たちの証言をくつがえすようなことを話した。同居していたにもかかわらず、容疑者について「週に1、2回来ている」とも説明したとされる。市は「たまに来る交際相手」と認識。「同居の実態は確認できず、(恒常的な)暴行の形跡もない」と判断したとのこと。

市長は9月28日に記者会見し、「男児の命を救えなかったことを重く受け止めている。児相に『(一時保護を含め)担当してくれ』ともっと強く言えなかったかとの思いはある」と説明。大阪府に設置される検証部会に協力するとともに、市も対応の是非について内部で調査する考えを明らかにしたとのこと。

市長は、担当者が91回にわたって母親との面談を重ねてきたとし、「自治体の役割の中でしっかりと取り組んできた」と釈明。「細心の注意を払って見守ってきたが、一時保護に至るまでの確証が得られなかった」とし、「なぜ児相に介入を強く求めなかったのかと私も思う」と悔やんだとのこと。

市などによると、今年4月28日、保育所の職員が男児の頭頂部にたんこぶを見つけた。市は母親に尋ねたが、「原因はわからない」との回答だったという。5月6日には母親から「容疑者が男児をたたいた」と相談があり、保育所が同11日に左耳付近にあざを確認した。

府のアセスメントシートの記入要領によると、たんこぶのような「原因不明の打撲傷」は、身体的虐待の疑いもありうるとみて、「重症度を判断」とされている。また「首から上における複数の打撲傷」は「最重度に該当する」との注記もある。

市は府と5月21日に開いた会議で、たんこぶについては「養育者の監護が不十分なため、けがが多い」とし、男児が自らぶつけたとの評価案を示し、府も了承した。あざもたんこぶとは関係がない単発のけがととらえ、「第三者からの身体的虐待の放置」と位置づけたとのこと。

市幹部は、昨年1月にも保育所が男児の頭にたんこぶを見つけ、母親が「目を離したすきに転んだと思う」と答えたことを踏まえたとし、「男児が自分でどこかにぶつけたのだろうと推測した」と説明したとのこと。

時系列
2018年
10月   母親が離婚後に男児と摂津市内に転居
2020年
01月   男児の保育所から報告
10月   容疑者が男児の母親と知り合い交際を始める
2021年
04月   男児の保育所から2度目の報告
05月   容疑者が3人で同居を始める
05月   母親が摂津市に容疑者が手を上げると相談(3度目の報告)
06月   知人が摂津市に男児の一時保護を求める(4度目の報告)
07月16日 市は母親はネグレクトにあたると判断したと会議で報告
08月31日
16:50頃 容疑者が119番通報
駆けつけた救急隊員が男児を搬送した。
18:10頃 男児の死亡が確認された。
09月22日 容疑者を殺人容疑で逮捕
09月24日 容疑者を殺人容疑で送検

こんなところですね。
こんな事件を見るたびに、無力だと痛感します。
こぼれ落ちていく小さな命を救えない事がやるせない。

市や児相の対応の問題の有無については検証委員会が出す答えを待つとして、我々にできる事を考えたいですね。

まずは、シングルマザーの方に知って欲しいのは、若い男と子供が二人だけになった時に事件が起きやすいと言う事ですね。
もちろん、ケースバイケースで誰でもそうなるわけは無いのですが・・・

事前に兆候としての身体的な虐待があるような場合は、警戒する必要がありますね。

一言で言ってしまえば、いつも書いている事ですが「交際相手は選べ」と言う事ですね。
子供の父親になれる男性なのか?を良く吟味して欲しいです。

そして、この事件ではどうかわかりませんが、母親が交際相手の虐待を隠蔽しようとする事も時々起きますね。
そんな時は周囲の人間が通報するしか方法がありません。
気付いたら躊躇無く、通報しましょう。
理由も無く保育園や幼稚園を休むなんてのは要注意です。
その意味ではコロナによる休校や休園などは盲点になるかもしれませんね。

亡くなった男児のご冥福をお祈りします。
今度生まれてくるときは普通の家に生まれて欲しいですね。

続報を待ちましょう

参考リンク

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2021/09/08

福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その6(8月10日までの報道)

続報です。
1)I容疑者から押収したスマートフォンや手帳に、A容疑者に現金を渡した日付や金額が詳細に記載されていたとのこと。
関係者によると、I容疑者は、A容疑者が見ていないときに、金額や日付だけでなく当時の状況や心境も記していたとのこと。県警は記載内容やI容疑者の供述から、架空の裁判費用などの名目で現金を繰り返し支払った経緯を把握していったとのこと。

2)現在、I容疑者は「洗脳が解けてとても苦しい」と話しているとのこと。一方、A容疑者は「I家の食事の管理は一切していない」と容疑を否認しているとのこと。

3)捜査関係者によりますと、A容疑者が取り調べに対し「I容疑者がしっかりしていないから、子どもが餓死した」と死亡は母親の責任だという趣旨の供述をしているとのこと。

4)三男は死亡する前に複数回、歩行困難などの異変が出て、I容疑者がA容疑者に伝えたにもかかわらず、A容疑者は「仮病」「寝れば治る」などと取り合わなかったとのこと。
捜査関係者らによると、三男がふらつくなどの症状が出たため、I容疑者はA容疑者に「体調が悪い」と訴えた。しかし、A容疑者は相手にせず、病院に連れて行かせなかったとのこと。
また、A容疑者は三男を名指しし、I容疑者に「一切食べさせるな」と指示していたこともわかった。三男は水だけで約10日間過ごしたこともあったとのこと。

5)三男が幼稚園に持っていく弁当は、前日の夕食を半分残したもので、19年10月ごろには幼稚園から痩せた理由を聞かれたため、A容疑者は虐待の発覚を恐れて退園させたとのこと。

長男と次男は学校給食でなんとか栄養を確保できていたが、三男が亡くなる約1カ月半前の3月初めには新型コロナウイルス感染拡大により学校が休校に。その間給食がないため家庭内の食事配分はさらに厳しくなり、三男の衰弱が進んだとみられるとのこと。

6)I容疑者によると「食品保存容器の中に詰め込まれた総菜やポテトサラダを1日で食べたら、(A容疑者に)すごく怒られた。その後、1個分を家族4人で何日かに分けて食べた」「食パンなら長男は1日3枚、次男は2枚、三男と私は半分ずつ」

7)その後の捜査で、I容疑者が「きょうも食べさせられなかったねごめんね」などと三男に向けて書いたメモが複数見つかっていた(スマホにメモが残されていた)

8)I容疑者は三男の死亡当日、三男が動かなくなった際、救急車を呼ぶより先にA容疑者に連絡していた。
I容疑者はその後、警察官に対し「床にうつ伏せに寝ていたのであおむけに戻して寝かせていた」と話し、異変には気付かなかったという趣旨の説明をしていたとのこと。
警察は、事件発覚を恐れたA容疑者がI容疑者に指示を出し、警察に説明させていた疑いがあるとみて捜査を進めているとのこと。

9)警察は、A容疑者が架空の裁判費用などの名目で、およそ1200万円を搾取し、旅行やブランド品の購入、パチンコなどに使ったとみて調べているとのこと。

10)A容疑者は、ある宗教団体の活動に熱心に参加していたとのこと。
別の報道では
I容疑者の代理人弁護士によると、A容疑者に勧められて事件当時は宗教団体に入っていたとのこと。

11)捜査関係者によりますと困窮に耐えかねたI容疑者がA容疑者に食べ物を差し入れるよう何度も懇願していたとのこと。
食事が十分にとれない中、「差し入れはないの?」というI容疑者にA容疑者は「ないよ」と答えることがあったとのこと。

12)捜査関係者によりますと、三男は病院に搬送される際、ヒトの活動に必要なエネルギーである血糖値が3mg/dlしかなかったとのこと。
医師によりますと、幼児の一般的な血糖値は空腹時で60mg/dl以上で、意識障害や体のまひなど後遺症のおそれがある「低血糖」の状態では40mg/dl以下だとのこと。これを下回るにつれ、命に危険が及ぶ可能性が高まりますが、三男の血糖値はさらに10分の1以下だったとのこと。

13)捜査関係者によると三男は亡くなる前の月、あわせて15日以上一切食事を与えられていなかったとのこと。

14)三男の祖母によると、昨年3月、I被告宅の明かりが夜も消えたままの日が続き、異変を感じて同12日に児相を訪れた。「三男は食べないと死んでしまう」と訴え、様子を確認して連絡するよう依頼したとのこと。
しかし、児相から連絡はなく、電話してもプライバシーを理由に説明してくれなかったとのこと。同31日、児相を再度訪問。「元気かだけでも教えて」「どうか孫は生かしてください」と求めたが、「ちゃんと見守りをしていきます」と回答されたとのこと。三男は、それから約20日後に亡くなったとのこと。

15)福岡地検は3月23日、十分な食事を与えなかったとして、保護責任者遺棄致死の罪で、母親のI容疑者(39)と知人のA容疑者(48)を起訴した。

同日に発表された祖母のコメント
「児相に行ってもプライバシーを理由に何も教えてもらえませんでした。プライバシーを守りつつ子どもの命を守らないと児相の意味がありません。児相を頼らずに玄関ドアを蹴破ってでも娘や孫達を救いに行けばよかったと後悔しています」とのこと。

16)福岡県は4月23日、関係機関の対応を検証する初めての会合を開いたとのこと。

17)児童相談所や自治体の対応などを検証する県の有識者検証部会が8月6日、報告書を公表した。体重減少などの兆候があったにもかかわらず、虐待リスクの判断が不十分だったと指摘したとのこと。
報告書は、19年10月以降、町や県の福祉事務所、児相が碇被告の自宅を繰り返し訪問したり電話連絡をしたりしていたにもかかわらず、「やせている」との情報があった三男の体重を不在などで確認できず、虐待のリスクも過小評価していたと指摘。また、訪問時にA被告から「I被告は体調不良で起き上がれない」などと言われて面談もできず、親族から「家に入れず子供たちと会えない」と相談を受けていたにもかかわらず、危険を認識していなかったと結論付けたとのこと。

時系列
2011年頃(推定)A容疑者が嫁ぎ先で借金を作り失踪、その後、篠栗町で再婚
2016年04月 二人が出会う
2018年05月 I容疑者に対してトラブルを捏造して示談金を要求
2018年10月 I容疑者は自由に使える現金がなくなる。
2019年05月 I容疑者が離婚
2019年06月~2020年06月まで詐欺や窃盗で現金等を搾取
2019年08月 三男の食事の量や回数を減らし始める
2019年09月 見守り対象になる
2019年秋  ガス代や家賃の滞納がはじまる
2019年10月 生活保護を申請
2020年
01月   三男が幼稚園を退園
02月   近隣住民が虐待を疑い警察に相談
03月05日 育児放棄で通告される。
03月11日 児相が家庭訪問
その後 I容疑者の親族から児相へ生存確認を相談していたが、児相は町に連絡していなかった。
03月下旬 三男が重度の低栄養状態
04月18日
18:30頃 三男が呼びかけに答えず、A容疑者に連絡
19:00過 A容疑者がI容疑者宅を訪問、三男が呼吸した事を確認して帰宅した。
22:00頃 A容疑者が「息をしていない」と再び連絡を受けて、再度訪問
22:12  A容疑者の夫が119番通報した。
23:33  三男の死亡が搬送先の病院で確認された。
その後  二人の兄弟は児相が一時保護した
その後  子供達は元夫と生活するようになる。
05月26日 A容疑者が子供を取り戻す裁判を起こすようにそそのかす
06月02日 A容疑者が架空の裁判手続きでI容疑者から葬儀代を含む現金12万を搾取
数日後  I容疑者がA容疑者の嘘に気づき、詐欺の被害届を出す
09月頃  A容疑者が3LDKで月6万5000 円のマンションに引っ越す
12月07日 A容疑者が詐欺容疑で逮捕
12月   A容疑者が詐欺容疑で起訴
2021年
03月02日 保護責任者遺棄致死で逮捕
03月03日 送検
03月23日 両容疑者を保護責任者遺棄致死で起訴

こんなところですね。
A容疑者は本当にひどい話ではあるのですが、このような人が珍しわけでは無いんですよね。
世の中にはこんな人が時々いると言う事を忘れてはいけません。
自分の周りにもいるかもしれない。そんな警戒心は忘れてほしくないですね。

事の詳細は公判で明らかとなるでしょう。
ただ、福岡県が検証をしているようですが、この教訓を今後に活かしてほしいですね。

亡くなった三男のご冥福をお祈りいたします。

続報を待ちましょう。

参考リンク
福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その5(3月7日報道)

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2021/09/06

滋賀県大津市妹虐待死事件(発生から家裁送致まで)

8月4日、小学1年の妹(6)に殴るなどの暴行を加えて死亡させたとして、滋賀県警は大津市内の無職少年(17)を傷害致死容疑で逮捕する事件が起きている。
少年は8月1日、市内の公園で「妹がジャングルジムから落ちた」と近所の人を通じて119番していたが、県警は遺体の状況などから少年の説明は虚偽だったとみているとのこと。

発表では、少年は7月下旬~今月1日、大津市内の自宅で、複数回にわたって妹の腹や背中を殴ったり蹴ったりする暴行を加え、右副腎破裂などのけがを負わせ、同日に外傷性ショックで死亡させた疑いが持たれている。

少年は妹と母親と3人暮らし。少年は8月1日午前9時40分頃、市内の公園のそばの民家に駆け込み、「ジャングルジムから妹が落ちた」と通報を依頼し、妹は搬送先で死亡が確認されていたとのこと。

少年の妹は1日、大津市内の公園で倒れているのが見つかり、病院で死亡が確認されたとのこと。

午前9時40分頃、少年は近所の民家に「妹がジャングルジムから落ちた」と助けを求め、その住人が救急車を呼んだ。妹はすぐさま病院に搬送されたが、1時間後に「外傷性ショック」による死亡が確認されたとのこと。

妹の背中や手足などには約100か所の皮下出血があったとのこと。
司法解剖の結果、ろっ骨が複数か所折れていて、全身におよそ100か所のあざが見つかったことから、少年が暴行を加えた疑いが強まり、逮捕したとのこと。
司法解剖の結果、内臓が一部破裂しており死因は外傷性ショックと判明したとのこと。

警察は、少年の認否について明らかにしていないとのこと。

児童相談所の説明では、少年と妹は、家庭の経済的な理由でそれぞれ県外の別の児童養護施設で生活し、3人が一緒に暮らすのは4月以降がほぼ初めてだったとのこと。
また、母親は「兄が妹の面倒を見てくれている」と話していたとのこと。

児童相談所や県警によると、兄妹は7月21日、大津市内のコンビニに来店。未明だったため店員が不審に思い110番した。大津署から「夜間徘徊」などとして連絡を受けたセンターは母親に連絡し、深夜の外出をやめさせるよう指導。その際、妹に目立ったけがなどは確認されず、母親からは兄妹の不仲の話などはなく、センターは直ちに身体への危険性はないと判断し、大津署が自宅に送り届けたとのこと。

児童相談所は今月4日に母親と面談し、家庭状況や養護について聞き取る予定だったとのこと。「もう少し早く面会していればという思いもあるが、兄の暴行は想定できず、通告以降の対応はやむを得なかった」としているとのこと。

7月21日に兄と妹が深夜徘徊していたことがわかり、児童相談所がネグレクト(育児放棄)の疑いがあるとして母親と8月4日に面談する予定だったとのこと。

傷害致死の疑いで4日に逮捕された大津市の無職の少年・17歳は、5日に大津地検に身柄を送られたとのこと。

警察に対し少年が、公園で妹と一緒に遊んでいたとしたうえで、「落ちるところを見た」と話していたことから、妹は転落死したとみられていたとのこと。

通報した男性は「駆け込んできた時の兄はかなり混乱していた様子で、兄と一緒に公園までついていったところ、青ざめて倒れていた女の子がいた」と話したとのこと。

児相は5~7月、自宅や妹が通う小学校を5回訪問。妹と最後に面会したのは7月20日だったが、けがをしている様子はなく、母親も少年と妹が不仲という話はしていなかったとのこと。

逮捕された少年が、滋賀県警の調べに対し、容疑を認め、「妹の世話をするのがつらかった」との趣旨の供述をしているとのこと。
関係者によると、少年は、だだをこねるなどした妹にかっとなった、との趣旨の供述もしているとのこと。

不動産関係者によると、4月に3人で暮らし始める前は、母親が夫と2人で住んでいたとのこと。
母親と夫が引っ越してきたのは昨年の10月頃でした。60歳くらいで体格のいい短髪の旦那さんと、40歳くらいで色白の奥さんの2人でした。当初から『いずれ子どもと一緒に住むかもしれない』と話していました。あの家は賃貸で家賃は5万円ほどですが、3人で暮らしはじめた4月頃から家賃が滞納されていたと聞いているとのこと。子供たちが来てからは、旦那さんの姿はあまり見かけていないとのこと。

少年(17)が容疑を認め、「連続で何十発も殴ったり、蹴ったりすることもあった」との趣旨の供述をしているとのこと。
捜査関係者によると、少年は「7月22日から暴行するようになった」などとも供述しているとのこと。

母親が留守がちで、少年と妹は千円の食事代だけで1日を過ごす日があったことも判明。大津市の小学校では7月20日に終業式があり、夏休みに入って妹を世話する時間が増えたことが暴行につながった可能性もあるとのこと。

母親によると「7月22日から事件当日までは、仕事で借りている大阪の家にほとんどいました。すぐに帰る予定だったのですが帰れない日が続き、長男にある程度のお金は渡していたのですが心配になり、7月30日には近所の知り合いに頼んで様子を見てもらいました。お金が足りなかったら渡してほしいと頼んだら、1000円だけ渡してくれたそうです。ご飯も作り置きはしていましたが、長男に頼りすぎていたのかもしれません」とのこと。

「私は5度の結婚歴があります。子供は17歳の長男と高校1年生の次男、それに6歳だった死亡した長女と3歳になる三男の4人です。長男と次男の父親が同じで、長女の父親は別の男性です。3歳の子どもの父親が、今の夫です。次男と三男は今も施設で生活しています」とのこと。

少年は取り調べに対して『妹の世話が辛かった。泣いてうるさかった』『言うことを聞かなかったので、髪の毛を引っ張ったり叩いたり踏みつけたりした』『自分がやりました。母はやってない』と供述したとのこと。

知人によると
母親は大阪出身で41歳。最近まで介護施設に勤務していましたが、今年5月に退職。その頃から経済的には苦しい状況だったようだとのこと。

4月に長女を施設から引き取って3人で暮らす予定でした。しかし少年が母親と一緒に暮らすことを希望したとのこと。4月からしばらくの間は母親、現在の夫、少年、長女の4人で生活していたようだとのこと。

しかし4人で暮らし始めてすぐに、少年が『交際している女性と同棲する』と言って家を出ていったとのこと。その後6月には、夫婦関係が悪化して夫も家を出たとのこと。7月になって長男が戻ってきたため、事件が起きた当時は母親、長女、長男の3人暮らしになっていたとのこと。

大津地検は8月25日、傷害致死の疑いで、少年を大津家裁に送致した。地検は少年の認否や処遇意見などを明らかにしていないとのこと。
家裁は同日、少年審判の開始と9月7日までの観護措置を決めたとのこと。

県警の取り調べに容疑を認め、動機について「妹の世話をするのがつらかった」「ちょっかいをだされ、かっとなった」などの趣旨の供述をしているとのこと。

児相は、母親と定期的に面会していたものの事件は防げず、県が8月30日、医師や弁護士などの専門家からなる検証部会を開いたとのこと。
他府県の児相との連携の在り方や、母子の同居を決定した判断が適切だったかなどについて話し合われたとのこと。

時系列
2020年
10月頃  両親が現在の家に引っ越してくる。
2021年
04月   母親、現在の夫、妹、兄の4人が同居を始める。家賃が滞納されていた。
その後  兄が交際女性と同棲する為に家を出る。
05月   母親が介護施設を退職
06月   現在の夫が家を出る。
07月   兄が家に戻る。
07月20日 児相が妹の学校を訪問したが、暴行の形跡はなかった。
この日が小学校の終業式、翌日から夏休み
07月21日 深夜に妹と少年がコンビニにいて、児童相談所に通告されていた
07月22日 少年の妹への暴行が始まる、母親が仕事で事件当日まで不在となる
07月30日 近所の知り合いが少年に1000円を渡す
08月01日
09:40頃 ジャングルジムから妹が落ちたと通報
10:40頃 妹は搬送先の病院で脂肪が確認された。
その後   司法解剖の結果、事故死を否定
08月04日 兄を傷害致死容疑で逮捕
08月25日 家裁に送致、観護措置を決定。

こんな事件ですね。
正直なところ、17歳の兄と6歳の長女の二人の子供だけで生活させてしまったのが、事件の原因ではないだろうか?と考えています。
母親にも、夫が家を出たり、仕事を退職したりして経済的に行き詰っているという事情はあったと思いますが、それなら、6月、7月で結局、経済的な理由で同居できない、育てられないという事で、子供を施設に戻す事ができたんじゃないのかな?
17歳の兄が同居したいと言っても、それを現在の夫が受け入れられるのか?というのも、よく話し合う必要があったように思います。
夫が家を出た理由はわかりませんが・・・現在の夫の子供も施設に入っているんですよね?
そこもちょっとわかりません。自分の子供を施設にいれたまま、自分と血のつながらない長女と同居する理由って何なんだろう?

わからない事ばかりですが・・・
人生は慎重なぐらいがちょうど良いのかもしれないですね。そして家族計画は大切ですよねって事ですね。

亡くなった女児のご冥福をお祈りします。

参考リンク
滋賀県大津市妹虐待死事件その2(少年院送致まで)

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2021/08/10

福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その5(3月7日報道)

1)昨春の事件後も金をだまし取っていたA容疑者は、昨年9月ころ、篠栗町にあるオートロックの3LDKで月6万5000 円のマンションに、夫や3人の子どもと引っ越していた。

2)捜査関係者によると、三男の死後、I容疑者には葬儀代を含む公的扶助が支給された。A容疑者は死亡の約2カ月後に架空の裁判手続き名目でI容疑者から現金を詐取したとして、昨年12月に起訴された。

3)I容疑者(39)の三男は昨年4月18日、餓死した。捜査関係者らによると、兄2人は児童相談所が一時保護した後、元夫側で暮らすようになった。

知人のA容疑者(48)は同5月26日、兄2人の引き取りを希望するI容疑者に対し、元夫を相手に裁判を起こすよう持ちかけた。「ボス」と呼んでいた共通の「ママ友」がその手続きを行うと偽り、「ボスが裁判の書面代が必要と言っているけど、どうする」と要求した。さらに、A容疑者は同6月2日、「書面代が12万円かかるって言っているけど、どうする」と再び迫り、I容疑者は同日、生活保護費などから12万円を渡したとのこと。

I容疑者はその数日後、一連の金銭要求の発端となったママ友とのトラブルが虚偽だったことを知った。県警の調べで、A容疑者が吹き込んでいた元夫の浮気などの事実もないと分かり、詐欺の被害届を出す際には、捜査員に「だまされていた。許せない」と話したとのこと。

福岡県警は同12月7日、裁判手続き名目でI容疑者から12万円をだまし取ったとして、A容疑者を詐欺容疑で逮捕した。

4)捜査関係者によるとA容疑者はI容疑者からおよそ1200万円を搾取していたとみられていて、家族旅行やブランド品の購入のほか、
パチンコなどの遊興費として使っていたとのこと。

5)昨年4月18日、碇容疑者の三男の搬送を担当した粕屋南部消防組合消防本部(福岡県志免町)の記録にはこう記されている。現場からの通報などを基に書かれたもので、心肺停止の理由については、医師の所見として「低血糖」と記載されていたとのこと。

6)I容疑者を知る関係者などによると、三男に異変が起きたのは同日午後6時半頃。小学生の兄2人と遊んでいたが、部屋の中でうずくまり、動かなくなった。I容疑者は、料金の未払いで、自宅でスマートフォンが使えなかったため、近くのコンビニエンスストアに行き、公衆無線LANを使い、無料通信アプリ「LINE(ライン)」でA容疑者に「様子がおかしい」と連絡したとのこと。

午後7時過ぎ、A容疑者はI容疑者宅を訪れた。三男の足に触ると反応があったため、A容疑者は「大丈夫、大丈夫」と話して帰っていったとのこと。

ただ、三男は呼びかけへの反応も鈍く、意識ももうろうとしていた。布団に横たわり、兄が米粒を口元に運んだが、食べなかった。午後10時頃、I容疑者は、三男が息をしていないことに気づいた。再びA容疑者に連絡するため近所の店舗に駆け込み、電話を借りて「三男が息をしていない」と伝えたとのこと。

A容疑者とその夫が到着し、午後10時12分、119番した。三男は午後11時33分、死亡が確認されたとのこと。
同消防本部の記録には、三男はあばら骨が浮き出るほどやせ細った状態を示す「るいそう」があったと書かれていたとのこと。

7)県警の発表によると、I容疑者は「母親として守ってやれればよかった」と供述し、A容疑者は「食事の管理は一切していない」と否認しているとのこと。
I容疑者の関係者によると、I容疑者は「(搬送時に)何で(A容疑者に)連絡したんだろう」と話しているとのこと。

8)捜査関係者によると2018年5月頃にA容疑者が『他の保護者からIの子供のトラブルのことで訴えられている。解決のためにはカネが必要。暴力団とつながりのある“ボス”がトラブルを解決する』などと架空のトラブルをでっちあげ、約50万円をIから詐取したとのこと。

その次は『Iの夫が浮気をしている』と嘘をつき、『浮気相手のキャバ嬢が妊娠した。キャバ嬢のバックにいる暴力団と交渉しているので慰謝料が必要』『お前の夫の浮気調査費用を“ボス”が立て替えている』『夫との離婚裁判で書面代が必要』などとありもしない話を次々にIに信じ込ませ、カネを引っ張った揚げ句、ついには2019年5月に離婚に追い込んだとのこと。

9)痩せ細っていく三男を不審に思った幼稚園の関係者がたびたびIの自宅を家庭訪問していたとのこと。
「Iの自宅に家庭訪問すると、なぜかAが家にいて抗議して追い返した。2019年11月、三男が通う幼稚園や兄2人が通う学校からも、行政サイドへ問い合わせがあった。『子供たちの体重減少が気になるが、母親と連絡が取りにくくなっている』との情報を受け、町や児相などがIの家庭を“見守り対象”にした。それでも(関係機関の)担当者がI宅を訪ねると、AがIの代わりに対応し、『母親(I)は対人恐怖症だ』などと言って、面会を拒否することもあったとのこと。

10)男児が救急搬送された際、AがIに対し、病院内で「警察にボスのことは言うな」などと口止めをした疑いがあるとのこと。県警は、男児の死をきっかけに、架空の話を用いた母親への金銭要求が発覚することをAが恐れ、隠蔽しようとしたとみているとのこと。

当時のA容疑者の言動について、I容疑者は「自分はそれどころじゃないのに、こんなことを言うんだと思った」と関係者に話しているとのこと。

A容疑者は別の日には、生活困窮の理由を「パチンコで使った」と説明するよう求め、2人がやりとりしたスマートフォンを壊すよう指示したとのこと

11)A容疑者にボスに仕立て上げられた女性によると
「ボスと呼ばれる心当たりはありますか」。事件を捜査する福岡県警から連絡があり、事情聴取を受けたとのこと。
担当刑事は、A容疑者が女性をボスと呼び、「ボスが怒るから食べすぎたらいけない」「12台の監視カメラでボスが見張っている」などとI容疑者を怖がらせていたと説明した。全く身に覚えがなく、驚愕したとのこと。A容疑者が他のママ友たちにも名乗っていた「A」は偽名で、年齢を10歳以上若く偽っていたことも知らされたとのこと。

逮捕前にA容疑者と会った際に問い詰めた。A容疑者は「ボスと呼んだのはあの女(I容疑者)。私は弁護士を雇ってる」などと言い、悪びれる様子はなかったとのこと。

県警は携帯電話の通話履歴や口座の記録なども調べ、女性が事件に関与していないと断定しているとのこと。
捜査関係者によると、A容疑者はI容疑者に「ボスが怒るから話し掛けない方がいい」と指示し、女性と接触させないようにしていたとのこと。

時系列
2011年頃(推定)A容疑者が嫁ぎ先で借金を作り失踪、その後、篠栗町で再婚
2016年04月 二人が出会う
2018年05月 I容疑者に対してトラブルを捏造して示談金を要求
2018年10月 I容疑者は自由に使える現金がなくなる。
2019年05月 I容疑者が離婚
2019年06月~2020年06月まで詐欺や窃盗で現金等を搾取
2019年08月 三男の食事の量や回数を減らし始める
2019年09月 見守り対象になる
2019年秋  ガス代や家賃の滞納がはじまる
2019年10月 生活保護を申請
2020年
01月   三男が幼稚園を退園
02月   近隣住民が虐待を疑い警察に相談
03月05日 育児放棄で通告される。
03月11日 児相が家庭訪問
その後 I容疑者の親族から児相へ生存確認を相談していたが、児相は町に連絡していなかった。
03月下旬 三男が重度の低栄養状態
04月18日
18:30頃 三男が呼びかけに答えず、A容疑者に連絡
19:00過 A容疑者がI容疑者宅を訪問、三男が呼吸した事を確認して帰宅した。
22:00頃 A容疑者が「息をしていない」と再び連絡を受けて、再度訪問
22:12  A容疑者の夫が119番通報した。
23:33  三男の死亡が搬送先の病院で確認された。
その後  二人の兄弟は児相が一時保護した
その後  子供達は元夫と生活するようになる。
05月26日 A容疑者が子供を取り戻す裁判を起こすようにそそのかす
06月02日 A容疑者が架空の裁判手続きでI容疑者から葬儀代を含む現金12万を搾取
数日後  I容疑者がA容疑者の嘘に気づき、詐欺の被害届を出す
09月頃  A容疑者が3LDKで月6万5000 円のマンションに引っ越す
12月07日 A容疑者が詐欺容疑で逮捕
12月   A容疑者が詐欺容疑で起訴
2021年
03月02日 保護責任者遺棄致死で逮捕
03月03日 送検

こんなところですね。
だいぶ詳細な情報が出てきましたが、A容疑者の図太さがずば抜けていますね。
三男が死亡して、おそらく事件化する事を予見していながら、三男の葬儀代を、子供を取り戻したい気持ちを利用して騙し取るなんて、ちょっと想像を超える図太さですよね。
まー記事には書いてないのですが、約20年前にA容疑者の両親が近隣住民に借金をしたが、それを踏み倒して夜逃げするなんて事もあったようで、幼少期からそんな荒事に、もまれて育ったので、図太い性格になってしまったのかな?

ただ、I容疑者については、もう気の毒で仕方が無いと言う印象です。
A容疑者の嘘に騙されて離婚に追い込まれて、その上、極貧生活で子供まで餓死、そして、他の子供も夫の元で生活するようになり、I容疑者本人も犯罪者となってしまった。

Aの嘘で全てを奪われてしまった。
まーそれだけA容疑者が上手かったと言う事なんでしょうね。

何度も書きますが「友人と恋人・結婚相手は選びましょう」と言う事ですね。

参考リンク
福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その4(3月5日報道)
福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その6(8月10日までの報道)

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2021/08/02

福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その4(3月5日報道)

1)関係者によると、2人は子どもが同じ幼稚園に通う縁で知り合い、A容疑者は18年5月ごろから、I容疑者に「悪口を言われている」「LINEのグループから外されている」などとだまし、他のママ友たちと疎遠にさせたとのこと。

さらに「ママ友たちが(子どものしつけを巡る)裁判を起こしたので、(I容疑者が)しつけをちゃんとしなかったら罰金を払わないといけなくなった。ママ友たちは、外でずっと見張っている」とうその話を作り上げた。I容疑者は信じ、A容疑者を頼って他の友人たちと付き合わなくなったとのこと。

2)亡くなった三男にも「留守番の練習」として自宅で1人にし、無断で外に出たり食べ物を口にしたりすると、罰として食事を与えず、押し入れに閉じ込めたこともあったとのこと。

3)A容疑者は知人に対しては「(I容疑者宅は)電気が止まっていて、食べ物を持って行ってやりよる」と説明していた。鍋を運ぶ姿を見た近所の住民は「親族でもないのに、面倒見が良い人と思っていた」と話す。A容疑者はまた、友人に「(I容疑者が)男性にのぼせて借金を作った」と架空の話を吹聴したこともあったとのこと。

4)関係者によると、I容疑者は、19年10月から三男が死亡する20年4月までの7カ月間で生活保護や児童扶養手当などに加え、家賃滞納による強制退居で支給される臨時の引っ越し費用など計約230万円の公的扶助を受給。同5月には事後払いの約20万円の葬儀代を含む50万円以上が口座に振り込まれたとのこと。

しかし、これら収入の大半は、元夫に慰謝料を求める裁判や浮気調査の費用という名目でA容疑者がだまし取ったとみられ、I容疑者の手元に生活費はほとんど残らず、ガスが止められるほどだったとのこと。


5)I容疑者(39)の親族が、男児の死亡約1カ月前から複数回にわたって、福岡児童相談所(同県春日市)に一家の生存を確認するよう訴えていたとのこと。児相は篠栗町とともに実施した3月3日の記者会見で、この事実を公表していなかったとのこと。

児相の所長は、記者会見では目視などで確認しなかったケースは公表の対象外としたと説明。「訴えの直前に生存確認ができていたので児相として直ちに面会の必要がないと判断した」と釈明したとのこと。

別の報道では
I容疑者(39)の親族が福岡児童相談所(春日市)に生存確認などを複数回訴えた相談を、児相が町に一度も伝えていなかったとのこと。

児相と町は児童福祉法に基づく要保護児童対策地域協議会の構成組織。町によると、児相が遠方にあることから、安全確認は町の担当部署が行う取り決めになっているとのこと。

6)捜査関係者によりますと、三男(当時5歳)が亡くなった去年4月18日午後6時半ごろ、母親のI容疑者(39)は、呼びかけに応じない三男に気付いたとのこと。

しかし、すぐに119番通報せず、コンビニエンスストアのWi-Fiを使って、「ママ友」だったA容疑者(48)に電話で連絡していたとのこと。

A容疑者は、三男が動いたのを確認し帰宅しますが、「息をしていない」と再び連絡を受けて夫とともに訪れたとのこと。

最終的に119番通報をしたのはA容疑者の夫で、I容疑者が異変に気付いてからおよそ4時間後の午後10時すぎだったとのこと。

別の報道では
捜査関係者によりますと、去年4月、母親のI容疑者は三男が動けなくなったことに気づき、A容疑者に連絡しました。A容疑者は三男が呼吸をしているのを確認すると「大丈夫」と告げ、その場を後にしたとのこと。I容疑者はその後も119番通報せず、三男は数時間後に死亡したとのこと。

7)I容疑者は消費者金融からも数百万円を借りていたとのこと。

8)I容疑者は「警察に元夫の浮気については話すな」「葬儀に親族を呼ぶな」とA容疑者に指示されたとも供述。I容疑者はA容疑者から「夫が浮気をしている」と聞かされ、一昨年5月に離婚したが、県警は元夫が浮気をした事実はないことを確認しているとのこと。

9)三男の死後、I容疑者はもう1台の携帯電話で毎朝「おはよう」とメッセージを送るよう求められたとのこと。A容疑者は「あなたは母親だから逮捕される」と話し、毎朝のメッセージはI容疑者が警察に逮捕されたかを知るためのものだと説明したとのこと。

捜査関係者によると、両容疑者は三男の死の前後に携帯電話で連絡を取り合っていた。三男の死後、警察の聴取を受けたI容疑者は自分の携帯電話1台を破壊。「A容疑者の指示だった」と供述しているとのこと。

10)親族によると、A容疑者は当時、元夫と義理の両親と4人で暮らした。元夫の1カ月分の給料を数日で消費するなどし、義母から厳しく注意されたことがあったとのこと。

ある朝、A容疑者は車で家を出た。その際、親族が「何時に帰るのか」と聞いたところ、「分からない」と答え、そのまま行方が分からなくなったとのこと。その後、A容疑者が元夫の名義で消費者金融から借金をしていたことが判明。使っていた義父名義の携帯電話の月間料金も約20万円に上るなど、請求書が次々と届いたとのこと。

元夫と義理の両親は数年がかりで返済。A容疑者とは連絡が取れず数年後、容疑者方の親族を通じ離婚手続きをしたとのこと。

A容疑者は福岡県篠栗町で再婚した。知人らに「元夫からDV(ドメスティックバイオレンス)を受けたので、約10年前に篠栗町に逃げてきた」と話していたという。元夫の親族は「DVの事実はない」と反論しているとのこと。

11)関係者によると、親族らは2018年6月ごろから、I容疑者が周囲の様子をしきりにうかがったり、同年9月に親族の一人から約80万円を借金したりしたことから、異変に気付くようになったとのこと。

その後、A容疑者は「旦那さんが浮気している」とだまし、I容疑者はこれを信じて19年5月に離婚した。他の親族についても「裏切られているよ」などと不信感を植え付け、I容疑者は親族と連絡を取らなくなった。ほとんどの親族に、離婚の事実や転居先も伝えていなかったとのこと。

転居先を見つけた親族は、夜になっても部屋の電気がつかないことや、手紙や荷物を送っても返送されてくることを心配。三男が亡くなる1カ月前の20年3月からは、県福岡児童相談所に「子どもたちが元気なのか確認してほしい」などと繰り返し相談していたとのこと。

時系列
2011年頃(推定)A容疑者が嫁ぎ先で借金を作り失踪、その後、篠栗町で再婚
2016年04月 二人が出会う
2018年05月 I容疑者に対してトラブルを捏造して示談金を要求
2018年10月 I容疑者は自由に使える現金がなくなる。
2019年05月 I容疑者が離婚
2019年06月~2020年06月まで詐欺や窃盗で現金等を搾取
2019年08月 三男の食事の量や回数を減らし始める
2019年09月 見守り対象になる
2019年秋  ガス代や家賃の滞納がはじまる
2019年10月 生活保護を申請
2020年
01月   三男が幼稚園を退園
02月   近隣住民が虐待を疑い警察に相談
03月05日 育児放棄で通告される。
03月11日 児相が家庭訪問
その後 I容疑者の親族から児相へ生存確認を相談していたが、児相は町に連絡していなかった。
03月下旬 三男が重度の低栄養状態
04月18日
18:30頃 三男が呼びかけに答えず、A容疑者に連絡
その後、A容疑者がI容疑者宅を訪問、三男が呼吸した事を確認して帰宅した。
その後、「息をしていない」と再び連絡を受けて、再度訪問
22:00過 A容疑者の夫が119番通報した。
その後  二人の兄弟は児相が一時保護した
2021年
03月02日 保護責任者遺棄致死で逮捕
03月03日 送検

こんなところですね。
逮捕容疑は保護責任者遺棄致死なのですが・・・殺意は立証出来なかったかな?
三男の死亡前後のA容疑者の行動はちょっと微妙なんですよね。

呼びかけに答えない状態で、呼吸しているからと言って放置しているのは、未必の故意にならないのだろうか?
体重は平均の半分ですから、見た目にも痩せて衰弱しているのは見て取れたと思うんですよね。

そして、死亡前後のやりとりをした携帯を破壊させたのは、連絡内容を隠そうとしたわけで、A容疑者自身が犯罪性がある事を自覚していたと言う事でしょう?
そして、I容疑者の逮捕状況を調べる為に毎日メールさせていたのも、捜査状況を知る為ですよね。

いずれにせよ、殺意はともかくとして、犯罪としては自覚していたんでしょうね。

さらに、10年前の「前の結婚の時」には、借金を作って逃げるという大胆な事もしてますね。
この時の経験が今回の大胆な犯行の基礎になっているのかもしれません。

このあたりを見ると、元々A容疑者に浪費癖があって、その上で狡猾にお金を巻き上げる事に長けている印象です。
A容疑者については、今回の事件以外にも余罪がありそうなので、しっかり捜査をお願いしたいですね。

あと、この事件でも児相の対応にちょっと問題がありそうです。
I容疑者の親族が生存確認を複数回、児相に相談しているのに、これに対する対応をしていません。
三男が死亡する1ヶ月前の事ですから、もし面会していれば異変に気づくことができたかもしれませんね。
実際の現場の確認は町に依頼していたので、児相は連絡するだけだったはずですから、メールやFAXで済む話だと思うんですが、何か理由があったのかな?
理由としては「訴えの直前に生存確認ができていたので児相として直ちに面会の必要がないと判断した」と言う事ですが、親族が生存確認を相談したのは1度じゃないわけで、この説明は最初の1度目は有りだけど、その後の相談を無視する理由にはならないと思うのですが・・・
まー、親族の危機感が児相には伝わらなかったと言う事なんでしょうね。

参考リンク
福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その3(3月4日報道)
福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その5(3月7日報道)

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2021/07/28

福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その3(3月4日報道)

1)捜査関係者によると、両容疑者は16年、同じ幼稚園に子供を通わせていて知り合った。A容疑者は18年5月頃から「あなたの子が他の子に石を蹴る」などとトラブルを装い、示談金名目で現金を要求。I容疑者は、消費者金融などから数百万円を借金し、計約1200万円を渡していたとのこと。

2)A容疑者は共通の「ママ友」の女性について、暴力団と関係があるボスと呼び、トラブルの解決に動いたと説明した上、「ボスが室内の10か所以上に監視カメラを設置して見張っている」と言って、うそを信じ込ませていたとのこと。

3)関係者によると、I容疑者は18年10月頃には自由に使える現金がなくなり、事件当時は「その日を生きるのに必死だった」と説明している。三男の死亡直前は、A容疑者から「寝たらだめ」と言われ、衰弱していたとのこと。

4)捜査関係者によると、I容疑者は生活費の工面などで離婚をためらうことがあった。だが、A容疑者が「私が食事の面倒は見るから」「夫の浮気を理由に裁判をすれば金を取れる」などと仕向けたとのこと。

5)A容疑者からの金銭要求に応じたI容疑者の貯蓄はすぐに底をつき、19年秋頃にはガス代や家賃の支払いも滞るようになった。生活保護費や元夫からの養育費なども、ほとんどがA容疑者に渡っていたとみられるとのこと。

I容疑者は複数の消費者金融で借り入れし、自家用車も売却して金を工面。疎遠だった中学時代の同級生に借金を申し込むこともあったとのこと。

三男の異変に気づいた時も携帯電話が通話できなかったため、A容疑者に通報を依頼していたとのこと。

6)三男が無断で食べ物を口にすると、母親のI容疑者が罰として押し入れに閉じ込めたり、たたいたりしていたとのこと。こうした虐待行為はA容疑者の指示だったとみられるとのこと。

7)A容疑者はI容疑者や三男に対し「食べ過ぎたらいけない」などと指示し、守らなければI容疑者を屋外に長時間立たせたり、睡眠をとらせなかったり、罰を科していたとのこと。

8)容疑者(39)が、A容疑者(48)に渡す金を工面するため、私物をフリーマーケットアプリで売却するなどしていたとのこと。

時系列
2016年04月 二人が出会う
2018年05月 I容疑者に対してトラブルを捏造して示談金を要求
2018年10月 I容疑者は自由に使える現金がなくなる。
2019年05月 I容疑者が離婚
2019年06月~2020年06月まで詐欺や窃盗で現金等を搾取
2019年08月 三男の食事の量や回数を減らし始める
2019年09月 見守り対象になる
2019年秋  ガス代や家賃の滞納がはじまる
2019年10月 生活保護を申請
2020年
01月   三男が幼稚園を退園
02月   近隣住民が虐待を疑い警察に相談
03月05日 育児放棄で通告される
03月11日 児相が家庭訪問
03月下旬 三男が重度の低栄養状態
04月18日 三男が餓死
その後  二人の兄弟は児相が一時保護した
2021年
03月02日 保護責任者遺棄致死で逮捕
03月03日 送検

こんなところですが・・・・
知ればしるほどに、I容疑者は理不尽な要求をされているんですよね。
I容疑者が依存性が強い性格だったのかな?それとも、恐怖によって支配されていたのか?精神鑑定でもしないとわからないのですが・・・

ツッコミどころは沢山あるんです。
最初の子供のトラブルについては、示談するにせよ、被害者側に謝罪するなら、被害者に会って謝罪するはずなので、架空の事件なら被害者はいなかったはずなんですよね。
被害者まで捏造していたのか?それに、示談なら示談でその示談の場に立ち会っていないのか?

示談と言う話になっているのに、夫には相談していないのか?
夫がこの話を聞けば、何らかの対応をしていた可能性がありますよね?
夫が聞けば、弁護士を通して示談しようか?なんて話になってもおかしくありませんし、幼稚園での出来事なら、幼稚園に問い合わせているかもしれませんよね。

なので、ここまでの情報を見ると、どうも相談するべき相手に相談していないのではないか?と思うんですが・・・どうなんでしょうね。
夫の浮気を疑っていたので、相談できなかったのかな?
でも、それなら、夫じゃなく、自分の両親とか親族もいたと思うんですよね。
誰にも相談せずに、自分だけで解決しようとして、追い込まれている、そんな印象ですね。

次回に続く
参考リンク
福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その2(3月3日報道)
福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その4(3月5日報道)

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2021/07/25

福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その2(3月3日報道)

1)母親のI容疑者(39)と知人のA容疑者(48)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕。3月3日、両容疑者を福岡地検に送検した。

2)捜査関係者によると、I容疑者は、A容疑者から「(三男が)言うことを聞かなければ罰としてご飯を抜くように」と命じられ、無断で家の外に出た三男の食事を抜いたほか、約10日間にわたり水しか与えなかったこともあったとのこと。

3)司法解剖で胸腺の萎縮も確認された。虐待など強いストレスを受けた場合にみられる所見で、福岡県警は三男が食事を抜かれるなどの虐待を日常的に受けていたとみて調べているとのこと。

4)A容疑者が碇容疑者の生活保護費を口座振り込みではなく現金で支給するよう担当者に求めていたことも新たに判明した。県警は、A容疑者が一家の生活費を搾取している証拠を残さないように仕向けていた可能性もあるとみて捜査しているとのこと。

関係者によると、離婚したI容疑者は19年10月に生活保護を申請。担当職員が制度説明のために家庭訪問すると、同席したA容疑者は「(I容疑者の)借金相手に『通帳を見せろ』と言われ、生活保護費の振り込みがあれば受給がばれてしまう」などと主張し、現金支給を要求したとのこと。

支給は原則、口座振り込みのため実現はしなかったが、県警は、A容疑者がI容疑者の口座から生活保護費を引き出す姿が防犯カメラに証拠として残る事態を避けようとした可能性もあるとみているとのこと。

5)I容疑者は貯金を取り崩したり、車を売却したりして金を工面。生活費も搾り取られる形でA容疑者に金が渡り、その総額で1000万円を超えるとみられるとのこと。

6)A容疑者は「子どもが太っていたら、夫との裁判で養育費や慰謝料が取れない。監視カメラで見張っている」とI容疑者に嘘を信じ込ませていた。

7)篠栗町 こども育成課長によると「母親から信頼する友人ということで、同席を母親本人も望んでいる」町の職員が面会を行った際、I容疑者は「信頼する友人」の同席を求めることがあったとのこと。
その同席した友人がA容疑者とみられる。
その際、A容疑者は職員とI容疑者の話に割って入ったり、なぜ来たのかと聞いてきたとのこと。

8)三男は、亡くなる3カ月ほど前の2020年1月に幼稚園を退園。
I容疑者は調べに対し、「職員に虐待を疑われるのが嫌で辞めさせた。知人の女に退園を勧められていた」と容疑を認めているとのこと。

9)当時、I容疑者の知人には、金を無心する電話がたびたびかかってきていたとのこと。
I容疑者の知人によると
「(電話で)旦那と離婚して家賃が払えなくて大変だからお金を貸してくれないかという内容でした。その後、毎日1週間ほど、トータルで数百件になるのかな。泣きつくような人では無かったのでちょっとびっくりはしました」とのこと。

10)町によると、2019年9~11月、三男が通う幼稚園や兄2人の小学校から、子供たちの体重減少が気になる一方、母親のI容疑者とは連絡が取りにくくなっているとの情報があり、町や児相などがI容疑者の家庭を見守り対象にしていたとのこと。

20年3月5日に福岡県警粕屋署から児相に「子供を残して外出するなど心理的虐待や育児放棄の疑いがある」と通告があり、児相の職員が同月11日に家庭を訪問して、三男と兄2人の元気な姿を直接確認した。その際、A容疑者の可能性がある女性が「母親はこの1カ月ほど体調が悪くて起き上がれない」と応対したという。この約1カ月後に三男は死亡した。

また、町教委こども育成課の課長は、I容疑者との面談に同席することもあったA容疑者について「信頼している友人ということで母親が同席を望んでいた。町としては、幼稚園の時から送迎を一緒にしている非常に面倒見のいい、仲の良い友人という認識だった」と明かしたとのこと。

11)去年3月の最後の家庭訪問では、三男がはきはきと応対していて、顔色もよかったことなどから、差し迫った状況ではないと判断したとのこと。

時系列
2016年04月 二人が出会う
2019年05月 I容疑者が離婚
2019年06月~2020年06月まで詐欺や窃盗で現金等を搾取
2019年08月 三男の食事の量や回数を減らし始める
2019年09月 見守り対象になる
2019年10月 生活保護を申請
2020年
01月   三男が幼稚園を退園
02月   近隣住民が虐待を疑い警察に相談
03月05日 育児放棄で通告される
03月11日 児相が家庭訪問
03月下旬 三男が重度の低栄養状態
04月18日 三男が餓死
その後  二人の兄弟は児相が一時保護した
2021年
03月02日 保護責任者遺棄致死で逮捕
03月03日 送検

こんなところですね。
どうもA容疑者から最初のアプローチは「夫の浮気調査」と言う事のようですね。
I容疑者の「夫が浮気しているのでは?」と言う不安につけ込んで「浮気調査」をする理由を作ったんでしょうね。

それが原因かわかりませんが、A容疑者と出会って3年後にI夫婦は離婚しています。
もし、A容疑者の嘘が理由ならば、I容疑者は夫の言葉よりも、A容疑者の言葉を信じたと言う事なんでしょうね。

まー人は「自分の見たい物を見る」事があるので、潜在的にI容疑者はその嘘を信じたい心理状態だったのかな?
このあたりは、公判で事情が出てくるんじゃないかな?

さて、一方で児相の関与も出てきましたね。
4月に亡くなる3ヶ月前の1月に幼稚園を退園してます。
通常なら理由もなく退園するなんて事は無いので、不自然と感じる部分ではあるのですが、この頃には生活保護を申請するほど、経済的に困窮が始まっていた頃だから、経済的な貧困が退園の理由と説明されれば、担当者も違和感を感じなかったのかもしれませんね。

2年前から見守り対象になっていたんですが、対応に問題が無かったか?はこれからの検証によるでしょうね。

参考リンク
福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その1(3月2日報道)
福岡県篠栗町5歳児虐待死事件その3(3月4日報道)

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